JP3447357B2 - 顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡システム

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JP3447357B2
JP3447357B2 JP04099894A JP4099894A JP3447357B2 JP 3447357 B2 JP3447357 B2 JP 3447357B2 JP 04099894 A JP04099894 A JP 04099894A JP 4099894 A JP4099894 A JP 4099894A JP 3447357 B2 JP3447357 B2 JP 3447357B2
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和彦 坪田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームレンズを光軸方
向へ移動させるズーム機構及び対物レンズを切換える対
物切換機構を備えた顕微鏡システムに係り、さらに詳し
くは倍率変更に伴い自動的に調光処理を行う顕微鏡シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学顕微鏡では観察像の拡大倍率
を変更するため種々の方式が適用されている。例えば、
変倍用レンズ群が配設された円環状ターレットを顕微鏡
の観察光路近傍に設けて観察光路内に挿入する変倍用レ
ンズを切換える方式(ターレット方式)、倍率の異なる
複数の対物レンズが装着された対物レンズレボルバーに
より観察光路内に挿入する対物レンズを切換える方式
(レボルバー方式)、観察光路に挿入されズームリング
内のズームレンズ群を移動させる方式(ズーム切換方
式)などである。
【0003】ターレット方式,レボルバー方式は、目的
に合った倍率のレンズ群を予め用意しておくことによ
り、複数種類の倍率切換が可能である。また、ズーム切
換方式は、主に実体顕微鏡等で採用されており、可変範
囲内であればズームリング等の移動といった簡単な操作
でリニアに倍率変更することができる。これらの方式が
採用された光学顕微鏡では、操作性を向上させる目的
で、電気的な駆動によりレボルバー等を駆動する電動切
換構成が採られている場合がある。
【0004】光学顕微鏡における倍率変換は検鏡時に頻
繁に行われる作業である。そのため、特に電動切換方式
では、対物レンズ又は変倍レンズを指定するスイッチ、
或いはズーム比の増大及び減少スイッチと連動させた可
変方式が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した光学顕微鏡に
あっては、特に電動切換方式を採用している光学顕微鏡
では、ある特定の倍率(例えば×10)で観察する場
合、その倍率に対応したズーム比を実現するために増大
又は減少用スイッチをその倍率になるまで操作し続けな
ければならない。そのため、ズーム比を大きな幅で変化
させる場合は、所望の倍率となるまで長時間を要すると
いった問題があった。
【0006】また、ターレット方式又はレボルバー方式
と、ズーム切換方式とを同時に有している光学顕微鏡に
おいても、固定倍率以外の倍率による観察は上記同様に
ズーム比の変更操作が必要となる。しかも、かかる2方
式を同時に有する光学顕微鏡では、特殊な倍率による観
察が行われる場合がある。例えば、ある対物倍率とズー
ム比でなければ実現できない検鏡については、対物レン
ズの切換操作とズーム比の調整が必要となり操作が煩雑
であった。
【0007】また、観察倍率を変更すると観察光量及び
視野絞り比率が変倍前に比べて異なるので、対物レンズ
または変倍レンズの切換えに連動して補正する必要があ
る。このような補正機能を備えた顕微鏡が特開昭59−
177507号、特開昭59−172617号に記載さ
れている。
【0008】しかしながら、上記各公開公報に記載され
た顕微鏡は、ズームレンズの移動といったリニアに倍率
が変化する変倍動作に追従した補正を行うことはできな
い。従って、ズームレンズを移動させて観察倍率を変更
する度に、前述した補正操作が必要となり、その操作に
精通した熟練者によらなければ顕微鏡の機能を十分に引
き出すことができなかった。
【0009】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、検鏡や写真撮影等における倍率変更に伴う
光学素子の操作を簡略化することができる顕微鏡システ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような手段を講じた。請求項1に対
応する本発明は、ズームレンズを移動させるズーム機構
備えたシステムにおいて、前記ズームレンズによる倍
率を予め定められている複数段階の中から選択する第1
の倍率設定環境と前記ズームレンズによる倍率をズーム
範囲の中から任意に選択する第2の倍率設定環境とを記
憶した記憶手段と、前記第1の倍率設定環境と前記第2
の倍率設定環境のいずれの倍率設定環境を使って倍率設
