JPH0632067Y2 - ハンドタイプ型のカッター - Google Patents

ハンドタイプ型のカッター

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JPH0632067Y2
JPH0632067Y2 JP1988163766U JP16376688U JPH0632067Y2 JP H0632067 Y2 JPH0632067 Y2 JP H0632067Y2 JP 1988163766 U JP1988163766 U JP 1988163766U JP 16376688 U JP16376688 U JP 16376688U JP H0632067 Y2 JPH0632067 Y2 JP H0632067Y2
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cut
blade
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JP1988163766U
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力 水野
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力 水野
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、主として紙、布地等のシート部材を曲線状又
は直線状に切断できるハンドタイプ型のカツターに関す
るもので、実公昭61−37410号のカッターと同じ
分野に属するものである。
「従来の技術」 従来ハンドタイプ型のカツターとしては、鋏等という一
般的な形状から、カッターナイフ等の簡易なカッターが
知られていること、並びにこれらに類する技術文献も多
数散見される。
その中でも安全性並びに美麗な切り口を主目的とするカ
ッターとしては、実公昭61−37410号のカッター
があり、その構成の特徴は、被切断物と刃物とが同じ方
向性を有することにある。
また本考案が目的とす円板刃物を利用するカッターとし
ては、以下のような技術文献がある。
実公昭58−15199号の開封機があり、この考案
は、駆動装置を備えた細断用カッター及び円板状切断用
カッターとをケースの溝内に突出摺接し、前記細断用カ
ッター及び切断用カッターを作動するスイッチを備えた
構成で、開封と同時に、切断屑を微細な小片にすること
にある。
また実公昭58−23335号の円盤形回転刃を有する
刃物があり、円盤形回転刃の回転速度を歯車伝導機構で
増速し、かつ切断時の被切断物を押さえる押さえ部材を
萎えた構成のハンドタイプ型のカッターであり、長期間
に亙って切れ味の鋭いカッターを提供することを目的と
する。
その他電動開封器具としては、実開昭55−8144
号、実公昭58−26160号又は実開昭58−107
892号等の多数の文献がある。
更に実開昭56−276899号の開封器があり、回転
自在の円形刃物を備え、かつ一方の円形刃物に抑刃を添
接配置し、ケースの溝部に前記円形刃物の重合刃先が位
置する構成で、据置式のカッターで、かつ円形刃物の反
りを防止すること、並びに簡易な構造の開封器を目的と
する。
また実開昭61−166899号の封筒開封器があり、
回転カッターと回転体コマとの摺接による構成で、簡易
かつ使い易いカッターを提供することにある。
「考案が解決しようとする問題点」 以上でそれぞれ詳述した従来技術は、構造的に簡易化さ
れ、かつ切れ味の向上と、簡易に使用できる特徴を有す
る。
しかしながら、何れも原則として円形刃物の場合は、据
置式であり、ハンドタイプ型でないことと、曲線の切断
には困るものである。一方ハンドタイプ型のカッターで
は、被切断物を支持する媒体を要すること等の問題点が
あった。
また円形刃物の重合する刃先間には、隙間を備える構造
となっていないことから、刃先の摩耗が激しいこと、並
びに長い間に亘って鋭い切れ味が期待できないものであ
る。また薄い被切断物の切断が困難であり、原則として
不可能といっても差し支えないものである。また、把持
部の葉片誘導側に切断された葉片用の誘導局面部がな
く、かつ当該誘導曲面部が薄肉部で構成された先行技術
がないことから、切断された葉片がスムーズ、かつ皺が
発生することなく前記切断葉片を誘導することは極めて
困難視される処である。
「問題点を解決するための手段」 以上のような観点から、本考案では、ハンドタイプ型の
カッターを考え、しかもこれにより被切断物を手で把握
したままで、切断ができること、この際に直線は勿論の
