JPH0724782A - シート切断方法およびシート切断装置 - Google Patents
シート切断方法およびシート切断装置Info
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- JPH0724782A JPH0724782A JP7580394A JP7580394A JPH0724782A JP H0724782 A JPH0724782 A JP H0724782A JP 7580394 A JP7580394 A JP 7580394A JP 7580394 A JP7580394 A JP 7580394A JP H0724782 A JPH0724782 A JP H0724782A
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- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
- B26D5/00—Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
- B26D5/08—Means for actuating the cutting member to effect the cut
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
- B26D1/00—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
- B26D1/01—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work
- B26D1/12—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis
- B26D1/14—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a circular cutting member, e.g. disc cutter
- B26D1/157—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a circular cutting member, e.g. disc cutter rotating about a movable axis
- B26D1/18—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a circular cutting member, e.g. disc cutter rotating about a movable axis mounted on a movable carriage
- B26D1/185—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a circular cutting member, e.g. disc cutter rotating about a movable axis mounted on a movable carriage for thin material, e.g. for sheets, strips or the like
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- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
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- B26D1/12—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis
- B26D1/14—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a circular cutting member, e.g. disc cutter
- B26D1/24—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a circular cutting member, e.g. disc cutter coacting with another disc cutter
- B26D1/245—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a circular cutting member, e.g. disc cutter coacting with another disc cutter for thin material, e.g. for sheets, strips or the like
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型・軽量で安全かつ低価格でロール状の記
録シートを任意の長さに切断できるスリッタ式のシート
切断装置を提供する。 【構成】 円形刃物を被切断シートの表裏にそれぞれ配
置して一対とし、双方の周縁刃先を相互に弾性的に圧接
した状態で案内軌道に沿って移動させることにより、被
切断シートを任意の長さに切断するシート切断方法であ
る。そして切断装置としては、一対の円形刃物が装着さ
れるホルダ部分とホルダ部分を連結する連結部分から構
成され、連結部分は一対の円形刃物の切断進行方向の後
方に配置されてなり、案内軌道に沿って移動可能なホル
ダと、該ホルダに支持され、被切断シートに対して表裏
となる位置にあって、双方の周縁刃先を圧接するように
設置された一対の円形刃物と、円形刃物が被切断シート
に当接するようにホルダを案内軌道に沿って移動させる
移動手段からなることが基本的な構造とする。
録シートを任意の長さに切断できるスリッタ式のシート
切断装置を提供する。 【構成】 円形刃物を被切断シートの表裏にそれぞれ配
置して一対とし、双方の周縁刃先を相互に弾性的に圧接
した状態で案内軌道に沿って移動させることにより、被
切断シートを任意の長さに切断するシート切断方法であ
る。そして切断装置としては、一対の円形刃物が装着さ
れるホルダ部分とホルダ部分を連結する連結部分から構
成され、連結部分は一対の円形刃物の切断進行方向の後
