JPH0817111A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH0817111A
JPH0817111A JP6149035A JP14903594A JPH0817111A JP H0817111 A JPH0817111 A JP H0817111A JP 6149035 A JP6149035 A JP 6149035A JP 14903594 A JP14903594 A JP 14903594A JP H0817111 A JPH0817111 A JP H0817111A
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JP
Japan
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magnetic tape
reel
threading
tape
magnetic
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JP6149035A
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English (en)
Inventor
Masao Iwakura
正雄 岩倉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シングルリールカートリッジを用いるヘリカ
ルスキャン方式の磁気記録装置において磁気テープのロ
ーディング所要時間を短縮する。 【構成】 シングルリールカートリッジ6内のファイル
リール6aから磁気テープ2を引き出してマシンリール
5に架設する第1スレッディングを行うスレッダアーム
15と、架設された磁気テープ2を、ドラム1の周囲に
配置されたローディングリング4上に張り渡す第2スレ
ッディングを行うテンションアーム7,テープ引き出し
アーム10と、エアーガイド21dをローディングリン
グ4の回転動作によって、磁気テープ2に係合させてド
ラム1の周囲に巻き付ける第3スレッディングを行う磁
気記録再生装置において、発光素子31a(32a),
受光素子31b(32b)からなるエンドセンサ31
(32)を配置し、第1スレッディングでの磁気テープ
2の端部を正確に検知して、ローディング時間を短縮し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生技術に関
し、特に、ヘリカルスキャン方式のディジタルデータの
記録再生を行う磁気テープ装置等に適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやエンジ
ニアリングワークステーション、あるいは大型計算機の
ディジタルデータのバックアップ装置として、大記憶容
量の実現に有利なヘリカルスキャン方式の磁気テープ装
置が用いられるようになった。このような磁気テーブ装
置に用いられる磁気テープとしては、たとえば、3.81
mm幅テープを用いた二つのリールをカートリッジ内に
収納した両リールタイプのものや、8mm幅テープある
いは12.65mm幅テープを用いた両リールタイプが製
品化または規格化の提案がなされている。これらの両リ
ールタイプのヘリカルスキャン方式において回転磁気ヘ
ッド(ドラム)へのテープ巻付け操作の所要時間(テー
プのローディング時間)はこれまででは5秒以上必要と
している。
【0003】一方、内部に単一のリールを収納したシン
グルリールカートリッジを用いたシステムとしては、1
/2インチテープを用いた3480カートリッジによ
る、通常の静止型の磁気ヘッドを用いたデータ記憶装置
が製品化されている。このシングルリールカートリッジ
を用いる装置においては、ヘッドの対するテープの巻付
け操作がないため、テープローディング時間は実質的に
テープをカートリッジから装置内のマシンリールに張り
渡すための所要時間となり、この時間は、現在のとこ
ろ、約7秒を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、シングルリ
ールカートリッジを用い、かつ回転ドラムを用いたヘリ
カルスキャン方式のデータ記憶装置を構築しようとする
とき、前述のような従来の両タイプのデータ記憶装置を
組み合わせた場合では、そのローディング時間は、上記
の各ローディング時間の合計となるため、少なくとも約
13秒必要になり、商品性能、コストパフォーマンスを
劣化させる要因となる。
【0005】なお、シングルリールカートリッジを用
い、かつ回転ドラムを用いたヘリカルスキャン方式のデ
ータ記憶装置としては、たとえば、米国特許第5202
809号に開示されたものが知られている。
【0006】本発明の目的は、磁気テープが巻回される
単一のファイルリールを内蔵したシングルリールカート
リッジを用いるヘリカルスキャン方式の磁気記録装置に
おいて媒体のローディング時間を短縮することにある。
【0007】本発明の他の目的は、磁気テープを収納し
たシングルリールカートリッジのローディング所要時間
が7秒以下の性能を有するヘリカルスキャン方式の磁気
記録再生技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、磁気テープが巻回された単一のファイルリールを
内蔵するカートリッジと、ファイルリールを回転駆動す
るファイルリール駆動手段と、カートリッジを外部から
着脱可能な第1の位置と磁気テープに信号の記録再生が
可能な第2の位置との間で往復搬送する動作を行うカー
トリッジ搬送手段と、磁気テープをファイルリールから
巻取る動作を行うマシンリールと、マシンリールを回転
駆動するマシンリール駆動手段と、カートリッジから磁
気テープを引き出しマシンリールへ懸架する第1スレッ
ディングを行う第1のスレッディング手段と、第1スレ
ッディングにおける磁気テープの端部を検出する少なく
