JPH08170060A - 一液エマルジョン型接着剤及びその製造方法 - Google Patents
一液エマルジョン型接着剤及びその製造方法Info
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- JPH08170060A JPH08170060A JP33582694A JP33582694A JPH08170060A JP H08170060 A JPH08170060 A JP H08170060A JP 33582694 A JP33582694 A JP 33582694A JP 33582694 A JP33582694 A JP 33582694A JP H08170060 A JPH08170060 A JP H08170060A
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- emulsion
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- adhesive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 難接着面用接着剤、高耐溶剤性接着剤あるい
は高耐熱性接着剤として熱処理を不要とした酢酸ビニル
−エチレン共重合体を主成分とした密着性、耐候性、作
業性、耐アルカリ性、柔軟性に優れた一液エマルジョン
型接着剤の提供。 【構成】 保護コロイドとしてポリビニルアルコール系
樹脂を用い、酢酸ビニル分子中に少なくとも1個のアル
ド基及び/またはケト基と不飽和基を有するカルボニル
基含有ビニル単量体及びエチレンからなる共重合体エマ
ルジョンに対し、水溶性のジヒドラジン化合物を該エマ
ルジョンの樹脂成分中のアルド基及び/またはケト基1
モルに対して0.05〜2モル配合した一液エマルジョ
ン型接着剤。
は高耐熱性接着剤として熱処理を不要とした酢酸ビニル
−エチレン共重合体を主成分とした密着性、耐候性、作
業性、耐アルカリ性、柔軟性に優れた一液エマルジョン
型接着剤の提供。 【構成】 保護コロイドとしてポリビニルアルコール系
樹脂を用い、酢酸ビニル分子中に少なくとも1個のアル
ド基及び/またはケト基と不飽和基を有するカルボニル
基含有ビニル単量体及びエチレンからなる共重合体エマ
ルジョンに対し、水溶性のジヒドラジン化合物を該エマ
ルジョンの樹脂成分中のアルド基及び/またはケト基1
モルに対して0.05〜2モル配合した一液エマルジョ
ン型接着剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酢酸ビニル−エチレン共
重合体系接着剤、更に詳しくは難接着面用接着剤、高耐
溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤として有用な経時
安定性に優れた酢酸ビニル−エチレン共重合体系一液エ
マルジョン型接着剤及びその製造方法に関するものであ
る。
重合体系接着剤、更に詳しくは難接着面用接着剤、高耐
溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤として有用な経時
安定性に優れた酢酸ビニル−エチレン共重合体系一液エ
マルジョン型接着剤及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】接着剤に要求される性能は多種多様であ
るが、近年地球環境への悪影響を考慮した脱溶剤化が推
し進められており、従来以上に合成樹脂エマルジョンが
注目されつつある。ところが合成樹脂エマルジョンの乾
燥、成膜、接着力発現機構は特異であって、しばしば溶
剤等を媒体とする合成樹脂接着剤に比して接着性能的に
劣ることが多く、水系接着剤の高性能化、高機能化の強
い要求がなされている。
るが、近年地球環境への悪影響を考慮した脱溶剤化が推
し進められており、従来以上に合成樹脂エマルジョンが
注目されつつある。ところが合成樹脂エマルジョンの乾
燥、成膜、接着力発現機構は特異であって、しばしば溶
剤等を媒体とする合成樹脂接着剤に比して接着性能的に
劣ることが多く、水系接着剤の高性能化、高機能化の強
い要求がなされている。
【0003】酢酸ビニル−エチレン共重合樹脂はポリ酢
酸ビニル樹脂の優れた密着性、耐候性、作業性とポリエ
チレン樹脂の優れた耐水性、耐アルカリ性、柔軟性を兼
ね備えた利用範囲の広い樹脂であり、土木、接着、繊維
加工、紙分野等に広く用いられている。
酸ビニル樹脂の優れた密着性、耐候性、作業性とポリエ
チレン樹脂の優れた耐水性、耐アルカリ性、柔軟性を兼
ね備えた利用範囲の広い樹脂であり、土木、接着、繊維
加工、紙分野等に広く用いられている。
【0004】一方、本発明に関連するような難接着面用
接着剤、高耐溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤など
の用途に関しては、酢酸ビニル−エチレン共重合体エマ
ルジョンにおいても難接着面に対する密着性を高めるた
め、エチレンの共重合率を高め、共重合樹脂のガラス転
移点を低下させるとか、あるいはジブチルフタレート等
に代表される可塑剤を添加すること等の手段をとること
が行なわれてきたが、このような手段を採る場合には共
重合樹脂の耐熱クリープ性、熱軟化性等の耐熱性が著し
く低下することは当然であった。
接着剤、高耐溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤など
の用途に関しては、酢酸ビニル−エチレン共重合体エマ
ルジョンにおいても難接着面に対する密着性を高めるた
め、エチレンの共重合率を高め、共重合樹脂のガラス転
移点を低下させるとか、あるいはジブチルフタレート等
に代表される可塑剤を添加すること等の手段をとること
が行なわれてきたが、このような手段を採る場合には共
重合樹脂の耐熱クリープ性、熱軟化性等の耐熱性が著し
く低下することは当然であった。
【0005】また耐熱性を高める方法としては、共重合
樹脂のガラス転移点を高めるように単量体の種類及び配
合割合を調整する方法がとられるが、この場合にはポリ
オレフィン等の難接着面に対する密着性が著しく低下す
るものであった。
樹脂のガラス転移点を高めるように単量体の種類及び配
合割合を調整する方法がとられるが、この場合にはポリ
オレフィン等の難接着面に対する密着性が著しく低下す
るものであった。
【0006】このため難接着面用接着、高耐溶剤性接着
あるいは高耐熱性接着のすべての条件を満たす水系接着
