JPH0580433A - 情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録再生方法

Info

Publication number
JPH0580433A
JPH0580433A JP23990791A JP23990791A JPH0580433A JP H0580433 A JPH0580433 A JP H0580433A JP 23990791 A JP23990791 A JP 23990791A JP 23990791 A JP23990791 A JP 23990791A JP H0580433 A JPH0580433 A JP H0580433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
information
width
laboratory
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23990791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kubo
隆 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP23990791A priority Critical patent/JPH0580433A/ja
Publication of JPH0580433A publication Critical patent/JPH0580433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラでの撮影条件やユーザのラボへの指示
事項等の情報記録、ラボでの情報再生を高信頼性度で行
いラボ以降の情報伝達の信頼度を向上する。 【構成】 カメラでの記録トラック幅Wwcは、ネガフ
ィルム10の幅方向一端部から画像コマ10Aのエッジ
に亘っている。写真焼付装置202での読取トラック幅
Wrpは、蛇行幅(ΔC、ΔP)を記録時のトラック幅
(図4(B)のWwc)から差し引いた幅としている。
写真焼付装置202での記録トラック幅Wwpは、蛇行
幅2ΔPを記録時のトラック幅(図6(A)のWrp)
に加算した幅としている。カメラ200での記録の際
は、トラック幅が広いのでヘッド出力を高くすることが
できる。写真焼付装置202での読取、記録は搬送速度
が速いので、トラック幅を狭くしても適正なヘッド出力
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムに記録さ
れた画像に関連する情報を磁気記録し、該情報をラボで
再生する情報記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルム、特にネガフィルムへ帯状
の透明磁性体(以下、磁気トラックという)を塗布し
て、このネガフィルムを特定する情報及びネガフィルム
に焼付けられた画像を特定する情報を磁気記録すること
が提案されている。これによれば、画像コマにそれぞれ
対応して前記磁気トラック上に情報を記憶させることが
できる。
【0003】記録すべき情報において、各画像コマ毎に
記録するの情報としては、コマ番号、感度、撮影日時、
疑似ズーム/パノラマ等の指定、逆光/アンダー或いは
オーバ露光撮影、ストロボ撮影、色温度、シャッター速
度、絞り、被写体距離、撮影時のカメラの姿勢、撮影場
所、被写体名、その他の撮影メモ等が考えられる。
【0004】このような情報が撮影コマ毎に得られるこ
とにより、ネガフィルムで撮影したフィルムからカラー
プリントを得る場合に、疑似ズーム/パノラマ等の指
定、逆光/アンダー或いはオーバー露光撮影、ストロボ
撮影、色温度等の情報が利用できるので、撮影時に意図
したものに一層近い状態でプリントすることができる。
【0005】また、ラボでは、印画紙への焼付時に画像
コマ毎に焼付時の露光量等を記録しておくことができ
る。このため、再注文時には、この記録された露光量等
を読み取れば、同一条件で焼付処理を行うことができ
る。
【0006】なお、磁気トラックは実質的に透明である
ので、画像領域内にも設けることができるが、記録ヘッ
ド又は再生ヘッドを接触させて用いるため画像領域面を
傷つける場合がある。このため、磁気トラックは画像領
域外(ネガフィルムの幅方向端部から画像コマエッジと
の間)に設けることが好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
質的に透明な磁気トラックは、一般的な磁気記録システ
ム(オーディオ等に使用されるカセットテープ)に用い
られる磁気層に比べて磁性体量が約1/10程度であ
り、得られる出力は微弱である(ほぼ1/500)。