とも一個の磁気テープ端検出手段と、磁気テープに信号
を記録再生するための回転磁気ヘッドが搭載されたドラ
ムと、第1スレッディングによってマシンリールへ懸架
された磁気テープをドラムに巻き付ける第2および第3
スレッディングをそれぞれ行う第2および第3のスレッ
ディング手段と、磁気テープをファイルリールから引き
出し、ドラムに対して所定の速度で搬送駆動するキャプ
スタンモータと、少なくとも磁気テープ端検出手段から
の情報に基づいて、ファイルリール駆動手段、マシンリ
ール駆動手段、第1、第2および第3のスレッディング
手段の連携した動作を制御するスレッディング制御手段
とを含む構成としたものである。
【0009】
【作用】上記した本発明の磁気記録再生装置によれば、
磁気テープ端検出手段によって第1のスレッディング手
段によるカートリッジからマシンリールへの磁気テープ
の懸架操作における当該磁気テープの位置を精密に検知
できるので、この磁気テープの懸架操作に引き続いて第
2および第3のスレッディング手段によって連携して行
われる、回転ドラムへの磁気テープの巻き付け操作を、
より高速かつ安定に実行することが可能となる。
【0010】このため、装置に対するカートリッジの投
入から、実際の記録/再生動作が可能な状態になるまで
のローディング(カートリッジの投入から第1〜第3ス
レッディング完まで)の高速化、所要時間の短縮化を実
現することができる。このため、たとえば、磁気テープ
が巻回される単一のファイルリールを内蔵したシングル
リールカートリッジのローディング時間を7秒以下に短
縮することができ、使い勝手のよい磁気記録再生装置を
構築できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例である磁気記録
再生装置の構成の一例を示す斜視図、図2は、その側面
図、図3は上面図である。また、図4、図5、図6、図
7は、本実施例の磁気記録再生装置の動作状態の一例を
示す上面図、図8は、本実施例の磁気記録再生装置に用
いられるシングルリールカートリッジの一例を示す斜視
図、図9は、本実施例の磁気記録再生装置の一部を取り
出して示す側面図、図10は、本実施例の磁気記録再生
装置の一部を取り出して示す平面図、図11は、本実施
例の磁気記録再生装置の動作状態の一例を示す側面図で
ある。
【0013】本実施例では、磁気記録再生装置の一例と
して、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置に適用
した場合を例に採って説明する。
【0014】図1に示すように、本実施例の磁気記録再
生装置は、装置幅はW:8.5インチ、高さH:5イン
チ、奥行きD:15.5インチの形状である。
【0015】シャーシ3上の部品配置を述べる。
【0016】シャーシ3上には、記録再生を行う記録磁
気ヘッド1ca1,記録磁気ヘッド1cb1,記録磁気
ヘッド1cc1,記録磁気ヘッド1cd1,再生磁気ヘ
ッド1ca2,再生磁気ヘッド1cb2,再生磁気ヘッ
ド1cc2,再生磁気ヘッド1cd2が搭載されたドラ
ム1(図9、図10)と、磁気テープ2の走行を案内す
る部分が、支持シャフトに対して回転するローラガイド
21e,ローラガイド21f,ローラガイド21gと、
テープの走行を案内する部分に穴を設け空気を吹き出す
エアーガイド21a,エアーガイド21b,エアーガイ
ド21c,エアーガイド21hと、テープを駆動するキ
ャプスタンモータ19、キャプスタンモータ19の回転
軸にテープを圧着するための部材であるピンチローラ2
0と、エアーガイド21d,ローラガイド21e,ロー
ラガイド21f,ローラガイド21gを搭載し、記録再
生のためのドラム1への磁気テープ2の卷付け(以下第
3スレッディングと記す)を行うローディングリング4
と、ローディングリング4に対し、所定の角度傾斜した
傾斜ガイド18と、外部から装填されるシングルリール
カートリッジ6内のファイルリール6aが装着されるク
ラッチ部24aおよびファイルリールモータ24bを有
するファイルリールダイ24と、シングルリールカート
リッジ6内のファイルリール6aから供給された磁気テ
ープ2を巻取るマシンリール5とが設けられている。
【0017】シングルリールカートリッジ6の側面に
は、図8に例示されるように、当該シングルリールカー
トリッジ6内に巻回された磁気テープ2の一端が取り付
けられ、外部に引き出すことが可能なリーダブロック1
1が設けられている。
【0018】マシンリール5の近傍には、リーダブロッ
ク11に先端部が嵌合するスレッダアーム15および当
該スレッダアーム15を回動させる第1スレッダモータ
14が設けられており、シングルリールカートリッジ6
内のファイルリール6aからマシンリール5へと、リー
ダブロック11を用いて磁気テープ2を搬送する動作
(以下、第1スレッディングと記す)が行われる構成と
なっている。
【0019】さらに、シャーシ3上には、シングルリー
ルカートリッジ6をファイルリールダイ24へ装着また
は着脱するカートリッジローダ17と、第1スレッディ
ング後、ローディングリング4上を横切って磁気テープ
2を引き出す動作(以下、第2スレッディングと記す)
を行うテープ引き出しアーム10およびテンション検出
ガイド23を搭載したテンションアーム7と、ガイド1
3と、エアーガイド21a、21b、21c,21dに
空気を供給するエアーポンプ16とが設けられている。
【0020】シングルリールカートリッジ6からローデ
ィングリング4に至る磁気テープ2の走行経路には、当
該磁気テープ2に接する全幅消去ヘッド8が配置されて
おり、ドラム1に搭載された記録磁気ヘッド群によるデ
ータの記録操作に先立って、磁気テープ2に記録されて
いる情報を一括して消去する操作が行われるようになっ
ている。
【0021】ドラム1とローディングリング4の間にお
いて、当該ドラム1からキャプスタンモータ19に至る
磁気テープ2の走行経路には、当該磁気テープ2に接す