剤としてはウレタンエマルジョン系の二液混合架橋型接
着剤が広く使用されている。しかし、このような二液混
合架橋型接着剤は混合時の煩わしさ、要員の配備、可使
時間の制約が生産性、作業能率を著しく阻害しているこ
とは事実である。
あるいは高耐熱性接着のすべての条件を満たす水系接着
剤としてはウレタンエマルジョン系の二液混合架橋型接
着剤が広く使用されている。しかし、このような二液混
合架橋型接着剤は混合時の煩わしさ、要員の配備、可使
時間の制約が生産性、作業能率を著しく阻害しているこ
とは事実である。
【0007】同様な目的の接着剤として、酢酸ビニル−
エチレン共重合体系接着剤にアジリジン系、イソシアネ
ート系等の架橋剤を混合し使用する場合があるが、性能
的にはウレタンエマルジョン系二液混合架橋型接着剤に
匹敵するものは存在しない。また、一液架橋型と称し経
時安定性に優れた酢酸ビニル−エチレン共重合体エマル
ジョン型接着剤もあるが、これはメチロールアミド基等
を配合しているため、施工後に熱処理を行なわねば架橋
が起こらないものであり、作業能率も低下することが避
けられなかった。
エチレン共重合体系接着剤にアジリジン系、イソシアネ
ート系等の架橋剤を混合し使用する場合があるが、性能
的にはウレタンエマルジョン系二液混合架橋型接着剤に
匹敵するものは存在しない。また、一液架橋型と称し経
時安定性に優れた酢酸ビニル−エチレン共重合体エマル
ジョン型接着剤もあるが、これはメチロールアミド基等
を配合しているため、施工後に熱処理を行なわねば架橋
が起こらないものであり、作業能率も低下することが避
けられなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、難接着面用
接着剤、高耐溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤とし
て熱処理を不要とし、経時安定性に優れた酢酸ビニル−
エチレン共重合体を主成分とした密着性、耐候性、作業
性、耐アルカリ性、柔軟性に優れた一液エマルジョン型
接着剤の開発を目的とする。
接着剤、高耐溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤とし
て熱処理を不要とし、経時安定性に優れた酢酸ビニル−
エチレン共重合体を主成分とした密着性、耐候性、作業
性、耐アルカリ性、柔軟性に優れた一液エマルジョン型
接着剤の開発を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記従来の技
術上の問題点を解決すべく鋭意研究した結果、特定の単
量体成分を乳化重合して得られる合成樹脂エマルジョン
に対して、特定量のジヒドラジン化合物を配合してなる
合成樹脂エマルジョンが、前記目的を有効に達成し、実
用的には従来の二液混合架橋型ウレタンエマルジョン系
接着剤に匹敵、またはそれを凌駕する極めて優れた一液
エマルジョン型接着剤となりうることを見いだし、本発
明に到達した。
術上の問題点を解決すべく鋭意研究した結果、特定の単
量体成分を乳化重合して得られる合成樹脂エマルジョン
に対して、特定量のジヒドラジン化合物を配合してなる
合成樹脂エマルジョンが、前記目的を有効に達成し、実
用的には従来の二液混合架橋型ウレタンエマルジョン系
接着剤に匹敵、またはそれを凌駕する極めて優れた一液
エマルジョン型接着剤となりうることを見いだし、本発
明に到達した。
【0010】即ち、本発明は保護コロイドとしてポリビ
ニルアルコール系樹脂を用いた、酢酸ビニル、酢酸ビニ
ル100重量部に対し0.1〜10重量部の分子中に少
なくとも1個のアルド基及び/またはケト基と不飽和基
を有するカルボニル基含有ビニル単量体及びエチレンか
らなる共重合体エマルジョンに対し、水溶性のジヒドラ
ジン化合物を該エマルジョンの樹脂成分中のアルド基及
び/またはケト基1モルに対して0.05〜2モル配合
した一液エマルジョン型接着剤および、水溶性のジヒド
ラジン化合物がアジポイルジヒドラジドである一液エマ
ルジョン型接着剤を開発することにより上記目的を達成
した。
ニルアルコール系樹脂を用いた、酢酸ビニル、酢酸ビニ
ル100重量部に対し0.1〜10重量部の分子中に少
なくとも1個のアルド基及び/またはケト基と不飽和基
を有するカルボニル基含有ビニル単量体及びエチレンか
らなる共重合体エマルジョンに対し、水溶性のジヒドラ
ジン化合物を該エマルジョンの樹脂成分中のアルド基及
び/またはケト基1モルに対して0.05〜2モル配合
した一液エマルジョン型接着剤および、水溶性のジヒド
ラジン化合物がアジポイルジヒドラジドである一液エマ
ルジョン型接着剤を開発することにより上記目的を達成
した。
【0011】本発明における酢酸ビニル−エチレン−カ
ルボニル基含有ビニル単量体共重合体(以下、酢酸ビニ
ル−エチレン系共重合体という。)における酢酸ビニル
とエチレンの組成比は酢酸ビニル99〜60重量%、好
ましくは95〜65重量%、エチレン1〜40重量%、
好ましくは5〜35重量%である。これ以外の範囲では
充分な密着性が得られないかあるいは充分な樹脂の凝集
強度が得られない。
ルボニル基含有ビニル単量体共重合体(以下、酢酸ビニ
ル−エチレン系共重合体という。)における酢酸ビニル
とエチレンの組成比は酢酸ビニル99〜60重量%、好
ましくは95〜65重量%、エチレン1〜40重量%、
好ましくは5〜35重量%である。これ以外の範囲では
充分な密着性が得られないかあるいは充分な樹脂の凝集
強度が得られない。
【0012】本発明の保護コロイドはポリビニルアルコ
ール系樹脂で鹸化度88〜99%、重合度300〜23
00であることが好ましい。このものはエマルジョン重
合における保護コロイドとしては有用なものである。
ール系樹脂で鹸化度88〜99%、重合度300〜23
00であることが好ましい。このものはエマルジョン重
合における保護コロイドとしては有用なものである。
【0013】このポリビニルアルコール系樹脂は、使用
酢酸ビニル単量体100重量部あたり0.5〜10重量
部、好ましくは1〜6重量部である。この量が0.5重
量部未満の場合には粗粒を生じ、エマルジョンとしての
安定性を阻害し、沈殿物、上澄物を生じ易い。一方、1
0重量部を越えて使用したエマルジョンはそれから作ら
れたフィルムの耐水性が悪く、水中でその一部が溶解す
るようになるなど本発明の目的に沿わないエマルジョン
となる。
酢酸ビニル単量体100重量部あたり0.5〜10重量
部、好ましくは1〜6重量部である。この量が0.5重
量部未満の場合には粗粒を生じ、エマルジョンとしての
