JPH0868946A - 顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡システム

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Publication number
JPH0868946A
JPH0868946A JP20619494A JP20619494A JPH0868946A JP H0868946 A JPH0868946 A JP H0868946A JP 20619494 A JP20619494 A JP 20619494A JP 20619494 A JP20619494 A JP 20619494A JP H0868946 A JPH0868946 A JP H0868946A
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JP
Japan
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optical member
photographing condition
unit
observation
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Withdrawn
Application number
JP20619494A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Yamada
達喜 山田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH0868946A publication Critical patent/JPH0868946A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、使用者が所望する観察状態及び写真
撮影条件を簡単かつ一度に再現でき、操作性の改善され
た顕微鏡システムを提供することを目的とする。 【構成】本発明の顕微鏡システムは、各種光学部材によ
り観察状態を設定し、顕微鏡観察像を撮影するものにお
いて、観察状態及び撮影条件が記録されている情報記録
媒体121と、情報記録媒体121が着脱自在に装着さ
れ装着される装着部122と、装着部122に装着され
ている情報記録媒体121に記録されている複数の観察
状態及び撮影条件の中から1種類の観察状態及び撮影条
件を選択する選択手段110と、その選択された観察状
態及び撮影条件が保存されると共に当該観察状態に基づ
いて光学部材の挿脱状態を電動挿脱手段を制御して復元
し当該撮影条件に基づいて写真撮影装置の撮影条件を復
元する復元手段100,102とを具備して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の光学部材を電動
で光路に対して挿脱することのできる顕微鏡システムに
係わり、さらに詳しくは観察状態、撮影条件、光学部材
装着状態等の動作条件を、ICカードの如き情報記録媒
体を用いて復元する顕微鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、顕微鏡の光学的性能を決定する
最大要因は対物レンズ自体の光学的性能であるが、この
対物レンズの性能が高くても入射する照明光が適切でな
ければ対物レンズの性能を十分に活かすことはできな
い。同様に、所望の検鏡法を実現する場合、各種光学部
材の組み合せが適切でなければ良好な顕微鏡観察を行う
ことはできない。各種光学部材を適切に組み合せるため
には、顕微鏡に優れた操作性が望まれている。
【0003】また、顕微鏡によって得られる像を写真撮
影する場合、適正な露出条件を設定するのは熟練者であ
っても難しい場合が多い。これは撮影対象となっている
標本の個体差が大きいこと、標本及び検鏡法により観察
像の輝度分布が異なること、顕微鏡観察像に対して撮影
者が意図する撮影範囲が異なること等が原因である。そ
のために、標本,検鏡法,使用対物レンズ等の観察状態
に応じて適切な写真撮影ができることが望まれている。
【0004】以上のような要請に対して、適切な顕微鏡
観察を行うための光学部材の光路への挿脱制御と、観撮
像を測光してその測光値から適正露出制御を行うように
構成された自動化顕微鏡が開発されている。
【0005】また本出願人は、撮影条件をICカード等
の情報記録媒体から再生することにより適切な撮影条件
を簡単に設定することのできる顕微鏡写真撮影システム
を特願平5−18682号として特許出願済みである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た自動化顕微鏡は多人数で共同使用する場合や、別の場
所に設置された顕微鏡を使用する場合、又は標本及び検
鏡法が異なる場合、ノート等に記入したメモをもとに使
用者が観察状態、写真撮影条件、顕微鏡への光学部材装
着状態等を設定し直さなければならず、煩雑な操作が必
要となる。
【0007】また、上記したICカード等の情報記録媒
体から撮影条件を再生する顕微鏡写真撮影システムは、
撮影条件のみを情報記録媒体に記録しており、検鏡法、
対物レンズ、照明光の入射条件等の観察状態は記憶され
ていない。従って、写真撮影条件と観察状態を同時に復
元するためには、やはりノート等に記入したメモをもと
に各種光学部材の光路への挿脱制御等を行わなければな
らず、煩雑な操作が必要になると共に、前回までの顕微
鏡写真撮影で実現していた環境と同じ環境を再現するの
は極めて困難であった。
【0008】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、顕微鏡を多人数で共同使用する場合、別の