る位置にコントロールヘッド9が配置されており、磁気
テープ2に対するトラッキング制御情報等の記録/再生
操作を行う。
【0022】この場合、さらにシャーシ3上には、たと
えば図21に例示される位置関係となるように、磁気テ
ープ2の物理的な始端と終端を検知するための発光素子
31aおよび受光素子31bからなるエンドセンサ31
と、発光素子32aおよび受光素子32bからなるエン
ドセンサ32が搭載されている。
【0023】各主要部品の配置関係について述べる。
【0024】ドラム1の近傍のエアーガイド21a、エ
アーガイド21b、エアーガイド21c、エアーガイド
21hと、ローディングリング4上に設けられ、当該ロ
ーディングリング4の回動によって磁気テープ2をドラ
ム1に180度以上巻き付ける操作を行うエアーガイド
21dの配置は、各々から吹き出されるエアーによるテ
ープ浮上量(10〜50μm)を考慮し、正味のエアー
ガイド径φDに浮上量△d分加えた仮想ガイド径(φD
+△d)として幾何学的にテープにねじれが生じないよ
うに配置されている。なお、磁気テープ2に接するこれ
ら以外の他のガイドもエアーガイドとしてもよいことは
いうまでもない。
【0025】シャーシ3の上には長手方向にファイルリ
ールダイ24、マシンリール5、ドラム1の順に配置さ
れ、シャーシ3の裏面において、ドラム1の取り付け部
とファイルリールダイ24の取り付け部の間の段差部に
は、各モータの駆動回路用の回路基板28が配置されて
いる。また、シャーシ3の裏面には、回路基板28を覆
うようにRD/WR用回路基板27が配置され、さらに
シャーシ3を取り囲む装置側面には、インターフェース
コントロール回路基板41および記録再生用回路基板4
2が配置され、装置上面にはディジタル論理回路基板3
0が配置されている。
【0026】以下、シャーシ3上の主要部品についてさ
らに詳細に説明する。
【0027】図9、図10を用いてドラム1について説
明する。
【0028】記録磁気ヘッド1ca1、1cb1,1c
c1,1cd1,再生磁気ヘッド1ca2,1cb2,
1cc2,1cd2を搭載したドラム1は、シャーシ3
に対し約4.9度の角度に傾斜して取り付けられている。
ドラム1に対しヘリカルに約196度巻き付けられた磁
気テープ2を記録磁気ヘッド1ca1、1cb1,1c
c1,1cd1,再生磁気ヘッド1ca2、1cb2,
1cc2、1cd2が走査することにより磁気テープ2
上に信号の記録または再生を行う。ドラム1は上固定ド
ラム1aおよび下固定ドラム1bと、上下ドラム間に挟
まれ回転する中ドラム1dと、上固定ドラム1a、下固
定ドラム1bを保持固定するドラム固定ブロック43,
およびドラムモータ部44等から構成されている。中ド
ラム1d上には、前述の記録磁気ヘッド1ca1、1c
b1,1cc1,1cd1、再生磁気ヘッド1ca2,
1cb2,1cc2,1cd2,消去ヘッド1e5,消
去ヘッド1e6が搭載されている。中ドラム1d上の磁
気ヘッドの配置を図10に示す。
【0029】本実施例の場合、記録再生を行うのは磁気
テープ2のドラム1に対する196度の巻き付け角度の
内、178.1度であり、入り側オーバラップ(非記録再
生領域)を8.9度、出側オーバラップを9度とした、入
り側出側のオーバラップが対称なテープパスとしてい
る。
【0030】磁気テープ2への記録は、ヘッド走査方向
に対して±20度の角度をもつアジマス記録を行う。信
号の記録は、記録磁気ヘッド1ca1,1cb1,1c
c1,1cd1で行われる。ヘッドベース1e2、ヘッ
ドベース1e4上に搭載された2つの記録磁気ヘッド1
ca1と1cb1または記録磁気ヘッド1cc1と1c
d1は、正アジマスと負アジマスをもつ1ペアーとなっ
ており、中ドラム1d上には2つのヘッドのペアーが1
80度対向して配置されている。信号の再生は、再生磁
気ヘッド1ca2,1cb2,1cc2,1cd2で行
う。記録磁気ヘッド1ca1〜1cd1と同様に、ヘッ
ドベース1e1、 ヘッドベース1e3に搭載された正ア
ジマス、負アジマスをもつヘッドを1ペアー(1ca2
と1cb2または1cc2と1cd2)とし中ドラム1
d上に180度対向し搭載されている。
【0031】なお、ドラム1は、本実施例では上固定方
式について記述しているが、上ドラム、下ドラムから構
成され、磁気ヘッドを搭載した上ドラムが回転する上回
転方式でもよい。また、ヘッドは、正負のアジマスをも
った2連ヘッドで1ペアーとし180度対向としている
が、ヘッドベース上に正アジマス、負アジマスをもつヘ
ッドを交互に複数隣接させた3連ヘッド、4連ヘッドを
1個のヘッドベース上に配置し、中ドラム1d上に、1
80度対向もしくは、所定の角度で配置してもよい。
【0032】ローディングリング4は、シャーシ3に対
し所定の角度をなすように傾斜しており、ローディング
リング4の内周で、回動する図示しない3ヶの部材によ
り支持され回転可能となっている。ローディングリング
4の傾斜角は、所定の角度に傾斜したドラム1への磁気
テープ2の巻回しが終了した時点において磁気テープ2
に対し幾何学的に磁気テープ2のねじれを生じさせない
ように設定している。ローディングリング4上には、ピ
ンチローラ20、ローラガイド21e,ローラガイド2
1f,ローラガイド21g、傾斜ガイド18、エアーガ
イド21dが搭載されている。ローディングリング4の
部材は中空であり、エアーガイド21dへエアーを供給
するのための空気路となっている。
【0033】図5に示すように第2スレッディング完了
状態から、図6、図7に示す第3スレッディングが開始
され、ローディングリング4の回動により、ローディン
グリング4上に搭載されたエアーガイド21dが磁気テ
ープ2を引き出し、ドラム1に巻き付けていく、という
動作を行う。
【0034】後述のように、ローディングリング4はド
ラム1に対する磁気テープ2の巻付け操作のために36
0度以上回転するので、当該ローディングリング4の位