安定性を阻害し、沈殿物、上澄物を生じ易い。一方、1
0重量部を越えて使用したエマルジョンはそれから作ら
れたフィルムの耐水性が悪く、水中でその一部が溶解す
るようになるなど本発明の目的に沿わないエマルジョン
となる。
【0014】ポリビニルアルコール系樹脂の鹸化度は要
求される耐水性あるいはその粘性に応じて選ばれ、また
重合度はそのでき上がりエマルジョンの粘度によって選
ばれる。2種以上のポリビニルアルコール系樹脂を併用
することも可能である。
求される耐水性あるいはその粘性に応じて選ばれ、また
重合度はそのでき上がりエマルジョンの粘度によって選
ばれる。2種以上のポリビニルアルコール系樹脂を併用
することも可能である。
【0015】保護コロイドとして前記ポリビニルアルコ
ール系樹脂を所定量使用するときは通常処方で安定性の
良好なエマルジョンが得られるが、何らかの都合、例え
ば乳化作用の強化、被接着物との親和性の改善等の目的
でポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤、あるいは
陰イオン界面活性剤を併用することも可能である。この
場合には酢酸ビニル100重量部に対して10重量部未
満、望ましくは2重量部以下に止めるべきである。10
重量部を越える範囲では接着剤として使用する場合に被
着体への阻害物質となり、接着力が小さく、特に耐水、
耐熱接着力低下の原因となり易い。この場合に用いるこ
とのできるポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤の
具体例としてはポリオキシアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル等があげられる。また、陰イオン界面活性剤
としてはドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ等があげら
れる。
ール系樹脂を所定量使用するときは通常処方で安定性の
良好なエマルジョンが得られるが、何らかの都合、例え
ば乳化作用の強化、被接着物との親和性の改善等の目的
でポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤、あるいは
陰イオン界面活性剤を併用することも可能である。この
場合には酢酸ビニル100重量部に対して10重量部未
満、望ましくは2重量部以下に止めるべきである。10
重量部を越える範囲では接着剤として使用する場合に被
着体への阻害物質となり、接着力が小さく、特に耐水、
耐熱接着力低下の原因となり易い。この場合に用いるこ
とのできるポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤の
具体例としてはポリオキシアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル等があげられる。また、陰イオン界面活性剤
としてはドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ等があげら
れる。
【0016】本発明の一液エマルジョン型接着剤を製造
するために使用される、分子中に少なくとも1個のアル
ド基及び/またはケト基と不飽和基とを有するカルボニ
ル基含有ビニル単量体(以下、カルボニル基含有ビニル
単量体という。)は、重合可能なモノオレフィン性アル
ド化合物またはケト化合物であり、特に重要なものはア
クロレイン、ジアセトンアクリルアミド、ホルミルスチ
ロール、炭素数1〜4のアルキル基を有するビニルアル
キルケトン、例えばビニルメチルケトン、アセトニトリ
ルアクリレート、ジアセトナクリレート、ジアセトンメ
タクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート−
アセチルアセテート、ブタンジオール−1,4−アクリ
レート−アセチルアセテート及び下記の一般式(1)
するために使用される、分子中に少なくとも1個のアル
ド基及び/またはケト基と不飽和基とを有するカルボニ
ル基含有ビニル単量体(以下、カルボニル基含有ビニル
単量体という。)は、重合可能なモノオレフィン性アル
ド化合物またはケト化合物であり、特に重要なものはア
クロレイン、ジアセトンアクリルアミド、ホルミルスチ
ロール、炭素数1〜4のアルキル基を有するビニルアル
キルケトン、例えばビニルメチルケトン、アセトニトリ
ルアクリレート、ジアセトナクリレート、ジアセトンメ
タクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート−
アセチルアセテート、ブタンジオール−1,4−アクリ
レート−アセチルアセテート及び下記の一般式(1)
【化1】 [式中、R1 はHまたはCH3 、R2 はHまたは1〜3
個の炭素原子を有するアルキル基、R3 は1〜3個の炭
素原子を有するアルキル基、R4 は1〜4個の炭素原子
を有するアルキル基を示す]で表されるアクリルまたは
メタクリルオキシアルキルプロパナール等があげられ
る。特に好ましいものはジアセトンアクリルアミド、ア
クロレイン及びビニルメチルケトンである。これらのカ
ルボニル基含有ビニル単量体は2種以上併用しても良
い。
個の炭素原子を有するアルキル基、R3 は1〜3個の炭
素原子を有するアルキル基、R4 は1〜4個の炭素原子
を有するアルキル基を示す]で表されるアクリルまたは
メタクリルオキシアルキルプロパナール等があげられ
る。特に好ましいものはジアセトンアクリルアミド、ア
クロレイン及びビニルメチルケトンである。これらのカ
ルボニル基含有ビニル単量体は2種以上併用しても良
い。
【0017】カルボニル基含有ビニル単量体の配合量は
酢酸ビニル単量体100重量部に対し0.1〜10重量
部、望ましくは0.3〜5重量部である。カルボニル基
含有ビニル単量体の配合量が0.1重量部未満の場合に
は、前記耐熱塩ビ合板用接着剤として必要な耐熱性が不
十分であり、10重量部より多い場合には架橋が高度に
進みすぎ、酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジョ
ンの可使時間、経時安定性に問題を生じ、また接着剤と
して用いた場合には共重合体の凝集力が強すぎ逆に接着
力を落とす結果になり好ましくない。
酢酸ビニル単量体100重量部に対し0.1〜10重量
部、望ましくは0.3〜5重量部である。カルボニル基
含有ビニル単量体の配合量が0.1重量部未満の場合に
は、前記耐熱塩ビ合板用接着剤として必要な耐熱性が不
十分であり、10重量部より多い場合には架橋が高度に
