JPH08179218A - 顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡システム

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JPH08179218A
JPH08179218A JP6324478A JP32447894A JPH08179218A JP H08179218 A JPH08179218 A JP H08179218A JP 6324478 A JP6324478 A JP 6324478A JP 32447894 A JP32447894 A JP 32447894A JP H08179218 A JPH08179218 A JP H08179218A
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JP
Japan
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optical
optical member
specification data
objective lens
input
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JP6324478A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Yamada
達喜 山田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】任意の諸元データを有する光学部材の追加登録
を可能とすると共に、照明系及び焦準系の最適化制御を
可能とし、且つ操作性の改善を図る。 【構成】各種光学部材を光路に対して挿脱する電動挿脱
手段と、前記光学部材の光路に対する挿脱状態を検出す
る検出手段と、操作者から与えられる制御指示を入力す
る入力手段と、前記検出手段から前記光学部材の挿脱状
態が入力されると共に、前記入力手段から入力された制
御指示に対応して該当する光学部材を挿脱制御すべく前
記電動挿脱手段に対して制御指令を出力する制御手段と
を備えた顕微鏡システムにおいて、各種光学部材の諸元
データを任意に設定する設定手段と、この設定手段によ
り設定された光学部材諸元データが記憶され、電源しゃ
断後においてもその諸元データを保持する記憶手段と、
各種光学部材の諸元データの内容を表示する表示手段と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の光学部材を電動
で光路に対して挿脱することが可能な顕微鏡システムに
おいて、特に顕微鏡に装着する光学部材の諸元データに
応じて適切な観察状態を自動制御する顕微鏡システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に顕微鏡の光学的性能を決定する最
大要因は、対物レンズ自体の光学的性能にあるが、この
対物レンズに入射する照明光が適切でないと対物レンズ
の性能を十分に活かすことができない。
【0003】従って、対物レンズの切換えに応じてコン
デンサトップレンズ及びコンデンサ光学素子の切換え、
開口絞り及び視野絞りの調整、光源電圧の調整あるいは
NDフィルタの挿脱制御を行い、視野の明るさ、コント
ラスト、解像力等を適正にする操作が必要となる。
【0004】同様に明視野、位相差、微分干渉、蛍光と
いった種々の検鏡法を実現する場合、キューブカセッ
ト、レボルバ、コンデンサといった各光学支持部材に必
要な光学部材を装着し、所望とする検鏡法に応じて適切
に光学部材を光路に挿脱制御しなければならない。
【0005】ところで、光学部材を光路に挿脱制御可能
な顕微鏡として、特公平5−16006号公報に見られ
る「自動制御式照明光学系を備えた顕微鏡」がある。こ
の顕微鏡では対物レンズの倍率と開口数を入力すること
により、予め装置に組込まれた各光学部材の諸元データ
を活用して光学部材の光路への挿脱制御の自動化を行っ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
自動化顕微鏡装置では、予め固定化して装置に組込まれ
た各種光学部材の諸元データを活用しており、多様化す
る観察対象及び観察方法に応じた様々な諸元データを有
する対物レンズの対応が迅速に行えないといった問題が
ある。
【0007】また、各光学支持部材に取付け可能な光学
部材の種類が増加したことにより、目的とする顕微鏡観
察を行うためには、どの光学部材を各光学支持部材に取
付ければ良いかの判断が極めて煩雑となってきた。
【0008】例えば透過位相差観察を行うためには、対
物レンズ、コンデンサトップレンズ、位相差リング素子
をどの組合わせで取付ければ良いか、ある蛍光色素で標
識された標本を落射蛍光と透過微分干渉で同時観察する
場合には、キューブ、対物レンズ、コンデンサトップレ
ンズ、ノマルスキープリズム素子の組合せをどうすれば
良いかといったことを観察者が独自で判断しなければな
らない。
【0009】本発明は、以上のような実情に鑑みなされ
たもので、任意の諸元データを有する光学部材の追加登
録を可能とすると共に光学部材の選択支援を行うことに
より、照明系及び焦準系の最適化制御を可能とし、且つ
操作性の改善を図ることができる顕微鏡システムを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下のような手段を講じた。請求項1に