方に配置されてなり、案内軌道に沿って移動可能なホル
ダと、該ホルダに支持され、被切断シートに対して表裏
となる位置にあって、双方の周縁刃先を圧接するように
設置された一対の円形刃物と、円形刃物が被切断シート
に当接するようにホルダを案内軌道に沿って移動させる
移動手段からなることが基本的な構造とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリなどの記録装置においてロール状に巻かれた
記録シートを任意の長さに切断するためのシート切断装
置に関するものである。
ァクシミリなどの記録装置においてロール状に巻かれた
記録シートを任意の長さに切断するためのシート切断装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
記録装置に搭載されているシート切断装置としては、被
切断シートの送りローラと平行な回転軸を有する回転刃
と、この回転刃に刃先を圧接する真直な固定刃からなる
構造のロータリ式切断装置、円形刃物の周縁刃を真直な
固定刃に圧接摺動させる構造のローラ式切断装置、真直
な固定刃とこの固定刃に対してせん断角を形成する刃先
を有する移動刃を圧接した構造のギロチン式切断装置な
どが広く使用されている。これらの従来の切断装置は特
公昭５０−２４４６６号公報にはロータリ式、およびロ
ーラ式がともに記載されているほか、ロータリ式切断装
置は実公昭４５−１６８６３号公報および実公昭４８−
５９０９号公報、ローラ式切断装置は特公平３−７８２
４０号公報および実開平３−７１８９３号公報、ギロチ
ン式切断装置は実公昭５８−３７５９４号公報などに記
載されている。
記録装置に搭載されているシート切断装置としては、被
切断シートの送りローラと平行な回転軸を有する回転刃
と、この回転刃に刃先を圧接する真直な固定刃からなる
構造のロータリ式切断装置、円形刃物の周縁刃を真直な
固定刃に圧接摺動させる構造のローラ式切断装置、真直
な固定刃とこの固定刃に対してせん断角を形成する刃先
を有する移動刃を圧接した構造のギロチン式切断装置な
どが広く使用されている。これらの従来の切断装置は特
公昭５０−２４４６６号公報にはロータリ式、およびロ
ーラ式がともに記載されているほか、ロータリ式切断装
置は実公昭４５−１６８６３号公報および実公昭４８−
５９０９号公報、ローラ式切断装置は特公平３−７８２
４０号公報および実開平３−７１８９３号公報、ギロチ
ン式切断装置は実公昭５８−３７５９４号公報などに記
載されている。
【０００３】一方、一対の円形刃物を圧接して噛み合わ
せ、シート材をその搬送方向に切断するスリッタ式切断
装置は、特公平４−５５８７８号公報および特開昭６２
−２４１６９５号公報などが知られている。
せ、シート材をその搬送方向に切断するスリッタ式切断
装置は、特公平４−５５８７８号公報および特開昭６２
−２４１６９５号公報などが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ロール状シートを任意
の長さに切断するために従来から使用されている上述し
た各種の型式の切断装置は、いずれも真直な固定刃を装
着しており、この真直な固定刃の刃先と移動が可能な相
手側刃物の刃先との間で被切断シートを剪断するもので
ある。できるだけ滑らかな切り口を得るため、刃物は通
常焼入れした鋼を刃先として用いており、固定刃は両端
を装置に固着した構造であるので、シートを切断する時
にあまり大きな撓みを生じないように一定以上の剛性が
必要である。そのために重量・体積ともに大きくなりや
すく、コスト面でも負担の大きいものである。ロータリ
式切断装置あるいはギロチン式切断装置では、回転刃あ
るいは移動刃についても同じようにある程度剛性に対す
る考慮が必要であるために、装置の軽量・小型化には自
ずと限界がある。
の長さに切断するために従来から使用されている上述し
た各種の型式の切断装置は、いずれも真直な固定刃を装
着しており、この真直な固定刃の刃先と移動が可能な相
手側刃物の刃先との間で被切断シートを剪断するもので
ある。できるだけ滑らかな切り口を得るため、刃物は通
常焼入れした鋼を刃先として用いており、固定刃は両端
を装置に固着した構造であるので、シートを切断する時
にあまり大きな撓みを生じないように一定以上の剛性が
必要である。そのために重量・体積ともに大きくなりや
すく、コスト面でも負担の大きいものである。ロータリ
式切断装置あるいはギロチン式切断装置では、回転刃あ
るいは移動刃についても同じようにある程度剛性に対す
る考慮が必要であるために、装置の軽量・小型化には自
ずと限界がある。
【０００５】また、固定刃の鋭利な刃先は常にシート材
の通路上にあるために、ロール状シートの交換、装置の
保守作業時に、この刃先に取り扱い者の指が触れる危険
を防止するための保護カバーの設置が必要であり、また
ロータリ式切断装置あるいはギロチン式切断装置では回
転刃あるいは移動刃の刃先に対する安全面での配慮とと
もに、待機状態にあるこれらの刃物と固定刃との間に誤
って指をいれることのないよう保護カバー、安全スイッ
チの設置などを必要とする。本発明は上述した従来の切
断装置は、長尺の固定刃を有し、この固定刃が撓みを生
じないように剛性を付与するため、固定刃が大きくなり
易いという問題点に鑑み、小型軽量で安全性にも優れた
シート切断装置を提供しようとするものである。
の通路上にあるために、ロール状シートの交換、装置の
保守作業時に、この刃先に取り扱い者の指が触れる危険
を防止するための保護カバーの設置が必要であり、また
ロータリ式切断装置あるいはギロチン式切断装置では回
転刃あるいは移動刃の刃先に対する安全面での配慮とと
もに、待機状態にあるこれらの刃物と固定刃との間に誤
って指をいれることのないよう保護カバー、安全スイッ
チの設置などを必要とする。本発明は上述した従来の切
断装置は、長尺の固定刃を有し、この固定刃が撓みを生
じないように剛性を付与するため、固定刃が大きくなり
易いという問題点に鑑み、小型軽量で安全性にも優れた
シート切断装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述の問題点を解消して
安全かつ小型・軽量でコスト面でも有利なシート切断装
置を提供することを目的として、本発明では一対の円形
刃物を使用して、いわばスリッタ式切断装置を左右に移
動することによって、シートの長手方向でもある搬送方