置を検出する第3スレッディング完了センサ36aおよ
び第3アンスレッディング完了センサ36bの配置は、
図22に例示される構成となる。
【0035】すなわち、ローディングリング4の下面の
一部には、インデックスピン4aが突設され、シャーシ
3上には、ローディングリング4の回転動作時のインデ
ックスピン4aの当接によって揺動するセンサアーム4
bが設けられている。センサアーム4bの両脇には、た
とえば、図示しないホトカプラなどからなる第3スレッ
ディング完了センサ36aおよび第3アンスレッディン
グ完了センサ36bが配置されており、揺動するセンサ
アーム4bが図示しないホトカプラの光路を遮ることに
より、図22(c)のローディングリング4の待機位置
(第2,第3アンスレッディング完位置)、および図2
2(a)の磁気テープ2をドラム1に巻き付ける時の最
大の回転位置(第2,第3スレッディング完位置)の各
々を検知することが可能になっている。ローディングリ
ング4のインデックスピン4aが当接しない中立状態で
は、図22(b)に例示されるように、図示しないばね
等の作用により、センサアーム4bは、第3スレッディ
ング完了センサ36aおよび第3アンスレッディング完
了センサ36bの中間の中立位置に安定する構成となっ
ている。
【0036】テープ引き出しアーム10上には、テープ
ガイド26、テープガイド26に対し所定の角度に傾斜
し、かつテープガイド26の中心軸に対し回動可能な傾
斜ガイド12が搭載されている。傾斜ガイド12の傾斜
角は、磁気テープ2をドラム1に巻き付ける第3スレッ
ディング時に、磁気テープ2の走行高さの、幾何学的な
不釣り合いを取り除き、磁気テープ2のテープ幅方向へ
の高さズレを最小にする値に設定されている。
【0037】テープ引き出しアーム10は、第1スレッ
ディングの際は、図4の一点鎖線Cに示す、スレッダピ
ン22の移動する円弧軌跡の、内側に位置し、第1スレ
ッディング終了後に、テンションアーム7と同様に、ロ
ーディングリング4の上方を横切り、所定のテープパス
を形成する。第3スレッディングにおいて、ローディン
グリング4が所定の角度回動したとき、傾斜ガイド12
はテープガイド26の中心軸の回りを回動し、磁気テー
プ2に当接する。第3スレッディングが完了する直前に
傾斜ガイド12は、磁気テープ2から離反する。このよ
うにテープガイド26と傾斜ガイド12は、ロードまた
はアンロードのときのみ、磁気テープ2と当接するガイ
ドである。
【0038】本実施例では、傾斜ガイド12の傾斜角度
はテープ当接時一定であるが、ローディングリング4の
回転角により適切に可動な構成とし傾斜角を変える方式
でも良い。
【0039】テンションアーム7上には、直立にテンシ
ョン検出ガイド23が搭載されている。磁気テープ2の
張力は、テンション検出ガイド23を押し、テンション
アーム7の回転軸に対して、回転力を与える。テンショ
ンアーム7の回転角により、テンションアーム7に取り
付けた図示していないセンサによりテープ張力を検出す
る。第1スレッディングの際は、スレッダピン22の移
動する円弧軌跡の内側に位置し、第1スレッディング終
了後に、ローディングリング4の上方を横切り、磁気テ
ープ2を張り出す。
【0040】カートリッジローダ17は、カートリッジ
ロードモータ33cにより、装置正面のシングルリール
カートリッジ6の挿入口40aから挿入されたシングル
リールカートリッジ6を装置内に引き込み、ファイルリ
ールダイ24へ装着、または、ファイルリールダイ24
からシングルリールカートリッジ6を離脱し装置外へ排
出する、という動作を行う。シングルリールカートリッ
ジ6の位置は、カートリッジインセンサ33aおよびカ
ートリッジダウンセンサ33dによって検知される。
【0041】図8に示すように、本実施例のシングルリ
ールカートリッジ6の寸法は、一例として、幅A:10
9mm、高さB:24.5mm、奥行きC:125mmの
形状である。図11に示すように、外部から挿入された
シングルリールカートリッジ6は、矢印Dに示すごとく
水平に移動した後、矢印Eの垂直方向に移動し、ファイ
ルリールダイ24に装着される。水平移動終了時にリー
ダブロック11の凹部11aはスレッダピン22の小径
部22aに係合し、垂直移動終了時に、リーダブロック
11の凹部11aと、スレッダピン22の大径部22b
が係合する。
【0042】シングルリールカートリッジ6内のリーダ
ブロック11をファイルリールダイ24からマシンリー
ル5へ搬送するスレッダ機構は、スレッダアーム15、
スレッダアーム15の回転駆動力を与える第1スレッダ
モータ14、 リーダブロック11の凹部11aと係合す
る形状をしたスレッダピン22から構成される。
【0043】スレッダアーム15の回転により、スレッ
ダアーム15の先端に取り付けられたスレッダピン22
がリーダブロック11をシングルリールカートリッジ6
より引き出す。リーダブロック11は、スレッダアーム
15の回転により、ファイルリール6aからマシンリー
ル5へ円弧の軌跡で搬送される。この第1スレッディン
グにより、両リール間に磁気テープ2が懸架される。
【0044】ファイルリールダイ24はファイルリール
モータ24bとクラッチ部24aとに分けられる。クラ
ッチ部24aの軸先端には、シングルリールカートリッ
ジ6内の図示していないリール下端面の金属歯と係合す
る歯形が刻設されている。クラッチ部24a内に装着し
てある磁石24cとリール下端面の金属歯が磁力により
吸引し合いし、ファイルリールモータ24bの回転駆動
力をシングルリールカートリッジ6のファイルリール6
aに伝える。
【0045】マシンリール5には、リーダブロック11
に係合する切り欠き部5aがあり、リーダブロック11
の挿入により、リーダブロック11はマシンリール5と
一体となりテープを巻くマシンリール5の卷き芯の一部
分となる。
【0046】キャプスタンモータ19はシャーシ3に傾
斜して取り付けられており、ピンチローラ20とキャプ
スタンモータ19の回転軸の間に磁気テープ2を挟み込
み、キャプスタンモータ19の回転軸の回転により直
接、磁気テープ2を駆動する。
【0047】磁気テープ2の物理的な始端と終端を検出
するエンドセンサ31およびエンドセンサ32は、前述
のように2対の発光素子31a,32aと受光素子31
b,32bとから構成されている。素子としては外乱光
に強い赤外線の発光受光素子としている。波長は発光素
子31aが約9400Å、発光素子32aが6000Å
とし、お互いの干渉による誤動作を防止している。さら
に誤動作防止のため、図21に示すように、発光素子3
1a、発光素子32a同士を背中合わせに配置してお
り、2つの発光素子31a,32aの発光角度方向差θ
0 は約150度である。また記録再生用回路基板42や
外装40での反射による誤動作を防止するため、発光素
子31a、発光素子32aの各々における光の放射方向
に位置する記録再生用回路基板42や外装40での反射
方向の光路が、互いに他の受光素子32bおよび受光素
子31bから遠ざかる方向になる位置関係としている。
【0048】さらに、図19に示す受光素子31bの指
向性感度、図20に示す受光素子32bの指向性感度に
例示されるように、受光素子31b,32bに対して正
入射方向から15度以上逸れた入射角度では、出力が6
0%以上劣化を示す指向性を有する。これらにより、誤
検出を防止する。具体的には、発光素子31a,受光素
子31bの対は、記録再生用回路基板42に対して約1
0度、発光素子32a,受光素子32bの対は外装40
に対して約30度、それぞれ対向する軸方向が傾斜して
いる。
【0049】以下、本実施例の作用の一例について説明
する。
【0050】図12および図13は、それぞれ、本実施
例の磁気記録再生装置におけるスレッディングシーケン
スおよびアンスレッディングシーケンスの一例を示す線
図、図14は、本実施例の磁気記録再生装置の制御系統
の一例を示すブロック図、図15および図16は、それ
ぞれ、本実施例の磁気記録再生装置におけるスレッディ
ングシーケンスおよびアンスレッディングシーケンスの
一例を示すフローチャートである。
【0051】本実施例では、以下のようにして、シング
ルリールカートリッジ6の挿入からドラム1への磁気テ
ープ2の巻き付け、および所定位置への位置付け動作迄
の時間を7秒以内で行うことを達成する。
【0052】図11に例示されるようにシングルリール
カートリッジ6は、図中の破線Aで示す、着脱可能な第
1の位置から、図中の破線Bで示す記録再生が可能な第
2の位置へと搬送される。図14、図15に示すよう
に、着脱可能な第1の位置からシングルリールカートリ
ッジ6が押し込まれることにより、カートリッジインセ
ンサ33aが作動し、図14に示すサーボコントローラ
48から駆動回路33bを介してカートリッジロードモ
ータ33cを駆動して、シングルリールカートリッジ6
の搬送を開始する。シングルリールカートリッジ6が図
中の破線Bの位置に搬送されるとカートリッジダウンセ
ンサ33dが作動し、作動後一定の時間(0.1mse
c)さらに駆動し、ファイルリールダイ24に確実に装
着する。この状態を図3に示す。カートリッジロードモ
ータ33cに使用するモータは定格トルク15gfc
m、定格回転数4500rpm、定格電圧24Vであ
る。また、減速比は約93である。モータ軸換算での負
荷は約7gfcmであり、800msec程度で動作可
能であるが、カートリッジインセンサ33a、カートリ
ッジダウンセンサ33dの検出時間を含めトータル1.4
秒で、カートリッジロード動作を行っている。
【0053】次に図4に示す第1スレッド動作について
説明する。
【0054】ファイルリールダイ24に装着されたシン
グルリールカートリッジ6から、スレッダアーム15の
回転により、磁気テープ2の一端に取り付けたリーダブ
ロック11(図8)に、図3、図11に示すスレッダピ
ン22を係合させて引き出し、マシンリール5へ搬送
し、第1のテープパスを形成する。このときファイルリ
ールモータ24bを用いて、磁気テープ2には、バック
テンション約10gfがかけられている。スレッダピン
22はスレッダアーム15の先端に設けられており、ス
レッダアーム15は、減速機構が設けられたギヤヘッド
つきの第1スレッダモータ14により駆動される。ギヤ
ヘッドでの出力は、定格電圧12V、定格回転数36r
pm、定格トルク1.15kgfcmである。スレッダア
ーム15は約1/2回転し、また平均負荷トルクは0.2
kgfcmに抑え、第1スレッディング動作の全体の所
要時間を1.2秒以内に抑えている。スレッダアーム15
の回動により、第1アンスレッディング完了センサ34
aが非動作状態になり、また、スレッダアーム15の回
動終了間際で第1スレッディング完了センサ34bが動
作状態になる。第1スレッディング完了センサ34bが
動作状態になってから約0.1秒後にスレッド動作を終了
する。リーダブロック11をマシンリール5の切り欠き
部5aに装着するため、図2に示す、マシンリール5に
はマシンリール位置センサ35aが設けられており、挿
入を確実にしている。
【0055】マシンリール5にリーダブロック11が挿
入された後、第2、第3スレッディングに必要とするテ
ープ長さをマシンリール5で巻取る。このときも、ファ
イルリールモータ24bによりバックテンションが付加
されている。巻取り長は、図8に示すように、リーダブ
ロック11から、光を通過させる透孔が穿設された物理
的テープ開始端2aまでの500mmから1000mm
までと、物理的テープ開始端2aから第2、第3のロー
ディングに必要な約700mmとの和である。この70
0mmの長さは、エンドセンサ32(発光素子32a、
受光素子32b)を用いて物理的テープ開始端2aを認
識し、長さはマシンリール5の回転量をマシンリール位
置センサ35aまたはマシンリールモータ25の1回転
当たり500パルス出力するエンコーダ25aの出力と
マシンリール5の磁気テープ2の巻き付け部直径φ50
より計算する。また、この巻取り長さは847mm以上
であってはならない。なぜならば、後述のように、物理
的テープ開始端2aから963mmの位置からデータ記
録領域が始まり、かつヘリカルトラック長が約116m
mあるため、スレッディングでの磁気テープ2に加わる
ストレスによる、データ書き込み/読み出し不良をなく
すためである。すなわちデータ記録領域での第2、第3
スレッディングを防止することである。巻取り時間は約
1.1秒である。
【0056】図17に巻きとり時の磁気テープ2のテン
ションを約10gfcmとして、約1.1秒で巻き取るた
めに必要な、マシンリールモータ25のトルクと回転数
の関係を示す。なお、開始位置の確認は、エンドセンサ
32(発光素子32a、受光素子32b)だけでなくエ
ンドセンサ31(発光素子31a、受光素子31b)も
用いている。すなわち一方のペアで検出できなかったと
き、他方のペアによる検出により、物理的テープ開始端
2aを検出する。エンドセンサ31および32の両方と
もに検出できなかったことの認識は、巻き取り時間を参
照し、所定の時間経過しても、検出できないとき検出エ
ラーと判断することによって行う。検出エラーと判断し
たときは、ファイルリール6aを回転駆動し、磁気テー
プ2を、物理的テープ開始端2aを検出するまで低速で
巻き戻す。
【0057】図5に示すように、ファイルリール6a、
マシンリール5の間に磁気テープ2が懸架された後、テ
ンション検出ガイド23を搭載したテンションアーム7
とテープガイド26を搭載したテープ引き出しアーム1
0とにより磁気テープ2をローディングリング4上を横
切りながら引き出す第2スレッディングを行い、第2の
テープパスを形成する。テンションアーム7とテープ引
き出しアーム10の駆動は図示していないカムギヤによ
り行われるが、カムギヤの駆動力はローディングリング
4により伝達される。ローディングリング4の回転駆動
は減速機構45を介してローディングモータ46により
行われる。
【0058】図6に示されるように、テンション検出ガ
イド23、テープガイド26により引き出された磁気テ
ープ2は、ローディングリング4がさらに回動すること
により、ローディングリング4上に直立して搭載された
エアーガイド21d、およびシャーシ3上のガイド13
に当接する。エアーガイド21dはリール平面に対して
傾斜しており、一方、磁気テープ2はリール平面、すな
わち、シャーシ3に垂直であるため、エアーガイド21
dが磁気テープ2と接触し始めると磁気テープ2にはス
トレスが発生する。これを防止するため、引き出し途中
までは無接触で、引き出し完了直前に接触しはじめ、ス
トレスを吸収する傾斜ガイド12を設けている。なお、
図7に示す、第3スレッディング完了状態、すなわち記
録再生が可能な状態では、テープ引き出しアーム10は
回動され、傾斜ガイド12、テープガイド26は磁気テ
ープ2と摺接しない。
【0059】その後、ローディングリング4上に引き出
された磁気テープ2を、ローディングリング4上に直立
し設置されたエアーガイド21dにより鉤引された状態
で、ローディングリング4の回動にともないドラム1へ
磁気テープ2を巻き付けさせ、記録再生が可能な第3の
テープパスを形成する。この状態では、磁気テープ2は
コントロールヘッド9にも接した状態となる(図7)。
この第3スレッディングの終了は、第3スレッディング
完了センサ36aによって検出される。
【0060】ローディングリング4は約380度回転
し、第2、第3スレッディングを完了させる。ローディ
ングモータ46からローディングリング4までの減速比
は37、ローディングモータ46の定格電圧12V、定
格トルク75gfcm、定格回転数4650rpm、無
負荷回転数6300rpm、起動トルク270gfcm
のモータで実現できる。
【0061】なお、第3スレッディングの際は、マシン
リール5より磁気テープ2を供給し、ファイルリール6
aからは磁気テープ2は供給しない。また、テンション
アーム7により第3スレッディング途中のテープテンシ
ョン状態を検知しつつ、マシンリールモータ25のバッ
クトルクを変化させることにより第3スレッディング途
中でのテープテンションを一定に保ち、磁気テープ2の
保護を図っている。
【0062】また、第3スレッディング完了直前でロー
ディングリング4上で当該ローディングリング4に対し
傾斜して取り付けられた傾斜ガイド18が磁気テープ2
と当接する。記録再生を行う第3のテープパスを形成さ
せるための傾斜ガイド18をローディングリング4上に
配置する事により、傾斜ガイド18の専用駆動、ローデ
ィング機構を必要とせず装置の小型化が図れる。
【0063】このようにして、本実施例では、第2、第
3スレッディングを2.3秒以内で実現している。
【0064】次に論理開始端の検出について述べる。論
理開始端とは磁気テープ2におけるデータ記録領域の開
始位置である。第3スレッディング完了後の状態から論
理開始端までは、約100mmから700mmの範囲で
マシンリール5に磁気テープ2を巻き取る必要がある。
これをピンチローラ20をキャプスタンモータ19に圧
接する時間を含めて1秒以内で行うには、約1600m
m/sec程度で、0.5秒で巻き取る必要がある。記
録再生時の磁気テープ2の送り速度が約83mm/se
cなので、約20倍の速度で走行させる。このためのキ
ャプスタンモータ19として軸径φ5mmのセンターシ
ャフトと、図18に示すモータ特性として定格電圧12
V、起動トルク580gfcm、無負荷回転数2550
rpmのモータを用いることにより実現できる。
【0065】本実施例で示すように、図7に示すテープ
パスは、シャーシ3上に固定された複数のエアーガイド
21a,21bと可動するローディングリング4上に設
けたエアーガイド21d,ローラガイド21e,ローラ
ガイド21f,ローラガイド21gとテンション検出ガ
イド23のみで形成されている。これにより、可動機構
が少なくて済み、記録再生を行うため、高精度の位置、
姿勢決めを必要とするガイド機構を簡略な機構で構成す
ることができる。特に、スレッディング時の移動や位置
決め固定を行うガイド等の機構はローディングリング4
に集中して設けられているため、装置の小型化、低コス
ト化、高信頼性に非常に有利である。
【0066】このように、本実施例では、図12に例示
されるように、シングルリールカートリッジ6の装置内
への装填に約1.4秒、第1スレッディングに約1.2
秒、マシンリール5への巻取り操作に約1.1秒、第2、
第3スレッディングに約2.3秒、論理BOT検出に1秒
の合計約7秒でローディングを完了することが可能とな
る。
【0067】また、同様に、図13、図16に例示され
るように、前述の操作を逆に辿るアンロードでのシーケ
ンスも7秒以下で可能になる。
【0068】本実施例では、回転するローディングリン
グ4により磁気テープ2をドラム1に巻き付ける方式を
取っているが、傾斜ガイドを搭載したベースの移動によ
りドラム1にテープを巻き付ける方法でもよい。
【0069】以上説明したように、本実施例によれば、
シングルリールカートリッジを用いたヘリカルスキャン
方式の磁気記録再生装置のスレッディングを高速化およ
び高信頼性を実現することができる。たとえば、ローデ
ィング所要時間を7秒以下に抑えることができる。
【0070】なお、上記した特許請求の範囲に記載され
たもの以外の本発明の特徴を列挙すれば以下の通りであ
る。
【0071】すなわち、前記磁気テープ端検出手段は、
前記ファイルリールと前記マシンリール近傍に配置さ
れ、前記第1スレッディングでの前記マシンリールへの
巻取り量は、前記マシンリール近傍の前記磁気テープ端
検出手段の出力を用いて制御し、かつ、前記巻取り量
は、第2スレッディングに必要な前記磁気テープ長以上
で、かつ信号の記録再生をしない領域迄としたことを特
徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
【0072】また、前記カートリッジの装填から前記第
1〜第3スレッディングの完了までのローディングを7
秒以下で行うことを特徴とする請求項1記載の磁気記録
再生装置。
【0073】また、前記磁気テープ端検出手段は、複数
組の発光ダイオードおよび受光ダイオードの組み合わせ
からなり、発光ダイオードとして赤外線発光ダイオード
を用い、かつ、互いに他と発振する赤外線の波長、およ
び互いの発光向きを異ならせ、互いの発光の入射角度を
指向性感度で40%以下としたことを特徴とする請求項
1記載の磁気記録再生装置。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、磁気テープが巻回され
る単一のファイルリールを内蔵したシングルリールカー
トリッジを用いるヘリカルスキャン方式の磁気記録装置
において媒体のローディング時間を短縮することができ
る、という効果が得られる。また、磁気テープを収納し
たシングルリールカートリッジのローディング所要時間
が7秒以下の性能を有するヘリカルスキャン方式の磁気
記録再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の構
成の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の構
成の一例を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の構
成の一例を示す上面図である。
【図4】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の動
作状態の一例を示す上面図である。
【図5】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の動
作状態の一例を示す上面図である。
【図6】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の動
作状態の一例を示す上面図である。
【図7】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の動
作状態の一例を示す上面図である。
【図8】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に用
いられるシングルリールカートリッジの一例を示す斜視
図である。
【図9】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の一
部を取り出して示す側面図である。
【図10】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の
一部を取り出して示す平面図である。
【図11】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の
動作状態の一例を示す側面図である。
【図12】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるスレッディングシーケンスの一例を示す線図であ
る。
【図13】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるアンスレッディングシーケンスの一例を示す線図
である。
【図14】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の
制御系統の一例を示すブロック図である。
【図15】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるスレッディングシーケンスの一例を示すフローチ
ャートである。
