JPH02213830A - コマ番号印字方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、現像後の印画紙へコマ番号を印字するための
コマ番号印字方法に関する。

［従来の技術］ 従来より大規模な専業カラーラボでは、現像済みのネガ
フィルム等の原画フィルムに記録された画像コマは自動
写真焼付装置によって印画紙へ焼き付けられている。こ
の場合には、多数の原画フィルムを接合してロールとし
、焼付処理する前に検定装置（以下、ノツチャ−という
）によって検定作業を行い、原画フィルムのロールに対
応する記憶媒体に記憶させた検定結果に基づいて自動写
真焼付装置で焼付処理を行うという工程が採用されてい
る。すなわち、ノツチャ−を用いて原画フィルムの側端
でかつ画像コマに対応した位置に半月形のノツチを穿設
すると共に自動写真焼付装置で当該画像を測光して得る
平均透過濃度（ＬＡＴＤ）による露光制御に対しての露
光補正量の情報を記憶媒体としての磁気テープに記録す
る。そして、自動写真焼付装置に磁気テープを装填し、
原画フィルムを搬送しなから光電スイッチ等によりノツ
チ検出を行い、検出されたノツチに対応する画像コマを
焼付位置に位置決めして平均透過濃度や前記磁気テープ
に記録された露光量補正情報に基づいて焼付する。

ところが、一部の画像コマの焼付現像を失敗（例えば露
光不良、色バランス不良等）した時には、焼き直しをす
る必要があるが、原画フィルムに類似する画像コマが連
続して撮影されている場合には、焼き直しをするために
失敗した画像コマに対応するコマを原画フィルムの画像
コマの中から見つけ出すのは困難である。とくに、複数
のフィルムをスプライステープで接続して多量の原画フ
ィルムを処理する場合には、−注文ごとの再焼付作業の
効率が非常に悪くなっている。また、顧客が焼増等の再
注文をする場合に、プリントと原画フィルムの画像コマ
との対応が付けにくく、コマ指定が煩雑となっている。

この問題を解決するために、焼付時に読み込まれて露光
量を補正する露光量補正情報と共にコマ番号が記録され
た記憶媒体からコマ番号を読み取るコマ番号読み取り手
段と、前記コマ番号読み取り手段によって読み取られた
コマ番号を印画紙へ印字する印字手段を備え、焼き付け
られたプリントに画像コマ識別符号を付する装置として
特開詔６３−３０１９５１号公報に記載されているコマ
番号印字装置が提案されている。

［発明が解決しようとする間朋点］ しかしながら、一般に現像所では印画紙をロール単位で
処理を行っており、前記焼付時に読み込まれて露光量を
補正する露光量補正情報と共にコマ番号が記録されてい
る記憶媒体の単位と、係る印画紙の処理単位とは必ずし
も一致しない。プリントに正確なコマ番号を付するため
には記憶媒体と印画紙ロールの厳密な対応付けが要求さ
れるにも関わらず、単一の記憶媒体が複数の印画紙ロー
ルに対応したり、及び／もしくは複数の記憶媒体が単一
の印画紙ロールに対応したりすることが頻繁に起こって
いたため、実際にはその対応が非常に複雑なものとなり
、カラーラボ内部における記憶媒体と印画紙ロールの取
扱が煩雑化し、ひいては生産性を悪化させる要因となっ
ていた。また原画フィルムの検定段階にて、記憶媒体上
に原画フィルム上の画像コマに対応じてそのコマ番号及
び／もしくは当該コマを焼付処理しない旨の焼付不要情
報が記録される場合があるが、従来のコマ番号印字装置
ではそのような情報形式に対する対処がなされておらず
、焼付不要情報が記されている画像コマのコマ番号も印
画紙に付されてしまうため、その後の同期が取れず印画
紙に偽りのコマ番号が連続的に付されるという重大な問
題が起きている。

［問題点を解決するための手段］ 上記問題点は、写真焼付に際して、第１の記憶媒体に予
め記憶されたコマ番号を読み取り、少なくとも焼付に供
したコマ番号を第２の記憶媒体に書き込み、現像後の印
画紙には該第２の記憶媒体から読み取ったコマ番号を印
字することを特徴とするコマ番号印字方法と、現像後の
印画紙に、予め記憶媒体に記憶された情報の内、少なく
ともコマ番号と焼付不要符号および／もしくは焼付符号
を読み取り、焼付不要符号に対応する画像コマもしくは
対応する焼付符号が存在しない画像コマのコマ番号は印
字しないことを特徴とするコマ番号印字方法、によって
解決される。

本発明において記憶媒体とは写真焼付けの前後を通じて
コマ番号およびスプライス情報等の情報を記憶し次工程
へと伝達するための媒体であり、例えば紙テープ、磁気
テープ、フロッピィディスク、ＩＣカード、レーザーカ
ード、半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク等が
あげられる。

