JP2009162974A - 顕微鏡システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】収差補正レンズの最適な補正量を容易に決定できるようにする。
【解決手段】顕微鏡システムは、透明な標本保持部材を通して観察又は撮像される標本と、厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた対物レンズと、収差補正レンズを移動させる手段と、間隔を変化させる電動焦準部と、対物レンズと標本の顕微像を得る結像レンズと、結像面に配置されたCCDと、電動焦準部によりピントが合わせられた後、収差補正レンズが所定間隔で移動される毎に標本の顕微像が撮影され、得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させる手段と、標本の顕微像の収差補正レンズの位置を表す位置データを撮影画像に関連付けて記憶する記憶回路と、表示された複数の撮影画像の中から任意の撮影画像を選択する手段と、選択された撮影画像の収差補正レンズの位置データを記憶回路から読み出し、位置データが表す位置へ収差補正レンズを移動させる手段と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カバーガラスの厚さ誤差、あるいは標本を収容する透過性の容器、例えばシャーレ等の容器の底厚誤差に起因する収差の補正機能を有する対物レンズを備えた顕微鏡を含むシステムに関する。
近年、生物学の分野では、従来の細胞の形態観察から細胞間の情報伝達機構を調べることに主眼が移りつつある。それに伴い、顕微鏡及び対物レンズの高性能化に対するニーズも拡大している。
一般に、顕微鏡用対物レンズは、カバーガラス等の平行平面板の厚さが一定であることを前提として設計されている。そのため、カバーガラス等の厚さが設計基準値より大きく変化する場合、その結像性能は劣化する。この傾向は、開口数の大きい高性能な対物レンズほど顕著になる。また倒立型顕微鏡の観察でよく用いられているシャーレ等の容器の底厚誤差も、対物レンズの結像性能を劣化させる原因となる。
そこで一般的に、カバーガラスの厚さやシャーレ等の容器底厚の変化に応じて対物レンズ内のレンズ間隔を変化させ、収差変動を補正するいわゆる補正環付対物レンズが知られている。実際には、標本にピントを合わせた後に解像が向上するように、対物レンズの補正環を回し収差補正を行う。しかし、この収差補正を行うことによりピントがずれてしまうため、再度ピント合わせをしなければならず、手間がかかるという問題がある。
特許文献1には、収差補正レンズの光軸方向の移動に応じた補正量を検出する検出手段と、標本と対物レンズとの間隔を変化させる焦準手段と、検出手段で検出された補正量から対物レンズのピントずれ量を求める演算手段と、演算手段で演算されたピントずれ量をもとに焦準手段を駆動させる駆動手段とを具備することで、補正環操作を行ってもピントが保たれる顕微鏡が提供されている。
特開2002−169101号公報
しかしながら、先行技術では、収差補正レンズの補正量の決定において、収差が最小となる最適位置付近で補正環を何度も回転、往復させて補正量の最適位置を探索する必要があった。また、補正環の回転方向(CW、CCW)による収差補正レンズの光軸方向の移動量に違いがあり、収差補正レンズの位置再現性が得られない場合があった。
本発明は、上記実情に鑑み、収差補正レンズの最適な補正量を容易に決定することができる顕微鏡システム、及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る顕微鏡システムは、透明な標本保持部材を通して観察又は撮像される標本と、前記標本保持部材の厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた収差補正機能付対物レンズと、前記収差補正レンズを光軸方向に移動させる収差補正レンズ移動手段と、前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる焦準手段と、前記収差補正機能付対物レンズとともに前記標本の顕微像を得る結像レンズと、前記結像レンズの結像面に配置された撮像手段と、前記焦準手段により前記標本にピントが合わせられた後、前記収差補正レンズ移動手段により前記収差補正レンズが所定間隔で移動される毎に前記撮像手段により前記標本の顕微像が撮影され、得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させる表示手段と、前記撮像手段により前記標本の顕微像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを、当該撮影された時点に得られた撮影画像に関連付けて記憶する記憶手段と、前記表示手段により前記モニター画面上に並べて表示された複数の撮影画像の中から任意の撮影画像を選択する画像選択手段と、前記画像選択手段により選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させる位置再現手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1の態様において、前記記憶手段は、予め取得されている、前記収差補正レンズの移動による前記収差補正機能付対物レンズのピントズレ量を表すピントズレ量データを、更に記憶し、前記表示手段は、前記焦準手段により前記標本にピントが合わせられた後、前記収差補正レンズ移動手段により前記収差補正レンズが前記所定間隔で移動される毎に、対応するピントズレ量データが前記記憶手段から読み出され、前記標本にピントが合わせられた位置から前記ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ前記焦準手段により前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔が変化され、さらに前記撮像手段により前記標本の顕微像が撮影され、得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させ、前記位置再現手段は、前記画像選択手段により選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させるとともに、対応するピントズレ量データを前記記憶手段から読み出し、当該ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1又は2の態様において、前記撮像手段が前記標本の顕微像撮影を終了した時点の直前の前記収差補正レンズの移動方向と、前記位置再現手段が前記記憶手段から読み出した位置データが表す位置へ前記収差補正レンズの移動を終了した時点の直前の前記収差補正レンズの移動方向は、同一方向である、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る顕微