JPH08152690A - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JPH08152690A
JPH08152690A JP14018595A JP14018595A JPH08152690A JP H08152690 A JPH08152690 A JP H08152690A JP 14018595 A JP14018595 A JP 14018595A JP 14018595 A JP14018595 A JP 14018595A JP H08152690 A JPH08152690 A JP H08152690A
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dust
dust removing
brush
adhesive
target surface
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Takahisa Miyamori
貴久 宮森
Keiji Hashizume
啓司 橋詰
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一旦除塵作用面で取り込んだ塵埃が再度除塵
対象面に付着したり、取り込んだ塵埃が除塵対象面を傷
つけてしまうのを防止し、的確に除塵対象面の除塵を行
えるようにする。 【構成】 除塵装置において、除塵作用面RSの一部を
除塵作用位置に順次繰り返し移動させて、除塵対象面2
aの塵埃を取り込んで除塵作用を行う除塵部材REと、
前記除塵作用面RSにおける非除塵作用位置に位置する
部分に対して除塵作用を行う塵埃除去手段DEとが設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除塵作用面の一部を除
塵作用位置に順次繰り返し移動させて、除塵対象面の塵
埃を取り込んで除塵作用を行う除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】除塵対象面の塵埃を取り込む構成として
は、従来、ブラシ状に形成した除塵作用面を、例えば写
真用フィルムのフィルム面等の除塵対象面に対して順次
繰り返し移動させる構成が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、除塵作用面が除塵対象面に対して繰り返し
て除塵作用するので、一旦除塵作用面で取り込んだ塵埃
が再度除塵対象面に付着したり、取り込んだ塵埃が除塵
対象面を傷つけてしまう虞れがあり、改善が望まれてい
た。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであっ
て、その第1の目的は、一旦除塵作用面で取り込んだ塵
埃が再度除塵対象面に付着したり、取り込んだ塵埃が除
塵対象面を傷つけてしまうのを防止し、的確に除塵対象
面の除塵を行えるようにする点にある。第2の目的は、
簡素な構成で上記第1の目的を達成する点にある。第3
の目的は、効率良く除塵対象面の除塵を行えるようにし
ながら、上記第1の目的を達成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の除塵装置の第1
特徴構成は、除塵作用面の一部を除塵作用位置に順次繰
り返し移動させて、除塵対象面の塵埃を取り込んで除塵
作用を行う除塵部材と、前記除塵作用面における非除塵
作用位置に位置する部分に対して除塵作用を行う塵埃除
去手段とが設けられた点にある。第2特徴構成は、上記
第1特徴構成において、前記除塵対象面が、搬送径路に
沿って搬送される長尺の帯状部材の表裏両面に存在し、
前記除塵部材が、前記表裏両面の除塵対象面に対して除
塵作用するように構成されている点にある。第3特徴構
成は、上記第1又は第2特徴構成において、前記除塵部
材が、略円柱状の外形形状に形成され、前記除塵作用面
が、前記略円柱状の除塵部材の周面をブラシ状に形成さ
れて、前記除塵対象面に接触して除塵作用するように構
成され、前記除塵作用面が前記除塵対象面に接触する状
態で、前記除塵部材の略円形断面の中央部を通る軸芯周
りに前記除塵部材を回動駆動する駆動手段が設けられて
いる点にある。
【0005】第4特徴構成は、上記第3特徴構成におい
て、前記ブラシ状に形成された除塵作用面が導電性を有
するように構成されている点にある。第5特徴構成は、
上記第3又は第4特徴構成において、前記除塵作用面に
おける特定箇所が、粘着性を有するように構成されてい
る点にある。第6特徴構成は、上記第1又は第2特徴構
成にておいて、前記除塵部材が、外形形状が略円柱状で
且つ前記除塵部材の略円形断面の中央部を通る軸芯周り
に回動自在に構成され、前記除塵作用面が、前記略円柱
状の除塵部材の周面を粘着力を有するように形成され
て、前記除塵対象面に接触して除塵作用するように構成
されている点にある。第7特徴構成は、上記第6特徴構
成において、前記除塵部材が、その回動軸芯が横並びと
なる状態に複数個備えられ、前記除塵部材夫々の除塵作
用面が前記除塵部材の回動軸芯方向に不連続で、且つ、
前記除塵部材の並び方向視において、前記回動軸芯方向
の設定範囲内の何れの箇所においても前記複数の除塵部
材の除塵作用面が存在するように構成されている点にあ
る。
【0006】第8特徴構成は、上記第1又は第2特徴構
成において、前記除塵部材が、無端帯状に形成され、前
記除塵作用面が、前記無端帯状の除塵部材の外周面を前
記除塵対象面に接触して除塵作用するように構成され、
前記除塵作用面が前記除塵対象面に接触する状態で、前
記除塵部材を巻回方向に回動駆動する駆動手段が設けら
れている点にある。第9特徴構成は、上記第8特徴構成
において、前記除塵対象面が、搬送径路に沿って搬送さ
れる長尺の帯状部材の表裏両面に存在し、その表裏両面
の夫々に対して除塵作用する一対の除塵部材が、夫々偏
平形状に巻回され、且つ、前記除塵対象面を交差状態で
挟んで、その偏平形状の長手方向に沿う状態で配置さ
れ、前記塵埃除去手段は、前記長手方向の一端部に位置
する前記一対の除塵部材の除塵作用面の両方に対して除
塵作用するように構成されている点にある。第10特徴
構成は、上記第8又は第9特徴構成において、前記除塵
部材が屈曲部を有するように巻回され、前記塵埃除去手
段が、前記屈曲部に位置する前記除塵作用面に対して除
塵作用するように構成されている点にある。
【0007】第11特徴構成は、上記第8、第9又は第
10特徴構成において、前記除塵部材の除塵作用面が、
ブラシ状に形成されている点にある。第12特徴構成
は、上記第8、第9又は第10特徴構成において、前記
除塵部材の除塵作用面が、ウレタン被覆層が形成された
布地にて構成されている点にある。第13特徴構成は、
上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11又は第12特徴構成におい
て、前記塵埃除去手段が、前記除塵作用面に付着されて
いる塵埃を粘着作用により除去する粘着面が備えられて