進みすぎ、酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジョ
ンの可使時間、経時安定性に問題を生じ、また接着剤と
して用いた場合には共重合体の凝集力が強すぎ逆に接着
力を落とす結果になり好ましくない。
【0018】本発明の共重合体エマルジョン製造に用い
るラジカル重合開始剤には、過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリウム、及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩化合
物、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキシド、ク
メンハイドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンハ
イドロパーオキシド、過酸化ベンゾイル等の過酸化物及
びペルオキソホウ酸アンモニウム、ペルオキソホウ酸カ
リウム及びペルオキソホウ酸ナトリウム等のペルオキソ
ホウ酸塩等があり、場合によってはこれらに還元剤を併
用したいわゆるレドックス触媒が含まれるが、水溶性の
ラジカル重合開始剤が操作上便利である。使用量は反応
系の総重量に対して0.01〜10重量部で特に0.0
5〜5重量部が好ましい。
るラジカル重合開始剤には、過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリウム、及び過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩化合
物、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキシド、ク
メンハイドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンハ
イドロパーオキシド、過酸化ベンゾイル等の過酸化物及
びペルオキソホウ酸アンモニウム、ペルオキソホウ酸カ
リウム及びペルオキソホウ酸ナトリウム等のペルオキソ
ホウ酸塩等があり、場合によってはこれらに還元剤を併
用したいわゆるレドックス触媒が含まれるが、水溶性の
ラジカル重合開始剤が操作上便利である。使用量は反応
系の総重量に対して0.01〜10重量部で特に0.0
5〜5重量部が好ましい。
【0019】本発明の酢酸ビニル−エチレン系共重合体
の原料は主たる単量体としては、酢酸ビニル及びエチレ
ンである。これ以外に第3の共重合成分としては酢酸ビ
ニル以外のビニルエステル類、例えばプロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル、カプロン酸ビニル、ヘ
プタン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ペラルゴン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニル、n−ウンデカン酸ビニル及
びラウリル酸ビニル等、アクリル酸エステル類、例えば
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、及びアクリル酸
−2−エチルヘキシル等、メタクリル酸エステル類、例
えばメタクリル酸メチル、、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸−2エチルヘキシル等の
共重合可能なモノマーを共重合させても良い。これらの
第三成分の単量体は酢酸ビニル100重量部に対し10
重量部以下が好ましい。
の原料は主たる単量体としては、酢酸ビニル及びエチレ
ンである。これ以外に第3の共重合成分としては酢酸ビ
ニル以外のビニルエステル類、例えばプロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル、カプロン酸ビニル、ヘ
プタン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ペラルゴン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニル、n−ウンデカン酸ビニル及
びラウリル酸ビニル等、アクリル酸エステル類、例えば
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、及びアクリル酸
−2−エチルヘキシル等、メタクリル酸エステル類、例
えばメタクリル酸メチル、、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸−2エチルヘキシル等の
共重合可能なモノマーを共重合させても良い。これらの
第三成分の単量体は酢酸ビニル100重量部に対し10
重量部以下が好ましい。
【0020】本発明の酢酸ビニル−エチレン系共重合体
エマルジョンの工業生産においては、高圧反応器を用い
たバッチ式、半連続式、連続式のいずれの方法でも良
く、生産性よく生産するためには効率的な除熱が可能で
あるためには、エマルジョンとしての粘度が10000
cp以下が望ましい。酢酸ビニル−エチレン系共重合体
のエチレン含有量は重合過程のエチレン圧に依存し、エ
チレン圧が高いほどエチレン含有量は多くなる。エチレ
ン含有量は主に該エマルジョンから作製した皮膜の強伸
度などの皮膜物性に影響し、それはまた被着体に対する
接着性に影響する。従って多岐にわたる要求に応じるに
はそれぞれの製品に応じたエチレン圧の下で製造されな
ければならない。通常はその範囲は5〜150kg/c
m2 と考えられるが、10〜100kg/cm2 がもっ
とも一般的である。反応温度は10〜150℃で、特に
30〜100℃が好ましい。
エマルジョンの工業生産においては、高圧反応器を用い
たバッチ式、半連続式、連続式のいずれの方法でも良
く、生産性よく生産するためには効率的な除熱が可能で
あるためには、エマルジョンとしての粘度が10000
cp以下が望ましい。酢酸ビニル−エチレン系共重合体
のエチレン含有量は重合過程のエチレン圧に依存し、エ
チレン圧が高いほどエチレン含有量は多くなる。エチレ
ン含有量は主に該エマルジョンから作製した皮膜の強伸
度などの皮膜物性に影響し、それはまた被着体に対する
接着性に影響する。従って多岐にわたる要求に応じるに
はそれぞれの製品に応じたエチレン圧の下で製造されな
ければならない。通常はその範囲は5〜150kg/c
m2 と考えられるが、10〜100kg/cm2 がもっ
とも一般的である。反応温度は10〜150℃で、特に
30〜100℃が好ましい。
【0021】乳化重合は、一般的な製法で良く、例えば
所定量の酢酸ビニル、ポリビニルアルコール系樹脂、カ
ルボニル基含有ビニル単量体、必要に応じて非イオン系
あるいは陰イオン系界面活性剤及び水を混合したモノマ
ー乳化分散液とし、これにエチレンを加圧して行なわれ
る。
所定量の酢酸ビニル、ポリビニルアルコール系樹脂、カ
ルボニル基含有ビニル単量体、必要に応じて非イオン系
あるいは陰イオン系界面活性剤及び水を混合したモノマ
ー乳化分散液とし、これにエチレンを加圧して行なわれ
る。
【0022】このようにして製造された酢酸ビニル−エ
チレン系共重合体エマルジョンは、該共重合体中の酢酸
ビニル単位100重量部あたり保護コロイドとしてポリ
ビニルアルコール系樹脂0.5〜10重量部、カルボニ
ル基含有ビニル単量体0.1〜10重量部を含み、固形
分が30〜70重量%、粘度が10000cp以下であ
り、酢酸ビニル99〜60重量%、エチレン1〜40重
量%、好ましくは酢酸ビニル95〜65重量%、エチレ
ン5〜35重量%からなる共重合体エマルジョンとする
ことができる。該エマルジョンに対し水溶性のジヒドラ
ジン化合物を該エマルジョンの樹脂成分中のアルド基及
び/またはケト基1モルに対して0.05〜2モル配合
することも大きな特徴の一つであり、これを配合するこ
とにより本発明における一液エマルジョン型接着剤が成
立する。
チレン系共重合体エマルジョンは、該共重合体中の酢酸
ビニル単位100重量部あたり保護コロイドとしてポリ
ビニルアルコール系樹脂0.5〜10重量部、カルボニ
ル基含有ビニル単量体0.1〜10重量部を含み、固形
分が30〜70重量%、粘度が10000cp以下であ
り、酢酸ビニル99〜60重量%、エチレン1〜40重
量%、好ましくは酢酸ビニル95〜65重量%、エチレ
ン5〜35重量%からなる共重合体エマルジョンとする
ことができる。該エマルジョンに対し水溶性のジヒドラ
ジン化合物を該エマルジョンの樹脂成分中のアルド基及
び/またはケト基1モルに対して0.05〜2モル配合
することも大きな特徴の一つであり、これを配合するこ
とにより本発明における一液エマルジョン型接着剤が成
立する。
【0023】水溶性のジヒドラジン化合物としては、ア
ジポイルジヒドラジド、修酸ジヒドラジド、マロン酸ジ
ヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒド
ラジド、アジビン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラ
ジド等の水溶性脂肪族ジヒドラジド化合物が挙げられ
る。
ジポイルジヒドラジド、修酸ジヒドラジド、マロン酸ジ
ヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒド
ラジド、アジビン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラ
ジド等の水溶性脂肪族ジヒドラジド化合物が挙げられ
る。
【0024】ジヒドラジン化合物の配合量が0.5、モ
ル未満では、未架橋部分が増加し、良好な性能を有する
一液エマルジョン型接着剤が得られない。また、ジヒド
ラジン化合物の配合量が2モルより多い場合は、成膜時
にジヒドラジン化合物が表面近傍に集中し、接着性が低
下する。
ル未満では、未架橋部分が増加し、良好な性能を有する
一液エマルジョン型接着剤が得られない。また、ジヒド
ラジン化合物の配合量が2モルより多い場合は、成膜時
にジヒドラジン化合物が表面近傍に集中し、接着性が低
下する。
【0025】本発明の一液エマルジョン型接着剤には、
必要に応じてアンモニア、各種アミン類等のpH調整
剤、各種消泡剤、防カビ剤、各種増粘剤等を添加するこ
とも可能である。
必要に応じてアンモニア、各種アミン類等のpH調整
剤、各種消泡剤、防カビ剤、各種増粘剤等を添加するこ
とも可能である。
【0026】
【作用】本発明の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマ
ルジョンは、酢酸ビニル100重量部に対し0.1〜1
0重量部のカルボニル基含有ビニル単量体を含むこと、
並びに接着剤としては該エマルジョンの樹脂成分中にア
ルド基及び/またはケト基1モルに対して水溶性のジヒ
ドラジン化合物0.05〜2モルを配合したところにあ
る。
ルジョンは、酢酸ビニル100重量部に対し0.1〜1
0重量部のカルボニル基含有ビニル単量体を含むこと、
並びに接着剤としては該エマルジョンの樹脂成分中にア
ルド基及び/またはケト基1モルに対して水溶性のジヒ
ドラジン化合物0.05〜2モルを配合したところにあ
る。
【0027】このカルボニル基含有ビニル単量体の作用
としては、最終的に生成した酢酸ビニル−エチレン系共
重合体エマルジョンに、後で添加されるジヒドラジン化
合物と皮膜形成時に常温または低温で反応し、架橋する
ことにより難接着面に対しても強く接着すること、また
架橋構造をとるため、接着面は耐溶剤性、耐熱性を大き
く改善することにある。例えば耐熱塩ビ合板用接着剤と
して使用したときに被着体として用いられる塩化ビニル
シートと合板との間に強度の接着力を付与し、高い耐熱
性を付与する。
としては、最終的に生成した酢酸ビニル−エチレン系共
重合体エマルジョンに、後で添加されるジヒドラジン化
合物と皮膜形成時に常温または低温で反応し、架橋する
ことにより難接着面に対しても強く接着すること、また
架橋構造をとるため、接着面は耐溶剤性、耐熱性を大き
く改善することにある。例えば耐熱塩ビ合板用接着剤と
して使用したときに被着体として用いられる塩化ビニル
シートと合板との間に強度の接着力を付与し、高い耐熱
性を付与する。
【0028】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。本発明はこれらに限定されるもので
はない。
に詳細に説明する。本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0029】[物性評価方法] (1)エマルジョン物性 JIS−K6838、K6839に準ずる。 粘度:BH型回転式粘度計、10回転/分、30℃ 固形分:110℃、3時間乾燥後の蒸発残分(重量
%)
%)
【0030】(2)皮膜物性 ガラス板上に厚み200マイクロメーターのキャスティ
ングフィルムを作製し、充分に乾燥した後20mm平方
に裁断し、20℃の純水に24時間浸漬する。その浸漬
の前後での重量の増加率を膨潤率とし、更に充分に乾燥