【0008】また、カメラ内でのフィルムの蛇行量はか
なり大きく(±0.3mm 程度)、例えば、現行のネガフィ
ルム(135フィルム)で画像領域外に磁気トラックを
2トラック設け、それぞれのトラック幅を1.4mm とする
と、直線的に残るトラック幅は0.8mm となり、このトラ
ック幅(0.8mm )が再生時の読取幅となる。
【0009】このため、ネガフィルムの幅方向端部と画
像コマエッジとの間の僅かな領域に磁気トラックを設け
ると、ネガフィルム搬送時の蛇行を考慮した実質的に記
録可能なトラック幅が狭くなり、磁気記録の信頼性が低
下し、読取りミスが生じることがある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、カメラでの撮
影条件やユーザのラボへの指示事項等の情報記録、ラボ
での情報再生を高い信頼性のもとで行うことができ、か
つラボ以降の情報伝達の信頼度を向上することができる
情報記録再生方法を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カメラによって撮影画像が光学的に記録される写真
フィルムの各画像コマ毎に対応して画像領域外に写真フ
ィルムの長手方向に沿って設けられた磁気記録トラック
へ、それぞれの画像に関連する情報を磁気記録し、この
写真フィルムに磁気記録された情報をラボで再生し、該
情報に基づいて処理する情報記録再生方法であって、前
記写真フィルムに磁気記録された情報をラボで読み取っ
た後、再度写真フィルムの磁気記録トラックへ磁気記録
し直すことを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記カメラでの
磁気記録トラック幅を写真フィルムの幅方向端部から画
像コマエッジまでのほぼ全域として1トラックとし、ラ
ボでの磁気情報読取幅を、前記カメラでの写真フィルム
搬送時の蛇行幅及びラボでの写真フィルム搬送時の蛇行
幅を差し引いた幅として再生することを特徴としてい
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記ラボでの再
生が終了した後に前記ラボでの再生幅よりも広いトラッ
ク幅で再記録することを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記再記録時が、複数の磁気記録
トラックで記録されることを特徴としている。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至4のいずれか1項記載の発明において、前記カメラに
よって記録された撮影に関する情報を焼付処理に関する
情報に置き換えて、再記録することを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の発明は、カメラによって
撮影画像が光学的に記録される写真フィルムの各画像コ
マ毎に対応して画像領域に設けられた実質的に透明な磁
気記録トラックへ、それぞれの画像に関連する情報を磁
気記録し、この写真フィルムに磁気記録された情報をラ
ボで再生し、該情報に基づいて処理する情報記録再生方
法であって、前記写真フィルムに磁気記録された情報を
ラボで読み取った後、写真フィルムの画像領域外へ再記
録することを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、カメラでの情
報の磁気記録は、写真フィルムの搬送速度、写真フィル
ムの蛇行等の要因によって、比較的信頼度の低い記録状
態となっている。このため、ラボによってこの磁気情報
を読み取った後、再記録する。ラボにおける写真フィル
ム搬送速度は速く、また、蛇行量も少ないので、高信頼
度で磁気記録できるため、情報を確実に保存することが
できる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、写真フィ
ルムにおける磁気記録のためのトラック幅を写真フィル
ムの幅方向端部から画像コマエッジまで可能な限り幅広
として、1トラックで記録する。これにより、カメラで
の写真フィルム搬送時の蛇行幅を差し引いた幅を大きく
とることができ、この蛇行幅を差し引いた幅で再生する
ことにより、出力を大きくとることができる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、再生時の
再生するとらっく幅は、写真フィルムで記録したときの
ラボでの再記録のトラック幅をカメラでの蛇行幅を考慮
して絞った読取幅よりも広くして記録することにより、
以後の再生時のヘッド出力を回復することができる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、ラボでの
