JPH08174472A - カッター機構 - Google Patents

カッター機構

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JPH08174472A
JPH08174472A JP6316720A JP31672094A JPH08174472A JP H08174472 A JPH08174472 A JP H08174472A JP 6316720 A JP6316720 A JP 6316720A JP 31672094 A JP31672094 A JP 31672094A JP H08174472 A JPH08174472 A JP H08174472A
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blade
sheet
round
cutting
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Takaaki Sanpei
孝昭 三弊
Takeharu Kirikoshi
武晴 桐越
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NEC Engineering Ltd
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NEC Corp
NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】直線状に長尺な固定刃が不要で、かつ被切断シ
ートを直線状に切断できる丸刃装着型のカッター機構を
提供する。 【構成】板状の固定刃2はカッターフレーム1の長尺方
向の長さに対して極く短尺で、走行ガイド(板状部材)
7の面に対して垂直方向に位置する。丸刃支持台3は走
行ガイド7の長尺側端部をまたぐ連結アーム部3Eを有
し、丸刃5の刃先と固定刃2の刃先が僅かにオーバーラ
ップして切断点を形成するように、丸刃5を支持する丸
刃支持部3Bを走行ガイド7側に、固定刃2を取り付け
る固定刃取付部3Cをカッターフレーム1側に有してい
る。丸刃5と固定刃2は丸刃支持台3で一体に固定され
ている。丸刃支持台3は走行レール4で案内されてカッ
ターフレーム1の長尺方向に移動し、被切断シートの切
断を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ機や複写
機やプリンタ等のOA機器に組み込まれ、ロール状に巻
かれたシート等を所望の長さに切断するカッター機構に
関し、特に裁断方向に直線状な固定刃と、丸刃とを有
し、固定刃と丸刃の間に置かれたシートを切断する丸刃
装着型カッター機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカッター機構は、主とし
てOA機器等において、排出されるロール紙をページご
とに切断することを目的として用いられている。これに
ついては、特願平5−268870号で開示された発明
の構成や、実開平1−149288号公報で開示された
考案の構成が上げられる。以下、これら従来のカッター
機構について説明するが、本発明のものと基本的に同じ
構成・機能を有する要素には、本発明と同じ参照符号を
付して説明するものとする。
【0003】図10に示すように、特願平5−2688
70号の発明のカッター機構は、直線状の長尺な固定刃
30が板状のカッターフレーム1の上面に、カッターフ
レーム1の長手方向に対して平行に、溶接、両面粘着テ
ープ等の固定手段により取り付けられている。固定刃3
0は、特殊用途鋼に分類される鋼板または鋼帯を、型間
隙間の無いプレス型で打ち抜いたもので、刃先には微少
な丸みを有している。この微少な丸みによって、ロール
紙等の被切断シートを作業者がセットする作業時、作業
者の手が固定刃30に多少触れても事故が起きにくいよ
うになっている。走行レール4は固定刃30の下方に、
カッターフレーム1の一端を凹状に曲げることで構成さ
れている。走行レール4にはキャリッジ15の一部が入
れ込まれている。丸刃支持台3は、丸刃支持部3Bと連
結アーム部3Eと摺動移動部3Dが一体に構成されてい
る。摺動移動部3Dは、固定刃30の裏面に接触し、固
定刃30の裏面に沿って移動する。この構成をとること
で、切断能力を越える厚手のシートを誤って切断した場
合でも、丸刃5が固定刃30の表側に乗り上がる恐れが
無い。キャリッジ15と丸刃支持台3は、ネジ18によ
って固定され、一体に動作する。よって丸刃支持台3
は、走行レール4に沿って、固定刃30の長手方向に摺
動往復移動が可能となる。更に、カッターフレーム1に
は固定刃30の両端位置に2つのプーリー8が配設さ
れ、一方のプーリー8は、モーター9の駆動軸に設けら
れたピニオン12および歯車13を介して回転力を得る
ように取り付けられている。両プーリー8間には、キャ
リッジ15の移動手段としてコイルばね(図示せず)に
より張力を与えられたワイヤー10が架け渡されてい
る。このワイヤー10は、キャリッジ15の所定位置に
係合されている。モーター9を駆動させると、モーター
9の出力軸に取り付けられたピニオン12が歯車13を
介してプーリー8に回転力を伝達し、プーリー8が回転
すると、ワイヤー10がキャッリッジ15を走行レール
4に沿って移動させる。丸刃支持台3の切断動作時進行
方向先端には、丸刃切断開始前に被切断シートの端部を
切断点に案内するシートかき寄せ部3Fが配設されてい