鏡システムは、上記第2の態様において、前記焦準手段が前記標本へのピント合わせを終了した時点の直前の前記焦準手段の駆動方向と、前記撮像手段が前記標本の顕微像撮影を終了した時点の直前の前記焦準手段の駆動方向と、前記位置再現手段が前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させることを終了した時点の直前の前記焦準手段の駆動方向は、同一方向である、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1乃至4の何れか一つの態様において、前記表示手段は、前記モニター画面上に並べて表示させた複数の撮影画像の中の一つの撮影画像に対して範囲が指定されて拡大指示が行われると、当該撮影画像の指定された範囲を拡大した画像と、前記モニター画面上に並べて表示させた他の全ての撮影画像の各々の前記範囲に対応する範囲を拡大した画像とを、前記モニター画面上に並べて表示させる、ことを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る顕微鏡システムは、上記第1乃至5の何れか一つの態様において、前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影する時のみ、励起光が前記標本を励起するように照明光のシャッターを開き、前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影する時以外は、前記シャッターを閉じる、ことを特徴とする。
本発明の第7の態様に係る方法は、透明な標本保持部材を通して観察又は撮像される標本と、前記標本保持部材の厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた収差補正機能付対物レンズと、前記収差補正レンズを光軸方向に移動させる収差補正レンズ移動手段と、前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる焦準手段と、前記収差補正機能付対物レンズとともに前記標本の顕微像を得る結像レンズと、前記結像レンズの結像面に配置された撮像手段と、を含む顕微鏡システムの制御方法であって、前記焦準手段が前記標本にピントを合わせ、前記収差補正レンズ移動手段が前記収差補正レンズを所定間隔で移動させる毎に、前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影し、当該撮影時の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを当該撮影により得られた撮影画像に関連付けて記憶手段に記憶し、得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させ、前記モニター画面上に並べて表示された複数の撮影画像の中から任意の撮影画像を選択し、選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させる、ことを特徴とする。
本発明の第8の態様に係る方法は、透明な標本保持部材を通して観察又は撮像される標本と、前記標本保持部材の厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた収差補正機能付対物レンズと、前記収差補正レンズを光軸方向に移動させる収差補正レンズ移動手段と、前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる焦準手段と、前記収差補正機能付対物レンズとともに前記標本の顕微像を得る結像レンズと、前記結像レンズの結像面に配置された撮像手段と、を含む顕微鏡システムの制御方法であって、前記収差補正レンズの移動による前記収差補正機能付対物レンズのピントズレ量を表すピントズレ量データを記憶手段に記憶し、前記焦準手段が前記標本にピントを合わせ、前記収差補正レンズ移動手段が前記収差補正レンズを所定間隔で移動させる毎に、対応するピントズレ量データを前記記憶手段から読み出し、前記標本にピントが合わせられた位置から前記ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ前記焦準手段が前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させ、さらに前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影し、当該撮影時の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを当該撮影により得られた撮影画像に関連付けて前記記憶手段に記憶し、得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させ、前記モニター画面上に並べて表示された複数の撮影画像の中から任意の撮影画像を選択し、選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させるとともに、対応するピントズレ量データを前記記憶手段から読み出し、当該ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ、前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、収差補正レンズの適切な補正量を容易に決定することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る顕微鏡システムの構成を模式的に示す図である。本実施形態では、顕微鏡システムの一例として、正立型顕微鏡システムを適用する。
同図において、顕微鏡本体101には、カバーガラス付きの標本102が、電動ステージ103に図示しないクレンメルによって固定されている。電動ステージ103は、電動焦準部104に固定されており、標本102を光軸105に沿って可動可能に設置されている。なお、電動焦準部104は、電動ステージ103を光軸105に沿って移動させることにより、カバーガラス付きの標本102と対物レンズとの間隔を変化させる。
また顕微鏡本体101には、少なくとも1つの電動補正環付対物レンズ106を含む複数の対物レンズが電動レボルバ107に固定されており、対物レンズの光軸が光軸105に重なるように電動レボルバ107が回転して対物レンズが光軸105に挿入される。電動補正環付対物レンズ106は、前記カバーガラス付き標本102の上方に位置している。なお、電動補正環付対物レンズ106は、標本保持部材(カバーガラス付き又はシャーレ等の標本を収容する透過性の容器も含む)の厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた収差補正機能付対物レンズの一例である。
標本保持部材は、標本102と対物レンズとの間に位置し、標本102は標本保持部材を通して対物レンズによって観察又は撮像される。