【図16】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるアンスレッディングシーケンスの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図17】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるマシンリールモータのトルクと回転数の関係を示
す線図である。
【図18】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるキャプスタンモータのトルクと回転数の関係を示
す線図である。
【図19】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるエンドセンサを構成する受光素子の指向性感度の
一例を示す線図である。
【図20】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるエンドセンサを構成する受光素子の指向性感度の
一例を示す線図である。
【図21】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に
おけるエンドセンサの配置構成の一例を示す平面図であ
る。
【図22】(a)〜(c)は、本発明の一実施例である
磁気記録再生装置における第3スレッディング完了セン
サおよび第3アンスレッディング完了センサの構成の一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…ドラム、1ca1〜1cd1…記録磁気ヘッド(回
転磁気ヘッド)、1ca2〜1cd2…再生磁気ヘッド
(回転磁気ヘッド)、1e2,1e3,1e4…ヘッド
ベース、1e5,1e6…消去ヘッド(回転磁気ヘッ
ド)、2…磁気テープ、2a…物理的テープ開始端、3
…シャーシ、4…ローディングリング、5…マシンリー
ル、6…シングルリールカートリッジ、6a…ファイル
リール、7…テンションアーム、8…全幅消去ヘッド、
9…コントロールヘッド、10…テープ引き出しアー
ム、11…リーダブロック、12…傾斜ガイド、14…
第1スレッダモータ、15…スレッダアーム、16…エ
アーポンプ、17…カートリッジローダ、18…傾斜ガ
イド、19…キャプスタンモータ、20…ピンチロー
ラ、21a〜21d,21h…エアーガイド、21e〜
21g…ローラガイド、22…スレッダピン、23…テ
ンション検出ガイド、24…ファイルリールダイ、24
a…クラッチ部、24b…ファイルリールモータ(ファ
イルリール駆動手段)、24c…磁石、25…マシンリ
ールモータ(マシンリール駆動手段)、25a…エンコ
ーダ、26…テープガイド、31,32…エンドセンサ
(磁気テープ端検出手段)、31a,32a…発光素
子、31b,32b…受光素子、33c…カートリッジ
ロードモータ(カートリッジ搬送手段)、34a…第1
アンスレッディング完了センサ、34b…第1スレッデ
ィング完了センサ、35a…マシンリール位置センサ、
36a…第3スレッディング完了センサ、36b…第3
アンスレッディング完了センサ、46…ローディングモ
ータ、48…サーボコントローラ(スレッディング制御
手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープが巻回された単一のファイル
    リールを内蔵するカートリッジと、前記ファイルリール
    を回転駆動するファイルリール駆動手段と、前記カート
    リッジを外部から着脱可能な第1の位置と前記磁気テー
    プに信号の記録再生が可能な第2の位置との間で往復搬
    送する動作を行うカートリッジ搬送手段と、前記磁気テ
    ープを前記ファイルリールから巻取る動作を行うマシン
    リールと、前記マシンリールを回転駆動するマシンリー
    ル駆動手段と、前記カートリッジから前記磁気テープを
    引き出し前記マシンリールへ張り渡す第1スレッディン
    グを行う第1のスレッディング手段と、前記第1スレッ
    ディングにおける前記磁気テープの端部を検出する少な
    くとも一個の磁気テープ端検出手段と、前記磁気テープ
    に信号を記録再生するための回転磁気ヘッドが搭載され
    たドラムと、前記第1スレッディングによって前記マシ
    ンリールへ懸架された前記磁気テープを前記ドラムに巻
    き付ける第2および第3スレッディングをそれぞれ行う
    第2および第3のスレッディング手段と、前記磁気テー
    プを前記ファイルリールから引き出し、前記ドラムに対
    して所定の速度で搬送駆動するキャプスタンモータと、
    少なくとも前記磁気テープ端検出手段からの情報に基づ
    いて、前記ファイルリール駆動手段、前記マシンリール
    駆動手段、前記第1、第2および第3のスレッディング
    手段の連携した動作を制御するスレッディング制御手段
    とからなることを特徴とする磁気記録再生装置。
JP6149035A 1994-06-30 1994-06-30 磁気記録再生装置 Pending JPH0817111A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002230869A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Sony Corp テープ状記録媒体のアンローディング方法及びテープドライブ装置
US6437938B1 (en) 1999-05-18 2002-08-20 Nec Corporation Loading/threading mechanism of cartridge magnetic tape apparatus
US6883739B2 (en) 2001-04-02 2005-04-26 Nec Corporation Tape threading mechanism

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