る。さらに丸刃支持台3には、丸刃支持側から連結アー
ム3Eに位置し、切断点近傍から丸刃支持台3の進行方
向後方に、固定刃30をまたぐように被切断シートを案
内する後案内部3Hが配設されている。被切断シートは
シートかき寄せ部3Fによって切断点に案内され、切断
点で切断分離される。分離された側の被切断シートは後
案内部3Hに適切な方向に案内させる。この結果、シー
ト切断動作中、連結アーム部3Eに引っかかったり押さ
れたりすることで発生するジャミング、及び被切断シー
トの切断端部のしわ、切断中に被切断シートが極端に撓
むことによるジャミングなどが回避される。
【0004】図11において、丸刃支持台3には、支軸
19と、板ばね6と、丸刃ユニット17と、保護カバー
11がはめ込まれている。支軸19は丸刃支持台3と保
護カバー11によって支持されている。丸刃ユニット1
7は支軸19によって滑動可能となっている。板ばね6
は丸刃ユニット17を固定刃30側へ押している。これ
によって丸刃5の刃先は固定刃30の刃先に押し付けら
れている。
【0005】図12において丸刃ユニット17は、丸刃
5と、丸刃軸受け51と、緩衝部材54と、転動車輪5
3と、丸刃押さえ蓋52で構成されている。このよう
に、転動車輪53の内側に緩衝部材54を設け、かつ丸
刃押さえ蓋52が転動車輪53を丸刃5に押し付けない
ようにし、さらに緩衝部材54に外径が転動車輪53の
内径よりわずかに小さいものを用いることで、転動車輪
53はラジアル方向にもスラスト方向にも規制を受けな
い。これにより転動車輪53が固定刃30に押し付けら
れると、転動車輪53の変形によって生ずる負荷が分散
する。この緩衝部材54と転動車輪53は、それぞれ市
販のオーリングを用いている。このような構成をとるこ
とで、転動車輪53は充分な転動力を得られる量の変形
を可能としているとともに、部品精度やゴムの硬度のば
らつきによる転動負荷の増大を防止している。また、丸
刃待機状態での転動車輪53の経時塑性変形による転動
力の喪失を防止できるので、丸刃の待機位置に変形を防
止するための溝または段差などを配設する必要が無い。
丸刃5と丸刃軸受け51と丸刃押し付け蓋52は、かん
合構造で一体回転可能となっており、転動車輪53で回
転力が与えられると一体回転する。
【0006】次に図13を用いてこのカッター機構の動
作について説明する。モーター9の駆動によりワイヤー
10にけん引力が与えられると、待機位置にあった丸刃
支持台3が走行レール4に沿って移動する。このカッタ
ー機構では、待機位置を、カッターフレーム1長手方向
奥側のプーリー支軸16をストッパーにキャリッジ15
が衝突する摺動限界点としている。支軸19に軸支され
た丸刃5の刃先は、固定刃30の刃先にわずかに重なり
合い、板ばね6により所定の圧力で押接されているの
で、丸刃支持台3が走行レール4を移動することによ
り、固定刃30と丸刃5との間に置かれたシート90が
切断される。丸刃5は、丸刃支持台3の移動に合わせ
て、一定周期で一体回転しながら移動してシートを切断
する。切断動作時、被切断シートはシートかき寄せ部3
Fによって切断点に案内され、切断点で切断分離させ
る。分離された側の被切断シート90Bは後案内部3H
に適切な方向に案内される。この結果、シート切断動作
中、連結アーム部3Eに引っかかったり押されたりする
ことで発生するジャミング、及び被切断シートの切断端
部のしわ、切断中に被切断シートが極端に撓むことによ
るジャミングが回避される。切断動作完了位置は、カッ
ターフレーム1長手方向手前側のプーリー支軸16をス
トッパーにキャリッジ15が衝突する摺動限界点として
いる。キャリッジ15が摺動限界点まで達すると、モー
ター9により逆方向のけん引力をワイヤー10に与え、
キャリッジ15を待機位置に戻す。キャリッジ15を摺
動往復動作させるための制御手段としては、キャリッジ
15が摺動限界点に到達したことを検出するセンサー
(図示せず)をそれぞれの摺動限界点に配設し切断の終
了、待機位置へのキャリッジ15の復帰を装置に伝え、
モーター9の回転を制御する手段が一般的である。ま
た、他の制御手段の一例としては、カッター機構に全く
センサーを設けず、モーター9を一定時間正転させた
後、停止させ、次に一定時間逆転させた後、停止させる
という方法や、待機位置側にのみセンサーを配置して、
往時はモーター9を一定時間正転させ、その後停止、次
にモーター9を逆転させ、キャリッジ15が待機位置側
の摺動限界点に到達したことをセンサーが検出するとモ
ーター9を停止させるというような方法が実用化されて
いる。
【0007】次に、この従来のカッター機構をファクシ
ミリ装置の記録部に搭載した一例について説明する。図
14に示すように、特願平5−246966号の発明の
ファクシミリ装置の記録部は、下部フレーム61と、上
部フレーム60と、上下フレームの開閉動作を軸支する
支軸62と、上部フレーム60に固定され図示しない軸
受け等で回転可能な印字ローラ69と、印字ローラ69
を回転させる図示しない駆動機構と、ラインサーマルヘ
ッド64と、上述のごときカッター機構65と、下部フ
レーム61に回転可能に支持された固定刃カバー66を
有している。印字ローラ69は上部フレーム60に固定
されているので、上部フレーム60を開くと印字ローラ
69が解除される。また上述のようにカッター機構65
は下方の支持部材から連結された丸刃支持台3を移動さ
せて切断する形状なので、カッター機構65の上方は解
放されており、ロール状記録紙63を容易にセットでき
