JP2593225B2 - ネガ袋への印字装置 - Google Patents

ネガ袋への印字装置

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JP2593225B2
JP2593225B2 JP1265466A JP26546689A JP2593225B2 JP 2593225 B2 JP2593225 B2 JP 2593225B2 JP 1265466 A JP1265466 A JP 1265466A JP 26546689 A JP26546689 A JP 26546689A JP 2593225 B2 JP2593225 B2 JP 2593225B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ネガ袋への印字装置に係り、特に、同時プ
リントで得られたプリント写真と同じ濃度、色バランス
の焼増しプリントが簡単に得られるようにするネガ袋へ
の印字装置に関するものである。
〔従来の技術〕
撮影済みのネガフイルムの殆どは、フイルム現像とプ
リントとを行う同時プリントにまわされるのが普通であ
る。この同時プリントでは、まずパトローネからネガフ
イルムを取り出し、これをフイルムプロセサーで現像処
理する。現像処理されたネガフイルムは、写真プリンタ
にセットされ、1件のネガフイルムに記録されている各
コマが印画紙に焼付露光される。焼付露光された印画紙
は印画紙プロセサーで現像処理されてから、1枚のプリ
ント写真に切り離される。他方、1件のネガフイルム
は、例えば6コマ毎に切断され、得られた各ネガピース
がネガ袋に装填される。このネガ袋とプリント写真とが
DP袋に収納されて客に渡される。
同時プリントでは、ネガフイルムの1コマに対して1
枚のプリント写真が作製されるから、複数枚のプリント
写真が必要な場合には、焼増しプリントの依頼が行われ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
写真焼付では、コマの平均透過濃度を測光し、この平
均透過濃度から三色光の基本焼付露光量を算出してい
る。しかし、この基本焼付露光量で適正な濃度とカラー
バランスを持ったプリント写真に仕上げることが可能な
ものは全体の7割程度であり、残りの3割はサブジェク
トフェリアが発生して仕上がりが不適正となる。そこ
で、このサブジェクトフェリアが発生するコマに対して
は、オペレータの経験で、イエロー,シアン,マゼン
タ,濃度等の露光補正量を決定し、基本焼付露光量を修
正している。
同時プリントと焼増しプリントでは、オペレータが異
なることが多く、また同じオペレータであっても露光補
正量に多少の違いが生じる。このために、従来の焼増し
プリントでは、同時プリントと同じ状態に仕上げること
が少なかった。
本発明は、同時プリントと同じ露光条件に設定するこ
とにより、同時プリントと同じ状態に仕上げることが簡
単にできるようにしたネガ袋への印字装置を提供するこ
とを目的とするである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、印字ヘッド
と、この印字ヘッドによりネガ袋に印字を行う印字コン
トローラとを備え、前記印字コントローラは、収納する
ネガピースの各コマが位置する部分に、各コマのコマ番
号及びプリント補正データを記録するとともに、先頭ネ
ガピースの収納部であってネガフイルムの先頭の空送り
コマが位置する部分、又は終端側ネガピースが挿入され
る収納部であって該ネガピースの挿入部分を除いた余剰
部分に、再プリントに必要な1件分の全体情報を記録す
るようにしたものである。再プリントに必要な全体情報
としては、例えば、どこの現像所で処理したかを示すラ
ボコード、どういう機種のプリンタでプリントしたかを
示す機種コード、現像処理した日付等があり、更には、
どういうプリント基本条件でプリントしたかを示すネガ
チャンネルコード等の補助コードを併せて記録すること
もできる。
また、別の発明は、収納するネガピースの各コマが位
置する部分に、各コマのコマ番号を記録するとともに、
先頭ネガピースの収納部であって、ネガフイルムの先頭
の空送りコマが位置する部分、又は終端側ネガピースが
挿入される収納部であって該ネガピースの挿入部分を除
いた余剰部分に、ネガピースを他のオーダーのものと識