［発明の実施例］ 第４図には本発明に供する写真焼付装置の具体例を示す
。第１図に示されるコマ番号に関連するバーコード１５
を付した原画フィルム１２から予め読み取られ磁気テー
プに記録されたコマ番号等の情報は、磁気テープ読取部
４２によって読み取られ前記写真焼付装置の制御部４ｏ
に記憶される。

原画フィルムは搬送部４５によって搬送されると共に、
予め付されたノツチおよびスプライスが検出器４１によ
って検出され、ノツチに対応する画像コマは焼付位置に
位置決めされ、露光部４３によって露光される。写真焼
付処理が行われた後、焼き付けられた画像コマに対応す
るコマ番号は磁気テープ書込部４６によって磁気テープ
に書き込まれる。同時にスプライスに対応する情報も磁
気テープに書き込まれる。また焼き付けられた印画紙は
ロールの形で巻取られ現像処理に付される。

現像された印画紙は前述のごとく写真焼付装置によっ−
Ｃコマ番号等の情報が書き込まれた磁気テープと共に第
５図に示されるコマ番号印字装置に送られる。コマ番号
印字装置では磁気テープ読取部５２によって磁気テープ
からコマ番号等の情報が読み取られ、制御部５０に記憶
される。第２図に示されるような印画紙は搬送部５４に
よって搬送されると共に、写真焼付装置によって付され
たカットマーク２１等が検出器５１によって検出され、
カットマーク２１に対応する印画は印字位置に位置決め
され、第３図に示されるように印字部５３によって印画
の裏面にコマ番号３１が印字される。また印字された印
画紙は再びロールの形で巻取られ後処理工程に送られる
。

第６図に本発明に係る写真焼付に際してのコマ番号の書
き込み方法を示す。ステップ６１では原画フィルムの画
像コマに対応したコマ番号等の情報が読み取られる。こ
こで読み取られる情報は、予めノツチャ−等の前工程で
記憶媒体に記録された物を使用する。しかし、この事例
とは別に、焼付に供される原画フィルムに付されている
バーコードから直接コマ番号を読み取ると共にスプライ
スをも検出し、ＲＡＭ等の記憶媒体に記憶させてもよい
。ステップ６２ではノツチ検出を行いつつネガが搬送さ
れる。ノツチが検出された場合、ステップ６４でノツチ
に対応する画像コマを露光すると共に対応するコマ番号
を露光済みコマ番号としてバッファに記憶する。後にス
テップ６５でカットマーク２１が印画紙上に付される。

ただしこれは露光の直前に行ってもよい。ステップ６６
でスプライスが検出された場合それをバッファに記憶す
ると共に、ステップ７２において予め記憶されている情
報の中のスプライス情報を利用することによってコマ番
号と原画フィルムとの同期を確認する。ここで同期が取
れていない場合にはステップ７３で当該原画フィルムに
対する同期異常符号をバッファに記憶する。さらにステ
ップ６７でソートマーク２２が印画紙に付される。この
後ステップ６８で印画紙が搬送される。ステップ６９で
印画紙が検出されない場合、ステップ７０でネガ搬送が
停止され、ステップ６４、同６６、同７３でバッファに
記憶された情報がステップ７１で記憶媒体に書き込まれ
る。なお、該ステップ７１で書き込みを行う記憶媒体は
、ステップ６１で原画フィルムの画像コマに対応したコ
マ番号等の情報を読み取るのに使用した記憶媒体と別種
の物であっても良いが、同種の物としても構わず、さら
には同一の物を利用することも可能である。同一の物を
利用した場合には、写真焼付けに際して取り扱うべき記
憶媒体が１つとなり、経済的であると共に処理が容易に
なるという利点を有している。

このように本発明では焼付に供した画像コマのコマ番号
が記憶媒体に書き込まれる。この際、印１ｉｊＴｉ紙の
処理単位と記憶媒体のλ１応付けを容易にするために、
印画紙の処理単位に応じて記憶媒体を交換してもよいが
、印画紙の処理単位を識別する識別符号を記憶媒体に書
き込んでもよい。また、記憶媒体に対応させて印画紙の
処理単位を構成するように印画紙をカッ］・もしくはス
プライスしてもよい。

第７図に本発明に係るコマ番号の印画への印字方法を示
す。ステップ８１では焼付時に記憶媒体に書き込まれた
コマ番号等の情報が読み取られる。

ステップ８２ではカットマーク検出を行いつつ印画紙が
搬送される。カットマークが検出された場合、ステップ
８４でカットマークに対応する印画に対して、その画像
コマのコマ番号が印字される。

その後ステップ８５て印画紙上にソーｌ−マークが検出
された場合、ステップ８６で読み込まれた情報を検査し
、ネガ上で対応するスプライス情報が存在することを確
認の」二先へ進む。もしこれが確認されない場合にはス
テップ８８で警告がなされる。なおこの際、焼付順序と
印画紙ロール上の印画の順列とが逆になっている場合に
は、印画紙ロールを巻戻すことによって焼付時において
印画紙ロールの先頭に相応する印画から印字を行うこと
ができる。あるいは、焼付時において印画紙ロールの後
端に相応する印画から印字を行うべく、焼付時の逆順序
にコマ番号を印字してもよい。