対応する発明は、各種光学部材を光路に対して挿脱する
電動挿脱手段と、前記光学部材の光路に対する挿脱状態
を検出する検出手段と、操作者から与えられる制御指示
を入力する入力手段と、前記検出手段から前記光学部材
の挿脱状態が入力されると共に、前記入力手段から入力
された制御指示に対応して該当する光学部材を挿脱制御
すべく前記電動挿脱手段に対して制御指令を出力する制
御手段とを備えた顕微鏡システムにおいて、各種光学部
材の諸元データを任意に設定する設定手段と、この設定
手段により設定された光学部材諸元データが記憶され、
電源しゃ断後においてもその諸元データを保持する記憶
手段と、前記設定手段により設定された各種光学部材の
諸元データの内容を表示する表示手段とを設ける。
【0011】請求項2に対応する発明は、上記の構成に
加え、入力手段より各種光学部材の諸元データの条件が
入力されると予め記憶手段に登録されている光学部材並
びに新規光学部材の中から条件に合致する光学部材を検
索する検索手段を設ける。
【0012】請求項3に対応する発明は、上記の構成に
加え、各種光学部材の諸元データを記録した情報記録媒
体と、この情報記録媒体が着脱自在に装着されると共
に、その装着された情報記録媒体と装置本体とを電気的
に接続する装着部と、前記装着部に装着されている情報
記録媒体に記録されている光学部材諸元データを前記記
憶手段に復元する復元手段を設ける。
【0013】
【作用】請求項1に対応する発明の顕微鏡システムにあ
っては、各種光学部材の諸元データを設定手段により任
意に設定でき、電源しゃ断後においても保持される光学
部材諸元データ記憶手段に格納することにより、新規諸
元データを有する光学部材の追加が可能となる。そし
て、入力手段により前記新規光学部材を光学支持部材へ
の装着設定を行うことにより、設定された諸元データに
基づいて照明系、焦準系等の最適制御を行い、良好な顕
微鏡観察が行える。
【0014】請求項2に対応する発明の顕微鏡システム
にあっては、検鏡条件及び光学部材の諸元データ条件を
入力手段より入力することにより、装置に予め登録され
ている光学部材並びに新規光学部材の中から条件に合致
する光学部材の選択が可能となり、上記の作用効果に加
えて顕微鏡の環境構築が容易に行える。
【0015】請求項3に対応する発明の顕微鏡システム
にあっては、装着部に装着された情報記録媒体に格納さ
れている各種光学部材の諸元データを復元手段により光
学部材諸元データ記憶手段に格納することが可能とな
り、上記の作用効果に加えて諸元データの設定操作を簡
略化できると共に、誤入力の防止が可能となる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例に係る顕微鏡装置の
全体構成を示しており、図2は該顕微鏡の光学系の構成
を示している。
【0017】本実施例の顕微鏡装置における光学系は、
例えばハロゲンランプからなる透過照明用光源1からの
光をコレクタレンズ2で集光して透過用フィルターユニ
ット3へ入力する。
【0018】透過用フィルターユニット3は、透過照明
用光源1の色温度を変えずに明るさの調光を行う複数枚
のNDフィルターと、色補正を行うための複数枚の補正
フィルターとからなり、任意のフィルターを照明光学系
の光路中に選択的に挿脱可能になっている。
【0019】上記透過用フィルターユニット3を透過し
た照明光を、透過視野絞り4、透過開口絞り5、コンデ
ンサ光学素子ユニット6、コンデンサトップレンズユニ
ット7を介して試料ステージ8の下方からステージ上の
観察試料Sを照明する。
【0020】なお、コンデンサ光学素子ユニット6は光
路中に選択的に挿入される複数のユニット6a〜6cか
らなり、コンデンサトップレンズユニット7は光路中に
選択的に挿入される複数のユニット7a,7bからな
る。また、試料ステージ8は観察試料Sを光軸と直交す
る平面内で2次元移動できると共に、ピント合せのため
光軸方向へ移動可能になっている。
【0021】上記試料ステージ8の上方には、複数のユ
ニットからなる複数の対物レンズ9a〜9cがレボルバ
10に保持されている。レボルバ10はその回転により
観察光路内の光軸上に挿入すべき対物レンズが挿入可能
に構成されている。
【0022】レボルバ10は、例えば顕微鏡のアーム先
端部に回転自在に取付けられており、そのアーム先端部
の観察光路上にキューブユニット11が配設されてい
る。このキューブユニット11は、各種検鏡法により選
択的に挿入される複数のユニット11a〜11cからな
る。
【0023】キューブユニット11を透過した光をビー
ムスプリッタ12で2方向に分岐し、一方の光をビーム
スプリッタ13を介して接眼レンズ14へ導いている。
なお、ビームスプリッタ12,13は光路に対して挿脱
可能になっている。
【0024】また、水銀ランプ等からなる落射照明用光
源15からの光を落射用フィルターユニット16、落射
シャッター17、落射視野絞り18、落射開口絞り19
を介してキューブユニット11の光路中に挿入されてい
るユニットに入射し、観察試料S側へ反射させて落射照
明する。
【0025】なお、落射用フィルターユニット16は落
射照明用光源15の色温度を変えずに明るさの調光を行
う複数枚のNDフィルターと、色補正を行うための複数
枚の補正フィルターとから構成される。
【0026】一方、観察光路上に挿入されたビームスプ