定を行うのかを選択するための環境選択手段と、前記環
境選択手段で選択された倍率設定環境において前記ズー
ム機構による倍率設定を行う倍率設定手段を備えてい
る。
【0011】請求項2に対応する本発明は、上記構成の
システムにおいて、対物レンズを電動で切換える対物切
換機構を更に有し、前記ズーム機構及び前記対物レンズ
を含む光学系における観察光量,絞り径等のパラメータ
のうち少なくとも一つを記憶するパラメータ記憶手段
と、前記ズーム機構の倍率変更時に、前記パラメータ記
憶手段に記憶されている倍率変更前のパラメータを参照
し、倍率変更の前後における観察条件の変化を所定範囲
内に抑える補正手段とを備えている。
【0012】請求項3に対応する本発明は、前記補正手
段が、倍率変更の前後において観察光量が一定に維持さ
れるように、前記光学系に設けられている調光部材を制
御するものとした。
【0013】請求項4に対応する本発明は、前記補正手
段が、倍率変更の前後において絞り径の視野内比率が一
定に維持されるように、前記光学系に設けられている調
光部材を制御するものとした。
【0014】
【0015】
【作用】本発明は、以上のような手段を講じたことによ
り、次のような作用を奏する。請求項1に対応する本発
明では、環境選択手段により第1の倍率設定環境又は第
2の倍率設定環境のいずれかが選択されると、その環境
選択手段で選択された倍率設定環境下で倍率設定手段に
よる倍率設定が行なわれる。
【0016】請求項2に対応する本発明では、ズーム機
構の倍率変更時には、補正手段によりパラメータ記憶手
段に記憶されている倍率変更前のパラメータが参照さ
れ、倍率変更の前後における観察条件の変化が所定範囲
内に抑えられるように光学素子が制御されるものとな
る。
【0017】請求項3に対応する本発明では、倍率変更
の前後において観察光量が一定に維持されるように、光
学系に設けられている調光部材が補正手段によって制御
される。
【0018】請求項4に対応する本発明では、倍率変更
の前後において絞り径の視野内比率が一定に維持される
ように、光学系に設けられている調光部材が補正手段に
より制御される。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例に係る顕微鏡システムの全体構成
を示しており、図2は該顕微鏡の光学系の構成を示して
いる。
【0021】本実施例の顕微鏡システムにおける光学系
は、例えばハロゲンランプからなる透過照明用光源1か
らの光をコレクタレンズ2で集光して透過用フィルター
ユニット3へ入射する。
【0022】透過用フィルターユニット3は透過照明用
光源1の色温度を変えずに明るさの調光を行う複数枚の
NDフィルターと、色補正を行うための複数枚の補正フ
ィルターとからなり、任意のフィルターを照明光学系の
光路中に選択的に挿脱可能になっている。
【0023】上記透過用フィルターユニット3を透過し
た照明光を、透過視野絞り4,透過開口絞り5,コンデ
ンサ光学素子ユニット6,コンデンサトップレンズユニ
ット7を介して試料ステージ8の下方からステージ上の
観察試料Sを照明する。
【0024】なお、コンデンサ光学素子ユニット6は光
路中に選択的に挿入される複数のユニット6a〜6cか
らなり、コンデンサトップレンズユニット7は光路中に
選択的に挿入される複数のユニット7a,7bからな
る。また、試料ステージ8は観察試料Sを光軸と直交す
る平面内で2次元移動できると共に、ピント合わせのた
め光軸方向へ移動可能になっている。
【0025】試料ステージ上方には複数のユニットから
なる複数の対物レンズ9a〜9cがレボルバー10に保
持されている。レボルバー10はその回転により観察光
路内の光軸上に挿入すべき対物レンズを交換可能に構成
されている。レボルバー10は、例えば顕微鏡のアーム
先端部に回転自在に取付けられており、そのアーム先端
部の観察光路上にキューブユニット11が配設されてい
る。キューブユニット11は、各種検鏡法により選択的
に挿入される複数のユニット11a〜11cからなる。
キューブユニット11を透過した光をビームスプリッタ
ー12で2方向に分岐し、一方の光をビームスプリッタ
ー13を介して接眼レンズ14へ導いている。なお、ビ
ームスプリッター12,13は光路に対して挿脱可能に
なっている。
【0026】また、水銀ランプ等からなる落射照明用光
源15からの光を、落射用フィルターユニット16,落
射シャッター17,落射視野絞り18,落射開口絞り1
9を介して、キューブユニット11の光路中に挿入され
ているユニットに入射し、観察試料S側へ反射させて落
射照明する。
【0027】なお、落射用フィルターユニット16は落
射照明用光源15の色温度を変えずに明るさの調光を行
う複数枚のNDフィルターと、色補正を行うための複数
枚の補正フィルターとから構成される。
【0028】一方、観察光路上に挿入されたビームスプ
リッター12で分岐された他方の光を写真撮影用光路へ
導いている。写真撮影用光路に対してビームスプリッタ
ー20が挿脱自在に設けられており、光路中に挿入した
ビームスプリッター20で分岐した一方の光を、結像レ
ンズを介してピント検知用受光素子21へ入射してい