場所に設置された顕微鏡を使用する場合等の様々な使用
形態において、使用者が所望する観察状態及び写真撮影
条件を簡単かつ一緒に再現することができ、操作性の改
善された顕微鏡システムを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。請求項1に対
応する本発明は、各種光学部材を光路に対して挿脱する
電動挿脱手段と、前記光学部材の光路に対する挿脱状態
を検出する検出手段と、顕微鏡の光学系から取り出した
観察像を撮影する写真撮影装置と、操作者から与えられ
る制御指示を入力する入力手段と、前記検出手段から前
記光学部材の挿脱状態が入力されると共に前記入力手段
から入力された制御指示に対応して該当する光学部材を
挿脱制御すべく前記電動挿脱手段に対し制御命令を出力
する制御手段を具備する顕微鏡装置において、複数種類
の観察状態及び撮影条件が記録されている情報記録媒体
と、前記情報記録媒体が着脱自在に装着されると共に、
その装着された情報記録媒体と装置本体とを電気的に接
続する装着部と、前記装着部に装着されている情報記録
媒体に記録されている複数の観察状態及び撮影条件の中
から1種類の観察状態及び撮影条件を選択する選択手段
と、前記選択手段で選択された観察状態及び撮影条件が
保存されると共に、当該観察状態に基づいて前記光学部
材の挿脱状態を前記電動挿脱手段を制御して復元し、当
該撮影条件に基づいて前記写真撮影装置の撮影条件を復
元する復元手段とを具備する構成とした。
【0010】請求項2に対応する本発明は、上記構成に
加え、前記復元手段に保存されている現在の観察状態及
び撮影条件を更新するための更新手段と、前記復元手段
に保存されている観察状態及び撮影条件を前記装着部に
装着されている情報記録媒体に格納する格納手段とを具
備する構成とした。
【0011】請求項3に対応する本発明は、前記装着部
に装着されている情報記録媒体に記録されている観察状
態及び撮影条件を、外部情報機器に出力するための通信
手段を具備したことを特徴とする。
【0012】請求項4に対応する本発明は、上記構成に
おいて、前記選択手段が、電源投入時に前記装着部に装
着された情報記録媒体の観察状態及び撮影条件をその記
憶領域に基づいて自動選択して前記復元手段に設定し、
前記復元手段が、前記選択手段から観察状態及び撮影条
件が設定されるのに応動して前記光学部材の挿脱状態及
び撮影条件を復元することを特徴とする。
【0013】請求項5に対応する本発明は、上記構成に
加え、前記光学部材の顕微鏡への装着状態を示す光学部
材装着状態が記憶され、電源遮断後においてもその光学
部材装着状態を保持する光学部材装着記憶手段と、前記
情報記録媒体に設けられ、観察状態及び撮影条件に対応
した光学部材装着状態が記憶された光学部材装着状態デ
ータ部と、前記光学部材装着記憶手段に保持されている
電源遮断直前の光学部材装着状態と、前記装着部に装着
されている情報記録媒体の光学部材装着状態データ部に
記憶された光学部材装着状態とを比較する比較手段とを
具備する構成とした。
【0014】
【作用】請求項1に対応する本発明では、観察状態及び
撮影条件を記録している情報記録媒体が装着部に装着さ
れると、その情報記録媒体に格納されている観察状態及
び撮影条件が選択手段で選択される。その選択された撮
影条件及び観察状態が読み出されて復元手段に保存され
ると共に、その観察状態に応じて当該する光学部材を挿
脱制御すべく制御命令が出力され、光学部材の光路への
挿脱状態が復元される。また、その撮影条件を写真撮影
装置へ設定する制御命令が写真撮影装置へ出力され、撮
影条件が復元される。
【0015】請求項2に対応する本発明では、復元手段
に保存されている観察状態及び撮影条件が更新手段によ
り更新可能となり、さらに復元手段に保存されている観
察状態及び撮影条件が格納手段により情報記録媒体に格
納可能となる。従って、任意の観察状態及び撮影条件を
復元手段に設定でき、また報記録媒体に書き込むことが
可能となる。
【0016】請求項3に対応する本発明では、制御手段
に現在設定されている観察状態及び撮影条件、あるいは
情報記録媒体に格納されている観察状態及び撮影条件を
通信手段を介して外部情報機器に出力できる。従って、
情報記録媒体に格納したデータ内容をノート等に記録す
る必要がなくなる。
【0017】請求項4に対応する本発明では、電源投入
時に、装着部に装着された情報記録媒体の所定の位置に
格納されている観察状態及び撮影条件が自動選択されて
復元手段に設定され、光学部材の挿脱状態及び撮影条件
が復元手段により自動復元される。
【0018】請求項5に対応する本発明では、光学部材
の顕微鏡への装着状態を示す光学部材装着状態が電源遮
断後においても光学部材装着記憶手段に保持される。ま
た、観察状態及び撮影条件に対応した光学部材装着状態
が情報記録媒体の光学部材装着状態データ部に記憶され
る。そして、電源投入時に光学部材装着記憶手段に保持
されている電源遮断直前の光学部材装着状態と光学部材
装着状態データ部に記憶された光学部材装着状態とが比
較手段により比較される。その比較の結果、両者のデー
タが一致しなければ光学部材の装着状態が選択された内
容と異なることになり、警報等を出力することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例に係る顕微鏡装置の全体構成を示
しており、図2は該顕微鏡の光学系の構成を示してい
る。
【0020】本実施例の顕微鏡装置における光学系は、
例えばハロゲンランプからなる透過照明用光源1からの
光をコレクタレンズ2で集光して透過用フィルターユニ
ット3へ入射する。
【0021】透過用フィルターユニット3は透過照明用
光源1の色温度を変えずに明るさの調光を行う複数枚の