さらに顕微鏡本体101の標本102より下方には、透過照明ランプ117が内蔵され、その照明光をクリティカル照明で標本102に導く図示しない光学レンズを有する。透過照明ランプ117と標本102との間には、位相差リングスリットを内蔵した電動位相差ターレット118が配置され、明視野観察では空穴が光軸105に入り、位相差観察では図示しない位相差リングスリットが光軸105に挿入される。同じく透過照明ランプ117と標本102との間には電動FS(視野絞り)119が配置され、観察視野外の不要な照明光をカットすることが出来る。
電動補正環付対物レンズ106より上方には、蛍光キューブ108が配置される。蛍光キューブ108は図示しない複数の蛍光キューブとともに、電動蛍光キューブターレット112に固定されている。また蛍光キューブ108は、ダイクロイックミラー109、吸収フィルター110、励起フィルター111から構成される。
ダイクロイックミラー109で90度曲げられた、励起フィルター111を通る光路には、落射照明ランプ122と、落射照明ランプ122の像を電動補正環付対物レンズ106の瞳面に投影する図示しない光学系を含む落射照明ユニット123とが配置される。また落射照明ユニット123の中には落射照明用FSおよび落射照明用シャッター124を構成している。
蛍光キューブ108より上方には、電動光学ズーム113が配置される。電動光学ズーム113内には、電動補正環付対物レンズ106の瞳とほぼ共役な位置に設置された電動AS(開口絞り)120が設置されている。
電動光学ズーム113より上方には、図示しない結像レンズを持った鏡筒114が配置される。結像レンズは、対物レンズ(例えば電動補正環付対物レンズ106)とともに標本102の拡大像が得られる。鏡筒114内には図示しないミラーによって、接眼レンズ115に像を導く光学系と、カメラ116に像を導く光学系とを有している。
鏡筒114の上方には、カメラ116が配置される。カメラ116内にはCCD(Charge Coupled Device)121が配置され、標本102の拡大像をデジタルデータに変換している。なお、CCD121は、上記の結像レンズの結像面に配置される。
各電動駆動部は、顕微鏡の制御を行うためのPC131内に配置された制御部132と接続され、制御部132によって制御される。これにより、制御部132は、透過照明ランプ117のON/OFF、電動位相差ターレット118の駆動、電動FS119の駆動、電動焦準部104の駆動、電動ステージ103の駆動、電動補正環付対物レンズ106における電動補正環(後述のカム溝枠)の駆動、電動レボルバ107の駆動、電動蛍光キューブターレット112の駆動、電動光学ズーム113の駆動、電動AS120の駆動、落射照明用シャッター124の駆動、落射照明ランプ122のON/OFF、を制御することができる。またカメラ116とTVカメラ制御部133が接続され、カメラ特有のパラメータをTVカメラ制御部133がコントロールしている。制御部132とTVカメラ制御部133との間では、カメラ画像の受け取りや撮像の指示などがやり取りされる。
制御部132には、記憶回路134、演算回路135が接続され、工場出荷時の各種データのやり取りや、そのデータを使った各種演算を行う。なお、記憶回路134には、工場出荷時等に、詳しくは図5を用いて後述する処理によって取得された、収差補正レンズ位置(収差補正レンズによる補正量に対応)とピントズレ量との関係を表すテーブルデータが記憶されている。
PC131は、表示部としてモニター136を備え、入力部としてキーボード137及びマウス138を備えている。
図2は、電動補正環付対物レンズ106の、光軸105を通る断面を模式的に示す図である。
同図に示したように、電動補正環付対物レンズ106は、光軸105に沿って複数のレンズ201、202、203、204、及び205が固定されている。その中で、収差補正レンズ203は、駆動鏡枠206に固定され、固定鏡枠207の内径にガイドされて光軸105と平行に駆動可能に保持されている。駆動鏡枠206にはカムピン208が固定され、カムピン208はカム溝枠(補正環)209と固定鏡枠207に係合している。カム溝枠209が回転すると、カムピン208は固定鏡枠207の溝に沿って上下に移動し、あわせて収差補正レンズ203が光軸105と平行に移動する。カム溝枠209は、図示しないステッピングモーターとギアを介して係合され、ステッピングモーターパルス数で電動駆動制御される。本実施形態では、カバーガラスの厚さ誤差に起因する収差を補正する場合に、収差補正レンズ203の移動により、0.11mmから0.23mmまでの間の厚さのカバーガラスに対して収差補正を行うことができる。
なお、補正環(上記のカム溝枠209)は、補正環調整が行なわれない場合には標準のカバーガラスの厚さ0.17mmの位置にある。
図3は、PC131のモニター136の画面上に表示されるGUI(Graphical User Interface)の一例を示す図である。
なお、本実施形態に係る顕微鏡システムでは、基本的に、ユーザが標本102を電動ステージ103上に設置するという操作以外の全ての顕微鏡操作を、このモニター画面上に表示されたGUI上で行うことができように構成されている。
同図に示したモニター画面において、画面左側部分の画像表示部301には、カメラ116のライブ画像や撮影画像が表示される。電動ステージ103の移動は、画像表示部301の外周8箇所に設けられたステージ移動矢印ボタン302を押下することで行うことができる。
また、このモニター画面において、画面右側部分には、ユーザにより操作可能な各種のボタンやスライダーが表示される。
対物レンズボタン303が押下されると、電動レボルバ107が回転し、選択した対物レンズが光軸105に挿入される。本実施形態では、10X、40X、及び60Xの対物レンズが選択可能であり、40X及び60Xの対物レンズは電動補正環付対物レンズ106である。
ズームスライダー304が操作されると、電動光学ズーム113内の光学レンズが駆動し、光学倍率を連続変倍する。本実施形態では、0.5Xから2Xの範囲で光学倍率を連続変倍可能である。このとき、図示しない落射FSおよび透過FS119の、観察視野に外接する径が、その変倍に連動して絞られる。
蛍光キューブボタン305は、蛍光キューブの種類を選択指示するためのボタンであって、選択指示された蛍光キューブの種類に応じて、電動蛍光キューブターレット112が駆動し、対応する蛍光キューブが光軸105に挿入される。本実施形態では、GFP(Green Fluorescent Protein)、YFP(Yellow Fluorescent Protein)、及びU励起に応じた蛍光キューブの選択が可能である。
励起光シャッターボタン306は、シャッター(例えば落射照明用シャッター124)を開く又は閉じることを指示するためのボタンである。
焦点深度(AS)スライダー307が操作されると、電動AS120が駆動し、焦点深度を変更する。本実施形態では、最小(焦点深度が深い)から最大(焦点深度が浅い)のAS径の範囲で焦点深度の変更が可能である。
