JP2610704B2 - 写真焼付け用ネガフイルム搬送装置 - Google Patents

写真焼付け用ネガフイルム搬送装置

Info

Publication number
JP2610704B2
JP2610704B2 JP24484690A JP24484690A JP2610704B2 JP 2610704 B2 JP2610704 B2 JP 2610704B2 JP 24484690 A JP24484690 A JP 24484690A JP 24484690 A JP24484690 A JP 24484690A JP 2610704 B2 JP2610704 B2 JP 2610704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
negative film
patrone
exposure
negative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24484690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04123032A (ja
Inventor
純生 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP24484690A priority Critical patent/JP2610704B2/ja
Publication of JPH04123032A publication Critical patent/JPH04123032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2610704B2 publication Critical patent/JP2610704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付け機等において、ネガフィルムを搬
送する写真焼付用ネガフィルム搬送装置に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
現像済みのネガフィルムは、現像処理後、露光焼付け
工程に渡され、このネガフィルムから印画紙に画像がプ
リントされる。この時、フィルムの形態はストリップス
と呼ばれる一本毎か、あるいはストリップスを複数本接
続して巻回したロールの形態をしている。また、この露
光焼付け終了後は、6コマまたは4コマ毎にカットさ
れ、ネガシート(ネガ袋)に挿入されるピースネガと呼
ばれる形態をとることになる。
第一回目の露光焼付けが満足出来る画質でない場合に
はもう一度焼き直しを行い、充分な画質なる様に露光焼
付けを行う。しかしながらこの時フィルムはピースネガ
にカットされた形態であることが多い。
また顧客に返却された第一回目のプリントに対して、
焼き増しプリントを所望されることがある(再注文)。
この再注文と呼ばれる第二回目のプリントでは、フィル
ムの形態はピースネガであり、ネガシートに収まってい
る。
この様に従来は、焼き直し、再注文プリントではピー
スのネガフィルムを取扱うことにある。露光焼付け工程
では、このピースネガをネガシートから取出し、露光ス
テージにセット後、焼付けを行う。その後、ネガシート
にピースネガを戻さなければならない。ピースネガは複
数コマ毎にカットされているために36枚撮りのフィルム
ではこの動作を6〜7回(6コマ毎にカットした場合)
繰り返すこととなり、作業性が悪い。
従来のネガフィルムでは、磁気記録層が付与されてい
ない。この様な記録層がないために、例えば顧客の焼き
増し情報、コマナンバー、枚数等をネガシートに記入す
ることになる。露光焼付け時には、ネガシート上に記入
されたこの情報を作業者が読み、該当するピースネガを
捜し出してから、露光ステージにセットすることにな
る。ピースネガの取扱いが悪い上に、この情報の読取り
も作業性を悪くしている。
本発明は、焼き直し、再注文プリントにおける作業性
を向上させた写真焼付け用ネガフィルム搬送装置を提供
するとを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために請求項(1)記載の発明
は、ネガフィルムが送り込まれると、該ネガフィルムに