る。このピント検知用受光素子21はピント検知用の光
量を測光するためのものである。
【0029】また、写真撮影用光路のビームスプリッタ
ー20で分岐した他方の光を、写真撮影用倍率を任意に
調整するズームレンズ22を介して該光路中に挿入され
たビームスプリッター23に入射する。このビームスプ
リッター23は光路に対して挿脱自在になっており、光
路内に挿入したビームスプリッター23で反射させた光
を、さらに別のビームスプリッター24に入射して2方
向へ分岐している。ビームスプリッター24も光路に対
して挿脱自在になっている。光路内に挿入したビームス
プリッター24で反射した光は写真用受光素子25に入
射している。写真用受光素子25は写真撮影の露出時間
を測光するための素子である。そしてビームスプリッタ
ー24を光路から脱した状態で、ビームスプリッター2
3で反射させた光を写真撮影用シャッター26を介して
写真撮影用のフィルムを収納したカメラ27に入射して
いる。
【0030】次に、本実施例の顕微鏡システムにおける
制御系の構成について説明する。システム全体の動作を
管理しているメインコントロール部30に対して専用シ
リアルバス31を介して写真撮影コントロール部32,
AFコントロール部33,フレームコントロール部3
4,透過フィルターコントロール部35,透過視野絞り
コントロール部36,コンデンサコントロール部37,
視野絞りコントロール部38,落射フィルターコントロ
ール部39をそれぞれ接続している。
【0031】写真撮影コントロール部32は、ビームス
プリッター12,20,24を光路中に挿脱するための
駆動及び制御と、ズームレンズ22の駆動及び制御と、
写真用受光素子25の測光値から写真撮影時間を算出す
るための演算処理と、写真撮影用シャッターの開閉駆動
制御と、カメラ27のフィルム巻き上げ及び巻き戻し制
御とを行う。
【0032】AFコントロール部33は、ピント検知用
受光素子21からのデータで所定の合焦演算を行い、そ
の演算結果に応じて試料ステージ8を駆動することによ
り自動合焦検出を行う。
【0033】フレームコントロール部34は、透過照明
用光源1,落射照明用光源15,レボルバー10,キュ
ーブユニット11,落射シャッター17を駆動制御する
ものである。
【0034】透過フィルターコントロール部35は透過
用フィルターユニット3の駆動及び制御を行い、透過視
野絞りコントロール部36は透過用視野絞りの駆動及び
制御を行う。また、コンデンサコントロール部37はコ
ンデンサ光学素子ユニット6,コンデンサトップレンズ
ユニット7,透過用開口絞り5の駆動及び制御を行う。
視野絞りコントロール部38は視野絞り18,落射開口
絞り19の駆動及び制御を行う。また、落射フィルター
コントロール部39は落射用フィルタユニット16の駆
動及び制御を行う。
【0035】上記各コントロール部32〜39は、それ
ぞれ図3に示す回路構成を備えている。すなわち、各コ
ントロール部は、CPU回路41と、このCPU回路4
1からの指令で制御対象の光学ユニットを駆動する駆動
回路42と、制御対象の光学ユニットの位置を検出して
CPU回路41へ知らせる位置検知回路43と、CPU
回路41と専用シリアルバス31とを接続する専用シリ
アル通信I/F回路44と、その他の図示しない周辺回
路とを内蔵する。上記CPU回路41は、CPU45が
ROM46,RAM47にCPUバス48を介して接続
され、ROM46に各々の制御内容を記述したプログラ
ムが記憶され、RAM47に制御演算用のデータが格納
されている。そして各コントロール部32〜39に専用
シリアルバス31を介してメインコントロール部30か
ら制御指示が送り込まれ、CPU45がROM46のプ
ログラムに従って動作することにより各々受け持ちの光
学ユニット等の制御が行われる。
【0036】図4はメインコントロール部30の構成を
示す図である。同図に示すメインコントロール部30
は、上記各コントロール部と同様のCPU回路41と、
ジョグダイヤル49と、顕微鏡の各種設定状態を記憶す
るための不揮発性メモリ50と、各種操作スイッチを備
えた透明タッチスイッチパネル51と、各種情報を表示
するための表示パネル52と、専用シリアルバス31を
コントロールするための専用シリアルバス駆動回路53
とを備えている。
【0037】表示パネル52は、プラズマディスプレイ
又はLCD等の表示部材から構成されており、CPU4
5より送られてくる表示内容を表示する。表示パネル5
2に表示される各種画面はROM46に予め記憶されて
いる。透明タッチスイッチパネル51は透明シートから
なるスイッチで構成され、図5に示すように表示パネル
52の上面に貼り合わされている。透明タッチスイッチ
パネル51上の任意の位置を押下すると、その位置がC
PU45に認識されるようになっている。本実施例で
は、例えば図6に示すような初期画面を表示する。20
1〜203は区画されたスイッチエリアを示す表示であ
る。例えばスイッチエリア203を指等で押下すれば、
その押下位置データとその押下位置の表示データとから
CPU45が何のスイッチが押されたかを認識して、そ
のスイッチに対応した制御(画面出力等)が行われるよ