リッター12で分岐された他方の光を写真撮影用光路に
導いている。写真撮影用光路に対してビームスプリッタ
ー20が挿脱自在に設けられており、光路中に挿入され
たビームスプリッター20で分岐した一方の光を結像レ
ンズを介してピント検知用受光素子21へ入射してい
る。このピント検知用受光素子21はピント検知用の光
量を測光するためのものである。
【0027】また、写真撮影用光路のビームスプリッタ
20で分岐した他方の光を写真撮影用倍率を任意に調整
するズームレンズ22を介して該光路中に挿入されたビ
ームスプリッター23に入射する。このビームスプリッ
ター23は光路に対して挿脱自在になっており、光路内
に挿入したビームスプリッター23で反射させた光を、
さらに別のビームスプリッター24に反射して2方向に
分岐している。ビームスプリッター24で反射した光は
写真用受光素子25に入射している。このビームスプリ
ッター24も光路に対して挿脱自在になっている。
【0028】光路内に挿入したビームスプリッター24
で反射した光は写真用受光素子25に入射している。写
真用受光素子25は写真撮影の露出時間を測光するため
の素子である。そして、ビームスプリッター24を光路
から脱した状態で、ビームスプリッター23で反射させ
た光を写真撮影用シャッター26を介して写真撮影用の
フィルムを収納したカメラ27に入射している。
【0029】次に本実施例の顕微鏡装置における制御系
の構成について説明する。装置全体の動作を管理してい
るメインコントロール部30に対して専用シリアルバス
31を介して写真撮影コントロール部32、AFコント
ロール部33、フレームコントロール部34、透過フィ
ルターコントロール部35、透過視野絞りコントロール
部36、コンデンサコントロール部37、落射絞りコン
トロール部38、落射フィルターコントロール部39を
それぞれ接続している。
【0030】写真撮影コントロール部32は、ビームス
プリッタ12,20,24を光路中に挿脱するための駆
動及び制御と、ズームレンズ22の駆動及び制御と、写
真用受光素子25の測光値から写真撮影時間を算出する
ための演算処理と、写真撮影用シャッターの開閉駆動制
御と、カメラ27のフィルム巻上げ、巻き戻し制御とを
行う。
【0031】AFコントロール部33は、ピント検知用
受光素子21からのデータで所定の合焦演算を行い、そ
の演算結果に応じて試料ステージ8を駆動することによ
り自動合焦検出を行う。
【0032】フレームコントロール部34は、透過照明
用光源1、落射照明用光源15、レボルバー10、キュ
ーブユニット11、落射シャッター17を駆動制御する
ものである。
【0033】透過フィルターコントロール部35は、透
過用フィルターユニット3の駆動及び制御を行い、透過
視野絞りコントロール部36は透過用視野絞りの駆動及
び制御を行う。また、コンデンサコントロール部37は
コンデンサ光学素子ユニット6、コンデンサトップレン
ズユニット7、透過用開口絞り5の駆動及び制御を行
う。
【0034】落射絞りコントロール部38は、落射視野
絞り18、落射開口絞り19の駆動及び制御を行う。ま
た、落射フィルターコントロール部39は落射用フィル
ターユニット16の駆動及び制御を行う。
【0035】上記各コントロール部32〜39は、それ
ぞれそれぞれ図3に示す回路構成を備えている。即ち、
各コントロール部は、CPU回路41と、このCPU回
路41からの指令で制御対象の光学ユニットを駆動する
駆動回路42と、制御対象の光学ユニットの位置を検出
してCPU回路41へ知らせる位置検知回路43と、C
PU回路41と専用シリアルバス31と、CPU回路4
1と専用シリアル通信I/F回路44と、その他の図示
しない周辺回路とを内蔵する。
【0036】上記CPU回路41は、CPU45がRO
M46、RAM47にCPUバス48を介して接続さ
れ、ROM46に各々の制御内容を記述したプログラム
が記憶され、RAM47に制御演算用のデータが格納さ
れている。そして、各コントロール部32〜39に専用
シリアルバス31を介してメインコントロール部30か
ら制御指示が送込まれると、CPU45がROM46の
プログラムに従って動作することにより各々受持ちの光
学ユニット等の制御が行われる。
【0037】図4はメインコントロール部30と操作パ
ネル装置の構成を示す図である。コントロール部30
は、CPU100に対して内部バス120を介してRO
M101、RAM102、不揮発性メモリ113、フォ
ントデータROM103、補助記憶装置104、表示用
メモリ105等が接続されている。
【0038】ROM101には、各種の制御内容を記述
したプログラムと演算制御用のデータが格納され、特に
後述する光学部材の諸元データの登録処理を記述した登
録プログラム、光学部材の諸元データの検索処理を記述
した検索プログラム、標準光学部材の諸元を定義した光
学部材諸元データが格納されている。
【0039】RAM102には、刻々と変化する制御並
びに演算用の各種作業データが格納される。不揮発性メ
モリ113には、詳細を後述する追加光学部材の諸元を
定義した光学部材諸元データ、光学支持部材の装着を定
義した光学部材装着データが格納されている。
【0040】フォントデータROM103は、英語、日
本語、特殊図形及び特殊文字等のフォントデータが格納
されている。補助記憶装置104は、ICカード等の情
報記憶媒体に対して情報を読書きできる構成となってい