向と直角方向に切断する、すなわち幅方向に切断するこ
とを可能にしようとするものである。従来からスリッタ
式の切断装置は、円形刃物の刃先部分の端面が圧接さ
れ、円形刃物はその位置が固定されたままで回転し、切
断されるシートが搬送されて、シートを縦方向に切断す
るものであるとされてきた。本発明は、前述の問題点を
解消するため種々検討した結果、上述したように従来、
他の用途に使用されていたスリッタ式の切断装置の円形
刃物をシートの横方向に移動させればよいことを知見
し、本発明を完成したものである。
安全かつ小型・軽量でコスト面でも有利なシート切断装
置を提供することを目的として、本発明では一対の円形
刃物を使用して、いわばスリッタ式切断装置を左右に移
動することによって、シートの長手方向でもある搬送方
向と直角方向に切断する、すなわち幅方向に切断するこ
とを可能にしようとするものである。従来からスリッタ
式の切断装置は、円形刃物の刃先部分の端面が圧接さ
れ、円形刃物はその位置が固定されたままで回転し、切
断されるシートが搬送されて、シートを縦方向に切断す
るものであるとされてきた。本発明は、前述の問題点を
解消するため種々検討した結果、上述したように従来、
他の用途に使用されていたスリッタ式の切断装置の円形
刃物をシートの横方向に移動させればよいことを知見
し、本発明を完成したものである。
【０００７】具体的に本発明は、円形刃物を被切断シー
トの表裏にそれぞれ配置して一対とし、双方の周縁刃先
を相互に弾性的に圧接した状態で案内軌道に沿って移動
させることにより、前記被切断シートを任意の長さに切
断することを特徴とするシート切断方法である。
トの表裏にそれぞれ配置して一対とし、双方の周縁刃先
を相互に弾性的に圧接した状態で案内軌道に沿って移動
させることにより、前記被切断シートを任意の長さに切
断することを特徴とするシート切断方法である。
【０００８】そして、本発明の基本的な構造は、一対の
円形刃物が装着されるホルダ部分と該ホルダ部分を連結
する連結部分から構成され、前記連結部分は前記一対の
円形刃物の切断進行方向の後方に配置されてなり、案内
軌道に沿って移動可能なホルダと、該ホルダに支持さ
れ、被切断シートに対して表裏となる位置にあって、双
方の周縁刃先を圧接するように設置された一対の円形刃
物と、該円形刃物が前記被切断シートに当接するように
前記ホルダを前記案内軌道に沿って移動させる移動手段
からなることを特徴とするシート切断装置である。
円形刃物が装着されるホルダ部分と該ホルダ部分を連結
する連結部分から構成され、前記連結部分は前記一対の
円形刃物の切断進行方向の後方に配置されてなり、案内
軌道に沿って移動可能なホルダと、該ホルダに支持さ
れ、被切断シートに対して表裏となる位置にあって、双
方の周縁刃先を圧接するように設置された一対の円形刃
物と、該円形刃物が前記被切断シートに当接するように
前記ホルダを前記案内軌道に沿って移動させる移動手段
からなることを特徴とするシート切断装置である。
【０００９】一対の円形刃物は、回転可能に支持されて
いれば、シートの摩擦によって回転して切断するが、た
とえ摩擦力が不足して回転が不十分でも鋭い周縁刃先が
あればこの刃先によって切断ができるので、これが第３
発明である。しかし、より滑らかなシートの切り口を得
るために、第４発明では一対の円形刃物の少なくとも１
つの円形刃物をホルダの移動に伴って強制的に回転させ
る回転機構を具備させることを特徴とする。
いれば、シートの摩擦によって回転して切断するが、た
とえ摩擦力が不足して回転が不十分でも鋭い周縁刃先が
あればこの刃先によって切断ができるので、これが第３
発明である。しかし、より滑らかなシートの切り口を得
るために、第４発明では一対の円形刃物の少なくとも１
つの円形刃物をホルダの移動に伴って強制的に回転させ
る回転機構を具備させることを特徴とする。
【００１０】そして、第５発明は、回転機構が、ホルダ
に回転自在に設けられた回転コロを案内軌道に圧接する
と共に円形刃物を圧接し、ホルダが移動すると回転コロ
が回転して円形刃物が回転することを特徴とし、第６発
明では、案内軌道側の円形刃物にプーリを一体的に固定
し、案内軌道に平行に両端を固定した可撓性の長尺部材
をプーリに周回させるもの、第７発明では、案内軌道に
ラックと、円形刃物に歯車を固定し、奇数個の中間歯車
を介してラックと歯車を連結することを特徴とする。
に回転自在に設けられた回転コロを案内軌道に圧接する
と共に円形刃物を圧接し、ホルダが移動すると回転コロ
が回転して円形刃物が回転することを特徴とし、第６発
明では、案内軌道側の円形刃物にプーリを一体的に固定
し、案内軌道に平行に両端を固定した可撓性の長尺部材
をプーリに周回させるもの、第７発明では、案内軌道に
ラックと、円形刃物に歯車を固定し、奇数個の中間歯車
を介してラックと歯車を連結することを特徴とする。
【００１１】第８の発明は、さらに滑らかな切り口を得
るために円形刃物の周縁部が交差して生ずる２交点のう
ち切断に関与する側のみが一点で圧接されるような構造
にしたことを特徴とする。また第９発明では、円形刃物
のうちの少なくとも一方の円形刃物に対して、危険防護
カバーを設けて周縁刃先を覆うものであり、第１０発明
は円形刃物の形状を皿状、円板状の平板状、あるいはカ
ップ状としたものである。第２発明におけるホルダの連
結部は強度的に可能な限りの薄板状とすれば被切断シー
トを確実に案内しながら切断ができるし、連結部の円形
刃物の圧接面裏側の位置に被切断シートを誘導する案内
部を設ければさらに確実な切断ができる。
るために円形刃物の周縁部が交差して生ずる２交点のう
ち切断に関与する側のみが一点で圧接されるような構造
にしたことを特徴とする。また第９発明では、円形刃物
のうちの少なくとも一方の円形刃物に対して、危険防護
カバーを設けて周縁刃先を覆うものであり、第１０発明
は円形刃物の形状を皿状、円板状の平板状、あるいはカ
ップ状としたものである。第２発明におけるホルダの連
結部は強度的に可能な限りの薄板状とすれば被切断シー
トを確実に案内しながら切断ができるし、連結部の円形
刃物の圧接面裏側の位置に被切断シートを誘導する案内
部を設ければさらに確実な切断ができる。
【００１２】
【作用】本発明のシート切断方法およびシート切断装置
では、一対の円形刃物が相互に圧接されてホルダに取り
付けられ、移動手段が作動することによって、ホルダが
