JP3514277B2 - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP3514277B2
JP3514277B2 JP07877196A JP7877196A JP3514277B2 JP 3514277 B2 JP3514277 B2 JP 3514277B2 JP 07877196 A JP07877196 A JP 07877196A JP 7877196 A JP7877196 A JP 7877196A JP 3514277 B2 JP3514277 B2 JP 3514277B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムに設
けられた磁気記録部から磁気情報を読み取るための読取
用磁気ヘッドや磁気記録部へ磁気情報を書き込むための
書込用磁気ヘッドが備えられた写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムには、カメラで撮影される
画像領域の他に、種々の情報を読取り又は書き込みを行
うための磁気記録部を有するものが知られている。磁気
記録部への情報の記録は、例えば、写真撮影時に行わ
れ、露出時間や絞り値やフラッシュ発光の有無などの撮
影条件や、撮影年月日や、焼付サイズのような情報がカ
メラに設けられた磁気ヘッドにより磁気記録部に書き込
みされる。そして、このような情報は、写真フィルムに
写し込まれた画像を現像して印画紙に焼付けをするにあ
たり、写真処理装置に設けられた磁気ヘッドにより読み
取られる。さらに、この写真処理装置においても、印画
紙への焼付露光条件が磁気ヘッドにより書き込まれる。
このような、磁気ヘッドにより磁気記録部の情報を読み
取り又は書き込みをする技術は、例えば、特開平7−2
9130号公報(公知技術1)により開示されている。
【0003】ところで、磁気ヘッドによる読み取りや書
き込みを正確に行うためには、写真フィルム面に付着し
ているゴミやほこりを取り除く必要がある。特に、現像
処理を行った後の写真フィルムの場合には、前述した通
常のゴミやほこりの他に、フィルムの表面に現像処理液
が残存し、これが凝固することも考慮しなければならな
い。このような凝固した現像処理液が、写真フィルムか
ら剥離して磁気ヘッドのギャップ部分に溜ると、正確な
読み取りや書き込みができなくなる可能性がある。
【0004】このような問題点を解決する技術として、
例えば、特開平7−134849号公報(公知技術2)
に開示される磁気ヘッド装置がある。この装置では、磁
気ヘッドのギャップ部がパッドにより、ばねで付勢押圧
されているために、その部分にゴミが溜ることがないよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術2においては磁気ヘッドのギャップ部にゴミが溜
らないような工夫がなされているものの、磁気ヘッドに
付着するゴミを完全に取り去る構成ではない。即ち上記
特開平7−134849号公報の第3欄47行目〜50
行目に記載されているように、常に「磁気ヘッドに付着
するゴミは、写真フィルムの表面に塗布されるクリーニ
ング用の研磨材によって掻き落とす」必要があり、磁気
ヘッドのギャップ部以外へのゴミの付着を許容する構成
であり、この点でゴミ対策としては充分なものとは言え
なかった。
【0006】本発明の目的は、磁気ヘッドに対するゴミ
の付着を防止する写真処理装置を提供することである。
本発明の別の目的は、磁気ヘッドによる情報の読み取り
や書き込みの精度を向上させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、写真フィルムに設けられた磁気
記録部から磁気情報を読み取るための読取用磁気ヘッド
と前記磁気記録部へ磁気情報を書き込むための書込用磁
気ヘッドのうちの少なくとも一つの磁気ヘッドが備えら
れた写真処理装置であって、写真フィルムを搬送経路に
沿って搬送させる搬送手段を備え、前記磁気ヘッドの前