ピント合わせ308が操作されると、電動焦準部104が駆動し、光軸105に挿入されている対物レンズのピント面を変更する。本実施形態では、上端から下端の所定範囲でピント面を変更することが可能である。このピント合わせ308は、標本102の観察面を調整するのに使用される。
観察方法選択ボタン309は、観察方法を選択指示するためのボタンであって、選択指示された観察方法に応じたランプのON/OFFや電動駆動部の駆動が行われる。本実施形態では、「透過明視野」、「落射蛍光」、及び「位相差」のいずれか一つの観察方法を選択可能である。
補正環調整ボタン310は、モニター画面上に表示させるGUIを補正環調整用GUIに切り替える指示を行うためのボタンであって、このボタンが押下されると、モニター画面上に補正環調整用GUIが表示され、光路に挿入されている電動補正環付対物レンズ106における補正環(上記のカム溝枠209)の調整が可能となる。
図4は、PC131のモニター画面上に表示される補正環調整用GUIの一例を示す図である。
なお、上記の補正環調整ボタン310の押下に応じてこの補正環調整用GUIを表示する処理や、この補正環調整用GUI上で行われたユーザの操作に応じて行われる処理の詳細は、図6及び図7を用いて後述する。
図4に示したモニター画面において、画像表示部301には、補正ピッチをカバーガラス厚0.01mmとして、収差補正レンズ203を補正量0.11mmの位置から補正量0.23mmの位置まで補正ピッチ毎に移動させ、各補正ピッチで撮影された合計23枚の撮影画像が並べて表示される。但し、本実施形態では、画像表示部301の表示面積の都合から、一度に表示可能な撮影画像の枚数は12枚であり、残りの11枚の撮影画像については、キーボード137又はマウス138の操作により、表示が可能である。
また、上記の23枚の撮影画像においては、公知の方式により各撮影画像においてコントラスト値が検出され、最もコントラスト値の高い撮影画像が他の撮影画像と区別可能に表示される。本実施形態では、最もコントラスト値が高い撮影画像に対して枠縁をつけて表示し、他と区別可能に表示される。同図に示した例では、画像表示部301に表示されている最も右側の列の上から2番目の撮影画像(駒番号「03」の撮影画像)401に対して枠縁402が付けられている。なお、同図では、図面の都合から、画像表示部301に表示されている12枚の撮影画像を実線と点線を用いてコントラストの強弱を示しているが、駒番号「03」の撮影画像が最もコントラスト値の高い撮影画像を表しており、駒番号「03」から駒番号が増える又は減るに従いコントラスト値が徐々に低くなる撮影画像となる。
また、図4に示したモニター画面において、右下部分には、各種のメッセージが表示される。
ユーザは、このようにして画像表示部301に表示可能な23枚の撮影画像の中から、最もコントラスト値の高いと思われる撮影画像を選択することができる。もちろん、ユーザは枠縁402が付けられていない撮影画像を選択することもできる。ここで、コントラスト値の高い撮影画像は収差の少ない撮影画像であるので、最もコントラスト値の高い撮影画像が収差補正レンズの最適位置で撮影された画像であると言うことができる。なお、ユーザによる撮影画像の選択は、キーボード137又はマウス138の操作により、画像表示部301に表示されている所望の撮影画像を選択することにより行うことができる。
このようにして所望の撮影画像がユーザにより選択されると、詳しくは図7を用いて後述する処理が行われて、選択された撮影画像が撮影された時点の収差補正レンズ203の位置を表す位置データが記憶回路134から読み出され、その位置データが表す位置へ収差補正レンズ203が移動される。
なお、画像表示部301内に表示された1枚の撮影画像上にマウスポインタを移動させ、マウス138に設けられたホイール(マウスホイール)を回転させることにより、マウスポインタが指し示す位置を中心にデジタルズームが行われて当該撮影画像の拡大/縮小を行うことが可能である。また、画像表示部301内に表示された1枚の撮影画像上で、マウス138のドラッグ操作により範囲指定を行うことにより、その範囲指定を行った部分領域をデジタルズームにより拡大して表示させることが可能である。また、拡大した状態であれば、その画像上をドラックすることで観察範囲を移動することもできる。このようなマウスホイールの回転による撮影画像の拡大/縮小、及び、マウス138のドラッグ操作による撮影画像の拡大は、1枚の撮影画像に対して操作を行うことによって、他の残りの22枚の撮影画像に対しても同じ処理を行わせることが可能である。従って、1枚の撮影画像に対してマウスホイールの回転が行われると、当該撮影画像が拡大/縮小されるとともに、他の残りの22枚の撮影画像の各々も同じように拡大/縮小される。また、1枚の撮影画像に対してマウス138のドラッグ操作が行われると、範囲指定された当該撮影画像の部分領域が拡大されるとともに、他の残りの22枚の撮影画像の各々も対応する部分領域が拡大される。このような処理により、ユーザの操作負担を増やすことなく撮影画像間の比較を容易にしている。
次に、以上に説明した本実施形態に係る顕微鏡システムの動作を詳細に説明する。
はじめに、工場出荷時等に行われる、上記の収差補正レンズ位置とピントズレ量との関係を表すテーブルデータを取得するときの作業の流れを説明する。
図5は、その作業の流れを示すフローチャートである。
なお、このフローには本実施形態に係る顕微鏡システムの動作も含まれる。
同図に示したフローにおいて、まず、S501では、工場内の作業者により電動ステージ103上に基準チャートが固定される。ここで、基準チャートは、厚みが0.01mmずつ異なる0.11mmから0.23mmまでの23枚の既知のカバーガラスが、ピンホールが多数空いた標本上に、それぞれ張り合わされたものである。
S502では、透過照明ランプ117をONにして、基準チャートを透過照明で照明する。
S503では、電動ステージ103を移動させ、基準チャートにおける厚みが0.17mmのカバーガラスを視野内に入れる。この動作は、例えば、工場内の作業者が、図3に示したモニター画面上の画像表示部301に表示されている基準チャートのライブ画像を観察しながらステージ移動矢印ボタン302を操作することによって行うことができる。また、S503では、変数pの値を0.17とする。
S504では、収差補正レンズ203の基準となる補正量0.17mmにおける焦準のピント位置を取得する。先ず、収差補正レンズ203を0.17mmに合わせる。このときのバックラッシュをなくすため、0.11mmの位置から0.23mmの方向に収差補正レンズ203を回転させて0.17mmに合わせる。次に、電動焦準部104を駆動して基準チャートに対してAF(Auto Focus)を行ってピントを合わせる。このときも電動焦準部104のバックラッシュをなくすため、対物レンズが基準チャートに近づく方向でAFを終了させる。