記録されている画像の露光焼付けを行う単一の露光部
と、パトローネに収納されていない現像済みネガフィル
ムを挿入するためのフィルム挿入部と、パトローネがセ
ットされ、セットされた現像済みネガフィルムを収納し
ているパトローネからの前記ネガフィルムの引き出しを
行うと共に、送り込まれたネガフィルムのパトローネへ
の収納を行うパトローネセット部と、前記フィルム挿入
部にネガフィルムが挿入されると、挿入されたネガフィ
ルムを前記露光部へ搬送し、前記パトローネセット部で
パトローネからネガフィルムが引き出されると、引き出
されたネガフィルムを露光部へ搬送する第1の搬送手段
と、ネガフィルムをパトローネに収納することなく排出
するためのフィルム排出部と、露光部で画像が露光焼付
けされたネガフィルムを、パトローネセット部及び前記
フィルム排出部の何れかに選択的に搬送する第2の搬送
手段と、を有している。
請求項(2)記載の発明は、請求項(1)の発明にお
いて、前記露光部と前記パトローネセット部との間に設
けられた磁気ヘッドと、磁気記録層が付与されたネガフ
ィルムがパトローネセット部から露光部に搬送されると
きには前記磁気ヘッドにより前記ネガフィルムの磁気記
録層に記録されている情報の読出しを行わせ、前記ネガ
フィルムが露光部からパトローネセット部に搬送される
ときには磁気ヘッドにより前記ネガフィルムの磁気記録
層への情報の書込みを行わせる制御手段と、を有してい
る。
請求項(3)記載の発明は、請求項(1)の発明にお
いて、前記フィルム挿入部と前記露光部との間に設けら
れ、磁気記録層が付与されたネガフィルムがフィルム挿
入部から露光部に搬送されるときに前記ネガフィルムの
磁気記録層に記録されている情報の読出しを行う読取磁
気ヘッドと、前記露光部と前記フィルム排出部との間に
設けられ、磁気記録層が付与されたネガフィルムが露光
部からフィルム排出部に搬送されるときに前記ネガフィ
ルムの磁気記録層に情報を書込む書込磁気ヘッドと、を
有している。
〔作用〕
請求項(1)記載の発明では、ネガフィルムが送り込
まれると、該ネガフィルムに記録されている画像の露光
焼付けを行う単一の露光部が設けられていると共に、パ
トローネに収納されていない現像済みネガフィルムを挿
入するためのフィルム挿入部と、パトローネがセットさ
れ、セットされた現像済みネガフィルムを収納している
パトローネからの前記ネガフィルムの引き出しを行うと
共に、送り込まれたネガフィルムのパトローネへの収納
を行うパトローネセット部が設けられている。
また第1の搬送手段は、フィルム挿入部にネガフィル
ムが挿入されると、挿入されたネガフィルムを露光部へ
搬送し、パトローネセット部でパトローネからネガフィ
ルムが引き出されると、引き出されたネガフィルムを露
光部へ搬送する。これにより、フィルム挿入部の挿入さ
れたパトローネに収納されていないネガフィルムも、パ
トローネセット部にセットされたパトローネに収納され
ているネガフィルムも、同一の露光部へ搬送されて同一
の露光部で画像の露光焼付けが行われることになる。
従って、請求項(1)の発明によれば、パトローネに
収納されていないネガフィルムと、パトローネに収納さ
れているネガフィルムと、を各々取り扱うことができる
と共に、高価な光学部品や各種の電子回路等を含んで構
成される露光部を複数設ける必要がなくなる。
また、請求項(1)の発明では、ネガフィルムをパト
ローネに収納することなく排出するためのフィルム排出
部が設けられており、第2の搬送手段は、露光部で画像
が露光焼付けされたネガフィルムを、パトローネセット
部及びフィルム排出部の何れかに選択的に搬送する。こ
れにより、第2の搬送手段によってネガフィルムがパト
ローネセット部に搬送された場合には、該ネガフィルム
はパトローネに収納され、第2の搬送手段によってネガ
フィルムがフィルム排出部に搬送された場合には、該ネ
ガフィルムはパトローネに収納されることなく排出され
ることになる。
従来の方法では、ネガフィルムに記録されている画像
に対する第一回目のプリント(画像の露光焼付け)が終
了すると、ネガフィルムを複数ピースにカットしていた
が、請求項(1)の発明によれば、このカットを行わ
ず、第2の搬送手段によってパトローネセット部へ搬送
させることにより、第一回目のプリントが終了したネガ
フィルムを長尺状態で元のパトローネに収納させること