案内軌道上を移動してシートを切断する。円形刃物を被
切断シートの表裏にそれぞれ配置して一対とし、シート
を横方向に切断しようとすると、円形刃物を移動させる
ための案内軌道もシートの表裏に配置しなければならな
いのでコスト高になってしまう。そこで、案内軌道をシ
ートの表裏のいずれか一方だけにすると円形刃物の一方
を支持するため、シートの表裏に及ぶホルダが必要とな
る。
では、一対の円形刃物が相互に圧接されてホルダに取り
付けられ、移動手段が作動することによって、ホルダが
案内軌道上を移動してシートを切断する。円形刃物を被
切断シートの表裏にそれぞれ配置して一対とし、シート
を横方向に切断しようとすると、円形刃物を移動させる
ための案内軌道もシートの表裏に配置しなければならな
いのでコスト高になってしまう。そこで、案内軌道をシ
ートの表裏のいずれか一方だけにすると円形刃物の一方
を支持するため、シートの表裏に及ぶホルダが必要とな
る。
【００１３】このホルダは切断されるシートを横切るこ
とになるため、円形刃物が装着されるホルダ部分を連結
する部分は、円形刃物の進行方向の後方に配置しなけれ
ばならない。そして、円形刃物の往行程で切断を行い、
復行程で待機位置に復帰する。円形刃物は回転可能に支
持されておれば、シート材との摩擦力によって回転して
滑らかな切り口が得られる。また、全く回転しないか回
転が不十分でも、円形刃物に鋭利な刃先を付与しておけ
ば十分切断が可能である。さらに、より滑らかできれい
な切り口を得るためには、被切断シートを引込む方向に
強制的に回転させる回転機構を備えればよい。回転機構
としては、案内軌道に圧接する回転コロをホルダに取付
け、この回転コロに円形刃を圧接して、ホルダが移動す
ることによって、回転コロの回転を円形刃に伝達する。
この構造の回転機構が軽量、小型で簡便であるが、回転
コロの圧接力が少ないと円形刃物の回転が不十分となる
ことがある。
とになるため、円形刃物が装着されるホルダ部分を連結
する部分は、円形刃物の進行方向の後方に配置しなけれ
ばならない。そして、円形刃物の往行程で切断を行い、
復行程で待機位置に復帰する。円形刃物は回転可能に支
持されておれば、シート材との摩擦力によって回転して
滑らかな切り口が得られる。また、全く回転しないか回
転が不十分でも、円形刃物に鋭利な刃先を付与しておけ
ば十分切断が可能である。さらに、より滑らかできれい
な切り口を得るためには、被切断シートを引込む方向に
強制的に回転させる回転機構を備えればよい。回転機構
としては、案内軌道に圧接する回転コロをホルダに取付
け、この回転コロに円形刃を圧接して、ホルダが移動す
ることによって、回転コロの回転を円形刃に伝達する。
この構造の回転機構が軽量、小型で簡便であるが、回転
コロの圧接力が少ないと円形刃物の回転が不十分となる
ことがある。
【００１４】そして、この不具合を回避するためには、
円形刃物にプーリを一体的に固定し、プーリに可撓性の
長尺材、例えばワイヤ、凧糸などを周回させればよい。
また、案内軌道にラックを取り付けると共に、円形刃物
に歯車を固定し、歯車とラックを中間歯車を介して連結
してやれば、最も確実に円形刃物を回転させることがで
きる。一対の円形刃物は、交差圧接されると２個の交点
が形成され、切断に関与する交点は、円形刃物の進行方
向の前方側となる。そして、より滑らかできれいな切り
口を得るためには、切断に関与する側の周縁刃先が実質
的に一点で圧接されるように配置する。このような円形
刃物の配置とするには、一対の円形刃物の軸心線を互い
に平行にしないで交差するように設置する。この交差角
をあまり大きくすると、圧接力が大きくなり、円形刃物
の周縁刃先が変形したり、摩耗が早くなるので５度以下
にすることが望ましい。
円形刃物にプーリを一体的に固定し、プーリに可撓性の
長尺材、例えばワイヤ、凧糸などを周回させればよい。
また、案内軌道にラックを取り付けると共に、円形刃物
に歯車を固定し、歯車とラックを中間歯車を介して連結
してやれば、最も確実に円形刃物を回転させることがで
きる。一対の円形刃物は、交差圧接されると２個の交点
が形成され、切断に関与する交点は、円形刃物の進行方
向の前方側となる。そして、より滑らかできれいな切り
口を得るためには、切断に関与する側の周縁刃先が実質
的に一点で圧接されるように配置する。このような円形
刃物の配置とするには、一対の円形刃物の軸心線を互い
に平行にしないで交差するように設置する。この交差角
をあまり大きくすると、圧接力が大きくなり、円形刃物
の周縁刃先が変形したり、摩耗が早くなるので５度以下
にすることが望ましい。
【００１５】切断装置に紙ジャム等の不具合が発生した
時、使用者が、この不具合を解除するために円形刃物の
近傍に手指を近づけて、手指を傷つけることが有るの
で、円形刃物の周囲を覆う危険防護カバーを設けてこの
危険性をできるだけ軽減する。円形刃物はその形状とし
て、皿状、円板状、カップ状を任意に用いらればよい
が、薄板の円板状として周縁に鋭利な刃先を設ければ、
最も滑らかな切り口が得られるが、円形刃物に剛性を持
たせたい時には、カップ状の円形刃物を用いることもで
きる。切断された後のシート、特にシートの端部を確実
に誘導するためには、ホルダの連結部は薄板状とすれば
よいが、さらに連結部の圧接面裏側の位置に案内部を設
ければより確実にシートの誘導が可能となる。
時、使用者が、この不具合を解除するために円形刃物の
近傍に手指を近づけて、手指を傷つけることが有るの
で、円形刃物の周囲を覆う危険防護カバーを設けてこの
危険性をできるだけ軽減する。円形刃物はその形状とし
て、皿状、円板状、カップ状を任意に用いらればよい
が、薄板の円板状として周縁に鋭利な刃先を設ければ、
最も滑らかな切り口が得られるが、円形刃物に剛性を持
たせたい時には、カップ状の円形刃物を用いることもで
きる。切断された後のシート、特にシートの端部を確実
に誘導するためには、ホルダの連結部は薄板状とすれば
よいが、さらに連結部の圧接面裏側の位置に案内部を設
ければより確実にシートの誘導が可能となる。
【００１６】
【実施例】図１、図２は、本発明に係るシート切断装置
の第１の実施例を示すもので、図１Ａは斜視図、図１Ｂ
は側面図、図２は裏面図で図１ＢのＰＰ断面図である。
直線案内軌道１には、ホルダ２の一部に回転自在に装着
された回転コロ７ａを圧接して、さらに一方の円形刃物