うにしている。
【0038】本実施例では、メインコントロール部30
のROM46に、図6に示す初期画面の他に、ズーム倍
率を固定値より選択するのに使用するズーム固定倍率選
択画面60−1、任意のズーム倍率を選択するのに使用
するズーム任意倍率選択画面60−2、不図示のズーム
倍率選択画面等を記憶している。
【0039】ズーム固定倍率選択画面60−1は、図7
に示すように選択可能な倍率(固定倍率)を表示したス
イッチ群と、初期画面へ戻るためのリターンスイッチ6
2とが含まれている。ズーム任意倍率選択画面60−2
は、図8に示すようにズーム倍率に連動するバーグラフ
63と、リターンスイッチ62とが含まれている。
【0040】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について図9を参照して説明する。なお、図6に示
す初期画面においてズーム倍率選択用のスイッチがスイ
ッチCであるとする。
【0041】図6に示す初期画面が表示されている状態
で、スイッチCが押下げられると、その押下位置がCP
U45へ入力される。CPU45は現在表示されている
画面の種別と押下位置との組合わせから指示内容を判断
する。この場合は、ズーム倍率の変更が要求されている
と認識してズーム倍率選択画面を表示パネル52に表示
する。
【0042】次に、複数の固定倍率の中から特定のズー
ム倍率を選択するダイレクト設定か否か判断し、ダイレ
クト設定の指示が入力された場合は図7に示すズーム固
定倍率選択画面60−1を表示させる。また、ダイレク
ト設定以外の指示が入力された場合は図8に示すズーム
任意倍率選択画面60−2を表示させる。
【0043】ズーム固定倍率選択画面60−1が表示さ
れた状態で、特定の倍率選択用スイッチ61が押下げら
れると、その押下げられたスイッチ61の倍率を認識
し、その認識したズーム倍率へ変更するのに必要なズー
ムレンズ22の移動量を算出して写真撮影コントロール
部32へ駆動指令を出力する。その結果、メインコント
ロール部30から駆動指令を受けた写真撮影コントロー
ル部32が駆動指令に応じた方向へ指示された距離だけ
ズームレンズ22を移動させる。
【0044】一方、ズーム任意倍率選択画面60−2が
表示された状態で、ジョグダイヤル49が操作される
と、ジョグダイヤル49の回転方向からズームレンズ2
2の移動方向(倍率の増加/減少方向)を判断し、ジョ
グダイヤル49が操作されている期間、その判断した方
向へズームレンズ22を移動させるための駆動指令を送
出する。また、同時にズーム任意倍率選択画面60−2
のバーグラフ63をジョグダイヤル49の回転方向へ操
作期間だけ変化させる。
【0045】リターンスイッチ62が押下げられると、
図6の初期画面へ戻し、ズーム倍率の変倍処理は待機状
態となる。以上のように構成された本実施例によれば、
ズームレンズ22による倍率変更に際し、使用者が複数
段階に分けられた固定倍率から所望の固定倍率をダイレ
クト設定するズーム固定倍率選択画面60−1と、使用
者の任意の倍率へ連続的に可変させて設定するズーム任
意倍率選択画面60−2とを選択可能にしたので、ルー
チンワークにおいて複数の特定倍率による観察又は写真
撮影と、注目部位の観察像のリニアな変倍との切換え
を、熟練者によらなくても、簡便に行うことができ、操
作性の改善が図られる。
【0046】次に、本発明の第2実施例に係る顕微鏡シ
ステムについて説明する。本実施例の顕微鏡システム
は、光学系及び制御系の基本的な構成は、前述した第1
実施例と同様であり、ズーム固定倍率選択画面60−1
とズーム任意倍率選択画面60−2を使った倍率選択機
能を備えている。第1実施例と重複する説明は省略する
ものとし、また共通部分には図1〜図5を流用して説明
する。
【0047】本実施例は、メインコントロール部30の
不揮発性メモリ50に図10及び図11に示すパラメー
タテーブルが格納され、またROM46に図12〜図1
4に示す各種画面が格納されている。図10に示すパラ
メータテーブルは、レボルバー10に取付可能な対物レ
ンズの種類毎に、観察系像面での照度(L)、光学系の
開口絞りの明るさ比(AS)、対物レンズ固有の明るさ
比(OB)からなる。図11に示すパラメータテーブル
は、レボルバー10の対物レンズの取付け穴の位置(レ
ボルバー位置)に対応させて、照度(L)、開口絞りの
明るさ比(AS)、対物レンズ固有の明るさ比(O
B)、マニュアル補正値(Km)からなる。
【0048】図10のパラメータテーブルは予め設定さ
れているが、図11のパラメータテーブルは後述する初
期設定処理により設定される。通常、観察系像面での照
度Lは0.5 〜1 [ルクス]程度、また開口絞り(AS)
は瞳径の85%が標準と考えられる。観察系像面の照度
Lは(1)式で表すことができる。
【0049】 L=LA×ND×AS×OB×Bi×(1/Zm2 )×Km …(1) ただし、LAは基準対物レンズ使用時のBi100%光
路(観察系100%光路)における像面照度、NDは透
過用フィルターユニット3のNDフィルターの組合わせ
濃度比率、ASは開口絞り5の絞り開放時を1としたと