別するための識別符号を記録するように、印字コントロ
ーラを構成したものである。
〔作用〕
同時プリントに先立ち、ネガ検定等によりネガフイル
ムの各コマについて、補正の有無や補正有りの時の露光
補正データが決定される。この補正情報は、ネガフイル
ムのエッジ部に記録されたコマ番号データを基準にし
て、記憶媒体、例えばLSIカード、フロッピィディスク
や紙テープ等に各コマ毎に記録される。プリント時に
は、この補正情報に基づき各コマの補正データが読み出
され、これに基づき露光量を決定して、各コマの焼付露
光を順次行う。
また、プリント処理済みのネガフイルムは、ネガ袋挿
入機に装填され、これにより、所定コマ数のネガピース
に切断された後にネガ袋に自動的に挿入される。ネガ袋
挿入機には、前記LSIカード等の記録媒体挿入口が設け
られており、記録媒体から再プリントに必要な情報が読
みだされ、これがネガ袋に記録される。
再プリント時には、注文者はネガ袋に記録したコマ番
号の焼増し枚数記入欄に処理枚数を記入して、現像所に
提出する。現像所では、ネガ袋に記録された1件分の全
体情報に基づき、同一プリンタにネガピースをセットし
た後に、焼増しコマの露光補正データを参照して焼増し
プリントを行う。このように、同時プリント時に決めた
露光補正データを用いるから、焼増しプリント写真の濃
度及びカラーバランスを同時プリント写真と同じに仕上
げることができる。
また、1オーダー毎のフイルム識別符号と、各コマの
コマ番号とを記録したネガ袋を用いて、焼増しプリント
する場合には、各オーダー毎に同時プリント時の露光補
正データを記録した記録媒体から、フイルム識別符号に
より、同時プリント時の各コマの露光補正データを求
め、これに基づき再プリントを行う。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図は、ネガ袋10を示すものである。周知のよう
に、ネガ袋10は、上側の端部10Aが下側の端部10Bよりも
短くなるように透明なシートを2つ折りにし、そして接
合部10Cをネガピース11の幅よりもやや大きいピッチで
形成することで、1個のネガピース11を収納するための
袋部10Dが並んで形成されている。接合部10Cは、2本の
ミシン目状接合線10Eからなり、これら接合線10Eは例え
ばヒートシーラーにより溶着されて形成される。ネガピ
ース11の下側パーフォレーション11Aが位置する袋部10D
部分と、この下の2本の接合部10Cの間の部分とには、
白色に印刷された白帯部10Fとされており、この白帯部1
0Fには、後述するように、コマ番号や露光補正データ等
の個別情報、ラボコードやプリント日付等の全体情報が
印字されるとともに、焼増し枚数が注文者によって記入
される。そして、白帯部10Fには焼増し枚数を記入する
スペースであることを示す「枚」の文字が例えば緑色で
印刷されている。更に、ハーフサイズネガフイルムの場
合に、各コマ毎に焼増し枚数を記入するための各コマの
仕切りを示すドット10Gが同様に印刷されている。ま
た、袋部10Dには、各コマを区切るためのコマ割り線10H
が緑色で印刷されている。
第2図は本発明のネガ袋への印字装置を実施したネガ
袋挿入機の概略を、第3図は外観を示すものである。前
記ネガ袋10は、ロール12に巻き取られており、ネガ袋挿
入機の所定位置にセットされる。そして、ネガ袋10は、
引出しローラ13,14でニップされて引き出され、ネガ装
填位置に間欠移送される。
現像所では、同時プリントが依頼されたネガフイルム
をパトローネから取り出す。そして写真プリントを能率
よく行うために、50〜100件のネガフイルムをスプライ
ステープ16で接合し、長尺ネガフイルム17とする。この
長尺ネガフイルム17は、フイルムプロセサーで現像処理
されてから、ネガ検定機(共に図示せず)にセットされ
る。ネガ検定機では、オペレータが各コマを観察し、コ
マ全体の平均透過濃度に基づく基本露光量では満足のい
く仕上がりにならないものに対し、濃度キー,色補正キ
ー,ファンクションキー,コレクションキー等を操作し
て、露光補正データを入力する。このネガ検定後は、長
尺ネガフイルム17は再びロールに巻き取られる。
このネガ検定時に、検定機に記録媒体例えばLSIカー
ド23がセットされる。このLSIカード23には、ラボコー
ドや機種コード、プリント日付、現在使用しているネガ