３ａは圧接ばね５によって、圧接面３ｂの周縁刃先３ｄ
の近傍を他方の円形刃物３ｅと回転コロ７ａの両方に圧
接した。ホルダ２のホルダ部分２ａ，２ｂには、円形刃
物３ａ，３ｅがその裏面３ｃ，３ｇ側をホルダ部分２
ａ，２ｂ側として支持される。ホルダ２の連結部２ｃは
円形刃物３ａ，３ｅの進行方向の後方に位置するような
構造にした。ホルダ２が移動手段６のうちの駆動モータ
６ａにより、駆動プーリ６ｂと駆動ワイヤ８を介して駆
動されると、回転機構のうちのコロ７ａは、図１Ｂに示
す図面上の右方向に転動し、その回転は被切断シートを
引込む方向に円形刃物３を回転させる。
の第１の実施例を示すもので、図１Ａは斜視図、図１Ｂ
は側面図、図２は裏面図で図１ＢのＰＰ断面図である。
直線案内軌道１には、ホルダ２の一部に回転自在に装着
された回転コロ７ａを圧接して、さらに一方の円形刃物
３ａは圧接ばね５によって、圧接面３ｂの周縁刃先３ｄ
の近傍を他方の円形刃物３ｅと回転コロ７ａの両方に圧
接した。ホルダ２のホルダ部分２ａ，２ｂには、円形刃
物３ａ，３ｅがその裏面３ｃ，３ｇ側をホルダ部分２
ａ，２ｂ側として支持される。ホルダ２の連結部２ｃは
円形刃物３ａ，３ｅの進行方向の後方に位置するような
構造にした。ホルダ２が移動手段６のうちの駆動モータ
６ａにより、駆動プーリ６ｂと駆動ワイヤ８を介して駆
動されると、回転機構のうちのコロ７ａは、図１Ｂに示
す図面上の右方向に転動し、その回転は被切断シートを
引込む方向に円形刃物３を回転させる。
【００１７】本発明をこのような構造にすると、円形刃
物３を回転させるための回転機構が非常にコンパクトに
なるので、軽量化にも寄与し、移動手段６全体の小型化
にも効果がある。図３ないし図５は、本発明に係るシー
ト切断装置の第２の実施例を示すもので、図３は斜視
図、図４は側面図、図５は正面図である。直線案内軌道
１に沿って移動可能なホルダ２の上ホルダ部分２ａと下
ホルダ部分２ｂ上に一対の円形刃物３を、被切断シート
４の上下位置に各々回転自在に取り付け、一方の円形刃
物３ａと他方の円形刃物３ｅ、双方の圧接面３ｂ，３ｃ
の周縁刃先近傍をばね５によって相互に弾性的に圧接し
た。
物３を回転させるための回転機構が非常にコンパクトに
なるので、軽量化にも寄与し、移動手段６全体の小型化
にも効果がある。図３ないし図５は、本発明に係るシー
ト切断装置の第２の実施例を示すもので、図３は斜視
図、図４は側面図、図５は正面図である。直線案内軌道
１に沿って移動可能なホルダ２の上ホルダ部分２ａと下
ホルダ部分２ｂ上に一対の円形刃物３を、被切断シート
４の上下位置に各々回転自在に取り付け、一方の円形刃
物３ａと他方の円形刃物３ｅ、双方の圧接面３ｂ，３ｃ
の周縁刃先近傍をばね５によって相互に弾性的に圧接し
た。
【００１８】一方の円形刃物３ａに一体的にプーリ７ｃ
を固定し、このプーリ７ｃは直線案内軌道１に平行で両
端を固定した可撓性の長尺部材としてのワイヤ７ｂを周
回させて、ホルダ２が案内軌道１上を移動するに伴っ
て、一対の円形刃物３を回転させ、切断位置３ｉ、すな
わち一対の円形刃物３ａ、３ｅの周縁刃先部分３ｄ，３
ｈの交点において被切断シート４を引き込む向きに回転
させる。一対の円形刃物３ａ、３ｅの裏側３ｃ、３ｇに
各々のホルダ部分２ａ、２ｂを配置し、ホルダの上下連
結部２ｃは円形刃物の切断位置３ｉの高さで切断位置３
ｉとは反対側、すなわち一対の円形刃物３の進行方向の
後方に配置した。ホルダ２は駆動モータ６によって回転
駆動される駆動プーリ７を周回する駆動ワイヤ８によ
り、直線案内軌道１に沿って左右に駆動される。
を固定し、このプーリ７ｃは直線案内軌道１に平行で両
端を固定した可撓性の長尺部材としてのワイヤ７ｂを周
回させて、ホルダ２が案内軌道１上を移動するに伴っ
て、一対の円形刃物３を回転させ、切断位置３ｉ、すな
わち一対の円形刃物３ａ、３ｅの周縁刃先部分３ｄ，３
ｈの交点において被切断シート４を引き込む向きに回転
させる。一対の円形刃物３ａ、３ｅの裏側３ｃ、３ｇに
各々のホルダ部分２ａ、２ｂを配置し、ホルダの上下連
結部２ｃは円形刃物の切断位置３ｉの高さで切断位置３
ｉとは反対側、すなわち一対の円形刃物３の進行方向の
後方に配置した。ホルダ２は駆動モータ６によって回転
駆動される駆動プーリ７を周回する駆動ワイヤ８によ
り、直線案内軌道１に沿って左右に駆動される。
【００１９】このように構成された本発明のシート切断
装置は、駆動モータ６によりホルダ２が図５の左方向に
移動することにより、一方の円形刃物３ａはワイヤ１０
によって回転しながら移動し、同時に円形刃物３は、互
いに周縁刃先３ｄ、３ｈ近傍の圧接面３ｂ、３ｆが圧接
されているので、相互に反対方向で、かつ被切断シート
を引き込む向きに回転して、切断位置３ｉが被切断シー
ト４を滑らかに切断する。切断された被切断シート４
は、円形刃物３に沿って、ホルダの上下連結部分の上下
方向に分離するので、シート端がホルダの上下連結部分
２ｃに衝突することはないから、円形刃物３は切断を継
続することができる。本実施例では、回転機構７として
ワイヤ７ｂとプーリ７ｃを用いており、回転機構内で滑
りが生じないので、より確実に円形刃物３を回転させる
ことができる。
装置は、駆動モータ６によりホルダ２が図５の左方向に
移動することにより、一方の円形刃物３ａはワイヤ１０
によって回転しながら移動し、同時に円形刃物３は、互
いに周縁刃先３ｄ、３ｈ近傍の圧接面３ｂ、３ｆが圧接
されているので、相互に反対方向で、かつ被切断シート
を引き込む向きに回転して、切断位置３ｉが被切断シー
ト４を滑らかに切断する。切断された被切断シート４
は、円形刃物３に沿って、ホルダの上下連結部分の上下
方向に分離するので、シート端がホルダの上下連結部分
２ｃに衝突することはないから、円形刃物３は切断を継
続することができる。本実施例では、回転機構７として
ワイヤ７ｂとプーリ７ｃを用いており、回転機構内で滑
りが生じないので、より確実に円形刃物３を回転させる
ことができる。
【００２０】図６は、本発明のシート切断装置の第３の
実施例を示すものである。直線案内軌道１の下面にラッ
ク７ｄを固定し、このラック７ｄと一方の円形刃物３ａ
に一体的に固定された歯車７ｆが、中間歯車７ｅを介し
て回転連結されて回転機構７を形成しており、ホルダ２
の移動につれて一方の円形刃物３ａが回転し、これに圧
接する他方の円形刃物３ｅも回転する。一方の円形刃物
３ａと他方の円形刃物３ｅが被切断シート４を引き込む