記搬送経路の上流側に、前記磁気記録部をクリーニング
するための第1のクリーニング手段を備えると共に、こ
の第1のクリーニング手段は写真フィルムの面を挟んで
向かい合う位置に配置される固定ヘッド部材と、可動ヘ
ッド部材とからなり、この可動ヘッド部材は前記固定ヘ
ッド部材に対して弾性付勢され、これら固定ヘッド部材
と可動ヘッド部材は、写真フィルムに当接する側を滑ら
かに仕上げて構成したことである。これによれば、磁気
ヘッドの上流側に配置された第1のクリーニング手段に
より、写真フィルムの磁気記録部に付着したゴミや凝固
した現像処理液などが除去される。つまり、予め写真フ
ィルムがクリーニングされる構成であり、磁気ヘッドに
対するゴミや現像処理液の付着を、従来技術に比べかな
り低減させることができた。その結果、磁気ヘッドによ
る情報の読み取りや書き込みの精度を向上させることで
きた。又、クリーニング用の研磨材を使用するにして
も、その使用回数を減らすことができ、メンテナンスの
コストを低減させることもできる。
【0008】又、前記固定ヘッド部材は、写真フィルム
を幅方向に跨いで該写真フィルムの幅方向の両端部に接
触する一対の先端部が形成され、前記可動ヘッド部材
は、写真フィルムを幅方向に跨いで該写真フィルムの幅
方向の両端部に接触する一対の先端部が形成する。特
に、上部ユニットと下部ユニットとを軸周りで枢支連結
し、上部ユニットと下部ユニットとで挟み込まれる部位
に前記写真フィルムを送る搬送経路を形成してフィルム
搬送ユニットが構成されると共に、前記上部ユニットに
対して前記固定ヘッド部材を支持し、前記下部ユニット
に対して前記可動ヘッド部材を支持しても良い。これに
よると、写真フィルムが一対のヘッド部材で確実に挟持
され、ゴミや凝固した現像処理液を確実に除去すること
ができる。また、上部ユニットと下部ユニットの開閉時
には固定ヘッド部材と可動ヘッド部材とを離間させるこ
とが可能となる。
【0009】更に、前記搬送経路における、前記磁気ヘ
ッドと前記第1のクリーニング手段の間に、写真フィル
ムの画像領域をクリーニングするための第2のクリーニ
ング手段を備え、この第2のクリーニング手段は、写真
フィルムを挟み込んだ状態で幅方向に移動する上部クリ
ーニングベルトと、下部クリーニングベルトとで構成す
のが好ましい。これにより、磁気記録部だけでなく、
画像領域をもクリーニングすることができる。更に付け
加えて、第1のクリーニング手段により除去されたゴミ
などを上記第2のクリーニング手段を利用して、別の場
所へ運びさることも可能となる。
【0010】なお、本発明の写真処理装置では、読取用
磁気ヘッド又は書込用磁気ヘッドのいずれか一方だけが
備えられたものでもよく、両方が備えられたものでもよ
い。又、読取用磁気ヘッドと書込用磁気ヘッドとの両方
を備える場合には、夫々が別々に備えられていても良い
し、一つのヘッドで兼用されていてもよい。もし、前記
読取用磁気ヘッドと前記書込用磁気ヘッドとを別々に備
えているならば、前記搬送経路の上流側または下流側か
らみて、第1のクリーニング手段、書込用磁気ヘッド、
読取用磁気ヘッド、第1のクリーニング手段の順に配置
するのが好ましい。これによれば、夫々の磁気ヘッドに
より情報の読み取り又は書き込みを行う前に、フィルム
のクリーニングを行うことができる。
【0011】更に、前記第2のクリーニング手段の配置
をも考慮するのであれば、前記搬送経路の上流側または
下流側からみて、第1のクリーニング手段、第2のクリ
ーニング手段、書込用磁気ヘッド、読取用磁気ヘッド、
第2のクリーニング手段、第1のクリーニング手段の順
に配置するのが好ましい。これによれば、第2のクリー
ニング手段によりフィルムの画像領域をも含めたフィル
ム幅方向全域にわたってクリーニングをするので、焼付
けや画像情報読取などの所定の処理が適切にできると共
に、より確実な磁気ヘッドによる情報の読み取り又は書
き込みができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に好適な写真焼付装置を、