る。固定刃カバー66は上部フレーム60が開いた状態
でカッターの固定刃30の刃先を覆うようにねじりコイ
ルばね67等でカッターの固定刃刃先に押し付けられ
る。また上部フレーム60が閉じた場合は、上部フレー
ム60に設けられた突起部A68が固定刃カバー66の
突起部B68Bを押し下げることで固定刃カバー66を
解除する。さらに、解除された固定刃カバー66は図示
しない記録紙受けの一部として用いることもできる。こ
の固定刃カバー66は、上部フレーム60を開いて記録
紙をセットする時、作業者が固定刃30の刃先に触れる
ことで発生するであろうと想定される事故を防止する役
目を持っている。なお、丸刃5は丸刃支持台3で覆わて
いるので、作業者の手が触れる恐れは無い。
【0008】次に別の従来のカッター機構について説明
する。図15に示すように実開平1−149288号公
報考案のカッター機構80は、丸刃5と、丸刃5を滑動
回転可能に支持する丸刃支持台56と、図示しないカッ
ターフレームと、カッターフレームに取り付けられ丸刃
支持台56を摺動移動可能にする走行レール4と、連結
アーム78と、連結アーム78に支持された固定刃支持
部70Bと、丸刃5の刃先が僅かにオーバーラップする
ように、かつ丸刃5の刃先に接するように固定刃支持部
70Bに配設された短尺の固定刃70と、丸刃支持台5
6を牽引するワイヤー10と、図示しない駆動機構と、
丸刃支持台56の移動に合わせて丸刃5を一定周期で回
転させる図示しない丸刃回転機構と、丸刃5を固定刃7
0に押し付けて丸刃5と固定刃70の接圧を維持する図
示しない押圧機構からなる。固定刃70は切断動作方向
に、走行レール4の被切断シートの走行ガイド部77に
対して開き方向にα°傾斜して固定刃支持部70Bに取
り付けられている。ワイヤー10に牽引された丸刃支持
台56が、待機位置(図では右側)から切断動作方向に
移動すると、傾斜した固定刃70が下側に垂れた被切断
シートの側端部をすくい上げ、かつ被切断シートを切断
点(固定刃70と丸刃5の接点)に案内し、被切断シー
トが切断される。
【0009】次に、この従来のカッター機構80をファ
クシミリ装置の記録部に搭載した一例について図16、
図17を用いて説明する。この記録部は、主としてメイ
ンフレーム75と、メインフレーム75に配設された支
軸62で回転開閉可能な記録紙カバー71と、記録紙カ
バー71に固定されたローラ支持フレーム74と、ロー
ラ支持フレーム74で支持された印字ローラ69と、記
録紙カバー71に固定された記録紙受け72と、記録紙
ホッパー76と、ラインサーマルヘッド64と、メイン
フレーム75に固定されたカッター機構80からなる。
記録紙カバー71を開くと、記録紙カバー71に固定さ
れた印字ローラ69と、記録紙走行ガイドA73及び記
録紙走行ガイドC73Cが解除され、ロール状記録紙6
3の通路が開放される。また上述のようにカッター機構
80は、短尺な固定刃70が上方に位置する丸刃支持台
56から連結されていて、丸刃支持台56が移動すると
ともに固定刃70が移動しながら切断する形状である。
よってカッター機構80の下方は開放されており、ロー
ル状記録紙63を容易にセットすることができる。記録
紙カバー71を開くときは、丸刃支持台56は待機位置
に位置している。丸刃支持台56が待機状態の場合、図
示しないカバーが丸刃支持台56を収納しており、ロー
ル状記録紙63をセットするとき作業者が固定刃70ま
たは丸刃5の刃先に手を触れる恐れは無い。
【0010】ここで、図18を用いて固定刃のエッジ部
の形状について述べる。一般的に固定刃30の刃先は、
鋭いエッジでなければならないと考えられている。固定
刃30の刃先が、図18に示すように丸み(以下「R」
という)になっていると、シートの切断時、シートが刃
先Rになって引っ張られ、破かれるように切断されるた
め、切断されたシートの切断面がけば立ったり、切断不
良の発生頻度が高いという問題がある。また、切断能力
以上の厚手のシートを切断しようとすると、丸刃5が固
定刃30の上に乗り上がって固定刃30を傷付けるとい
う問題もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカッタ
ー機構のうち、特願平5−268870号の発明のカッ
ター機構の場合、長尺な寸法からなる固定刃の刃先は完
全に開放された状態にある。このため、刃先に手で直接
触れることができ、ロール紙セッティング作業時等に非
常な危険性が伴なうという問題があった。このため、こ
の従来のカッター機構をファクシミリ装置やプリンタ装
置などに搭載する場合、事故の防止手段として、図14
に示すような長尺な固定刃カバーを設ける必要性があっ
た。また、長尺な固定刃を用いることに伴ない、丸刃支
持台の走行レールに対する固定刃の平行度及び平面度、
刃先の仕上がり状態などに関し、製造上の特別な注意を
必要とし、製造工程や管理作業が増大するという問題が
あった。
【0012】また、実開平1−149288号公報考案
のカッター機構の場合、短尺な固定刃が飛び出して移動
するため、ジャミングによって丸刃支持台が待機位置に
復帰できないような障害が発生すると、飛び出している
固定刃に記録紙カバーが衝突し、記録紙カバーを開くこ
とができないという問題があり、実用時は搭載装置側に
工夫が必要であった。
【0013】また、このような従来の丸刃装着型のカッ
ター機構では、切り出しの直前に被切断シートの端部を
丸刃が僅かに押し、若干のたわみを発生させてから切り
始めることが知らている。実開平1−149288号公