る。表示用メモリ105には、表示装置109に表示す
るデータがCPU100より書込まれる。
【0041】また、CPU100は専用シリアル通信イ
ンターフェース回路106を介してパーソナルコンピュ
ータなどからなる遠隔制御用ホスト装置108に接続さ
れている。
【0042】一方、上記表示用メモリ105に格納され
た表示データを表示装置109に表示することにより観
察者に操作入力のための画面が提供される。この表示装
置109に表示された画面に対してタッチパネル、ジョ
グダイヤル、専用スイッチなどからなる操作指示部材1
10から指示入力する。操作指示部材110から指示入
力された情報は検出回路111で検出されてCPU10
0へ入力される。また、CPU100にはブザー音を出
力する音源112が接続される。
【0043】図5はメインコントロール部30の外観図
を示している。メインコントロール部30は、ICカー
ド121を装填するための装着部122を備えており、
装着部122に装填されたICカード121が補助記憶
装置104に電気的に接続される。
【0044】次に上記のように構成された顕微鏡システ
ムの動作について説明する。まず、新規諸元データを有
する光学部材の登録動作について図6乃至図9を用いて
説明する。
【0045】任意の諸元データの設定対象となる光学部
材としては、対物レンズ、キューブ、コンデンサトップ
レンズ(以後、トップレンズと略す),コンデンサ光学
素子(以後、光学素子と略す)、フィルタ、接眼レンズ
等がある。以下では、対物レンズの諸元データ設定を例
にして説明する。
【0046】図6に示す対物レンズ諸元データ設定画面
は、諸元データ表示領域200と諸元データ設定スイッ
チ領域201で構成されている。設定スイッチ201a
〜201eのいずれかを押し下げると、図7に示すキー
ボード画面が表示され、対物レンズの名称、倍率、開口
数、焦点距離、作動距離が設定可能となる。
【0047】例えば、対物レンズの名称設定スイッチ2
01aを押し下げると、図7に示すキーボード画面が表
示され、キー入力領域202aの任意のスイッチを押し
下げることにより対物レンズ名称が設定できる。
【0048】そして、入力された対物レンズ名称は、表
示領域202bに表示されて確認が可能となり、設定を
有効とする場合は設定完了スイッチ202cを、設定を
中止する場合は設定取消スイッチ202dを押し下げて
図6の対物レンズ諸元データ設定画面表示に戻る。
【0049】設定完了スイッチ202cが押し下げられ
た場合は、RAM102に設けられた対物諸元データ設
定用作業域に対物レンズ名称が格納されると共に、諸元
データ表示領域200aの対物レンズ名称表示が更新さ
れる。なお、対物諸元データ設定用作業の構成を図8に
示す。
【0050】対物レンズ属性の設定は、設定スイッチ2
01fを押し下げることにより行われ、図示しない対物
レンズ属性設定画面が表示され、乾燥、油浸、水浸、液
浸のいずれかを選択することにより設定される。
【0051】そして、上記の対物諸元データ設定用作業
域への格納と、諸元データ表示領域200aへの設定内
容表示が行われる。透過検鏡条件の設定は、設定スイッ
チ201g〜201kを押し下げることにより行われ
る。具体的には図9に示す対物レンズの透過検鏡条件設
定画面において、当該対物レンズが当該検鏡不可の場合
は検鏡不可スイッチ203bを、検鏡可能な場合は検鏡
可能スイッチ203aを押し下げる。
【0052】検鏡可能スイッチ203aが押し下げられ
ると、上記設定手段で設定された当該対物レンズの倍
率、開口数、属性と当該検鏡に応じて適当な初期値が自
動選択され、コンデンサ条件表示域203eに表示され
る。
【0053】操作者が別のコンデンサ条件を設定したい
場合は、トップレンズ選択スイッチ203cまたは光学
素子選択スイッチ203dを押し下げて行う。すなわ
ち、トップレンズ選択スイッチ203cが押し下げられ
た場合はトップレンズ名称一覧が、光学素子選択スイッ
チ203dが押し下げられた場合は光学素子名称一覧
が、スクロール表示領域203eに表示され、図示しな
いJOGダイアルの回転操作により任意の光学部材を選
択できる。
【0054】諸元データの選択が完了したら設定完了ス
イッチ203gを押し下げることにより、図6の対物レ
ンズ諸元データ設定画面表示に戻り、対物諸元データ設
定用作業域への格納と諸元データ表示領域200cへの
設定内容表示が行われる。
【0055】以上の設定操作により、対物レンズの諸元
データ入力が終了したら光学部材登録スイッチ201p
を押し下げることにより、上記の対物諸元データ設定用
作業領域の内容が電源しゃ断後も値を保持する不揮発メ
モリ113に設けらた光学部材諸元テーブルに格納さ
れ、対物レンズの諸元データ設定が完了する。
【0056】なお、格納の際に対物レンズを一意に識別
できる対物レンズ識別IDが付与され、以後本IDを用
いて対物レンズの識別が行われることになる。同様な操
作によりキューブ、トップレンズ、光学素子、フィル
タ、接眼レンズの諸元データが設定可能であり、設定さ
れた諸元データは不揮発メモリ113に設けられた光学
部材諸元テーブルに格納される。
【0057】次に前記の光学部材登録動作により追加さ
れた新規光学部材を使用して照明系並びに焦準系が最適
制御される動作について説明する。まず、各光学支持部
材の各取付位置に装着される光学部材の設定を行う。
【0058】以下ではレボルバ7に装着する対物レンズ