した後の重量減少率を溶出率とする。
ングフィルムを作製し、充分に乾燥した後20mm平方
に裁断し、20℃の純水に24時間浸漬する。その浸漬
の前後での重量の増加率を膨潤率とし、更に充分に乾燥
した後の重量減少率を溶出率とする。
【0031】(3)耐熱性能 JIS−K6844 耐熱軟化点の評価方法
【0032】(実施例1)内容積5000Lの碇型撹拌
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
【0033】次に上記水溶液を30℃に冷却し、水3
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド25kgを添加した。更に上記水溶液に酢
酸ビニル単量体1007.6kgを撹拌しながら徐々に
添加しモノマー乳化分散液を得た。
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド25kgを添加した。更に上記水溶液に酢
酸ビニル単量体1007.6kgを撹拌しながら徐々に
添加しモノマー乳化分散液を得た。
【0034】このモノマー乳化分散液の全量を内容積3
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
【0035】上記反応開始剤水溶液は6時間にわたる均
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
85kgにアジポイルジヒドラジド15kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、該常温架橋性を
有する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマル
ジョン型接着剤を製造した。得られた重合体の酢酸ビニ
ル/エチレンの重合比は84/16であった。
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
85kgにアジポイルジヒドラジド15kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、該常温架橋性を
有する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマル
ジョン型接着剤を製造した。得られた重合体の酢酸ビニ
ル/エチレンの重合比は84/16であった。
【0036】(実施例2)内容積5000Lの碇型撹拌
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
【0037】次に上記水溶液を30℃に冷却し、水3
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド50kgを添加した。更に上記水溶液に酢
酸ビニル単量体982.6kgを撹拌しながら徐々に添
加しモノマー乳化分散液を得た。
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド50kgを添加した。更に上記水溶液に酢
酸ビニル単量体982.6kgを撹拌しながら徐々に添
加しモノマー乳化分散液を得た。
【0038】このモノマー乳化分散液の全量を内容積3
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
【0039】上記反応開始剤水溶液は6時間にわたる均
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
70kgにアジポイルジヒドラジド30kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、常温架橋性を有
する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジ
ョン型接着剤を製造した。
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
70kgにアジポイルジヒドラジド30kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、常温架橋性を有
する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジ
ョン型接着剤を製造した。
【0040】(実施例3)内容積5000Lの碇型撹拌
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
【0041】次に上記水溶液を30℃に冷却し、水3
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド100kgを添加した。更に上記水溶液に
酢酸ビニル単量体932.6kgを撹拌しながら徐々に
添加し、モノマー乳化分散液を得た。
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド100kgを添加した。更に上記水溶液に
酢酸ビニル単量体932.6kgを撹拌しながら徐々に
添加し、モノマー乳化分散液を得た。
【0042】このモノマー乳化分散液の全量を内容積3
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
【0043】上記反応開始剤水溶液は6時間にわたる均
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
40kgにアジポイルジヒドラジド60kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、該常温架橋性を
有する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマル
ジョン型接着剤を製造した。
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
40kgにアジポイルジヒドラジド60kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、該常温架橋性を
有する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマル
ジョン型接着剤を製造した。
【0044】(比較例1)内容積5000Lの碇型撹拌
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
【0045】次に上記水溶液を30℃に冷却し、水3