報考案のカッター機構の場合、前側に傾斜した固定刃の
切断動作時進行方向先端と切断点(固定刃と丸刃の接
点)が、切断動作時進行方向に開いた状態に直線的に結
ばれている。よってこの空間で被切断シートが大きくた
わみ、切断された被切断シートの切り出し部分が大きく
斜めになるという問題があった。
【0014】本発明の目的は、これらの従来技術におけ
る課題を解消し、長尺な固定刃を必要としないカッター
機構を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のカッター機構
は、被切断シートを横断する方向に長尺なカッターフレ
ームと、前記カッターフレームに固定され被切断シート
の走行を案内補助する長尺な板状部材と、前記板状部材
の面に対し垂直方向に位置し且つ円盤状の円周に刃先を
有する丸刃と、前記カッターフレームの長尺方向の長さ
に対して短尺な寸法からなり且つ前記板状部材の面に対
し垂直方向に位置する板状の固定刃と、前記板状部材の
長尺側端部をまたぐ連結アーム部を有し、前記丸刃の刃
先と前記固定刃の刃先が僅かにオーバーラップして切断
点を形成するように、前記丸刃を支持する丸刃支持部を
前記板状部材側に、前記固定刃を取り付ける固定刃取付
部を前記カッターフレーム側に有する丸刃支持台と、前
記切断点における前記丸刃の刃先と前記固定刃の刃先の
接圧を維持する押圧手段と、前記丸刃支持台の前記丸刃
支持部に配設され、前記丸刃を滑動回転可能にする軸受
け部と、前記丸刃の前記軸受け部に配設され、前記丸刃
支持台の移動に合わせて前記丸刃を回転させる丸刃転動
手段と、前記カッターフレームの長尺方向に対し、前記
丸刃支持台を移動可能とする走行レールと、前記丸刃支
持台を搬送する駆動機構と、前記丸刃支持台の切断動作
時進行方向先端に位置し、前記板状部材の面に対して開
き方向に傾斜し、切断動作前に被切断シートを前記切断
点にかき寄せるシートかき寄せ部と、前記丸刃支持台
の、切断動作時進行方向における前記切断点と前記シー
トかき寄せ部の間に位置し、前記板状部材の面に対して
平行に配設され、前記板状部材とで狭い溝を形成する前
案内部と、前記丸刃支持台の丸刃支持側から前記連結ア
ーム部に位置し、前記切断点近傍から前記丸刃支持台の
進行方向後方に、前記板状部材をまたぐように被切断シ
ートを案内する後案内部とを有して構成される。
【0016】また本発明のカッター機構は、前記固定刃
の素材が、鉄鋼関係のJISで規定された特殊用途鋼に
分類される鋼板または鋼帯であってもよいし、さらに曲
げ加工可能な前記鋼板または鋼帯からなる前記固定刃
は、この固定刃の切断動作時進行方向先端に位置し、か
つ前記被切断シートの分離側に突起するように配設さ
れ、切断動作前に前記被切断シートを前記切断点にかき
寄せる方向に傾斜した前記第2のシートかき寄せ部と、
前記固定刃の切断動作時進行方向における前記切断点と
前記第2のシートかき寄せ部の間に位置し、前記丸刃支
持台の前記前案内部に平行に配設され、前記丸刃支持台
の前案内部とで狭い溝を形成する第2の前案内部とを有
して構成されていてもよい。
【0017】
【実施例】次に、本発明のカッター機構について図面を
参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明のカッター機構の第1の実施
例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は
下面図、(d)は左側面図、図2はこの第1の実施例の
分解斜視図、図3は第1の実施例における丸刃ユニット
の分解斜視図、図4は第1の実施例における丸刃と固定
刃の配置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は左側面図、図5は第1の実施例の切断動作状態
を示す斜視図、図6は第1の実施例の固定刃の刃先を拡
大して示す側面図である。
【0019】また図7は本発明の第2の実施例を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)下面図、
(d)左側面図、図8はこの第2の実施例における丸刃
と固定刃の配置を示し、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)左側面図である。図9は本発明の第3の実施
例を示す斜視図である。
【0020】図1、図2に示すように本発明の第1の実
施例のカッター機構は、被切断シートを横断する方向に
長尺なカッターフレーム1の一端を凹状に折り曲げるこ
とで走行レール4が構成されている。カッターフレーム
1の表側には被切断シートの搬送を案内補助する走行ガ
イド(板状部材)7が設けられている。キャリッジ15
はカッターフレーム1の裏面に位置し、走行レール4の
内側に挿入されている。丸刃支持台3は丸刃支持部3B
と、連結アーム部3Eと、摺動移動部3Dと、キャリッ
ジ連結部3Jと、固定刃取付部3Cから構成されてい
る。さらに丸刃支持台3の切断動作時進行方向先端には
丸刃切断開始前に被切断シートの端部を切断点に案内す
るシートかき寄せ部3Fが走行ガイド7の面に対し開き
方向に傾斜して配設されている。また、丸刃支持台3に
は、切断動作時進行方向における切断点とシートかき寄
せ部3Fの間に位置し、走行ガイド7の面に平行に配設
され、走行ガイド7とで狭い溝を形成する前案内部3G
が配設されている。被切断シートは、シートかき寄せ部
3Fによって走行ガイド7近傍にかき寄せられ、さらに
