JP2007108223A - 顕微鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆるバーチャル顕微鏡システムにおいて、蛍光観察法の下での撮像においても退色を防止した高品質な画像の取得が可能な顕微鏡システムを提供する。
【解決手段】顕微鏡システムは、観察体19を複数の区画に分割し、その複数の区画の中から複数の撮像対象区画を決定し、第1の観察方法の下で、その撮像対象区画における観察体19の撮像時の光軸方向の座標である撮像Z座標を取得し、第2の観察方法の下で、その撮像Z座標を基に、上記の複数の撮像対象区画の各々における観察体19の撮像を行う。そして、その複数の撮像対象区画の各々における観察体19の撮像により得られた画像を繋ぎ合わせて記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の顕微鏡画像を取得し繋ぎ合わせることにより高解像度及び広画角な画像を形成する顕微鏡システムに関する。
顕微鏡を用いて観察体を観察する場合、一度に観察できる範囲(観察範囲)は主に対物レンズの倍率によって決定される。ここで、高倍率の対物レンズを使用すると、その観察範囲は観察体のごく一部分に限られてくる。
例えば細胞や組織診といった病理診断においては、診断箇所の見落としを防止するために観察体の全体像を把握したいという要請がある。また、情報処理技術の発達により、このような病理診断においても画像の電子情報化が促進されており、ビデオカメラ等を介して取り込む顕微鏡観察像についても旧来の銀塩フィルム並の高い解像度を得たいという要請がある。
これらの要望を実現するために、例えば、特許文献1、2、或いは3には、予め観察体の画像を小区画に分割し、当該小区画に対応する観察体の部分を高解像度の対物レンズで撮影し、得られた小区画毎の顕微鏡画像を繋ぎ合わせることにより、観察体の画像を再構築するシステムが開示されている。このような、いわゆるバーチャル顕微鏡システムを用いれば、実際に観察体が存在しない環境でも観察体の顕微鏡観察を行うことができ、また、画像処理技術の利用により、観察体を実体観察する行為と同様の次のような観察を行うことができる。
まず、低倍観察時には、例えば繋ぎ合わせた顕微鏡画像を縮小表示することで広画角の画像を提供する一方で、高倍観察時には、小区画毎に撮影された部分画像を表示することで高解像度の画像を提供することができる。
また、観察者によるX−Y方向操作(光軸に対して垂直な面上での水平方向の移動操作)に対応させて表示中の顕微鏡画像の表示範囲を移動させることができる。
このようなシステムでは、時間の制約にとらわれることなく観察体の診断が可能であり、また、顕微鏡画像を表している画像データを各人で共有しておくことにより同時に複数の診断者が例え異なる場所に在っても同一観察体の別々の箇所を観察することができる。
また、観察体の実体を使用してX−Y方向操作をしながら観察を行う際には、観察体の傾きなどにより生じるピントずれを補正しなければならないが、上述したようなシステムでは、常にピントがあった状態で観察を続けることができるため、観察効率が高まり、ピントずれによる観察漏れも減り、それだけ診断の信頼性も高くなる。
また、例えば病理診断者に対する教育の際において、従来では同一の観察体を複数作成して観察実習等の教育を行う必要があったのに対し、上述したようなシステムによれば、画像データを共有化できる利点を活かし、同一の観察体画像を用いた教育が可能となる。
更に、スライドガラスに封入した実体の観察体は、色褪せを生じさせてしまったり破損させてしまったりした場合には同じ状態のものを復元することは極めて困難であるが、画像データはバックアップが可能であるので、上述したようなシステムでは、同じ状態の観察体をいつでもどこででも観察することができる。
以上のように、バーチャル顕微鏡システムは、観察体の実体を用いる顕微鏡観察に対して、効率的であって高精度であり、高い信頼性を有している。
特開平9−281405号公報 特開平10−333056号公報 特表2002−514319号公報
しかしながら、従来のバーチャル顕微鏡システムにおいては、蛍光観察法の下で観察体の撮影を行う場合、小区画毎にピントを合わせて撮影を行う必要があり、このピント合わせの最中に照射される励起光により標本が退色してしまうという問題がある。またさらに、ピント合わせに要する時間が小区画毎に異なることで退色の程度も小区画毎に異なってしまい、小区画毎の画像を繋ぎ合わせた画像の品質を著しく損ねてしまうという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑み、予め観察体を撮像し画像を繋ぎ合わせることにより観察体の画像を再構築する、いわゆるバーチャル顕微鏡システムにおいて、蛍光観察法の下での撮像においても退色を防止した高品質な画像の取得が可能な顕微鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る顕微鏡システムは、観察方法を切り換える切換手段と、前記切換手段により切り換えられた観察方法の下で観察体の観察を行う顕微鏡装置と、前記観察体を移動させるステージと、前記観察体を複数の区画に分割する分割手段と、前記観察体の撮像時の光軸方向の座標である撮像Z座標を取得する撮像座標取得手段と、前記撮像Z座標が記録される撮像座標記録手段と、前記撮像Z座標を基に前記区画における前記観察体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された前記観察体の画像が記録される画像記録手段と、前記画像記録手段に記録された画像を繋ぎ合わせる画像結合手段と、前記画像結合手段により繋ぎ合わされた画像を表示する画像表示手段と、を有し、前記撮像手段は、前記切換手段により切り換えられた第1の観察方法の下で前記撮像座標取得手段により取得された前記撮像Z座標を基に、前記切換手段により切り換えられた第2の観察方法の下で前記観察体の撮像を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記複数の区画の中から、前記撮像座標取得手段が前記撮像Z座標を取得する区画を設定する区画設定手段と、前記区画設定手段により設定された区画と、該区画にて前記撮像座標取得手段により取得された前記撮像Z座標とに基