JPH0580414A - カメラによる情報記録再生装置 - Google Patents

カメラによる情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH0580414A
JPH0580414A JP23990891A JP23990891A JPH0580414A JP H0580414 A JPH0580414 A JP H0580414A JP 23990891 A JP23990891 A JP 23990891A JP 23990891 A JP23990891 A JP 23990891A JP H0580414 A JPH0580414 A JP H0580414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
negative film
camera
information
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23990891A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kubo
隆 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP23990891A priority Critical patent/JPH0580414A/ja
Publication of JPH0580414A publication Critical patent/JPH0580414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラでの情報の読取りの信頼性を高め、記
録可能な情報量を増加する。 【構成】 カメラ200にはネガフィルム10の磁気記
録層16に対応してヘッドホルダ250に装填された磁
気ヘツド208が設けられており、レール252上をス
ライド可能に支持されている。ヘッドホルダ250に
は、モータ268の駆動で回転するガイドシャフト26
2が螺合されている。ガイドシャフト262を回転させ
ると、ヘッドホルダ250がカートリッジの装填部20
2方向へ移動され、記録ヘッド208のヘッドギャップ
272がネガフィルム10に常に接触した状態で移動さ
れる。この移動は、撮影後のコマ送りと同期してなさ
れ、ネガフィルム10と記録ヘッド208との相対速度
はこれらの速度を加算した値となり、実質的に記録再生
時の速度アップが計れることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムに記録さ
れた画像に関連する情報を磁気記録再生するカメラによ
る情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルム、特にネガフィルムへ帯状
の透明磁性体(以下、磁気トラックという)を塗布し
て、このネガフィルムを特定する情報及びネガフィルム
に焼付けられた画像を特定する情報を磁気記録すること
が提案されている。これによれば、画像コマにそれぞれ
対応して前記磁気トラック上に情報を記憶させることが
できる。
【0003】記録すべき情報において、各画像コマ毎に
記録するの情報としては、コマ番号、感度、撮影日時、
疑似ズーム/パノラマ等の指定、逆光/アンダー或いは
オーバ露光撮影、ストロボ撮影、色温度、色温度、シャ
ッター速度、絞り、被写体距離、撮影時のカメラの姿
勢、撮影場所、被写体名、その他の撮影メモ等が考えら
れる。
【0004】このような情報が撮影コマ毎に得られるこ
とにより、ネガフィルムで撮影したフィルムからカラー
プリントを得る場合に、疑似ズーム/パノラマ等の指
定、逆光/アンダー或いはオーバー露光撮影、ストロボ
撮影、色温度等の情報が利用できるので、撮影時に意図
したものに一層近い状態でプリントすることができる。
【0005】また、ラボでは、印画紙への焼付時に画像
コマ毎に焼付時の露光量等を記録しておくことができ
る。このため、再注文時には、この記録された露光量等
を読み取れば、同一条件で焼付処理を行うことができ
る。
【0006】一方、画像コマ毎に記録された情報を読み
出し識別することにより撮影済みコマを判別しうること
から、フィルムの撮影途中取出し再装填ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気ヘ
ッドによる情報再生の場合、ネガフィルムの搬送速度が
ある程度以上(好ましくは一定速度)必要であるが、図
10に示される如く、ネガフィルムは撮影のためにコマ
送りされるため、その搬送速度に立上がり、立下がり時
間が生じ、実際に情報を再生できる搬送速度は、1コマ