走行ガイド7と前案内部3Gで形成された狭い溝によっ
て切断点に案内され、切断される。また丸刃支持台3に
は、丸刃支持側から連結アーム部3Eに位置し切断点近
傍から丸刃支持台3の進行方向後方に、走行ガイド7を
またぐように被切断シートを案内する後案内部3Hが配
設されている。切断された被切断シートの分離側90B
(図5参照)は、後案内部3Hにより適切な方向に案内
される。この結果、シート切断動作中、連結アーム部3
Eに引っかかったり押されたりすることで発生するジャ
ミング、及び被切断シートの切断端部のしわ、切断中に
被切断シートが極端に撓むことによるジャミングなどが
回避される。キャリッジ15と丸刃支持台3はねじ18
で固定されている。
【0021】固定刃2はカッターフレーム1の長尺方向
の長さに対して極めて短尺な寸法からなり、走行ガイド
7の面に対し垂直となるように丸刃支持台3の固定刃支
持部3Cに皿ねじ18Bで固定され、丸刃支持台3と一
緒に移動する。丸刃5と固定刃2は、どちらも丸刃支持
台3に配設されているため、切断能力を越える厚手のシ
ートを切断しようとしてジャミングが発生しても、切断
性能が損なわれる恐れは無い。ワイヤー10はキャリッ
ジ15の所定位置に係合されている。ワイヤー10はカ
ッターフレーム1両端部に設けられたブーリ支軸16に
挿入されたプーリ8に掛け渡されている。ワイヤー10
は図示しないコイルばねによって張力を保っている。一
方のプーリ8には歯車13が設けられ、モータ9が回転
すると、モータ9のピニオン12から駆動力を伝達さ
れ、プーリ8が回転する。丸刃支持台3の丸刃支持部3
Bには支軸19が挿入されている。支軸19は丸刃支持
台3の丸刃支持部3Bと保護カバー11で支持されてい
る。支軸19に挿入された板ばね6は、丸刃5を固定刃
2に押し付けて接圧を維持している。丸刃5と丸刃軸受
け51と丸刃5を回転させるための機構が一体となった
丸刃ユニット17(図3参照)が支軸19に挿入され、
これによって丸刃5は滑動回転可能となっている。
【0022】図3において丸刃ユニット17は、丸刃軸
受け51と、丸刃5と、スペーサ55と、緩衝部材54
と、転動車輪53と、丸刃押さえ蓋52で構成されてい
る。このように、転動車輪53の内側に緩衝部材54を
設け、かつ丸刃押さえ蓋54が、転動車輪53を丸刃5
に押し付けないようにし、さらに緩衝部材54として外
形が転動車輪53の内径よりわずかに小さいものを用い
ることで、転動車輪53はラジアル方向にもスラスト方
向にも規制を受けない。これにより転動車輪53が走行
ガイド7に押し付けられると、転動車輪53の変形によ
って生ずる負荷が分散する。この緩衝部材54と転動車
輪53は、それぞれ市販のオーリング(Oリング)を用
いることができる。このような構成をとることで、転動
車輪53は充分な転動力を得られる量の変形が可能であ
るとともに、部品精度やゴムの硬度のばらつきによる転
動負荷の増大を防止できる。また、丸刃待機状態での転
動車輪53の経時塑性変形による転動力の喪失を防止で
きるので、丸刃5の待機位置に変形を防止するための溝
または段差などを配設する必要が無い。丸刃5と丸刃軸
受け51と丸刃押し付け蓋52は、かん合構造で一体回
転可能となっており、転動車輪53で回転力が与えられ
ると一体回転する。なお、スペーサ55は、転動車輪5
3と走行ガイド7との相対位置を最適に調整するための
部材である。
【0023】次に図4を用いて丸刃5と固定刃2の配置
構成について説明する。上述のように丸刃5と丸刃軸受
け51はかん合構造で、一体回転可能となっている。ま
た、丸刃軸受け51は支軸19に挿入され、滑動回転可
能となっている。丸刃5の支軸19は、固定刃2に対し
て所定傾斜角度θz°傾斜している。さらに支軸19
は、矢印R方向に所定角度傾いている。また支軸19
は、丸刃5の刃先が固定刃2の刃先に僅かにオーバーラ
ップする位置に配置されている。よって丸刃5の刃先は
固定刃2の刃先に対して1点で接触するようになってい
る。この接点は、シートを切断するときの切断点であ
る。丸刃5は板ばね6の押圧力で固定刃2の刃先に所定
の荷重で押し付けられている。シート切断方向(進行方
向)に丸刃5を移動させると、上述のように丸刃5は転
動車輪53で発生する回転力により一定周期で回転す
る。本実施例によるカッター機構の切断能力をより確実
にするには、上述のそれぞれの角度や形状を最適な状態
に設定する必要がある。この最適値は実験上確認されて
いる。実験の結果によると、上記θz°を0.5°以上
6°以下、支軸19の直径を2mm以下、R方向への傾
斜角度は0.5°以上10°以下、丸刃の刃先角は45
°以下が適当である。このように丸刃5を一定周期で転
動させながら移動させると、丸刃5と固定刃2の間に置
かれたシートの切断が容易にできる。またこのような丸
刃5の刃先と固定刃2の刃先が常に点で接触しながらシ
ートを切断する丸刃装着型カッター機構は、けばや破れ
の無い美しい切断面でのシートの切断が可能で、また耐
久性能に優れている。
【0024】次に図5を用いてこの第1の実施例のカッ
ター機構の動作について説明する。モーター9の駆動に
よりワイヤー10にけん引力が与えられると、待機位置
にあった丸刃支持台3が走行レール4に添って移動す
る。このカッター機構では、待機位置を、カッターフレ
ーム1長手方向奥側のプーリー支軸16をストッパーに
キャリッジ15が衝突する摺動限界点としている。支軸
19に軸支された丸刃5の刃先は固定刃2の刃先にわず
かに重なり合い、板ばね6により所定の圧力で押接され