こと、曲線も容易に切断できるようにすること、被切断
物を簡易かつスムーズに切断できることと、美麗に切断
された葉片をスムーズかつ確実に誘導すること、等を目
的に下記の構成を採用する。
即ち、本考案のハンドタイプ型のカッターは、先端に切
り溝を備えた二股状の刃物取付部及び、この刃物取付部
に連設された薄肉部で形成される誘導局面部を備えた把
持部で形成される把持部本体と、この把持部本体の刃物
取付部に回転自在に取り付けられた一対の回転刃物と、
当該回転刃物の重合する刃先間に形成された隙間と、で
被切断物の抵抗を介して前記回転刃物を転動させること
を特徴とする。
「作用」 次に本考案の作用を説明すると、ハンドタイプ型のカッ
ターの把持部本体を一方の手で把持するとともに、他方
の手で被切断物を把持する(勿論一人で切断する場合で
あり、二人の場合等の時は、適宜把持される。以下同
じ)。
そして、把持部本体の切り溝の開口部に被切断物を位置
させた状態で、カッターを被切断物の直線又は曲線その
他の切断線(以下原則として切断線とする。)に倣って
前進させると、その回転刃物は、被切断物の切口の抵抗
により、自転する。この自転を介して被切断物が回転刃
物の重合する刃先に到るとともに、この回転する刃先間
で鋭く切断とれ、いわゆる回転刃物の回転と、被切断物
の切断が同時に進行し、無理なくかつその切口は誠に美
麗である。
このようにして切断された、被切断物の必要な葉片又は
不必要な葉片等(以下葉片とする。)は、二股状の刃物
取付部並びに把持部との連通部分に設けた薄肉部の誘導
曲面部を経由して、上下方向へスムーズに送り出され、
この葉片が切断の邪魔となったり、又はこの葉片に皺が
生じることがない。
この場合、回転刃物の重合する刃先間には、隙間が形成
されていることから、比較的薄い被切断物から、ある程
度の厚味のある被切断物まで、前述のようなスムーズな
切断と、美麗な切口の切断が可能となる。
以上で詳述した方法で、被切断物を切断すれば、希望す
る切断線にそって、確実かつ容易に、又は自由なカッテ
ィングが可能となるものである。
また本考案は、回転刃物の被切断物の抵抗を介して切断
する構成であること、並びに重合する刃先間に隙間を設
ける構成としたので、回転刃物の自由な回転が保証され
ていること、又は薄いセロファン紙、トイレットペーパ
ーの切断も可能となるものである。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら具体的に説
明すると、1は切り溝2を有する二股状の刃物取付部
3、3aと、把持部4とで構成される把持部本体で、こ
の把持部本体1はカッターの本体を構成し、カッターの
軽量化、低コスト化、取り扱いの容易化等を達成する目
的で、合成樹脂で成型することが理想であるが、スチー
ル等の鋼性等でも可であり材料に限定はない。またその
形状、寸法関係では、この把持部本体1を手で把持する
ことから一定の制限はあるが、原則として自由である。
また把持部本体1には、切断されて被切断物の葉片がス
ムーズに送り出される目的、換言すればカッターの進行
をスムーズにする目的で、刃物取付部3、3aと把持部
本体1との連通部分には、薄肉部5、5aが形成され、
しかも後述する回転刃物の位置関係で、この薄肉部5、
5aは左右(表裏)対象関係に設けられる。またこの薄
肉部5、5aの終端部は、それぞれ曲線状に競り上が
り、誘導曲面部5bが形成されている。尚2aは切り溝
2の開口部で、この開口部2aより被切断部の切断線を
差入れる。
図中6は回転刃物で、この例では刃物取付部3に軸承部
材7を介して回転自在に軸装されており、具体的な一例
を説明すると、刃物取付部3に設けた開口に挿嵌される
ビス8と、このビス8に架承される回転刃物3に、この
回転刃物3を固止するとともに、ビス8に螺着されるナ
ット9とで構成する。このような構成が、構造的に簡略
化されていること、例えば、回転刃物3の取り替えがス
ムーズにできること等から望ましいが、必ずしもこの例
に限定されない。
図中6aは回転刃物で、この例では刃物取付部3aに軸
承部材27を介して回転自在に軸装されており、具体的
な一例を説明すると、刃物取付部3に設けた開口に挿嵌
されるビス18と、このビス18に架承される回転刃物
3aと、この回転刃物3aを固止するとともに、ビス1
8に螺着されるナット19とで構成する。このような構
成が一例であることは、前述の回転刃物6の軸承部材7
と同様である。
この両回転刃物6、6aは、被切断物の切断線による抵
抗により自転し、かつこの被切断物の切断線上に沿って
の刃先13、13aの進行を許すとともに、この刃先1