送りの間の約1/2程度の時間となる。
【0008】なお、図11に示される如く、搬送速度と
磁気ヘッドの相対出力との関係は、搬送速度が大きいほ
ど高い出力が得られることは、周知であるが、カメラ内
でのネガフィルムの搬送速度は、低温及び電池消耗時に
かなり低速になる。
【0009】このため、ヘッド出力の低下により読み取
り情報の信頼度が著しく低下する。本発明は上記事実を
考慮し、カメラでの情報の読み取りの信頼性を高めて、
記録可能な情報量を増加することができるカメラによる
情報記録装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カメラによって撮影画像が光学的に記録される写真
フィルムの各画像コマ毎に対応して画像領域外に設けら
れた磁気記録層へ、磁気ヘッドによってそれぞれの画像
に関連する情報を磁気記録再生するカメラによる情報記
録再生装置であって、少なくとも前記磁気ヘッドを写真
フィルムに対して移動させて情報を磁気記録再生するこ
とを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記磁気ヘッド
が回転ヘッドであり、写真フィルムが前記回転ヘッドの
周面の一部に巻掛けられた状態で回転ヘッドを回転させ
て情報を磁気記録再生することを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、磁気ヘッドを
移動させることにより、情報を磁気記録再生する。この
場合、写真フィルムの搬送時に磁気ヘッドを写真フィル
ムの搬送方向と反対方向へ移動させることにより、写真
フィルムと磁気ヘッドとの相対速度は高まり、この速度
増加によってヘッド出力を高めることができる。
【0013】また、写真フィルムの搬送速度には変化が
あるため、この写真フィルムの停止状態で、磁気ヘッド
を一定速度で移動させることにより、定速度での磁気記
録再生を実現することができる。この場合には、磁気ヘ
ッドの移動方向は問わない。
【0014】さらに、写真フィルムの搬送速度をエンコ
ーダ等で検出し、この検出結果によって磁気ヘッドの移
動速度を制御し、写真フィルムと磁気ヘッドとの相対速
度を一定とするようにしてもよい。すなわち、写真フィ
ルムの立ち上がり及び立下がり時には磁気ヘッドを高速
で移動し、写真フィルムの搬送速度が安定しているとき
は、磁気ヘッドを低速で移動させる。これにより、実質
的に記録再生可能な領域を拡大することができ、記録再
生可能な情報量を増加させることができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、磁気ヘッ
ドを回転ヘッドとし、この回転ヘッドに写真フィルムの
一部を巻掛けるようにして搬送させる。回転ヘッドは、
一般的に等速度回転しており(磁気ヘッドの移動に相当
する)、ヘッドギャップが写真フィルムに接触している
時間中(所定角度範囲内)に磁気記録再生する。
【0016】これにより、写真フィルムと磁気ヘッド
(回転ヘッド)との相対速度を高めることができ、かつ
速度変化を軽減することができる。なお、回転ヘッドに
よる情報の磁気記録再生時は、写真フィルムの移動時で
あっても、停止時であってもよいが、移動時の方が相対
速度の増加度合いは高い。
【0017】さらに、回転ヘッドによる記録再生方向を
写真フィルムの搬送方向に対して傾斜させ、写真フィル
ムを搬送しながら、磁気記録再生するようにすれば、記
録密度が格段に増加させることができる。
【0018】
【実施例】
〔第1実施例〕図1及び図2には、本実施例に係るネガ
フィルム10が示されている。ネガフィルム10は、図
2の透明ベース12の上面に乳剤層14が設けられ、画
像が露光記録されるようになっている。また、図2の透
明ベース12の下面には、透明磁性体が塗布された磁気
記録層16が設けられている。図1に示される如く、こ
の磁気記録層16は、ネガフィルム10の画像コマ10
Aの範囲外に、ネガフィルム10の長手方向に沿って形
成されている。もちろん、ネガフィルム10の全面に設
けてもよい。
【0019】また、ネガフィルム10には、画像コマ1
0Aのない先端部分及び各画像コマ10Aに対応して、
パーフォレーションP0、P1が設けられている。さら
に、ネガフィルム10の先端部には、ネガフィルム10
を図示しないスプロケットの爪に引っ掛けて引き出すた
めの複数のパーフォレーション13が設けられている。
【0020】図3には、第1実施例に係るカメラ200
が示されている。カメラ200には、その一方に凹陥さ
れたカートリッジ装填部202が設けられ、前記ネガフ
ィルム10をスプール204に巻き取って収容するカー
トリッジ206が装填されている。カメラ200には、