ているので、丸刃支持台3が走行レール4を移動するこ
とにより、固定刃2と丸刃5との間に置かれたシートが
切断される。丸刃5は、丸刃支持台3の移動に合わせ
て、一定周期で回転しながら移動してシートを切断す
る。丸刃支持台3の切断動作時進行方向先端にはシート
かき寄せ部3Fが、また丸刃支持台3の切断点とシート
かき寄せ部3Fの間には前案内部3Gが配設されている
ことで、被切断シートは、シートかき寄せ部3Fによっ
て走行ガイド7近傍にかき寄せられ、さらに走行ガイド
7と前案内部3Gで形成された狭い溝によって切断点に
案内され、切断が行われる。丸刃支持台3の丸刃支持側
から連結アーム部3Eに、切断点近傍から丸刃支持台3
の進行方向後方に、走行ガイド7をまたぐように被切断
シートを案内する後案内部3Hが配設されていること
で、切断された被切断シートの分離側90Bは後案内部
3Hにより適切な方向に案内される。後案内部3Hによ
って案内された被切断シートの分離側90Bは、連結ア
ーム部3Eに引っかかったり押されたりすることなく、
またしわや被切断シートが極端に撓むことによりジャミ
ングが発生しない。切断動作完了位置は、カッターフレ
ーム1長手方向手前側のプーリー支軸16をストッパー
にキャリッジ15が衝突する摺動限界点としている。キ
ャリッジ15が摺動限界点まで達すると、モーター9よ
り逆方向のけん引力をワイヤー10に与え、キャリッジ
15を待機位置に戻す。キャリッジ15を摺動往復動作
させるための制御手段としては、キャリッジ15が摺動
限界点に到達したことを検出するセンサー(図示せず)
をそれぞれの摺動限界点に配設し、切断の終了、待機位
置へのキャリッジ15の復帰を装置に伝え、モーター9
の回転を制御する手段が一般的である。また、他の制御
手段の例としては、カッター機構には全くセンサーを設
けず、モーター9を一定時間正転させた後、停止させ、
次に一定時間逆転させた後、停止させるという時間制御
による方法や、待機位置側にのみセンサーを配置して、
往時はモーター9を一定時間正転させ、その後停止、次
にモーター9を逆転させ、キャリッジ15が待機位置側
の摺動限界点に到達したことをセンサーが検出するとモ
ーター9を停止させるというような方法が実現化されて
いる。
【0025】次に図6を使って固定刃2の素材と加工手
段について説明する。これまで固定刃2の刃先は、鋭い
エッジでなければならないと考えられていた。固定刃2
の刃先が、前述した図18に示すように丸み(以下
「R」という)になっていると、シートの切断時、シー
トが刃先Rにならって引っ張られ、破かれるように切断
されるため、切断されたシートの切断面がけば立った
り、切断不良の発生頻度が高いという問題があった。ま
た、切断能力以上の厚手のシートを切断しようとする
と、丸刃5が固定刃2の上に乗り上がって固定刃2を傷
付けるという問題もあった。このことから、固定刃は、
鉄鋼関係のJISで規定された用語でいうところの特殊
用途鋼に分類される工具鋼を原板として用い、プレス型
で打ち抜く等の手段によって所望の形状に加工したの
ち、熱処理を施し、歪取り、平面研削を行い、その後、
刃として使用する端面に刃付け工事を施していた。上述
したように本実施例の丸刃5と固定刃2は丸刃支持台3
で一体に構成されている。これによって切断能力を越え
る厚手のシートを誤って切断した場合でも、上述のよう
に丸刃5が固定刃2の表側に乗り上がる恐れが無い。よ
って上述のような熱処理等の後工程はからなずしも必要
では無い。本実施例のカッター機構において、固定刃2
の原板を工具鋼を含む特殊用途鋼に分類される鋼板また
は鋼帯とし、刃として使用する端面に刃付け工事さえ行
えば、固定刃2の機能を十分に満足することが実験上明
らかとなった。固定刃2の刃先がRになっていた場合の
問題点を上述したが、固定刃2の刃先がRになっていた
場合でも全く切断が不可能なわけでは無い。特殊用途鋼
に分類される鋼板まは鋼帯を、型間隙間の無いプレス型
で打ち抜けば、型抜きで発生するだれを、図6に微小R
で示すように小さくできる。このように刃先のRを可能
な限りできるだけ小さくすれば、刃付け工事を行わなく
とも固定刃2の機能を満足できることが実験上明らかと
なった。
【0026】表1は固定刃2の刃先をラッピング砥石で
丸めたカッター機構を用いて、ティッシュペーパーと感
熱記録ロール紙(厚さ65μ)の切断状態を比較した結
果である。本実験によると刃先の丸みはR0.3以下と
する必要があることがわかる。この固定刃2の端面のだ
れ量(上記のRを指す)や耐久性能を考慮すると、固定
刃2にはできるだけ硬度の高い材料で厚さの薄い板金を
使用するのが適当である。本実施例のカッター機構で
は、ばね用ステンレス鋼板を固定刃2の素材に採用して
いる。なお上述した実験における高温多湿時の環境は、
温度35°、湿度85%である。
【0027】
【表1】
【0028】次に、本発明のカッター機構の第2の実施
例について説明する。図7及び図8に示すカッター機構
の固定刃20には、鉄鋼関係のJISで規定された用語
でいうところの特殊用途鋼に分類される鋼板を素材とし
て用い、かつ型間隙間の無いプレス型で打ち抜いてい
る。この鋼板は曲げ加工を施すことができる。この固定
刃20に曲げ加工を加えることで、固定刃20の切断動
作時進行方向先端に、被切断シートの分離側に突起する
方向に、切断動作前に被切断シートを丸刃5に近づける
方向に傾斜した第2のシートかき寄せ部20Bを構成で
きる。さらにこの第2のシートかき寄せ部20Bと切断
点の間にも、丸刃支持台3の前案内部3Gに平行に、丸
