JPH0816233B2 - 精製プロポリスおよび精製プロポリス成分含有o/w型乳化物の製造法 - Google Patents

精製プロポリスおよび精製プロポリス成分含有o/w型乳化物の製造法

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JPH0816233B2
JPH0816233B2 JP3220194A JP22019491A JPH0816233B2 JP H0816233 B2 JPH0816233 B2 JP H0816233B2 JP 3220194 A JP3220194 A JP 3220194A JP 22019491 A JP22019491 A JP 22019491A JP H0816233 B2 JPH0816233 B2 JP H0816233B2
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昭 茂利
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久志 宇野
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Fujimi Yohoen KK
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Mitsui and Co Ltd
Fujimi Yohoen KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超臨界二酸化炭素による
粗製プロポリスからの精製プロポリスの抽出分離方法お
よび精製プロポリス成分含有O/W型乳化物の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】プロポリスは別名蜂ヤニともいわれ、蜜
蜂の巣の巣壁を構成する樹脂状ないしは蝋状の物質であ
って、蜜蜂が周辺の花、樹皮等から採取してきた蜜、花
粉等の諸物質を自らの唾液中の酵素の働きによって生成
したもので、一般に茶褐色ないし暗褐色の固い養蜂産物
の一つである。
【0003】古くから民間療法的な薬理効果が伝承さ
れ、特に、ソ連、東欧諸国で種々の薬理作用が認められ
て臨床面での応用研究や、一方では香粧品や食品への利
用研究も近年益々盛んに行われている。本邦において
も、基礎的な研究ならびに多方面に亘る応用研究が行わ
れ、利用面についても多くの特許が出願されている。
【0004】例えば、香粧品関係では、特開59−11
8702、61−131750、63−145208、
平1−290614など、抗菌剤関係では63−145
207、63−145208、平2−228960な
ど、食品では平1−181750、2−245159、
特公平3−24182等が開示されている。
【0005】一般に粗製プロポリスはそのままでは食品
としては利用し難く、公知の技術であるエタノール抽出
法によって溶出分離された抽出物、または溶液を濾別し
てそのエタノール溶液を加工利用されることが多い。例
えば、エタノールに溶出するものを、プロポリス精製物
としてグリセリン等のOH基媒体に微量倍散したものが
市販されている。
【0006】しかしながら、プロポリスのエタノール抽
出液または抽出物を各種用途に加工、利用する場合には
以下のような問題点がある。 (1)粗製プロポリスエタノール抽出液(抽出物)は茶
褐色を呈し諸種食品に配合加工する場合、着色やヤニ質
の混入をきらう向きには色調、食味性の面からも好まし
くない。
【0007】(2)粗製プロポリスのエタノール抽出物
はエタノール可溶化率が不明で乳化に必要な数値が求め
にくい。 (3)エタノールに転移配向させ、それぞれに強制倍散
する事は乳化でのW/O、O/Wの判定も不明解な点が
多い。
【0008】(4)エタノールに転移配向抽出されたプ
ロポリスは加熱条件も加わり、グリセリン等との混合に
際しても、長時間加熱される条件下で褐変反応を起こし
易い欠点がある。
【0009】(5)粗製プロポリスのアルコール抽出液
(抽出物)は未精製のために刺激臭があり香味性に欠け
る。 (6)アルコール抽出液を食品に加工する場合、アルコ
ールの混入が支障をきたすおそれがある等が考えられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記諸問題を
解決するため、粗製プロポリスから超臨界二酸化炭素に
よる精製プロポリスの抽出分離方法ならびに精製プロポ
リス成分含有O/W型乳化物の製造方法を提供するもの
である。
【0011】
【問題を解決するための手段】本発明の技術的課題を解
決するための超臨界二酸化炭素抽出方法ならびに精製プ
ロポリス含有O/W型乳化物の調製方法について述べ
る。なお、本明細書に記載されている超臨界状態および
超臨界二酸化炭素抽出法について以下に説明する。
【0012】臨界状態とは、物質が気相と液相が共存で
きる限界の温度、圧力である臨界温度、臨界圧力を超え
た状態で存在しているとき超臨界ガス(気体と液体との
中間)と呼ばれ、臨界点においては液体の蒸発潜熱が0
となる。超臨界状態では加熱によって沸騰を伴わずに液
相から気相に移り、明瞭な気液界面も消失する。高密度
条件(臨界温度以上の温度では、いくら加圧しても液化
せず密度だけが変化する)を作り出すことにより、密度
は液体に近く、粘度はむしろ気体に近く、拡散係数は液
体のそれよりも遥かに大きく200倍にもなる。これに
より固体や粘稠な物質への浸透性が良くなるとともに、
相分離も容易になる特性がある。
【0013】本発明で抽出ガスとして使用する二酸化炭
素の臨界温度、圧力は31.1℃、75.4kg/cm
2 である。二酸化炭素は比較的容易に超臨界状態にする
ことができ、化学的に安定であり、価格的にも安価で入
手しやすく、毒性が無いことからら最も一般的に使用さ
れる抽出ガスである。二酸化炭素のこの物性を利用した
抽出技術が「超臨界二酸化炭素抽出法」といわれるもの
である。その一般的特性として、 (1)少ない工程と高い効率で物質の分離分別ができ
る。抽剤の残存がなく、低粘度、高拡散性による急速抽
出が可能となる。
【0014】(2)温度圧力の僅かな調整で溶解度の大
きな変化を得ることができ、抽出物の分別が可能とな
る。 (3)常温近くでの抽出分離が可能なため、加熱等の温
度変化に弱い物質にも応用できる特徴を有し、食品、医
薬品分野など広範囲に利用できる。
【0015】以下本発明の超臨界二酸化炭素に使用する
概念図(図1)に基づいて抽出のプロセスを例示して説
明する。図1において1は抽出槽、2は分離槽、3は二
酸化炭素ボンベ、11は溶剤経路であり、以下手順によ
って粗製プロポリスから精製プロポリスの抽出分離を行
う。
【0016】まず、粉砕した粗製プロポリスを抽出槽1
に投入する。続いて抽出溶媒の二酸化炭素ボンベ3から
二酸化炭素を圧縮機4を経由して溶剤経路11に加圧圧
送し、熱交換器6によって加熱して、所定の圧力、温度
条件を具備する二酸化炭素を抽出槽1に送入する。そし
て抽出槽1内の粗製プロポリスに超臨界状態の二酸化炭
素を接触させて粗製プロポリスの有効成分(精製プロポ
リス)を抽出する。しかるのち抽出された有効成分を含
む二酸化炭素を流量調節バルブ8によって減圧して分離
槽2に導き所定の分離条件のもとに、その有効成分を分
離した二酸化炭素は圧縮機4に戻り、再びリサイクル使
用される。そして抽出された有効成分(精製プロポリ
ス)を分離槽2から回収する。
【0017】そして以上の抽出方法の処理条件は概ね下
記の圧力・温度条件が採択される。即ち抽出槽における
抽出条件は抽出圧力80〜500kg/cm2 好ましくは8
0〜350kg/cm2 、抽出温度35〜90℃、分離槽2
における分離条件は分離圧力50〜100kg/cm2 、分
離温度35〜90℃が採択される。第1段として抽出圧
力を80〜200kg/cm2 、抽出温度35〜70℃、分
離圧力を50〜80kg/cm2 、分離温度35〜70℃と
して抽出してプロポリスの低圧有効成分を得、さらに、
第2段として抽出圧力を150kg/cm2 〜350kg/cm
2 、分離圧力を50〜80kg/cm2 としてプロポリスの
高圧有効成分を抽出する2段階抽出分離方法を採用する
ことができる。
【0018】さらに、上記方法で得られた精製プロポリ
ス抽出物を、さらに精製して有効成分(フラポノイド
類)を高濃度で含むプロポリスを抽出するため、抽出圧
力80〜150kg/cm2 、温度35〜70℃、分離圧力
50〜70kg/cm2 、温度35〜80℃で再度抽出をお
こなってもよい。なお、図中5は圧力制御弁、7はガス
流量計、9は保圧弁、10は大気開放バルブである。次
に、超臨界状態の二酸化炭素にエントレーナー(連行
剤)としてエタノールを併用して抽出分離する方法を図
2に示す概念図に基づいて説明する。
【0019】図2において、1は抽出槽、2は分離槽、
3は抽出溶剤である二酸化炭素ボンベ、12はエントレ
ーナー(エタノール)容器、11は溶剤経路である。二
酸化炭素ボンベ3から圧縮機4を経由して溶剤経路11
に加圧、圧送すると共に、エタノールをエントレーナー
容器12から定量ポンプ13を経由して溶剤経路11中
の二酸化炭素に定量混合される、引続きその混合液体を
熱交換器6によって加熱し、所定量のエントレーナー
(エタノール)を混合し、所定の圧力、温度条件を具備
する抽剤が抽出槽1に送入され、抽出槽1内において前
記の抽出条件でプロポリスを抽出処理する。
【0020】さらに抽出されたプロポリスエキスを含む
二酸化炭素を減圧弁15によって減圧して分離槽2に導
き、前記の分離条件のもとにプロポリスエキスを二酸化
炭素から分離回収すると共に、プロポリスエキスを分離
した二酸化炭素は圧縮機4に戻りリサイクル使用され
る。なお、図中、5は圧力制御弁、7はガス流量計、8
は流量調整バルブ、14は台秤、16は大気開放バルブ
である。
【0021】超臨界二酸化炭素抽出法によって得られた
精製プロポリスは濁りのない黄色を呈し、プロポリス成
分の一種であるフラボノイド固有の色調に類似してお
り、高純度のフラボノイド類を含有していることが判明
した。このフラボノイド類には抗菌性、消臭性、抗酸化
性、抗炎症性等広範囲にわたって、薬理的効果が認めら
れることは公知の通りである。超臨界二酸化炭素抽出法
によって得られた抽出物と、従来法(エタノール抽出
法)によって得られた抽出物の品質特性を表1に示し
た。
【0022】
【表1】
【0023】次に、上記抽出分離方法によって得られた
精製プロポリス成分含有量O/W型乳化物の調製方法に
ついて述べる。精製プロポリス成分含有O/W型乳化物
の油相に相当する被媒体の水和プロポリス成分含有一次
生成物を得るために、精製プロポリス0.1〜20重量
部、食用中鎖脂肪酸トリグリセリド1〜40重量部、還
元澱粉糖化物10〜50重量部およびポリグリセリンエ
ステル系非イオン界面活性剤0.5〜10重量部を加熱
し均質な水和プロポリス成分含有一次油相生成物を得
る。
【0024】次いで、精製プロポリス成分含有O/W型
乳化媒体となる水相部として還元澱粉糖化物、食用グリ
セリン及び精製蜂蜜からなる群の中からえら選ばれた多
価アルコール4〜10重量部、増粘多糖類0.1〜4重
量部、系非イオン界面活性剤0.1〜3重量部および精
製滅菌純水10〜40重量部を加熱撹拌し、均質な水相
部を得て前記の油相部を徐々に添加撹拌し精製プロポリ
ス成分含有O/W型乳化物を得ることを特徴とする。
【0025】前述の精製プロポリス成分含有O/W型乳
化物の特性について説明する。精製プロポリス成分含有
O/W型乳化物を調製するに際し、油相部と水相部を明
確に設定する必要がある。油相部について主体となるプ
ロポリスは蜜蝋、樹脂成分等を含みそのままでは食品に
は不向きであり、しかも乳化を阻害することも多く決し
て好ましいものではない。超臨界二酸化炭素によって抽
出された精製プロポリスは色調、純度、芳香性等もよく
乳化もし易く、更に乳化組成分の成分比を明確にする上
からも重要なことである。
【0026】精製プロポリスの可溶化および安定性を図
るため食用中鎖脂肪酸トリグリセリド、精製綿実油、精
製オリーブ油等が適当であるが、特に食用中鎖脂肪酸ト
リグリセリドが最適で、精製プロポリスを加熱溶解した
後、作業上溶融点以下の非硬化性成分への抑止力が大き
く、プロポリスの芳香性を阻害しない無味無臭(好まし
い条件の一つ)である。
【0027】さらに、必須成分である還元澱粉糖化物
は、糖アルコールを含有し固形分70%以上の無色透
明、無臭の糖化物が優先する。還元澱粉糖化物として
は、D−ソルビトール液、液体分枝デキストリン、ガラ
クトオリゴ糖が好まし。親油基の特徴を有する精製プロ
ポリスと食用中鎖脂肪酸トリグリセリド等と還元澱粉糖
化物、食用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中から
えら選ばれた多価アルコールの親水性基を有するものと
の水和に要する界面活性剤は特に非イオン界面活性が好
ましく、例えばポリグリセリンエステルのうち、テトラ
グリセリンオレイン酸ペンタエステル、デカグリセリン
オレイン酸デカエステル、デカグリセリンラウリン酸モ
ノエステル等の液体系の乳化剤が好ましく、単体もしく
は複数の種類を重畳的に用いてもよい。
【0028】次に別法による精製プロポリス成分含有O
/W型乳化物の調製方法について言及する。超臨界二酸
化炭素抽出法によって抽出された精製プロポリス0.1
〜20重量部、還元澱粉糖化物、食用グリセリン及び精
製蜂蜜からなる群の中からえら選ばれた多価アルコール
0.5〜20重量部、ポリグリセリンエステル系非イオ
ン界面活性剤3〜15重量部、およびサポニン0.1〜
3重量部を加熱して水和プロポリス成分含有一次油相生
成物を得る。
【0029】次いで、増粘多糖類0.5〜5重量部、精
製滅菌純水1〜20重量部、ポリグリセリンエステル系
非イオン界面活性剤0.5〜5重量部、サポニン0.1
〜10重量部を加熱撹拌し乳化媒体の水相部を得る。前
記の油相部を徐々に添加しホモジナイザーで撹拌し精製
プロポリス成分含有O/W型乳化物を得ることを特徴と
するものである。
【0030】上記精製プロポリス成分含有O/W型乳化
物の特性について説明する。プロポリスは前述のように
精製プロポリスが好ましい。必須成分の還元澱粉糖化
物、食用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中からえ
ら選ばれた多価アルコールは、上記還元澱粉糖化物、食
用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中からえら選ば
れた多価アルコールと同じである。親油性基を有する精
製プロポリスを親油性界面活性剤と相和させるのに非イ
オン界面活性剤であるポリグリセリンエステルが好まし
く、デカグリセリンオレイン酸デカエステル、テトラグ
リセリンオレイン酸ペンタエステル、テトラグリセリン
ポリリシノレートおよびヘキサグリセリンポリリシノレ
ート等のHLB値4.0以下の液体ポリグリセリンが適
し、特に、ヘキサグリセリンポリリシノレートが好まし
い。親油性等を有する精製プロポリスと親油性ポリグリ
セリンエステルの混合物を還元澱粉糖化物、食用グリセ
リン及び精製蜂蜜からなる群の中からえら選ばれた多価
アルコールと相和させるため界面効果を必要とする。
【0031】天然乳化剤であるサポニンがよく、大豆サ
ポニン、茶サポニン、キラヤサポニンのどれでもよく、
単体もしくは複数の条件で使用し必要な乳化油相部を得
ることができる。
【0032】更に、水相部の必須成分である増粘多糖類
は、例えばグアガム、カラギナン、タマリンドガム、タ
ラガム、トラガントガム、アラビアガム、キサンタンガ
ム等の植物性ガムが好ましい。水分としては一般の上水
道水、精製滅菌純水、蒸留水であればよい。非イオン界
面活性剤はポリグリセリンエステルのうち、デカグリセ
リンラウリン酸モノエステル、デカグリセリンカプリル
酸モノエステル、ヘキサグリセリンカブリル酸モノエス
テル、デカグリセリンオレイン酸デカエステル、テトラ
グリセリンオレイン酸ペンタエステル等、単体もしくは
複数使用することができる。サポニンは前記の通りのも
のを適宜水相部に添加するとよい。水相部を加熱撹拌を
行いながら油相部を徐々に添加撹拌して乳化物を得る。
【0033】以上、水相部、油相部の撹拌については、
乳化を加える目的でホモジナイザーを使用し、必要な撹
拌回転数はほぼ3600rpm でよい。上記精製プロポリ
ス成分含有O/W型乳化物の総量を100重量部とした
場合、精製プロポリス0.1〜20重量部が好ましい
が、0.1重量部未満であるとプロポリス乳化物として
の主体性と特性に乏しく、20重量部をこえるとプロポ
リス特有の硬化粘性が顕著となるために好ましくない。
また食用中鎖脂肪酸トリグリセリドが1重量部未満であ
ると、プロポリスの油相への分散を満たさず、40部を
越えると油脂成分の過剰をきたし好ましくない。還元澱
粉糖化物が10重量部未満であると水和条件を満たさず
好ましくなく、50重量部を越えると油相部としての特
性を失うので好ましくない。ポリグリセリンエステル系
非イオン界面活性剤は0.5重量部未満であると水和油
相部構成が不可能となり好ましくない。逆に10重量部
を越えると界面活性剤の特性上の発泡、苦味等が発生し
て好ましくない。以上は油相部に関する説明である。
【0034】次いで、水相部に該当する系で還元澱粉糖
化物、食用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中から
えら選ばれた多価アルコールが4重量部未満であると適
正な粘度および固形物の分散性能が得られず好ましくな
い。10重量部を越えると適正粘度を超過して好ましく
ない。増粘多糖類0.1重量部未満であると、還元澱粉
糖化物、食用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中か
らえら選ばれた多価アルコールとの粘度に係わる相乗効
果が減少して好ましくなく、4重量部を越えると極度に
粘度が上昇するために好ましくない。ポリグリセリンエ
ステル系非イオン界面活性剤0.1重量部未満である
と、水相部としての分散能が発揮できず、3.0重量部
を越えるとポリグリセリンエステル特有の発泡をきたす
ので好ましくない。精製滅菌純水が10重量部未満であ
ると水相部としての必要な水分が満たされず、40重量
部をこえると水分過多となり好ましくない。
【0035】精製プロポリス成分含有O/W型乳化物の
総量を100重量部とした場合、精製プロポリス0.1
〜20重量部であるが、0.1重量部未満であるとプロ
ポリス乳化物としての特性に乏しく、20重量部をこえ
るとプロポリス特有の硬化粘性が増大し乳化性向が好ま
しくない。還元澱粉糖化物、食用グリセリン及び精製蜂
蜜からなる群の中からえら選ばれた多価アルコールは
0.5〜20重量部であるが、0.5重量部未満である
と水和条件を満足せず、20重量部をこえると油相部と
しての特性を失い好ましくない。
【0036】界面活性剤についてはポリグリセリンエス
テル系非イオン界面活性剤3〜15重量部であるが、3
重量部未満では水和油相部としての構成が不可能となる
ため良くない。一方、15重量部をこえると界面活性剤
特有の発泡現象、苦味が増大して好ましくない。サポニ
ンは0.1〜3重量部であるが、0.1重量部未満であ
ると乳化助成効果が期待出来ず、3重量部を越えると風
味を阻害するおそれがある。次いで、水相部として使用
する増粘多糖類は0.5〜5重量部であるが、0.5重
量部未満であると水相部としての粘性の保持が困難とな
る。5重量部をこえると極度に粘性が増大し不適性であ
る。精製滅菌純水は1〜20重量部であるが、1重量部
未満であると、増粘剤等への水分の配分に不均衡を生ず
るため好ましくない。20重量部を越えると水分過多と
なって好ましくない。
【0037】ポリグリセリンエステル系非イオン界面活
性剤は0.5〜5.0重量部であるが、0.5重量部未
満であると水相部としての界面効果が付与できず不適性
である。5重量部を越えると味覚上好ましくない。天然
乳化剤であるサポニンは0.1〜10重量部であるが、
0.1重量部未満であると乳化助成ができず、10重量
部を越えると風味上好ましくない。
【0038】撹拌に係わるホモジナイザーとして回転数
が3600rpm のものが一般に使用し得るが、本発明に
おいては特別の高速回転数を要求するものではなく、通
常の誘導電動機の1800〜3600rpm の回転数のも
のでもよい。
【0039】
【作用】以上本発明の超臨界二酸化炭素抽出法による精
製プロポリス成分含有O/W型乳化物の製造法は、粉砕
した粗製プロポリスに超臨界状態の二酸化炭素を接触せ
しめることによってプロポリス中の有効成分を高度に精
製された状態で抽出分離することが出来る。また、エン
トレーナーとしてエタノールを併用する抽出物について
も淡色な精製プロポリスのエタノールエキスを得ること
ができ、プロポリスに含有されている難溶性の成分が容
易に抽出されるのでより高品位の抽出物が得られる。
【0040】上記精製プロポリスに還元澱粉糖化物、食
用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中からえら選ば
れた多価アルコールを主体とする乳化媒体、いわゆる水
相部について還元澱粉糖化物、食用グリセリン及び精製
蜂蜜からなる群の中からえら選ばれた多価アルコール、
増粘多糖類、非イオン界面活性剤、サポニン、精製滅菌
純水とを均質に混合し90℃で加熱撹拌を行い乳化媒体
である水相部を調製する。
【0041】水相部は均質なミセルで油相とのO/W型
乳化に絶対不可欠である。油相部に該当する水和プロポ
リス含有一次生成物は、精製プロポリスを主体として、
食用中鎖脂肪酸トリグリセリドおよび還元澱粉糖化物、
食用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中からえら選
ばれた多価アルコール、親油基を有するポリグリセリン
エステル系非イオン界面活性剤、サポニン等を混合加熱
撹拌することにより親油性水和プロポリス成分含有一次
生成物を得る。精製プロポリスをより微細な粒子に加工
するために食用中鎖脂肪酸トリグリセリド等食用油脂系
とポリグリセリンエステル系非イオン界面活性剤と天然
乳化剤等と混合加熱溶融させることによってその目的を
達成することができる。
【0042】このようにして得られた油相部を、前記の
水相部と80℃に温度保持しつつホモジナイザーにて3
600rpm で撹拌しながら油相部を徐々に添加し、添加
後30分間撹拌を継続し、乳化完了後さらに冷却撹拌し
て流動性に富む超微細な精製プロポリス成分含有O/W
型乳化物を得る。本発明によって得られる精製プロポリ
ス成分含有O/W型乳化物を、二次、三次媒体へ適宜量
でもって一般飲料、食品への倍散ができ、その他香粧
品、医薬品等への応用も可能である。
【0043】
【実施例】以下実施例を例示して説明する。 参考例1 図1に示す装置を用い、粉砕した粗製プロポリス140
gを抽出槽1に投入し、圧力、温度条件が350kg/cm
2 、40℃の超臨界二酸化炭素を接触させて有効成分を
抽出し、続いて分離槽2に導いて圧力、温度条件を60
kg/cm2 、40℃にし、21.5g(15.4%)の淡
黄色の芳香を有する極めて精製された抽出物が得られ
た。
【0044】参考例2 図1に示す装置を用い、粉砕した粗製プロポリス140
gを抽出槽1に投入し、圧力、温度条件が150kg/cm
2 、40℃の超臨界二酸化炭素を接触させて有効成分を
抽出し、続いて分離槽2に導いて圧力、温度条件を60
kg/cm2 、40℃にし、12.8g(9.1%)の芳香
を有する淡黄色の精製された抽出物が得られた。参考例
1で得られるものより蝋分の少ないものであった。
【0045】参考例3 図2に示す装置を用い、粉砕した粗製プロポリス140
gを抽出槽1に投入し、エントレーナーとしてエタノー
ル7.0%(二酸化炭素に対する重量%)を用い、抽出
圧力、温度350kg/cm2 、40℃分離圧力、温度60
kg/cm2 、40℃の抽出条件で抽出処理し、しかるのち
分離槽2に導いてプロポリス・エタノールエキス28g
を分離回収した。エタノールを使用することによって、
抽出効率が向上すると共に、二酸化炭素のみでは難抽出
の成分も抽出が可能となった。
【0046】実施例1 加熱可能容器に精製プロポリス10重量部、食用中鎖脂
肪酸トリグリセリド3重量部、還元澱粉糖化物35重量
部、デカグリセリンオレイン酸デカエステル1重量部お
よびデカグリセリンラウリン酸モノエステル1重量部を
80℃まで加熱し、それぞれが可溶化するように撹拌
し、水和プロポリス成分含有一次油相生成部を得た。次
いで、水相部として精製蜂蜜16重量部、グアガム2重
量部、デカグリセリンラウリン酸モノエステル1重量お
よび精製滅菌純水31重量部をホモジナイザーで撹拌
し、油相部を徐々に添加し、添加終了後3600rpm で
30分間撹拌し、超微細な精製プロポリス成分含有O/
W型乳化物を得た。
【0047】実施例2 加熱可能容器に精製プロポリス20重量部、食用中鎖脂
肪酸トリグリセリド2重量部、D−ソルビトール液24
重量部、テトラグリセリンオレイン酸ペンタエステル2
重量部およびデカグリセリンカプリル酸モノエステル2
重量部を加熱撹拌して可溶化し、水和プロポリス成分含
有一次油相生成部を得た。次いで、水相部としてD−ソ
ルビトール液30部、タマリンド種子多糖類2重量部、
デカグリセリンカプリル酸モノエステル2重量部および
精製滅菌純水16重量部を95℃まで加熱し、ホモジナ
イザーで3600rpm で撹拌しながら油相部を徐々に添
加し、添加終了後30分間撹拌しながら冷却する。超微
細な精製プロポリス成分含有O/W型乳化物を得た。
【0048】実施例3 加熱可能容器に精製プロポリス20重量部、食用グリセ
リン20重量部、テトラグリセリンオレイン酸モノエス
テル15重量部及びキラヤサポニン3重量部を加熱し水
和プロポリス成分の一次油相生成物を得た。次いでトラ
ガントガム5重量部、精製滅菌純水20重量部、ヘキサ
グリセリンラウリン酸モノエステル5重量部、キラヤサ
ポニン10重量部を加熱撹拌し、乳化媒体の二次水相生
成物を得た。これに前記一次油相生成物を徐々に添加
し、添加終了後3600rpm で30分間撹拌し、超微細
な精製プロポリス成分含有O/W型乳化物を得た。
【0049】表2に記載する実施例の精製プロポリス成
分含有O/W型乳化物をそれぞれ倍散剤であるガラクト
オリゴ糖に1000倍値になるように倍散し、倍散乳化
安定性を測定した。
【0050】
【表2】
【0051】さらにガラクトオリゴ糖に1000倍値の
倍散乳化物を温湯もしくは冷水に10万倍になるように
再倍散し乳化安定性を測定した。本発明で調製した精製
プロポリス成分含有O/W型乳化物を飲食用に供する場
合、好みに応じて適宜倍散するもよく、口の中に含んだ
感覚および喉ごしがよく可飲食性を高める。精製プロポ
リス成分含有O/W乳化原液をはじめ、ガラクトオリゴ
糖、精製蜂蜜等媒体に所定値の倍散を行った。これを表
3に示した。ミクロンスケールを装着した顕微鏡により
油脂球の径を測定し乳化安定度の尺度とした。
【0052】油脂球の径が5ミクロン未満を極めて安
定、5〜15ミクロンを安定、15ミクロン以上粒径不
揃を不安定とした。また、それぞれの試料を試験管に5
0mlづつ採取し25℃の恒温器内に120時間放置し、
目視によって液面リングの発生の有無を検査し、リング
の発生を認めないものを極めて安定、液面上に僅かの曇
を認めるものを安定、リングが認められるものを不安定
と評価した。
【0053】
【表3】
【0054】
【発明の効果】以上の説明のように粉砕された粗製プロ
ポリスから超臨界状態の二酸化炭素を接触させることに
より精製プロポリスを抽出分離することができ、また、
エントレーナーとしてエタノールを併用することによっ
て、エタノール可溶性プロポリス抽出エキスを抽出分離
することができる。その結果、プロポリス抽出物または
エキスは淡色で芳香を有し、有効成分含量の多い抽出物
が得られる。
【0055】本品は事後のO/W型乳化物の製造、その
他食品への加工が極めて容易であり、乳化安定性、食味
性の優れたものが得られる。精製プロポリスを調製原料
として使用する際に食品衛生上からも優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】超臨界二酸化炭素抽出法による精製プロポリス
の抽出、分離方法に用いる製造装置の回路図。
【図2】精製プロポリスの抽出、分離方法に用いる他の
製造装置の回路図。
【符号の説明】
1…抽出槽、 2…分離槽、 3…二酸化炭素ボンベ、
4…圧縮機、5…圧力制御弁、 6…熱交換器、 7
…ガス流量計、 8…流量調整バルブ、9…保圧弁、
10…大気開放バルブ、 11…溶剤経路、12…エタ
ノール容器、 16…大気開放バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 13/00 A (72)発明者 原 宏 愛知県名古屋市千種区新池町1−22−2− 1−303 (72)発明者 角田 汎造 埼玉県志木市下宗岡4丁目29番17号 (72)発明者 宇野 實 岐阜県安八郡神戸町大字神戸281−1 (72)発明者 茂利 昭 三重県伊勢市西豊浜町1825 (72)発明者 中村 孝士 埼玉県所沢市山口952−23 (72)発明者 宇野 久志 岐阜県安八郡神戸町大字神戸280−2 (72)発明者 茂利 完治 三重県伊勢市西豊浜町1825 (56)参考文献 特開 昭57−145195(JP,A) 特開 平2−234650(JP,A) 特開 昭59−500619(JP,A) 特開 昭63−83198(JP,A) 特開 昭61−221299(JP,A) 特開 昭61−286332(JP,A) 特公 昭54−10539(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超臨界二酸化炭素抽出法で抽出された精
    製プロポリス0.1〜20重量部、食用中鎖脂肪酸トリ
    グリセリド1〜40重量部、還元澱粉糖化物10〜50
    重量部およびポリグリセリンエステル系非イオン界面活
    性剤0.5〜10重量部を加熱し、均質な水和プロポリ
    ス成分含有の一次油相生成物を得、 次いで、O/W型乳化媒体となる水相部として還元澱粉
    糖化物、食用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中か
    ら選ばれた多価アルコール4〜10重量部、増粘多糖類
    0.1〜4重量部、ポリグリセリンエステル系非イオン
    界面活性剤0.1〜3重量部、精製滅菌純水10〜40
    重量部を加熱撹拌し均質な二次水相生成物を得、これに
    前記一次油相生成物を徐々に添加撹拌することを特徴と
    する精製プロポリス成分含有O/W型乳化物の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 超臨界二酸化炭素抽出法で抽出された精
    製プロポリス0.1〜20重量部、還元澱粉糖化物、食
    用グリセリン及び精製蜂蜜からなる群の中から選ばれた
    多価アルコール0.5〜20重量部、ポリグリセリンエ
    ステル系非イオン界面活性剤3〜15重量部、サポニン
    0.1〜3重量部を加熱し、水和プロポリス成分含有の
    一次油相生成物を得、 次いで、増粘多糖類0.5〜5重量部、精製滅菌純水1
    〜20重量部、ポリグリセリンエステル系非イオン界面
    活性剤0.5〜5重量部、サポニン0.1〜10重量部
    を加熱撹拌し乳化媒体の二次水相生成物を得、これに前
    記一次油相生成物を徐々に添加しホモジナイザーで撹拌
    することを特徴とする精製プロポリス成分含有O/W型
    乳化物の製造方法。
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