ができる。焼き直し等の第2回目以降のプリントでは、
パトローネに収納されている長尺のネガフィルムを取扱
えば良く、作業性が向上する。また再注文プリントでも
顧客からパトローネに収納された状態でラボ(現像所)
内へ戻って来るために、取扱い作業性は良好となる。
また、パトローネに収納されていないネガフィルムの
場合には、フィルム挿入部に挿入すれば、第1の搬送手
段により露光部へ搬送されて画像の露光焼付けが行われ
る。フィルム挿入部に挿入されて画像の露光焼付けが行
われたネガフィルムは、第2の搬送手段によりフィルム
排出部へ搬送するようにしてもよいし、第2の搬送手段
によってパトローネセット部に搬送し、パトローネに収
納させることも可能である。
請求項(2)記載の発明では、露光部とパトローネセ
ット部との間に磁気ヘッドが設けられており、磁気記録
層が付与されたネガフィルムがパトローネセット部から
露光部に搬送されるときには磁気ヘッドによりネガフィ
ルムの磁気記録層に記録されている情報の読出しを行わ
せ、前記ネガフィルムが露光部からパトローネセット部
に搬送されるときには磁気ヘッドにより前記ネガフィル
ムの磁気記録層への情報の書込みを行わせるので、パト
ローネセット部にセットされたパトローネに収納されて
いるネガフィルムが、磁気記録層が付与されているネガ
フィルムであった場合には、画像の露光焼付け前に、磁
気記録層に記録されている情報(例えば顧客の焼き増し
情報や露光の補正条件等の情報)を読み出して画像の露
光焼付けに利用したり、画像の露光焼付け時に取得した
情報(例えば露光の補正条件)を、画像の露光焼付け後
に磁気記録層に記録することが可能となる。
請求項(3)記載の発明では、磁気記録層が付与され
たネガフィルムがフィルム挿入部から露光部に搬送され
るときにネガフィルムの磁気記録層に記録されている情
報の読出しを行う読取磁気ヘッドと、磁気記録層が付与
されたネガフィルムが露光部からフィルム排出部に搬送
されるときにネガフィルムの磁気記録層に情報を書込む
書込磁気ヘッドと、が設けられているので、フィルム挿
入部に挿入されたネガフィルムが、磁気記録層が付与さ
れているネガフィルムであった場合には、上記と同様に
情報の読出し、書込みを行うことが可能となる。
なお、請求項(2)及び(3)の発明において、磁気
記録層が付与されていないネガフィルムに対しては、情
報の読出し、書き込みは行われないが、磁気記録層が付
与されていないネガフィルムであっても、画像の露光焼
付けやその後の搬送(パトローネに収納したり、収納せ
ずに排出する)は、磁気記録層が付与されているネガフ
ィルムと同様に行われる。
〔実施例〕
第1図は写真焼き付け装置100と本実施例のネガ搬送
装置10との位置関係を表す概略図である。ネガフィルム
11は光源部80から均一な光を受け、レンズ系85、シャッ
タ86を通して画像を印画紙90上に結ぶ。ネガ搬送装置10
は露光ステージへネガフィルムを1コマ毎に搬送する機
能を持つ。なお、写真焼付装置100は、リザーバ部110、
現像部112、定着部114、乾燥部116を備えている。
第1図において写真焼き付け装置は焼き付け部と印画
紙処理部がドッキングしたタイプを表しているが、焼き
付け部が独立した写真焼き付け装置でもよい。
第2図はネガ搬送装置10の外観図であり、第3図は要
部構成を表す。この図によってネガ搬送装置の構成につ
いて説明を行う。
この搬送装置は三ケ所に搬送ゲートを備えている。す
なわち、挿入口12、排出口13およびパトローネセット部
14である。パトローネ19に収納していないネガフィルム
は、挿入口12から挿入して搬送する。パトローネに収納
したネガフィルムはパトローネセット部14にセットし、
このゲートから搬送される。ネガフィルムは1コマ毎に
露光ステージ100へ送られ、露光焼き付けが終了すれ
ば、それぞれ異った経路で搬送される。それぞれの搬送
される経路は下記の通りとなる。
挿入口12から搬送したパトローネに収納していないネ
ガフィルムは、排出口13へ進むか、あるいはパトローネ
セット部14でパトローネ19へ巻き取りにより収納される
かのいずれかとなる。パトローネに収納したネガフィル
ムは、露光焼付け終了後パトローネセット部14のパトロ
ーネ19へ戻る。
20,21は磁気ヘッドである。この磁気ヘッドは磁気記
録層が付与されたネガフィルムの情報を読み出したり、