刃支持台3の前案内部3Gとで狭い溝を形成する第2の
前案内部20Cを構成できる。固定刃20に設けられた
第2のシートかき寄せ部20Bは、下方に被切断シート
が垂れている場合でも被切断シートの端部を丸刃5方向
にかき寄せることができる。また被切断シートの端部を
切断点まで案内する狭い溝は、被切断シート供給側にお
いては丸刃支持台3の前案内部3Gと走行ガイド7で、
また被切断シート分離側においては同じく丸刃支持台3
の前案内部3Gと固定刃20の第2の前案内部20Cで
構成されている。よって被切断シート端部は切断点まで
平面的に案内されるので、上記の第1の実施例のカッタ
ー機構より、より直線的にシートを切断できる。丸刃5
と固定刃20の配置関係や、カッター機構の切断動作に
ついては上記の第1の実施例と同様なので説明は割愛す
る。
【0029】なお、以上説明した本発明のカッター機構
の二つの実施例に限らず、例えば図9に示す第3の実施
例のように、カッターフレーム1と走行ガイド7を一体
部材で構成すること、或いは走行レール4をも一体構成
することも可能であり、各部の構成や取り付け手段、図
示した形状や構造に限定されるものではなく、周知の技
術を任意に採用できることはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、短尺な
固定刃を被切断シートに対して垂直となるように丸刃支
持台に取り付け、丸刃と固定刃を一体動作させることに
より、従来必要としていた長尺な固定刃が不要となる。
よってファクシミリ装置やプリンタ装置などに本発明の
カッター機構を搭載した場合、固定刃の刃先が記録紙交
換作業時に露出することは無く、事故の危険性が解消
し、従来必要とした固定刃カバーが不良となる効果があ
る。
【0031】また、本発明のカッター機構は、図14に
示すような従来のカッター機構と同様に、ファクシミリ
装置等に搭載可能であり、特殊な実用にあたって特殊な
工夫を必要とすることは無い。
【0032】さらに、丸刃支持台の切断動作時進行方向
先端にはシートかき寄せ部が、さらに切断点とシートか
き寄せ部の間には前案内部が配設されていることで、被
切断シートは、シートかき寄せ部によって走行ガイド近
傍にかき寄せられ、さらに走行ガイドと前案内部で形成
された狭い溝によって切断点に案内され、切断が行われ
る。よって、切断動作時の被切断シート端部押されによ
る被切断シートのたわみ量の圧縮が可能で、従来のよう
に切り出し部分が大きく斜めになることは無く、被切断
シートは直線状に切断される効果がある。
【0033】さらに、固定刃の素材に鉄鋼関係のJIS
で規定された用語でいうところの特殊用途鋼に分類され
る鋼板または鋼帯を用いると、固定刃に曲げ加工を施す
ことができる。固定刃に曲げ加工を加えることで、固定
刃の切断動作時進行方向先端には第2のシートかき寄せ
部を、更に第2のシートかき寄せ部と切断点の間には第
2の前案内部を配設することができる。この結果、被切
断シートの端部を切断点まで案内する狭い溝は、被切断
シートの供給側においては丸刃支持台の前案内部と走行
ガイドで、被切断シート分離側においては同じく丸刃支
持台の前案内部と固定刃の第2の前案内部で構成され
る。よって被切断シート端部は切断点まで平面的に案内
されるので、より直線的にシートを切断できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカッター機構の第1の実施例を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は下面図、
(d)は左側面図である。
【図2】本発明のこの第1の実施例の分解斜視図であ
る。
【図3】第1の実施例の丸刃ユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】第1の実施例の丸刃と固定刃の配置を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図で
ある。
【図5】第1の実施例の切断動作状態を示す斜視図であ
る。
【図6】第1の実施例の固定刃の刃先を拡大して示す側
面図である。
【図7】本発明のカッター機構の第2の実施例を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は下面図、
(d)は左側面図である。
【図8】この第2の実施例の丸刃と固定刃の配置を示
し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面
図である。
【図9】本発明のカッター機構の第3の実施例を示す斜
視図である。
【図10】従来のカッター機構の一例を示し、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は左
側面図である。
【図11】従来例の分解斜視図である。
【図12】従来例の丸刃ユニットの分解斜視図である。
【図13】従来例の切断動作状態を示す斜視図である。
【図14】従来例のカッター機構を搭載したファクシミ
リ装置の記録部を示す斜視図である。
【図15】従来のカッター機構の他の例を示す正面図で
ある。
【図16】他の従来例のカッター機構を搭載したファク
シミリ装置の記録部を示す断面図で、記録紙カバーが閉
じた状態を示す。
【図17】他の従来例のカッター機構を搭載したファク
シミリ装置の記録部を示す断面図で、記録紙カバーが開
いた状態を示す。
【図18】従来例のカッター機構で固定刃の刃先が大き
