JP3207598B2 - フィルムキャリア - Google Patents

フィルムキャリア

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JP3207598B2
JP3207598B2 JP07957493A JP7957493A JP3207598B2 JP 3207598 B2 JP3207598 B2 JP 3207598B2 JP 07957493 A JP07957493 A JP 07957493A JP 7957493 A JP7957493 A JP 7957493A JP 3207598 B2 JP3207598 B2 JP 3207598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムキャリアに係
り、更に詳しくはカートリッジに層状に巻き取られて収
容されたフィルムをカートリッジから引き出し、画像コ
マを順次露光位置へ位置決めするためにフィルムを搬送
するフィルムキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルムに画像以外の撮影情
報等を記録し、プリントする際にその情報を有効利用し
ようとすることが提案されている。具体的には、フィル
ムへ透明磁性体等の磁性体を塗布して磁気記録層を形成
し、この磁気記録層に磁気ヘッドを用いて情報を記録す
る方法や、フィルムの画像コマが形成されない部分にバ
ーコードを記録して光学的に読み書きする方法等があ
る。これによれば、画像コマに各々対応して情報を記憶
させることができるので、検索時の手間が省け、例え
ば、カメラでの撮影時に撮影日時、撮影場所、撮影条件
等を入力することができ、また、ラボでは、印画紙への
焼付時にユーザーの好みのプリントサイズを記憶させた
り、画像コマ毎の露光量等を記憶させておくことができ
る。このため、再注文時には、この記憶させた情報を読
み取ることにより、同一条件で焼付処理を行い,プリン
ト時の色味の向上を図ったり、料金計算の簡便化を図る
等、ラボでの合理化,効率化が図られる。また、ユーザ
ーID,ラボID等を記録することにより、集配時のミ
ス防止も可能となる。
【0003】上述したフィルムに記録した情報の利用
や、情報の書換えを行う場合、現像済みのネガフィルム
は、カートリッジの巻取リール(スプール)に巻き取っ
て保管され、プリント又はリプリント時にフィルムキャ
リア(フィルム搬送装置)を用いてフィルムの各画像コ
マの露光とともに情報の読み書きが行われる。具体的手
順としては、既にカメラ等で記録された情報の読み取り
→画像コマの1コマ毎の露光→情報書き換え(→書き換
え内容確認)というのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルムキャリ
アでは、フィルムをカートリッジから一定速度で引出し
ながら情報を読み取り、カートリッジに巻き込みながら
1コマ毎に露光位置に位置決めをして画像コマの露光を
行い、再び一定速度でフィルムをカートリッジから引き
出しながら情報の書き換え(及び書き換えた情報の確
認)を行い、またカートリッジ内に巻き込むという方法
が取られていた。これは、露光時には1コマづつ停止し
なければならず、また、情報の読み取り,書き換え時に
はフィルムを安定した速度で搬送する必要があるからで
ある。
【0005】しかしながら、このような方法では、フィ
ルムをカートリッジから2回引き出さなければならず、
1本のフィルムの焼付処理に多大の時間が掛かるという
不具合があった。
【0006】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、情報の読み書きを確実に行い
ながら、フィルム1本の焼付処理時間を効果的に短縮す
ることができるフィルムキャリアを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
磁気記録層に情報が記録されたフィルムをカートリッジ
から引き出したり巻き戻したりして搬送路に沿って往復
搬送すると共に前記フィルム上に所定間隔毎に形成さ
れた画像コマを露光するために1コマ毎に搬送路上の焼
付開口に位置決めするフィルムキャリアであって、フィ
ルム搬送時にフィルムの磁気記録層に記録された情報を
読み取る読み取りヘッドとフィルム搬送時にフィルムの
磁気記録層に情報を書き込む書き込みヘッドとの双方を
前記搬送路の幅方向の端部で前記焼付開口とカートリッ
ジとの間に配置すると共に、前記読み取りヘッドと書き
込みヘッドのいずれかが前記画像コマの1コマが前記焼
付開口に位置決めされたときに相互に隣接する画像コマ
の中心位置に位置し、かつ前記読取ヘッドが前記カート
リッジと前記書き込みヘッドとの間に位置するように配
置し、引き出されたフイルムをカートリッジへ巻き戻し
ながら搬送する復路において、前記書き込みヘッドによ
りフイルムの磁気記録層に情報を書き込み、前記読み取
りヘッドによりフイルムの磁気記録層に記録された情報
を確認するために読み取ることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、磁気記録層に情報
が記録されたフィルムをカートリッジから引き出したり
巻き戻したりして搬送路に沿って往復搬送すると共に、
前記フィルム上に所定間隔毎に形成された画像コマを往
路において露光するために1コマ毎に搬送路上の焼付開
口に位置決めするフィルムキャリアであって、フィルム
搬送時にフィルムの磁気記録層に記録された情報を読み
取る読み取りヘッドとフィルム搬送時にフィルムの磁気
記録層に情報を書き込む書き込みヘッドとの双方を前記