写真フィルムの蛇行は少ないので、再記録時に複数のト
ラックとする。このため、カメラによって記録する情報
量よりも多くの情報量を記録することができる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、前記カメ
ラによって記録された撮影に関する情報を焼付処理に関
する情報に置き換えて、再記録する。これにより、撮影
条件から換算して焼付条件を得る手間が省け、作業性を
向上することができる。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、画面領域
内に記録された情報をラボで画面領域外へ記録する。こ
れにより、画面領域内では最初の記録と最初の読取時に
のみヘッドが接触するのみであるので、画面領域内の傷
つきを防止することができる。
【0023】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係るネガフィ
ルム10が示されている。ネガフィルム10は、図2の
透明ベース12の上面に乳剤層14が設けられ、画像が
露光記録されるようになっている。また、図2の透明ベ
ース12の下面には、透明磁性体が塗布された磁気記録
層16が設けられている。図1に示される如く、この磁
気記録層16は、ネガフィルム10の画像コマ10Aの
範囲外に、ネガフィルム10の長手方向に沿って形成さ
れている。もちろん、ネガフィルム10の全面に設けて
もよい。
【0024】また、ネガフィルム10には、画像コマ1
0Aのない先端部分及び各画像コマ10Aに対応して、
パーフォレーションP0、P1が設けられている。さら
に、ネガフィルム10の先端部には、ネガフィルム10
を図示しないスプロケットの爪に引っ掛けて引き出すた
めの複数のパーフォレーション13が設けられている。
【0025】図3には、本実施例に係るカメラ200及
び写真焼付装置202が示されている。カメラ200に
は、その一方に前記ネガフィルム10をスプール204
に巻き取って収容するカートリッジ206が装填されて
いる。カメラ200には、制御部201に接続されたモ
ータ203によって駆動される駆動リール205が設け
られている。この駆動リール205にネガフィルム10
の先端が掛止されることにより、ネガフィルム10はコ
マ送りされるようになっている。カメラ200にはネガ
フィルム10の磁気記録層16に対応して制御部201
に接続された記録ヘツド208が設けられており、前記
駆動手段によるネガフィルム10の搬送時に前記磁気記
録層16へ画像に基づく所定の情報が記録されるように
なっている。
【0026】この画像に基づく情報には、ユーザからラ
ボへの指示情報と撮影に関する情報とがある。
【0027】ユーザからラボへの指示情報は、撮影枠、
すなわちプリントするときのサイズ(標準、パノラマ、
ハイビジョン、シネラマ等のサイズ)の指定と、撮影時
のユーザ特有のメモ(撮影年月日、撮影場所、整理番号
等)とがある。
【0028】一方、撮影に関する情報には、ストロボの
有無、蛍光灯下での撮影有無、色温度、シャッタースピ
ード、フォーカス、F値、逆光感知等がある。
【0029】これらの情報は、磁気情報として前記記録
ヘッド208によって磁気記録層16へ磁気記録され
る。
【0030】ここで、図7に示される如くカメラ200
でのネガフィルム10の搬送速度は、50mm/s 〜100mm
/s 程度とされており、この速度での記録ヘッド208
の相対出力は、0〜7dB程度となっている。すなわ
ち、カメラ200では、高出力を得ることができない。
このため、図8に示される如く、トラック幅が広ければ
広いほどヘッド相対出力は高くなることに着目し、本実
施例では、情報の記録幅を可能な限り幅広として、低出
力を補っている。
【0031】図4(A)に示される如く、この記録ヘッ
ド208の記録幅Wwcは、ネガフィルム10の幅方向
一端部から画像コマ10Aのエッジに亘っており、これ
により記録トラックTCの幅はネガフィルム10のベー
ス部のほぼ全域とされている。
【0032】なお、上記情報の記録は、図示しないセン
サによって各パフォレーションP0、P1を検出した時
点を記録開始時期としている。
【0033】撮影が終了したネガフィルム10は、再度
カートリッジ206巻き戻された後、カメラ200から
取り出され、DPE取次ぎ店へ持ち込まれ、ラボへ搬送
するようになっている。ラボでは、ネガフィルム10を
現像した後、写真焼付装置202の所定位置へ配置す
る。
【0034】写真焼付装置202は、焼付時に照射され
る光源218の光軸上にネガキヤリア220が配設され
ている。ネガキヤリア220には、制御装置222に接
続された駆動部224の駆動力によって回転する駆動ロ
ーラ(図示省略)が配設されており、ネガフィルム10