の設定について図10に示す対物レンズ装着設定画面を
用いて説明する。対物レンズ装着設定画面は、レボルバ
穴位置選択スイッチ204a〜204fと対物レンズ名
称の一覧を表示するスクロール表示領域206と、現在
の対物レンズ装着状況を表示する対物レンズ装着状況表
示領域207と、対物レンズ装着設定スイッチ205で
構成される。
【0059】なお、スクロール表示領域206には、R
OM101に配置されている対物諸元テーブルに格納さ
れている標準対物レンズと不揮発メモリ113に配置さ
れている対物諸元テーブルに格納されている追加対物レ
ンズの名称一覧とが表示される。
【0060】レボルバ穴位置選択スイッチ204a〜2
04fのいずれかを押し下げることにより、CPU10
0より専用シリアルバス31を介して、当該レボルバ穴
位置が光路に対して挿入する制御指示指令がフレームコ
ントロール部34に送出され、レボルバ7を回転制御す
ることにより対象レボルバ穴位置が光路に対して挿入さ
れる。そこで、光路上のレボルバ穴位置に観察者が対物
レンズを取付けることになる。
【0061】次にスクロール表示領域206に表示され
ている対物レンズ名称一覧の中から対応する対物レンズ
を図示しないJOGダイヤルを回転することによりカー
ソルを移動して選択する。そして、装着設定スイッチ2
05を押し下げることにより、当該レボルバ穴位置の対
物レンズの設定が終了し、不揮発性メモリ113に設け
られた光学部材装着テーブルに格納されると共に、対物
レンズ装着設定表示領域207の表示が更新される。
【0062】同様の操作により、キューブ、トップレン
ズ、光学素子、フィルタ、接眼レンズの諸元データが設
定可能であり、不揮発性メモリ113らに設けられた光
学部材装着テーブルに格納される。
【0063】以後、対物レンズの切換え、検鏡法の切換
え、観察光路の切換え等の制御指示が操作指示部材11
0に設けられた入力手段より入力されると、ROM10
1に格納されている制御プログラムにより不揮発性メモ
リ113に配置されている光学部材装着テーブルと、R
OM101または不揮発性メモリ113に配置されてい
る光学部材諸元テーブルを利用して、各コントロール部
32〜39に専用シリアルバス31を介して制御指示が
送り込まれ、CPU45がROM46のプログラムに従
って動作することにより、各々受持ちの光学ユニットの
制御が行われる。
【0064】以下、落射蛍光と透過微分干渉の同時観察
時の対物レンズ切換えを例として、諸元データを活用し
た最適制御について説明する。まず、操作指示部材11
0より対物レンズ切換え指示が入力されると、指定対物
レンズを光路に挿入すべく制御指示命令が専用シリアル
バス31を介してフレームコントロール部34に送ら
れ、レボルバ7の回転制御により当該対物レンズが光路
に挿入される。
【0065】トップレンズ及び光学素子は、光路に挿入
される対物レンズに対応する諸元テーブル内の透過微分
干渉条件で定義されている光学部材を光路に挿入すべく
コンデンサコントロール部37に制御指示が送られ、対
物レンズの諸元に応じた適切なコンデンサ光学部材が光
路に対して挿脱制御される。
【0066】透過視野絞り径φFSは次式により算出さ
れる。 φFS={視野数/(対物レンズ倍率×ズーム倍率×視
野絞り投影倍率)}×Kfs(mm) ここで、視野数は接眼レンズ14の視野数で、図示しな
い接眼レンズ諸元テーブルより求まり、対物レンズ倍率
は図11の対物レンズ諸元テーブル、視野絞り投影倍率
は図12のトップレンズ諸元テーブルより求まる。ま
た、ズーム倍率は写真撮影コントロール部37からの倍
率変化通知時にRAM102に格納されているので、そ
の値を用いることになる。
【0067】なお、Kfsは視野外接時を1とする補正
係数で初期値は1が設定されてるが、操作者が図示しな
い操作により任意に可変でき、不揮発性メモリ113に
配置されているので、電源しゃ断後もその値は保持され
る。
【0068】従って、上記計算をCPU100が行い、
求まった透過視野絞り径を透過視野絞りコントロール部
36に制御指示することにより透過視野絞り径が最適に
開閉制御され、対物切換えに伴う絞り過ぎによる視野の
ケラレ、並びに開き過ぎによるフレアの増加といった現
象を防止できる。
【0069】透過開口絞り径φASは次式により算出さ
れる。 φAS=2×対物レンズ開口数×トップレンズ焦点距離
×Kas1[mm] ここで、対物レンズ開口数は図11の対物レンズ諸元テ
ーブルより、トップレンズ焦点距離は図12のトップレ
ンズ諸元テーブルにより求まる。
【0070】なお、Kas1は対物レンズの瞳径外接時
を1とする補正係数で初期値は0.8に設定されている
が、操作者が図示しない操作により任意に可変且つ記憶
保持できる。
【0071】従って、上記計算をCPU100が行い、
求まった透過開口絞り径をコンデンサコントロール部3
7に制御指示することにより、透過開口絞り径が最適に
開閉制御され、対物切換えに伴う開口絞りの絞り過ぎ、
あるいは開き過ぎによるコントラストの低下及び分解能
の低下といった現象を防止できる。
【0072】観察面での明るさを最適にするための透過
NDフィルタの組合せは次式により算出される。なお、
NDフィルタは透過率が1/2,1/4,1/16,1
/64の4枚が透過フィルタユニット3に装着されてい
るものとする。
【0073】logaND=−37−logaOB−l
oga(1/ズーム倍率2 )−logaBi+(4×K