プリントチャンネル等の再プリントに必要な全体情報が
検定機により書き込まれる他に、ネガフイルム上でのコ
マの位置を特定するためのコマ番号、このコマ番号で特
定されたコマの露光補正データ、及び1件のネガフイル
ムを他のフイルムから識別するためのフイルムコードが
書き込まれる。コマ番号の特定は次のようにして行う。
長尺ネガフイルム17を検定位置に移送する際に、各ネガ
フイルムにサイドプリントしたコマ番号用バーコードを
読み取り、このコマ番号用バーコードの移動位置から、
検定位置にセットされたコマのコマ番号を判定する。な
お、LSIカード23への各種情報の書込みは、専用のネガ
検定機で行うものに代えて、プリンタで行うこともでき
る。
第3図に示すように、焼付露光に使用されたLSIカー
ド23は、ネガ袋挿入機のカード挿入口25にセットされ
る。また、焼付露光に供された長尺ネガフイルム17は、
フイルム供給部26にセットされる。LSIカード23に記憶
されたフイルムコードやラボコード、機種コード、ネガ
チャンネルコード等の全体情報と、コマ番号及び露光補
正データ等の個別データは、第2図に示すように、カー
ドリーダー27で読み出され、印字コントローラ28に送ら
れる。
印字コントローラ28には、後に説明するカットコント
ローラ35からネガピースの長さと、コマ位置及びコマ番
号とが出力される。これにより、印字コントローラ28
は、ネガ袋10への各コマのコマ番号記録位置を決定す
る。そして、印字コントローラ28は、1件分のネガピー
スのネガ袋10への挿入前に、記録ヘッド30をネガ袋10の
移送方向と直交する方向に移動して、第4図に示すよう
に、先頭ネガピースの収納部であってネガフイルムの先
頭の空送りコマが位置する部分の白帯部10Fに、再プリ
ントに必要な1件分の全体情報50を英数字で記録する。
また、各コマのコマ番号51及び露光補正データ52を各コ
マが位置する部分に算用数字で記録する。これら各情報
の印字は、個々のネガピース11をネガ袋10に挿入する前
に行っている。
前記長尺ネガフイルム17は、引出しローラ対31で引き
出され、コマ番号バーコードセンサ32,スプライステー
プセンサ33,及び画面検出部34に送られる。ここで、バ
ーコードセンサ32によりネガフイルム17のコマ番号を読
み取る。また、スプライステープセンサ33により長尺ネ
ガフイルム17のスプライステープ16を検出するととも
に、画面検出部34で各コマ15を検出する。これら各セン
サからのコマ番号信号,スプライステープ信号,及びコ
マ信号とはカットコントローラ35に送られる。
カットコントローラ35は、ドライバ36,37を介しモー
タ38,39を駆動して、各ローラ32,40,41を回転制御する
とともに、カッタ駆動部42を介してカッタ43を制御す
る。また、カットコントローラ35には、キーボード44が
接続されており、これの操作により、各種モードの設定
や手動操作を可能にしている。
カットコントローラ35は具体的には、画面検出部34か
らのコマ信号をカウントし、コマ15を6個カウントする
と、カッタ43を駆動して長尺ネガフイルム17をネガピー
ス11に切断する。なお、カットコントローラ35は、6コ
マ検出の他に、フイルム送り量も引出しローラ対32の回
転数等から検出しており、コマのカウント数が6未満で
あっても、6コマ分の長さにネガフイルムが達したとき
には、この直前に通過したコマとコマとの間で長尺ネガ
フイルム17を切断する。また、カットコントローラ35
は、スプライステープ信号の入力があった場合には、コ
マ数のカウント及びフイルム送り長さが6コマ分の長さ
未満であっても、カッタ43を作動しスプライステープ接
合部分を切断廃棄する。このようにして切断されたネガ
ピース11は、モータ39によって送り込みローラ41で袋部
10D内に完全に挿入される。この後にネガ袋10が袋部1
個分だけ間欠送りされ、フイルム挿入位置には新たな未
収納の袋部10Dがセットされ、これに次のネガピース11
が挿入される。
1件分のネガフイルムを構成する複数のネガピース11
がネガ袋10に挿入されると、引出しローラ13,14と、送
りローラ対44が回転して空の袋部10Dを装填位置にセッ
トする。1件分のネガピース11を装填したネガ袋10は、
ミシン目カッター45で接合部10Cの2本の接合線10Eの中
間位置にミシン目状切断線が入れられ、後にこの切断線
で各オーダー毎にネガ袋10が切り離される。
第1図は1件分のネガピース11を収納したネガ袋を示
すものである。ミシン目切断線に沿って切り離された1
件分のネガ袋10には、フルサイズで12枚撮りのネガフイ
ルムの場合には、3個のネガピース11が挿入される。ま
た、24枚撮りの場合には5個、36枚撮りの場合には7個
のネガピースが挿入される。これらのネガピース11は、
ネガ袋10から抜出し易くするために、第1図において右
端の部分例えば11Bがネガ袋10の上側端部10Aよりも突き
出ている。
そして、先頭ネガピース11の先頭の空送りコマが位置
する白帯部10Fには、LSIカード23から読み出した1件分
のネガフイルムの全体情報50が記録ヘッド30により印字
されている。また、各袋部10Dの白帯部10Fで、ネガピー
ス11の各コマ15が位置する部分には、このコマ15のコマ
番号51と露光補正データ52が記録ヘッド30によって印字
されている。なお、NO.8コマのように、撮影失敗により
プリントしないコマに対しては、この露光補正データ52
とコマ番号51とは記録されない。
第4図に拡大して示すように、全体情報50としては、
フイルム区別マーク53,プリント日付54,ラボコード55,
機種コード56,ネガチャンネルコード57がある。フイル
ム区別マーク53は、同一の客が複数のフイルムを依頼し
た場合に各ネガフイルムを識別するためのものであり、
例えば「CC」,「CD」,「CE」のように英文字で記録す
る。ラボコード55も同様に英文字で記録する。機種コー
ド56は数字で記録する。ネガチャンネルコード57は、フ
イルムの種類やメーカーの違い等によって、プリント基
本条件をプリンタで変えるために使用するもので、数字
で記録する。なお、全体情報50を英文字及び数字を用い
て記録しているが、この他に平仮名、片仮名、漢字等を
用いてもよい。また、露光補正データ52は、濃度補正キ
ー,シアン補正キー,マゼンタ補正キー,イエロー補正
キー,ファンクションキー,コレクションキーの各値を
英数字を用いて順に記録したものである。また、全体情
報50やコマ番号51及び露光補正データ52は数字,文字の
他に、バーコードを併記して、再プリント時の各情報の
読取りを自動化するようにしてもよい。
同時プリントでは、1件分のネガピースを挿入したネ
ガ袋と、ネガフイルムから作製したプリント写真とが一
緒に顧客に渡される。1つのコマに対して複数のプリン
ト写真が必要な場合には、プリント写真の裏面に印字さ
れたコマ番号から、ネガ袋10に印字された同一コマ番号
を見つけ出し、このコマ番号印字部分の白帯部10Fの
「枚」の文字32の前に、必要な枚数を表す数字33を記入
してから、ネガピース11を入れたまま、ネガ袋10を現像
所に提出する。
焼増しが依頼された現像所では、例えば、第5図に示
す焼増し受付機60を使用して受付を行う。この焼増し受
付機60は、焼増しコマのコマ番号及び焼増し枚数等を入
力するための入力キー62と、焼増し情報を書き込むため
のLSIカード63がセットされるカード挿入口64と、表示
パネル65とで構成されている。
ネガ袋10に記録された全体情報50から、使用機種を特
定し、これで使用するネガチャンネルを入力キー62によ
り入力する。また、焼増し希望枚数が記入されたコマの
コマ番号51,焼増し枚数及び露光補正データ52を各入力
キー62を操作して入力する。これにより、ネガチャンネ
ルや、コマ番号,露光補正データ,焼増し枚数がLSIカ
ード63に書き込まれる。なお、LSIカード63の代わり
に、磁気フロッピィや紙テープ等を用いてもよい。
焼増し受付後に、ネガ袋10とLSIカード63とが第6図
に示す焼増し専用の写真プリンタにセットされる。キー
ボード71を操作して書込みを指示すれば、カードリーダ
ー70はLSIカード63に記憶されている焼増し情報を読み
取り、これをコントローラ72に送る。
焼増しコマを含むネガピースを引出し位置にセットし
てから、キーボード71を操作してプリント開始を指示す
れば、モータ73によって引出しローラ74,2組の搬送ロー
ラ対75,76が回転する。ネガピース11の端部が袋部10Dか
ら突出しており、この端部に引出しローラ74が押し当て
られるから、ネガピース11が袋部11Dから引き出され
る。ネガピース11の移送中に、この片側にプリントされ
たコマ番号用バーコードがバーコードセンサ77で読み取
られる。新しいコマ番号用バーコードを読み取ると、古
いものがこれで更新され、そして最新のコマ番号用バー
コードの移動量が測定される。この最新のコマ番号用バ
ーコードと、その移動量とからコマを割出し、マスク78
で形成されたプリント位置に焼増しコマを自動的にセッ
トする。このコマ割出しについては、特開平1−102539
号公報に詳しく説明されている。
焼増しコマがプリント位置にセットされると、測光セ
ンサ80は、焼増しコマの平均透過濃度を色毎に測定し、
これらを露光制御部81に送る。この露光制御部81は、平
均透過濃度から基本焼付露光量を色毎に算出する。他
方、コントローラ82は、LSIカード63から入力された露
光補正データを露光制御部81に送り、これから補正量を
色毎に算出し、これを基本焼付露光量に加算して焼付露
光量を色毎に算出する。
焼付露光量の算出後に、露光制御部81は、シアンフイ
ルタ82,マゼンタフイルタ83,イエローフイルタ84とを光
路から退避させた後に、ブラックシャッタ85を開く。こ
のブラックシャッタ85が開くと、光源86で照明された焼
増しコマが焼付レンズ87を介して印画紙88に投影され
る。
焼付露光量は露光時間に比例するから、赤色焼付露光
量に対応した赤色露光時間が経過した時に、シアンフイ
ルタ82が光路に挿入され、赤色露光を終了させる。同様
に、緑色焼付露光量に対応したタイミングでマゼンタフ
ィルタ83が光路に挿入され、そして青色焼付露光量に対
応したタイミングでイエローフイルタ84が光路に挿入さ
れる。3枚のフイルタ82〜84の挿入後に、ブラックシャ
ッタ85が光路に挿入される。
焼増しコマの焼付が終了すると、モータ73が逆転して
ネガピース11を袋部10D内に挿入する。なお、ネガピー
ス11に焼増しコマが2個以上ある場合には、キーボード
71でプリント開始を指示すれば、第2番目の焼増しコマ
がプリント位置にセットされ、前述したように焼付露光
が行われる。次のネガピースを焼増しプリントする場合
には、このネガピースを引き出しローラ74の位置にセッ
トしてから、プリント開始を指示する。
焼増しコマが焼付露光された印画紙88は、印画紙プロ
セサーで現像処理され、必要に応じて、コマ番号や露光
補正データが印字される。この印字は、焼増しプリント
時に印画紙に印字することもできる。
なお、上記実施例では、焼増しプリントの受け付けを
専用の焼増し受付機60で行うようにしたが、これに代え
て、通常のプリントのように、焼付枚数及び露光補正デ
ータをキー操作によりプリンタに入力することで行うよ
うにしてもよい。この場合には、コマ番号用バーコード
を読み取り、自動的に焼付希望コマをプリント位置へセ
ットしてもよく、また人手によりプリント位置へセット
するようにしてもよい。
また、上記実施例では、ネガ袋10の各コマが位置する
白帯部10Fに、コマ番号51と露光補正データ52とを記録
するようにしたが、これに代えて、第7図に示す本発明
の第2実施例のように、各コマが位置する部分の白帯部
10Fにはコマ番号90のみを記録し、かつ、先頭ネガピー
ス11の先頭の撮影コマなし部分の白帯部10Fには、ネガ
フイルムを他のネガフイルムから識別する個別番号92と
プリント日付93とを記録するようにしてもよい。そし
て、現像所では、このネガフイルムの同時プリントで用
いた全補正データをフロッピィディスク等の記録媒体に
個別番号92に対応させて記録しておく。焼増し注文の際
には、ネガ袋94に記録された個別番号92を読み取り、こ
の個別番号92に基づき同時プリント時の露光補正データ
を検索し、得た露光補正データにより再プリントを行
う。この場合には、ネガ袋94の各コマが位置する部分の
白帯部10Fには、コマ番号90のみが記録され、他の露光
補正データは記録されないので、ネガ袋の記載がすっき
りしたものとなり、焼増し注文者にとって見易いものと
なる。なお、プリント日付93は省略してもよく、また個
別番号92は、ラボコードを併記した連続番号としてもよ
い。
また、上記実施例では、コマ番号51の記録位置はコマ
番号バーコードの読取り信号に基づき決定するようにし
たが、これに代えて、LSIカード23に全コマ番号の位置
データがスプライステープ検出信号等を基準にして記録
されている場合にはコマ番号バーコードの読み取りは省
略することもできる。
また、上記実施例では、全体情報50や個別番号92は、