向きに、しかも相互に反対方向に回転するためには、ラ
ック７ｄと歯車７ｆとの間に奇数個の中間歯車７ｅを配
置することが必要である。
実施例を示すものである。直線案内軌道１の下面にラッ
ク７ｄを固定し、このラック７ｄと一方の円形刃物３ａ
に一体的に固定された歯車７ｆが、中間歯車７ｅを介し
て回転連結されて回転機構７を形成しており、ホルダ２
の移動につれて一方の円形刃物３ａが回転し、これに圧
接する他方の円形刃物３ｅも回転する。一方の円形刃物
３ａと他方の円形刃物３ｅが被切断シート４を引き込む
向きに、しかも相互に反対方向に回転するためには、ラ
ック７ｄと歯車７ｆとの間に奇数個の中間歯車７ｅを配
置することが必要である。
【００２１】本発明のシート切断装置をこのように構成
した場合には、本発明の第２実施例のように被切断シー
トの搬送経路の近傍に搬送の邪魔になるような円形刃物
を回転させるためのワイヤがないのでシートの搬送が容
易である。しかも歯車を使用しているので、回転機構７
内で滑りが全く生じないから、上述した他の実施例より
もさらにより確実に一対の回転刃物３を回転させること
ができる。
した場合には、本発明の第２実施例のように被切断シー
トの搬送経路の近傍に搬送の邪魔になるような円形刃物
を回転させるためのワイヤがないのでシートの搬送が容
易である。しかも歯車を使用しているので、回転機構７
内で滑りが全く生じないから、上述した他の実施例より
もさらにより確実に一対の回転刃物３を回転させること
ができる。
【００２２】図７および図８は、本発明のシート切断装
置の第４の実施例を示すものである。ホルダ２の上下連
結部２ｃには、切断されたシートの端部を上下方向に誘
導するための案内部２ｄ、２ｅが設けられており、円形
刃物の外周に沿って移動する切断後のシートがホルダの
上下連結部の端面に衝突する危険をより一層少なくする
ことができる。
置の第４の実施例を示すものである。ホルダ２の上下連
結部２ｃには、切断されたシートの端部を上下方向に誘
導するための案内部２ｄ、２ｅが設けられており、円形
刃物の外周に沿って移動する切断後のシートがホルダの
上下連結部の端面に衝突する危険をより一層少なくする
ことができる。
【００２３】図９および図１０は、本発明のシート切断
装置の第５の実施例を示すもので、図１０は正面図、図
１１は上面図である。一方の円形刃物３ａと他方の円形
刃物３ｅは、正面図（図１０）では周縁刃先３ｄと３ｈ
はＡ点およびＢ点の２つの交点を有するが、実際に切断
に関与している切断位置３ｉはＡ点のみである。そこで
より滑らかな切り口を得るためには、一対の円形刃物を
互いに平行に配置しないで角度をもたせて、上記の２交
点のうちの切断に関与する側を実質的に一点で接するよ
うにする。こような構造にすると円形刃物のそれぞれの
軸心は、角度をなして交差するようになる。例えば上か
ら見た時には、図１０に示すように角度θが生ずる。こ
の交叉角θは円形刃物３の振れ誤差を補償して滑らかな
切り口を得るものであり、角度が大きいほど補償効果は
大きいが、あまり大きくすると一方の円形刃物３ａから
他方の円形刃物３ｅへの回転の伝達が滑らかさを欠くう
えに、刃先同士の接触による損耗を生じやすい傾向とな
るために、５度以下の範囲に抑えることが望ましい。
装置の第５の実施例を示すもので、図１０は正面図、図
１１は上面図である。一方の円形刃物３ａと他方の円形
刃物３ｅは、正面図（図１０）では周縁刃先３ｄと３ｈ
はＡ点およびＢ点の２つの交点を有するが、実際に切断
に関与している切断位置３ｉはＡ点のみである。そこで
より滑らかな切り口を得るためには、一対の円形刃物を
互いに平行に配置しないで角度をもたせて、上記の２交
点のうちの切断に関与する側を実質的に一点で接するよ
うにする。こような構造にすると円形刃物のそれぞれの
軸心は、角度をなして交差するようになる。例えば上か
ら見た時には、図１０に示すように角度θが生ずる。こ
の交叉角θは円形刃物３の振れ誤差を補償して滑らかな
切り口を得るものであり、角度が大きいほど補償効果は
大きいが、あまり大きくすると一方の円形刃物３ａから
他方の円形刃物３ｅへの回転の伝達が滑らかさを欠くう
えに、刃先同士の接触による損耗を生じやすい傾向とな
るために、５度以下の範囲に抑えることが望ましい。
【００２４】図１１は、本発明のシート切断装置の第６
の実施例を示すものである。一方の円形刃物３ａは両端
を支持された軸８に取り付けられており、軸８を他方の
円形刃物３ｅ側で保持している軸孔９は、一対の円形刃
物３の進行方向に長い孔として軸８が円形刃物３の進行
方向に揺動するようにした。一方の円形刃物３ａは圧縮
ばね５によって他方の円形刃物３ｅ側に圧接されている
ために、双方の円形刃物３はほぼ平行状態で待機してい
るが、ホルダ２が移動を開始すると、一方の円形刃物３
ａを回転させるワイヤ７ｂの張力および切断部に働く切
断反力により軸８が傾いて、円形刃物３の周縁刃先同士
３ｄ、３ｈの接触が切断位置３ｉのみとなる。このよう
な構造とした場合には、一対の円形刃物３の軸同士の交
叉角θは、切断時に発生する負荷の大きさにより自動的
に調整されることになるため、シート切断装置を構成す
る各部品をあまり高精度に加工しなくても滑らかな切り
口を得ることができる。
の実施例を示すものである。一方の円形刃物３ａは両端
を支持された軸８に取り付けられており、軸８を他方の
円形刃物３ｅ側で保持している軸孔９は、一対の円形刃
物３の進行方向に長い孔として軸８が円形刃物３の進行
方向に揺動するようにした。一方の円形刃物３ａは圧縮
ばね５によって他方の円形刃物３ｅ側に圧接されている
ために、双方の円形刃物３はほぼ平行状態で待機してい
るが、ホルダ２が移動を開始すると、一方の円形刃物３
ａを回転させるワイヤ７ｂの張力および切断部に働く切
断反力により軸８が傾いて、円形刃物３の周縁刃先同士
３ｄ、３ｈの接触が切断位置３ｉのみとなる。このよう
な構造とした場合には、一対の円形刃物３の軸同士の交
叉角θは、切断時に発生する負荷の大きさにより自動的
に調整されることになるため、シート切断装置を構成す
る各部品をあまり高精度に加工しなくても滑らかな切り
口を得ることができる。
【００２５】図１２および図１３は、本発明のシート切
断装置の第７の実施例を示すものである。円形刃物３
を、切断部分の近傍を除いて切断に邪魔にならない程度
に周縁刃先３ｄ、３ｈのまわりを防護カバー１０で覆っ