なお、工場内の作業者の判断により、AFの精度が満足でない場合は、手動で電動焦準部104を駆動してピント合わせを行うこともできる。
S505では、S504の処理が終了した時点の収差補正レンズ203の位置の値を変数Q(0.17)の値とし、その時点の電動焦準部104の駆動位置の値を変数R(0.17)とする。
S506では、変数pの値を0.11とする。
S507では、変数pの値が0.23未満であるか否かを判定し、その判定結果がYesの場合にはS509へ進み、Noの場合には本フローが終了する。
S509では、電動ステージ103を移動させ、基準チャートにおける厚みがpmmのカバーガラスを視野内に入れる。なお、この動作は、上記のS503と同様に、例えば、工場内の作業者が、図3に示したモニター画面上の画像表示部301に表示されている基準チャートのライブ画像を観察しながらステージ移動矢印ボタン302を操作することによって行うことができる。
S510では、収差補正レンズ203をpmmに合わせる。このときのバックラッシュをなくすため、0.11mmの位置から0.23mmの方向に収差補正レンズ203を回転させてpmmに合わせる。次に、電動焦準部104を駆動して基準チャートに対してAF(Auto Focus)を行ってピントを合わせる。このときも電動焦準部104のバックラッシュをなくすため、対物レンズが基準チャートに近づく方向でAFを終了させる。
なお、工場内の作業者の判断により、AFの精度が満足でない場合は、手動で電動焦準部104を駆動してピント合わせを行うこともできる。
S511では、S510の処理が終了した時点の収差補正レンズ203の位置の値を変数Q(p)の値とし、その時点の電動焦準部104の駆動位置の値を変数R(p)とする。
S512では、S511で得られた変数R(p)の値からS505で得られた変数R(0.17)の値を差し引いた値を、ピントズレ量を表す変数S(p)の値とする。
S513では、変数pの値と、S511及びS512で得られた変数Q(p)、S(p)の値を、記憶回路134に記憶されている、収差補正レンズ位置とピントズレ量との関係を表すテーブルデータに追加する。なお、この時に、このテーブルデータが記憶回路134に記憶されていなければ、これを生成して記憶回路134に記憶し、これに上記の変数p、Q(p)、S(p)の値を追加する。
S514では、変数pの値に0.01を加えた値を変数pの値とする。
S514の処理が終了すると、S507へ戻り、変数pの値が0.23以上になるまで、S509乃至514の処理が繰り返し行われる。
このようなフローが工場出荷時等に行われることによって、カバーガラスの厚みが0.11mmから0.23mmまでの各厚み(p)に対応する収差補正レンズ位置(Q(p))およびピントズレ量(S(p))を含むテーブルデータ(収差補正レンズ位置とピントズレ量との関係を表すテーブルデータ)が、記憶回路134に記憶される。
次に、本実施形態に係る顕微鏡システムを用いて実際にカバーガラス付き標本102をユーザが観察する場合に行われる、電動補正環付対物レンズ106における補正環調整作業の流れを説明する。
ここでは、標本102を蛍光観察する場合を例に説明する。また、カバーガラス付き標本102において、そのカバーガラスは、0.01mm毎に厚みが異なる0.11mmから0.23mmまでの23種類のカバーガラスのうちの何れかであるとする。
図6及び図7は、その補正環調整作業の流れを示すフローチャートである。
なお、このフローには本実施形態に係る顕微鏡システムの動作も含まれる。
図6に示したフローにおいて、まず、S601では、PC131のモニター画面上に図3に示したGUIが表示されて観察方法選択ボタン310により「落射蛍光」が選択されている状態であるときに、ユーザの操作により補正環調整ボタン310が押下された状態を示す。
これに応じて、S602では落射照明用シャッター124を閉じ、S603では、モニター画面上に表示されているGUIを図4に示した補正環調整用GUIに切り替える。但し、この時点では、画像表示部301には何も表示されず、また、図4に示したメッセージも表示されない。
S604では、電動ステージ103に設置されている、蛍光観察の対象となる標本102に対してピントが合っているか否かをユーザに問い合わせる。この問い合わせは、例えば、PC131のモニター画面上にダイアログボックスを表示させ、そこでユーザからの指示を受け付けることにより行うことができる。また、ユーザによる標本102にピントが合っているか否かの確認は、例えば、落射照明用シャッター124が閉じる前の段階で、接眼レンズ115を介して、或いは、図3に示したGUIにおける画像表示部301に表示されたライブ画像を介して、行うことができる。ユーザへの問い合わせの結果、標本102に対しピントが合っていると判定したときは(S604がYes)S611へ進み、そのように判定されなかったときは(S604がNo)S605へ進む。
S605では、AFでピントを合わせるか、又は、マニュアルでピントを合わせるかをユーザに問い合わせる。この問い合わせも、例えば、PC131のモニター画面上にダイアログボックスを表示させ、そこでユーザからの指示を受け付けることにより行うことができる。ユーザへの問い合わせの結果、AFでピント合わせを行うと判定したときはS606へ進み、マニュアルでピント合わせを行うと判定したときはS608へ進む。
S606では落射照明用シャッター124を開き、S607では標本102に対して電動焦準部104がAFを行い、S610では落射照明用シャッター124を閉じ、処理がS604へ戻る。
S608では落射照明用シャッター124を開き、ユーザがピント合わせ308(図3参照)を操作可能なように、S603で表示された補正環調整用GUIにピント合わせ308を追加表示する。これにより、ユーザは、ピント合わせ308の操作によりマニュアルで標本102に対するピント合わせを行うことができる。そして、ユーザによる所定の操作により、標本102に対するピント合わせが終了したことが通知されると、S610では落射照明用シャッター124を閉じ、処理がS604へ戻る。
S611では、標本102に対して最後にピント合わせが行われた時点の直前の電動焦準部104の駆動方向を表すデータを記憶回路134に記憶する。ここで、その駆動方向を表すデータをAとする。
S612では、現在の電動焦準部104の駆動位置を表す位置データを記憶回路134に記憶する。ここで、その位置データをEとする。
S613では、落射照明用シャッター124を開く。
S614では、カメラ116で標本を撮影し、この時のカメラ設定を表すデータを記憶回路134に記憶する。ここで、そのカメラ設定を表すデータをCとする。なお、カメラ設定には、撮影時にカメラ116に設定された露出量、ホワイトバランス、AS等が含まれる。
S615では、落射照明用シャッター124を閉じる。
S616では、補正環(上記のカム溝枠209)を回転させ、補正値0.11mmの位置へ収差補正レンズ203を移動する。また、変数Bの値を0.11とする。