巻き込んだりする機能を有する。パトローネに収納して
いないネガフィルムは挿入口12から搬送された後、磁気
ヘッド20で記録された情報を読み、磁気ヘッド21で書き
込む。パトローネに収納したネガフィルムは、露光ステ
ージへ送られる場合、磁気ヘッド21で情報を読み、巻き
取られる方向に進む場合(パトローネに収納する方向に
進む場合)には、磁気ヘッド21が情報を書き込むことに
なる。磁気ヘッド20は読取り回路200を介してコントロ
ーラ208に接続され、磁気ヘッド21は読取り回路202、書
き込み回路204、メモリ206を介してコントローラ208に
接続されている。コントローラ208には、ディスプレイ2
10、キーボード部212が接続されている。また、コント
ローラ208には、検出部40,41が接続されると共に、搬送
用ローラを駆動するためのパルスモータ(図示せず)が
接続されている。
22,23は押圧パッドであり、24,25はスプリングであ
る。押圧パッド22、23およびスプリング24、25は磁気記
録層と磁気ヘッド21,22とを密着させるための働きをす
る。この図では磁気ヘッド21、22が上側にあるが、磁気
ヘッド21、22はネガフィルムの磁気記録層との間にギャ
ップを生じさせないことが重要であり、フィルム上面に
ネガフィルムの磁気記録層がある場合に相当している。
磁気記録層がこの図の下側ならば、磁気ヘッドは下側に
取り付ける。
30は切替えガイド板である。切替えガイド板30は、ソ
レノイドあるいはモータ等で駆動され排出口13にフィル
ムを導く時に跳ね上げられる。
31a,32a,33a,34a,35a,36aはフィルムの搬送用ローラ
であり、31b,32b,33b,34b,35b,36bは搬送用ローラに対
応するニップローラを表す。ローラ37,38は排出口13に
フィルムを搬送する場合に使用されるがガイドローラで
ある。
40,41は検出部である。投受光部を持っており、フィ
ルムからの各種情報をピックアップすることが出来る。
フィルムの有無、フィルム先端部の検出、フィルム後端
部の検出、スプライス部(フィルム連結部)の検出、画
面枠の検出、パーフォレーションの検出、DXコード、コ
マナンバーの読取り機能等を有する。
磁気記録層が付与されたフィルムでは,DXコード、コ
マナンバー等を磁気記録しておくことが出来るので、検
出部40,41の読取り機能を磁気ヘッド20,21に持たせても
良い。
パトローネセット部14に併設して、パトローネ退避部
15がある。この退避部15は露光焼き付けが終了し、巻き
戻されたパトローネがセット部14から押し出され、スト
ックされて行く部分である。パトローネ駆動部16はセッ
ト部14にパトローネを位置決め動作をさせる機能、パト
ローネからフィルム先端をベロ出しする回動機能、露光
ステージから搬送されて来たフィルムを巻き取る回動機
能、退避部へパトローネを押し出す機能を有する。
以上の構成のネガフィルム搬送装置に基づいて、第4
図、第5図、第6図を参照して動作の詳細を説明する。
第4図はパトローネに収納していないネガフィルムを排
出口13に搬送する場合である。このネガフィルムは、第
一回目のプリントである場合が多く、現像工程から運搬
されてきたものである。ストリップスと呼ばれる1本毎
か、スプライステープで接合されロール状態のものが挿
入口12にセットされる。ロールネガを取扱う場合には、
ネガランナーと呼ばれる良く知られた供給、巻取装置を
挿入口12の手前および排出口13の後方に取付ければ良
い。
挿入口12にセットされたネガフィルムは検出部40によ
ってフィルムが有ることが判るので、検出部40によって
フィルムが検出されるとコントローラはパルスモータを
制御してローラ31a,32a,33a,34aを回転させる。フィル
ムは露光ステージに向かって搬送を始める。検出部40に
はフィルムの先端部検出機能が有り、またローラはパル
スモータで駆動されているため、先端部からのフィルム
上の位置はコントローラには既知となっている。そのた
めに磁気記録層が付与されたフィルムの場合には、予め
決められた所定の位置の記録場所に到達した時に磁気ヘ
ッド20の出力波形をコントローラが監視することが出来
る。磁気記録層が付与されていないフィルムは、出力波
形を監視する必要はない磁気記録層が付与されていない
フィルムか否かは検出部40で区別出来る。