図示しないモータによって駆動される駆動リール205
が設けられている。この駆動リール205にネガフィル
ム10の先端が掛止されることにより、ネガフィルム1
0はコマ送りされるようになっている。
【0021】カメラ200にはネガフィルム10の磁気
記録層16に対応して磁気ヘツド208が設けられてお
り、前記モータによるネガフィルム10の搬送時に前記
磁気記録層16へ画像に基づく所定の情報が記録される
ようになっている。
【0022】この画像に基づく情報には、ユーザからラ
ボへの指示情報と撮影に関する情報とがある。
【0023】ユーザからラボへの指示情報は、撮影枠、
すなわちプリントするときのサイズ(標準、パノラマ、
ハイビジョン、シネラマ等のサイズ)の指定と、撮影時
のユーザ特有のメモ(撮影年月日、撮影場所、整理番号
等)とがある。
【0024】一方、撮影に関する情報には、ストロボの
有無、蛍光灯下での撮影有無、色温度、シャッタースピ
ード、フォーカス、F値、逆光感知等がある。
【0025】これらの情報は、磁気情報として前記磁気
ヘッド208によって磁気記録層16へ磁気記録され
る。
【0026】図4に示される如く、磁気ヘッド208
は、ヘッドホルダ250に装填されている。ヘッドホル
ダ250は、ネガフィルム10の長手方向に沿って配設
されたレール252上をスライド可能に支持されてい
る。ヘッドホルダ250には、一対の脚板254、25
6が垂下されており、それぞれ同軸上の円孔258、2
60が形成されている。円孔258、260の内周面に
は雌ねじが形成され、外周に雄ねじが形成されたガイド
シャフト262が螺合されている。
【0027】このガイドシャフト262の一端は、カメ
ラ200の蓋ベース264の側壁に軸支され、他方は歯
車266をモータ268の軸270に連結されている。
ここで、モータ268を正転させ、歯車266を介して
ガイドシャフト262を回転させると、ヘッドホルダ2
50がガイドシャフト262の軸線方向(カートリッジ
の装填部202方向)へ移動されるようになっている
(図3の矢印A方向)。この場合、ヘッドホルダ250
は、レール252に案内されるため、磁気ヘッド208
のヘッドギャップ272がネガフィルム10に常に接触
した状態で移動されることになる。
【0028】モータ268の正転は、ネガフィルム10
の撮影後のコマ送りと同期してなされる。このため、ネ
ガフィルム10と磁気ヘッド208との相対速度はこれ
らの速度を加算した値となり、実質的に記録再生時の速
度アップが計れることになる。
【0029】また、モータ268は、ネガフィルム10
が停止されているときに逆転され、ヘッドホルダ250
(磁気ヘッド208)を駆動リール205方向へ移動さ
せてている。
【0030】以下に第1実施例の作用を説明する。カメ
ラ200にネガフィルム10を装填し、ネガフィルム1
0の先端のパーフォレーション13を駆動リール205
に掛止し、モータを駆動させるとネガフィルム10はカ
ートリッジ206から引き出されていく。
【0031】カメラ200によって画像が撮影される
と、ネガフィルム10の移動に応じて記録ヘツド208
から撮影された画像コマ10Aに対応する磁気記録層1
6へユーザからラボへの指示情報及び撮影情報が記録さ
れる。
【0032】すなわち、ネガフィルム10の搬送時にパ
ーフォレーションP0又はP1が検出されると、モータ
268が正転される。このモータ268の正転によりガ
イドシャフト262が回転し、この回転に応じてヘッド
ホルダ250がカートリッジ装填部202方向へ移動さ
れる。
【0033】これと同時に情報に基づく信号が出力さ
れ、ネガフィルム10の磁気記録層16へ磁気記録され
る。
【0034】この場合、ネガフィルム10の搬送方向
と、磁気ヘッド208の移動方向とは相反する方向であ
り、ネガフィルム10の搬送には、立ち上がり、立下が
り時間があり、従来は、この磁気には搬送速度が所定以
上に達しないために記録不可であったが、本実施例で
は、磁気ヘッド208を移動させることにより、この立
ち上がり、立下がり時間中であっても、充分な搬送速度
(相対速度)を得ることができるので、記録領域を拡大
することができ、記録可能な情報量を増加することがで
きる。
【0035】次に、撮影途中で巻き戻し、再度カメラに
装填する場合の実施例を示す。前記の通り、撮影済コマ
には、各コマ毎に情報が記録されている。撮影途中で巻
き戻しされたネガフィルム10を再度カメラ200に装
填すると、前記同様にネガフィルム10が引出される。
【0036】この時に、同時に磁気記録層16の情報を
読み出し、撮影済みか否かの判別をして、未撮影コマを
カメラ200内の撮影枠の位置に合うようネガフィルム
10を搬送する。