が図3の矢印A方向へ搬送されるようになっている。ま
た、ネガキヤリア220には、ソレノイド226が設け
られており、制御装置222からの信号でネガフィルム
10を焼付位置に挟持圧着することができる。
【0035】光源218とネガキヤリア220との間に
はCMYの各フイルタ228が介在され、各色の露光量
に応じて光軸上に出没されるようになっている。
【0036】ネガフィルム10を透過した光線はレンズ
230を介して印画紙232へ照射され、印画紙232
へ画像が焼付けられるようになっている。なお、印画紙
232とレンズ230との間にはシヤツタ234が介在
されており、制御装置222からの信号で露光時に光軸
上から退避されるようになっている。
【0037】ネガフィルム10の搬送経路上における、
ネガキヤリア220よりも上流側には、読取ヘツド23
6が配設され、前記カメラ200の記録ヘツド208で
記録された情報を読み取るようになっている。制御装置
222には、前記読取ヘツド236で読み取った情報を
記録するメモリが設けられている。
【0038】図5に示される如く、この読取ヘッド23
6は、ネガフィルム10の幅方向に亘って3チャンネル
とされており、各々のトラックTRP1、TRP2、T
RP3幅は、前記カメラ200の記録ヘッド208で記
録したときのトラック幅Wwcに比べて幅狭となってい
る。
【0039】すなわち、カメラ200でのネガフィルム
10の搬送には、蛇行が生じており(図4(B)に示す
ΔC参照)、また、写真焼付装置202でのネガフィル
ム10の搬送時にも蛇行が生じている(図6(A)に示
すΔP)。これらの蛇行幅(ΔC、ΔP)を記録時のト
ラック幅(図4(B)のWwc)から差し引いた幅を読
取時のトラック幅(図6(A)の寸法Wrp)とするこ
とにより、例えばトラックTRP2でネガフィルム10
の蛇行に関係なく直線的に情報を読み取ることができ
る。
【0040】なお、図7に示される如く、写真焼付装置
202でのネガフィルム搬送速度はヘッド相対出力が充
分な速度となっているため、図8に示される如く、トラ
ック幅を狭くしたときに生じる出力低下があっても、充
分な出力を得ることができる。
【0041】この読取ヘッド236の下流側には、消去
ヘッド237が設けられ、ネガフィルムのベース部の全
域に対応されている。このため、この消去ヘッド237
を通過したネガフィルム10の磁気記録層16の情報は
全て消去されることになる。
【0042】また、ネガキャリア220の下流側におけ
るネガフィルム10の搬送経路上には、制御装置222
に接続された記録ヘッド238が配設されている。この
記録ヘッド238では、前記読取ヘッド236で読み取
られたネガフィルム10上の磁気情報の内、ユーザから
ラボへの指示情報と印画紙232へ画像を焼付ける際の
露光条件とが記録されるようになっている。
【0043】ここで、記録ヘツド238に対応して、前
記カメラ200に取付けられたセンサと同一構成のセン
サ(図示省略)が設けられている。このセンサの検出信
号により、各画像コマ10Aの先頭位置が認識できる。
【0044】図5に示される如く、この記録ヘッド23
8は、ネガフィルム10の幅方向に亘って3チャンネル
とされており、各々のトラックTWP1、TWP2、T
WP3の幅は、前記読取ヘッド236で読取るときのト
ラック幅Wrpに比べて幅広となっている。
【0045】すなわち、写真焼付装置202でのネガフ
ィルム10の搬送時の蛇行(記録時と次の読取時)を考
慮し、(図6(B)に示すΔP+ΔP)。この蛇行幅2
ΔPを記録時のトラック幅(図6(A)のWrp)に加
算した幅を記録時のトラック幅(図6(B)の寸法Ww
p)とすることにより、トラックTWP1、TWP2、
TWP3でネガフィルム10の蛇行に関係なく記録する
ことができる。
【0046】以下に本実施例の作用を説明する。カメラ
200にネガフィルム10を装填し、ネガフィルム10
の先端のパーフォレーション13を駆動リール205に
掛止し、モータ203を駆動させるとネガフィルム10
はカートリッジ206から引き出されていく。このと
き、センサによってパーフォレーションP0、P1を検
出し、所定の領域に確実に情報を記録することができ
る。
【0047】カメラ200によって画像が撮影される
と、ネガフィルム10の移動に応じて記録ヘツド24か
ら撮影された画像コマ10Aに対応する磁気記録層16
へユーザからラボへの指示情報及び撮影情報が記録され
る。
【0048】このときの記録ヘッド208による記録ト
ラック幅Wwcは、ネガフィルム10の幅方向端部から
画像コマ10Aのエッジまでのベース部分全域とされて
いるので、ネガフィルム10の搬送速度が遅く、またネ
ガフィルム10の蛇行があっても確実に情報を記録する