搬送路の幅方向の端部で前記焼付開口とカートリッジと
の間に配置すると共に、前記読み取りヘッドが前記画像
コマの1コマが前記焼付開口に位置決めされたときに相
互に隣接する画像コマの中心位置に位置し、かつ前記読
取ヘッドが前記カートリッジと前記書き込みヘッドとの
間に位置するように配置し、フイルムをカートリッジか
ら引き出しながら搬送する往路において、前記読み取り
ヘッドによりフイルムの磁気記録層に記録された情報を
読み取り、引き出されたフイルムをカートリッジへ巻き
戻しながら搬送する復路において、前記書き込みヘッド
によりフイルムの磁気記録層に情報を書き込み、前記読
み取りヘッドによりフイルムの磁気記録層に記録された
情報を確認するために読み取ることを特徴とする。請求
項3記載の発明は、磁気記録層に情報が記録されたフィ
ルムをカートリッジから引き出したり巻き戻したりして
搬送路に沿って往復搬送すると共に、前記フィルム上に
所定間隔毎に形成された画像コマを復路において露光す
るために1コマ毎に搬送路上の焼付開口に位置決めする
フィルムキャリアであって、フィルム搬送時にフィルム
の磁気記録層に記録された情報を読み取る読み取りヘッ
ドとフィルム搬送時にフィルムの磁気記録層に情報を書
き込む書き込みヘッドとの双方を前記搬送路の幅方向の
端部で前記焼付開口とカートリッジとの間に配置すると
共に、前記書き込みヘッドが前記画像コマの1コマが前
記焼付開口に位置決めされたときに相互に隣接する画像
コマの中心位置に位置し、かつ前記読取ヘッドが前記カ
ートリッジと前記書き込みヘッドとの間に位置するよう
に配置し、フイルムをカートリッジから引き出しながら
搬送する往路において、前記読み取りヘッドでフイルム
の磁気記録層に記録された情報を読み取り、引き出され
たフイル ムをカートリッジへ巻き戻しながら搬送する復
路において、前記書き込みヘッドによりフイルムの磁気
記録層に情報を書き込み、前記読み取りヘッドによりフ
イルムの磁気記録層に記録された情報を確認のために読
み取ることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、読み取りヘッド
と書き込みヘッドのいずれかを画像コマの1コマが焼付
開口に位置決めされたときに相互に隣接する画像コマの
中心位置に配置し、かつ読取ヘッドをカートリッジと書
き込みヘッドとの間に配置する。そして、フイルムをカ
ートリッジへ巻き戻しながら搬送する復路において、書
き込みヘッドによりフイルムの磁気記録層に情報を書き
込み、書き込まれた情報を読み取りヘッドにより読み取
って、情報を確認することができる。したがって、フィ
ルムをカートリッジから引き出したり巻き戻したりして
搬送路に沿って往復搬送する一工程において、露光だけ
でなく、情報の書き込み、情報読み取り、情報の確認を
行うことができるので、1本のフィルムの焼付処理に要
する時間を著しく短縮することができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、読み取りヘ
ッドが画像コマの1コマが焼付開口に位置決めされたと
きに相互に隣接する画像コマの中間位置に位置するよう
に配置されている場合には、往路のフィルム搬送中に、
フィルムの磁気記録層に記録された情報の読み取りと画
像コマの1コマ毎の位置決め、及び読み出した情報を考
慮した露光とが、支障なく行われる。そして、復路のフ
ィルム搬送中に、フィルムへの情報(主として画像コマ
毎の露光に関する情報)の書き込み、及び書き込んだ情
報の確認が行われる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、書き込みヘ
ッドが画像コマの1コマが焼付開口に位置決めされたと
きに相互に隣接する画像コマの中間位置に位置するよう
に配置されている場合には、往路のフイルム搬送中に、
フィルムの磁気記録層に記録された情報の読み取りが行
われる。そして、復路のフイルム搬送中に、画像コマの
1コマ毎の位置決めと読み出した情報を考慮した露光、
及びフィルムへの情報(主として画像コマ毎の露光に関
する情報)の書き込み、及び書き込んだ情報の確認が支
障なく行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。
【0013】図2には、フィルムキャリアとしてのネガ
キャリアが装備されるプリンタプロセッサの概略構成図
が示されている。
【0014】まず、この図2に基づいて、プリンタプロ
セッサ10の構成を各部の作用と共に簡単に説明する。
【0015】プリンタプロセッサ10は外部がケーシン
グ12で覆われ、図2における左方にケーシング12か
ら突出する作業テーブル14を備えている。作業テーブ
ル14の上面には、ネガフィルム16がセットされるネ
ガキャリア18が載置されている。ネガキャリア18の
詳細な説明は後述する。
【0016】作業テーブル14の下方には光源部36が
設置されている。光源部36は光源38を備えている。
この光源38から照射された光線は、フィルタ部40、
拡散筒42を介してネガキャリア18にセットされたネ
ガフィルム16を透過する。
【0017】フィルタ部40はC、M、Yの3枚のフィ
ルタから構成され、各フィルタは前記光線の光軸上を出
没可能とされている。
【0018】プリンタプロセッサ10から突出するアー
ム44には、光学系46が取り付けられている。光学系
46はレンズ48及びシャッタ50を備え前記光線の光
軸上に配置されている。ネガフィルム16を透過した光
線はレンズ48及びシャッタ50を通過し、露光室52
にセットされた印画紙54上にネガフィルム16の画像
を結像させる。
【0019】また、光学系46はネガフィルム16の濃
度を測光する例えばCCD等の濃度測定器56を備えて
いる。この濃度測定器56は、図示しないコントローラ
へ接続されており、濃度測定器56によって測光された
データ及びオペレータによりキー入力されたデータに基
づいて、露光量が演算される。
【0020】ここで、光源部36と光学系46と露光室
52により焼付処理が可能となり、露光部58が形成さ
れる。
【0021】アーム44の上方には装着部60が設けら
れている。装着部60は印画紙54をリール62に層状
に巻き取って収容したペーパマガジン64が装着される
ようになっている。
【0022】装着部60の近傍にはローラ66が配置さ
れており、印画紙54を挟持して露光室52へと搬送す
る。また、露光室52の近傍にはローラ68が配置さ
れ、露光室52においてネガフィルム16の画像が焼き
付けられた印画紙54を挟持して露光室52と隣接する
リザーバ部70へ搬送する。
【0023】リザーバ部70では焼付処理済の印画紙5
4をストックし、焼付処理を行う露光部58と現像、定
着、水洗の各処理を行うプロセッサ部72との処理時間
の差を吸収する。
【0024】リザーバ部70から排出された印画紙54
は、リザーバ部70と隣接するプロセッサ部72の発色
現像部74へ搬送される。発色現像部74は印画紙54
を現像液に浸して現像処理を行う。現像処理された印画
紙54は発色現像部74と隣接する漂白定着部76へ搬
送される。漂白定着部76は印画紙54を定着液に浸し
て定着処理を行う。定着処理された印画紙54は漂白定
着部76に隣接するリンス部78へ搬送される。リンス
部78は印画紙54を洗浄水に浸して水洗処理を行う。
【0025】水洗処理された印画紙54は、リンス部7
8と隣接する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は、
印画紙54をローラ81に巻付け高温の空気にさらして
乾燥させる。
【0026】印画紙54は一対のローラ82Aに挟持さ
れ、乾燥処理の終了した印画紙54を乾燥部80から一
定速度で排出されている。ローラ82Aの上方には、一
対のローラ82Bが配置され、乾燥部80の下流側に配
置されているカッタ部84の処理に対応して断続的に回
転される。
【0027】カッタ部84は印画紙54に付与されたカ
ットマークを検知するカットマークセンサ86と印画紙
54を切断するカッタ88とで構成され、印画紙54を
画像コマ毎にカットし、プリンタプロセッサ10のケー
シング12外部へ排出する。
【0028】次に、ネガキャリア18について説明す
る。図1に示されるように、このネガキャリア18は、
台座100、開閉カバー102、台座100の両端に設
けられたカートリッジ装着部としてのカートリッジネス
ト部104及び巻き取り部106の4部分から構成され
ている。
【0029】台座100には、その幅方向の略中央部に
長手方向に沿って搬送路としてのネガフィルム搬送路1
08が形成され、このネガフィルム搬送路108の長手
方向略中央部には焼付開口110が設けられ、プリンタ
プロセッサ10に設けられた光源38からの光線の照射
口とされている。
【0030】ネガフィルム搬送路108には、焼付開口
110の上流側(図1の右側)及び下流側(図1の左
側)に合計3対の搬送ローラ112A,112B,11
2Cがネガフィルム16の表面(乳剤面)に対応して配
設されている。これらの搬送ローラ112A,112
B,112Cは、無端環状のタイミングベルト(図示省
略)を介してパルスモータから成る搬送モータ114の
駆動力を受けるようになっており、搬送モータ114が
回転すると、搬送ローラ112A,112B,112C
は同一回転方向に同一回転速度で駆動されるようになっ
ている。
【0031】図1に仮想線で示す開閉カバー102は、
図示しない蝶番により、図1における下側が台座100
に取り付けられており、蝶番の軸を中心に起伏回動して
台座100に対して開閉させることができるようになっ
ている。
【0032】この開閉カバー102には、前記焼付開口
110に対応された図示しない貫通孔が設けられてい
る。
【0033】また、この開閉カバー102には、前記搬
送ローラ112A,112B,112Cにそれぞれ対応
して、図示しないアイドルローラがそれぞれ設けられて
おり、前記搬送ローラ112A,112B,112Cと
共にネガフィルム16を挟持搬送するようになってい
る。
【0034】この開閉カバー102のネガフィルム搬送
方向中央部には、ネガ圧着板116が配置され、このネ
ガ圧着板116は、その一端(図1における下端)が開
閉カバー102に軸支されている。このため、このネガ
圧着板116は、開閉カバー102に対し相対移動可能
且つ起伏回動可能な構成となっている。このネガ圧着板
116には、前記貫通孔と対応する位置に開口118が
設けられている。このネガ圧着板116は通常は、開閉
カバー102に保持され、開閉カバーの閉止状態で台座
100に設けられたソレノイド120が通電されると磁
力で引き寄せられ、ネガフィルム搬送路108の焼付開
口110と密着させることができ、焼付開口110に位
置決めされたネガフィルム16を挟持することができる
ようになっている。
【0035】ネガフィルム搬送路108の搬送ローラ1
12Bの上流側には、その幅方向の一端近傍にパーフォ
レーション(フィルムの一端部に穿設された角孔)を検
出するパーフォレーション検出センサ用光源(例えばL
ED)122が埋設されている。このパーフォレーショ
ン検出センサ用光源122に対応して開閉カバー102
には、図示しないパーフォレーション検出センサが設け
られている。
【0036】ネガフィルム搬送路108のパーフォレー
ション検出センサ用光源122の上流側には、第1の圧
着ローラ124,第2の圧着ローラ126が配置されて
いる。これらの圧着ローラ124,126にそれぞれ対
応して開閉蓋102には書き込みヘッド152,第1の
読み取りヘッド154(図3参照)が設けられている。
また、ネガフィルム搬送路108の幅方向の他端側に
は、第2の圧着ローラ126に対向して第3の圧着ロー
ラ128が配置され、この第3の圧着ローラ128に対
応して開閉蓋102には図示しない第2の読み取りヘッ
ド156(図3参照)が設けられている。これらの読み
取りセンサ,書き込みセンサ等の具体的配置については
後述する。
【0037】前記カートリッジネスト部104は、台座
100のネガフィルム搬送路108の上流端側に設けら
れたハウジング130と、このハウジング130に装填
されたカートリッジ134に巻き取られたネガフィルム
16の送り出し及び巻き込みを行う駆動機構131とを
含んで構成されている。
【0038】駆動機構131は、モータ132と、この
モータ132により駆動される回転軸136とを備えて
いる。回転軸136,モータ132には、ギヤ136
A,132Aが固定され、これらのギヤ136A,13
2Aには無端環状の段付きベルトから成るタイミングベ
ルト138が巻き掛けられている。
【0039】カートリッジ134には、その中心に長尺
のネガフィルム16を層状に巻き取るための回転自在の
スプール(図示省略)が設けられており、このスプール
が前記回転軸136に連結されている。このため、モー
タ132の回転力がタイミングベルト138を介して回
転軸136に伝達されるようになっており、スプールに
巻き取られたネガフィルム16がモータ132の回転量
に応じて送りだされ、あるいは巻き込まれるようになっ
ている。
【0040】ここで、モータ132,タイミングベルト
138及び回転軸136はハウジング130に取り付け
られているが、カートリッジ134のスプールと回転軸
136との連結は着脱可能になっており、これによって
カートリッジ134はハウジング130へ着脱自在の構
成とされている。
【0041】カートリッジ134のフィルム出入口13
4Aは、ネガフィルム搬送路108に対応され、図1に
示すカートリッジ134のハウジング130への装填状
態では、ネガフィルム16が乳剤面を下側、即ち、台座
100側に向けた状態でフィルム出入口134Aから送
り出されるようになっている。
【0042】前記巻き取り部106は、台座100のネ
ガフィルム搬送路108の下流端側に設けられたハウジ
ング140と、このハウジング140内に配設された巻
き取りモータ142と、この巻き取りモータ142によ
り回転される巻き取り軸144と、この巻き取り軸14
4へハウジング140内へ入って来たネガフィルム16
を圧着する一対の圧着部材146,147とを含んで構
成されている。
【0043】これを更に詳述すると、ハウジング140
には、ネガフィルム搬送路108に対応してフィルム出
入口140Aが形成されており、このフィルム出入口1
40Aの更に下流側の位置にネガフィルム搬送路108
にほぼ直交して巻き取り軸144が図示しない支持部材
を介して軸支されている。この巻き取り軸144の一端
(図1における右上端)には図示しない小径部が形成さ
れており、この小径部には図示しないギヤが固定されて
いる。巻き取りモータ142の出力軸には、ギヤ142
Aが固定されている。これらのギヤには、無端環状の段
付きベルトから成るタイミングベルト148が巻き掛け
られている。このため、このタイミングベルト148を
介してモータ142の回転力が巻き取り軸144に伝達
されるようになっている。
【0044】一方の圧着部材146は、略コ字状の板ば
ねにより形成され、この板ばねの先端に巻き取り軸に当
接する部分には円柱状の当接部146Aが設けられてい
る。また、この圧着部材146の基端側は、巻き取り軸
144に沿う方向に曲折され基端がハウジング140の
天井面に係止されている。他方の圧着部材147も一方
の圧着部材146と同様に形成され、その先端に設けら
れた円柱状の当接部147Aを当接部146Aと反対側
で巻き取り軸144に当接させている。また、この圧着
部材147の基端側は、巻き取り軸144に沿う方向に
曲折され基端がハウジング140の底面に係止されてい
る。これらの圧着部材146,147の当接部146
A,147Aを円柱状にしたのは、ネガフィルム16と
の間に生じる摩擦力を軽減するためである。また、これ
らの圧着部材146,147の基端側の曲折された部分
は、ネガフィルム16のガイドの役目も果たしている。
【0045】ハウジング140内に入ってきたネガフィ
ルム16は、矢印Hで示されるように進み、このネガフ
ィルム16の先端(排出端)がその巻癖により巻き取り
軸144に巻き付く。この状態で巻き取り軸144が矢
印J方向に回転すると、このネガフィルム16は圧着部
材146,147により巻き取り軸144に圧着され巻
き取り軸144との間に大きな摩擦力が生じ、これによ
りネガフィルム16は巻き取り軸144に巻き取られ
る。なお、図1において、符号150はスタートボタン
を示す。
【0046】図3に示されるように、ネガフィルム16
には、先端部のフィルム幅方向の一端縁近傍に極僅かな
間隔を隔ててパーフォレーション19A,19B,19
Cが連続して穿設されている。これらのパーフォレーシ
ョン19A,19B,19Cはフィルム先端検出用のパ
ーフォレーションとして機能する。これらのパーフォレ
ーション19A,19B,19Cから所定距離隔ててパ
ーフォレーション19Dがフィルム幅方向の一端縁近傍
に穿設され、このパーフォレーション19Dから僅かな
間隔を隔てて第1の磁気記録層S1 が形成され、この第
1の磁気記録層S1 の後端側に僅かな間隔を隔ててパー
フォレーション19Dが穿設されている。第1磁気記録
層S1 に対向するフィルム幅方向の他端部側には第2の
磁気記録層S2 が形成されている。第1の磁気記録層S
1 にはユーザーID,ラボID等が記録され、第2の磁
気記録層S2 にはフィルム毎の情報,カメラ情報等が記
録される。
【0047】第1,第2の磁気記録層S1 ,S2 から所
定間隔隔てたフィルム後端側の幅方向中央部には、最初
の画像コマ16Aが形成されている。この画像コマ16
Aのフィルム幅方向の一端縁近傍には、当該画像コマ1
6Aの始めと終わりの位置に対応してパーフォレーショ
ン19がそれぞれ穿設され、これら両者の中間に該画像
コマ16Aの画像情報やプリントサイズ等を記録する磁
気トラックT1 が形成されている。この磁気トラックT
1 に対応してフィルム幅方向の他端縁近傍には、該画像
コマのコマ番号や撮影条件等を記録する第2の磁気トラ
ックT2 が形成されている。
【0048】画像コマ16Aは、以後所定間隔毎に形成
され、各画像コマ16Aの始めと終わりの位置に対応し
てパーフォレーション19がそれぞれ形成され、磁気ト
ラックT1 ,T2 も各画像コマに対応して形成されてい
る。
【0049】次に、上記のようにして構成された本実施
例の作用を図示しないコントローラの制御アルゴリズム
を示す図4のフローチャートを中心に説明する。ここ
で、この作用中の説明では、便宜上モータ132をモー
タA、搬送モータ114をモータB、巻き取りモータ1
42をモータCと称するものとする。
【0050】図1に示されるように、現像処理済のネガ
フィルム16が収容されたカートリッジ134をハウジ
ング130へ装填(セット)し、スタートボタン150
を押すと、この図4のフローチャートがスタートする。
【0051】ステップ200で、コントローラではモー
タAを駆動する。これにより、このモータAの回転力が
タイミングベルト138を介して回転軸136に伝達さ
れ、この回転軸136に連結されたカートリッジ134
のスプールが回転し、ネガフィルム16の先端(排出
端)がカートリッジ134のフィルム出入口134Aか
ら送り出される。
【0052】次に、コントローラではネガフィルム16
の先端検出用のパーフォレーション19A,19B,1
9Cが図示しないパーフォレーション検出センサにより
検出されるのを待つ(ステップ202)。
【0053】パーフォレーション19A,19B,19
Cが検出されると、コントローラでは、モータAを停止
させ(ステップ204)、モータB及びモータCを駆動
する(ステップ206)。これにより、搬送ローラ11
2A,112B,112Cが回転を開始し、ネガフィル
ム16は、搬送ローラ112A,搬送ローラ112B,
搬送ローラ112Cとこれらに対応して開閉蓋102に
設けられた各アイドルローラとに順次挟持されてネガフ
ィルム搬送路108に沿って搬送される。
【0054】このネガフィルムの搬送開始後一定時間経
過すると、ネガフィルム16の先端が台座100のネガ
フィルム搬送路108から排出され、ネガフィルム16
の先端が図1の矢印Hで示されるように進行し、その巻
き癖により巻き取り軸144に巻き付く。この時、モー
タCが駆動されているので、ネガフィルム16が圧着部
材146,147のフィルム当接部146A,147A
によって巻き取り軸144に圧着され、巻き取り軸14
4とネガフィルム16との間に生じる摩擦力によってネ
ガフィルム16が巻き取り軸144に巻き取られ、ネガ
フィルム16は搬送と巻き取りが同時に行われるように
なる。
【0055】ネガフィルム16の搬送が開始されると、
コントローラでは、最初の画像コマ16Aが焼付位置に
到達するまでの間、第1,第2の読み取りヘッド15
4,156を駆動し、ネガフィルム16の磁気記録層S
1 ,S2 及び最初の画像コマ16Aに対応する磁気トラ
ックT1 ,T2 にカメラ等によって記録されたネガフィ
ルムのIDや撮影条件,画像コマ番号等の諸情報を読み
取り、メモリに記憶する(ステップ208,210)。
ここで、情報読み取りのための磁気記録層S1 ,S2
び磁気トラックT1 ,T2 の位置は、パーフォレーショ
ン検出センサによる磁気記録層S1 の両端のパーフォレ
ーション19D,19E及び磁気トラックT1 の両端パ
ーフォレーション19,19の検出を基準として判断さ
れ、情報の読み取りは支障なく行われる。また、最初の
画像コマ16Aが焼付位置に到達したか否かの判断は、
実際には、パーフォレーション検出センサが磁気トラッ
クT 1 の後端側のパーフォレーション19を検出してか
ら所定量だけネガフィルム16が搬送されたか否かを判
定することにより行われる。
【0056】最初の画像コマ16Aが焼付位置に到達す
ると、コントローラでは、モータB及びモータCを停止
する(ステップ212)。これにより、最初の画像コマ
16Aの中心が露光センターである圧着板116の開口
118の中心に位置決めされる。即ち、最初の画像コマ
が焼付開口110に位置決めされる。この最初の画像コ
マ16Aが焼付開口110に位置決めされた状態が図3
に示されている。この図3の状態では、第1,第2の読
み取りヘッド154,156は相互に隣接する画像コマ
16Aの中間に位置している。
【0057】次のステップ214で、コントローラでは
露光処理を行う。即ち、コントローラでは、第1,第2
の読み取りヘッド154,156により読み取られた情
報と濃度測定器56により測光された画面平均濃度(及
びキー入力がある場合はこれも加える)に基づいて露光
量を演算し、露光を行なう。この時、コントローラでは
演算された露光量をメモリに記憶する。
【0058】このような動作が画像コマを一コマずつ進
めながら最終画像コマの露光(フィルム1本分の露光)
が終了するまで繰り返し行われ(ステップ206〜21
6)、最終コマの露光が終了(この最終画像コマの露光
終了は、画像コマ番号に基づいて判断される)すると、
コントローラでは、ネガフィルム16の後端付近にパー
フォレーション19A,19B,19Cと同様に3つ穿
設された図示しない後端検出用のパーフォレーションが
検出されるまでモータB,Cを駆動してネガフィルムを
搬送する(ステップ218,220)。
【0059】後端検出用のパーフォレーションが検出さ
れると、コントローラでは、モータB,Cを停止後、全
てのモータA,B,Cの逆転を開始する(ステップ22
2,224)。これによりネガフィルムの逆転搬送が開
始され、ネガフィルム16がカートリッジ134内に再
び巻き込まれる。コントローラでは、この逆転搬送の際
に書き込みヘッド152を用いて各画像コマ16Aの新
たな露光情報を磁気トラックT1 に書き込むと共に、ラ
ボID等を第1の磁気記録層S1 に書き込み、第1の読
み取りヘッド154を介してこの新たな情報が正しく書
き込まれたか否かの確認を行う。
【0060】これをさらに詳述すると、コントローラで
は、ステップ226で最後の画像コマに対応して形成さ
れた磁気トラックT1 のフィルム後端側のパーフォレー
ション19が検出されるのを待ち、これが検出されると
検出時から一定時間経過するのを待つ(ステップ22
8)。
【0061】そして、一定時間経過すると、書き込みヘ
ッド152を駆動して各画像コマ16Aの磁気トラック
1 に新たな露光情報等を書き込み、第1の読み取りヘ
ッド154を駆動してこの書き込んだ情報を確認する。
この情報の書き込み、書き込み確認に際しても各磁気ト
ラックT1 の両端のパーフォレーションを基準に磁気ト
ラックT1 の位置が判断される。磁気記録層S1 に対す
る情報書き込み、書き込み確認も同様にしてなされる。
【0062】このような情報の書き込み、書き込み確認
は、ネガフィルム16がカートリッジ134内へ完全に
書き込まれるまで繰り返し行われ(ステップ230,2
32)、カートリッジ134内にネガフィルム16が完
全に巻き込まれると、コントローラでは、全てのモータ
を停止する(ステップ234)。これにより、プリント
作業が終了する。
【0063】ネガフィルム16に記録された画像が焼付
られた印画紙54は、発色現像、定着及び水洗処理され
た後、乾燥処理され、乾燥処理された印画紙54は、画
像コマ毎に切断されてプリンタプロセッサ10のケーシ
ング12外方へ排出されることは、前述した通りであ
る。
【0064】以上説明したように、本第1実施例による
と、ネガフィルム16をカートリッジ134から1回引
き出すだけで、ネガフィルム16の情報読み取り,読み
取った情報を利用した各画像コマの露光,情報の書き換
え,及び書き換えた情報の確認の一連の工程を行うこと
ができ、1本のネガフィルム16の焼付処理に要する時
間を著しく短縮することができる。
【0065】また、ネガフィルム16の搬送開始から露
光終了までの間、ネガフィルム16の巻癖を利用して巻
き取り部106によって当該ネガフィルム16を一時的
に巻き取ることができるので、カートリッジ132に巻
き込まれたネガフィルム16をプリンタプロセッサ10
でプリントする時でも、ネガフィルム16が絡み合った
り損傷したりする事なくカートリッジ134から引出
し、再びカートリッジ134内に巻き戻すことができ
る。
【0066】次に、本発明の第2実施例を図5ないし図
6に基づいて説明する。ここで、前述した第1実施例と
同一又は同等の構成部分については同一の符号を付すと
共に、その説明を省略する。
【0067】この第2実施例では、図5に示されるよう
に、一つの画像コマ16Aがネガ圧着板116の開口1
18に位置決めされた時、即ち焼付開口110に位置決
めされた時、書き込みヘッド152が相互に隣接する画
像コマ16Aの中間に位置するようになっており、これ
に対応して台座100には書き込みヘッド152と対向
する位置に圧着ローラ124が配設されている。また、
パーフォレーション検出センサ用光源122は、ネガフ
ィルム搬送路108の焼付開口110の下流側へ埋設さ
れ、これに対応して開閉蓋102にパーフォレーション
検出センサが設けられている。なお、ネガ圧着板116
の図における右上の角部が書き込みヘッド152との干
渉を防止すべく一部切除されている。
【0068】その他の部分の構成は、前述した第1実施
例と同様になっている。次に、本第2実施例の作用をコ
ントローラの制御アルゴリズムを示す図6のフローチャ
ートを中心として説明する。なお、第1実施例と同様
に、便宜上モータ132をモータA、搬送モータ114
をモータB、巻き取りモータ142をモータCと称する
ものとする。
【0069】現像処理済のネガフィルム16が収容され
たカートリッジ134をハウジング130へ装填(セッ
ト)し、スタートボタン150を押すと、この図6のフ
ローチャートがスタートし、第1実施例と同様に、コン
トローラでは、ネガフィルム16の先端検出用のパーフ
ォレーション19A,19B,19Cが検出されるまで
モータAを駆動し、パーフォレーション19A,19
B,19Cが検出されると、モータAの回転を停止さ
せ、モータB及びモータCを駆動する(ステップ30
0,302,304,306)。これにより、カートリ
ッジ134のフィルム出入口134Aから送り出された