【0037】この場合、ネガフィルム10の搬送方向と
磁気ヘッド208の移動方向とは相反する方向であるた
め、ネガフィルム10と磁気ヘッド208との相対速度
が増加され、従ってヘッド出力を高めることができるの
で、読み取りの信頼性を向上することができる。
【0038】カメラ200での撮影が終了し、カートリ
ッジ206のスプール204に再度巻き取られたネガフ
ィルム10は、ユーザによってDPE取次ぎ店へ持ち込
まれ、ラボへ搬送されて現像処理され、次いで、同時プ
リントの場合は写真焼付装置へ装填され、読取ヘツドに
よって前記カメラ200の記録ヘツド208によって磁
気記録層16に記録された情報が読み取られ、焼付条件
が演算されて、各画像コマ10Aが順次焼付位置へ位置
決めされ、焼付処理がなされる。
【0039】現像済のネガフィルム10及び焼付後に現
像処理された印画紙は、DPE取次ぎ店へ戻され、ユー
ザへ返却する。
【0040】なお、本実施例では、磁気ヘッド208の
移動をネガフィルム10の搬送時としたが、磁気ヘッド
208の移動速度が充分なものであればネガフィルム1
0の停止時に記録することも可能である。
【0041】〔第2実施例〕以下に本発明の第2実施例
について説明する。第2実施例の特徴は、磁気ヘッドの
移動機構にあり、その他の構成は前記第1実施例と同様
であるので、同一の符号を付してその構成の説明は省略
する。
【0042】図5に示される如く、一方の脚板254
(カートリッジ装填部202側)には、引張コイルばね
274の一端が係止されている。この引張コイルばね2
74の他端は、ベース264の側壁に係止されている。
これにより、ヘッドホルダ250は引張コイルばね27
4の付勢力で、レール252に沿ってカートリッジ装填
部202方向へ移動される。レール252のカートリッ
ジ装填部202側の端部には、弾性力を有したストッパ
276が設けられており、ヘッドホルダ250が衝撃が
減衰されて停止される。
【0043】また、他方の脚板256には、ワイヤ27
8の一端が係止されている。ワイヤ278の他方はモー
タ280の軸282に取付けられたリール284に巻き
取られている。モータ280は、ワイヤ278をリール
284に巻き取る役目を有しており、このモータ280
の駆動により、前記引張コイルばね274を付勢力に抗
してヘッドホルダ250を駆動リール205方向へ移動
させるようになっている。
【0044】ヘッドホルダ250が駆動リール205方
向へ移動されると、そのレール252の一端部近傍で爪
286と係合され、モータ280の駆動が停止しても引
張コイルばね274の付勢力による移動を阻止してい
る。この爪286は、図示しないリンク機構によってレ
リーズボタンと連結されている。すなわち、レリーズボ
タンが押されて撮影がなされると、爪286がヘッドホ
ルダ250から離反する方向へ移動され(図5の想像線
参照)、ヘッドホルダ250が引張コイルばね274の
付勢力でカートリッジ装填部202方向へレール252
に沿って移動される構成である。
【0045】このとき、磁気ヘッド208のヘッドギャ
ップはネガフィルム10の磁気記録層16と接触しなが
ら移動されるため、情報を記録することができる。
【0046】引張コイルばね274の付勢力による移動
は、比較的初期(爪286とヘッドホルダ250との係
合解除)から最後(ストッパ276への当接)まで高速
で移動されるため、充分な速度を得ることができる。
【0047】磁気記録が終了すると、モータ280が駆
動され、ワイヤ278がリール284に巻き取られるこ
とにより、ヘッドホルダ250は、レール252の駆動
リール205側端部へと移動され、再度爪286と係合
される。
【0048】このように、引張コイルばね274の付勢
力で磁気ヘッド208を移動させることにより、比較的
高速移動が可能となり、記録時のヘッド出力を向上する
ことができる。
【0049】〔第3実施例〕以下の本発明の第3実施例
について説明する。この第3実施例は、第1実施例にお
ける磁気ヘッド208の移動速度制御にあり、第1実施
例と同一構成部分については同一符号を付してその構成
の説明を省略する。
【0050】図6に示される如く、ネガフィルム10の
搬送経路上にアイドルローラ288が設けられている。
このアイドルローラ288は、その一端部にエンコーダ
290が取付けられている。エンコーダ290は、カメ
ラ200に内蔵される制御装置292に接続されてお
り、これにより、ネガフィルム10の搬送速度をエンコ
ーダ290からの信号によって得ることができる。
【0051】ヘッドホルダ250(磁気ヘッド208)
を移動させるためのモータ268はパルスモータが適用
され、制御装置292から出力されるパルス信号によっ