づいて、前記複数の区画の中の前記区画設定手段により設定された区画以外の区画における前記撮像Z座標を演算により求める撮像座標演算手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様に係る顕微鏡システムは、上記第2の態様において、前記撮像座標取得手段は、前記区画設定手段により設定された区画における前記撮像Z座標の取得に失敗した場合には、前記撮像Z座標を取得する区画を変更する、ことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1乃至3のいずれか一つの態様において、前記第1の観察方法は微分干渉観察方法又は位相差観察方法であり、前記第2の観察方法は蛍光観察方法である、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る顕微鏡システムの画像取得方法は、観察体を複数の区画に分割し、上記複数の区画の中から複数の撮像対象区画を決定し、第1の観察方法の下で、前記撮像対象区画における前記観察体の撮像時の光軸方向の座標である撮像Z座標を取得し、第2の観察方法の下で、前記撮像Z座標を基に前記複数の撮像対象区画の各々における前記観察体の撮像を行い、前記複数の撮像対象区画の各々における前記観察体の撮像により得られた画像を繋ぎ合わせて記録する、ことを特徴とする。
本発明によれば、予め観察体を撮像し画像を繋ぎ合わせることにより観察体の画像を再構築する、いわゆるバーチャル顕微鏡システムにおいて、蛍光観察法の下での撮像においても退色を防止した高品質な画像を取得することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの構成例を示す図である。
同図において、顕微鏡装置1には、透過観察用光学系として、透過照明用光源6と、透過照明用光源6の照明光を集光するコレクタレンズ7と、透過用フィルタユニット8と、透過視野絞り9と、透過開口絞り10と、コンデンサ光学素子ユニット11と、トップレンズユニット12とが備えられている。また、落射観察光学系として、落射照明用光源13と、コレクタレンズ14と、落射用フィルタユニット15と、落射シャッタ16と、落射視野絞り17と、落射開口絞り18とが備えられている。
また、これらの透過観察用光学系の光路と落射観察用光学系の光路とが重なる観察光路上には、観察体19が載置される、上下左右各方向に移動可能な電動ステージ20が備えられている。この電動ステージ20の移動の制御はステージX−Y駆動制御部21とステージZ駆動制御部22とによって行われる。なお、電動ステージ20は原点センサによる原点検出機能(不図示)を有しており、電動ステージ20に載置した観察体19の各部に対して座標を設定することができる。
また、観察光路上には、複数装着された対物レンズ23a、23b、…(以下、必要に応じて「対物レンズ23」と総称する)から観察に使用するものを回転動作により選択するレボルバ24と、観察方法(検鏡法)を切り替えるキューブユニット25と、観察光路を接眼レンズ26側とビデオカメラ3側とに分岐するビームスプリッタ27とが備えられている。更に、微分干渉観察用のポラライザー28、DIC(Differential Interference Contrast)プリズム29、及びアナライザー30は観察光路に挿入可能となっている。なお、これらの各ユニットは電動化されており、その動作は後述する顕微鏡コントローラ31によって制御される。
ホストシステム2に接続された顕微鏡コントローラ31は、顕微鏡装置1全体の動作を制御する機能を有するものであり、ホストシステム2からの制御信号に応じ、観察方法の変更、透過照明用光源6及び落射照明用光源13の調光を行うと共に、現在の顕微鏡装置1による観察状態(検鏡状態)をホストシステム2へ送出する機能を有している。また、顕微鏡コントローラ31はステージX−Y駆動制御部21及びステージZ駆動制御部22にも接続されており、電動ステージ20の制御もホストシステム2で行うことができる。
ビデオカメラ3によって撮像された観察体19の顕微鏡画像は、ビデオボード32を介してホストシステム2に取り込まれる。ホストシステム2は、ビデオカメラ3に対して、自動ゲイン制御のON/OFF、ゲイン設定、自動露出制御のON/OFF、及び露光時間の設定を、カメラコントローラ33を介して行うことができる。また、ホストシステム2は、ビデオカメラ3から送られてきた顕微鏡画像を、画像データファイルとしてデータ記録部4に保存することができる。データ記録部4に記録された画像データはホストシステム2によって読み出され、当該画像データで表される顕微鏡画像を、表示部であるモニター5に表示させることができる。
更に、ホストシステム2は、ビデオカメラ3によって撮像された画像のコントラストに基づいて合焦動作を行う、いわゆるビデオAF機能も提供し、ビデオAF機能によって得られた合焦位置の座標を撮像座標記録部34に記録を行なう機能も有している。尚、ホストシステム2は、制御プログラムの実行によって顕微鏡システム全体の動作制御を司るCPU(中央演算装置)と、このCPUが必要に応じてワークメモリとして使用するメインメモリと、マウスやキーボード等といったユーザからの各種の指示を取得するための入力部と、この顕微鏡システムの各構成要素との間で各種データの授受を管理するインタフェースユニットと、各種のプログラムやデータを記憶しておく例えばハードディスク装置などの補助記憶装置とを有する、ごく標準的な構成のコンピュータである。
次に、この顕微鏡システムの動作について説明する。
まず、図1に示した顕微鏡システムにて観察体19の顕微鏡画像データを取得する処理を説明する。
図2A及び図2Bは、ホストシステム2によって行われる、その顕微鏡画像データ取得処理の処理内容を示すフローチャートである。尚、この処理は、ホストシステム2のCPUが所定の制御プログラムを実行することによって実現され、開始される。また、この処理において、ユーザの指示や操作は、ホストシステム2が有する不図示の入力部に対して行われるものとする。
まず、図2Aにおいて、S101では、観察体19の観察方法(検鏡法)の指示をユーザから取得する処理が行われる。本実施例では、撮像座標取得時の観察方法として微分干渉観察方法、撮像時の観察方法として蛍光観察方法が指示されたものとする。