NDフィルターと、色補正を行うための複数枚の補正フ
ィルターとからなり、任意のフィルターを照明光学系の
光路中に選択的に挿脱可能になっている。
【0022】上記透過用フィルターユニット3を透過し
た照明光を、透過視野絞り4,透過開口絞り5,コンデ
ンサ光学素子ユニット6,コンデンサトップレンズユニ
ット7を介して試料ステージ8の下方からステージ上の
観察試料Sを照明する。
【0023】なお、コンデンサ光学素子ユニット6は光
路中に選択的に挿入される複数のユニット6a〜6cか
らなり、コンデンサトップレンズユニット7は光路中に
選択的に挿入される複数のユニット7a,7bからな
る。また、試料ステージ8は観察試料Sを光軸と直交す
る平面内で2次元移動できると共に、ピント合わせのた
め光軸方向へ移動可能になっている。
【0024】試料ステージ上方には複数のユニットから
なる複数の対物レンズ9a〜9cがレボルバ10に保持
されている。レボルバ10はその回転により観察光路内
の光軸上に挿入すべき対物レンズを交換可能に構成され
ている。レボルバ10は、例えば顕微鏡のアーム先端部
に回転自在に取付けられており、そのアーム先端部の観
察光路上にキューブユニット11が配設されている。キ
ューブユニット11は、各種検鏡法により選択的に挿入
される複数のユニット11a〜11cからなる。キュー
ブユニット11を透過した光をビームスプリッター12
で2方向に分岐し、一方の光をビームスプリッター13
を介して接眼レンズ14へ導いている。なお、ビームス
プリッタ12,13は光路に対して挿脱可能になってい
る。
【0025】また、水銀ランプ等からなる落射照明用光
源15からの光を、落射用フィルターユニット16,落
射シャッター17,落射視野絞り18,落射開口絞り1
9を介して、キューブユニット11の光路中に挿入され
ているユニットに入射し、観察試料S側へ反射させて落
射照明する。
【0026】なお、落射用フィルターユニット16は落
射照明用光源15の色温度を変えずに明るさの調光を行
う複数枚のNDフィルターと、色補正を行うための複数
枚の補正フィルターとから構成される。
【0027】一方、観察光路上に挿入されたビームスプ
リッター12で分岐された他方の光を写真撮影用光路へ
導いている。写真撮影用光路に対してビームスプリッタ
ー20が挿脱自在に設けられており、光路中に挿入した
ビームスプリッター20で分岐した一方の光を、結像レ
ンズを介してピント検知用受光素子21へ入射してい
る。このピント検知用受光素子21はピント検知用の光
量を測光するためのものである。
【0028】また、写真撮影用光路のビームスプリッタ
ー20で分岐した他方の光を、写真撮影用倍率を任意に
調整するズームレンズ22を介して該光路中に挿入され
たビームスプリッター23に入射する。このビームスプ
リッター23は光路に対して挿脱自在になっており、光
路内に挿入したビームスプリッター23で反射させた光
を、さらに別のビームスプリッター24に入射して2方
向へ分岐している。ビームスプリッター24も光路に対
して挿脱自在になっている。光路内に挿入したビームス
プリッター24で反射した光は写真用受光素子25に入
射している。写真用受光素子25は写真撮影の露出時間
を測光するための素子である。そしてビームスプリッタ
ー24を光路から脱した状態で、ビームスプリッター2
3で反射させた光を写真撮影用シャッター26を介して
写真撮影用のフィルムを収納したカメラ27に入射して
いる。
【0029】次に、本実施例の顕微鏡装置における制御
系の構成について説明する。装置全体の動作を管理して
いるメインコントロール部30に対して専用シリアルバ
ス31を介して写真撮影コントロール部32,AFコン
トロール部33,フレームコントロール部34,透過フ
ィルターコントロール部35,透過視野絞りコントロー
ル部36,コンデンサコントロール部37,落射視野絞
りコントロール部38,落射フィルターコントロール部
39をそれぞれ接続している。
【0030】写真撮影コントロール部32は、ビームス
プリッター12,20,24を光路中に挿脱するための
駆動及び制御と、ズームレンズ22の駆動及び制御と、
写真用受光素子25の測光値から写真撮影時間を算出す
るための演算処理と、写真撮影用シャッターの開閉駆動
制御と、カメラ27のフィルム巻き上げ及び巻き戻し制
御とを行う。
【0031】AFコントロール部33は、ピント検知用
受光素子21からのデータで所定の合焦演算を行い、そ
の演算結果に応じて試料ステージ8を駆動することによ
り自動合焦検出を行う。
【0032】フレームコントロール部34は、透過照明
用光源1,落射照明用光源15,レボルバー10,キュ
ーブユニット11,落射シャッター17を駆動制御する
ものである。
【0033】透過フィルターコントロール部35は透過
用フィルターユニット3の駆動及び制御を行い、透過視
野絞りコントロール部36は透過用視野絞りの駆動及び
制御を行う。また、コンデンサコントロール部37はコ
ンデンサ光学素子ユニット6,コンデンサトップレンズ
ユニット7,透過用開口絞り5の駆動及び制御を行う。
落射視野絞りコントロール部38は落射視野絞り18,
落射開口絞り19の駆動及び制御を行う。また、落射フ
ィルターコントロール部39は落射用フィルタユニット
16の駆動及び制御を行う。
【0034】上記各コントロール部32〜39は、それ
ぞれ図3に示す回路構成を備えている。すなわち、各コ
ントロール部は、CPU回路41と、このCPU回路4
1からの指令で制御対象の光学ユニットを駆動する駆動
回路42と、制御対象の光学ユニットの位置を検出して
CPU回路41へ知らせる位置検知回路43と、CPU
回路41と専用シリアルバス31とを接続する専用シリ
アル通信I/F回路44と、その他の図示しない周辺回
路とを内蔵する。上記CPU回路41は、CPU45が