ことができる。
【0049】カメラ10での撮影が終了し、カートリッ
ジ206のスプール204に再度巻き取られたネガフィ
ルム10は、ユーザによってDPE取次ぎ店へ持ち込ま
れ、ラボへ搬送されて現像処理され、次いで、同時プリ
ントの場合は写真焼付装置202の所定位置へ装填され
る。装填されたカートリッジ206からネガフィルム1
0が引き出され、ネガキヤリア220の駆動部224に
よって搬送されると、この搬送時に読取ヘツド236に
よって前記カメラ200の記録ヘツド208及びDPE
取次ぎ店の記録装置によって磁気記録層16に記録され
た情報が読み取られる。
【0050】ここで、読取ヘッド236による読取幅W
rpは、ネガフィルム10のカメラ200による蛇行幅
(図6(A)に示すΔC)と写真焼付装置202による
蛇行幅(図6(A)に示すΔP)とを記録ヘッド208
で記録した時のトラック幅Wwcから差し引いた幅とな
っており(Wrp=Wwc−ΔC−ΔP)、ネガフィル
ム10の蛇行に関係なく、直線的に情報を読み取ること
ができる。
【0051】また、記録時にはトラック幅を最大として
いるので、ユーザからラボへの指示事項を読み落とした
り、誤読したりすることがなく、例えば、プリントサイ
ズの指定を確実に把握することができる。
【0052】なお、読取ヘッド236で読み取られたネ
ガフィルム10上の情報は、消去ヘッド237によって
一旦全て消去される。
【0053】ラボでは、読み取られた情報に基づいて、
露光量等の焼付条件が設定され、各画像コマ10Aが順
次焼付位置へ位置決めされ、焼付処理がなされる。
【0054】焼付処理後のネガフィルム10には、記録
ヘッド238によって情報が再記録される。このときの
記録トラック幅Wwpは、写真焼付装置202の蛇行幅
(図6(B)に示すΔP)を考慮して読取時のトラック
幅Wrpよりも幅広とする(Wrp+2ΔP)。これに
より、再注文時における情報読取時に確実に読み取るこ
とができる。
【0055】ところで、この再記録時にネガフィルム1
0に記録された情報をそのまま全て記録してもよいが、
撮影時に記録された撮影条件の代わりに、この撮影条件
に基づいて演算された焼付条件を記録してもよい。これ
によれば、読取りの度にに撮影条件から焼付条件を演算
する必要がなくなり、作業性が向上する。
【0056】現像済のネガフィルム10及び焼付後に現
像処理された印画紙232は、DPE取次ぎ店へ戻さ
れ、ユーザへ返却する。
【0057】返却されたネガフィルム10のトラックT
WP上には、撮影メモ及び焼付条件(或いは撮影条件)
がネガフィルム10が適正な搬送速度でかつ適正なトラ
ック幅で再記録されているので、TVプレーヤー等で画
像をテレビに移しながらユーザが撮影メモ等の読取る場
合に、誤読等がなく、正確に読取ることができる。
【0058】このように、本実施例では、カメラ200
での最初の記録の際はトラックTCの幅Wwcをできる
限り幅広とし、搬送速度が遅いことによる出力低下を補
い、写真焼付装置202での情報読取時には、トラック
TRP(1、2、3)の幅Wrpをカメラ200でのネ
ガフィルム10の搬送時の蛇行分(ΔC)及び写真焼付
装置202でのネガフィルム10の搬送時の蛇行部(Δ
P)を差し引いた幅(Wwc−ΔC−ΔP)としたの
で、情報を直線的に読取ることができる。
【0059】また、写真焼付装置202での記録ヘッド
238による再記録時には、トラックTWPの幅Wwp
を写真フィルムの読取、記録時の蛇行分(2ΔP)を加
算した幅としたので、以後の読取りを確実とすることが
できる。
【0060】なお、本実施例では、ネガフィルム10の
幅方向一端部にトラックを形成し、記録、再生を行った
が、ネガフィルム10の幅方向両端部にトラックを形成
してもよい。
【0061】また、本実施例ではネガフィルム10のベ
ース部分に記録された情報を読取り、再記録するように
したが、画像領域内、すなわち画像コマ10Aに重ねて
透明の磁気記録層16に情報が記録されている場合、こ
の情報を読取り、ベース部分に書き換えることにより、
画像コマ10A面を記録ヘッド208、読取ヘッド23
6が各々1回摺動するのみで、以後はベース部分のみに
ヘッドが接触するため、画像面を傷付けることを防止す
ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る情報記録
再生方法は、カメラでの撮影条件やユーザのラボへの指
示事項等の情報記録、ラボでの情報再生を高い信頼性の
もとで行うことができ、かつラボ以降の情報伝達の信頼
度を向上することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るネガフィルムの平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本実施例に係る情報を記録再生するためのシス