構成されている点にある。第14特徴構成は、上記第1
3特徴構成において、前記塵埃除去手段は、前記粘着面
が、外形形状が略円柱状の粘着面支持部材の周面に形成
されて構成されている点にある。第15特徴構成は、上
記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、
第9、第10、第11又は第12特徴構成において、前
記塵埃除去手段は、外形形状が略円柱状で、且つ、略円
柱状の周面をブラシ状に形成されて、前記除塵作用面に
接触して除塵作用する塵埃除去部材と、前記塵埃除去部
材の略円形断面の中央部を通る軸芯周りに前記塵埃除去
部材を回動駆動する駆動手段とが備えられて構成されて
いる点にある。第16特徴構成は、上記第15特徴構成
において、前記塵埃除去部材に付着した塵埃を粘着作用
により除去する補助塵埃除去部材が備えられた点にあ
る。
【0008】第17特徴構成は、上記第15特徴構成に
おいて、前記塵埃除去部材に付着した塵埃を吸引作用に
より除去する補助吸引手段が備えられた点にある。第1
8特徴構成は、上記第15、第16又は第17特徴構成
において、前記塵埃除去部材の前記ブラシ状に形成され
た周面が導電性を有するように構成されている点にあ
る。第19特徴構成は、上記第1、第2、第3、第4、
第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11又は第
12特徴構成において、前記塵埃除去手段が、前記除塵
作用面に付着されている塵埃を吸引作用により除去する
吸引手段が備えられて構成されている点にある。第20
特徴構成は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第
6、第7、第8、第9、第10、第11、第12、第1
3、第14、第15、第16、第17、第18又は第1
9特徴構成において、前記除塵対象面が、写真感光材料
の表面である点にある。
【0009】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、除塵部材の除
塵作用面が除塵対象面から取り込んだ塵埃は、塵埃除去
手段によって除去される。従って、除塵作用面は、取り
込んだ塵埃が除去された状態で、再び除塵対象面に対し
て除塵作用することになる。本発明の第2特徴構成によ
れば、除塵部材が、搬送径路に沿って搬送される長尺の
帯状部材の表裏両面に対して除塵作用する。従って、除
塵対象面自体が移動するので、除塵部材を長尺の帯状部
材に対して相対移動させるための手段を必ずしも必要の
ないものとしながら、長尺の帯状部材の表裏両面及び搬
送される全長に亘って的確に塵埃を除去できる。本発明
の第3特徴構成によれば、外形形状が略円柱状の除塵部
材の周面がブラシ状に形成されて除塵作用面としてあ
り、駆動手段が、除塵部材の略円形断面の中央部を通る
軸芯周りに除塵部材を回動駆動する。この回動駆動によ
って、除塵作用面が除塵対象面と接触する除塵作用位置
に順次繰り返し移動し、除塵対象面に付いた塵埃をブラ
シ状に形成された除塵作用面にて取り込む。つまり、ブ
ラシ状に形成された除塵作用面を有する除塵部材を回動
駆動するだけの簡素な構成で、設置スペースをとらず、
除塵対象面の除塵を行うことができる。
【0010】本発明の第4特徴構成によれば、ブラシ状
に形成された除塵作用面が導電性を有するので、静電気
で除塵対象面に付いている塵埃を除電して、効果的に除
塵対象面から塵埃を取り込むことができる。本発明の第
5特徴構成によれば、除塵作用面の特定箇所が粘着性を
有しており、特定箇所においてはその粘着力で除塵対象
面に付いた塵埃を取り込める。つまり、除塵作用面とし
て、ブラシ状に形成された部分と粘着性を有する部分と
を併有しているのである。一般に、粘着性を有する部分
はブラシ状の部分よりも塵埃を取り込む力が強いので、
除塵部材の除塵作用面と除塵対象面との相対移動に対す
る抵抗が大きくなるものの除塵対象面に付いた塵埃をよ
り確実に取り込める。従って、除塵対象面のうち特に確
実に塵埃を除去したい部分に対応する除塵対象面に粘着
作用させるようにして、除塵作用面と除塵対象面との相
対移動に対する抵抗が過大とならないようにしながら、
部分的に、より効果的に塵埃を除去することができる。
本発明の第6特徴構成によれば、除塵部材の外形形状が
略円柱状に形成されて、その除塵部材の粘着力を有する
周面が除塵作用面として除塵対象面に接触して除塵対象
面に付いた塵埃を除去する。つまり、粘着力を有する除
塵作用面で除塵対象面の塵埃をより確実に取り込むので
ある。
【0011】本発明の第7特徴構成によれば、粘着力を
有する除塵部材の除塵作用面は回動軸芯方向に不連続に
なっているので、連続する状態で備えられる場合に較べ
て、一つの除塵部材が除塵対象面である長尺の帯状部材
の平面部に対して作用する粘着力は小さくなる。一つの
除塵部材から除塵対象面に作用する粘着力が過大である
と、例えば、除塵対象面が薄板状のもののような場合、
除塵対象面を巻き込む等して、円滑に除塵作用面を除塵
作用位置に順次繰り返し移動させることが困難となる
が、上記のように一つの除塵部材が長尺の帯状部材に対
して作用する粘着力を小さくできることで、そのような
事態を防止できる。又、複数の除塵部材全体としては、
除塵部材の並び方向視において、回動軸芯方向の設定範
囲内の何れの箇所においても、除塵作用面が存在するよ
うに配置されているので、除塵対象面に除塵されない箇
所が生じてしまうこともない。本発明の第8特徴構成に
よれば、無端帯状の除塵部材を、その巻回方向に回動さ
せて、除塵作用するので、除塵対象面に付着した塵埃
を、幅広く、むらなくしかも効果的に拭い去りながら取
り込むのである。
【0012】本発明の第9特徴構成によれば、無端帯状
に形成された一対の除塵部材は、搬送経路に沿って搬送
される長尺の帯状部材の表裏両面に対して除塵作用を行
う。除塵部材は偏平状に巻回され、除塵対象面である長
尺の帯状部材の表裏両面を交差状態で挟んでいるので、
除塵部材が除塵対象面の塵埃を帯状部材の搬送径路外に
掃き出す状態となり、除塵部材が塵埃を取り込むことが
できなかった場合でも、その塵埃を搬送経路外へ排除で
きる。本発明の第10特徴構成によれば、除塵部材の屈
曲部においては、除塵部材における除塵対象面に接触す
る側の面である外周面が引き延ばされることになり、付
着した塵埃が清掃体から離脱し易い状態となると同時
に、屈曲部での遠心力によってもその離脱が助長される
ことになり、塵埃除去手段は、除塵部材が取り込んだ塵
埃を効果的に取り除くことができる。本発明の第11特
徴構成によれば、無端帯状に形成された除塵部材の除塵
作用面がブラシ状に形成され、そのブラシ状の除塵作用
面が除塵対象面に接触し、駆動手段にて回動駆動されて
除塵作用する。つまり、除塵対象面の塵埃をブラシで掃
き取る状態で取り込む。
【0013】本発明の第12特徴構成によれば、無端帯
状に形成された除塵部材の除塵作用面がウレタン被覆層
が形成された布地にて構成され、その除塵作用面が除塵
対象面に接触し、駆動手段にて回動駆動されて除塵作用