ROM46,RAM47にCPUバス48を介して接続
され、ROM46に各々の制御内容を記述したプログラ
ムが記憶され、RAM47に制御演算用のデータが格納
されている。そして各コントロール部32〜39に専用
シリアルバス31を介してメインコントロール部30か
ら制御指示が送り込まれ、CPU45がROM46のプ
ログラムに従って動作することにより各々受け持ちの光
学ユニット等の制御が行われる。
【0035】図4はメインコントロール部30と操作パ
ネル装置の構成を示す図である。メインコントロール部
30は、CPU100に対して内部バス120を介して
ROM101,RAM102,フォントデータROM1
03,補助記憶装置104,表示用メモリ105等が接
続されている。
【0036】ROM101には、各種の制御内容を記述
したプログラムが格納され、特に後述する制御指示記憶
メモリを構成及び管理する手順を記述したメモリ管理プ
ログラム、制御指示記憶メモリの記憶内容を編集する手
順を記述した編集プログラム、記憶内容を再現する命令
再現プログラムが格納されている。RAM102には、
制御演算用の各種データが格納され、特に上記制御指示
記憶メモリが構築される。フォントデータROM103
は、英語,日本語,特殊図形及び特種文字等のフォント
データが格納されている。補助記憶装置104は、IC
カード等の情報記憶媒体に対して情報を読み書きできる
構成となっている。表示用メモリ105には、表示装置
109に表示するデータがCPU100より書き込まれ
る。
【0037】またCPU100は、専用シリアル通信イ
ンターフェース回路106を介して専用シリアルバス3
1に接続され、またインターフェース回路107を介し
てパーソナルコンピュータなどからなる遠隔制御用ホス
ト装置108に接続されている。
【0038】一方、上記表示用メモリ105に格納され
た表示データを表示装置109に表示することにより観
察者に操作入力のための画面が提供される。この表示装
置109に表示された画面に対してタッチパネル,ジョ
グダイヤル,専用スイッチなどからなる操作指示部材1
10から指示入力する。操作指示部材110から指示入
力された情報は検出回路111で検出されCPU100
へ入力される。また、CPU100にはブザー音を出力
する音源112が接続されている。
【0039】図5は、メインコントロール部30の外観
図を示している。メインコントロール部30は、ICカ
ード121を装填するための装着部122を備えてお
り、装着部122に装填されたICカード121が補助
記憶装置104に電気的に接続される。
【0040】光学部材装着状態及び観察条件及び撮影条
件等を記録するICカードの構成について説明する。I
Cカード104は、図6に示すように複数個の記憶領域
1〜nで構成されている。それぞれの記憶領域は、記憶
内容識別のために操作者が入力した任意の文字列を記録
するコメントデータ部と、ICカード121に情報を格
納した日付を記録する格納日付データ部と、光学支持部
材3,6,7,9,11,16に装着されている光学部
材を一意に識別するための識別データを記録する光学部
材装着状態データ部と、光学部材の光路への挿脱状態等
を記録する観察状態データ部と、使用フィルムのISO
感度ならびに相反則不軌特性値、露出補正値、測光方
式、データ写し込み装置への写し込み条件等の写真撮影
条件を記録する撮影条件データ部とから構成されてい
る。
【0041】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。先ず、図7に示すフローチャー
トに従って、電源投入時の立上がり動作について説明す
る。
【0042】電源が投入されると、CPU100がメイ
ンコントロール部30の装着部122にICカード12
1が装着されているか判断する。ICカード121が装
着されていない場合は、不図示の立上がり動作を実行し
て電源ON時の立上がり動作を終了する。
【0043】また、ICカード121が挿入されている
場合は、観察状態データ及び撮影条件データを復元する
ためICカード121の記憶領域1〜nを自動選択す
る。すなわち、記憶領域1にデータが格納されている場
合は記憶領域1を選択する。また、記憶領域1にデータ
が格納されていない場合は最新の格納日付の記憶領域を
選択する。
【0044】次に、上記電源投入時に選択した記憶領域
に格納されている光学部材装着状態データを取り出し
て、当該光学部材装着状態データとRAM102に保存
されている電源OFF時の光学部材装着状態データとを
比較する。この比較により光学部材の設定が変更されて
いるか否か判断する。
【0045】両者が一致していない場合、即ち光学部材
が変更されている場合は、表示装置109にその旨を表
示すると共に、音源112を介して警告音を出力する。
また、立上げ動作を一時停止して、操作者からカード情
報の復元を実行するか中止するかの指示が入力するまで
待機する。
【0046】操作指示部材110より中止指示が入力さ
れた場合は、カード情報による復元を行わずに不図示の
立上がり動作を実行し、電源ON時の立上がり動作を終
了する。また、操作指示部材110より実行指示が入力
された場合は、光学部材装着状態データをRAM102
にロードしてカード情報による復元を継続する。
【0047】一方、ICカード121の選択された記憶
領域に格納された光学部材装着状態データが、RAM1
02に保持されている現在の光学部材装着状態と一致し
た場合は、RAM102への光学部材装着状態データロ
ードは行わない。
【0048】次に、ICカード121の上記選択された
記憶領域に格納されている観察状態及び撮影条件データ
をRAM102にロードした後、写真撮影コントロール
部32への当該撮影条件の通知と、各光学部材の駆動制
御部30〜39に対して当該観察状態に応じた光学部材
の光路への挿脱制御指示とを、専用シリアルバス31を
介してメインコントロール部30より出力する。そし
て、最後に、不図示の立上げ動作を実行し、電源ON時
の立上がり動作を終了する。
【0049】以下、上記した電源投入時の立ち上げ動作
における観察状態及び撮影条件の復元動作の詳細動作
を、落射蛍光と透過位相差との同時検鏡の場合を例にと
って説明する。
【0050】メインコントロール部30から制御命令を
受けたフレームコントロール部34により、光学部材の
光路への挿脱制御中に標本に余分な照明光を照射しない
ようにするため透過照明用光源1の光源電圧がオフされ
ると共に、落射シャッター17が光路へ挿入される。そ
して、RAM102にロードされた観察状態データに応
じてメインコントロール部30から該当する各コントロ
ール部へ所定の制御命令を与えて各種光学部材の光路へ
の挿脱が制御される。
【0051】具体的には、例えばSPlanApo10
×Phの如き対物レンズ、広帯域B励起用のキューブ
が、フレームコントロール部34により光路に挿入さ
れ、対物レンズに透過照明光を最適に入射するためにト
ップレンズ、位相差リング、任意に調整された透過開口
絞り径がコンデンサコントロール部37により光路に挿
入される。
【0052】また、観察面での透過位相差像を最適な明
るさに保つように組み合わされたNDフィルター及び色
補正のために組み合わされた補正フィルターが、透過フ
ィルタコントロール部35により光路に挿入される。ま
た、光路上に挿入されていたが上記組み合わせに含まれ
ないNDフィルター及び補正フィルターが光路から取り
除かれる。
【0053】また、フレアを除去する為等の目的で対物
レンズに応じて絞り径が任意に調整された透過視野絞り
が、透過視野絞りコントロール部36により光路に挿入
される。
【0054】また、キューブに応じて任意の補助励起用
のフィルターの組合せを使用している場合が多いが、キ
ューブに対応した組み合わせの補助励起用のフィルター
が、落射フィルタコントロール部39により光路に挿入
され、組み合わせに含まれない補助励起用フィルターが
光路から脱するように挿脱制御される。
【0055】また、透過と同時に任意に調整された落射
開口絞りならびに落射視野絞りが落射絞りコントロール
部38の制御にて光路に挿入される。そして、観察及び
測光のため光路パスを復元するための各種ビームスプリ
ッタ、任意に倍率調整された撮影用ズームレンズが、写
真撮影コントロール部32にて光路に挿脱される。
【0056】最後に、透過照明用光源1の光源電圧なら
びに落射シャッター17の光路への挿脱状態をフレーム
コントロール部34の制御にて復元し、一連の観察状態
の復元が完了する。
【0057】なお、上記の電源ON時の観察状態復元例
で、透過照明用光源1の光源電圧をOFFにすることに
より復元途中での透過照明光の遮光を行っているが、透
過フィルターユニット3に遮光フィルターを実装してい
る場合には、遮光フィルターの光路への挿脱により透過
照明光の遮光を行うことも可能である。
【0058】上記した観察状態の復元に続いて写真撮影
条件の復元動作が実行される。使用フィルムのISO感
度ならびに相反則不軌特性値、露出補正値、測光方式、
データ写し込み装置への写し込み条件等の写真撮影条件
が、メインコントロール部30より写真撮影コントロー
ル部32へ通知される。そして、写真撮影条件に応じた
測光が再開されると共に、メインコントロール部30か
らの露出動作の指示待ち状態に入る。
【0059】なお、レボルバ10、キューブ11a〜c
を格納するキューブ支持部材11、コンデンサ7等のユ
ニットを、顕微鏡使用者が各人で所有し、若しくは目的
別に複数個所有している場合がある。このような場合
は、それらの光学ユニットを用いた光学部材装着状態デ
ータを記憶領域に格納しておき、それらの光学ユニット
に交換しておくことにより、当該ICカードを装着して
電源を投入することにより独自の光学部材装着状態に変
更できる。
【0060】次に、電源投入時における記憶領域の任意
選択動作について説明する。CPU100は、操作指示
部材110に設けられた専用スイッチを押し下げた状態
で電源が投入されたことを検知すると、ICカード12
1に格納されている複数の記憶領域1〜nの各コメント
データと格納日付データの一覧を表示装置109に表示
する。
【0061】コメントデータと格納日付データの一覧が
表示装置109に表示されているとき、当該表示装置1
09上において操作指示部材110に設けられたジョグ
ダイヤルが回転操作されると一覧表をスクロール表示し
カーソル位置を移動させる。最終的にカーソルにて指示
されたコメントデータ又は格納日付データの記憶領域が
選択される。
【0062】なお、復元対象となっているデータの観察
状態及び撮影条件の詳細内容を確認したい場合は、操作
指示部材110より詳細表示指示スイッチを押し下げ
る。このスイッチが押し下げられると、表示装置109
に詳細内容が表示され内容確認が行える。また詳細表示
指示スイッチが再度押し下げられると一覧表示に戻され
る。
【0063】復元対象のデータ(記憶領域)が決定され
た後に、操作指示部材110より復元実行指示スイッチ
が押し下げられると、カーソルで選択された位置に格納
されている光学部材装着状態、観察状態、撮影条件デー
タ等が復元される。
【0064】次に、現在の観察状態、撮影条件、光学部
材の装着状態を、観察者からの指示入力に応じて変更す
る更新処理を図8〜図10を参照して説明する。図8
は、観察状態についての更新処理のフローチャートを示
している。
【0065】観察状態の更新は、ROM101に予め記
憶していた観察状態切替用画面を読出して表示装置10
9に表示させる。この観察状態切替用画面には、本顕微
鏡システムで実現可能な対物レンズの種類,検鏡法など
表示されているものとする。観察者により操作指示部材
110に設けられているタッチパネルスイッチが押し下
げられると、当該押し下げ位置の座標から観察状態切替
用画面上の対応する対物レンズ,検鏡法をCPU100
に入力する。
【0066】CPU100では、切替え対象として入力
された対物レンズ,検鏡法等の観察状態切替指示内容に
応じて該当する光学部材を光路に挿脱する制御命令を、
専用シリアルバス31を介してメインコントロール部3
0より当該光学部材のコントロール部30〜39へ送出
する。
【0067】各光学部材のコントロール部では、光学部
材の挿脱状態が更新された場合は、各コントロール部に
設けられているセンサー等の検出手段でその事象を検出
し、専用シリアルバス31を介してメインコントロール
部30に通知する。
【0068】メインコントロール部30では、コントロ
ール部から更新検知通知を受けることにより、RAM1
02に格納されている観察状態データを変更後のものに
更新する。
【0069】また、観察状態切替用画面に設けられた終
了スイッチが押し下げられたならば観察状態更新処理を
終了する。図9は、撮影条件の更新処理のフローチャー
トを示している。
【0070】撮影条件の更新では、ROM101に予め
記憶していた撮影条件変更用画面を読出して表示装置1
09に表示させる。この撮影条件変更用画面には、本顕
微鏡システムで実現可能な露出補正値、測光方式変更等
の撮影条件の項目が設けられている。
【0071】観察者により操作指示部材110に設けら
れているタッチパネルスイッチが押し下げられると、当
該押し下げ位置の座標から撮影条件変更用画面上の対応
する露出補正値、測光方式変更等の撮影条件データが変
更指示としてCPU100に入力される。
【0072】CPU100では、露出補正値、測光方式
変更等の撮影条件の変更指示が入力すると、当該変更指
示された露出補正値、測光方式変更等の撮影条件を専用
シリアルバス31を介して写真撮影コントロール部32
へ変更通知し、またRAM102に設定されている撮影
条件を、当該変更後の撮影条件に更新する。
【0073】図10は、光学部材装着状態の更新処理の
フローチャートを示している。光学部材装着状態の更新
では、ROM101に予め記憶していた装着状態変更用
画面を読出して表示装置109に表示させる。この装着
状態変更用画面には、各光学部材の装着状態を示す項目
が設けられている。観察者により操作指示部材110に
設けられているタッチパネルスイッチが押し下げられる
と、当該押し下げ位置の座標から装着状態データが変更
指示としてCPU100に入力される。
【0074】CPU100では、変更指示された装着状
態データでRAM102に設定されている光学部材装着
状態データを更新する。次に、上記更新処理により更新
された現在の観察状態及び撮影条件のICカードへの格
納動作について、図11を参照して説明する。
【0075】先ず、操作指示部材110よりICカード
121に対する書込み開始指示が入力されると、ICカ
ード121が装着部122に装着されているか否か調べ
る。ICカード121が装着されていない場合は、音源
112への警告音の出力と表示装置109への警告表示
を行い格納動作を終了する。
【0076】ICカード121が装着されている場合
は、ICカード121のライトプロテクト情報を調べ、
書込み禁止状態であれば上記と同様に格納動作を終了す
る。一方、ICカード121のライトプロテクト情報を
調べたところ書込み禁止状態でなかったならば、図6に
示したICカード121に格納されているコメントデー
タと格納日付データの一覧を表示装置109に表示す
る。
【0077】表示装置109に表示した上記一覧データ
上を、選択復元動作時と同様に、操作指示部材110の
ジョグダイヤルの回転操作によりカーソルを移動させて
格納すべき任意の記憶領域上でカーソルを停止させる。
【0078】そして、操作指示部材110より書込み実
行指示が入力されたならば、そのときのカーソル位置の
記憶領域を格納位置と認識すると共に、表示装置109
にパソコン等で使用されるキーボードと同様なコメント
入力用画面を表示する。このコメント入力用画面に対し
て格納内容を識別するための任意データが操作指示部材
110上のタッチパネルを押し下げることにより入力さ
れる。
【0079】ここで、コメントデータ部に標本名,染色
法等の標本の特徴を記入するなどしても良い。標本名,
染色法等を記入しておくことにより、後に標本の状態に
応じた復元対象データの選択が容易になる。また、格納
日付データをデータに付加して記憶することにより、格
納日付順に応じたICカードデータ内の一覧表示も可能
となり復元対象データの選択も容易となる。
【0080】コメントデータの入力完了後に、コメント
入力用画面に設けられた書込み実行確認スイッチ押し下
げられたならば、RAM102に格納されている現在の
光学部材装着状態、観察状態、撮影条件データをICカ
ード121に格納するように補助記憶装置104を制御
する。
【0081】この様にして任意の光学部材装着状態、観
察状態、撮影条件がICカード121に格納される。次
に、メインコントロール部30にインタフェース回路1
07を介して外部情報機器を接続し、装着部122に装
着されているICカード121、若しくはRAM102
に格納されている光学部材装置状態、観察状態、撮影条
件を外部情報機器に送出する動作について図12を参照
して説明する。以下、外部情報機器としてプリンタが接
続された場合を例に説明する。
【0082】操作指示部材110よりプリンタ出力開始
指示が入力されると、プリンタがインタフェース回路1
07に接続されているか否かを調べる。プリンタが接続
されていない場合は、音源112に警告音を出力させる
と共に、表示装置109に警告表示を行いプリント出力
動作を終了する。
【0083】一方、プリンタが接続されている場合は、
印刷内容を判断する。すなわち、第1に装着部122に
装着されているICカード121の記憶内容を印刷する
のか、又はRAM102に格納されている記憶内容を印
刷するのか判断する。これは操作指示部材110からの
指示により一方を選択することになる。ここでは、IC
カード121が選択されたものとして説明する。
【0084】ICカード121内には光学部材装着状
態、観察状態、撮影条件等の種々のデータが複数個記憶
されているため、全てのデータを印刷するのか或いは特
定のデータを組み合わせて印刷するのかといったことを
決定する。
【0085】そのために、図6に示されているICカー
ド121に格納されているコメントデータと格納日付デ
ータの一覧を表示装置109に表示し、操作指示部材1
10からの操作者の指示入力を待つ。例えば、観察者が
操作指示部材110に設けられたジョグダイヤルの回転
操作等によりスクロール表示ならびにカーソルの移動を
行い目的とする印刷対象データを範囲指定する。
【0086】メインコントロール部30は、操作指示部
材110により印刷対象データの指定範囲が入力された
後、表示装置109に表示されている印刷実行スイッチ
が押し下げられたならば、当該指定された範囲のデータ
をICカードから読出してプリンタへ送出する。その結
果、プリンタでは指定範囲のデータがプリントアウトさ
れる。
【0087】また、露出動作に同期して観察状態、撮影
条件、実際の露出時間等の撮影結果をICカード121
へ格納し、上記外部出力処理によりプリンタへ送出する
ことにより撮影記録をとることもできる。
【0088】このように本実施例によれば、観察状態,
撮影条件,光学部材装着状態データが記憶されたICカ
ード121をメインコントロール部30の装着部122
に装填して電源を投入すると、ICカード121から自
動選択又は任意選択した記憶領域の観察状態データ等に
基づいて制御命令を生成し該当するコントロール部を制
御するようにしたので、観察者がノート等に記録したメ
モに頼ることなく、また煩雑な作業を強いることなく、
以前の観察状態及び撮影条件を容易に再現することがで
きる。
【0089】本実施例によれば、電源投入時にICカー
ド121から読出した光学部材装着状態データと、現実
に設定されている電源断時の光学部材装着状態とを比較
して両者が相違する場合には警報を出力するので、顕微
鏡を共同使用している場合等においては他使用者が光学
部材の装着状態を変更した事に気付かずに不適切な顕微
鏡操作を行うことを確実に防止することができる。
【0090】本実施例によれば、ICカード121に複
数の記憶領域1〜nを確保して、各記憶領域1〜nに観
察状態,撮影条件,光学部材装着状態データを記憶する
と共に、任意選択時には各記憶領域のコメントデータ等
を一覧表示してその中から任意の記憶領域を選択できる
ようにしたので、1枚のICカードで所望の光学部材装
着状態、観察状態、撮影状態等を選択復元することがで
き、様々な標本ならびに検鏡法を行う場合でも、カード
を使い分ける必要がないといった利点がある。
【0091】本実施例によれば、表示装置109に観察
状態切替用画面,撮影条件変更用画面,装着状態変更用
画面を表示して観察者からの変更指示を受け付けてRA
M102の記憶領域の該当する領域を更新し、必要に応
じてコントロール部に変更に対応した制御命令をするよ
うにしたので、撮影条件,観察状態,光学部材装着状態
を随時変更することができ、その変更に対応して光学部
材の状態や撮影条件の設定を自動変更することができ
る。また、その様にしてRAM102に記憶した内容を
ICカード121に格納することもできる。
【0092】本実施例によれば、ICカード121のデ
ータを表示装置109に表示すると共に任意の範囲を指
定してプリンタ等の外部情報機器へ送信できるので、I
Cカード121に格納したデータ内容をノート等に書き
写す必要がなくなり、観察者の負担を軽減することがで
きる。また、露出動作に同期して直接プリンタに出力し
ないことより、プリンタ出力に伴う振動による撮影等へ
の悪影響の排除、用紙切れ及びプリンタ故障等の不慮の
事故によるデータの記録漏れを防ぐことができる。
【0093】なお、外部情報機器としてプリンタを例に
説明したが、インタフェース回路107にRS−232
C等の汎用インタフェースを用いれば、パソコンその他
のシステムに光学部材装着状態、観察状態、撮影条件、
撮影結果等が送出可能となり、例えばフロッピーディス
ク等の媒体に記録し、管理ならびに活用ができる。
【0094】また、上記実施例ではデータを格納する媒
体としてICカードを用いたが、これ以外に磁気ディス
ク、光磁気ディスク、光カード等を用いることもでき
る。また、情報記録媒体に記録する内容は、上記実施例
で説明した光学部材装置状態、観察状態、撮影条件、撮
影結果に限定されるものでは無く、例えばAF動作条件
等の如き各ユニットコントロール部の動作を規定する各
種動作条件の格納が可能である。
【0095】また、上記実施例では、観察状態切替用画
面,撮影条件変更用画面,装着状態変更用画面の3つの
画面を使って変更を行っているが、これら画面を一つに
したり任意の画面を組み合わせることにより画面の切替
操作が不要になる。本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変
形実施可能である。
【0096】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、顕
微鏡を多人数で共同使用する場合、別の場所に設置され
た顕微鏡を使用する場合等の様々な使用形態において、
使用者が所望する観察状態及び写真撮影条件を簡単かつ
一度に再現することができ、操作性の改善された顕微鏡
システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る顕微鏡システムの全体
構成図である。
【図2】図1に示す顕微鏡システムにおける光学系の構
成図である。
【図3】図1に示す顕微鏡システムにおけるコントロー
ル部の構成図である。
【図4】図1に示す顕微鏡システムにおけるメインコン
トロール部の構成図である。
【図5】メインコントロール部の外観図である。
【図6】ICカードのメモリ構成及びデータ構成を示す
図である。
【図7】図1に示す顕微鏡システムの自動復元動作のフ
ローチャートである。
【図8】図1に示す顕微鏡システムの観察状態更新処理
のフローチャートである。
【図9】図1に示す顕微鏡システムの撮影条件更新処理
のフローチャートである。
【図10】図1に示す顕微鏡システムの光学部材装着状
態更新処理のフローチャートである。
【図11】図1に示す顕微鏡システムにおけるICカー
ドへのデータの格納処理のフローチャートである。
【図12】図1に示す顕微鏡システムにおけるICカー
ドデータの外部出力処理を示す図である。
【符号の説明】
30…メインコントロール部、31…専用シリアルバ
ス、32…写真撮影コントロール部、33…AFコント
ロール部、34…フレームコントロール部、35…透過
フィルターコントロール部、36…透過視野絞りコント
ロール部、37…コンデンサコントロール部、38…落
射視野絞りコントロール部、39…落射フィルターコン
トロール部、45,100…CPU、101…ROM、
102…RAM、104…補助記憶装置、109…表示
装置、110…操作指示部材、111…検出回路、11
2…音源、121…ICカード、122…装着部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種光学部材を光路に対して挿脱する電
    動挿脱手段と、前記光学部材の光路に対する挿脱状態を
    検出する検出手段と、顕微鏡の光学系から取り出した観
    察像を撮影する写真撮影装置と、操作者から与えられる
    制御指示を入力する入力手段と、前記検出手段から前記
    光学部材の挿脱状態が入力されると共に前記入力手段か
    ら入力された制御指示に対応して該当する光学部材を挿
    脱制御すべく前記電動挿脱手段に対し制御命令を出力す
    る制御手段を具備する顕微鏡システムにおいて、 複数種類の観察状態及び撮影条件が記録されている情報
    記録媒体と、 前記情報記録媒体が着脱自在に装着されると共に、その
    装着された情報記録媒体と装置本体とを電気的に接続す
    る装着部と、 前記装着部に装着されている情報記録媒体に記録されて
    いる複数の観察状態及び撮影条件の中から1種類の観察
    状態及び撮影条件を選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された観察状態及び撮影条件が保存
    されると共に、当該観察状態に基づいて前記光学部材の
    挿脱状態を前記電動挿脱手段を制御して復元し、当該撮
    影条件に基づいて前記写真撮影装置の撮影条件を復元す
    る復元手段とを具備したことを特徴とする顕微鏡システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記復元手段に保存されている現在の観
    察状態及び撮影条件を更新するための更新手段と、前記
    復元手段に保存されている観察状態及び撮影条件を前記
    装着部に装着されている情報記録媒体に格納する格納手
    段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡
    システム。
  3. 【請求項3】 前記装着部に装着されている情報記録媒
    体の観察状態及び撮影条件を、外部情報機器に出力する
    ための通信手段を具備したことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の顕微鏡システム。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、電源投入時に前記装着
    部に装着された情報記録媒体の観察状態及び撮影条件を
    その記憶領域に基づいて自動選択して前記復元手段に設
    定し、 前記復元手段は、前記選択手段から観察状態及び撮影条
    件が設定されるのに応動して前記光学部材の挿脱状態及
    び撮影条件を復元することを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれかに記載の顕微鏡システム。
  5. 【請求項5】 前記光学部材の顕微鏡への装着状態を示
    す光学部材装着状態が記憶され、電源遮断後においても
    その光学部材装着状態を保持する光学部材装着記憶手段
    と、 前記情報記録媒体に設けられ、観察状態及び撮影条件に
    対応した光学部材装着状態が記憶された光学部材装着状
    態データ部と、 前記光学部材装着記憶手段に保持されている電源遮断直
    前の光学部材装着状態と、前記装着部に装着されている
    情報記録媒体の光学部材装着状態データ部に記憶された
    光学部材装着状態とを比較する比較手段とを具備したこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    顕微鏡システム。
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