きの明るさ比である。例えば、瞳径の85%とする標準
値での明るさ比ASは、 AS=0.852 …(2) 即ち、約0.72という固定値で表される。また、OBは基
準対物レンズを1としたときの各対物レンズ固有の明る
さ比、Biは観察系100%光路を基準とした明るさ
比、Zmはズーム倍率、Kmはマニュアル操作による明
るさの変位である。
【0050】ところで、ズーム倍率の変更に伴い、観察
像面における観察光量及び視野絞り径の比率も変化して
しまう。従って、ズーム倍率を変更する前後に亙って同
一条件で観察するためには、光学要素を再度調整する必
要がある。
【0051】本実施例では、ズーム倍率変更の前後で照
度が一定値に保たれるように、ND値の補正を行い、ま
たズーム倍率変更の前後で視野と視野絞りとの比率が一
定となるように視野絞りを補正する。
【0052】なお、視野絞り径は(3)式で与えられ
る。 視野絞り径={OCfr/(OBmng×Zm×FSmng)}×Kf …(3) ただし、OCfrは接眼レンズの視野数、OBmngは
対物レンズの倍率、FSmngは視野絞り投影倍率、K
fはマニュアル操作が加わった場合の補正係数である。
なお、補正係数Kfはマニュアル操作が加わらない時を
“1”とする。
【0053】以下、本実施例の動作について説明する。
顕微鏡操作の前段階として、レボルバー10のどの対物
取付け穴にどのような種類の対物レンズが取付けられて
いるかをCPU45に認識させて、図11のパラメータ
テーブルを作成する。
【0054】そのため、表示パネル52に図12の初期
画面を表示することから始める。この画面においてパラ
メータ設定動作を開始するためのスイッチINITIAL を押
すことにより、CPU45が押下位置を認識し、押下位
置と図12の初期画面との組合わせからスイッチINITIA
L が押されたことを認識する。
【0055】スイッチINITIAL が押されると、CPU4
5は表示パネル52の画面を図13に示す画面へ変更す
る。図13に示す画面上にはレボルバー10に設けられ
た対物取付け穴の各位置を指定するSW表示領域64が
表示される。SW表示領域64はスイッチREVO1〜REVO
7からなり7つの対物取付け穴を指定可能になってい
る。SW表示領域64のスイッチ数は現在装着されてい
るレボルバー10の対物取付け穴の数に対応させてい
る。また,この画面はレボルバー10のどの対物取付け
穴に何の対物レンズが取付けられているかを表す一覧表
65と、初期設定動作を中止するためのスイッチCANCEL
と、初期設定動作を終了するためのスイッチEND とを備
えている。
【0056】図13の画面において、SW表示領域64
のスイッチREVO1を押下げれば、レボルバー10の対物
取付け穴の第1位置に装着される対物レンズの設定操作
へ移行する。すなわち、スイッチREVO1が押されると、
CPU45が表示パネル52の画面を図13の画面から
図14の画面へと変更し、使用対物レンズの一覧表66
を表示させる。
【0057】それと同時に、CPU45が専用シリアル
バス駆動回路53を駆動して専用シリアルバス31を介
してフレームコントロール部34にレボルバー10の回
転指示を与える。この回転指示を受けたフレームコント
ロール部34が駆動回路42を駆動してレボルバー10
の対物取付け穴1番を光軸位置に挿入する。その結果、
スイッチREVO1で指示された対物レンズが観察光路上に
挿入される。
【0058】なお、この場合は初期設定であり試料の観
察は行わない為、試料ステージ8はメインコントロール
部30からの指示によりAFコントロール部33が最下
限まで下降させている。
【0059】操作者は、レボルバー10の回転が終了し
てから、現在光路中に挿入されている対物レンズを確認
し、その対物レンズを表示パネル52の一覧表66から
捜して指定する。ジョグダイヤル49からの操作信号が
入力しているCPU45が、ジョグダイヤル49の回転
方向に対応した方向(A方向またはB方向)へ操作期間
だけ所定の速度で指示表示部67を移動させる。そし
て、指示表示部67が停止した位置を読み込んで、その
位置に表示されている対物レンズを指定対物レンズとし
て認識する。
【0060】対物レンズの指定が終了してスイッチENTE
R が押されたならば、対物一覧表66において指示表示
部67で指示されている対物レンズの各パラメータのテ
ーブルデータを図10に示すパラメータテーブルから読
出し、その読出したパラメータデータで図11に示すテ
ーブルの該当箇所を更新する。
【0061】以上の操作をSW表示領域64のスイッチ
REVO1〜REVO7 まで繰り返すことにより、初期設定が終
了する。ここで、不揮発性メモリ50のパラメータテー
ブルに設定したデータは電源遮断後も保持されることか
ら、レボルバー10に装着されている対物レンズが変わ
らない限り再設定の必要はない。
【0062】図11に示すパラメータテーブルに設定さ
れているマニュアル補正値Kmは、上記したようにマニ
ュアル操作による明るさの変位であるが、初期設定時に
は“1”に設定されている。マニュアル操作が行われる
と、その値(Km)が更新される。
【0063】次に、顕微鏡システム本来の各種観察や観