S617では、変数Bの値が0.23未満であるか否かを判定し、その判定結果がYesの場合にはS619へ進み、Noの場合には図7のS701へ進む。
S619では、補正環(上記のカム溝枠209)を回転させ、補正値が変数Bの値の位置へ収差補正レンズ203を移動する。
S620では、補正値である変数Bの値に対応するピントズレ量を、記憶回路134に記憶されている、収差補正レンズ位置とピントズレ量との関係を表すテーブルデータから読み出し、当該ピントズレ量の分だけ電動焦準部104をS611で記憶回路134に記憶されたAが表す駆動方向へ駆動する。ここで、変数Bの値は、そのテーブルデータに含まれる変数pの値に対応する。従って、補正値である変数Bに対応するピントズレ量とは、そのテーブルデータに含まれる、変数Bの値と同一の変数pの値に対応するピントズレ量を表すS(p)の値を指す。
S621では、落射照明用シャッター124を開く。
S622では、カメラ116の設定を、S614で記憶回路134に記憶されたCが表すカメラ設定にして、カメラ116が標本の顕微像を撮影し、この時に得られた撮影画像を表す画像データを記憶回路134に記憶する。なお、この画像データは、この時の変数Bの値を表すデータと関連付けされて記憶回路134に記憶される。ここで、この撮影画像を表す画像データをD(B)とする。
S623では、落射照明用シャッター124を閉じる。
S624では、変数Bの値に0.01を加えた値を変数Bの値とする。
S624の処理が終了すると、S617へ戻り、変数Bの値が0.23以上になるまで、S619乃至624の処理が繰り返し行われる。
図7のS701では、補正環(上記のカム溝枠209)を回転させ、補正値0.11mmの位置へ収差補正レンズ203を移動する。
S702では、電動焦準部104を、S612で記憶回路134に記憶されたEが表す駆動位置へ駆動する。但し、その駆動が終了した時点の直前の駆動方向が、S611で記憶回路134に記憶されたAが表す駆動方向になるように、その駆動が行われる。
S703では、モニター画面上の画像表示部301に、S622で記憶回路134に記憶された、変数Bの値が0.11から0.23までのD(B)が表す23枚の撮影画像を順に並べて表示させる。但し、上述したとおり、本実施形態では、画像表示部301の表示面積の都合から、一度に表示可能な撮影画像の枚数は12枚であり、残りの11枚の撮影画像については、キーボード137又はマウス138の操作により表示が可能である。また、画像表示部301に表示させる各撮影画像には、図4に示したように、対応する駒番号が併せて表示される。また、モニター画面上には、図4に示したメッセージも表示される。
S704では、その23枚の撮影画像の各々のコントラスト値を検出し、最もコントラスト値の高い撮影画像に対し例えば緑色の枠縁を付ける。これにより、最もコントラスト値の高い撮影画像が画像表示部301に表示されたときには、当該撮影画像を他の撮影画像と区別可能に表示することができる。
S705では、画像表示部301に表示されている1枚の撮影画像上でのユーザによるマウス138の操作(マウスホイールの回転操作やドラッグ操作)により、図4を用いて説明したとおり、当該撮影画像の拡大又は縮小を行うとともに、他の残りの22枚の撮影画像の各々に対しても同様に拡大又は縮小を行う。従って、ユーザは、画像表示部301に表示されている1枚の撮影画像に対してマウス138の操作を行うことによって、画像表示部301に表示されている残りの撮影画像に対して、同様の拡大又は縮小を行わせることができる。また、このときにユーザがキーボード137又はマウス138の操作を行って画像表示部301に表示されていなかった残りの撮影画像を表示させたときにも、同様の拡大又は縮小が行われた撮影画像が画像表示部301に表示されることはもちろんのことである。
S706では、ユーザによる例えばマウス138の操作により、画像表示部301に表示されている複数の撮影画像の中から、最も収差の少ない撮影画像(最もコントラスト値が高い撮影画像)とユーザが思う画像が選択される。
S707では、S706で選択された撮影画像を表す画像データであるD(B)に関連付けされている変数Bの値を表すデータを記憶回路134から読み出し、当該データが表す変数Bの値を収差補正レンズ203の補正値とする。これにより、収差補正レンズ203の補正量が決定される。
S708では、補正環(上記のカム溝枠209)を回転させ、S707で補正値とされた変数Bの値の位置へ収差補正レンズ203を移動する。
S709では、S707で補正値とされた変数Bの値に対応するピントズレ量を、記憶回路134に記憶されている、収差補正レンズ位置とピントズレ量との関係を表すテーブルデータから読み出し、当該ピントズレ量の分だけ電動焦準部104を図6のS611で記憶回路134に記憶されたAが表す駆動方向へ駆動する。上述のとおり、変数Bの値は、そのテーブルデータに含まれる変数pの値に対応する。従って、補正値である変数Bに対応するピントズレ量とは、そのテーブルデータに含まれる、変数Bの値と同一の変数pの値に対応するピントズレ量を表すS(p)の値を指す。
S710では、モニター画面上の表示を、図3に示したモニター画面上の表示に切り替える。
S710の処理が終了すると、本フローが終了する。
このような図6及び図7に示したフローが行われることによって、補正環(上記のカム溝枠209)の調整が行われ、カバーガラスの厚さ誤差に起因する収差が補正される。
なお、本フローのS616、S619、S701、及びS708の各処理ステップで行われる収差補正レンズ203の移動において、移動が終了した時点の直前の収差補正レンズ203の移動方向は、いずれの処理ステップにおける収差補正レンズ203の移動においても同一方向になるように処理が行われる。
以上、本実施形態に係る顕微鏡システムによれば、次のような効果が得られる。
1.収差補正レンズの補正量の決定において、収差が最小となる最適位置付近で補正環を何度も回転、往復させて補正量の最適位置を探索するような手間をかけずに、モニター画面上に並べて表示された複数の画像を一度に見比べて、その中から収差が最小となる最適位置で撮影されたと思われる画像を選択するだけで収差補正レンズの補正量を決定でき、顕微鏡本体の微妙な調整を必要としないという効果が得られる。
2.収差補正レンズの駆動は電動で行われるため、対物レンズの補正環を触る必要が無く、剛性の弱い対物レンズの補正環を触ることによる視野内での像の動きが発生せず、常に同じ標本位置で収差補正レンズの補正量を比較することができるという効果が得られる。
3.開口数の大きな対物レンズなど、収差補正レンズの駆動による対物レンズのピントズレが発生しやすい場合においても、対物レンズのピントズレを気にせず、収差補正レンズの補正量を決定する際には、モニター画面上に並べて表示された複数の画像を比較するだけでよいという効果が得られる。