S102では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、顕微鏡装置1に対する観察方法の設定を、S101にて取得された撮像座標取得時の観察方法である微分干渉観察方法の設定に切り換える処理が行われる。これにより、顕微鏡コントローラ31は、この指示に応じて、顕微鏡装置1の各構成要素の動作制御を行って微分干渉観察方法の下での撮像を行うための状態にする。また、この時、電動ステージ20の原点センサとそのイニシャライズ動作により観察体19の座標系の設定も行う。
S103では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、レボルバ24を回転させて低倍の対物レンズ23aを選択させる処理が行われる。
S104では、このときにビデオカメラ3で撮像されている観察体19の顕微鏡画像のコントラストに基づいた合焦動作のための制御処理が行われる。
S105では、カメラコントローラ33へ指示を与え、観察体19の全体像をビデオカメラ3で撮像させる処理が行われる。
S106では、前ステップでの撮像によって得られた低解像度の顕微鏡画像をビデオカメラ3からホストシステム2へビデオボード32を介して取り込む処理が行われる。
S107では、前ステップで取り込まれた低解像度の顕微鏡画像に対し、高倍の対物レンズ23bを用いた観察体19の撮像時における視野(画角)領域に相当する小区画(以下「メッシュ」という)を定義する処理が行われる。本実施例では、l×n(l行n列)の矩形のメッシュを定義するものとする。例えば、図3に示すように、l×n=6×12個の矩形のメッシュが定義される。尚、図3において、符号51は、上記の低解像度の顕微鏡画像上の観察体19の部分を示している。
S108では、前ステップで定義されたメッシュによって分割された低解像度の顕微鏡画像の各部分領域に観察体19の部分の画像が含まれているかを判別し、高倍の対物レンズ23bを用いた撮像を行う対象のメッシュ(以下「撮像対象メッシュ」という)を決定する処理が行われる。この判別は、例えば、隣接画素の差分を算出することによって得られる観察体19の輪郭像(コントラスト像)の有無や、各メッシュの画像の色彩などに基づいて行うことができる。例えば、図3に示したようにメッシュが定義されているときに本ステップの処理が行われると、図4に示したように、撮像対象メッシュとして、太線にて示すメッシュが決定される。
S109では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、レボルバ24を回転させて高倍の対物レンズ23bを選択させる処理が行われる。
S110では、S108にて決定された撮像対象メッシュのうち、合焦動作により撮像座標であるZ座標(選択中の対物レンズ23の光軸方向の座標)を未だ収集していないものが残されているか否かを判定する処理が行われる。ここで、その判定結果がYesの場合にはS111へ処理が進む。
S111では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、撮像座標(Z座標)を未収集である撮像対象メッシュの領域に表されている観察体19の部分が対物レンズ23bの直下に位置するように電動ステージ20を移動させる処理が行われる。
S112では、このときにビデオカメラ3で撮像されている観察体19の顕微鏡画像のコントラストに基づいた合焦動作のための制御処理が行われる。
S113では、現在処理中の撮像対象メッシュにおける合焦座標である撮像座標(Z座標)が、撮像座標記録部34に記録される。
S113の後は、S110へ処理が戻り、上述の処理が繰り返される。すなわち、これによって、S108にて決定された各撮像対象メッシュにおける撮像座標(Z座標)が撮像座標記録部34に記録される。
一方、S110の判定において、その判定結果がNoの場合、すなわち、現在の微分干渉観察方法の下での全ての撮像対象メッシュについての撮像座標(Z座標)の取得を済ませたと判定された場合には、図2BのS114へ処理が進む。
S114では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、顕微鏡装置1に対する観察方法の設定を、S101にて取得された撮像時の観察方法である蛍光観察方法の設定に切り換える処理が行われる。これにより、顕微鏡コントローラ31は、この指示に応じて、顕微鏡装置1の各構成要素の動作制御を行って蛍光観察方法の下での撮像を行うための状態にする。また、この時、電動ステージ20の原点センサとそのイニシャライズ動作により観察体19の座標系の設定も行う。尚、この時点における状態では、顕微鏡コントローラ31によって落射シャッタ16が閉じられた状態になっており、励起光はOFF状態となっている。
S115では、前ステップで切り換えられた蛍光観察方法の下で画像の撮像を未だ行っていない撮像対象メッシュが残されているか否かを判定する処理が行われる。ここで、その判定結果がYesの場合にはS116へ処理が進む。
S116では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、画像を未撮像である撮像対象メッシュの領域に表されている観察体19の部分が対物レンズ23bの直下に位置するように電動ステージ20を移動させる処理が行われる。
S117では、前ステップで電動ステージ20が移動した撮像対象メッシュにおける撮像座標(Z座標)(S113にて記録された撮影座標(Z座標))を撮像座標記録部34から読み出す処理が行われる。
S118では、電動ステージ20を前ステップで読み出された撮像座標(Z座標)へ移動させる処理が行なわれる。すなわち、蛍光観察方法の下で画像を撮像する撮像対象メッシュ(l,n)においては、先の微分干渉観察方法の下で得られた撮像対象メッシュ(l,n)における合焦座標である撮像座標(Z座標)へ電動ステージ20が移動する。
S119では、顕微鏡コントローラ31によって落射シャッタ16が開けられた状態となり、励起光がON状態となる。
S120では、カメラコントローラ33へ指示を与え、ビデオカメラ3による撮像の処理が行われる。
S121では、前ステップでの撮像によって得られた高解像度顕微鏡画像をビデオカメラ3からホストシステム2へビデオボード32を介して取り込む処理が行われる。