察像の写真撮影時の動作について説明する。メインコン
トロール部30は、現在の倍率から他の倍率へ変更する
操作が行われた場合、常に現在の透過開口絞り5、透過
視野絞り4、透過フィルターユニット3、コンデンサト
ップレンズユニット7、レボルバー10、ズームレンズ
22の各制御パラメータを検出して記憶する。そして、
ズーム倍率の変更があると図15に示すフローチャート
に基づいた動作を実行する。すなわち、ズームレンズ2
2を移動したならば、その時のレボルバー位置を検出
し、図11に示すパラメータテーブルから当該レボルバ
ー位置(対物レンズ)に対応する各種パラメータを読み
出して、NDフィルターの組合わせにより像面照度を一
定に保つ第1の調光処理と、視野絞り径を制御すること
により視野と視野絞りとの比率を一定に保つ第2の調光
処理とを実行する。
【0064】第1の調光処理では、検出したレボルバー
位置に対応する各種パラメータを読み込むと共に、移動
後のズームレンズ22のズーム倍率を読込む。その読込
んだ各種パラメータおよびズーム倍率Zmを(1)式に
代入し、観察系像面での照度Lがズーム変倍前後で一定
の値に保たれるようなパラメータを算出する。本実施例
では、ズーム変倍前後で照度Lが一定の値に保たれるよ
うなND値を求める。このようなND値が算出されたな
らば、メインコントロール部30から透過フィルターコ
ントロール部35へ変更指令が送出される。メインコン
トロール部30から変更指令を受信した透過フィルター
コントロール部35では指定されたND値となるような
NDフィルターの組合わせを決定し、その組み合わせと
なるように光路内に挿入されたNDフィルターを組み替
える。
【0065】また、第2の調光処理では、ズームレンズ
22を移動した後のズーム倍率,対物倍率及び検出レボ
ルバー位置の各種パラメータを読み込み、それら各読込
み値を(3)式に代入して、ズーム変倍前後で視野に対
して一定の比率となるような視野絞り径を算出する。こ
のようにして補正視野絞り径が算出されたならば、メイ
ンコントロール部30から透過視野絞りコントロール部
36へ変更指令が送出される。メインコントロール部3
0から変更指令を受信した透過視野絞りコントロール部
36では計算した視野絞り径となるよう透過視野絞り4
を制御する。
【0066】このように本実施例によれば、ズームレン
ズ22の移動に応じて、NDフィルターの組合わせによ
り像面照度を一定に保つ第1の調光処理と、視野絞り径
を制御することにより視野と視野絞りとの比率を一定に
保つ第2の調光処理とを実行するようにしたので、ズー
ム倍率の変更前後で観察条件を維持できると共に、ズー
ム倍率の変更に伴う煩雑な作業を削除することができ、
操作性の改善を図ることができる。
【0067】なお、上記した第2実施例では第1の調光
処理で透過照明用光源1のランプ電圧が考慮されていな
いが、これはランプ電圧の変更に伴い色温度に影響を与
えないフィルターで光量調整を行っていることを前提と
するからである。ただし、ある範囲内であれば撮影時の
色温度の変動が問題ない場合や、観察時の明るさ補正に
おいてはランプ電圧補正を自動的に行うようにしても良
い。このようなランプ電圧補正を合わせて行うようにす
れば、ズーム倍率の変化に対して非常にリニアな明るさ
補正が可能になる。さらに、透過フィルターユニット3
の代わりに図18に示すような円盤状のNDフィルター
を利用することにより、色温度の変化がなく、リニアな
明るさ調整が可能になる。
【0068】また、上記した第2実施例では第1の調光
処理でND値の補正を行うようにしているが、他のパラ
メータを対象とした補正も可能である。次に、本発明の
第3実施例に係る顕微鏡システムについて説明する。
【0069】本実施例の顕微鏡システムは、光学系及び
制御系の基本的な構成は、前述した第1実施例及び第2
実施例と同様であり、共通部分の説明には図1〜図5を
流用する。
【0070】本実施例は、メインコントロール部30の
ROM46に図16に示す総合倍率選択画面60−3を
格納しており、メインコントロール部30のCPU45
が総合倍率の選択に応じてレボルバ10やズームレンズ
22を駆動し、かつ第2実施例と同様の調光処理を行
う。
【0071】総合倍率選択画面60−3は、実現可能な
総合倍率が表示される総合倍率表示領域70と初期画面
へ戻るためのリターンスイッチ62とを備えている。C
PU45は、不揮発性メモリ50に記憶されている図1
0のパラメータテーブルに設定されている対物レンズの
種類とズーム倍率範囲とから、現在のシステム環境で実
現可能な代表的な総合倍率を総合倍率表示領域70に表
示する。
【0072】なお、各倍率値は特に指定がなければ自動
的にメインコントロール部30で設定するが、使用者が
任意の総合倍率を指定することも可能である。また、総
合倍率表示領域70の各総合倍率表示には、等しい倍率
であるが種別の異なる対物レンズが取付けられる場合を
考慮して、対物登録ナンバーを表示している。
【0073】次に、このような本実施例の動作について
図17のフローチャートを参照して説明する。先ず、初
期画面において総合倍率選択用のスイッチ(例えばスイ