ネガフィルム16が、第1実施例と同様にして搬送が開
始され、巻き取り軸144に巻き取られるようになる。
【0070】ネガフィルム16の搬送及び巻き取りは一
定速度で行われ、搬送開始後、コントローラでは、ネガ
フィルム16の終端が検出されるまで、ネガフィルム1
6の磁気記録層S1 ,S2 及び磁気トラックT1 ,T2
にカメラ等によって記録されたネガフィルムのIDや撮
影条件,画像コマ番号等の諸情報を第1,第2の読み取
りヘッド154,156によって順次読み取り、この読
み取った情報をメモリに順次記憶する(ステップ30
8,310)。ここで、この情報の読み取りに際し、磁
気記録層S1 、磁気トラックT1 の両側のパーフォレー
ションを基準としてこれらの位置が判断される点は第1
実施例と同様である。
【0071】ネガフィルム16の最終画像コマの後端部
に穿設された図示しない終端検出用のパーフォレーショ
ンを図示しないセンサが検出すると、コントローラで
は、モータBとモータCを停止する(ステップ31
2)。
【0072】コントローラでは、モータB,Cの停止
後、直ちに全てのモータA,B,Cの逆転を開始する。
(ステップ314)。これにより、ネガフィルム16の
カートリッジ134内への巻き戻しが開始される。
【0073】そして、コントローラでは、最終画像コマ
16A(逆転搬送時の最初の画像コマ16A)が焼付位
置まで到達するのを待ち(ステップ316)、当該最終
画像コマ16Aが焼付位置に到達すると、すべてのモー
タを停止する(ステップ318)。ここで、最終画像コ
マ16Aが焼付位置に到達したか否かの判断は、実際に
は、パーフォレーション検出センサが磁気トラックT1
の後端側のパーフォレーション19を検出してから所定
量だけネガフィルム16が搬送されたか否かを判定する
ことにより行われる。
【0074】これにより、当該最終画像コマ16Aの中
心が露光センター(焼き付け開口110の中心)に位置
決めされる。このとき、書き込みヘッド152及び第1
の読み取りヘッド154,第2の読み取りヘッド156
は相互に隣接する画像コマ16Aの中間に位置している
(図5参照)。
【0075】次のステップ320で、コントローラで
は、当該画像コマ16Aの露光処理を行う。即ち、コン
トローラでは、往路で読み取り,メモリに記憶した情報
と濃度測定器56により測光された画面平均濃度(及び
キー入力がある場合はこれも加える)に基づいて露光量
を演算し、露光を行なう。この時、コントローラでは演
算された露光量をメモリに記憶する。当該最終画像コマ
16Aの露光終了後、再びネガフィルム16の逆転搬送
を行い(ステップ322)、この逆転搬送の際に、書き
込みヘッド152を用いて、画像コマ16Aの新たな露
光情報を磁気トラックT1 に書き込むと共に、第1の読
み取りヘッド154を介して新たな情報が正しく書き込
まれたか否かの確認を行う。この情報の書き込み、書き
込み確認に際しても磁気トラックT1 の位置は、両側の
パーフォレーションを基準として判断される。
【0076】この最終画像コマ16Aの情報の書き込
み、書き込み確認が終了すると、フィルム1本分の画像
コマの露光、書き込み及び書き込み確認が終了するま
で、上記のような処理・判断を繰り返し行う(ステップ
316〜326)。これにより、画像コマ一コマ毎の露
光及び新たな露光情報の書き込み、確認がなされる。
【0077】フィルム1本分の画像コマの露光、書き込
み及び書き込み確認が終了すると、コントローラでは、
磁気記録層S1 にラボID等を書き込み、書き込みの確
認をを行い、ネガフィルム16がカートリッジ134内
に完全に巻き込まれるのを待つ(ステップ328,33
0)。
【0078】ネガフィルム16がカートリッジ134内
に完全に巻き込まれると、コントローラでは、全てのモ
ータを停止する(ステップ324)。これにより、プリ
ント作業が終了する。
【0079】以上説明したように、本第2実施例によっ
ても第1実施例と同様に、ネガフィルム16をカートリ
ッジ134から1回引き出すだけで、ネガフィルム16
の情報読み取り,読み取った情報を利用した各画像コマ
の露光,情報の書き換え,及び書き換えた情報の確認の
一連の工程を行うことができ、1本のネガフィルム16
の焼付処理に要する時間を著しく短縮することができ
る。
【0080】
【0081】
【0082】また、上記実施例においては、第1の読み
取りヘッドを書き換えた情報の確認用としても使用する
場合を例示したが、確認専用の確認ヘッドを別に設けて
もよい。
【0083】なお、上記第1,第2実施例においては、
磁気記録層及び磁気トラックをフィルム幅方向の両端に
形成し、これに対応して読み取りヘッドをフィルム幅方
向の両端の位置に各一つ配置する場合を例示したが、本
発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、磁気ト
ラック等をフィルム幅方向の一方の端部(書き込みヘッ
ド側)にのみ形成し、第2の読み取りヘッドを排除して
もよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルムをカートリッジから1回引き出すだけで、フィ
ルムの磁気記録層に記録された情報の読み取り読み取
った情報を利用した各画像コマの露光情報の書き換
、さらに書き換えた情報の確認の一連の工程を行うこ
とができ、1本のフィルムの焼付処理に要する時間を著
しく短縮することができるという従来にない優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のキャリアを示す概略斜視
図である。
【図2】図1のキャリアが装填されるプリンタプロセッ
サを示す概略構成図である。
【図3】カートリッジから引き出されたネガフィルムを
読み取りセンサ,書き込みセンサと共に示す概略平面図
である。
【図4】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】第2実施例の図3に対応する概略平面図であ
る。
【図6】第2実施例の作用を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】第2実施例の変形例の図5に対応する概略平面
図である。
【符号の説明】
16 ネガフィルム(フィルム) 16A 画像コマ 18 ネガキャリア(フィルムキャリア) 108 ネガフィルム搬送路(搬送路) 110 焼付開口 134 カートリッジ 152 書き込みヘッド 154 第1の読み取りヘッド 156 第2の読み取りヘッド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録層に情報が記録されたフィルム
    をカートリッジから引き出したり巻き戻したりして搬送
    路に沿って往復搬送すると共に前記フィルム上に所定
    間隔毎に形成された画像コマを露光するために1コマ毎
    に搬送路上の焼付開口に位置決めするフィルムキャリア
    であって、 フィルム搬送時にフィルムの磁気記録層に記録された情
    報を読み取る読み取りヘッドとフィルム搬送時にフィル
    ムの磁気記録層に情報を書き込む書き込みヘッドとの双
    方を前記搬送路の幅方向の端部で前記焼付開口とカート
    リッジとの間に配置すると共に、前記読み取りヘッドと
    書き込みヘッドのいずれかが前記画像コマの1コマが前
    記焼付開口に位置決めされたときに相互に隣接する画像
    コマの中心位置に位置し、かつ前記読取ヘッドが前記カ
    ートリッジと前記書き込みヘッドとの間に位置するよう
    に配置し、 引き出されたフイルムをカートリッジへ巻き戻しながら
    搬送する復路において、前記書き込みヘッドによりフイ
    ルムの磁気記録層に情報を書き込み、前記読み取りヘッ
    ドによりフイルムの磁気記録層に記録された情報を確認
    するために読み取ること を特徴とするフイルムキャリ
    ア。
  2. 【請求項2】 磁気記録層に情報が記録されたフィルム
    をカートリッジから引き出したり巻き戻したりして搬送
    路に沿って往復搬送すると共に、前記フィルム上に所定
    間隔毎に形成された画像コマを往路において露光するた
    めに1コマ毎に搬送路上の焼付開口に位置決めするフィ
    ルムキャリアであって、 フィルム搬送時にフィルムの磁気記録層に記録された情
    報を読み取る読み取りヘッドとフィルム搬送時にフィル
    ムの磁気記録層に情報を書き込む書き込みヘッドとの双
    方を前記搬送路の幅方向の端部で前記焼付開口とカート
    リッジとの間に配置すると共に、前記読み取りヘッドが
    前記画像コマの1コマが前記焼付開口に位置決めされた
    ときに相互に隣接する画像コマの中心位置に位置し、か
    つ前記読取ヘッドが前記カートリッジと前記書き込みヘ
    ッドとの間に位置するように配置し、 フイルムをカートリッジから引き出しながら搬送する往
    路において、前記読み取りヘッドによりフイルムの磁気
    記録層に記録された情報を読み取り、 引き出されたフイルムをカートリッジへ巻き戻しながら
    搬送する復路において、前記書き込みヘッドによりフイ
    ルムの磁気記録層に情報を書き込み、前記読み取りヘッ
    ドによりフイルムの磁気記録層に記録された情報を確認
    するために読み取ることを特徴とするフイルムキャリ
    ア。
  3. 【請求項3】 磁気記録層に情報が記録されたフィルム
    をカートリッジから引き出したり巻き戻したりして搬送
    路に沿って往復搬送すると共に、前記フィルム上に所定
    間隔毎に形成された画像コマを復路において露光するた
    めに1コマ毎に搬送路上の焼付開口に位置決めするフィ
    ルムキャリアであって、 フィルム搬送時にフィルムの磁気記録層に記録された情
    報を読み取る読み取りヘッドとフィルム搬送時にフィル
    ムの磁気記録層に情報を書き込む書き込みヘッドとの双
    方を前記搬送路の幅方向の端部で前記焼付開口とカート
    リッジとの間に配置すると共に、前記書き込みヘッドが
    前記画像コマの1コマが前記焼付開口に位置決めされた
    ときに相互に隣接する画像コマの中心位置に位置し、か
    つ前記読取ヘッドが前記カートリッジと前記書き込みヘ
    ッドとの間に位置するように配置し、 フイルムをカートリッジから引き出しながら搬送する往
    路において、前記読み取りヘッドでフイルムの磁気記録
    層に記録された情報を読み取り、 引き出されたフイルムをカートリッジへ巻き戻しながら
    搬送する復路において、前記書き込みヘッドによりフイ
    ルムの磁気記録層に情報を書き込み、前記読み取りヘッ
    ドによりフイルムの磁気記録層に記録された情報を確認
    のために読み取ることを特徴とするフイルムキャリア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101391349B (zh) * 2007-09-22 2011-06-01 贵州航天南海机电有限公司 生产断面搭接重叠焊接丝的成型轧辊装置

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