4.モニター画面上に並べて表示された複数の画像を比較しながら最も収差の少ない画像をユーザが選択するときには、コントラスト検出法により収差の少ない画像に対して縁枠が設けられるため、ユーザは収差補正レンズの最適位置を決定しやすいという効果が得られる。
5.収差補正レンズの位置再現性が向上するので、収差補正レンズの最適位置が精度良く決まり、収差補正レンズの補正後の撮影画像の画質が向上するという効果が得られる。
6.焦準部の位置再現性が向上するので、テーブルデータ(上記の収差補正レンズ位置とピントズレ量との関係を表すテーブルデータ)に含まれるデータの取得間隔(上記の例では0.01mm)で収差補正レンズを駆動して撮影したことで得られた複数の画像における焦準部のピントズレが少なくなり、その結果、その複数の画像をモニター画面上に並べて表示させたときに、ユーザは、より画像の選択がし易くなる。また、収差補正レンズの補正後における焦準部のピントズレも少なくなり、あらためてピント合わせを行う手間を省くことができるという効果が得られる。
7.モニター画面上に並べて表示された複数の画像の中の1枚の画像に対して操作を行うだけで、他の画像の表示範囲も変更することができるので、収差補正レンズの最適位置を選ぶ際の画像比較が容易になり、且つ、それに要する時間を短縮することもできるという効果が得られる。
8.標本への励起光の照射時間が、標本の蛍光色素あるいは蛍光タンパクを励起するのに最低限必要な時間のみに限定することができるので、標本の蛍光色素あるいは蛍光タンパクなどの褪色を最小限に減らすことができるという効果が得られる。
9.図5乃至7を用いて説明したように、収差補正レンズを移動させるときには、その移動が終了した時点の直前の収差補正レンズの移動方向を統一しているので、バックラッシュの影響を受け難いという効果が得られる。また、焦準部を駆動させるときにも、その駆動が終了した時点の直前の焦準部の駆動方向を統一しているので、バックラッシュの影響を受け難いという効果が得られる。
なお、本実施形態では、カバーガラスの厚さ誤差を補正する場合を例に説明したが、標本保持部材(カバーガラス付き又はシャーレ等の標本を収容する透過性の容器も含む)の厚さ誤差を補正する場合にも同様にして行うことができる。
また、本実施形態では、顕微鏡システムを正立型顕微鏡システムとして構成したが、例えば倒立型顕微鏡システムとして構成することもできる。
また、本実施形態では、電動焦準部104が電動ステージ103を光軸105に沿って移動させることにより、カバーガラス付きの標本102と対物レンズとの間隔を変化させるようにしたが、例えば、対物レンズを光軸105に沿って移動させることにより、カバーガラス付きの標本102と対物レンズとの間隔を変化させるように構成することもできるし、或いは、電動ステージ103と対物レンズの双方を光軸105に沿って移動させることにより、カバーガラス付きの標本102と対物レンズとの間隔を変化させるように構成することもできる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
一実施の形態に係る顕微鏡システムの構成を模式的に示す図である。 電動補正環付対物レンズの、光軸を通る断面を模式的に示す図である。 PCのモニター画面上に表示されるGUI(Graphical User Interface)の一例を示す図である。 PCのモニター画面上に表示される補正環調整用GUIの一例を示す図である。 工場出荷時等に行われる、収差補正レンズ位置とピントズレ量との関係を表すテーブルデータを取得するときの作業の流れを示すフローチャートである。 実際にカバーガラス付き標本を観察する場合に行われる、電動補正環付対物レンズにおける補正環調整作業の流れを示す第1のフローチャートである。 実際にカバーガラス付き標本を観察する場合に行われる、電動補正環付対物レンズにおける補正環調整作業の流れを示す第2のフローチャートである。
符号の説明
101 顕微鏡本体
102 標本
103 電動ステージ
104 電動焦準部
105 光軸
106 電動補正環付対物レンズ
107 電動レボルバ
108 蛍光キューブ
109 ダイクロイックミラー
110 吸収フィルター
111 励起フィルター
112 電動蛍光キューブターレット
113 電動光学ズーム
114 鏡筒
115 接眼レンズ
116 カメラ
117 透過照明ランプ
118 電動位相差ターレット
119 電動FS
120 電動AS
121 CCD
122 落射照明ランプ
123 落射照明ユニット
124 落射照明用シャッター
131 PC
132 制御部
133 TVカメラ制御部
134 記憶回路
135 演算回路
136 モニター
201、202 レンズ
203 収差補正レンズ
204、205 レンズ
206 駆動鏡枠
207 固定鏡枠
208 カムピン
209 カム溝枠
301 画像表示部
302 ステージ移動矢印ボタン
303 対物レンズボタン
304 ズームスライダー
305 蛍光キューブボタン
306 励起光シャッターボタン
307 焦点深度スライダー
308 ピント合わせ
309 観察方法選択ボタン
401 撮影画像
402 縁枠

Claims (8)

  1. 透明な標本保持部材を通して観察又は撮像される標本と、
    前記標本保持部材の厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた収差補正機能付対物レンズと、
    前記収差補正レンズを光軸方向に移動させる収差補正レンズ移動手段と、
    前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる焦準手段と、
    前記収差補正機能付対物レンズとともに前記標本の顕微像を得る結像レンズと、
    前記結像レンズの結像面に配置された撮像手段と、
    前記焦準手段により前記標本にピントが合わせられた後、前記収差補正レンズ移動手段により前記収差補正レンズが所定間隔で移動される毎に前記撮像手段により前記標本の顕微像が撮影され、得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させる表示手段と、
    前記撮像手段により前記標本の顕微像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを、当該撮影された時点に得られた撮影画像に関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記表示手段により前記モニター画面上に並べて表示された複数の撮影画像の中から任意の撮影画像を選択する画像選択手段と、
    前記画像選択手段により選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させる位置再現手段と、
    を具備したことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記記憶手段は、予め取得されている、前記収差補正レンズの移動による前記収差補正機能付対物レンズのピントズレ量を表すピントズレ量データを、更に記憶し、