テム図である。
【図4】(A)はカメラにおける記録ヘッドのトラック
幅を示す平面図、(B)はトラックの蛇行状態を示す拡
大図である。
【図5】写真焼付装置における読取ヘッド及び記録ヘッ
ドのトラック幅を示す平面図である。
【図6】(A)は写真焼付装置の読取ヘッドによるトラ
ック幅の蛇行状態を示す拡大図 、(B)は写真焼付装置の記録ヘッドによるトラック幅
の蛇行状態を示す拡大図である。
【図7】ネガフィルム搬送速度−ヘッド相対出力特性図
である。
【図8】トラック幅−ヘッド相対出力特性図である。
【符号の説明】
10 ネガフィルム 16 磁気記録層 200 カメラ 202 写真焼付装置 208 記録ヘッド 236 読取ヘッド 238 記録ヘッド TC カメラによる記録トラック TRP 写真焼付装置による読取トラック TWP 写真焼付装置による記録トラック
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ここで、図7に示される如くカメラ200
でのネガフィルム10の搬送速度は、50mm/s 〜100mm
/s 程度とされており、この速度での記録ヘッド208
の相対出力は、−12〜20dB程度となっている。す
なわち、カメラ200では、高出力を得ることができな
い。このため、図8に示される如く、トラック幅が広け
れば広いほどヘッド相対出力は高くなることに着目し、
本実施例では、情報の記録幅を可能な限り幅広として、
低出力を補っている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】すなわち、カメラ200でのネガフィルム
10の搬送には、蛇行が生じており(図4(B)に示す
ΔC参照)、また、写真焼付装置202でのネガフィル
ム10の搬送時にも蛇行が生じている(図6(A)に示
すΔP)。これらの蛇行幅(ΔC、ΔP)を記録時のト
ラック幅(図4(B)のWwc)から差し引いた幅を読
取時のトラック幅(図6(A)の寸法Wrp)とするこ
とにより、例えばトラックTRP2でネガフィルム10
の蛇行に関係なく確実に情報を読み取ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】ここで、読取ヘッド236による読取幅W
rpは、ネガフィルム10のカメラ200による蛇行幅
(図6(A)に示すΔC)と写真焼付装置202による
蛇行幅(図6(A)に示すΔP)とを記録ヘッド208
で記録した時のトラック幅Wwcから差し引いた幅とな
っており(Wrp=Wwc−ΔC−ΔP)、ネガフィル
ム10の蛇行に関係なく、確実に情報を読み取ることが
できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】このように、本実施例では、カメラ200
での最初の記録の際はトラックTCの幅Wwcをできる
限り幅広とし、搬送速度が遅いことによる出力低下を補
い、写真焼付装置202での情報読取時には、トラック
TRP(1、2、3)の幅Wrpをカメラ200でのネ
ガフィルム10の搬送時の蛇行分(ΔC)及び写真焼付
装置202でのネガフィルム10の搬送時の蛇行部(Δ
P)を差し引いた幅(Wwc−ΔC−ΔP)としたの
で、情報を確実に読取ることができる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラによって撮影画像が光学的に記録
    される写真フィルムの各画像コマ毎に対応して画像領域
    外に写真フィルムの長手方向に沿って設けられた磁気記
    録トラックへ、それぞれの画像に関連する情報を磁気記
    録し、この写真フィルムに磁気記録された情報をラボで
    再生し、該情報に基づいて処理する情報記録再生方法で
    あって、前記写真フィルムに磁気記録された情報をラボ
    で読み取った後、再度写真フィルムの磁気記録トラック
    へ磁気記録し直すことを特徴とする情報記録再生方法。
  2. 【請求項2】 前記カメラでの磁気記録トラック幅を写
    真フィルムの幅方向端部から画像コマエッジまでのほぼ
    全域として1トラックとし、ラボでの磁気情報読取幅
    を、前記カメラでの写真フィルム搬送時の蛇行幅及びラ
    ボでの写真フィルム搬送時の蛇行幅を差し引いた幅とし
    て再生することを特徴とする請求項1記載の情報記録再
    生方法。
  3. 【請求項3】 前記ラボでの再生が終了した後に前記ラ
    ボでの再生幅よりも広いトラック幅で再記録することを
    特徴とする請求項1又は2記載の情報記録再生方法。
  4. 【請求項4】 前記再記録時は、複数の磁気記録トラッ