図を基に説明する。写真焼付装置1は、図1に示すよう
に、フィルム2の画像情報を印画紙3に投影露光する露
光部100と、露光済の印画紙3を現像する現像処理部
101と、各部の作動を制御するコントローラ102と
からなる。コントローラ102には各種の制御指示を入
力するための操作卓103と不図示のスキャナ部にて読
み取った画像情報等を表示するモニタ104とが接続さ
れている。
【0013】焼き付けようとするフィルム2が、露光部
100に挿入されると、フィルム2の画像情報を各駒毎
に読み取り、その画像情報はコントローラ102に送ら
れる。コントローラ102は、読み取られたフィルム2
の画像情報に基づいて、各駒毎の露光条件を決定する。
そして、その決定した露光条件によって印画紙3に投影
露光した際に得られるであろう画像をシミュレートして
モニタ104に表示する。
【0014】写真焼付装置1の操作者は、モニタ104
の表示をみて、適正な画像が得られていなければ、操作
卓103から決定した露光条件の修正指示を入力でき、
コントローラ102は、その修正指示に基づいて露光条
件を修正して最終的な露光条件を決定する。そしてその
決定した露光条件に基づいて、露光部100の各部の作
動を制御して、印画紙マガジン4から引き出された印画
紙3にフィルム2の画像情報を投影露光する。露光の終
了した印画紙3は、現像処理部101に搬送されて現像
処理され、フィルム2の各駒に対応して一枚づつ切断し
た状態で排出される。
【0015】以下、各部の構成について説明する。露光
部100には、フィルム2の搬送及び位置決めをするフ
ィルム搬送ユニット5、露光用光源6、露光用光路に
黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退することによ
り露光用光源6からの照射光の色バランスを調整する調
光フィルタ7、調光フィルタ7にて色バランスを調整し
た光を均一に混色するミラートンネル8、フィルム2の
画像情報を印画紙3上に結像する焼付用レンズ9、シャ
ッタ10、印画紙3を搬送する搬送ローラ11、及び、
搬送ローラ11を駆動するモータ12が備えられてい
る。調光フィルタ7及びシャッタ10はコントローラ1
02に制御され、コントローラ102が決定した露光条
件に応じて、調光フィルタ7の各フィルタの位置、及
び、シャッタ10の開放時間つまり露光時間が制御され
る。又、モータ12は、コントローラ102の制御によ
って、印画紙3を駒送りの状態で搬送する。
【0016】現像処理部101には、図示を省略する
が、露光済の印画紙3を現像処理するための複数の処理
液を充填した複数の処理タンクと、現像処理の終了した
印画紙3を各駒毎に切断するカッタとが備えられてい
る。
【0017】フィルム2について、図4で説明する。こ
こで説明するフィルム2は、いわゆるAPSシステムで
利用されるものであり、画像が写し込まれる画像領域2
aと、画像領域2aの上下に設けられる磁気記録部2b
と、パーフォレーション2cとからなる。
【0018】以下、露光部100に備えられたフィルム
搬送ユニット5の構成を説明する。フィルム搬送ユニッ
ト5は、一対の枠体である上部ユニット20と下部ユニ
ット21とを軸22周りに枢支連結した構成としてあ
り、バネ23により開き側に復帰付勢されている。上部
ユニット20と下部ユニット21とが開いている状態を
図2に示し、下部ユニット21の上面図を図3に示す。
【0019】下部ユニット21の詳細は、図2及び図3
に示される。駆動ローラ24,25,26が、フィルム
2を搬送するために設けられる。フィルム2の画像面通
過予定箇所を窪ませて、下部ガイド27を形成し、フィ
ルム2の左右両端部を案内支持する。モータ28は、駆
動ローラ24,25,26をベルト29を介して駆動す
る。光センサ30は発光部30aと受光部30bとから
なり、フィルム2の光学データを検出する。ネガマスク
31は、フィルム2の画像部分のうち印画紙3に焼き付
ける領域を規定する開口31aを有する。