このように本発明では焼付に供した画像コマのコマ番号
が記憶媒体から読み取られる。この際、記憶媒体に写真
焼付工程における同期異常を示す符号が読み取られた場
合には印画紙への印字方法を変更する。例えば印画に所
定のマーク等を施す方法があげられる。あるいはコマ番
号を印字しない等の変更でもよい。

以上写真焼付工程においてコマ番号等の情報を書き込む
事例に関して説明を行ったが、本発明による他の事例と
しては、写真焼付に先立ち予め記憶媒体に記憶されたコ
マ番号等の情報を利用してコマ番号を印字する例があげ
られる。この場合、焼付不要符号を読み取ることによっ
て焼付の行われていない画像コマに対応するコマ番号を
特定し、該コマ番号は印字しないという方法がとられる
。

あるいは焼付符号を読み取ることにＪ：って同様の処理
を行うことも可能である。

［効果］ 以上説明したように、本発明により印画紙の処理単位を
記憶媒体の処理１１ｉ位に一致させるか、もしくは記憶
媒体の処理単位を印１ｉＩＩｉ紙の処理単位に一致させ
ると共に、両者の処理１４１位における照合を行う方法
と原画フィルム単位でのコマ番号と印画との同期を確認
する方法が提供されるために、両者の対応付けを容易に
行うことができるので、カラーラボの工程における両者
の取扱に関する混乱が避けられ、印画に確実にコマ番号
を印字することができる極めて有意な写真処理が可能と
なった。

【図面の簡単な説明】 第１図は原画フィルムに付されたバーコードを示す説明
図、第２図は印画紙に表示されたカットマークを示す説
明図、第３図は印画紙に印字されたコマ番号を示す説明
図、第４図は写真焼付装置のブロック図、第５図はコマ
番号印字装置のブロック図、第６図は本実施例に供され
る写真焼付工程のフローチャート、第７図は本実施例に
供されるコマ番号印字工程のフローチャートである。 １２・・・原画フィルム ２０・・・印画紙 ２１・・・カットマーク ２２・・・ソー］・マーク

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. （１）写真焼付に際して、第１の記憶媒体に予め記憶さ
   れたコマ番号を読み取り、少なくとも焼付に供したコマ
   番号を第２の記憶媒体に書き込み、現像後の印画紙には
   該第２の記憶媒体から読み取ったコマ番号を印字するこ
   とを特徴とするコマ番号印字方法。
2. （２）前記第１の記憶媒体と前記第２の記憶媒体が同一
   の記憶媒体であることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のコマ番号印字方法。
3. （３）前記第２の記憶媒体を現像する印画紙の処理単位
   によって仕分けることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のコマ番号印字方法。
4. （４）前記第２の記憶媒体に現像する印画紙の処理単位
   を識別する識別符号を前記コマ番号と共に書き込み、該
   記憶媒体から読み取った識別符号によつて現像後の印画
   紙と照合を行うことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のコマ番号印字方法。
5. （５）前記第２の記憶媒体に応じて現像する印画紙の処
   理単位を仕分けることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のコマ番号印字方法。
6. （６）写真焼付時に原画フィルム一本毎のコマ数に関す
   る同期が取れない場合には同期異常符号を前記第２の記
   憶媒体に前記コマ番号と共に書き込み、この記憶媒体か
   ら読み取った該同期異常符号を用いて現像後の印画紙へ
   の印字方法を変更することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のコマ番号印字方法。
7. （７）前記第２の記憶媒体から読み取ったコマ番号を焼
   付時において前記印画紙の処理単位の先頭に相応する印
   画から印字すべく印画紙を巻戻すことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のコマ番号印字方法。
8. （８）前記第２の記憶媒体から読み取ったコマ番号を焼
   付時において前記印画紙の処理単位の後端に相当する印
   画から印字すべく焼付時の逆順序に印字することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のコマ番号印字方法。
9. （９）現像後の印画紙に、予め記憶媒体に記憶された情
   報の内、少なくともコマ番号と焼付不要符号および／も
   しくは焼付符号を読み取り、焼付不要符号に対応する画
   像コマもしくは対応する焼付符号が存在しない画像コマ
   のコマ番号は印字しないことを特徴とするコマ番号印字
   方法。
10. （１０）前記記憶媒体から読み取ったコマ番号を焼付時
    において前記印画紙の処理単位の先頭に相応する印画か
    ら印字すべく印画紙を巻戻すことを特徴とする特許請求
    の範囲第９項記載のコマ番号印字方法。
11. （１１）前記記憶媒体から読み取ったコマ番号を記憶す
    ると共に、該コマ番号を焼付時において前記印画紙の処
    理単位の後端に相応する印画から印字すべく焼付時の逆
    順序に印字することを特徴とする特許請求の範囲第９項
    記載のコマ番号印字方法。
12. （１２）前記記憶媒体に応じて現像する印画紙の処理単
    位を仕分けることを特徴とする特許請求の範囲第９項記
    載のコマ番号印字方法。