た。本発明のシート切断装置は、待機状態においては刃
物部分が装置内の一端に退避しているので、通常の切断
装置におけるロール状記録シートの交換あるいは保守点
検などの作業時に刃物部分へ手指が触れるような危険は
少ないが、このような防護カバーを設ければなお一層安
全である。
断装置の第７の実施例を示すものである。円形刃物３
を、切断部分の近傍を除いて切断に邪魔にならない程度
に周縁刃先３ｄ、３ｈのまわりを防護カバー１０で覆っ
た。本発明のシート切断装置は、待機状態においては刃
物部分が装置内の一端に退避しているので、通常の切断
装置におけるロール状記録シートの交換あるいは保守点
検などの作業時に刃物部分へ手指が触れるような危険は
少ないが、このような防護カバーを設ければなお一層安
全である。
【００２６】あわせてこのような構造の防護カバーを取
り付けると、切断位置３ｉの近傍まで装置側のシート案
内部１１を近接させることができるので、安定なシート
の搬送が可能で、しかも装置の小型化も可能にする。以
上説明した実施例の図面では、ホルダ部分２ａと２ｂと
の連結部２ｃは被切断シート４に対し平行になるように
形成したが、例えばこれを斜めになるように形成して配
置すれば切断された後のシート端４ａ，４ｂを近傍の部
材に衝突させないで確実に切断ができるようなホルダ２
の構造にすることができる。
り付けると、切断位置３ｉの近傍まで装置側のシート案
内部１１を近接させることができるので、安定なシート
の搬送が可能で、しかも装置の小型化も可能にする。以
上説明した実施例の図面では、ホルダ部分２ａと２ｂと
の連結部２ｃは被切断シート４に対し平行になるように
形成したが、例えばこれを斜めになるように形成して配
置すれば切断された後のシート端４ａ，４ｂを近傍の部
材に衝突させないで確実に切断ができるようなホルダ２
の構造にすることができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スリッ
タ式の切断装置を用いてシートを幅方向、すなわち横方
向に切断するために、一対の円形刃物を切断されるシー
トの表裏位置に相互に圧接するように配置し、かつ円形
刃物が保持されるホルダの連結部を一対の円形刃物がな
す切断位置を、切断進行方向の後方に配置することにし
たものである。このような構造とすることによって、従
来搬送されているシートを縦方向に切断するだけと考え
られていたスリッタ式の切断装置によって、今まで考え
及びもしないような、シートを横方向に切断できる構造
とすることができる。したがって、本発明によれば、従
来のロータリ式やギロチン式他の切断装置に比べ、装置
全体を小型軽量化するとともに、同時にコストも低減
し、また安全性にも優れた切断装置を提供するという初
期の目的を達成することができる。
タ式の切断装置を用いてシートを幅方向、すなわち横方
向に切断するために、一対の円形刃物を切断されるシー
トの表裏位置に相互に圧接するように配置し、かつ円形
刃物が保持されるホルダの連結部を一対の円形刃物がな
す切断位置を、切断進行方向の後方に配置することにし
たものである。このような構造とすることによって、従
来搬送されているシートを縦方向に切断するだけと考え
られていたスリッタ式の切断装置によって、今まで考え
及びもしないような、シートを横方向に切断できる構造
とすることができる。したがって、本発明によれば、従
来のロータリ式やギロチン式他の切断装置に比べ、装置
全体を小型軽量化するとともに、同時にコストも低減
し、また安全性にも優れた切断装置を提供するという初
期の目的を達成することができる。
【図１】本発明のシート切断装置に係り、円形刃物を案
内軌道に圧接したコロによって回転させる第１の実施例
を示す斜視図と側面図である。
内軌道に圧接したコロによって回転させる第１の実施例
を示す斜視図と側面図である。
【図２】図１に示す本発明のシート切断装置に係り、円
形刃物を案内軌道に圧接したコロによって回転させる第
１の実施例の裏面図である。
形刃物を案内軌道に圧接したコロによって回転させる第
１の実施例の裏面図である。
【図３】本発明のシート切断装置に係り、円形刃物をプ
ーリとワイヤによって回転させる第２の実施例の斜視図
である。
ーリとワイヤによって回転させる第２の実施例の斜視図
である。
【図４】図３に示す本発明のシート切断装置に係り、円
形刃物をプーリとワイヤによって回転させる第２の実施
例の側面図である。
形刃物をプーリとワイヤによって回転させる第２の実施
例の側面図である。
【図５】図３に示す本発明のシート切断装置に係り、円
形刃物をプーリとワイヤによって回転させる第２の実施
例の正面図である。
形刃物をプーリとワイヤによって回転させる第２の実施
例の正面図である。
【図６】本発明のシート切断装置に係り、円形刃物をラ
ックと歯車により回転させる第３の実施例の斜視図であ
る。
ックと歯車により回転させる第３の実施例の斜視図であ
る。
【図７】本発明のシート切断装置に係り、ホルダの上下
連結部にシート案内部を取り付けた第４の実施例の斜視
図である。
連結部にシート案内部を取り付けた第４の実施例の斜視
図である。
【図８】図７に示す本発明のシート切断装置に係り、ホ
ルダの上下連結部にシート案内部を取り付けた第４の実
施例の側面図である。
ルダの上下連結部にシート案内部を取り付けた第４の実
施例の側面図である。
【図９】本発明のシート切断装置に係り、一対の円形刃
物の軸に互いに交差角を設けて配置した第５の実施例の
正面図である。
物の軸に互いに交差角を設けて配置した第５の実施例の
正面図である。
【図１０】図９に示す本発明のシート切断装置に係り、
第５の実施例の上面図である。
第５の実施例の上面図である。
【図１１】本発明のシート切断装置に係り、一対の円形
刃物の軸に自動的に交差角を付与する機構を設けた第６
の実施例の斜視図である。
刃物の軸に自動的に交差角を付与する機構を設けた第６
の実施例の斜視図である。
【図１２】本発明のシート切断装置に係り、一対の円形
刃物に防護カバーを取り付けた第７の実施例の斜視図で
ある。
刃物に防護カバーを取り付けた第７の実施例の斜視図で
ある。
【図１３】図１２に示す本発明のシート切断装置に係り
第７の実施例の側面図である。
第７の実施例の側面図である。
１ 直線案内軌道、２ ホルダ、２ａ 上ホルダ部分、
２ｂ 下ホルダ部分、２ｃ 連結部、２ｄ 案内部、２
ｅ 案内部、３ 円形刃物、３ａ 一方の円形刃物、３