    クで記録されることを特徴とする請求項3記載の情報記
    録再生方法。
  5. 【請求項5】 前記カメラによって記録された撮影に関
    する情報を焼付処理に関する情報に置き換えて、再記録
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記
    載の情報記録再生方法。
  6. 【請求項6】 カメラによって撮影画像が光学的に記録
    される写真フィルムの各画像コマ毎に対応して画像領域
    に設けられた実質的に透明な磁気記録トラックへ、それ
    ぞれの画像に関連する情報を磁気記録し、この写真フィ
    ルムに磁気記録された情報をラボで再生し、該情報に基
    づいて処理する情報記録再生方法であって、前記写真フ
    ィルムに磁気記録された情報をラボで読み取った後、写
    真フィルムの画像領域外へ再記録することを特徴とする
    情報記録再生方法。
JP23990791A 1991-09-19 1991-09-19 情報記録再生方法 Pending JPH0580433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23990791A JPH0580433A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 情報記録再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23990791A JPH0580433A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 情報記録再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580433A true JPH0580433A (ja) 1993-04-02

Family

ID=17051629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23990791A Pending JPH0580433A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 情報記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0580433A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5344730A (en) Method of recording information on a photographic film
US5162842A (en) Photographic printer
US5187518A (en) Photographic filmstrip
US5729328A (en) Photographic film inspection apparatus
US5317364A (en) Method and apparatus for reproducing an image recorded on a photographic filmstrip
JPH0545714A (ja) 写真フイルム
JPH0580433A (ja) 情報記録再生方法
JP2716358B2 (ja) 写真フィルムにデータを記録する方法およびカメラ
US5841519A (en) Printer control film, film carrier, and method for managing a printer control film
JP2685342B2 (ja) 写真フイルム搬送制御方法
JP2669563B2 (ja) 情報記録方法
JPH04291249A (ja) 写真フィルム及び情報記録方法
JPH11265030A (ja) 印画紙の処理方法
JP3397223B2 (ja) 磁気記録方法
JP3183023B2 (ja) 写真フィルム処理装置の制御方法
JP2846191B2 (ja) 情報記録読取方法
JPS6017447A (ja) 写真フイルムの焼付画像位置記録方法
JPH04318831A (ja) 写真用プリンタプロセッサ
JPH0580414A (ja) カメラによる情報記録再生装置
JPH07239508A (ja) 磁気情報再生方法
JP2685348B2 (ja) 磁気情報の再生と記録の方法及び装置
JP3038248B2 (ja) 写真フィルム処理装置
JPH0659343A (ja) 画像焼付システム
JPH07225427A (ja) 情報記録方法及び情報記録装置
JPH05341397A (ja) 異種画面サイズ混在フィルムの焼付け方法及び装置