磁気ヘッド20ではこの様にフィルム先端部の情報を読
込んだ後、検出部40で判定した画面位置の情報を順次読
み込んで行く。画面位置の情報は画面枠の検出かパーフ
ォレーションの検出を行えば良い。
先端部の情報および1コマ毎の情報はコントローラを
通じて、ディスプレイ210に表示され露光焼き付けの有
効な情報として利用される。またこの情報はコントロー
ラを通じてメモリー206に記憶されて行く。
フィルムは画面位置の情報に基づき、露光ステージへ
1コマ毎に搬送され、オペレータが画面を検定し、露光
の補正条件を決定する。キーボードか補正量をインプッ
ト後、印画紙への焼き付けを行う。この露光補正条件
は、磁気ヘッド20から読み込んだ情報と重ね合わせてメ
モリーして行く。その後磁気ヘッド21に到達したフィル
ムへこのメモリーした情報を書き込むことになる。磁気
記録層が付与されていないフィルムは、検出部40出力に
基づいて区別されているので、磁気ヘッド21は作動させ
ないで良い。なおこのフィルムでは磁気記録再生の必要
性がないので、フィルムに傷がつかないようにするため
磁気ヘッド20、磁気ヘッド21を通過する時に磁気ヘッド
を退避する様にした方が良い。また露光の補正条件を焼
き付けの前に決定し、その情報を予め磁気記録しておく
ことも可能であり、この場合には磁気ヘッド21で記録す
る必要性がないならば、磁気ヘッドを退避する様にした
方が良い。
パトローネに巻込まないフィルムについては、予めそ
の情報をキーボードからインプットしておくか、あるい
は磁気情報として記録しておく。切替えガイド板30はそ
の指示に従って、第4図の様に跳ね上がった位置にあ
る。フィルム先端部はこの経路に従って排出口13へ進ん
で行き、第4図(4)に示すようにローラ3aによって排
出される。
検出部40ではフィルム後端部を検出し、ロールネガの
場合にはスプライス部を検出して、印画紙へフィルムの
区切りを表すソートマークをマーキングすることにな
る。
上記実施例以外にもローラの駆動にはパルスモータ駆
動だけでなく、DCモータ駆動にエンコーダを取付けて位
置検出を行っても良い。このDCモータは磁気の書き込
み、読取りには振動が少なく、有効な駆動方法と言え
る。
第5図はパトローネに収納していないネガフィルムを
パトローネに巻込む場合の搬送方法である。磁気ヘッド
21を通過するまでは、上記と同じである。
切替えガイド板30はコントローラからの指示に従っ
て、水平状態になっている。フィルムの先端がローラ34
aを通過してからローラ35aが回転を開始する。検出機41
で先端部を検出すると、ローラ35aは停止状態となる。
露光ステージからは次々とコマ送りされて来るので、図
の様なループを形成することになる。
所定のループ量に達すると、ローラ35aが回転を開始
するのと同時にパトローネ駆動部16もスプールの回転動
作を開始し、パトローネ内にフィルムが巻き取られるこ
とになる。順次コマ送りされたフィルムは検出部41で後
端部を検出し、巻き取りを完了したことを確認する。フ
ィルムを収納したパトローネは、パトローネ駆動部16に
よって退避部へ押し出される。
第6図はパトローネに収納しているネガフィルムを、
露光焼き付けする場合の搬送方法である。このフィルム
は第一回目プリントの焼き直しか、顧客に返却後の再注
文のフィルムであることが多いが、第一回目プリントで
も、パトローネに収納してからセットしても当然構わな
い。
パトローネセット部14にネガフィルムがセットされる
と、パトローネ駆動部16は先端のベロを出すために、パ
トローネのスプール部を回動する。同時にローラ35aも
回転を開始する。先端のベロが出たことは、検出部41で
のフィルムの有無検出によって確認出来、先端の位置も
検出出来る。一定時間経過しても、先端のベロが出ない
場合には一時スプール部の回動を逆転し、再び正転すれ
ばベロ出しが容易に出来る。
切替えガイド板30はコントローラからの指示に従って
水平状態になっている。フィルムの先端は、磁気ヘッド
21へ向かって搬送されて行く。磁気記録層が付与された
フィルムでは、先端部の情報および1コマ毎の情報が読
み出され、メモリーされて行く。またオペレータはディ
スプレーに表示された情報に基づいて露光の補正条件を
決定する。
磁気ヘッド20は作動させないので、ヘッドを退避させ
るか、ドライブを停止するかしておく。