て回転速度が制御される。モータ268を駆動させるた
めのパルス信号は、前記エンコーダ290からの信号に
基づいて出力される。
【0052】すなわち、磁気ヘッド208の移動をネガ
フィルム10の移動に応じて変化させている。すなわ
ち、図7の一点鎖線で示される如く、ネガフィルム10
は立ち上がり、立下がり時間があり、1回の搬送が一定
速度ではない。この搬送速度特性がほぼ一定速度となる
ように磁気ヘッド208をネガフィルム10の搬送方向
とは逆方向へ移動させる(図7の鎖線参照)。
【0053】これにより、ネガフィルム10と磁気ヘッ
ド208との相対速度は図7の実線で示される如く、ほ
ぼ一定となり、ネガフィルム10の搬送開始から終了ま
での全ての領域に磁気記録することができる。これによ
り、記録する情報を増加することができる。 〔第4実施例〕以下に本発明の第4実施例について説明
する。この第4実施例においても第1実施例と同一構成
部分については、同一符号を付してその構成の説明を省
略する。
【0054】図8に示される如く、本第4実施例に適用
される磁気ヘッドは回転ヘッド294とされている。
【0055】この回転ヘッド294の周面には、長孔2
96に沿って軸直角方向へ移動可能な一対の案内ピン2
98をカートリッジ206の装填後に図8の下端部へ移
動させることにより、ネガフィルム10の一部が巻掛け
られている。回転ヘッド294は、常に等速度回転して
おり、ネガフィルム10の搬送に同期して記録を行うよ
うになっている。
【0056】これにより、ネガフィルム10の搬送速度
と回転ヘッド294の回転速度とが加算され、充分な記
録時の搬送速度を得ることができる。
【0057】このように、回転ヘッド294を適用する
ことにより、第1又は第2実施例に示したような磁気ヘ
ッドの移動を回転ヘッド294の回転に置き換えること
ができ、装置構成が簡単となる。
【0058】〔第5実施例〕以下に本発明の第5実施例
について説明する。この第5実施例では、第4実施例の
回転ヘッド294を用いた場合の変形例であり、同一構
成部分については、同一符号を付して構成の説明を省略
する。
【0059】図9(A)に示される如く、第5実施例の
回転ヘッド294は、ヘッドギャップによる記録方向が
ネガフィルム10の搬送方向に対して傾斜されている。
この状態で、ネガフィルム10の搬送に同期して磁気記
録を行うと、図9(B)に示される如く、記録方向がネ
ガフィルム10の磁気記録層16のトラックに対して斜
めとなり、記録密度を格段に増加することができる。ま
た、記録時の速度は、その殆どが回転ヘッド294の回
転速度に委ねられることになるが、回転ヘッド294は
常に等速度回転させておけばよいので、充分な回転速度
を得ることができる。なお、ヘッド出力が充分に得られ
ない場合は、トラック幅を拡大することにより、補えば
よい。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るカメラに
よる情報記録再生装置は、カメラでの情報の磁気記録再
生の信頼性を高め、かつ記録密度を高めて、記録可能な
情報量を増加することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るネガフィルムの平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】第1実施例に係るカメラの内部構造を示す概略
図である。
【図4】第1実施例に係る磁気ヘッド及びその周辺の拡
大斜視図である。
【図5】第2実施例に係るカメラの内部構造を示す概略
図である。
【図6】第3実施例に係るカメラの内部構造を示す概略
図である。
【図7】第3実施例に係る搬送速度特性図である。
【図8】第4実施例に係るカメラの内部構造を示す概略
図である。
【図9】(A)は第5実施例に係るカメラの内部構造を
示す概略図、(B)はネガフィルムと回転ヘッドとの相
対位置関係を示す平面図である。
【図10】ネガフィルムの搬送速度変化を示す特性図で
ある。
【図11】ネガフィルム搬送速度−ヘッド相対出力特性
図である。
【符号の説明】
10 ネガフィルム 16 磁気記録層 200 カメラ 208 磁気ヘッド 252 レール 262 ガイドシャフト 274 引張コイルばね 286 爪 292 制御装置 294 回転ヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラによって撮影画像が光学的に記録
    される写真フィルムの各画像コマ毎に対応して画像領域
    外に設けられた磁気記録層へ、磁気ヘッドによってそれ
    ぞれの画像に関連する情報を磁気記録再生するカメラに