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド50kgを添加した。更に上記水溶液に酢
酸ビニル単量体982.6kgを撹拌しながら徐々に添
加しモノマー乳化分散液を得た。
3.4kg、ロンガリット1.8kg及びジアセトンア
クリルアミド50kgを添加した。更に上記水溶液に酢
酸ビニル単量体982.6kgを撹拌しながら徐々に添
加しモノマー乳化分散液を得た。
【0046】このモノマー乳化分散液の全量を内容積3
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
【0047】上記反応開始剤水溶液は6時間にわたる均
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった。
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった。
【0048】(比較例2)内容積5000Lの碇型撹拌
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
【0049】次に上記水溶液を30℃に冷却し、水3
3.4kg、ロンガリット1.8kgを添加した。更に
上記水溶液に酢酸ビニル単量体1032.6kgを撹拌
しながら徐々に添加しモノマー乳化分散液を得た。
3.4kg、ロンガリット1.8kgを添加した。更に
上記水溶液に酢酸ビニル単量体1032.6kgを撹拌
しながら徐々に添加しモノマー乳化分散液を得た。
【0050】このモノマー乳化分散液の全量を内容積3
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエチレ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
【0051】上記反応開始剤水溶液は6時間にわたる均
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
70kgにアジポイルジヒドラジド30kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、常温架橋性を有
する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジ
ョン型接着剤を製造した。
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった後、水2
70kgにアジポイルジヒドラジド30kgを溶解した
水溶液を添加し、60分撹拌を行ない、常温架橋性を有
する一液型の酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジ
ョン型接着剤を製造した。
【0052】(比較例3)内容積5000Lの碇型撹拌
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
翼を備えたステンレス製溶解釜に以下の各成分を仕込み
80℃において2時間撹拌し、溶解した。 水 662kg PVA−217(注1) 55kg (注1 :クラレ(株)製部分鹸化ポリビニルアルコー
ル樹脂、鹸化度88%、重合度1700)
【0053】次に上記水溶液を30℃に冷却し、水3
3.4kg、ロンガリット1.8kgを添加した。更に
上記水溶液に酢酸ビニル単量体1032.6kgを撹拌
しながら徐々に添加しモノマー乳化分散液を得た。
3.4kg、ロンガリット1.8kgを添加した。更に
上記水溶液に酢酸ビニル単量体1032.6kgを撹拌
しながら徐々に添加しモノマー乳化分散液を得た。
【0054】このモノマー乳化分散液の全量を内容積3
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエ圧レ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
000Lの碇型撹拌機を備えたステンレス製高圧反応釜
に仕込み、続いて反応釜内の空気を窒素、続いてエ圧レ
ンにて充分に置換した後、釜内液温を50℃に昇温する
と共に釜内エチレン圧力を45kg/cm2 に昇圧し
た。この条件を30分維持した後、水222.2kg及
び過酸化水素水(35%)1.3kgからなる反応開始
剤水溶液の滴下を開始した。
【0055】上記反応開始剤水溶液は6時間にわたる均
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった。
添とし、その均添中は釜内温を50℃に、釜内圧を45
kg/cm2 に維持した。反応開始剤水溶液の均添終了
後、50℃にて1時間の熟成を行なった。更に30℃ま
で冷却し減圧脱泡装置を用いた脱泡を行なった。
【0056】上記各実施例、比較例で得られたエマルジ
ョン型接着剤の性状と諸物性を表1に示す。
ョン型接着剤の性状と諸物性を表1に示す。
【0057】表1から明らかなように耐水性、耐熱性に
おいて明らかに優秀な性能を示し難接着面用接着剤、高
耐溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤として有用な熱
処理を不要とした酢酸ビニル−エチレン系共重合体を主
成分とした一液エマルジョン型接着剤であることが分か
る。
おいて明らかに優秀な性能を示し難接着面用接着剤、高
耐溶剤性接着剤あるいは高耐熱性接着剤として有用な熱
処理を不要とした酢酸ビニル−エチレン系共重合体を主
成分とした一液エマルジョン型接着剤であることが分か
る。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明における常温架橋性を有する一液
エマルジョン型接着剤は、一液タイプであるため使用に
際し、作業効率が良いこと、水性分散液であり有機系の
溶剤を全く含まないため引火、火災の危険性がなく、安
全性、環境問題等の原因にはなりえないこと、また性能
面においてもポリオレフィンのごとき難接着面に対して
も良く接着すること、共重合体中のカルボニル基と水溶
性のジヒドラジン化合物の反応により皮膜形成時におい
て常温でも架橋を行なうため耐水性、耐溶剤性、耐熱性
を著しく改善するものである。例えば本発明の接着剤を
用いて加工した塩ビ合板は従来のウレタン系二液型接着
剤を用いて加工した製品に匹敵あるいはそれを凌駕する
ものである。本発明のエマルジョン型接着剤は接着剤以
外の用途、例えば土木用途等への応用も可能である。
エマルジョン型接着剤は、一液タイプであるため使用に