    前記表示手段は、前記焦準手段により前記標本にピントが合わせられた後、前記収差補正レンズ移動手段により前記収差補正レンズが前記所定間隔で移動される毎に、対応するピントズレ量データが前記記憶手段から読み出され、前記標本にピントが合わせられた位置から前記ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ前記焦準手段により前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔が変化され、さらに前記撮像手段により前記標本の顕微像が撮影され、得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させ、
    前記位置再現手段は、前記画像選択手段により選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させるとともに、対応するピントズレ量データを前記記憶手段から読み出し、当該ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡システム。
  3. 前記撮像手段が前記標本の顕微像撮影を終了した時点の直前の前記収差補正レンズの移動方向と、前記位置再現手段が前記記憶手段から読み出した位置データが表す位置へ前記収差補正レンズの移動を終了した時点の直前の前記収差補正レンズの移動方向は、同一方向である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡システム。
  4. 前記焦準手段が前記標本へのピント合わせを終了した時点の直前の前記焦準手段の駆動方向と、前記撮像手段が前記標本の顕微像撮影を終了した時点の直前の前記焦準手段の駆動方向と、前記位置再現手段が前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させることを終了した時点の直前の前記焦準手段の駆動方向は、同一方向である、
    ことを特徴とする請求項2記載の顕微鏡システム。
  5. 前記表示手段は、前記モニター画面上に並べて表示させた複数の撮影画像の中の一つの撮影画像に対して範囲が指定されて拡大指示が行われると、当該撮影画像の指定された範囲を拡大した画像と、前記モニター画面上に並べて表示させた他の全ての撮影画像の各々の前記範囲に対応する範囲を拡大した画像とを、前記モニター画面上に並べて表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の顕微鏡システム。
  6. 前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影する時のみ、励起光が前記標本を励起するように照明光のシャッターを開き、前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影する時以外は、前記シャッターを閉じる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の顕微鏡システム。
  7. 透明な標本保持部材を通して観察又は撮像される標本と、前記標本保持部材の厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた収差補正機能付対物レンズと、前記収差補正レンズを光軸方向に移動させる収差補正レンズ移動手段と、前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる焦準手段と、前記収差補正機能付対物レンズとともに前記標本の顕微像を得る結像レンズと、前記結像レンズの結像面に配置された撮像手段と、を含む顕微鏡システムの制御方法であって、
    前記焦準手段が前記標本にピントを合わせ、
    前記収差補正レンズ移動手段が前記収差補正レンズを所定間隔で移動させる毎に、前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影し、当該撮影時の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを当該撮影により得られた撮影画像に関連付けて記憶手段に記憶し、
    得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させ、
    前記モニター画面上に並べて表示された複数の撮影画像の中から任意の撮影画像を選択し、
    選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させる、
    ことを特徴とする顕微鏡システムの制御方法。
  8. 透明な標本保持部材を通して観察又は撮像される標本と、前記標本保持部材の厚さ誤差を補正する収差補正レンズを備えた収差補正機能付対物レンズと、前記収差補正レンズを光軸方向に移動させる収差補正レンズ移動手段と、前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる焦準手段と、前記収差補正機能付対物レンズとともに前記標本の顕微像を得る結像レンズと、前記結像レンズの結像面に配置された撮像手段と、を含む顕微鏡システムの制御方法であって、
    前記収差補正レンズの移動による前記収差補正機能付対物レンズのピントズレ量を表すピントズレ量データを記憶手段に記憶し、
    前記焦準手段が前記標本にピントを合わせ、
    前記収差補正レンズ移動手段が前記収差補正レンズを所定間隔で移動させる毎に、対応するピントズレ量データを前記記憶手段から読み出し、前記標本にピントが合わせられた位置から前記ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ前記焦準手段が前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させ、さらに前記撮像手段が前記標本の顕微像を撮影し、当該撮影時の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを当該撮影により得られた撮影画像に関連付けて前記記憶手段に記憶し、
    得られた複数の撮影画像をモニター画面上に並べて表示させ、
    前記モニター画面上に並べて表示された複数の撮影画像の中から任意の撮影画像を選択し、
    選択された撮影画像が撮影された時点の前記収差補正レンズの位置を表す位置データを前記記憶手段から読み出し、当該位置データが表す位置へ前記収差補正レンズを移動させるとともに、対応するピントズレ量データを前記記憶手段から読み出し、当該ピントズレ量データが表すピントズレ量の分だけ、前記標本保持部材と前記収差補正機能付対物レンズとの間隔を変化させる、
    ことを特徴とする顕微鏡システムの制御方法。
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