    よる情報記録再生装置であって、少なくとも前記磁気ヘ
    ッドを写真フィルムに対して移動させて情報を磁気記録
    再生することを特徴とするカメラによる情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドが回転ヘッドであり、写
    真フィルムが前記回転ヘッドの周面の一部に巻掛けられ
    た状態で回転ヘッドを回転させて情報を磁気記録再生す
    ることを特徴とする請求項1記載のカメラによる情報記
    録再生装置。
JP23990891A 1991-09-19 1991-09-19 カメラによる情報記録再生装置 Pending JPH0580414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23990891A JPH0580414A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 カメラによる情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23990891A JPH0580414A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 カメラによる情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580414A true JPH0580414A (ja) 1993-04-02

Family

ID=17051642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23990891A Pending JPH0580414A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 カメラによる情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0580414A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2771352B2 (ja) 写真フイルムパトローネの取り扱い方法
JPH04223455A (ja) 写真プリンタ
JP2687258B2 (ja) 情報記録部を備えたフィルムに対して使用されるヘッド装置及び情報記録部を備えたフィルムを使用する装置
JP2960797B2 (ja) カメラ及びフィルム送り装置
US5416548A (en) Photographic film strip, photographic film cassette containing the same, and camera for use therewith
JPH0580414A (ja) カメラによる情報記録再生装置
US6229965B1 (en) Apparatus such as camera adapted for film having magnetic recording part
US5317364A (en) Method and apparatus for reproducing an image recorded on a photographic filmstrip
JPH0545714A (ja) 写真フイルム
US3844643A (en) Audio-visual cartridge and player
US3362771A (en) Multi-purpose sound-on-film and/or tape motion picture projector
JP3207598B2 (ja) フィルムキャリア
JP2685342B2 (ja) 写真フイルム搬送制御方法
JP2794031B2 (ja) カメラの磁気記録装置
US6347194B2 (en) Apparatus including recording head, reading head, and winding portion with internal motor
JP3501264B2 (ja) フィルムマガジン
JPH06289507A (ja) フィルムキャリア
JP3545519B2 (ja) フィルムキャリア
JP2826340B2 (ja) マイクロフイルム検索装置
JPH0580433A (ja) 情報記録再生方法
JPS63253339A (ja) カメラのフイルム給送制御装置
JPH04125546A (ja) 写真フイルムの磁気記録再生装置及びフイルムキャリア
JP2669563B2 (ja) 情報記録方法
JP3397223B2 (ja) 磁気記録方法
JPH0713252A (ja) カメラの磁気記録装置