際し、作業効率が良いこと、水性分散液であり有機系の
溶剤を全く含まないため引火、火災の危険性がなく、安
全性、環境問題等の原因にはなりえないこと、また性能
面においてもポリオレフィンのごとき難接着面に対して
も良く接着すること、共重合体中のカルボニル基と水溶
性のジヒドラジン化合物の反応により皮膜形成時におい
て常温でも架橋を行なうため耐水性、耐溶剤性、耐熱性
を著しく改善するものである。例えば本発明の接着剤を
用いて加工した塩ビ合板は従来のウレタン系二液型接着
剤を用いて加工した製品に匹敵あるいはそれを凌駕する
ものである。本発明のエマルジョン型接着剤は接着剤以
外の用途、例えば土木用途等への応用も可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 129/04 JCS //(C09J 131/04 129:04)
Claims (5)
- 【請求項1】 保護コロイドとしてポリビニルアルコー
ル系樹脂を用いた、酢酸ビニル、酢酸ビニル100重量
部に対し0.1〜10重量部の分子中に少なくとも1個
のアルド基及び/またはケト基と不飽和基を有するカル
ボニル基含有ビニル単量体及びエチレンからなる共重合
体エマルジョンに対し、水溶性のジヒドラジン化合物を
該エマルジョンの樹脂成分中のアルド基及び/またはケ
ト基1モルに対して0.05〜2モル配合したことを特
徴とする一液エマルジョン型接着剤。 - 【請求項2】 該エマルジョンの樹脂成分中の酢酸ビニ
ルとエチレンの組成比は99〜60重量%:1〜40重
量%である請求項1記載の一液エマルジョン型接着剤。 - 【請求項3】 水溶性のジヒドラジン化合物がアジポイ
ルジヒドラジドである請求項1または2記載の一液エマ
ルジョン型接着剤。 - 【請求項4】 高圧反応器中の保護コロイドとして、ポ
リビニルアルコール系樹脂、酢酸ビニル、酢酸ビニル1
00重量部に対し分子中に少なくとも1個のアルド基及
び/またはケト基と不飽和基を有するカルボニル基含有
ビニル単量体0.1〜10重量部を混合したモノマー乳
化分散液を、エチレン圧力5〜150kg/cm2 、反
応温度10〜150℃において共重合体エマルジョンを
製造し、これに水溶性のジヒドラジン化合物を該エマル
ジョンの樹脂成分中のアルド基及び/またはケト基1モ
ルに対して0.05〜2モル配合することを特徴とする
一液エマルジョン型接着剤の製造方法。 - 【請求項5】 酢酸ビニル100重量部に対して10重
量部未満のポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤ま
たは陰イオン界面活性剤を配合したモノマー分散液であ
る請求項4記載の一液エマルジョン型接着剤の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33582694A JPH08170060A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 一液エマルジョン型接着剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33582694A JPH08170060A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 一液エマルジョン型接着剤及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170060A true JPH08170060A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18292841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33582694A Pending JPH08170060A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 一液エマルジョン型接着剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170060A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003064333A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-05 | Chuo Rika Kogyo Corp | 水性エマルジョン型接着剤組成物 |
JP2007138175A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Wacker Polymer Systems Gmbh & Co Kg | ポリビニルアルコールで安定化されたラテックスの製造方法 |
JPWO2016013220A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2017-04-27 | 株式会社クラレ | 水性エマルジョン |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP33582694A patent/JPH08170060A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003064333A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-05 | Chuo Rika Kogyo Corp | 水性エマルジョン型接着剤組成物 |
JP2007138175A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Wacker Polymer Systems Gmbh & Co Kg | ポリビニルアルコールで安定化されたラテックスの製造方法 |
US8039563B2 (en) | 2005-11-17 | 2011-10-18 | Wacker Chemie Ag | Process for preparing lattices stabilized by polyvinyl alcohol |
JPWO2016013220A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2017-04-27 | 株式会社クラレ | 水性エマルジョン |
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