S122では、顕微鏡コントローラ31によって落射シャッタ16が閉じられた状態となり、励起光がOFF状態となる。
S122の後は、S115へ処理が戻り、上述の処理が繰り返される。
一方、S115の判定において、その判定結果がNoの場合、すなわち、現在の蛍光観察方法の下での全ての撮像対象メッシュ(例えば図4に示した全ての撮像対象メッシュ)についての撮像を済ませたと判定された場合には、S123へ処理が進む。
S123では、これらの撮像対象メッシュ毎の高解像度顕微鏡画像を繋ぎ合わせて、観察体19の全体が表わされている高解像度広画角顕微鏡画像を作成する処理が行われる。
S124では、前ステップにて作成された高解像度広画角顕微鏡画像と上記S106にて取り込まれた低解像度の顕微鏡画像とを1つの画像データファイルとして統合する処理が行われる。
S125では、前ステップにて統合された画像データファイルをデータ記録部4に記録する処理が行われる。
以上、図2A及び2Bを用いて説明した顕微鏡画像データ取得処理によれば、まず、S103乃至118の処理により、微分干渉観察方法の下で取得した観察体19の低解像度の顕微鏡画像に対し、例えば図4に示したような撮像対象メッシュが決定され、続いて、S109乃至113の処理により、その撮像対象メッシュ毎の高解像度顕微鏡画像に対する撮像座標(Z座標)が取得される。そして、S114乃至122の処理により、蛍光観察方法の下で、その撮像座標(Z座標)を基にその撮像対象メッシュ毎の高解像度顕微鏡画像が取得され、続いて、S123乃至125の処理により、それらの高解像度顕微鏡画像が繋ぎ合わされて、例えば図5に示すような、蛍光観察方法の下での観察体19の高解像度広画角顕微鏡画像が作成される。
次に、上述した顕微鏡画像データ取得処理の実行によってデータ記録部4に記録された画像データファイルで表される顕微鏡画像のバーチャル観察を行うべく、モニター5にその顕微鏡画像を再生表示させるための処理を説明する。
図6は、ホストシステム2によって行われる、その顕微鏡画像再生表示処理の処理内容を示すフローチャートである。尚、この処理は、ホストシステム2のCPUが所定の制御プログラムを実行することによって実現され、開始される。また、この処理において、ユーザの指示や操作は、ホストシステム2が有する不図示の入力部に対して行われるものとする。
同図において、まず、S151では、ユーザからの指示に応じて、データ記録部4に記録されている顕微鏡画像が統合されている画像データファイルの中から、対応する画像データファイルを読み出し、これに統合されている顕微鏡画像のうち、低解像度の顕微鏡画像をマクロ画像としてモニター5に表示させる処理が行われる。
S152では、ユーザによるバーチャル観察における対物レンズ23の選択内容を取得する処理が行われる。
S153では、S151にて読み出された画像データファイルに統合されている顕微鏡画像から、前ステップにて取得された選択内容に係る対物レンズ23に対応する解像度の顕微鏡画像(その選択内容に係る対物レンズ23での観察体19の撮像により得られる顕微鏡画像に対応する顕微鏡画像)を取得してホストシステム2の所定の作業記憶領域に一時的に保存する処理が行われる。尚、本ステップで取得、保存される顕微鏡画像は、例えば、その画像データファイルに統合されている高解像度広画角顕微鏡画像に対してリサイズ処理等の画像処理を施すことによって得ることができる。
S154では、前ステップにて取得された顕微鏡画像から、S152にて取得された選択内容に係る対物レンズ23の倍率に対応する範囲の画像を取得し、これを上記のマクロ画像の部分拡大画像として当該マクロ画像と並べてモニター5に表示させる処理が行われる。これにより、ユーザは、表示されている顕微鏡画像を見てバーチャル観察を行うことができる。
S155では、ユーザによるX−Y位置の移動操作、すなわち、モニター5に上記の部分拡大画像として表示させる観察体19の表示部位の移動のための操作を、ホストシステム2が検出したか否かを判定する処理が行われる。ここで、その判定結果がYesの場合には、S156へ処理が進む。
S156では、上述のS153若しくは後述のS158にてホストシステム2の所定の作業記憶領域に一時的に保存されている顕微鏡画像が参照され、当該顕微鏡画像における、上記の部分拡大画像としてモニター5に表示させる表示範囲を、前ステップにて検出された移動操作に応じた方向・量だけ移動させて、モニター5に切り替え表示させる処理が行われる。
このように、S156において、作業記憶領域に一時的に保存されている(キャッシュされている)顕微鏡画像を利用した表示を行うようにすることにより、データ記録部4から画像データファイルを逐次読み出すようにする場合に比べ、画像表示のスムーズな切り替えが可能となる。
尚、S153にて取得した顕微鏡画像の全体を作業記憶領域に一時的に保存する代わりに、その顕微鏡画像のうちモニター5に表示されている部分画像の近傍の部分画像のみを作業記憶領域に保存しておくようにし、S156では、ユーザによるX−Y位置の移動操作に応じてその近傍の部分画像を表示すると共に、改めてデータ記録部4から画像データファイルを読み出し、表示した部分画像の近傍の部分画像を改めて取得し作業記憶領域に保存するようにしてもよい。
このS156の後は、S155へ処理が戻る。
一方、S155の判定において、その判定結果がNoの場合、すなわち、ユーザによるX−Y位置の移動操作を検出していないと判定されたときは、S157へ処理が進む。
S157では、観察体19のバーチャル観察における対物レンズ23の選択内容の切り替えの指示を取得したか否かを判定する処理が行われる。ここで、その判定結果がYesの場合には、S158へ処理が進む。
S158では、S151にて読み出された画像データファイルに統合されている顕微鏡画像から、前ステップにて取得された指示に応じた選択内容に係る対物レンズ23に対応する解像度の顕微鏡画像を取得してホストシステム2の所定の作業記憶領域に一時的に保存する処理が行われる。尚、本ステップで取得、保存される顕微鏡画像も、例えば、その画像データファイルに統合されている高解像度広画角顕微鏡画像に対してリサイズ処理等の画像処理を施すことによって得ることができる。
S159では、前ステップにて取得された顕微鏡画像から、S157にて取得された指示に応じた選択内容に係る対物レンズ23の倍率に対応する範囲の画像を取得し、そして、現在上記のマクロ画像と並べてモニター5に部分拡大画像として表示されている画像を、本ステップで取得した画像に切り替え表示させる処理が行われる。
このS159の後は、S155へ処理が戻り、上述の処理が繰り返される。
一方、S157の判定において、その判定結果がNoの場合、すなわち、対物レンズ23の選択内容の切り替えの指示を取得していないと判定したときは、S157へ処理が戻り、上述した処理が繰り返される。
以上、図6を用いて説明した顕微鏡画像再生表示処理によれば、図2A及び2Bを用いて説明した顕微鏡画像データ取得処理により画像データファイルがデータ記録部4に記録されている場合にユーザが蛍光観察によるバーチャル観察の指示を行うと、S151乃至S154の処理により、モニター5には、例えば図7の左側に示すような観察体19のマクロ画像と、同図の右側に示すような当該マクロ画像の一部分を拡大したかのような部分拡大画像とが表示される。ここで、ユーザがX−Y位置の移動操作として例えばX方向の移動操作を行うと、S155及びS156の処理により、モニター5における部分拡大画像の表示は、図7に示した表示から、例えば図8に示すような、その移動操作に応じてX方向に移動した部分の表示に切り替わる。また、このときに、ユーザが対物レンズ23の選択をより高倍のものへ切り替える指示を行うと、S157乃至159の処理により、モニター5における部分拡大画像の表示は、図8に示した表示から、例えば図9に示すような、その指示に応じて更に拡大された画像の表示に切り替わる。
以上、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、観察体を撮像して得られた顕微鏡画像を繋ぎ合わせることで観察体の画像を再構築するいわゆるバーチャル顕微鏡システムにおいて、微分干渉観察方法の下で得られた撮像座標(Z座標)を基に、蛍光観察方法の下での画像取得を行うことで、観察体に励起光を当てている時間を最小限にすることが可能となり、退色の防止を図ると同時にメッシュ毎の退色ムラも防止することが可能となり、高品質な、高解像度の蛍光観察画像を得ることができる。
尚、本実施例においては、微分干渉観察方法の下で取得した撮像座標(Z座標)を基に、蛍光観察方法の下での画像の撮像について説明したが、ある観察方法の下での撮像情報を基に、異なる観察方法の下での撮影を行うという観点ではもちろん例示した観察方法に限定されるものでなく、その他の観察方法に置き換えてもよい。例えば、撮像座標(Z座標)を取得する際の観察方法として、微分干渉観察方法の代わりに位相差観察方法を適用することも可能である。また、観察方法を2つとした場合について説明したが、3つ以上の観察方法であってもよい。
次に、本発明の実施例2に係る顕微鏡システムについて説明する。
図10は、本実施例に係る顕微鏡システムの構成例を示す図である。
同図に示した顕微鏡システムは、図1に示した顕微鏡システムに対し、更に、選択された撮像対象メッシュにおける撮像座標(Z座標)が記録される選択メッシュ撮像座標記録部35を備えている点が異なり、その他の構成は同じである。尚、図1に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、ここでは、その説明を省略する。
次に、本実施例に係る顕微鏡システムの動作について説明する。
本実施例では、励起波長が異なる蛍光観察方法の下で取得される画像である、B励起蛍光観察画像(以下単に「B励起画像」という)とG励起蛍光観察画像(以下単に「G励起画像」という)を取得する場合の処理を説明する。
図11A及び図11Bは、本実施例に係る、ホストシステム2によって行われる顕微鏡画像データ取得処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、図10に示した顕微鏡システムにて観察体19の顕微鏡画像データを取得するための処理であり、ホストシステム2のCPUが所定の制御プログラムを実行することによって実現され、開始される。また、この処理において、ユーザの指示や操作は、ホストシステム2が有する不図示の入力部に対して行われるものとする。
まず、図11Aにいて、S201では、観察体19の観察方法(検鏡法)の指示をユーザから取得する処理が行われる。本実施例では、撮像座標取得時の観察方法として微分干渉観察方法、撮像時の観察方法としてB励起の蛍光観察方法及びG励起の蛍光観察方法が指示されたものとする。
続くS202乃至208では、図2Aを用いて説明したS102乃至108と同様の処理が行われる。例えば、S207では、上述の図3に示したように、l×n=6×12個の矩形のメッシュが定義され、S208では、上述の図4に示したように、太線にて示す撮像対象メッシュが決定される。
続くS209では、前ステップで決定された撮像対象メッシュの中から、撮像を行うための合焦座標である撮像座標(Z座標)を取得するためのメッシュ(以下「撮像座標取得メッシュ」という)が選択、決定される。例えば、図4に示したような撮像対象メッシュが決定されているときに本ステップの処理が行われると、図12に示すように、撮像座標取得メッシュとして、太線にて示すS1乃至S6の6個のメッシュが選択、決定される。
尚、本実施例では、撮像座標取得メッシュの選択を自動的に行うものとするが、観察体19の端部に相当する観察対象メッシュなど、観察対象としての重要度が高い撮像対象メッシュを避けて、選択、決定できるようにし、これを手動により行うようにしてもよい。
S210では、図2Aを用いて説明したS109と同様の処理が行われる。
S211では、撮像座標取得メッシュのうち、合焦動作により撮像座標であるZ座標(選択中の対物レンズ23の光軸方向の座標)を未だ収集していないものが残されているか否かを判定する処理が行われる。ここで、その判定結果がYesの場合にはS212へ処理が進む。
S212では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、撮像座標(Z座標)を未収集である撮像座標取得メッシュの領域に表わされている観察体19の部分が対物レンズ23bの直下に位置するように電動ステージ20を移動させる処理が行われる。
S213では、このときにビデオカメラ3で撮像されている観察体19の顕微鏡画像のコントラストに基づいた合焦動作のための制御処理が行われる。
S214では、前ステップにて行われた合焦動作が成功したか否かを判定する処理が行われる。ここで、この判定結果がYesの場合には、S215へ処理が進む。
S215では、現在処理中の撮像座標取得メッシュにおける合焦座標である撮像座標(Z座標)が、選択メッシュ撮像座標記録部34に記録される。このS215の後は、S211へ処理が戻る。
一方、S214の判定において、その判定結果がNoの場合、すなわち、合焦動作が失敗した場合には、S216へ処理が進む。
S216では、合焦動作が失敗したときの撮像座標取得メッシュを他のメッシュに変更する処理が行われる。すなわち、合焦動作が失敗したときの撮像座標取得メッシュの代わりに、他のメッシュを撮像座標取得メッシュとする処理が行われる。例えば、合焦動作が失敗したときの撮像座標取得メッシュが、図12に示したS3の撮像座標取得メッシュである場合には、撮像座標取得メッシュが、S3の撮像座標取得メッシュから、その近傍のS3´のメッシュに変更される。このS216の後は、S211へ処理が戻る。
一方、S211の判定において、その判定結果がYesの場合、すなわち、全ての撮像座標取得メッシュにおける撮像座標(Z座標)の取得を済ませたと判定された場合には、S217へ処理が進む。例えば、図12に示した例においては、撮像座標取得メッシュS1、S2、S3に代わるS3´、S4、S5、及びS6(以下「S1乃至S6」という)におけるそれぞれの撮像座標(Z座標)が取得された場合には、S217へ処理が進む。
S217では、S215にて選択メッシュ撮像座標記録部35に記録された撮像座標(Z座標)を全て読み出す処理が行われる。
S218では、前ステップで読み出された撮像座標(Z座標)と当該撮像座標(Z座標)が取得された撮像座標取得メッシュとから、S208にて決定した撮像対象メッシュにおいて未だ撮像座標(Z座標)を取得していない撮像対象メッシュにおける撮像座標(Z座標)を演算により求める処理が行われる。例えば、図4及び図12に示した例においては、選択メッシュ撮像座標記録部34から読み出した、撮像座標取得メッシュS1乃至S6(図12参照)の撮像座標(Z座標)から、その撮像座標取得メッシュ以外の撮像対象メッシュ(図4参照)の各撮像座標(Z座標)を演算により求める処理が行われる。尚、本ステップで行われる演算としては、例えば数値演算による補完等がある。
S219では、S217にて読み出された撮像座標取得メッシュの撮像座標(Z座標)、及び、S218にて演算により求められた撮像対象メッシュの撮像座標(Z座標)、すなわち、S208で決定された全ての撮像対象メッシュの撮像座標(Z座標)を撮像座標記録部34に記録する処理が行われる。このS219の後は、図11BのS220へ処理が進む。
S220では、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、顕微鏡装置1に対する観察方法の設定を、S201にて取得された撮像時の観察方法である蛍光観察方法の設定に切り換える処理が行われる。但し、本実施例では、蛍光観察方法としてB励起の蛍光観察方法及びG励起の蛍光観察方法が指示されているので、ここでは、まずB励起の蛍光観察方法の設定に切り換える処理が行われるものとする。これにより、顕微鏡コントローラ31は、この指示に応じて、顕微鏡装置1の各構成要素の動作制御を行ってB励起の蛍光観察方法の下での撮像を行うための状態にする。また、この時、電動ステージ20の原点センサとそのイニシャライズ動作により観察体19の座標系の設定も行う。尚、この時点における状態では、顕微鏡コントローラ31によって落射シャッタ16が閉じられた状態になっており、励起光はOFF状態となっている。
S221では、前ステップで切り換えられた蛍光観察方法の下で画像の撮像を未だ行っていない撮像対象メッシュが残されているか否かを判定する処理が行われる。ここで、その判定結果がYesの場合にはS222へ処理が進む。
続くS222乃至228では、図2Bを用いて説明したS116乃至122と同様の処理が行われる。
一方、S221の判定において、その判定結果がNoの場合、すなわち、 現在の蛍光観察方法の下での全ての撮像対象メッシュについての撮像を済ませたと判定された場合には、S229へ処理が進む。
続くS229乃至S231では、図2Bを用いて説明したS123乃至S125と同様の処理が行われる。これにより、微分干渉観察方法の下で取得された撮像座標取得メッシュにおける撮像座標(Z座標)を基に、B励起の蛍光観察方法の下で得られた高解像度広画角顕微鏡画像が統合された画像データファイルがデータ記録部4に記録される。
続くS232では、未撮像の励起光があるか否か、すなわち、未設定の蛍光観察方法があるか否かを判定する処理が行われる。ここで、その判定結果がYesの場合には、S220へ処理が戻る。
処理がS220に戻ると、顕微鏡コントローラ31へ指示を与え、顕微鏡装置1に対する観察方法の設定を、未設定の蛍光観察方法に切り換える処理が行われる。本実施例では、B励起の蛍光観察方法の設定からG励起の蛍光観察方法の設定に切り換えられる。そして、このG励起の蛍光観察方法の下で、上述のB励起の蛍光観察方法のときと同様にS221乃至S231までの処理が行われる。これにより、微分干渉観察方法の下で取得された撮像座標取得メッシュにおける撮像座標(Z座標)を基に、G励起の蛍光観察方法の下で得られた高解像度広画角顕微鏡画像が統合された画像データファイルがデータ記録部4に記録される。
一方、S232の判定において、その判定結果がNoの場合、すなわち、未撮像の励起光がない(未設定の蛍光観察方法がない)と判定された場合には、処理を終了する。
以上、図11A及び11Bを用いて説明した顕微鏡画像データ取得処理によれば、まず、S203乃至209の処理により、微分干渉観察方法の下で取得した観察体19の低解像度の顕微鏡画像に対し、例えば図4に示したような撮像対象メッシュと例えば図12に示したような撮像座標取得メッシュとが決定され、続いて、S210乃至219の処理により、その撮像座標取得メッシュ毎の高解像度顕微鏡画像に対する撮像座標(Z座標)が取得されると共に、それ以外の撮像対象メッシュ毎の高解像度顕微鏡画像に対する撮像座標(Z座標)が演算により求められる。そして、1回目のS220乃至232の処理により、B励起の蛍光観察方法の下で、その撮像対象メッシュ毎の高解像度顕微鏡画像が取得され、それらが繋ぎ合わされて、例えば図13に示すような、B励起の蛍光観察方法の下での観察体19の高解像度広画角顕微鏡画像が作成される。また、2回目のS220乃至232の処理により、G励起の蛍光観察方法の下で、その撮像対象メッシュ毎の高解像度顕微鏡画像が取得され、それらが繋ぎ合わされて、例えば図13に示すような、G励起の蛍光観察方法の下での観察体19の高解像度広画角顕微鏡画像が作成される。
尚、本実施例においても、上述の図6を用いて説明した顕微鏡画像再生表示処理を実行することによって、実施例1と同様に、上述の図11A及び11Bに示した顕微鏡画像データ取得処理の実行によってデータ記録部4に記録された画像データファイルで表される顕微鏡画像(B励起及びG励起の各蛍光観察画像)のバーチャル観察を行うべく、モニター5にその顕微鏡画像を再生表示させることができる。
以上、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、観察体を撮像して得られた顕微鏡画像を繋ぎ合わせることで観察体の画像を再構築するいわゆるバーチャル顕微鏡システムにおいて、微分干渉観察方法の下で得られた撮像座標(Z座標)及び演算により得られた撮像座標(Z座標)を基に、B励起の蛍光観察方法の下での画像取得、及び、G励起の蛍光観察方法の下での画像取得を行うことで、観察体に励起光を当てている時間を最小限にすることが可能となり、退色の防止を図ると同時にメッシュ毎の退色ムラも防止することが可能となり、高品質な、高解像度の蛍光観察画像を得ることができる。
また、撮像対象メッシュにおける撮像座標(Z座標)を演算によって求めているので、全ての撮像対象メッシュにおける撮像座標(Z座標)を取得するのに要する時間を短縮することもできる。
尚、本実施例においては、微分干渉観察方法の下で取得した撮像座標(Z座標)を基に、2つの異なる波長の励起光の蛍光観察方法の下での画像の撮像について説明したが、ある観察方法下の撮像情報を基に、異なる観察方法下の撮像を行うという観点ではもちろん例示した2つの異なる波長の励起光の観察方法に限定されるものではなく、その他の波長の励起光の観察方法に置き換えてもよい。また、さらに3つ以上の異なる波長の励起光の観察方法に置き換えても良い。また、本実施例においても、撮像座標(Z座標)を取得する際の観察方法として、微分干渉観察方法の代わりに例えば位相差観察方法を適用することも可能である。
また、上述の実施例1及び実施例2の各実施例において、微分干渉観察方法の下で取得した撮像座標(Z座標)を用いて蛍光観察方法の下での画像の撮像を行う場合に、その撮像座標(Z座標)位置での画像の撮像に加え、その撮像位置(Z座標)を中心に上下所定量毎の位置での画像の撮像も行い、1つの撮像対象メッシュに対して撮像位置(Z座標)が異なる複数の高解像度顕微鏡画像を取得するようにすることも可能である。この場合には、撮像位置(Z位置)毎に、高解像度顕微鏡画像を繋ぎ合せて観察体19の全体が表わされている高解像度広画角顕微鏡画像を作成することにより、撮像位置(Z座標)が異なる複数の高解像度広画角顕微鏡画像を取得することができる。これにより、バーチャル観察において、ユーザによるZ方向の移動操作に応じて、対応する撮像位置(Z座標)の画像をモニター5に表示させることも可能になる。
また、上述の各実施例において、予め、例えば観察対象としての重要度が低い撮像対象メッシュなど、観察体19において観察対象としての重要度が低い位置において、微分干渉観察方法の下での合焦位置(Z座標)と、蛍光観察方法の下での合焦位置(Z座標)とを取得して、両合焦位置の差をオフセット量として求めておき、上述の顕微鏡画像データ取得処理においては、微分干渉観察方法の下で取得した撮像座標(Z座標)から上記のオフセット量を差し引いた座標(Z座標)を基に蛍光観察方法の下での画像の撮像を行うようにすることもできる。
また、上述の各実施例においては、画像撮像手段としてビデオカメラを用いたが、CCDカメラやラインセンサ等といった、その他の周知の撮像手段に置き換えることも可能である。
また、上述の各実施例においては、撮像座標(Z座標)の取得はビデオAF機能を用いて行うことを説明したが、撮像座標の取得という概念では、その他の周知の合焦手段を用いてよく、或いは、マニュアルにより合焦させ撮像座標を取得するようにしてもよい。
また、上述の各実施例において、顕微鏡画像データ取得処理では、メッシュが定義される低解像度の顕微鏡画像を、低倍の対物レンズを用いて1回の撮像により取得することを説明したが、例えば、この低解像度の顕微鏡画像を複数回の撮像により得られた画像を繋ぎ合せることにより取得するようにしても良い。
ところで、上述の図2A、図2B、図7、図11A、及び図11Bにフローチャートとして示した処理を、上述の標準的な構成のコンピュータのCPUに行わせるための制御プログラムを作成してコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録させておき、そのプログラムを記録媒体からコンピュータに読み込ませてCPUで実行させるようにしても、本発明の実施は可能である。
記録させた制御プログラムをコンピュータで読み取ることの可能な記録媒体としては、例えば、コンピュータに内蔵若しくは外付けの付属装置として備えられるROMやハードディスク装置などの記憶装置、コンピュータに備えられる媒体駆動装置へ挿入することによって記録された制御プログラムを読み出すことのできるフレキシブルディスク、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM、DVD−ROMなどといった携帯可能記録媒体等が利用できる。
また、記録媒体は通信回線を介してコンピュータと接続される、プログラムサーバとして機能するコンピュータシステムが備えている記憶装置であってもよい。この場合には、制御プログラムを表現するデータ信号で搬送波を変調して得られる伝送信号を、プログラムサーバから伝送媒体である通信回線を通じてコンピュータへ伝送するようにし、コンピュータでは受信した伝送信号を復調して制御プログラムを再生することでこの制御プログラムをコンピュータのCPUで実行できるようになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、上述した各実施例に係る顕微鏡システムにおいては、顕微鏡装置1として正立顕微鏡装置を採用していたが、その代わりに、倒立顕微鏡装置を採用することももちろん可能であり、また、顕微鏡装置を組み込んだライン装置といった各種システムに本実施例を適応することも可能である。
また、例えば、上述した各実施例においては、顕微鏡システムで撮像した顕微鏡画像を同一の顕微鏡システムで再生表示するようにしていたが、この代わりに、この顕微鏡システムを離れた場所に個々に設置し、一方の顕微鏡システムで生成した顕微鏡画像の画像データファイルを他方の顕微鏡システムまで通信回線を利用して伝送し、当該他方の顕微鏡システムにおいて当該画像データファイルで表わされている顕微鏡画像の再生表示を行うようにすることも可能である。
本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの構成例を示す図である。 実施例1に係る、ホストシステムによって行われる顕微鏡画像データ取得処理の処理内容を示す第1のフローチャートである。 実施例1に係る、ホストシステムによって行われる顕微鏡画像データ取得処理の処理内容を示す第2のフローチャートである。 S107で定義されるメッシュを説明するための図である。 S108で決定される撮像対象メッシュを説明するための図である。 S123で作成される高解像度広画角顕微鏡画像を説明するための図である。 ホストシステムによって行われる顕微鏡画像再生表示処理の処理内容を示すフローチャートである。 モニターに表示されるマクロ画像と部分拡大画像とを説明するための図である。 X−Y位置の移動操作に応じてモニターに表示されるマクロ画像と部分拡大画像とを説明するための図である。 対物レンズの切換指示に応じてモニターに表示されるマクロ画像と部分拡大画像とを説明するための図である。 本発明の実施例2に係る顕微鏡システムの構成例を示す図である。 実施例に2係る、ホストシステムによって行われる顕微鏡画像データ取得処理の処理内容を示す第1のフローチャートである。 実施例2に係るホストシステムによって行われる顕微鏡画像データ取得処理の処理内容を示す第2のフローチャートである。 選択、決定される撮像座標取得メッシュを説明するための図である。 S229で作成される、B励起高解像度広画角顕微鏡画像とG励起高解像度広画角顕微鏡画像とを説明するための図である。
符号の説明
1 顕微鏡装置
2 ホストシステム
3 カメラ
4 データ記録部
5 モニター
6 透過照明用光源
7 コレクタレンズ
8 透過用フィルタユニット
9 透過視野絞り
10 透過開口絞り
11 コンデンサ光学素子ユニット
12 トップレンズユニット
13 落射照明用光源
14 コレクタレンズ
15 落射用フィルタユニット
16 落射シャッタ
17 落射視野絞り
18 落射開口絞り
19 観察体
20 電動ステージ
21 ステージX−Y駆動制御部
22 ステージZ駆動制御部
23 対物レンズ
24 レボルバ
25 キューブユニット
26 接眼レンズ
27 ビームスプリッタ
28 ポラライザー
29 DIC(Differential Interference Contrast)プリズム
30 アナライザー
31 顕微鏡コントローラ
32 ビデオボード
33 カメラコントローラ
34 撮像座標記録部
35 選択メッシュ撮像座標記録部
51 顕微鏡画像上の観察体の部分

Claims (5)

  1. 観察方法を切り換える切換手段と、
    前記切換手段により切り換えられた観察方法の下で観察体の観察を行う顕微鏡装置と、
    前記観察体を移動させるステージと、
    前記観察体を複数の区画に分割する分割手段と、
    前記観察体の撮像時の光軸方向の座標である撮像Z座標を取得する撮像座標取得手段と、
    前記撮像Z座標が記録される撮像座標記録手段と、
    前記撮像Z座標を基に前記区画における前記観察体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記観察体の画像が記録される画像記録手段と、
    前記画像記録手段に記録された画像を繋ぎ合わせる画像結合手段と、
    前記画像結合手段により繋ぎ合わされた画像を表示する画像表示手段と、
    を有し、
    前記撮像手段は、前記切換手段により切り換えられた第1の観察方法の下で前記撮像座標取得手段により取得された前記撮像Z座標を基に、前記切換手段により切り換えられた第2の観察方法の下で前記観察体の撮像を行う、
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記複数の区画の中から、前記撮像座標取得手段が前記撮像Z座標を取得する区画を設定する区画設定手段と、
    前記区画設定手段により設定された区画と、該区画にて前記撮像座標取得手段により取得された前記撮像Z座標とに基づいて、前記複数の区画の中の前記区画設定手段により設定された区画以外の区画における前記撮像Z座標を演算により求める撮像座標演算手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  3. 前記撮像座標取得手段は、前記区画設定手段により設定された区画における前記撮像Z座標の取得に失敗した場合には、前記撮像Z座標を取得する区画を変更する、
    ことを特徴とする請求項2記載の顕微鏡システム。
  4. 前記第1の観察方法は微分干渉観察方法又は位相差観察方法であり、
    前記第2の観察方法は蛍光観察方法である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の顕微鏡システム。
  5. 観察体を複数の区画に分割し、
    上記複数の区画の中から複数の撮像対象区画を決定し、
    第1の観察方法の下で、前記撮像対象区画における前記観察体の撮像時の光軸方向の座標である撮像Z座標を取得し、
    第2の観察方法の下で、前記撮像Z座標を基に前記複数の撮像対象区画の各々における前記観察体の撮像を行い、
    前記複数の撮像対象区画の各々における前記観察体の撮像により得られた画像を繋ぎ合わせて記録する、
    ことを特徴とする顕微鏡システムの画像取得方法。
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