ｂ 圧接面、３ｃ 裏面、３ｄ 周縁刃先、３ｅ 他方
の円形刃物、３ｆ圧接面、３ｇ 裏面、３ｈ 周縁刃
先、３ｉ 切断位置、４ 被切断シート、４ａ シート
端、４ｂ シート端、５ 圧接ばね、６ 移動手段、６
ａ 駆動モータ、６ｂ 駆動プーリ、６ｃ 駆動ワイ
ヤ、７ 回転機構、７ａ 回転コロ、７ｂ ワイヤ、７
ｃ プーリ、７ｄ ラック、７ｅ 中間歯車、７ｆ 歯
車、８軸、９ 軸孔、１０ 防護カバー、１１ シート
案内部、Ａ 交点、Ｂ 交点、θ 交差角度
２ｂ 下ホルダ部分、２ｃ 連結部、２ｄ 案内部、２
ｅ 案内部、３ 円形刃物、３ａ 一方の円形刃物、３
ｂ 圧接面、３ｃ 裏面、３ｄ 周縁刃先、３ｅ 他方
の円形刃物、３ｆ圧接面、３ｇ 裏面、３ｈ 周縁刃
先、３ｉ 切断位置、４ 被切断シート、４ａ シート
端、４ｂ シート端、５ 圧接ばね、６ 移動手段、６
ａ 駆動モータ、６ｂ 駆動プーリ、６ｃ 駆動ワイ
ヤ、７ 回転機構、７ａ 回転コロ、７ｂ ワイヤ、７
ｃ プーリ、７ｄ ラック、７ｅ 中間歯車、７ｆ 歯
車、８軸、９ 軸孔、１０ 防護カバー、１１ シート
案内部、Ａ 交点、Ｂ 交点、θ 交差角度
Claims (12)
- 【請求項１】 円形刃物を被切断シートの表裏にそれぞ
れ配置して一対とし、双方の周縁刃先を相互に弾性的に
圧接した状態で案内軌道に沿って移動させることによ
り、前記被切断シートを任意の長さに切断することを特
徴とするシート切断方法。 - 【請求項２】 一対の円形刃物が装着されるホルダ部分
と該ホルダ部分を連結する連結部分から構成され、前記
連結部分は前記一対の円形刃物の切断進行方向の後方に
配置されてなり、案内軌道に沿って移動可能なホルダ
と、該ホルダに支持され、被切断シートに対して表裏と
なる位置にあって、双方の周縁刃先を圧接するように設
置された一対の円形刃物と、該円形刃物が前記被切断シ
ートに当接するように前記ホルダを前記案内軌道に沿っ
て移動させる移動手段からなることを特徴とするシート
切断装置。 - 【請求項３】 一対の円形刃物は回転可能に支持されて
なることを特徴とする請求項２に記載のシート切断装
置。 - 【請求項４】 一対の円形刃物の少なくとも１の円形刃
物は、ホルダの移動に伴って被切断シートを引込む方向
に回転する回転機構を具備することを特徴とする請求項
２ないし３のいずれかに記載のシート切断装置。 - 【請求項５】 回転機構は、案内軌道に沿って移動可能
なホルダに、前記案内軌道に圧接され、ホルダの移動に
よって回転する回転コロを設け、前記ホルダに取り付け
られた一対の円形刃物のうちの、案内軌道側の刃物の周
縁刃先の圧接面側を前記回転コロに圧接してなることを
特徴とする請求項４に記載のシート切断装置。 - 【請求項６】 回転機構は、一対の円形刃物のうちの案
内軌道側に取り付けられた一方の円形刃物に一体的にプ
ーリを固定し、該プーリに案内軌道に平行で両端を固定
した可撓性の長尺部材を周回させてなることを特徴とす
る請求項４に記載のシート切断装置。 - 【請求項７】 回転機構は、案内軌道にラックを取り付
け、奇数個の中間歯車を介して、一対の円形刃物のうち
の案内軌道側の一方の円形刃物に一体的に固定した歯車
と前記ラックを連結してなることを特徴とする請求項４
に記載のシート切断装置。 - 【請求項８】 一対の円形刃物は、周縁刃先が圧接され
て２交点を形成し、該２交点のうち切断に関与する側の
前記周縁刃先が互いに一点で圧接されることを特徴とす
る請求項２ないし７のいずれかに記載のシート切断装
置。 - 【請求項９】 一対の円形刃物の少なくとも一方の円形
刃物に対して、周縁刃先を覆う危険防護カバーを設けた
ことを特徴とする請求項２ないし８のいずれかに記載の
シート切断装置。 - 【請求項１０】 円形刃物は、皿状、円板状、カップ状
であることを特徴とする請求項２ないし９のいずれかに
記載のシート切断装置。 - 【請求項１１】 連結部を薄板状としたことを特徴とす
る請求項２に記載のシート切断装置。 - 【請求項１２】 連結部の円形刃物の圧接面裏側の位置
に被切断シートを相手側刃物の方向の誘導する案内部を
設けたことを特徴とする請求項２に記載のシート切断装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7580394A JPH0724782A (ja) | 1993-05-11 | 1994-04-14 | シート切断方法およびシート切断装置 |
| DE19944416522 DE4416522C2 (de) | 1993-05-11 | 1994-05-10 | Papierschneider |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-109058 | 1993-05-11 | ||
| JP10905893 | 1993-05-11 | ||
| JP7580394A JPH0724782A (ja) | 1993-05-11 | 1994-04-14 | シート切断方法およびシート切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724782A true JPH0724782A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=26416952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7580394A Pending JPH0724782A (ja) | 1993-05-11 | 1994-04-14 | シート切断方法およびシート切断装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724782A (ja) |
| DE (1) | DE4416522C2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5881623A (en) * | 1996-03-19 | 1999-03-16 | Hitachi Metals, Ltd. | Cutting carriage for sheet cutting and sheet cutter using same |
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