する。このようにウレタン被覆層を形成することで、除
塵作用面が除塵対象面と接触することにより生じる発塵
を可及的に防止できるのである。本発明の第13特徴構
成によれば、塵埃除去手段は、非除塵作用位置にある除
塵作用面に接触して、除塵対象面から除塵作用面へ取り
込まれた塵埃を粘着面の粘着作用により除去する。従っ
て、粘着面を有する塵埃除去手段を備えるだけの簡素な
構成で、除塵作用面の塵埃を除去できる。本発明の第1
4特徴構成によれば、塵埃除去手段を構成する粘着面
は、外形形状が略円柱状の粘着面支持部材の周面に備え
られている。従って、シート状の粘着面が順次供給され
るような構成に較べて、簡素な構成で、しかも設置スペ
ースをとることもない。
【0014】本発明の第15特徴構成によれば、外形形
状が略円柱状で、その周面がブラシ状に形成された塵埃
除去部材が、駆動手段にて、略円形断面の中央部を通る
軸芯周りに除塵部材を回動駆動される状態で、除塵対象
面の塵埃を取り込んだ除塵作用面に対して除塵作用す
る。従って、ブラシ状に形成された塵埃除去部材を回動
駆動するだけの簡素な構成で、設置スペースをとらず、
除塵部材が取り込んだ塵埃の除塵を行うことができる。
本発明の第16特徴構成によれば、ブラシ状に形成され
た塵埃除去部材が除塵部材の除塵作用面から取り込んだ
塵埃を、更に、補助塵埃除去部材が粘着作用により除去
する。本発明の第17特徴構成によれば、ブラシ状に形
成された塵埃除去部材が除塵部材の除塵作用面から取り
込んだ塵埃を、更に、補助吸引手段が吸引作用により除
去する。
【0015】本発明の第18特徴構成によれば、塵埃除
去部材のブラシ状に形成された周面が導電性を有するの
で、塵埃除去部材と除塵部材との摩擦による帯電を防止
できる。これにより、塵埃の離脱を容易にして、効果的
に除塵作用面から塵埃を除去することができる。本発明
の第19特徴構成によれば、塵埃除去手段は、除塵部材
の除塵作用面が除塵対象面から取り込んだ塵埃を吸引手
段が吸引して取り除く。本発明の第20特徴構成によれ
ば、写真感光材料の表面を除塵対象面とする。写真感光
材料は、良質の写真画像を得るために特に塵埃を嫌うの
で、かかる除塵対象面に上記の除塵作用を行うのは特に
有効である。
【0016】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、除塵作用面
は、取り込んだ塵埃が除去された状態で、再び除塵対象
面に対して除塵作用することになるので、一旦除塵作用
面で取り込んだ塵埃が再度除塵対象面に付着したり、取
り込んだ塵埃が除塵対象面を傷つけてしまうのを防止
し、的確に除塵対象面の除塵を行うことができる。上記
第2特徴構成によれば、除塵部材を長尺の帯状部材に対
して相対移動させるための手段を必ずしも必要のないも
のとしながら、長尺の帯状部材の表裏両面及び搬送され
る全長に亘って的確に塵埃を除去できるので、構成の簡
素化を図りながら、的確に除塵対象面の除塵を行うこと
ができる。上記第3特徴構成によれば、ブラシ状に形成
された除塵作用面を有する除塵部材を回動駆動するだけ
の簡素な構成で、設置スペースをとらず、除塵対象面の
除塵を行うことができ、簡素な構成としながら、上記第
1又は第2特徴構成による効果を奏することができる。
【0017】上記第4特徴構成によれば、効果的に除塵
対象面から塵埃を取り込むことができるので、効率良く
除塵対象面の除塵を行いながら、上記第3特徴構成によ
る効果を奏することができる。上記第5特徴構成によれ
ば、除塵作用面と除塵対象面との相対移動に対する抵抗
が過大とならないようにしながら、部分的に、より効果
的に塵埃を除去することができるので、除塵対象面に応
じた的確な除塵が可能となり、除塵装置を一層便利なも
のとすることができる。上記第6特徴構成によれば、粘
着力を有する除塵作用面で除塵対象面の塵埃をより確実
に取り込むので、構成の簡素化を図りながら、的確に除
塵対象面の除塵を行うことができる。上記第7特徴構成
によれば、一つの除塵部材が長尺の帯状部材に対して作
用する粘着力を小さくできるので、円滑且つ的確に除塵
を行える。上記第8特徴構成によれば、除塵対象面に付
着した塵埃を、幅広く、むらなくしかも効果的に拭い去
りながら取り込むので、的確に除塵対象面の除塵を行う
ことができる。
【0018】上記第9特徴構成によれば、除塵部材が塵
埃を取り込むことができなかった場合でも、その塵埃を
搬送経路外へ排除できるので、的確に除塵対象面の除塵
を行うことができる。上記第10特徴構成によれば、塵
埃除去手段は、除塵部材が取り込んだ塵埃を効果的に取
り除くことができるので、塵埃を取り込んだままの除塵
作用面が除塵対象面に除塵作用するのを効果的に防止で
き、的確に除塵対象面の除塵を行うことができる。上記
第11特徴構成によれば、除塵対象面の塵埃をブラシで
掃き取る状態で取り込むので、的確に除塵対象面の除塵
を行うことができる。上記第12特徴構成によれば、発
塵を可及的に防止できるので、更に、的確に除塵対象面
の除塵を行うことができる。上記第13特徴構成によれ
ば、粘着面を有する塵埃除去手段を備えるだけの簡素な
構成で、粘着作用によって除塵作用面の塵埃を除去でき
るので、構成の簡素化をはかりながら、塵埃を取り込ん
だままの除塵作用面が除塵対象面に除塵作用するのを効
果的に防止でき、的確に除塵対象面の除塵を行うことが
できる。
【0019】上記第14特徴構成によれば、簡素な構成
で、しかも設置スペースをとることもないので、更に構
成の簡素化をはかりながら、上記第13特徴構成による
効果を奏することができる。上記第15特徴構成によれ
ば、ブラシ状に形成された塵埃除去部材を回動駆動する
だけの簡素な構成で、設置スペースをとらず、塵埃除去
部材が取り込んだ塵埃の除塵を行うことができ、構成の
簡素化を図りながら、的確に除塵対象面の除塵を行うこ
とができる。上記第16特徴構成によれば、ブラシ状に
形成された塵埃除去部材が除塵部材の除塵作用面から取
り込んだ塵埃を補助塵埃除去部材が粘着作用により除去
するので、塵埃除去部材は更に効果的に除塵部材の除塵
作用面の除塵を行うことができ、もって、的確に除塵対
象面の除塵を行うことができる。上記第17特徴構成に
よれば、ブラシ状に形成された塵埃除去部材が除塵部材
の除塵作用面から取り込んだ塵埃を補助吸引手段が吸引
作用により除去するので、塵埃除去部材は更に効果的に
除塵部材の除塵作用面の除塵を行うことができ、もっ
て、的確に除塵対象面の除塵を行うことができる。
【0020】上記第18特徴構成によれば、効果的に除
塵作用面から塵埃を除去することができるので、塵埃を
取り込んだままの除塵作用面が除塵対象面に除塵作用す
るのを効果的に防止でき、的確に除塵対象面の除塵を行
うことができる。上記第19特徴構成によれば、除塵部
材の除塵作用面が除塵対象面から取り込んだ塵埃を吸引
手段が吸引して取り除くので、塵埃を取り込んだままの
除塵作用面が除塵対象面に除塵作用するのを防止でき、
的確に除塵対象面の除塵を行うことができる。上記第2
0特徴構成によれば、写真感光材料の表面を除塵対象面