【0020】磁気ヘッドユニット32は、フィルム2の
磁気記録部2bに磁気記録された情報を読み取るため
の、一対の磁気ヘッド32aを備えている。磁気ヘッド
32aは、図4に示される上下一対の磁気記録部2bに
対応して、一対備えられている。下部クリーニングベル
ト60とファン63とは、フィルム面上のゴミを除去す
る除塵装置34(第2のクリーニング手段)の一部を構
成するものであるが、その詳細については後述する。駆
動モーター28は、ベルト29を介して、駆動ローラー
24,25,26を駆動する。また、駆動モーター28
は不図示の伝達機構を介して下部クリーニングベルト6
0を駆動する。
【0021】磁気ヘッドユニット32と下部クリーニン
グベルト60との間には、ガイド部材35が設けられて
いる。除塵装置34を通過したフィルム2がスムースに
磁気ヘッドユニット32に搬送されるように、傾斜部3
5aが形成されている。下部クリーニングベルト60の
近傍には、クリーニングヘッド36(第1のクリーニン
グ手段)の一部を構成する可動ヘッド部材37が配置さ
れている(図5参照)。
【0022】カートリッジ保持部40には、図6で示さ
れるフィルム2を収納するカートリッジ80が保持され
る。カートリッジ80の長手方向の支持は、一対の壁面
41により挟持されることで行われる。また、壁面41
に設けられた突起42は、カートリッジ80の穴81に
挿入されることにより、カートリッジ80の位置決めが
行われる。蓋43が回動軸44周りに、開閉可能に構成
されており、カートリッジ80を保持するためには、図
2に示されるように、蓋43を開放状態にすればよい。
なお、駆動モーター28はフィルム2の搬送と下部クリ
ーニングベルト60の駆動の両方を行う。
【0023】上部ユニット20の詳細は、図2に示され
る。フィルム2の画像面通過予定箇所を窪ませて、上部
ガイド50が設けられ、上記の下部ガイド27と共にフ
ィルム2の左右両端部を支持案内する。圧着ローラ5
4,55,56は、上部ユニット20と下部ユニット2
1とが閉じている状態において夫々駆動ローラ24,2
5,26と相対する位置に設置される。光センサ30の
発光部30aと相対する位置に、受光部30bが設けら
れる。又、下部クリーニングベルト60と相対する位置
に上部クリーニングベルト61が設けられる。この上部
クリーニングベルト61は、不図示のモーターと伝達機
構により駆動される。
【0024】又、可動ヘッド部材37と対向する位置に
固定ヘッド部材38が設けられている。上部ユニット2
0と下部ユニット21とは、係合部45により係合され
る。係合部45は、下部ユニット21に設けられた引っ
かけ部45aと、上部ユニット20に設けられた爪部4
5bにより構成される。
【0025】次に、図5によりクリーニングヘッド36
の周辺の構成を説明する。図5(a)は、フィルム搬送
方向からみた断面図を示し、図5(b)は、フィルム幅
方向からみた断面図を示す。フィルム2の面を挟持する
ように、可動ヘッド部材37と固定ヘッド部材38とが
設けられている。固定ヘッド部材38は、上部ユニット
20に固定した状態で取り付けられる。可動ヘッド部材
37は、一対のばね39により固定ヘッド部材38に対
して付勢されている。可動ヘッド部材37は、一対の先
端部37aを有しており搬送経路内に突出している。先
端部37aは、略円弧形状に形成される。固定ヘッド部
材38は、先端部37aと対向した位置にある先端部3
8aと、ガイド部材35と対向した位置にある当接部3
8bと、上部クリーニングベルト61をガイドするため
の溝部38cとを備えている。先端部38aには、フィ
ルム2が入り込みやすくするため傾斜面が形成されてい
る。これら、可動ヘッド部材37と固定ヘッド部材38
はステンレスをイオン窒化処理して硬化させた素材で形
成され、耐摩耗性を向上させている。又、先端部37
a,38aはバフ研磨で仕上げており、フィルム2のク
リーニングにあたり、フィルム2を傷つけないようにし
ている。図5において、フィルム2の画像形成面側およ
び磁気記録部側に固定ヘッド部材38と磁気ヘッドユニ
ット32の磁気ヘッド32aが配置されている。
【0026】次に除塵装置34を図7により説明する。
なお、分かりやすく説明するためにフィルム搬送ユニッ
ト5内の他の構成については、図示を省略している。除
塵装置34には、図7に示すように、フィルム2を挟ん
で上下両側に設けられた無端帯状の除塵部材としての上
部クリーニングベルト61及び下部クリーニングベルト
60と、これら上下のクリーニングベルト60、61に
付着したゴミを除去するブラシローラ62と、このブラ
シローラ62に付着したゴミを吸引するファン63と、
上下のクリーニングベルト60、61を回動駆動するた
めの駆動モーター28,70及び伝達装置64,69と
が備えられている。
【0027】これら上下のクリーニングベルト60、6
1を駆動するための構成は、以下の通りである。即ち、
駆動ローラ65及び従動ローラ66は、上部クリーニン
グベルト61を図7の矢印方向に駆動する。駆動ローラ
67及び従動ローラ68は、下部クリーニングベルト6
0を図7の矢印方向に駆動する。駆動ローラ65は、伝
達装置69を介して駆動モーター70に連結される。こ
の伝達装置69は、ギヤなどからなる減速装置を含む。
駆動ローラ67及びブラシローラ62も同様に、伝達装
置64を介して駆動モーター28に連結される。上部ク
リーニングベルト61の屈曲部71と下部クリーニング
ベルト60の屈曲部72の両方に接するように、略円筒
形状のブラシローラ62が配置される。ブラシローラ6
2は図7の矢印方向に回動駆動される。吸引手段である
ファン63の開口63aは、ブラシローラ62の外周付
近に配置されている。ブラシローラ62は、ステンレス
製の軸の周部にブラシが設けられている。上下のクリー
ニングベルト60、61に付着したゴミは、ブラシロー
ラ62によって除塵され、さらにこのブラシローラ62
に付着したゴミはファン63により吸引除去される。
【0028】これら除塵装置34を構成する部材のう
ち、下部クリーニングベルト60、駆動ローラ67、従
動ローラ68、ブラシベルト62、ファン63、伝達装
置64、駆動モーター28が下部ユニット21に配置さ
れる。また、上部クリーニングベルト61、駆動ローラ
65、従動ローラ66、伝達装置69、駆動モータ70
が上部ユニット20に配置される。
【0029】次に、上記説明した写真焼付装置の作動に
ついて簡単に説明する。フィルム搬送ユニット5を開い
た状態にして、カートリッジ保持部40にカートリッジ
80をセットする。カートリッジ80をセットした後、
フィルム搬送ユニット5を閉じた状態とする。その後、
所定のスタート信号により、カートリッジ80からフィ
ルム2が引き出される。引き出されたフィルム2は、駆
動モーター28によって、図2または図3の矢印A方向
に搬送される。又、フィルム2の引出し動作に同期し
て、上下のクリーニングベルト60,61が駆動され
る。
【0030】引き出されたフィルム2は、まず、光セン
サー30の部分を通過し、ここでフィルム2に光学的に
記録された情報を読み取る。次に、クリーニングヘッド
36を通過し、フィルム2の磁気記録部2b上のゴミ、
特に、凝固した現像処理液をかきとるようにして除去す
る。クリーニングヘッド36を通過すると、直ちに、上
下のクリーニングベルト60,61の間を通過し、フィ
ルム2の幅方向全域にわたって除塵作用が行われる。こ
れにより、フィルム2の特に画像領域2aの部分のゴミ
等を除去する。除去されたゴミはファン63により、フ
ィルム搬送ユニット5の外部へと運び去られる。
【0031】上下のクリーニングベルト60,61を通
過すると、磁気ヘッドユニット32により、フィルム2
の磁気記録部2bから情報が読み取られる。このよう
に、情報を読み取る直前でゴミ、凝固した現像処理液を
除去しているので、情報読み取りの精度をあげることが
できる。
【0032】フィルム2を矢印A方向に搬送し、全ての
駒2aに対応する磁気記録された情報を読み取った後、
一旦フィルム2を矢印B方向に搬送して巻戻す。そし
て、再びフィルム2を矢印A方向に搬送し、露光部10
0においてフィルム2の駒2aを焼付け露光する。フィ
ルム2の焼付露光をする際には、フィルム2の駒2aを
開口31aに位置決め停止をさせて露光を行う。あるい
は、矢印B方向に巻戻しながら、焼付露光を行ってもよ
い。
【0033】次に、クリーニングヘッドと除塵装置の配
置に関する別実施形態について説明する。既に説明した
図2の構成では、搬送方向Aの上流側からみて、クリー
ニングヘッド36、除塵装置34、磁気ヘッドユニット
32、開口31aの順に配置をしていたが、これ以外の
配置例は種々考えられる。図8では、クリーニングヘッ
ド200、除塵装置201、磁気ヘッドユニット20
2、もう一つの除塵装置203、もう一つのクリーニン
グヘッド204、開口31aの順に配置されている。こ
の配置によると、搬送方向がAとBのいずれの場合であ
っても、磁気情報の読み取りが可能となる。
【0034】図9では、クリーニングヘッド210、除
塵装置211、書込用磁気ヘッドユニット212、読取
用磁気ヘッドユニット213、もう一つの除塵装置21
4、もう一つのクリーニングヘッド215、開口31a
の順に配置されている。この配置によると、搬送方向A
において磁気情報の書き込みを行い、搬送方向Bにおい
て磁気情報の読み取りを行うことができる。この配置例
では、書込用磁気ヘッドユニット212と読取用磁気ヘ
ッドユニット213の配置を入れ換えてもよい。また、
書込用磁気ヘッドユニット212と読取用磁気ヘッドユ
ニット213との間に、更に、除塵装置やクリーニング
ヘッドを追加して配置してもよい。
【0035】本発明の更に別の実施形態について説明す
る。 (1) 本発明は、写真焼付装置だけでなく写真現像装置に
も利用できる。 (2) 本実施形態では、フィルム搬送ユニット5にクリー
ニング装置が一体的に組み込まれているが、これに限定
されるものではなく、必ずしもユニット構成されている
必要はない。 (3) 磁気ヘッドユニットとしては、読み取り専用のも
の、書き込み専用のもの、読み取りと書き込みの両方が
できるもの、いずれの場合であっても本発明は応用でき
る。 (4) 本実施形態では、カートリッジ80に収納されたフ
ィルム2を取り扱っているが、これに限定されず、カー
トリッジ80に収納されない状態のフィルム2をクリー
ニングするものでもよい。 (5) 本発明の搬送手段の構成として、フィルム2を複数
の駆動ローラ24,25,26により駆動しているが、
ベルトにより駆動してもよい。また、駆動モーター28
の出力軸からギヤ列を介して駆動ローラ24,25,2
6と連結してもよい。 (6) 本実施形態において、除去されたゴミを搬送経路外
へもっていくように、固定ヘッド部材38のフィルム2
と当接する部分に傾斜面を設けておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真焼付装置の全体模式図
【図2】フィルム搬送ユニットの全体斜視図
【図3】フィルム搬送ユニットの平面図
【図4】フィルムの磁気記録部を示す図
【図5】クリーニングヘッドの模式図
【図6】カートリッジの外観図
【図7】除塵装置の外観斜視図
【図8】クリーニングヘッドの別配置例1
【図9】クリーニングヘッドの別配置例2
【符号の説明】
2 フィルム 2a 画像領域 2b 磁気記録部 20 上部ユニット 21 下部ユニット 32 磁気ヘッドユニット 34 除塵装置(第2のクリーニング手段) 36 クリーニングヘッド(第1のクリーニング手段) 37 可動ヘッド部材 38 固定ヘッド部材 39 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−67295(JP,A) 特開 平7−209774(JP,A) 特開 平8−36719(JP,A) 特開 平6−180968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/50 G03B 17/24 GAP G11B 5/41