ネガ袋の白帯部10Fに記録するようにしたが、これは白
帯部10Fに限らず袋部10Dの全面に記録することもでき
る。この全面記録部は、もともと空送りコマが位置する
ため、印字により撮影コマの観察が困難になることもな
いからである。
また、上記実施例では、全体情報は空送りコマが位置
する部分に記録するようにしたが、この他に、終端側の
ネガピースは通常のものよりもコマ数が少なくなり短く
なるので、この終端側ネガピースが挿入される袋部のネ
ガピースが入ることのない余剰部に記録してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、印字ヘッドと、こ
の印字ヘッドによりネガ袋に印字を行う印字コントロー
ラとを備え、前記印字コントローラは、収納するネガピ
ースの各コマが位置する部分に、各コマのコマ番号及び
プリント補正データを記録するとともに、先頭ネガピー
スの収納部であってネガフイルムの先頭の空送りコマが
位置する部分、又は終端側ネガピースが挿入される収納
部であって該ネガピースの挿入部分を除いた余剰部分
に、再プリントに必要な1件分の全体情報を記録するよ
うにしたからこの印字されたネガ袋を用いることによ
り、焼増しプリント時にこのネガ袋からこれらの情報を
読み取り、これに基づいて露光制御を行うようにするこ
とで、焼増しプリント時にも同時プリント時に用いた露
光補正データを使用することができ、焼増し写真を同時
プリント時の写真と同じ濃度、色バランスに仕上げるこ
とができる。しかも、全体情報の記録スペースを従来か
らのネガ袋に確保することができ、従来から使用してい
るネガ袋をそのまま利用し、有用なデータを印字するこ
とができる。また、収納するネガピースの各コマが位置
する部分に、各コマのコマ番号を記録したから、プリン
ト写真の裏面に印字されたコマ番号に基づき再プリント
コマを簡単に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のネガ袋への印字装置により印字したネ
ガ袋を示す平面図である。 第2図は本発明のネガ袋への印字装置を実施したネガ袋
挿入機の概略構成を示す斜視図である。 第3図はネガ袋挿入機の外観を示す斜視図である。 第4図はネガ袋の要部を示す平面図である。 第5図は焼増し受付機の外観を示す斜視図である。 第6図は焼増しコマをプリントする写真プリンタの一例
を示す概略図である。 第7図は他のネガ袋の要部を示す平面図である。 10……ネガ袋 10D……袋部 10F……白帯部 11……ネガピース 17……長尺ネガフイルム 23,63……LSIカード 30……記録ヘッド 50……全体情報 51,90……コマ番号 52……露光補正データ 92……個別番号(識別符号)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネガピースを収納するネガ袋への印字装置
    において、 印字ヘッドと、この印字ヘッドによりネガ袋に印字を行
    う印字コントローラとを備え、 前記印字コントローラは、収納するネガピースの各コマ
    が位置する部分に、各コマのコマ番号及びプリント補正
    データを記録するとともに、先頭ネガピースの収納部で
    あってネガフイルムの先頭の空送りコマが位置する部
    分、又は終端側ネガピースが挿入される収納部であって
    該ネガピースの挿入部分を除いた余剰部分に、再プリン
    トに必要な1件分の全体情報を記録することを特徴とす
    るネガ袋への印字装置。
  2. 【請求項2】ネガピースを収納するネガ袋への印字装置
    において、 印字ヘッドと、この印字ヘッドによりネガ袋に印字を行
    う印字コントローラとを備え、 前記印字コントローラは、収納するネガピースの各コマ
    が位置する部分に各コマのコマ番号を記録するととも
    に、先頭ネガピースの収納部であって、ネガフイルムの
    先頭の空送りコマが位置する部分、又は終端側ネガピー
    スが挿入される収納部であって該ネガピースの挿入部分
    を除いた余剰部分に、ネガピースを他のオーダーのもの
    と識別するための識別符号を記録することを特徴とする
    ネガ袋への印字装置。
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