JPH0273255A - 焼増し注文用インデツクスシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、焼増し注文するだめの焼増し注文用インデッ
クスシートに閃する。

〔従来技術〕

一般に顧客から依頼されたネガフィルムの現像に際して
、複数の長尺状ネガフィルムを長手方向に連結し、連続
的に現像処理を行うようになっている。現像処理が終了
したネガフィルムは、同時プリントの注文を受けている
場合は、各画像コマを順次焼付装置の焼付位置へ位置決
めし、印画紙へ画像を焼き付ける。印画紙への焼付が終
了すると、ネガフィルムは半透明のネガフィルムシート
の保護袋へ挿入され、印画紙き共に顧客へ返却すること
になるが、長尺状のネガフィルムをそのまま返却するの
ではなく、所定コマ毎（通常は６コマ毎）に切断してい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、顧客が焼増し注文をする際は、まず同時
プリントされた印画紙から焼増し注文をすべき画像を選
び出し、次いでネガフィルムからその選び出された画像
を検索する。このとき、撮影されている画像が隣り合う
画像コマで似通っている場合は、色彩が反転されたネガ
フィルムから間違いなく選び出すのは困難であり、しば
しば注文ミスを起こすことがある。また、コマ番号を間
違いなく選び出しても、そのコマ番号をメモ等に転記す
る際に、誤ったコマ番号を記入することもある。

このような、コマ番号と画像コマとの照合ミスは、注文
を受けるラボや写真店等での作業時にも起こることがあ
り、確認のための作業に時間がかかったり、焼き直し等
が必要となって作業性が低下したり、異なるコマをプリ
ントしてしまうなどの苦情が出たりすることになる。

また、同時プリントと再焼き（焼き増し）時とでプリン
トの色相が異なってしまうという苦情もある。これは同
時プリント時の露光時の色補正情報が、焼き増し時まで
保存されていないことが原因である。

本発明は上記事実を考慮し、焼増し注文時の注文ミスを
減らし、作業性を向上することができる焼増し注文用イ
ンデックシートを得ることが目的である。また前述の露
光条件を保存することが目的である。

〔課題を解決するための手段〕

請求項（１）に記載の焼増し注文用インデックスシート
は、長尺状のネガフィルムを所定コマ毎に切断してネガ
シートへ収納された短尺ネガフィルムの配列と同一の配
列で前記ネガフィルムの全画像コマがプリントされたプ
リントシートを焼増し注文用の見出しとして用いること
を特徴としている。

請求項（２）に記載の発明では、前記プリントシート上
の各画像コマに対応して、焼増し注文記入欄が設けられ
ていることを特徴としている。

また、請求項（３）に記載の発明では、長尺状のネガフ
ィルムを所定コマ毎に切断してネガシートへ収納された
短尺ネガフィルムの配列と同一の配列で前記ネガフィル
ムの全画像コマがプリントされたプリントシートと、前
記プリントシート上に剥離可能に重ねられ各画像コマの
画像を透過可能な焼増し注文記入用シートと、を有して
いる。

請求項（４）に記載の発明では、前記プリントシートの
裏面に各画像コマに対応して、焼付処理時の露光情報が
記録されていることを特徴としている。

〔作用〕

本発明によれば、焼増し注文時にネガフィルムから該当
する画像コマを検索することなく、ネガシートに収納さ
れた短尺ネガフィルムの配列と同一の配列でプリントさ
れたプリントシートから検索するようにしている。これ
により、画像は色彩が反転されていないので、画像コマ
の検索が容易となる。また、注文の際はこのプリントシ
ートを直接ラボ等へ差し出すことにより、メモ等にコマ
番号を記入して注文した場合に起こる転記ミス等も防止
することができ、確実に焼増し注文を受けた画像の焼付
処理を行うことができる。従って、照合作業等を簡素化
でき、さらに焼付ミスをなくすことができるので、全体
として作業性を向上させることができる。

なお、請求項（３）に記載の発明では、プリントシート
上に画像を透過可能な注文記入用シートを重ねたので、
注文すべき画像コマと注文記入欄とが同一位置となり、
注文時の記入が容易となり、注文した画像コマと実際の
画像コマとの照合も容易となる。

〔実施例〕

第１図には、本実施例に係るカッティングインサータ１
０の概略構成図が示されている。ネガフィルム１８は長
尺状で、その一端はドラム１９に層状に巻き取られて。

ドラム１９から引き出されたネガフィルム１８はローラ
２２、テンションローラ２４及びローラ２６に巻き掛け
られて案内されるようになっている。

ネガフィルム１８は、搬送部３８により、搬送力を受け
て移動されるようになっている。搬送部３８は、制御部
５２からの信号に応じて駆動されるステッピングモータ
（図示省略）と一対の搬送ローラ４２とで構成されてお
り、ステッピングモータへ供給されるパルス数に応じて
搬送ローラ４２を回転させ、ネガフィルム１８へ搬送力
を付与している。

搬送部３８の上流には、ネガフィルム検出部４４が配設
されている。ネガフィルム検出部４４には、コマ番号検
出装置４６が設置されており、その信号線は制御部５２
に接続されている。

このコマ番号検出装置４６は、ネガフィルム１８のそれ
ぞれの画像コマ１８Ａ近傍に付されたバーコード（図示
省略）を読み取ることにより、搬送されていくるコマ番
号を順次検出することができるようになっている。

搬送部３８の下流には、インデックスプリンタ部２８が
設置されている。インデックスプリンタ部２８は箱型で
内方は外部から遮光されている。

インデックスプリンタ部２８の上部には、シャッタ３０
を介して光源３２が配設されている。シャッタ３０は制
御部５２からの信号に応じて、開口部３４を開閉するこ
とが可能となっている。従って、シャッタ３０が開放さ
れると、光源３２からの光線がインデックスプリンタ部
２８の内方へと照射され、この内方を通過するネガフィ
ルム１８へ照射されるようになっている。ネガフィルム
１８の下方にはネガフィルム１８に対向して乳剤面が形
成されたプリントシート３６が配設されており、前記光
線の照射により、プリントシート上に所謂ベタ焼きが成
されるようになっている。なお、−回のベタ焼きの幅は
、後述するネガフィルムシート７２へ挿入される長さと
同一の６コマとされている。

プリントシート３６は、図示しない駆動手段により第１
図紙面奥側から手前側へ移動されるようになっており、
−回の焼付処理が終了すると、所定量移動され、次の６
コマの焼付処理がなされるようになっている。

このようにして１０一ル分のネガフィルム１８の画像コ
マを全てプリントシート３６へ焼付ると、プリントシー
ト３６上には、第２図に示される如く縦横に整列された
ネガフィルム１８の画像コマ１８Ａと同サイズのポジ画
像コマ１８Ｃが形成されるようになっている。

インデックスプリンタ部２８と搬送部３８との間のネガ
フィルム１８の上方には透明ガラス板６４が配設され、
ネガフィルム１８の搬送時の弛みを矯正して、確実にイ
ンデックスプリンタ部２８へと案内している。また、こ
のガラス板６４に対応するネガフィルム１８の下方は開
口部（図示省略）が設けられ、制御部５２に接続された
光源６６からの光線が照射されるようになっている。こ
れにより、光源６６からの光線は画像を透過し、作業員
は目視により透過画像を確認することができる。

前記インデックスプリンタ部２８の下流側にはカッタ部
５６が配設されている。カッタ部５６は、制御部５２か
らの信号に応じて駆動される刃部５８と一対の搬送ロー
ラ６０とを備えており、搬送部３８によって搬送された
ネガフィルム１８の先端を搬送ローラ６０によって挟持
し、刃部５８で切断するようになっている。

ネガフィルム１８の１回の搬送量は画像コマ１８Ａの６
コマ分に相当し、これにより、ネガフィルム１８は６コ
マ毎に短尺とされる。短尺とされたネガフィルム（以下
短尺ネガフィルム１８Ｂという）は搬送ローラ６０によ
り更に送り出され、ネガフィルムシート挿入部６２へと
送られるようになっている。

ネガフィルムシート挿入部６２は、送り出しドラムと、
巻取ドラム（共に図示省略）とで構成されており、これ
らのドラムにはネガフィルムシート７２が巻き取られて
いる。ネガフィルムシート７２は、複数の保護袋７２Ａ
が連続して形成された構造とされ、カッタ部５６の下流
に位置された保護袋？２Ａへ前記短尺ネガフィルム１８
Ｂが挿入されるようになっている。短尺ネガフィルム１
８Ｂが保護袋？２Ａへ挿入されると、制御部５２からの
信号により送り出しドラム及び巻取ドラムがそれぞれ回
転し、次の保護袋？２Ａがカッタ部５６の下流へ位置決
めされる。これをカッタ部５６によるネガフィルム１８
の切断に連動して作動させることにより、短尺ネガフィ
ルム１８Ｂは次々と保護袋？２Ａへ収納されることにな
る。

以下に本実施例の作用を説明する。

層状に巻き取られたネガフィルム１８はドラムの回転に
より巻き出され、ローラ２２、テンションローラ２４、
ローラ２６を介して搬送部３８へと搬送される。

ネガフィルム１８がインデックスプリンタ部２８へ搬送
されると、搬送が一旦停止され、シャッタ３０が所定時
間開放される。シャッタ３０が開放されている間は、光
源３２からの光線がインデックスプリンタ部２８の内方
にあるネガフィルム１８へ照射され、プリントシート３
６ヘベタ焼き処理が行われる。これにより、プリントシ
ート３６には横１列に６コマの画像コマが同時に焼付ら
れる。焼付処理が終了し、シャック３０が閉じられると
、ネガフィルム１８の搬送が再開されると同時に、プリ
ントシート３６は第１図紙面奥側から手前側へ所定量搬
送され、次の６コマがインデックスプリンタ部２８へ至
ると、上記処理を繰り返す。

ここで、１０一ル分の画像コマ１８Ａの焼付が終了する
と、プリントシート２８には、縦横に整列されたポジ画
像コマ１８Ｃが形成される。

ネガフィルム１８がカッタ部５６内に停止されると、ネ
ガフィルム１８は、その先端部が搬送ローラ６０に挟持
され、刃部５８が作動して切断される。この切断位置は
、画像コマ１８Ａと画像コマ１８Ａとの間の境目に正確
に位置決めされ、６コマ毎の短尺ネガフィルム１８Ｂに
切断される。

切断された短尺ネガフィルム１８Ｂは、搬送ローラ６０
によって更に送り出され、カッタ部５６の下流に位置す
る保護袋７２Ａへと挿入される。

保護袋？２Ａに短尺ネガフィルム１８Ｂが挿入されると
、送り出しドラムと巻取ドラムが回転し、次の空の保護
袋７２Ａがカッタ部５６の下流へ位置決めされる。これ
と同時に、ステッピングモータ４０は、所定のステップ
数（６コマ分）だけ回転され、次の切断位置へと搬送さ
れる。これを繰り返し行うことにより、短尺ネガフィル
ム１８Ｂは自動的に次々と保護袋７２Ａへ挿入される。

また、搬送部の下流側には、ガラス板６４を配設し、ネ
ガフィルム１８の下側から光源６６により光線を照射し
ているので、ネガフィルム１８の画像を確認することも
できる。

ここで、保護袋？２Ａへ収納された短尺ネガフィルム１
８Ｂの画像コマ１８Ａの配列（第３図参照）と、前記プ
リントシート３６上のポジ画像コマ１８Ｃの配列（第２
図参照）は同一となり、同時プリント後にネガフィルム
シート７２と共にこのプリントシート３６も渡す。これ
により、顧客は焼増し注文の際に、同時プリントされた
印画紙から焼増しすべき画像を選び出した後、プリント
シート３６から該当する画像を検索する。この場合、プ
リントシート３６上の画像はポジ画像であるので、検索
が容易となり、隣り合う画像が似通っていても誤検索を
することがない。焼増し注文の際は、このプリントシー
ト３６をネガフィルムシート７２と共に差し出すことに
より、プリントシート３６上のポジ画像コマ１８ｃとネ
ガフィルムシート７２に収納された短尺ネガフィルム１
８Ｂ上の画像コマ１８Ａとが同一の配列とされているの
で、照合が容易となり、ラボ等での焼付処理ミスを防止
することができる。

なお、本実施例では、プリントシート３６にポジ画像コ
マ１８Ｃのみを焼き付けたが、第４図に示される如く、
この各ポジ画像コマ１８ｃの下部に注文記入欄６８を設
けることにより、注文数やトリミング、引伸しサイズ等
の様々の注文内容も同時に記入することができる。

さらに、第５図に示される如く、プリントシート３６上
に注文用シートとされる半透明のトレース紙７０を剥離
可能に重ね合わせることにより、焼き増し終了後にこの
トレース紙７０を剥がし、新たな無記入パパレース紙７
０を貼り付けて顧客に変換すれば、プリントシート３６
を再利用することができる。

また、本実施例では、焼増し注文時の実際の画像とネガ
フィルム１８上の画像コマとの照合性向上のみを目的と
して、プリントシート３６を顧客に渡すようにしたが、
プリントシート３６への焼付処理の際にプリントシート
３６の裏面へプリンタ７４　（第１図想像線参照）を配
設し、第６図に示される如く、露光条件をバーコード７
６等で記録しておけば、焼増し時にバーコード７６を読
み取って、同時プリント時と同一の露光条件で焼増し処
理を行うことができ、色違いといった苦情をなくすこと
もできる。なお・インデックプリントはネガをそのまま
全てプリントした方のが良い。

通常同時プリントでは著しい露光不良のコマや、ピンボ
ケコマ等不良部分はプリントしない。しかし、本用途の
ためにはユーザーにネガフィルムとインデックスプリン
トが一致している方がわかりやすい。従って、６コマづ
つ切断されているネガ全部（ネガシート全て）インデッ
クスプリントになっている方のが良い。また、ユーザー
もこのインデックスプリントとネガを同一に保存してお
けば、どのネガフィルムに何が写っているか容易に判断
でき、整理しやすい。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本発明に係る焼増し注文用インデック
スシートは、焼増し注文時の注文ミスを減らし、色違い
クレームを減らし作業性を向上することができるという
優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例に係るカッティングインサータの概略
図、第２図≠は本実施例に係るプリントシートの平面図
、第３図は保護袋への挿入状態を示す平面図、第４図及
び第５図はプリントシートの変形例を示す平面図、第６
図は変形例に係るプリントシートの裏面図である。 １０・・・カッティング１ンサータ、 １８・・・ネガフィルム、 １８Ａ・・・画像コマ、 １８ｃ・・・ポジ画像コマ、 ３８　・　・ ６８　・　・ ７０　・　・ ７２　・　・ ７２Ａ　・ ７６　・　・ プリントシート、 注文記入欄、 トレース紙、 ネガフィルムシート、 ・保護袋、 バーコード。 第２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）長尺状のネガフィルムを所定コマ毎に切断してネ
   ガシートへ収容された短尺ネガフィルムの配列と同一の
   配列で前記ネガフィルムの全画像コマがプリントされた
   プリントシートを備えた焼増し注文用インデックスシー
   ト。
2. （２）前記プリントシート上の各画像コマに対応して、
   焼増し注文記入欄が設けられていることを特徴とする請
   求項（１）に記載の焼増し注文用インデックスシート。
3. （３）長尺状のネガフィルムを所定コマ毎に切断してネ
   ガシートへ収容された短尺ネガフィルムの配列と同一の
   配列で前記ネガフィルムの全画像コマがプリントされた
   プリントシートと、前記プリントシート上に剥離可能に
   重ねられ各画像コマの画像を透過可能な焼増し注文記入
   用シートと、を有する焼増し注文用インデックスシート
   。
4. （４）前記プリントシートの裏面には、各画像コマに対
   応して、焼付処理時の露光情報が記録されていることを
   特徴とする請求項（１）、（２）、（３）のいずれか１
   項に記載の焼増し注文用インデックスシート。