ッチA)が押下げられると、メインコントロール部30
がその押下位置に基づいてROM46から図16に示す
総合倍率選択画面60−3を読出して表示パネル52へ
表示させる。
【0074】次に、操作者から総合倍率選択画面60−
3における総合倍率表示領域70の中から所望の総合倍
率表示部が押下げられることによりある総合倍率が選択
されると、以下のようにして対物倍率とズーム倍率とを
算出する。
【0075】本実施例では、ズームレンズ22の最小ズ
ーム倍率を基準にして対物倍率を決定し、その決定した
対物からズーム倍率を決定している。例えば、最小ズー
ム倍率が1.2で、100倍の総合倍率が選択されたと
すれば、(4)式より対物倍率を求める。
【0076】 対物倍率=総合倍率/最小ズーム倍率…(4) =100/1.2=83.3倍 但し、小数点以下の倍率は、対物レンズの倍率として通
常は存在しないので、算出した対物倍率に最も近い倍率
の対物レンズを図10のパラメータテーブルに登録され
ている対物レンズの中から選択する。
【0077】次に、選択した対物レンズの倍率で総合倍
率を除算することによりズーム倍率を求める。例えば、
60倍の対物レンズを選択したとすれば、(5)式より
ズーム倍率が求められる。
【0078】 ズーム倍率=総合倍率/決定した対物レンズ倍率 …(5) =100÷60=1.67倍 このようにしてコントロール部30が現状のシステム接
続状況で可能な限り総合倍率に近い対物レンズを選択
し、さらに可能な限りズーム倍率を小さく抑えた値で総
合倍率を決定する。
【0079】次に、現在のレボルバ位置及びズーム倍率
と上記算出した対物レンズ倍率(60倍)及びズーム倍
率(1.67倍)とを比較して、現在の対物レンズから
60倍の対物レンズへ切換えるのに必要なレボルバー1
0の駆動量と、現在のズーム倍率から1.67倍のズー
ム倍率にするのに必要なズームレンズ22の移動量とを
算出する。その算出したレボルバー10及びズームレン
ズ22に関する駆動量およひ移動量に応じた駆動指令
を、フレームコントロール部34及び写真撮影コントロ
ール部32へ送出する。その結果、60倍の対物レンズ
が光軸上に配置されるようにレボルバー10が回転さ
れ、且つ1.67倍のズーム倍率となる位置までズーム
レンズ22が移動する。
【0080】このように本実施例によれば、予め実際に
使用する各対物レンズの種別データをメインコントロー
ル部30に記憶しておき、実現可能な総合倍率をズーム
範囲より計算して代表的な又は任意に設定された総合倍
率を表示し、総合倍率が選択されたならば対物倍率の切
換えに連動して最適ズーム倍率を自動設定するようにし
たので、総合倍率の変更に対する光学的操作を簡略化す
ることができる。しかも、自動設定の際に最小ズーム倍
率を基準にして対物レンズをできる限り総合倍率に近い
倍率で設定しているので、解像度の高い拡大像を得るこ
とができ、操作性、観察性能に優れた顕微鏡を実現でき
る。
【0081】なお、ズーム倍率の変更に伴う各光学素子
の自動補正と共に、選択対物レンズ毎での補正も必要と
なる。対物レンズ毎での補正は、上記(1)式、(3)
式より明らかなように観察像面での照度Lと視野絞り径
について、ズーム倍率変更と同様に、変倍に対する光学
素子の調整により行う。
【0082】ここで、使用者が特に光学素子の調整を行
わない場合、本システムでは自動的に標準の像面照度お
よび視野絞り、開口絞りを設定するのは上述した通りで
ある。しかし、使用者の意向により、絞りをもう少し絞
り込んだり、或いは像面照度を多少変更する場合があ
る。このため、標準値との差分は各パラメータに対する
補正値としてメインコントロール部30に記憶してお
き、変倍に伴う自動補正時に使用者の意向に合わせて観
察条件を維持するような制御をかける。この補正値は、
(1)式ではKmであり、(3)式ではKfである。こ
の他に、開口絞り径についても同様に下記の(6)式に
おけるKaとして表される値がある。
【0083】 開口絞り径=2×OBna×CDf×Ka …(6) ただし、OBnaは使用対物レンズの開口数、CDfは
コンデンサトップレンズユニットにおけるトップレンズ
焦点距離である。
【0084】また、上記実施例では総合倍率選択画面に
対物登録ナンバーを表示させたが、これ以外の表示方式
として検鏡法別に総合倍率を表示させるようにしても良
い。例えば蛍光観察用対物レンズ群のみで実現できる総
合倍率を表示する。
【0085】このような表示方式によれば同一検鏡法で
の倍率変更が容易になる。また、以上の説明では観察光
学系の変倍操作に関して説明したが、この他に写真撮影
光学系やオートフォーカス光学系等における変倍操作に
おいても同様に適用できる。本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々変形実施可能である。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、ズーム機構を持つ変倍
光学系における倍率指定を、操作者が頻繁に使用する倍
率(例えば写真撮影時の適当な倍率)のダイレクト設
定、又は観察しながら任意の倍率へ連続的に変倍する任