nd) ここで、logaは低が21/4 の対数を表し、定数37
は顕微鏡装置の光学性能によって決定される定数で、O
Bは対物レンズの明るさ係数でUplanApo10×
(開口数2 /倍率2 )を1とした場合の比率であり、当
該対物レンズの諸元テーブルより算出される。
【0074】また、Biは観察面への100%光路を1
とした場合の光量比、Kndは標本状態等により観察者
により設定される補正係数で初期値は0が設定されてい
る。従って、上記計算をCPU100が行い、求まった
logaND値より図14に示すNDフィルタり光路へ
のIN/OUTの組合せを求め、透過フィルタコントロ
ール部35に制御指示することにより、対物切換えに伴
う明るさの自動調光ができる。
【0075】落射開口絞り径φASは次式により算出さ
れる。 φAS=2×対物レンズ開口数×対物レンズ焦点距離×
開口絞りの投影倍率×Kas2[mm] ここで、対物レンズ開口数、対物レンズ焦点距離は図1
1の対物レンズ諸元テーブルより求まり、開口絞りの投
影倍率は顕微鏡装置の光学設定で決定される定数であ
る。
【0076】なお、Kas2は対物レンズの瞳径外接時
を1とする補正係数で操作者が図示しない操作により任
意に可変且つ記憶保持できる。従って、上記計算をCP
U100が行い、求まった落射絞りコントロール部38
に制御指示することにより、対物切換えに伴う落射開口
絞りの最適制御が行われる。
【0077】また、焦点系の自動制御については、図1
1の対物レンズ諸元テーブルより求まる対物レンズ倍
率、もしくは分解能をAFコントロール部33に送信す
ることにより実現される。
【0078】すなわち、AFコントロール部33は、C
PU100より受信した対物レンズ倍率もしくは分解能
を基に顕微鏡に装着されている図示しない焦準ハンドル
の回転数に応じてステージ8の上下移動量を決定する。
【0079】従って、対物レンズの諸元に応じて標本側
焦点深度が大きく作動距離の大きい低倍率時は移動量を
大きく、標本側焦点深度が小さく、作動距離の小さい高
倍率時は移動量が小さくといった制御が可能となり、ス
テージ上下制御の最適化並びにオートフォーカスの高速
化が可能となる。
【0080】次に光学部材の検索手段の実施例を図15
乃至図18を用いて説明する。まず、対物レンズの検索
手段を図15及び図16により説明する。スイッチ20
9a〜209iの検鏡選択スイッチを押し下げることに
より目的とする検鏡法を選択する。例えば透過明視野と
透過微分干渉と落射蛍光観察が行える対物レンズを検索
する場合は、スイッチ209a,209c,209iを
押し下げることになる。
【0081】そして、選択された検鏡法による観察可能
な対物レンズがROM101及び不揮発性メモリ113
に配置されている対物レンズ諸元テーブルより検索さ
れ、スクロール表示領域212に名称と可能な検鏡法の
一覧が表示される。
【0082】更に、対物レンズの検索条件を追加してス
クロール表示領域212に表示される一覧表示数を絞っ
たり、ある諸元データをキーとして並び変えることによ
り、目的とする対物レンズの検索がより容易となる。設
定はスイッチ210を押し下げることにより表示される
図16の検索条件追加画面で行う。
【0083】ソート条件スッチ214a〜214eのい
ずれかを選択することで、より性能の高い順での並び変
え指定が可能となる。即ち、倍率スイッチ214bを押
し下げることで高倍率順で、開口数スイッチ214cの
選択で高開口数順、作動距離スイッチ214dの選択で
長作動距離順、明るさスイッチ214eの選択で明るい
(開口数2 /倍率2 の大きい)順での一覧表示が行え
る。
【0084】なお、倍率>開口数>作動距離>明るさと
いった検索条件の優先順を付加すれば、複数のソート条
件スイッチを押し下げことにより、例えば高倍率で長作
動距離順の一覧表示が可能となる。
【0085】また、属性スイッチ215b〜215eの
いずれかを押し下げることにより、乾燥、油浸、水浸、
液浸といった属性を検索条件に追加できる。そして、ト
ップレンズ条件スイッチ216aまたは光学素子スイッ
チ217bを押し下げることによりスクロール表示域2
18にトップレンズあるいは光学素子名の一覧を表示
し、図示しないJOGダイアル回転操作で選択すること
により、コンデンサ条件の追加が可能となる。なお、選
択されたコンデンサ条件は表示領域219に表示され
る。
【0086】上記操作により、検索条件の追加設定が完
了したらスイッチ220aを押し下げることにより、図
15の対物レンズ検索画面に戻り、追加条件を満たし且
つ指定されたソート条件でスクロール表示領域212の
表示内容が更新される。そして、図示しないJOGダイ
ヤルの回転により目的とする対物レンズ名称表示位置に
カーソルを合せ、詳細表示スイッチ211を押し下げる
ことにより図示しない対物レンズ諸元データ確認画面
(内容は図6の諸元データ表示領域と同じ)が表示さ
れ、諸元データの詳細が確認できると共に、目的とする
検鏡が透過検鏡の場合には、必要なトップレンズと光学
素子の確認も可能となる。
【0087】次にキューブの検索手段について図17及
び図18を用いて説明する。スイッチ221a〜221
iの検鏡選択スイッチのいずれかを押し下げることによ
り、選択された検鏡法に対応可能なキューブ名称の一覧
がROM101または不揮発性メモリ113に配置され
ているキューブ諸元テーブルより検索され、スクロール
表示領域224に表示される。
【0088】なお、落射蛍光の場合は、U励起、B励起
といった励起法がスクロール表示領域224に表示され
るので、本画面にて励起法による蛍光キューブ検索が可
能となる。
【0089】また、落射蛍光を行う場合は、色素に応じ
たキューブを選択する必要がある。その場合は、スイッ
チ222を押し下げることにより表示される図18の色
素検索画面で選択操作を行うことになる。
【0090】即ち、スクロール表示領域227に染色法
並びに蛍光観察法の一覧が表示され、図示しないJOG
ダイアルの回転により、目的とする染色法または蛍光観
察法にカーソルを合せ、設定完了スイッチ228を押し
下げることにより図17のキューブ検索画面に表示が戻
り、指定された蛍光色素に対応したキューブ名称の一覧
のみが表示され、容易に蛍光キューブの選択が可能とな
る。
【0091】なお、図18にてバンド数選択スイッチ2
26a〜226cのいずれかのスイッチを押し下げるこ
とにより、2重染色、3重染色等の染色数に応じた一覧
表示も可能であり、染色数に応じた蛍光キューブ検索も
可能である。
【0092】次に装着部122に装着された情報記録媒
体121への光学部材諸元データの格納並びに復元動作
について説明する。本実施例では、情報記録媒体として
ICカードを例に説明する。
【0093】まず、光学部材諸元データを記録するIC
カード121は図19に示すように、対物レンズ、キュ
ーブ、トップレンズ、光学素子、フィルタ、接眼レンズ
の各光学部材の種別に応じた記憶域に分割されており、
各光学部材諸元データ記憶域は、n個の諸元テーブルよ
り構成されている。各諸元テーブルの構成は光学部材の
種別により異なり、対物レンズの場合は図11、トップ
レンズの場合は図12、キューブの場合は図13に示さ
れる構成と同じであり、他の光学部材の諸元データもR
OM102及び不揮発性メモリ113に配置されている
諸元テーブルと同一構成とする。
【0094】次に以上のように構成されたICカード1
21へ、不揮発性メモリ113に配置されている光学部
材諸元データを格納する動作について図20を用いて説
明する。
【0095】まず、スイッチ229bを押し下げること
により、ICカードへの格納モードを選択する。次にス
イッチ230a〜230gのいずれかを押し下げること
により格納対象となる光学部材種別を選択する。スイッ
チ230gが押し下げられた場合は全ての光学部材諸元
データが選択される。
【0096】また、スイッチ230a〜230fのいず
れかが押し下げられた場合はスクロール表示領域232
に当該光学部材名称の一覧が表示され、図示しないJO
Gダイアルの回転操作により格納対象を選択する。
【0097】そして、スイッチ231を押し下げること
により選択された不揮発性メモリ113内の光学部材諸
元データがICカード121へ格納される。なお、IC
カード未装着あるいはライトプロテクト状態の場合は、
図示しない警告画面が表示されると共に音源112に警
告音が出力される。
【0098】続いて、ICカード121に格納されてい
る光学部材諸元データを、不揮発性メモリ113に配置
されている光学部材諸元テーブルに復元(追加)する動
作について説明する。
【0099】まず、スイッチ229aを押し下げること
によりICカードへの復元モードを選択する。以後前記
格納動作と同様な操作を実行することにより、ICカー
ド121に格納されている光学部材諸元データが不揮発
性メモリ113に配置されている光学部材諸元テーブル
に格納される。
【0100】なお、復元の際には既に不揮発性メモリ1
13内の光学部材諸元テーブルに登録されている諸元デ
ータは復元されず、新規諸元データのみが光学部材諸元
テーブルの空き領域に追加登録される。
【0101】また、電源投入時に装着部122にICカ
ード121が装着されている場合は、全ての光学部材諸
元データの復元動作を行うことも可能である。次にメイ
ンコントロール部30にインターフェース回路107を
介して外部情報機器を接続し、光学部材諸元データを外
部情報機器に送出する動作について説明する。以下外部
情報機器としてプリンタが装着された場合を例にして図
20を用いて説明する。
【0102】まず、スイッチ229cを押し下げること
によりプリンタへの印刷モードを選択する。以後前記情
報記録媒体への光学部材諸元データの格納動作或いは復
元動作と同様な操作を行うことにより、不揮発性メモリ
113に格納されている光学部材諸元データをプリンタ
に出力できる。
【0103】なお、印刷スイッチ229cを不揮発性メ
モリ用と情報記録媒体用とで別々に設けることで、装着
部122に装着されている情報記録媒体に格納されてい
る光学部材諸元データのプリンタ出力も可能である。
【0104】また、インターフェース回路107にRS
−232C等の汎用インターフェースを用いれば、パソ
コンその他のシステムから光学部材諸元データを入力
し、不揮発性メモリ113内の光学部材諸元テーブルに
格納することや、反対に光学部材諸元データをパソコン
その他のシステムに送出可能となる。
【0105】従って、例えば公衆回線等を利用して遠隔
地からの光学部材諸元データの追加設定が可能となると
共に、フロッピーディスク等の媒体に光学部材諸元デー
タを記録し、管理並びに活用ができる。
【0106】このように本実施例によれば、操作指示部
材110あるいはICカード121あるいは外部情報機
器から、新規諸元データを有する光学部材の追加登録を