とすることで、除塵装置の機能を有効に発揮させること
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の除塵装置を画像プリンタに備
えた実施例を図面に基づいて説明する。 〔第1実施例〕図1に示すように、画像プリンタ1に
は、写真感光材料PLの一例であり長尺の帯状部材であ
るネガフィルム等の写真用フィルム2の画像を印画紙3
に投影露光する投影露光部5、及び、露光された印画紙
3を現像する現像処理部Dが設けられている。印画紙3
をロール状に収納している印画紙マガジン4から引き出
された印画紙3は、投影露光部5で露光された後、現像
処理部Dにて現像され、1枚分の画像情報を含む大きさ
に切断されて排出される。
【0022】以下、各構成部分について説明する。投影
露光部5には、投影露光用光源10、写真用フィルム2
に照射する光の色バランスを調整する調光フィルタ1
1、調光フィルタ11を通過した光を均一に混色するミ
ラートンネル12、写真用フィルム2の画像情報を印画
紙3上に結像させる焼き付けレンズ13及びシャッタ1
4が同一光軸上に設けられている。投影露光部5の写真
用フィルム2搬送経路上流側には、写真用フィルム2の
画像情報を多数の領域に分割して読み取る画像センサ1
5が設けられている。この画像センサ15は、写真用フ
ィルム2に対して白色光を照射し、その反射光あるいは
透過光の強度を赤色,緑色,青色の3原色に分解して例
えばCCDラインセンサ又はCCDイメージセンサ等で
測定するものであり、画像センサ15にて読み取った画
像情報は、コントローラ7に送られて、投影露光部5に
おける露光条件を求めるのに利用されると共に、その求
めた露光条件にて印画紙3を露光した場合に得られる画
像をシミュレートしてモニタMに表示される。
【0023】画像センサ15の写真用フィルム2搬送経
路上流側には、写真用フィルム2を投影露光部5に供給
するローラ16及びローラ18とローラ16,18を回
転駆動するモータM3とが設けられている。ローラ16
とローラ18との間の写真用フィルム2搬送経路には、
写真用フィルム2用の除塵装置DRが設けられている。
この写真用フィルム2の表裏両面が除塵対象面2aとな
る。除塵装置DRには、図2に示すように、写真用フィ
ルム2搬送経路を挟んで上下両側に、除塵部材REとし
ての上側ブラシベルト40及び下側ブラシベルト41
と、上下のブラシベルト40,41に付着した塵埃を吸
引作用により除去する塵埃除去手段DEである吸引手段
DSと、上下のブラシベルト40,41を回動駆動する
駆動手段BDとが備えられている。上下のブラシベルト
40,41は、図2に示すように、無端帯状に形成さ
れ、夫々の外周面が除塵作用面RSとして、駆動手段B
Dの駆動により、写真用フィルム2の搬送径路と交差す
る位置である除塵作用位置に順次繰り返し移動して、写
真用フィルム2の除塵対象面2aに接触して除塵作用す
る。
【0024】駆動手段BDは、ブラシベルト40,41
を巻回するための駆動ローラ42及び従動ローラ43、
駆動ローラ42に連結される連結シャフト44、ブラシ
ベルト40,41を回動駆動するためのモータM4、モ
ータM4の回転軸の先端に備えられたモータ用ローラ4
5、及び、モータ用ローラ45と二本の連結シャフト4
4の端部とに亘って巻回されてモータM4の駆動力を伝
達する伝達ベルト46からなり、ブラシベルト40,4
1を写真用フィルム2の搬送方向視において反時計回り
方向に回動駆動する。吸引手段DSは、上側ブラシベル
ト40を巻回する従動ローラ43付近及び下側ブラシベ
ルト41を巻回する駆動ローラ42付近に夫々開口47
a,47bを有するエアダクト47及びエアダクト47
に連結されたファン48とからなり、ファン48は、開
口47a,47bからブラシベルト40,41の塵埃を
吸引する方向に回転する。図3に示すように、ブラシベ
ルト40,41は、ベルト地40a,41aの写真用フ
ィルム2に接する側の面にブラシ40b,41bが形成
され、上側ブラシベルト40と下側ブラシベルト41と
が向かい合った箇所では、ブラシ40bとブラシ41b
とが先端部が互いに重なり合う状態としてある。
【0025】写真用フィルム2はこのブラシ40b,4
1bが重なり合った部分を押し分けて通過し、ブラシベ
ルト40,41が写真用フィルム2の表裏両面夫々に対
して接する状態となるのである。又、ブラシベルト4
0,41は、駆動ローラ42と従動ローラ43との間に
亘って偏平形状に巻回され、図2中矢印Aで示す写真用
フィルム2の搬送方向と90°の角度をなす交差状態で
写真用フィルム2を表裏両面を挟んで配置されており、
ブラシベルト40,41が偏平形状の長手方向に沿う状
態となっている。上側ブラシベルト40と下側ブラシベ
ルト41とは、何れも、写真用フィルム2の搬送方向視
にて反時計回り方向に回動しているので、ブラシベルト
40,41における写真用フィルム2の表裏両面夫々に
対する一対の接触部分は、写真用フィルム2の搬送方向
同一箇所において互いに逆方向に回動駆動されることに
なる。駆動ローラ42及び従動ローラ43は、写真用フ
ィルム2の左右側に離れた箇所に設置されており、駆動
ローラ42及び従動ローラ43により形成されるブラシ
ベルト40,41の屈曲部Bも写真用フィルム2から離
れた非除塵作用位置に位置する。
【0026】上記吸引手段DSのエアダクト47の開口
47a,47bは、このブラシベルト40,41の屈曲
部Bのうち、写真用フィルム2に接触後の最初の屈曲部
Bに向けて設置されている。すなわち、上側ブラシベル
ト40及び下側ブラシベルト41の何れも写真用フィル
ム2の搬送方向視にて反時計方向に回動するので、上側
ブラシベルト40のための開口47aは、ファン48に
近い側の屈曲部Bに向けて位置し、下側ブラシベルト4
1のための開口47bは、ファン48に遠い側の屈曲部
Bに向けて位置し、夫々の屈曲部Bに位置するブラシベ
ルト40,41に付着した塵埃を吸引作用により除去す
るのである。このように、写真用フィルム2に接触後の
最初の屈曲部Bにおいて、ブラシベルト40,41に付
着した塵埃を吸引することで、ブラシベルト40,41
に付着した塵埃をいたずらに飛散させることなく的確に
除去できるのである。
【0027】投影露光部5では、ローラ16,18及び
モータM3による写真用フィルム2の供給作動に伴って
画像センサ15にて読み取った写真用フィルム2の画像
情報に基づいて、コントローラ7が調光フィルタ11を
制御して投影露光用光源10の照射光を写真用フィルム
2の画像の色濃度に応じた色バランスに調整し、その調
整後の光で写真用フィルム2を照射し、写真用フィルム
2の画像情報を印画紙3に焼き付けるのである。投影露
光部5の印画紙搬送経路下流側には、印画紙3を搬送す
るローラ22とそのローラ22を駆動するモータM2と
が設けられている。現像処理部Dには、図示を省略する
が、露光後の印画紙3を現像するための処理液を充填し
た複数のタンクが備えられ、印画紙3はその複数のタン
クを順次通過して行き現像処理される。
【0028】以下、画像プリンタ1の印画紙3に対する