また磁気記録層が付与されていないフィルムでは、磁
気の再生記録を行う必要がないので、磁気ヘッド20,21
を退避させるか、コントローラの監視およびドライブの
停止をする。
露光ステージへ搬送されたフィルムは、1コマ毎に焼
き付けが行われる。
検出部41で最終コマを検出し、その最終コマの焼き付
けが終了すれば、次ぎに逆送動作に入る。
磁気ヘッド21は情報の書き込みを行う。メモリーされ
ていた情報と露光の補正条件を重ね合わせ、コマの並び
換えを行う。記録の方式として、トライビットコードを
用い、逆転時には正負の信号を逆転して置くか、逆転の
コードを入力しておけば、読取り時に間違いを生じな
い。
パトローネに巻込む動作については、第5図と同様で
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、現像済みのネガ
フィルムを、収納されていたパトーネまたは専用のパト
ローネに収納することによって、焼き直しまたは再注文
のネガフィルムの取扱い、搬送性等が向上し、作業性の
効率化が達成できる。また磁気記録層を付与することに
よって、情報の記録が可能となり、その情報を利用する
ことで画質の向上、作業の効率化が達成出来る。
本発明は上記の効果を上げることが出来るネガ搬送装
置であり、さらに磁気記録層を付与したフィルムだけで
なく、従来の磁気記録層が付与されていないフィルムも
搬送可能であり、またパトローネに収納したフィルムお
よび収納していないフィルムも搬送可能である。そのた
めにラボ工程内で特別な仕分けを行う必要がなく、露光
焼き付け出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、写真焼き付け装置とネガフィルム搬送装置の
位置関係を表す概略図である。 第2図は、ネガフィルム搬送装置の外観斜視図である。 第3図は、ネガフィルム搬送装置の主要部を表す概略図
である。 第4図、第5図、第6図はネガ搬送動作説明図である。 10……ネガフィルム搬送装置、11……ネガフィルム、14
……パトローネセット部、15……パトローネ退避部、16
……パトローネ駆動部、19……パトローネ、20,21……
磁気ヘッド、30……切替えガイド板、40,41……検出
器、80……光源部、85……レンズ、86……シャッタ、90
……印画紙、100……写真焼き付け装置。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネガフィルムが送り込まれると、該ネガフ
    ィルムに記録されている画像の露光焼付けを行う単一の
    露光部と、 パトローネに収納されていない現像済みネガフィルムを
    挿入するためのフィルム挿入部と、 パトローネがセットされ、セットされた現像済みネガフ
    ィルムを収納しているパトローネからの前記ネガフィル
    ムの引き出しを行うと共に、送り込まれたネガフィルム
    のパトローネへの収納を行うパトローネセット部と、 前記フィルム挿入部にネガフィルムが挿入されると、挿
    入されたネガフィルムを前記露光部へ搬送し、前記パト
    ローネセット部でパトローネからネガフィルムが引き出
    されると、引き出されたネガフィルムを露光部へ搬送す
    る第1の搬送手段と、 ネガフィルムをパトローネに収納することなく排出する
    ためのフィルム排出部と、 露光部で画像が露光焼付けされたネガフィルムを、パト
    ローネセット部及び前記フィルム排出部の何れかに選択
    的に搬送する第2の搬送手段と、 を有する写真焼付け用ネガフィルム搬送装置。
  2. 【請求項2】前記露光部と前記パトローネセット部との
    間に設けられた磁気ヘッドと、磁気記録層が付与された
    ネガフィルムがパトローネセット部から露光部に搬送さ
    れるときには前記磁気ヘッドにより前記ネガフィルムの
    磁気記録層に記録されている情報の読出しを行わせ、前
    記ネガフィルムが露光部からパトローネセット部に搬送
    されるときには磁気ヘッドにより前記ネガフィルムの磁
    気記録層への情報の書込みを行わせる制御手段と、 を有する請求項(1)記載の写真焼付け用ネガフィルム
    搬送装置。
  3. 【請求項3】前記フィルム挿入部と前記露光部との間に