行えるようにしたので、装置に予め用意されていない新
規光学部材を使用しても、照明系並びに焦準系が適切に
制御された顕微鏡観察を行うことができる。
【0107】また、観察条件を入力することにより顕微
鏡に装着すべき光学部材を検索できるようにしたので、
観察者が目的とする顕微鏡観察を行うために必要とされ
る光学部材を独自で判断するといった煩雑な作業から開
放され、顕微鏡の環境構築を容易に行うことができる。
【0108】なお、装着部122に装着される情報記録
媒体としてICカードを用いたが、これ以外に磁気ディ
スク、光磁気ディスク、光カード等を用いることもでき
る。この他、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施
できることは言うまでもない。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、予め
対応していない光学部材を用いての照明系及び焦準系の
最適制御を行うことができると共に、光学部材の検索を
行うことにより顕微鏡の環境構築が容易になされ、操作
性の改善された顕微鏡システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る顕微鏡システムの全体
構成図。
【図2】図1に示す顕微鏡システムにおける光学系の構
成図。
【図3】図1に示す顕微鏡システムにおけるコントロー
ル部の構成図。
【図4】図1に示す顕微鏡システムにおけるメインコン
トロール部の構成図。
【図5】メインコントロール部の外観図。
【図6】対物レンズの諸元データを設定するための操作
画面図。
【図7】諸元データを任意に設定するためのキー入力画
面図。
【図8】対物レンズの諸元データ構成を示す作業領域
図。
【図9】対物レンズの透過検鏡に関する諸元データを設
定するための操作画面図。
【図10】対物レンズの光学支持部材への装着を設定す
るための操作画面図。
【図11】対物レンズの諸元テーブルの構成図。
【図12】コンデンサトップレンズの諸元テーブルの構
成図。
【図13】キューブの諸元テーブルの構成図。
【図14】光量比NDによるNDフィルタのIN/OU
T組合せ図。
【図15】対物レンズの検索を行う操作画面図。
【図16】対物レンズの検索条件を追加する操作画面
図。
【図17】キューブの検索を行う操作画面図。
【図18】蛍光色素の選択を行う操作画面図。
【図19】ICカードのメモリ構成図。
【図20】諸元データの復元、格納、印刷を行う操作画
面図。
【符号の説明】
30……メインコントロール部、31……専用シリアル
バス、32……写真撮影コントロール部、33……AF
コントロール部、34……フレームコントロール部、3
5……透過フィルターコントロール部、36……透過視
野絞りコントロール部、37……コンデンサコントロー
ル部、38……落射視野絞りコントロール部、39……
落射フィルターコントロール部、45,100……CP
U、101……ROM、102……RAM、104……
補助記憶装置、109……表示装置、110……操作指
示部材、111……検出回路、112……音源、121
……ICカード、122……装着部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種光学部材を光路に対して挿脱する電
    動挿脱手段と、前記光学部材の光路に対する挿脱状態を
    検出する検出手段と、操作者から与えられる制御指示を
    入力する入力手段と、前記検出手段から前記光学部材の
    挿脱状態が入力されると共に、前記入力手段から入力さ
    れた制御指示に対応して該当する光学部材を挿脱制御す
    べく前記電動挿脱手段に対して制御指令を出力する制御
    手段とを備えた顕微鏡システムにおいて、 各種光学部材の諸元データを任意に設定する設定手段
    と、この設定手段により設定された光学部材諸元データ
    が記憶され、電源しゃ断後においてもその諸元データを
    保持する記憶手段と、前記設定手段により設定された各
    種光学部材の諸元データの内容を表示する表示手段とを
    設け、前記制御手段は入力手段から制御指示が入力され
    ると前記記憶手段より該当する光学部材諸元データを取
    込んで光学系を制御することを特徴とする顕微鏡システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記入力手段より各種光学部材の諸元デ
    ータの条件が入力されると予め前記記憶手段に登録され
    ている光学部材並びに新規光学部材の中から条件に合致
    する光学部材を検索する検索手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の顕微鏡システム。
  3. 【請求項3】 各種光学部材の諸元データを記録した情
    報記録媒体と、この情報記録媒体が着脱自在に装着され
    ると共に、その装着された情報記録媒体と装置本体とを
    電気的に接続する装着部と、前記装着部に装着されてい
    る情報記録媒体に記録されている光学部材諸元データを
    前記記憶手段に復元する復元手段を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の顕微鏡システム。
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