露光作動を概略説明する。画像プリンタ1の起動後、写
真用フィルム2が、投影露光部5に装填されると、モー
タM3が作動して写真用フィルム2の搬送を開始する。
図示しないセンサによって写真用フィルム2の接近を検
知すると、除塵装置DRのモータM4が作動してブラシ
ベルト40,41の回動駆動を開始する。ブラシベルト
40,41の設置箇所を通過する写真用フィルム2はブ
ラシベルト40,41にて除塵され、ブラシベルト4
0,41に付着した塵埃は吸引手段DSにて吸引除去さ
れる。除塵装置DRを通過した写真用フィルム2は、画
像センサ15にて駒の画像情報が読み取られ、その画像
情報を読み取った駒が露光用位置まで搬送される。コン
トローラ7は、画像センサ15の読取情報に基づいて露
光条件を求めると、その露光条件にて印画紙3に露光し
た場合に得られる写真プリントとしての画像をシミュレ
ートして、モニタMに表示する。操作者はモニタMの表
示を見て、修正の必要があれば操作卓Oから修正指示を
入力し、修正の必要がなければそのまま露光指示を操作
卓Oから入力する。露光指示が入力されると、求めた露
光条件に基づいて投影露光部5にて、写真用フィルム2
の画像を印画紙3に露光する。 〔第2実施例〕次に、第2実施例を図4に基づいて説明
する。第2実施例は、上記第1実施例では、除塵装置D
Rのブラシベルト40,41における写真用フィルム2
の表裏両面夫々に対する一対の接触部分が、写真用フィ
ルム2の搬送方向同一箇所において互いに逆方向に回動
駆動されているのに対し、同一方向に回動駆動されるよ
うに構成したものである。すなわち、図4に示すよう
に、二本の連結シャフト44の夫々の端部に歯数の等し
いギア44a,44bを両者が噛み合った状態で取り付
け、そのうち一方のギヤ44aをモータM4の回転軸に
取り付けた駆動ギヤ49に噛み合うように配置するので
ある。この構成により、モータM4の回転により、上側
ブラシベルト40は、写真用フィルム2の搬送方向視で
反時計回り方向に、下側ブラシベルト41は、写真用フ
ィルム2の搬送方向視で時計回り方向に夫々回動駆動さ
れる。尚、上記第1実施例においても、又、本第2実施
例においても、モータM4の駆動力の伝達機構の構成は
種々変更可能である。
【0029】〔第3実施例〕次に、第3実施例を図面に
基づいて説明する。第3実施例の除塵装置DRは、図1
に示す第1実施例の除塵装置DRと同様の箇所に配置さ
れ、図5乃至図7に示すように、写真用フィルム2搬送
経路を挟んで上下両側に、写真用フィルム2と接触して
除塵作用する除塵部材REであるブラシローラ30,3
1、ブラシローラ30,31の上下両側に、ブラシロー
ラ30,31に付着された塵埃を除去するための塵埃除
去手段DEである粘着ローラ32,33、ブラシローラ
30,31を回動駆動する駆動手段であるモータM1と
が備えられている。上側のブラシローラ30と下側のブ
ラシローラ31とは同一形状であり、共に略円柱状の外
形形状をしており、その略円柱状の外形の周面がPVC
等により導電性を有するブラシ状に形成されて、除塵作
用面RSを構成している。又、上側の粘着ローラ32と
下側の粘着ローラ33とは同一形状であり、共に、主に
ウレタン地からなる略円柱状の外形形状を有する粘着面
支持部材SPの周面すなわちウレタン地の表面に粘着材
が塗布され、粘着面NSとなっている。
【0030】ブラシローラ30,31及び粘着ローラ3
2,33は、図6の断面図に示すように、ベアリング機
構を介して固定の支持枠34に回動自在に支持され、上
下共に、ブラシローラ30,31のブラシの先端が粘着
ローラ32,33の粘着面NSに接触している。モータ
M1の駆動力は、図5及び図6に示すように、モータM
1の回転軸に取り付けられた駆動ギヤ35と上側のブラ
シローラ30の回転軸に取り付けられた受動ギヤ30a
とが噛合し、更に、その受動ギヤ30aと下側のブラシ
ローラ31の回転軸に取り付けられた受動ギヤ31aと
が噛合して、各ブラシローラ30,31に伝達される。
ブラシローラ30,31の回転方向は、図7に示すよう
に、矢印Aで示す写真用フィルム2に搬送方向に対し
て、上側のブラシローラ30は図7において反時計方向
に、下側のブラシローラ31は図7において時計方向に
回転する。
【0031】粘着ローラ32,33は、モータM1によ
って直接的には回転駆動されないが、ブラシローラ3
0,31と接触していることによって、上側の粘着ロー
ラ32は図7において時計方向に、下側の粘着ローラ3
3は図7において反時計方向に回転する。上記の如くブ
ラシローラ30,31及び粘着ローラ32,33が回転
することによって、すなわち、除塵作用面RSの一部を
写真用フィルム2との接触位置である除塵作用位置に順
次繰り返し移動させて、矢印Aの方向に搬送される写真
用フィルム2の表裏両面の除塵対象面2aに付いた塵埃
を写真用フィルム2の搬送方向上流側に飛散させてしま
うことなく取り込み、ブラシローラ30,31の除塵作
用面RSが吸着した塵埃は、写真用フィルム2との接触
位置と反対側の非除塵作用位置で粘着ローラ32,33
の粘着面NSの粘着作用により除去される。粘着ローラ
32,33の粘着面NSに付着した塵埃は、定期的に清
掃除去すれば良い。
【0032】この第3実施例の除塵装置DRも、図示し
ないセンサによって写真用フィルム2の接近を検知する
と、モータM1が作動してブラシローラ30,31の回
動駆動を開始し、ブラシローラ30,31の設置箇所を
通過する写真用フィルム2はブラシローラ30,31に
て除塵され、ブラシローラ30,31に付着した塵埃は
粘着ローラ32,33にて除去される。
【0033】〔第4実施例〕第4実施例は、上記第3実
施例では、写真用フィルム2に付いた塵埃は、ブラシロ
ーラ30,31のブラシ状に形成された面のみで付着さ
せて除去される構成としてあるのに対し、図8に示すよ
うに、除塵部材REであるブラシローラ30,31の特
定箇所としての左右両端部に粘着性を有する補助粘着面
30b及び31bを備えさせ、ブラシ状に形成された面
よりも強力に写真用フィルム2の塵埃を除去するように
構成しても良い。つまり、特に清浄にしたい箇所のみを
補助粘着面30b,31bにて除塵するのである。但
し、補助粘着面30b,31bの粘着力は、粘着材の素
材の混合割合を調整することにより、粘着ローラ32,
33の粘着面NSの粘着力よりも弱くしてあり、補助粘
着面30b,31bに付着された塵埃が粘着ローラ3
2,33に確実に除去されるようにしてある。
【0034】図8の例示では、補助粘着面30b,31
bの位置は写真用フィルム2のパーフォレーションの付
近の位置に対応しており、パーフォレーション付近を、
より清浄にすることで、光学式センサによるパーフォレ
ーション自体の読み取りや、パーフォレーションの付近
に記録されているDXコードの読み取り等を的確に行う
ことができる。尚、図8の例示では、補助粘着面30
b,31bは、ブラシローラ30,31と一体に回動す
る構成としているが、補助粘着面30b,31bの形成
箇所、及び、粘着ローラ32,33における補助粘着面
30b,31bとの接触箇所を遊転可能な構成として、
写真用フィルム2の除塵と搬送とを円滑に行えるように
しても良い。
【0035】〔第5実施例〕第5実施例は、上記第3実
施例では、写真用フィルム2に付いた塵埃は、ブラシロ
ーラ30,31のブラシ状に形成された除塵作用面RS
で付着させて除去される構成としているのに対し、図9
乃至図11に示すように、写真用フィルム2の搬送位置
の上下両側夫々に、前後に2個の分割型粘着ローラ5
0,51を、搬送される写真用フィルム2に接触する状
態で除塵部材REとして備えさせて、除塵対象面2aを
除塵する構成としてある。2個の分割型粘着ローラ5
0,51は、図12に示すようにその回動軸芯が横並び
となる状態で配置され、2個の分割型粘着ローラ50,
51のうち、写真用フィルム2搬送経路上流側の分割型
粘着ローラ50には、除塵作用面RSである粘着面50
a,50bが2箇所に不連続に設けられ、写真用フィル
ム2搬送経路下流側の分割型粘着ローラ51には、除塵
作用面RSである粘着面51a,51b,51cが3箇
所に不連続に設けられており、分割型粘着ローラ50の
粘着面50a,50bと分割型粘着ローラ51の粘着面
51a,51b,51cとは、写真用フィルム2の横幅
方向に交互に位置し、先端部が互いに僅かに没入するよ
うに取り付けてある。
【0036】このように粘着面50a,50b及び粘着
面51a,51b,51cを配置することで、写真用フ
ィルム2の長手方向視において、すなわち、除塵部材R
Eの並び方向視において、写真用フィルム2の横幅方向
のほぼ全幅を設定範囲として、その設定範囲の何れの箇
所においても粘着面50a,50b及び粘着面51a,
51b,51cの何れかが存在するようにしてあり、切
れ目無く写真用フィルム2の除塵をすることができる。
粘着面50a,50b及び粘着面51a,51b,51
cは、上記実施例と同様に、写真用フィルム2との接触
位置とほぼ反対側の非除塵作用位置において粘着ローラ
32,33に接触しており、しかも、粘着面50a,5
0b及び粘着面51a,51b,51cの粘着力を、粘
着材の素材の混合割合を調整することによって粘着ロー
ラ32,33の粘着面NSの粘着力よりも弱くしておく
ことで、粘着面50a,50b及び粘着面51a,51
b,51c上の写真用フィルム2から付着した塵埃が粘
着ローラ32,33によって確実に除去される。
【0037】上記の如き構成の分割型粘着ローラ50,
51は、写真用フィルム2の搬送位置を挟んで両側に対
称に配置され、写真用フィルム2の表裏両面の除塵対象
面2aに対して除塵作用する。尚、分割型粘着ローラ5
0,51は、搬送される写真用フィルム2に接触するこ
とで回動駆動され、除塵作用面RSの一部が写真用フィ
ルム2との接触位置である除塵作用位置に順次繰り返し
移動されるので、分割型粘着ローラ50,51を回動駆
動する専用のモータは不要であるが、写真用フィルム2
を搬送するモータM3の負荷を軽減するために、専用の
モータを設けても良い。又、分割型粘着ローラ50,5
1の配置構成としては、上記の如く粘着面50a,50
bと粘着面51a,51b,51cとの先端部が互いに
僅かに没入するようにする以外に、分割型粘着ローラ5
0,51を写真用フィルム2の長手方向視で前後方向に
離間させて、粘着面50a,50b及び粘着面51a,
51b,51cの横幅を夫々広くし、写真用フィルム2
の長手方向視で、粘着面50a,50b及び粘着面51
a,51b,51cの横幅方向端部が互いに重なるよう
に構成しても良いし、分割型粘着ローラ50,51を3
個以上設けても良く、除塵作用面RSの数も適宜変更可
能である。更に、分割型粘着ローラ50,51の代わり
に、粘着ローラ32,33と同様の形状の略円柱状の粘
着ローラを用いても良い。
【0038】〔第6実施例〕第6実施例の除塵装置DR
は、図1に示す第1実施例の除塵装置DRと同様の箇所
に配置され、図13及び図14に示すように、写真用フ
ィルム2を挟んで上下両側に設けられた無端帯状に形成
された除塵部材REとしての上側クリーニングベルト6
0及び下側クリーニングベルト61と、外形形状が略円
柱状で且つ略円柱状の周面をブラシ状に形成され、上下
のクリーニングベルト60,61の屈曲部Bに接触して
除塵作用する塵埃除去部材であるブラシローラ64と、
ブラシローラ64に付着した塵埃を吸引する補助吸引手
段SDと、上下のクリーニングベルト60、61を回動
駆動する駆動手段BDとが備えられている。クリーニン
グベルト60,61は、夫々偏平形状に巻回され、且
つ、写真用フィルム2の表裏両面の除塵対象面2aを交
差状態で挟んで、その偏平形状の長手方向に沿う状態で
配置されている。
【0039】駆動手段BDは以下の構成からなる。即
ち、上側クリーニングベルト60を巻回するための駆動
ローラ62及び従動ローラ67、下側クリーニングベル
ト61を駆動するための駆動ローラ63及び従動ローラ
68、駆動ローラ62と連結シャフト62bを介して一
体化された受動ギヤ62a、駆動ローラ63と連結シャ
フト63bを介して一体化された受動ギヤ63a、クリ
ーニングベルト60、61を回動駆動するためのモータ
M5,モータM5の先端に設けられた駆動ギヤ66、及
び、駆動ローラ62、63の回転方向を合致させるため
のアイドルギヤ65からなる。ブラシローラ64を駆動
する駆動手段RDは、クリーニングベルト60,61の
駆動手段BDのモータM5を兼用して構成され、ブラシ
ローラ64と連結シャフト64bを介して一体化された
ブラシギヤ64aとモータM5の駆動ギヤ66とが連結
され、ブラシローラ64は、その略円形断面の中央部を
通る軸芯周りに回動駆動される。このブラシローラ64
と駆動手段RDとによってクリーニングベルト60,6
1塵埃を除去する塵埃除去手段DEとして機能する。補
助吸引手段SDは、ブラシローラ64の外周付近に開口
69aを有するエアダクト69b及び、エアダクト69
bに連結されたファン69cとからなる。ブラシローラ
64の詳細な構成は、図15に示される。即ち、ステン
レス製の軸64bの周部にブラシ64aが設けられてい
る。
【0040】上下のクリーニングベルト60、61に付
着した塵埃は、ブラシローラ64によって除塵され、さ
らにこのブラシローラ64に付着した塵埃は補助吸引手
段SDにより吸引除去される。図16は、クリーニング
ベルト60、61の端面部を拡大したものである。この
クリーニングベルト60、61の写真用フィルム2と接
触する側の除塵作用面RSは布地に具体的にはベルベッ
ト地にウレタン被覆層を形成したウレタンクロス60a
で構成され、その反対側はタイミングベルト部60bを
構成している。駆動ローラ62、63及び受動ローラ6
6、67の外周部は、このタイミングベルト部60bと
係合できるような形状となっている。第1実施例におけ
るブラシベルト40、41に比べ、このウレタンクロス
60aを使用したものは自己発塵がないために効率のよ
い除塵作業を行うことが出来る。
【0041】モータM5は、駆動ギヤ66を図13の反
時計方向に回転させる。これにより、駆動ローラ62は