3、13aの重合Aする部位で切断される構造である。
また切断刃物6、6aが回転すること等の見地より、少
なくともその重合する刃先13、13aの部分を除い
た、その他の部分を図示のようにガイド片11、11a
で隠蔽することが、安全性等の見地より理想である。ま
た場合により、前記ガイド片11、11aを図示しない
蝶番等により、揺動する構成もできる。
更に何れか一方の回転刃物3又は3a、又は双方の回転
刃物3、3a(以下同様であるので、この摺動構造の説
明の場合は、一方の回転刃物3について説明する。)を
その刃軸線方向Bに摺動自在とする。例えばこの例を示
す第3図では、軸承部材7にバネ14を介設し、軸承部
材7のナット9の螺入又は螺戻を介して回転刃物3をビ
ス7の軸上を移動し、この回転刃物3の刃先13と、他
方の回転刃物3aの刃先13aとの間隔12を適宜調整
する。これにより、被切断物の厚味に対応して多段階の
調整ができ、スムーズな切断と、美麗な切口が期待でき
る。
尚図示しないが回転刃物6、6aは、モータ等の駆動装
置を介して回転させる構造でも可能である。このような
構造では、銅版、トタン板などの鈑金加工等の分野で重
宝されるものと思われる。
更に図示しないが、回転刃物3、3aの刃先13、13
aを山型状とし、その角隅部の両方を刃先13、13a
として、一方の刃先13、13aの切れ味が悪くなった
場合は、他方の刃先13、13aと入れ換え得る構成に
すると、より一層利用価値がある。
「考案の効果」 本考案は以上で詳述したように、二股状の刃物取付部を
有する手で把持できる形態の把持部本体であって、この
刃物取付部の切り溝にその刃先が重合する回転刃物を設
け、この重合する刃先間に隙間を有する構成としたの
で、比較的薄い被切断物からある程度の厚味のある被切
断物の切断も可能となり大変に重宝すること、及び直線
を初めとして曲線も容易に切断できる効果がある。
また本考案は、把持部の刃物取付部方向に薄肉部を形成
するとともに、当該薄肉部に誘導曲面部を設ける構成で
あるので、切断された葉片のスムーズな移送が確保され
ること、並びに切断葉片が次の切断された葉片に邪魔と
ならないこと、また葉片の皺の発生がないこと、等の効
果があり、かつ美しい切断面が確保される効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示しており、第1図は一部欠
截の斜視図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は回転
刃物のその他の一例を拡大して示す断面図である。 1:把持部本体、2:切り溝 2a:開口部、3、3a:刃物取付部 4:把持部、5a:薄肉部 5b:誘導曲面部、6、6a:回転刃物 7、17:軸承部材、8、18:ビス 9、19:ナット 11、11a:ガイド片 12:隙間、13、13a:刃先 14:バネ A:重合、B:刃物線方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に切り溝を備えた二股状の刃物取付部
    及び、この刃物取付部に連設された薄肉部で形成される
    誘導局面部を備えた把持部で形成される把持部本体と、
    この把持部本体の刃物取付部に回転自在に取り付けられ
    た一対の回転刃物と、当該回転刃物の重合する刃先間に
    形成された隙間と、で被切断物の抵抗を介して前記回転
    刃物を転動させることを特徴とするハンドタイプ型カッ
    ター。
JP1988163766U 1988-12-16 1988-12-16 ハンドタイプ型のカッター Expired - Lifetime JPH0632067Y2 (ja)

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JP1988163766U JPH0632067Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 ハンドタイプ型のカッター

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JPH0286469U JPH0286469U (ja) 1990-07-09
JPH0632067Y2 true JPH0632067Y2 (ja) 1994-08-24

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JPH0286469U (ja) 1990-07-09

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