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに設けられた磁気記録部か
    ら磁気情報を読み取るための読取用磁気ヘッドと前記磁
    気記録部へ磁気情報を書き込むための書込用磁気ヘッド
    のうちの少なくとも一つの磁気ヘッドが備えられた写真
    処理装置であって、 写真フィルムを搬送経路に沿って搬送させる搬送手段
    備え、 前記磁気ヘッドの前記搬送経路の上流側に、前記磁気記
    録部をクリーニングするための第1のクリーニング手
    を備えると共に、この第1のクリーニング手段は写真フ
    ィルムの面を挟んで向かい合う位置に配置される固定ヘ
    ッド部材と、可動ヘッド部材とからなり、この可動ヘッ
    ド部材は前記固定ヘッド部材に対して弾性付勢され、こ
    れら固定ヘッド部材と可動ヘッド部材は、写真フィルム
    に当接する側を滑らかに仕上げて構成されていることを
    特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】 前記固定ヘッド部材は、写真フィルムを
    幅方向に跨いで該写真フィルムの幅方向の両端部に接触
    する一対の先端部が形成され、前記可動ヘッド部材は、
    写真フィルムを幅方向に跨いで該写真フィルムの幅方向
    の両端部に接触する一対の先端部が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 【請求項3】 上部ユニットと下部ユニットとを軸周り
    で枢支連結し、上部ユニットと下部ユニットとで挟み込
    まれる部位に前記写真フィルムを送る搬送経路を形成し
    てフィルム搬送ユニットが構成されると共に、前記上部
    ユニットに対して前記固定ヘッド部材を支持し、前記下
    部ユニットに対して前記可動ヘッド部材を支持したこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の写真処理装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送経路における、前記磁気ヘッド
    と前記第1のクリーニング手段の間に、写真フィルムの
    画像領域をクリーニングするための第2のクリーニング
    手段を備え、この第2のクリーニング手段は、写真フィ
    ルムを挟み込んだ状態で幅方向に移動する上部クリーニ
    ングベルトと、下部クリーニングベルトとで構成され
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の写真
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記読取用磁気ヘッドと前記書込用磁気
    ヘッドとを別々に備えており、前記搬送経路の上流側ま
    たは下流側からみて、前記第1のクリーニング手段、前
    記書込用磁気ヘッド、前記読取用磁気ヘッド、前記第2
    のクリーニング手段の順に配置されていることを特徴と
    する請求項4に記載の写真処理装置。
  6. 【請求項6】 前記読取用磁気ヘッドと前記書込用磁気
    ヘッドとを別々に備えており、前記搬送経路の上流側ま
    たは下流側からみて、前記第1のクリーニング手段、前
    記第2のクリーニング手段、前記書込用磁気ヘッド、前
    記読取用磁気ヘッド、前記第2のクリーニング手段、前
    記第1のクリーニング手段の順に配置されていることを
    特徴とする請求項4に記載の写真処理装置。
  7. 【請求項7】 前記読取用磁気ヘッドと前記書込用磁気
    ヘッドとが一つの磁気ヘッドで構成されていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の写真処理装
    置。
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