意設定といった2通りの操作方法が使用用途により選
べ、変倍に伴う検鏡,写真フレーム内の観察光量,絞り
比率調整といった操作から解消され、本来の観察操作に
集中できる極めて操作性の高い顕微鏡システムを提供で
きる。
【0087】また、本発明によれば、総合倍率を指定す
ることで対物切換えに連動して最適なズーム倍率に自動
設定されるため、倍率変更に伴う煩雑な操作を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る顕微鏡システムの全
体構成図である。
【図2】図1の顕微鏡システムにおける光学系の構成図
である。
【図3】図1の顕微鏡システムにおける制御系の構成図
である。
【図4】図1の顕微鏡システムにおける各コントロール
部の構成図である。
【図5】表示パネル及び透明タッチスイッチパネルの構
成図である。
【図6】表示パネル及び透明タッチスイッチパネルの平
面図である。
【図7】ズーム固定倍率ダイレクト設定の表示例を示す
図である。
【図8】ズーム任意倍率設定の表示例を示す図である。
【図9】第1実施例に係る顕微鏡システムの動作内容を
示す図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る顕微鏡システムに
おけるパラメータテーブルデータを示す図である。
【図11】他のパラメータテーブルデータを示す図であ
る。
【図12】テーブルデータ設定のための表示画面を示す
図である。
【図13】テーブルデータ設定のための他の表示画面を
示す図である。
【図14】テーブルデータ設定のためのさらに他の表示
画面を示す図である。
【図15】第2実施例に係る顕微鏡システムの動作説明
図である。
【図16】本発明の第3実施例に係る顕微鏡システムに
おける総合倍率選択画面を示す図である。
【図17】第3実施例に係る顕微鏡システムの動作説明
図である。
【図18】NDフィルターの構成図である。
【符号の説明】
1…透過照明用光源、3…透過用フィルターユニット、
9…対物レンズ、22…ズームレンズ、30…メインコ
ントロール部、32…写真撮影コントロール部、33…
AFコントロール部、34…フレームコントロール部、
35…透過フィルターコントロール部、36…透過視野
絞りコントロール部、37…コンデンサコントロール
部、38…落射絞りコントロール部、39…落射フィル
ターコントロール部、45…CPU,46…ROM、4
9…ジョグダイヤル、50…不揮発性メモリ、51…透
明タッチパネルスイッチ、52…表示パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 達喜 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−180508(JP,A) 特開 昭59−172617(JP,A) 実開 昭55−102266(JP,U) 実開 昭63−19810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズを移動させるズーム機構を
    備えた顕微鏡システムにおいて、 前記ズームレンズによる倍率を予め定められている複数
    段階の中から選択する第1の倍率設定手段と前記ズーム
    レンズによる倍率をズーム範囲の中から任意に選択する
    第2の倍率設定手段とを記憶した記憶手段と、 前記第1の倍率設定手段と前記第2の倍率設定手段のい
    ずれの倍率設定手段を使って倍率設定を行うのかを選択
    するための選択手段と、 前記選択手段で選択された倍率設定手段において前記ズ
    ーム機構による倍率設定を行う倍率設定手段とを具備し
    たことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 【請求項2】 対物レンズを電動で切換える対物切換機
    構を更に有し、前記ズーム機構及び前記対物レンズを含
    む光学系における観察光量,絞り径等のパラメータのう
    ち少なくとも一つを記憶するパラメータ記憶手段と、 前記ズーム機構の倍率変更時に、前記パラメータ記憶手
    段に記憶されている倍率変更前のパラメータを参照し、
    倍率変更の前後における観察条件の変化を所定範囲内に
    抑える補正手段とを具備したことを特徴とする請求項1
    記載の顕微鏡システム。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、倍率変更の前後におい
    て観察光量が一定に維持されるように、前記光学系に設
    けられている調光部材を制御することを特徴とする請求
    項2記載の顕微鏡システム。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、倍率変更の前後におい
    て絞り径の視野内比率が一定に維持されるように、前記
    光学系に設けられている調光部材を制御することを特徴
    とする請求項2記載の顕微鏡システム。
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