くだれている場合を示し、(a)は要部を拡大した側面
図、(b)は切断動作を示す左側面図である。
【符号の説明】
1 カッターフレーム 2,20 固定刃 20B 第2のシートかき寄せ部 20C 第2の前案内部 3 丸刃支持台 3B 丸刃支持部 3C 固定刃取付部 3D 摺動移動部 3E 連結アーム部 3F シートかき寄せ部 3G 前案内部 3H 後案内部 3J キャリッジ連結部 4 走行レール 5 丸刃 6 板ばね 7 走行ガイド(板状部材) 8 プーリー 9 モーター 10 ワイヤー 11 保護カバー 12 ピニオン 13 歯車 14 モーター取付台 15 キャリッジ 16 プーリー支軸 17 丸刃ユニット 18 ねじ 18B 皿ねじ 19 支軸 30 固定刃 51 丸刃軸受け 52 丸刃押さえ蓋 53 転動車輪 54 緩衝部材 55 スペーサ 56 丸刃支持台 60 上部フレーム 61 下部フレーム 62 支軸 63 ロール状記録紙 64 ラインサーマルヘッド 65,80 カッター機構 66 固定刃カバー 67 ねじりコイルばね 68 突起部A 68B 突起部B 69 印字ローラ 70 固定刃 70B 固定刃支持部 71 記録紙カバー 72 記録紙受け 73 記録紙走行ガイドA 73B 記録紙走行ガイドB 73C 記録紙走行ガイドC 73D 記録紙走行ガイドD 74 ローラ支持フレーム 75 メインフレーム 76 記録紙ホッパー 77 走行ガイド部 78 連結アーム 90 シート(供給側) 90B シート(切断側)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断シートを横断する方向に長尺なカ
    ッターフレームと、 前記カッターフレームに固定され被切断シートの走行を
    案内補助する長尺な板状部材と、 前記板状部材の面に対し垂直方向に位置し且つ円盤状の
    円周に刃先を有する丸刃と、 前記カッターフレームの長尺方向の長さに対して短尺な
    寸法からなり且つ前記板状部材の面に対し垂直方向に位
    置する板状の固定刃と、 前記板状部材の長尺側端部をまたぐ連結アーム部を有
    し、前記丸刃の刃先と前記固定刃の刃先が僅かにオーバ
    ーラップして切断点を形成するように、前記丸刃を支持
    する丸刃支持部を前記板状部材側に、前記固定刃を取り
    付ける固定刃取付部を前記カッターフレーム側に有する
    丸刃支持台と、 前記切断点における前記丸刃の刃先と前記固定刃の刃先
    の接圧を維持する押圧手段と、 前記丸刃支持台の前記丸刃支持部に配設され、前記丸刃
    を滑動回転可能にする軸受け部と、 前記丸刃の前記軸受け部に配設され、前記丸刃支持台の
    移動に合わせて前記丸刃を回転させる丸刃転動手段と、 前記カッターフレームの長尺方向に対し、前記丸刃支持
    台を移動可能とする走行レールと、 前記丸刃支持台を搬送する駆動機構と、 前記丸刃支持台の切断動作時進行方向先端に位置し、前
    記板状部材の面に対して開き方向に傾斜し、切断動作前
    に被切断シートを前記切断点にかき寄せるシートかき寄
    せ部と、 前記丸刃支持台の、切断動作時進行方向における前記切
    断点と前記シートかき寄せ部の間に位置し、前記板状部
    材の面に対して平行に配設され、前記板状部材とで狭い
    溝を形成する前案内部と、 前記丸刃支持台の丸刃支持側から前記連結アーム部に位
    置し、前記切断点近傍から前記丸刃支持台の進行方向後
    方に、前記板状部材をまたぐように被切断シートを案内
    する後案内部と、 を有することを特徴とするカッター機構。
  2. 【請求項2】 前記カッターフレームと前記走行レール
    が一体であることを特徴とする請求項1記載のカッター
    機構。
  3. 【請求項3】 前記カッターフレームと前記板状部材が
    一体であることを特徴とする請求項1記載のカッター機
    構。
  4. 【請求項4】 前記丸刃の刃先が、前記固定刃の刃先に
    対し、切断動作時進行方向に0.5°から6°の範囲で
    傾斜し、前記丸刃の刃先と前記固定刃の刃先が点で接触
    していることを特徴とする請求項1記載のカッター機
    構。
  5. 【請求項5】 前記丸刃が前記板状部材の面方向に対し
    0.5°から10°の範囲で傾斜し、前記丸刃の刃先と
    前記固定刃の刃先が点で接触していることを特徴とする
    請求項1記載のカッター機構。
  6. 【請求項6】 前記固定刃の素材が、鉄鋼関係のJIS
    で規定された特殊用途鋼に分類される鋼板または鋼帯で
    あることを特徴とする請求項1記載のカッター機構。
  7. 【請求項7】 曲げ加工可能な前記鋼板または鋼帯から
    なる前記固定刃は、この固定刃の切断動作時進行方向先
    端に位置し、かつ前記被切断シートの分離側に突起する
    ように配設され、切断動作前に前記被切断シートを前記
    切断点にかき寄せる方向に傾斜した前記第2のシートか
    き寄せ部と、前記固定刃の切断動作時進行方向における
    前記切断点と前記第2のシートかき寄せ部の間に位置
    し、前記丸刃支持台の前記前案内部に平行に配設され、
    前記丸刃支持台の前案内部とで狭い溝を形成する第2の
    前案内部とを有することを特徴とする請求項6記載のカ
    ッター機構。
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