    設けられ、磁気記録層が付与されたネガフィルムがフィ
    ルム挿入部から露光部に搬送されるときに前記ネガフィ
    ルムの磁気記録層に記録されている情報の読出しを行う
    読取磁気ヘッドと、 前記露光部と前記フィルム排出部との間に設けられ、磁
    気記録層が付与されたネガフィルムが露光部からフィル
    ム排出部に搬送されるときに前記ネガフィルムの磁気記
    録層に情報を書込む書込磁気ヘッドと、 を有する請求項(1)記載の写真焼付け用ネガフィルム
    搬送装置。
JP24484690A 1990-09-14 1990-09-14 写真焼付け用ネガフイルム搬送装置 Expired - Fee Related JP2610704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24484690A JP2610704B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 写真焼付け用ネガフイルム搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24484690A JP2610704B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 写真焼付け用ネガフイルム搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04123032A JPH04123032A (ja) 1992-04-23
JP2610704B2 true JP2610704B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=17124846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24484690A Expired - Fee Related JP2610704B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 写真焼付け用ネガフイルム搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2610704B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04123032A (ja) 1992-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2602583B2 (ja) 写真プリンタ
JP2610704B2 (ja) 写真焼付け用ネガフイルム搬送装置
JPH05119461A (ja) フイルム接合機
JP3158792B2 (ja) 写真焼付方法及び装置
JPH02214840A (ja) 駒番号照合印字装置
EP0848284B1 (en) Piece negative feeding apparatus
JP2752526B2 (ja) 写真処理方法
JP3207598B2 (ja) フィルムキャリア
JP2685342B2 (ja) 写真フイルム搬送制御方法
JP2593225B2 (ja) ネガ袋への印字装置
JP3038248B2 (ja) 写真フィルム処理装置
JP3769894B2 (ja) ネガマスクユニット
JPH07319143A (ja) 写真現像方法及び写真現像装置
JP2693052B2 (ja) ペーパカッタ
JPH04204844A (ja) 写真フイルムの取扱方法及びフイルムプロセサ
JPH04199053A (ja) 写真処理用フイルム搬送装置
JPH1144940A (ja) フィルムマガジン
JPH05289184A (ja) プリント写真の作成方法
JPH03233550A (ja) フィルム処理装置
JPH0233140A (ja) 情報検索装置
JPH03192343A (ja) 写真焼付装置
JPH06347988A (ja) ペーパカッタ
JPH04368941A (ja) フィルムキャリヤおよび感光材料処理装置
JPS63301951A (ja) 齣番号印字装置
JP2000214568A (ja) 写真フィルム処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees