JPH05224314A - プリント写真作成方法 - Google Patents

プリント写真作成方法

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JPH05224314A
JPH05224314A JP2852292A JP2852292A JPH05224314A JP H05224314 A JPH05224314 A JP H05224314A JP 2852292 A JP2852292 A JP 2852292A JP 2852292 A JP2852292 A JP 2852292A JP H05224314 A JPH05224314 A JP H05224314A
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JP
Japan
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film
frame
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printed
printing
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JP2852292A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kimura
力 木村
Hidekazu Kito
英一 鬼頭
Masumi Hashizume
真澄 橋爪
Toshio Ito
俊夫 伊藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05224314A publication Critical patent/JPH05224314A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常サイズコマと特殊サイズコマとが混在し
た写真フイルムを能率良くプリント処理する。 【構成】 第1写真プリンタは、LSIカードのコマサ
イズデータと、露光補正データとを用いて、通常サイズ
コマ(フルサイズコマ)だけを自動的にプリントする。
このプリント後に、写真フイルムを複数のフイルムピー
スに切断してフイルム収納シートに挿入する。フイルム
収納シートには、特殊サイズコマ(パノラマサイズコ
マ)が存在する位置に、これを示すマークと露光補正デ
ータとが印字される。このフイルム収納シートと、通常
サイズコマのプリント写真とを照合して、DP袋に入れ
る。このDP袋は、第2写真プリンタにまわされ、特殊
サイズコマのプリントが行われる。この際に、フイルム
収納シートに印字されたマークから、特殊サイズコマが
見つけ出され、その露光補正データがフイルム収納シー
トの印字から知ることができる。得られた特殊サイズコ
マのプリント写真とフイルム収納シートとを照合し、も
とのDP袋に入れて出荷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なったサイズのコマ
が混在した写真フイルムから、サイズが異なったプリン
ト写真を作成するためのプリント写真作成方法に関し、
特にフルサイズコマとパノラマサイズコマとが混在した
写真フイルムに対して好適な方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パノラマサイズプリント写真は、横方向
の長さがフルサイズプリント写真(Lサイズ又はEサイ
ズ)の2倍であり、かなり迫力があるため、最近需要が
拡大しつつある。このパノラマサイズプリント写真は、
35mm写真フイルムに記録されたパノラマサイズコマ
(13×36mm)を、例えば89×254mmのプリント
サイズで印画紙にプリントしたものである。
【0003】撮影シーンをパノラマサイズコマに撮影す
るには、パノラマ専用レンズ付きフイルムユニットやパ
ノラマ専用コンパクトカメラの他に、コマサイズ可変カ
メラが用いられる。このコマサイズ可変カメラは、フイ
ルム通路上にコマサイズ切換え操作つまみが配置されて
おり、1本の写真フイルムの撮影途中でコマサイズを変
更することができないようにされている。これらのカメ
ラで撮影された写真フイルムは、同時プリントの依頼を
する場合に、パノラマサイズコマであることを表す「パ
ノラマシール」がパトローネに貼り付けられる。
【0004】撮影済み写真フイルムの同時プリントが依
頼されると、例えば大規模現像所では、パノラマシール
を目安にして、フルサイズコマ(24×36mm)の写真
フイルムと、パノラマサイズコマ(13×36mm)の写
真フイルムとに仕分け、前者はフルサイズ用同時プリン
トシステムにまわし、後者はパノラマ用同時プリントシ
ステムにまわす。
【0005】フルサイズ用同時プリントシステムでは、
フルサイズコマだけの写真フイルムをスプライステープ
で繋ぎ合わせて長尺フイルムにする。この長尺フイルム
をフイルムプロセサで現像処理してから、熟練したオペ
レータによるフイルム検定が行われる。このフイルム検
定では、プリントすべきコマに対してノッチを形成し、
また適正なプリント写真を得るための露光補正量を決定
する。次に、長尺フイルムをフルサイズ用写真プリンタ
にセットする。ノッチが付されたコマは、フイルム検定
時に指定された露光補正量を考慮して、印画紙に焼付露
光される。露光済み印画紙は、ペーパープロセサで現像
処理されてから、1枚のフルサイズプリント写真に切り
離される。このフルサイズプリント写真には、写真プリ
ンタにセットされた印画紙の幅によって、82.5×1
17mmのEサイズと、89×127mmのLサイズとがあ
る。他方、焼付処理が終了した長尺フイルムは、1件の
写真フイルム内で所定コマ数毎に切断され、得られたフ
イルムピースがフイルム収納シートに挿入される。1件
分のフイルムピースが挿入されたフイルム収納シート
と、1件分のプリント写真とを照合し、DP袋に入れて
出荷する。
【0006】他方、パノラマ用同時プリントシステムで
も、長尺化,現像処理,フイルム検定を経てから、長尺
フイルムをパノラマ用写真プリンタにセットし、ノッチ
が付されたコマを印画紙に焼付露光する。露光済み印画
紙を現像処理してから、各パノラマサイズプリント写真
に切り離し、次に1件分のパノラマサイズプリント写真
と、1件分のフイルム収納シートとを照合してから、D
P袋に入れて出荷する。
【0007】最近、コマサイズ切換え操作つまみをカメ
ラの外部に設け、1本の写真フイルムの撮影途中で、通
常サイズコマ(フルサイズコマ)と特殊サイズコマ(パ
ノラマサイズコマ)とに自由に切り換えができるように
したコマサイズ切換えカメラが市販されている。このカ
メラを使用すると、1本の写真フイルムに、フルサイズ
コマとパノラマサイズコマとが混在することになる。こ
の混在コマ写真フイルムは、「混在シール」をパトロー
ネに貼り付けて、同時プリントの依頼が行われる。
【0008】現状では、混在サイズ用同時プリントシス
テムが準備されていないので、各大規模現像所ではいろ
いろ工夫して、混在コマ写真フイルムのプリント処理を
行っており、その一例として次の方法が用いられてい
る。混在シールを目安にして混在コマ写真フイルムを仕
分け、これらをスプライステープで長尺フイルムにす
る。この長尺フイルムは、まずフルサイズ用同時プリン
トシステムにまわされ、現像,フイルム検定が行われ
る。このフイルム検定では、フルサイズコマを探し出
し、このフルサイズコマに対して、ノッチの形成と露光
補正量の決定とが行われる。したがって、パノラマサイ
ズコマに対してはノッチが付されず、また露光補正量の
決定もされない。これにより、フルサイズ用写真プリン
タでは、フルサイズコマだけが印画紙に焼付露光され、
パノラマサイズコマは焼付露光されない。
【0009】フルサイズ用同時プリントシステムを経た
長尺フイルムは、長尺フイルムのまま、又は1本の混在
コマ写真フイルムに離されてから、パノラマ用再焼きシ
ステムにまわされ、パノラマ再焼き用写真プリンタにセ
ットされる。熟練したオペレータは、目視でパノラマサ
イズコマを選び出し、これをプリント位置に位置決めす
る。次に、パノラマサイズコマを観察して露光補正量を
決め、この露光補正量で修正された露光条件下で、パノ
ラマサイズコマを印画紙に焼付露光する。長尺フイルム
又は1本の混在コマ写真フイルムは、フイルムピースに
分断されてフイルム収納シートに挿入される。ここで作
成されたパノラマサイズプリント写真と、フイルム収納
シート,フルサイズプリント写真とを照合し、これらを
DP袋に入れて出荷する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、混在
コマ写真フイルムは、2種類の写真プリンタに通される
から、プリント処理にかなりの手間と時間がかかり、現
像所に大きな負担を与えている。特に、パノラマサイズ
コマは実質的に焼増しプリントとして取り扱われるの
で、パノラマサイズコマの焼付露光では、コマの探し出
し、フイルム検定が必要となり、熟練したオペレータで
ないと作業ができないという問題があった。更に、DP
袋に袋詰めする際に、2種類のプリント写真を同時に照
合しなければならないため、この照合作業がしにくいと
いう問題がある。なお、コマサイズに応じて、焼付倍
率,感光材料のコマ送り量,フイルムマスク等を自動的
に切り換え、フルサイズコマとパノラマサイズコマの両
方を焼付露光することができる写真プリンタの開発が望
まれている。しかし、このような写真プリンタは、構造
が複雑となるとともに、コマサイズが変化する毎に各部
を切換えなければならないため、処理能率が低下すると
いう新たな問題を招くことになる。
【0011】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、既設の同時プリントシステムに僅かな変更を施すだ
けで、混在コマ写真フイルムを能率よく同時プリントす
ることができるようにしたプリント写真作成方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、第1プリント工程にお
いて、写真フイルムを第1写真プリンタにセットして、
通常サイズコマだけを印画紙に焼付露光し、この焼付露
光後に1本分の写真フイルムを複数のフイルムピースに
切断してから、フイルム収納シートに挿入し、このフイ
ルム収納シートには、特殊サイズコマが位置する部分
に、特殊サイズコマであることを表すマークを印字し、
次にフイルム収納シートを第2プリント工程にまわし、
フイルム収納シートのマークを目安にして特殊サイズコ
マを選択し、この特殊サイズコマを含むフイルムピース
をフイルム収納シートから出し入れしながら、特殊サイ
ズコマを第2写真プリンタで印画紙に焼付露光するもの
である。
【0013】請求項2に記載した発明では、第1プリン
ト工程において、フイルム収納シートに、各コマに対応
して露光補正データを印字し、この露光補正データを用
いて特殊サイズコマの焼付露光を行うものである。
【0014】請求項3に記載した発明では、各コマのコ
マサイズデータと露光補正データとを記録媒体に書き込
み、写真フイルムを第1写真プリンタで焼付露光する際
に、記憶媒体から読み出したコマサイズデータと露光補
正データによって、通常サイズコマだけを印画紙に焼付
露光し、次に写真フイルムをフイルムピースに切断して
フイルム収納シートに挿入し、この際に特殊サイズコマ
を含む写真フイルムに対しては、記憶媒体のコマサイズ
データに基づき、フイルム収納シートに特殊サイズコマ
を表すマークを印字し、この印字されたフイルム収納シ
ートを振り分けて第2写真プリンタにまわし、印字され
たマークに基づいて特殊サイズコマを見つけ出し、特殊
サイズコマを含むフイルムピースをフイルム収納シート
から出し入れしながら、特殊サイズコマの露光補正デー
タを記憶媒体から読み出して、特殊サイズコマを印画紙
に焼付露光するものである。
【0015】請求項4に記載した発明では、フイルム収
納シートと、通常サイズコマから作成したプリント写真
とをDP袋に入れて第2写真プリンタにまわし、ここで
作成された特殊サイズコマのプリント写真を照合してか
らもとのDP袋に入れて出荷するものである。
【0016】図1は、本発明の方法の概略を示すフロー
チャートである。現像所は、通常サイズコマと特殊サイ
ズコマとを含む混在コマ写真フイルムの同時プリントを
受け付けると、現像処理してからフイルム検定を行う。
このフイルム検定では、コマサイズの判定と、露光補正
量の決定とを行い、これらのデータをフイルム用メモリ
例えばLSIカードに書き込む。フイルム検定後に、混
在コマ写真フイルムとフイルム用LSIカードは、第1
プリント工程に送られる。小規模現像所では、混在コマ
写真フイルムを1本ずつ取り扱うが、大規模現像所では
フイルム検定及び第1プリント工程の作業を能率良く行
うために、複数の混在コマ写真フイルム同士を接合して
長尺化する。
【0017】第1プリント工程では、混在コマ写真フイ
ルムとフイルム用LSIカードとが第1写真プリンタに
セットされる。この第1写真プリンタは、フイルム用L
SIカードに記憶された各コマのコマサイズデータ,露
光補正データとを読み出し、これらのデータを用いて通
常サイズコマだけを印画紙に焼付露光し、特殊サイズコ
マをパスする。第1写真プリンタの通過後に、1件分の
混在コマ写真フイルムを複数のフイルムピースに切断
し、これらをフイルム収納シートに挿入する。このフイ
ルム収納シートには、フイルム用LSIカードのデータ
を用いて、特殊サイズコマの存在を示す表示と、特殊サ
イズコマが位置する部分に、特殊サイズコマであること
を表すマークとが印字される。また、フイルム収納シー
トには、各コマが位置する部分に、このコマのコマ番号
と露光補正量とが印字される。
【0018】他方、焼付露光された印画紙は、現像処理
されてから、1枚の通常サイズプリント写真に切り離さ
れる。このフイルム収納シートと通常サイズプリント写
真とを照合し、DP袋に挿入する。なお、通常サイズコ
マだけの写真フイルムも、混在コマ写真フイルムと同じ
ように取り扱われるが、特殊サイズコマが存在していな
いから、DP袋に挿入された後は、そのまま出荷され
る。
【0019】前記フイルム収納シート及び通常サイズプ
リント写真を収納したDP袋が第2プリント工程にまわ
される。特殊サイズコマに対しては、マークが付してあ
るから、これを見ながら所望のフイルムピースをフイル
ム収納シートから抜き出して、第2写真プリンタにセッ
トする。特殊サイズコマをプリント位置に位置決めして
から、フイルム収納シートに印字した特殊サイズコマの
露光補正データを読んで、キーボードで入力する。この
露光補正データを使用して、特殊サイズコマを印画紙に
焼付露光する。同様にして、フイルムピースに含まれた
次の特殊サイズコマを焼付露光する。1本のフイルムピ
ースに含まれた全ての特殊サイズコマの焼付露光が終了
すると、フイルムピースがフイルム収納シートに戻さ
れ、そして次のフイルムピースが抜き出される。露光済
み印画紙は、現像処理されて特殊サイズプリント写真と
なる。1件分フイルムピースの焼付露光が終了すると、
フイルム収納シートと、作成された特殊サイズプリント
写真とを照合して、もとのDP袋に入れて出荷する。
【0020】フイルム収納シートに、各コマに対応して
露光補正データが印字されており、特殊サイズコマの焼
付露光時に、この印字に基づいて露光条件がキー入力さ
れる。したがって、フイルム用LSIカードをセットす
ることができない写真プリンタや、シーン分類して自動
的に露光補正量を決定するためのスキャナーが内蔵され
ていない、安価な写真プリンタを使用して特殊サイズコ
マを焼付露光することができる。また、フイルム検定が
不要であるから、熟練したオペレータでなくとも、特殊
サイズコマの焼付露光を行うことができる。
【0021】また、フイルムLSIカードがセットでき
る写真プリンタの場合には、フイルム収納シートに露光
補正データを印字しなくてもよい。この場合には、フイ
ルム収納シートに印字されたコマ番号を入力すること
で、プリント位置にセットされた特殊サイズコマの露光
補正データがフイルム用LSIカードから読み出され
る。
【0022】図2は、本発明を実施する大規模現像所の
同時プリントシステムを示すものである。この実施例に
おいては、35mmフルサイズコマが通常サイズコマに該
当し、パノラマサイズコマが特殊サイズコマに該当して
いる。DP受付店では、同時プリントの依頼を受ける
と、パトローネ11をDP袋10に入れた状態で大規模
現像所に送る。このDP袋10には、DP受付店のコー
ド番号と受付整理番号とを組み合わせた受付番号(識別
番号)が、数字とバーコードの形態で予め記録されてい
る。
【0023】大規模現像所では、DP袋10の受付番号
をもとにして、数字とバーコードで表した受付番号をチ
ェックテープに印字し、これをDP袋10から取り出し
たパトローネ11に貼り付ける。次に、パトローネ11
に貼着されたシールを見て、フルサイズコマだけのパト
ローネ,パノラマサイズコマだけのパトローネ,コマサ
イズが混在したパトローネに仕分ける。パノラマサイズ
のパトローネは、前述したパノラマ用同時プリントシス
テムにまわしてプリントする。フルサイズコマのパトロ
ーネと、混在コマのパトローネは、図2に示す同時プリ
ントシステムを用いてプリントする。
【0024】仕分けられた混在コマのパトローネは、フ
イルム処理工程に送られる。まず、周知のフイルム先端
引出し具を用いて、ネガフイルムのフイルム先端をパト
ローネから引き出し、これにパトローネから剥がしたチ
ェックテープを貼り付けてから、フイルムスプライサ1
3にセットする。このフイルムスプライサ13では、頭
出しされた混在コマネガフイルム同志をスプライステー
プで接合する。これにより、50〜100本の混在コマ
ネガフイルムを繋ぎ合わせた長尺フイルムが作成され、
ロールに巻き取られる。なお、スプール回転により頭出
し可能なパトローネでは、フイルム先端引出し具による
頭出し作業が不要となる。
【0025】混在コマの長尺フイルムのロールは、フイ
ルムプロセサ14にセットされ、現像処理される。現像
処理済みの長尺フイルムは、ノッチャ15にセットさ
れ、フイルム検定される。このフイルム検定では、1コ
マずつ検定位置にセットし、フルサイズコマとパノラマ
サイズコマの区別なしに、プリントすべき正常なコマ
(撮影失敗コマ,ピンボケコマ、手振れコマ等を除いた
もの)かどうかを判定し、この正常なコマに対しては、
コマの外側に半円形のノッチを形成する。これととも
に、この正常コマに対して、適正な濃度と色に仕上げる
ために必要な露光補正量(3色のカラーキー及び濃度キ
ーのステップ数)を経験的に決定し、キーボードを操作
して入力する。
【0026】ノッチャ15には、フイルム用LSIカー
ド16がセットされており、キーボードから入力された
1件分の混在コマネガフイルムの受付番号のデータが書
き込まれる。次に、この1件分の混在コマネガフイルム
に含まれた各コマの露光補正データがノッチの形成番号
順に書き込まれる。更に、ノッチャ15には、コマサイ
ズ検出センサが取り付けられており、自動的に検出した
コマサイズのデータがフイルム用LSIカード16に書
き込まれる。本実施例では、パノラマサイズコマに対し
てフラグを与えられる。したがって、フラグが立ってい
ないものは、フルサイズコマと判定される。更にまた、
ノッチャ15には、バーコードリーダーが設けられてお
り、混在コマネガフイルムの側縁部に記録されたコマ番
号用バーコードを読み取り、これをもとに検定位置のコ
マのコマ番号を判定し、得られたコマ番号データを、ノ
ッチの順番にフイルム用LSIカード16に書き込む。
【0027】フイルム検定済みの長尺フイルムのロール
とフイルム用LSIカード16は、第1プリント工程に
まわされ、フルサイズ用プリンタ20にセットされる。
このフルサイズ用プリンタ20としては、自動制御によ
って高速処理するオートプリンタが用いられる。フルサ
イズ用プリンタ20は、長尺フイルムの各コマがプリン
ト位置に向けて移送される際に、各コマに付したノッチ
を検出し、まずプリントすべきコマかどうかを判定す
る。次に、ノッチの個数をカウントして求めたノッチ番
号から、フイルム用LSIカードのコマサイズデータを
参照して、フルサイズコマかどうかを判定する。もし、
パノラマサイズコマであると分ると、そのままプリント
位置を通過させる。他方、フルサイズコマであると分る
と、ノッチがプリント位置の中心部で停止するようにフ
イルム送りを制御する。
【0028】フルサイズコマがプリント位置にセットさ
れると、このコマの平均透過濃度(LATD)が測光用
センサで測定され、赤色,緑色,青色の各色の基本露光
量が算出される。これとともに、このフルサイズコマの
露光補正データをフイルム用LSIカード16から読み
出し、基本露光量を補正して各色の焼付露光量を算出す
る。得られた各色の焼付露光量に応じて、フルサイズコ
マをカラーペーパーに焼付露光する。同様にして、各フ
ルサイズコマが順番にプリント位置に自動セットされ、
カラーペーパーに自動的に焼付露光される。
【0029】また、フルサイズ用プリンタ20には、ペ
ーパー用LSIカード21がセットされており、これに
裏印字データが書き込まれる。この裏印字データとして
は、混在コマネガフイルムの受付番号,カラーペーパー
に焼付露光されたフルサイズコマのコマ番号,このフル
サイズコマの露光補正量等がある。なお、このフルサイ
ズ用プリンタ20は、内蔵したパンチャにより、カラー
ペーパーの各プリントコマ間の余白に、カットマークと
して小孔があけられ、そして各オーダーの区切り毎に、
ソートマークとして小孔があけられる。
【0030】焼付露光済みの長尺フイルムのロールとフ
イルム用LSIカード16は、フイルムカッティングイ
ンサータ22に送られる。フイルムカッティングインサ
ータ22は、長尺フイルムを6コマ毎のフイルムピース
39(図3参照)に切断し、これをフイルム収納シート
40の袋部41に挿入する。各袋部41は、一定ピッチ
で形成されており、その下部が白い帯になっており、こ
の部分が各コマの記録欄42として用いられる。このフ
イルムカッティングインサータ22は印字器を備え、フ
イルム用LSIカード16から読み出したデータを記録
欄42に印字する。
【0031】図3に示すように、第1番目のフイルムピ
ースの長さを短くしてあるから、1件分のフイルム収納
シート40のうち、最上部となる袋部41の左側は、2
〜3コマの空きが出る。第1番目の空きコマとなる部分
の記入欄42には、1件分の混在コマネガフイルムに共
通する全体情報45,例えばプリント日付,現像所識別
番号,受付番号等が印字される。
【0032】第2番目の空きコマの部分には、パノラマ
サイズを表す「P」のマーク43と、1件分の混在コマ
ネガフイルムに含まれたパノラマサイズコマの総数「4
4」とが印字される。この実施例では、「P10」と印
字されているから、1件分の混在コマネガフイルムに
は、10個のパノラマサイズコマがあることが分る。こ
のパノラマ総数表示から、照合・袋詰めの際に、第2プ
リント工程へまわす必要があるかどうかを知ることがで
きる。更に、特殊サイズプリント写真の照合・袋詰めに
おいて、特殊サイズコマが漏れなくプリントされたかど
うかを知ることができる。
【0033】また、各コマに対応する記録欄42には、
コマ番号46,露光補正データ47が記録される。そし
て、パノラマサイズコマの場合には、コマ番号46の前
にパノラマサイズコマであることを示す「P」のマーク
48が印字される。なお、これらの表示を焼増しプリン
トで利用することにより、プリント手順の間違いをなく
し、かつ同時プリントと同じ状態に仕上げることができ
る。また、フイルム収納シート40には、各オーダーの
境界部に周知のようにミシン目が形成され、長尺フイル
ムに対応して1本のロールに巻き取られる。
【0034】他方、フルサイズコマだけを焼付露光した
長尺のカラーペーパーは、ロール形態でペーパープロセ
サ23に送られる。このペーパープロセサ23では、周
知のように各処理槽にカラーペーパーを通して現像処理
する。現像処理後のカラーペーパーは乾燥された後にロ
ール状に巻き取られて、検定器24にセットされる。検
定器24では、フルサイズコマのプリント写真を観察
し、その仕上がりが良好である否かを判定し、不良プリ
ント写真に対してはマーカーで、例えば斜線2本からな
る不良マークを記録する。また、焼付露光量を変えるこ
とで仕上がりが良好となる場合には、例えば斜線1本か
らなる再焼きマークを記録する。
【0035】なお、フイルム用LSIカード16を用い
て、焼付露光時の露光補正データを表示器に表示し、こ
れを参考にして再焼き時の露光補正量を決定し、これを
フイルム用LSIカード16に書き込んでもよい。この
場合には、フイルム用LSIカード16を焼直し用プリ
ンタにセットすることで、簡単に焼直しコマを焼付露光
することができる。
【0036】検定済みペーパーロールは、ペーパー用L
SIカード21とともに、バックプリンタ25にセット
される。このバックプリンタ25では、ペーパー用LS
Iカード21から裏印字データを読み出して、フルサイ
ズコマだけをプリントした各プリント写真の裏面に、コ
マ番号,露光補正量,受付番号等を印字器で印字する。
【0037】ビリング機30には、ロール状のフイルム
収納シートと、ロール状のプリント済みカラーペーパー
とがセットされる。また、フイルム用及びペーパー用L
SIカード16,21もセットされる。更に、ビリング
機30には、不良マークや再焼きマークを検出するマー
クセンサと、カットマーク及びソートマークとを検出す
るマークセンサとが設けられている。このカットマーク
を基準にして、1枚のプリント写真ずつ切断し、そして
ソートマークによりオーダー毎に1まとまりにされる。
【0038】フイルム収納シートのロールから、1件分
のフイルムピースを収納した部分を引き出し、これをシ
ャーカステンの上にセットする。この1件分のフイルム
ピースに記録された各フルサイズコマと、1件分のフル
サイズプリント写真とを照合する。両者が同じものであ
ることを確認してから、連続したフイルム収納シートを
ミシン目から切り離す。
【0039】各DP袋10は、スプライス順に揃えられ
ているから、順番に取り出されて受付番号の照合が行わ
れる。この照合後に、DP袋10をビリング機30の料
金印字器にセットし、図4に示すように、伝票綴り36
にDP料金を印字する。このDP料金印字後に、照合済
みの1件分のフイルム収納シート40と、1件分のフル
サイズプリント写真35とがDP袋10に入れられる。
【0040】前記伝票綴り36は、引換え伝票,受付伝
票,売上伝票,受領書,納品書からなり、DP袋10に
印刷した仕上がり明細書の部分に重なった状態で貼着さ
れている。これらの伝票綴りには感圧紙が用いられてい
るため、記入された事項が下の伝票に転写される。な
お、一番上の引換え伝票は、DP受付店において剥ぎ取
られて、ユーザーに渡されている。
【0041】前記DP料金の印字に際しては、ホストコ
ンピュータから読み込んだDP受付店の単価と、各LS
Iカード16,21の情報と、不良マーク検出信号とに
基づいてDP料金が計算される。まず、図4に示すよう
に、予め入力されているフイルム現像代をDP袋10の
料金計算表37に印字する。次に、ペーパー用LSIカ
ード21からフルサイズのプリント枚数を検出し、これ
から不良とされたプリント枚数を引いて、フルサイズの
プリント枚数を求める。このフルサイズのプリント枚数
と、DP受付店の単価とから、フルサイズのプリント料
を求め、これを料金計算表37に印字する。更に、フイ
ルム用LSIカード16から読み出したパノラマサイズ
のプリント枚数と、DP受付店の単価とから、パノラマ
サイズコマのプリント前に、パノラマサイズのプリント
料とを求め,これらを印字する。最後に、各料金の小計
と消費税、及びこれらの総合計を求め、これらを印字す
る。
【0042】ビリング機30で処理された1件分のフル
サイズプリント写真35とフイルム収納シート40とを
照合・袋詰めする際に、焼直しが必要なフルサイズコマ
を含んでいるDP袋と、第2プリント工程にまわすDP
袋と、出荷可能なDP袋とに仕分ける。なお、ビリング
機30に、照合・袋詰めユニットを取り付け、料金印
字,照合,袋詰めを自動的に行ってもよい。この場合に
は、フイルム用LSIカード16のデータと、不良コマ
検出センサからの信号で、DP袋を自動的に仕分ける。
【0043】焼直しコマを含むDP袋10は、第2プリ
ント工程にまわす前に、焼直し工程では、DP袋10か
らフイルム収納シート40と、焼直しマークが記入され
たフルサイズプリント写真とを取り出す。焼直し用プリ
ンタプロセサ32のシャーカステン上にフイルム収納シ
ートをセットする。次に、フイルム収納シートに印字さ
れたコマ番号から、焼直しが必要なフルサイズコマを含
むフイルムピースを見つけ出し、これをフイルムキャリ
アに装填して、焼直しコマをプリント位置にセットす
る。
【0044】次に、焼直しが必要なフルサイズプリント
写真を観察しながら、裏面に印字された露光補正データ
を参照して、仕上がりを良好にするための新しい露光補
正量を入力する。この新しい露光補正量に基づいて、焼
直しコマをカラーペーパーに焼付露光する。この露光後
に、カラーペーパーは、1枚のシートに切り離され、現
像処理されてから排出される。得られたフルサイズプリ
ント写真は、検査工程34で目視により仕上がりが検査
され、良好であると判定された場合に、フイルム収納シ
ート40と照合されてから、元のDP袋10に入れられ
る。この照合・袋詰めの際に、フイルム収納シート40
の印字を観察して、第2プリント工程にまわすものと,
出荷できるものとに仕分ける。
【0045】焼直しが不要なDP袋と、焼直し工程を経
たDP袋とは、第2プリント工程にまわされる。この第
2プリント工程では、DP袋10からフイルム収納シー
ト40を取り出して観察する。パノラマサイズコマは、
コマ番号の前にパノラマプリントを示す「P」が記録さ
れるため、フイルム収納シート40内に混在するパノラ
マサイズコマを簡単に見つけることができる。フイルム
収納シート40からパノラマサイズコマを含むフイルム
ピースを取り出し、ミニラボ等のパノラマ用プリンタプ
ロセサ31のフイルムキャリアにセットする。フイルム
収納シート40に印字されたコマ番号を見て、このパノ
ラマサイズコマをプリント位置にセットする。次に、フ
イルム収納シート40に印字された露光補正データを読
んで、これをキーボードで入力する。
【0046】プリントキーを操作すると、プリント位置
にセットされたパノラマサイズコマは、測光用センサで
平均透過濃度が測定され、3色の基本露光量が算出され
る。次に、入力された露光補正データで、3色の基本露
光量がそれぞれ修正され、3色の焼付露光量が算出され
る。この焼付露光量によって焼付光の光質及び強度が調
節され、パノラマサイズコマがカラーペーパーに焼付露
光される。露光済みカラーペーパーは、1コマの大きさ
に切断され、そして現像処理されてパノラマサイズプリ
ント写真として排出される。このパノラマサイズプリン
ト写真は、横方向の長さがフルサイズプリント写真の2
倍となっている。以下同様にして、1件分のフイルムピ
ースのパノラマサイズコマが順番にカラーペーパーに焼
付露光される。
【0047】1件分のパノラマサイズプリント写真は、
検査工程33で仕上がり状態が検査され、全てが良好で
ある場合に、照合・袋詰めされる。これにより、DP袋
10には、フイルム収納シート40,フルサイズプリン
ト写真35,パノラマサイズプリント写真とが収納され
る。このDP袋10は、売上伝票等が切り取られてか
ら、DP受付店に出荷される。もし、パノラマサイズプ
リント写真に仕上がり不良が含まれている場合には、再
度パノラマ用プリンタプロセサ31にセットし、焼き直
しが行われる。
【0048】前述したパトローネの仕分け工程で、仕分
けられたフルサイズコマだけのパトローネは、前述した
混在コマのパトローネと同様に、図2に示す同時プリン
トシステムが使用される。このフルサイズネガフイルム
では、焼直し工程を使うことがあるが、第2プリント工
程が使われることはない。なお、パノラマサイズコマだ
けのパトローネは、パノラマ用同時プリントシステムに
まわされ、フイルム処理工程,パノラマ専用プリンタに
よる焼付露光,現像処理,ビリング,照合・袋詰め工程
を経てから出荷される。
【0049】パノラマサイズだけのパトローネには、
「パノラマシール」を貼着し、そして混在コマのパトロ
ーネには、「混在シール」を貼着することが励行されて
いるが、ユーザーによってはこれらのシールを貼らない
で同時プリントを依頼することがある。この場合には、
大規模現像所では、フルサイズだけのパトローネとして
仕分けることになる。そのために、フルサイズだけを繋
ぎ合わせた長尺フイルムの中に、混在コマネガフイルム
やパノラマサイズネガフイルムが入り込んでしまうが、
これらの異種ネガフイルムはノッチャ15による検定で
見つけられ、取り除かれる。
【0050】なお、フルサイズネガフイルムの長尺フイ
ルムの中に、混在コマネガフイルムが含まれていても、
本発明ではプリント処理に手間や時間がかかることはな
いので、あえて取り除かなくてもよい。また、混在コマ
ネガフイルムの依頼件数が少ない場合には、この混在コ
マネガフイルムだけで長尺フイルムを作成することがで
きないから、これをフルサイズネガフイルムの長尺フイ
ルムに入れるのがよい。このようなケースでは、照合・
袋詰めの際に、フイルム収納シート40のパノラママー
ク43の有無やDP袋10の料金印字から、混在コマネ
ガフイルムを見つけ出すことが必要である。もし、フル
サイズネガフイルムであると判定された場合には出荷に
まわされ、そして混在コマネガフイルムであると判定さ
れた場合には、これを収納したDP袋を第2プリント工
程へまわす。
【0051】なお、上記実施例では、フルサイズ用プリ
ンタ20とフイルムカッティングインサータ22とは別
体で設けたが、フルサイズプリンタにフイルムカッティ
ングインサータを組み込んだものを用いてもよい。ま
た、通常サイズコマとして、フルサイズコマを例にした
が、この他にハーフサイズコマを通常サイズコマに含め
てもよい。この場合には、フイルム検定時に、マニュア
ル又はセンサによってハーフサイズのデータをフイルム
用LSIカードに記録すること、及びフルサイズ用プリ
ンタとしてはフイルム用LSIカードからのコマサイズ
データによって、フルとハーフの焼付露光を自動的に切
り換えられる機能を持ったプリンタを使用することが必
要である。
【0052】また、フルサイズコマとパノラマサイズコ
マとについて説明したが、コマサイズの種類はこれに限
定されるものではない。例えば、フルサイズコマの他
に、縦横比が1:1.7のハイビジョンサイズ,シネマ
サイズ、スクエアサイズ等のコマが混在した写真フイル
ムに対しても、本発明を適用することができる。この場
合には、これらの特殊サイズコマをプリントするための
プリント工程が追加され、フルサイズコマのプリント後
に、DP袋を各プリント工程に振り分ける。また、上記
実施例では、コマサイズ識別情報をコマサイズセンサの
検出信号により求めたが、フイルム検定時に目視により
確認して手動により入力してもよい。更に、LSIカー
ド16,21を用いて、コマサイズデータや裏印字デー
タを各種機器に送っているが、この代わりにオンライン
にしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明では、通常サイズコマだけの写真フイルムを同時
プリントするシステムを利用し、これに特殊サイズコマ
をプリントする第2プリント工程を追加した構成である
から、稼働中の同時プリントシステムに僅かな改造を施
すだけで、混在コマ写真フイルムを能率よくプリントす
ることができる。また、フイルム収納シートに、特殊サ
イズであることを示すマークを付してあるから、特殊サ
イズコマの焼付露光時に、特殊サイズコマを含むフイル
ムピースを簡単に見つけ出すことができる。
【0054】請求項2に記載した発明では、特殊サイズ
コマを表すマークとともに、露光補正データを印字して
あるから、第2プリント工程でのフイルム検定が不要と
なり、したがって、熟練したオペレータでなくとも、特
殊サイズコマのプリント作業を行うことができる。
【0055】請求項3に記載した発明では、フイルム収
納シートに印字されたマークから、特殊サイズコマを簡
単に見つけ出すことができ、しかも記憶媒体の露光補正
データを用いることができるから、熟練したオペレータ
でなくとも、特殊サイズコマのプリント作業を行うこと
ができる。
【0056】請求項4に記載した発明では、第1プリン
ト工程で作成したプリント写真と、フイルム収納シート
とをDP袋に入れたままで、第2プリント工程にまわす
ようにしたから、照合作業の簡素化により照合ミスをな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を示すフローチャートである。
【図2】大規模現像所において、本発明を実施する場合
の同時プリントシステムを示す概略図である。
【図3】フイルム収納シートの平面図である。
【図4】ビリング機で印字された料金計算表を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 DP袋 11 パトローネ 13 スプライサ 15 ノッチャ 16,21 LSIカード 20 フルサイズ用プリンタ 22 フイルムカッティングインサータ 30 ビリング機 31 パノラマ用プリンタプロセサ 32 焼直し用プリンタプロセサ 36 伝票綴り 37 料金計算表 39 フイルムピース 40 フイルムシート
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 俊夫 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常サイズコマと特殊サイズコマとが混
    在した写真フイルムを用いて、プリント写真を作成する
    方法において、 第1プリント工程では、写真フイルムを第1写真プリン
    タにセットして、通常サイズコマだけを印画紙に焼付露
    光し、この焼付露光後に1本分の写真フイルムを複数の
    フイルムピースに切断してから、フイルム収納シートに
    挿入し、このフイルム収納シートには、特殊サイズコマ
    が位置する部分に、特殊サイズコマであることを表すマ
    ークを印字し、 次に、フイルム収納シートを第2プリント工程にまわ
    し、フイルム収納シートのマークを目安にして特殊サイ
    ズコマを選択し、この特殊サイズコマを含むフイルムピ
    ースをフイルム収納シートから出し入れしながら、特殊
    サイズコマを第2写真プリンタで印画紙に焼付露光する
    ことを特徴とするプリント写真作成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1プリント工程において、フイル
    ム収納シートに、各コマに対応して露光補正データを印
    字し、この露光補正データを用いて特殊サイズコマの焼
    付露光を行うことを特徴とする請求項1記載のプリント
    写真作成方法。
  3. 【請求項3】 各コマのコマサイズデータと露光補正デ
    ータとを記録媒体に書き込み、写真フイルムを第1写真
    プリンタで焼付露光する際に、記憶媒体から読み出した
    各コマのコマサイズデータと露光補正データとによっ
    て、通常サイズコマだけを印画紙に焼付露光し、次に写
    真フイルムをフイルムピースに切断してフイルム収納シ
    ートに挿入し、この際に特殊サイズコマを含む写真フイ
    ルムに対しては、記憶媒体のコマサイズデータに基づ
    き、フイルム収納シートに特殊サイズコマを表すマーク
    を印字し、この印字されたフイルム収納シートを振り分
    けて第2写真プリンタにまわし、印字されたマークに基
    づいて特殊サイズコマを見つけ出し、この特殊サイズコ
    マを含むフイルムピースをフイルム収納シートから出し
    入れしながら、特殊サイズコマの露光補正データを記憶
    媒体から読み出し、この特殊サイズコマを印画紙に焼付
    露光することを特徴とするプリント写真作成方法。
  4. 【請求項4】 前記フイルム収納シートと、通常サイズ
    コマから作成したプリント写真とをDP袋に入れて第2
    写真プリンタにまわし、ここで作成された特殊サイズコ
    マのプリント写真を照合してからもとのDP袋に入れて
    出荷することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記
    載のプリント写真作成方法。
JP2852292A 1992-02-14 1992-02-14 プリント写真作成方法 Pending JPH05224314A (ja)

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JP2852292A JPH05224314A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 プリント写真作成方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11586095B2 (en) 2018-09-04 2023-02-21 Canon Kabushiki Kaisha Lens apparatus and camera system having the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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