時計方向に回転される。モータ用ギヤ66の回転は受動
ギヤ62a、アイドルギヤ65を介して受動ギヤ63a
に伝達され、駆動ローラ63を時計方向に回転させる。
従って、上側クリーニングベルト60と下側クリーニン
グベルト61とは、何れも、写真用フィルム2の搬送方
向視にて時計回り方向に回動しているので、クリーニン
グベルト60,61における写真用フィルム2の表裏両
面の除塵対象面2a夫々に対する一対の接触部分は、写
真用フィルム2の搬送方向同一箇所において互いに逆方
向に回動駆動されて、除塵作用面RSが写真用フィルム
2と接触する位置である除塵作用位置に順次繰り返し移
動することになる。
【0042】駆動ローラ62、63及び従動ローラ6
7、68は、写真用フィルム2の左右側に離れた箇所に
設置されており、駆動ローラ62、63及び従動ローラ
67、68により形成されるクリーニングベルト60,
61の屈曲部Bも写真用フィルム2から離れた箇所に位
置する。このように、写真用フィルム2の除塵対象面2
aが存在する場所から離れた箇所で、塵埃を除去する構
成としており、塵埃の飛散により写真用フィルム2へ再
び塵埃が付着するのを防止している。又、ブラシローラ
64は、図13において時計方向に回転する。そして、
この回転による遠心力を利用することが出来るので、ブ
ラシローラ64に付着した塵埃を効率よくファン69c
の吸引により除去することができる。さらに、ブラシロ
ーラ64の材質をPVC等の導電性のものにすることに
よって帯電を防止し、塵埃の離脱を容易にしている。図
14の側面図からも分かるように、駆動ローラ62及び
駆動ローラ63は写真フィルム2の搬送方向視で左右に
位置をずらせて配置している。かかる配置構成により、
ブラシローラ64の外周部を効率よく上下のクリーニン
グベルト60、61の屈曲部Bに接触させることができ
る。
【0043】〔第7実施例〕第7実施例は、上記第6実
施例が補助吸引手段SDによってブラシローラ64の塵
埃を吸引作用により除去しているのに対し、図17に示
すように、補助吸引手段DSに換えて、外形形状が略円
柱状の粘着ローラ70を設けている。この粘着ローラ7
0は連結シャフト70bを介して受動ギヤ70aと一体
的に構成されている。つまり、ブラシローラ64に付着
した塵埃は粘着ローラ70により除去されることにな
る。従って、粘着ローラ70は、ブラシローラ64に付
着した塵埃を粘着作用により除去する補助塵埃除去部材
として機能する。この粘着ローラ70は主にウレタン地
からなり、外形の周面すなわちウレタン地の表面は粘着
材が塗布されている。粘着ローラ70の駆動は、モータ
M6によるモーター用ギヤ66に回転が受動ギヤ64a
を介して受動ギヤ70aに伝達されることにより行われ
る。エアダクト69bとファン69cを使用する場合に
比べ、粘着ローラ70を使用するものの方が、装置全体
の小型化に寄与することができる。
【0044】〔第8実施例〕第8実施例は、上記第6実
施例及び第7実施例が塵埃除去手段DEとしてブラシロ
ーラ64等を備えているのに対し、図18に示すよう
に、第7実施例における粘着ローラ70と同様の構成の
粘着ローラ80の外周面を上下のクリーニングベルト6
0、61に作用させるように構成している。この粘着ロ
ーラ80も、主にウレタン地からなる略円柱状の外形形
状を有する粘着面支持部材SPの周面すなわちウレタン
地の表面に粘着材が塗布され、粘着面NSとなってい
る。この構成によれば、ブラシローラを介さずに直接粘
着ローラ80により除去できるので、第7実施例の装置
に比べ、更に装置全体の小型化に寄与することができ
る。
【0045】〔その他の実施例〕以下、その他の実施例
を列記する。 無端帯状に形成された除塵部材REを採用している
上記第1実施例、第2実施例、第6実施例、第7実施例
及び第8実施例では、除塵部材REが偏平形状に巻回さ
れて、表裏両面の除塵対象面2aの夫々に対して設けら
れ、写真用フィルム2の搬送径路と90度の角度で交差
する姿勢で配置されているが、1つの無端帯状の除塵部
材REを写真用フィルム2の表裏両面を挟む略コの字状
に巻回して、その巻回方向に回動駆動することにより、
1つの無端帯状の除塵部材REにて写真用フィルム2の
表裏両面の除塵対象面2aに対して除塵作用する構成と
しても良い。又、偏平形状に巻回された除塵部材REの
長手方向が写真用フィルム2の搬送径路と平行となる場
合も含め、その交差角度は適宜変更可能である。 無端帯状に形成された除塵部材REを採用している
上記第1実施例、第2実施例、第6実施例、第7実施例
及び第8実施例では、無端帯状に形成された除塵部材R
Eが写真用フィルム2を挟む状態で配置されているが、
写真用フィルム2の表裏両面の除塵対象面2aの夫々
が、写真用フィルム2の搬送方向の異なる箇所におい
て、写真用フィルム2と接触して除塵作用する構成とし
ても良い。
【0046】 上記第3実施例、第4実施例、第5実
施例及び第8実施例では、何れも、塵埃除去手段DEは
ローラの周面に粘着面NSを形成して構成しているが、
粘着シートを順次供給し、非除塵作用位置にある除塵作
用面RSに接触させる構成としても良い。 上記各実施例では、本発明の除塵装置DRを画像プ
リンタに適用し、写真用フィルム2の除塵に用いている
が、VTRテープ、オーディオテープ等の各種の長尺の
帯状部材の除塵に用いることができる。 上記各実施例では、除塵対象面が長尺の帯状部材の
表裏両面に存在する場合を例示しているが、片面のみを
除塵対象面としても良い。
【0047】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除塵装置を適用した実施例にかかる概
略構成図
【図2】本発明の第1実施例にかかる要部斜視図
【図3】本発明の第1実施例にかかる要部拡大図
【図4】本発明の第2実施例にかかる要部斜視図
【図5】本発明の第3実施例にかかる要部斜視図
【図6】本発明の第3実施例にかかる要部断面図
【図7】本発明の第3実施例にかかる要部側面図
【図8】本発明の第4実施例にかかる要部斜視図
【図9】本発明の第5実施例にかかる要部斜視図
【図10】本発明の第5実施例にかかる要部断面図
【図11】本発明の第5実施例にかかる要部側面図
【図12】本発明の第5実施例にかかる要部平面図
【図13】本発明の第6実施例にかかる要部斜視図
【図14】本発明の第6実施例にかかる要部側面図
【図15】本発明の第6実施例にかかる要部拡大図
【図16】本発明の第6実施例にかかる要部拡大図
【図17】本発明の第7実施例にかかる要部斜視図
【図18】本発明の第8実施例にかかる要部斜視図
【符号の説明】
2 帯状部材 2a 除塵対象面 64 塵埃除去部材 70 補助塵埃除去手段 B 屈曲部 BD 駆動手段 DE 塵埃除去手段 M1 駆動手段 NS 粘着面 PL 写真感光材料 RD 駆動手段 RE 除塵部材 RS 除塵作用面 SD 補助吸引手段 SP 粘着面支持部材

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除塵作用面(RS)の一部を除塵作用位
    置に順次繰り返し移動させて、除塵対象面(2a)の塵
    埃を取り込んで除塵作用を行う除塵部材(RE)と、 前記除塵作用面(RS)における非除塵作用位置に位置
    する部分に対して除塵作用を行う塵埃除去手段(DE)
    とが設けられた除塵装置。
  2. 【請求項2】 前記除塵対象面(2a)が、搬送径路に
    沿って搬送される長尺の帯状部材(2)の表裏両面に存
    在し、 前記除塵部材(RE)が、前記表裏両面の除塵対象面
    (2a)に対して除塵作用するように構成されている請
    求項1記載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 前記除塵部材(RE)が、略円柱状の外
    形形状に形成され、 前記除塵作用面(RS)が、前記略円柱状の除塵部材
    (RE)の周面をブラシ状に形成されて、前記除塵対象
    面(2a)に接触して除塵作用するように構成され、 前記除塵作用面(RS)が前記除塵対象面(2a)に接
    触する状態で、前記除塵部材(RE)の略円形断面の中
    央部を通る軸芯周りに前記除塵部材(RE)を回動駆動
    する駆動手段(M1)が設けられている請求項1又は2
    記載の除塵装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ状に形成された除塵作用面
    (RS)が導電性を有するように構成されている請求項
    3記載の除塵装置。
  5. 【請求項5】 前記除塵作用面(RS)における特定箇
    所が、粘着性を有するように構成されている請求項3又
    は4記載の除塵装置。
  6. 【請求項6】 前記除塵部材(RE)が、外形形状が略
    円柱状で且つ前記除塵部材(RE)の略円形断面の中央
    部を通る軸芯周りに回動自在に構成され、 前記除塵作用面(RS)が、前記略円柱状の除塵部材
    (RE)の周面を粘着力を有するように形成されて、前
    記除塵対象面(2a)に接触して除塵作用するように構
    成されている請求項1又は2記載の除塵装置。
  7. 【請求項7】 前記除塵部材(RE)が、その回動軸芯
    が横並びとなる状態に複数個備えられ、 前記除塵部材(RE)夫々の除塵作用面(RS)が前記
    除塵部材(RE)の回動軸芯方向に不連続で、且つ、前
    記除塵部材(RE)の並び方向視において、前記回動軸
    芯方向の設定範囲内の何れの箇所においても前記複数の
    除塵部材(RE)の除塵作用面(RS)が存在するよう
    に構成されている請求項6記載の除塵装置。
  8. 【請求項8】 前記除塵部材(RE)が、無端帯状に形
    成され、 前記除塵作用面(RS)が、前記無端帯状の除塵部材
    (RE)の外周面を前記除塵対象面(2a)に接触して
    除塵作用するように構成され、 前記除塵作用面(RS)が前記除塵対象面(2a)に接
    触する状態で、前記除塵部材(RE)を巻回方向に回動
    駆動する駆動手段(BD)が設けられている請求項1又
    は2記載の除塵装置。
  9. 【請求項9】 前記除塵対象面(2a)が、搬送径路に
    沿って搬送される長尺の帯状部材(2)の表裏両面に存
    在し、 その表裏両面の夫々に対して除塵作用する一対の除塵部
    材(RE)が、夫々偏平形状に巻回され、且つ、前記除
    塵対象面(2a)を交差状態で挟んで、その偏平形状の
    長手方向に沿う状態で配置され、 前記塵埃除去手段(DE)は、前記長手方向の一端部に
    位置する前記一対の除塵部材(RE)の除塵作用面(R
    S)の両方に対して除塵作用するように構成されている
    請求項8記載の除塵装置。
  10. 【請求項10】 前記除塵部材(RE)が屈曲部(B)
    を有するように巻回され、前記塵埃除去手段(DE)
    が、前記屈曲部(B)に位置する前記除塵作用面(R
    S)に対して除塵作用するように構成されている請求項
    8又は9記載の除塵装置。
  11. 【請求項11】 前記除塵部材(RE)の除塵作用面
    (RS)が、ブラシ状に形成されている請求項8、9又
    は10記載の除塵装置。
  12. 【請求項12】 前記除塵部材(RE)の除塵作用面
    (RS)が、ウレタン被覆層が形成された布地にて構成
    されている請求項8、9又は10記載の除塵装置。
  13. 【請求項13】 前記塵埃除去手段(DE)が、前記除
    塵作用面(RS)に付着されている塵埃を粘着作用によ
    り除去する粘着面(NS)が備えられて構成されている
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
    1又は12記載の除塵装置。
  14. 【請求項14】 前記塵埃除去手段(DE)は、前記粘
    着面(NS)が、外形形状が略円柱状の粘着面支持部材
    (SP)の周面に形成されて構成されている請求項13
    記載の除塵装置。
  15. 【請求項15】 前記塵埃除去手段(DE)は、外形形
    状が略円柱状で、且つ、略円柱状の周面をブラシ状に形
    成されて、前記除塵作用面(RS)に接触して除塵作用
    する塵埃除去部材(64)と、 前記塵埃除去部材(64)の略円形断面の中央部を通る
    軸芯周りに前記塵埃除去部材(64)を回動駆動する駆
    動手段(RD)が備えられて構成されている請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12
    記載の除塵装置。
  16. 【請求項16】 前記塵埃除去部材(64)に付着した
    塵埃を粘着作用により除去する補助塵埃除去部材(7
    0)が備えられた請求項15記載の除塵装置。
  17. 【請求項17】 前記塵埃除去部材(64)に付着した
    塵埃を吸引作用により除去する補助吸引手段(SD)が
    備えられた請求項15記載の除塵装置。
  18. 【請求項18】 前記塵埃除去部材(64)の前記ブラ
    シ状に形成された周面が導電性を有するように構成され
    ている請求項15、16又は17記載の除塵装置。
  19. 【請求項19】 前記塵埃除去手段(DE)が、前記除
    塵作用面(RS)に付着されている塵埃を吸引作用によ
    り除去する吸引手段(DS)が備えられて構成されてい
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
    11又は12記載の除塵装置。
  20. 【請求項20】 前記除塵対象面(2a)が、写真感光
    材料(PL)の表面である請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14、1
    5、16、17、18又は19記載の除塵装置。
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