JP2693054B2 - 写真処理方法 - Google Patents

写真処理方法

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JP2693054B2
JP2693054B2 JP3080184A JP8018491A JP2693054B2 JP 2693054 B2 JP2693054 B2 JP 2693054B2 JP 3080184 A JP3080184 A JP 3080184A JP 8018491 A JP8018491 A JP 8018491A JP 2693054 B2 JP2693054 B2 JP 2693054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真処理方法に係り、特
に、通常サイズでプリントする画像コマのみが記録され
たフィルムと、通常サイズでプリントする画像コマ及び
別サイズでプリントする画像コマが混在するように記録
されたフィルムと、を処理するための写真処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、縦横の視野の一方を拡大したかの
様に縦の上下を省いて撮影した所謂パノラマ写真が広範
に普及し、パノラマ撮影専用カメラや、さらにパノラマ
写真アダプタ等を装着してパノラマ写真撮影を可能とし
たカメラも発売されている。このため、カメラ側でフィ
ルムに記録する画像サイズを変更し、例えば1本のフィ
ルムにフルサイズ、ハーフサイズ等の通常サイズの画像
とパノラマサイズの画像とを混在させて撮影されたフィ
ルムがラボに送られたり、フィルムに記録された特定画
像のみをパノラマサイズでプリントする指定がされるこ
とがある。
【0003】ここで、フルサイズとパノラマサイズとを
同じ尺度で印画紙への焼付処理をする場合、画像コマを
フルサイズでプリントするときの引伸倍率よりも画像コ
マをパノラマサイズでプリントするときの引伸倍率を大
きくする必要があると共に、ネガフィルムのマスク領域
及び印画紙の焼付範囲も異なってくる。すなわち、それ
ぞれのサイズに応じてネガフィルムのマスク領域や印画
紙の搬送距離を変更する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタでは、1ロット(例えば、1本又は1ロール)
内では、フルサイズでプリントする画像コマかパノラマ
サイズでプリントする画像コマかによって、焼付条件を
変えて1コマずつ順にプリントするようなことができな
い。
【0005】これを解決するために、各画像コマのプリ
ントサイズを判断し、サイズに応じて搬送距離、引伸し
倍率、ネガフィルムのマスク領域及び印画紙の焼付範囲
を切換えるようにプリンタを構成することが提案されて
いる。しかし、このプリンタでフルサイズ、ハーフサイ
ズ等の通常サイズでプリントする画像コマとパノラマ等
の別サイズでプリントする画像コマとが混在するフィル
ムをプリントする場合に、プリント処理時間に前記マス
ク領域の切換え等に要する時間が累積される。このた
め、短時間で出荷する必要のある通常サイズのプリント
のみで構成されたオーダが特に影響を受け、出荷が遅れ
るという不都合が発生する。また、プリントサイズの切
換えには複雑な制御が必要であった。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、通常サイズの
プリントのみで構成されるオーダを短時間で出荷するこ
とができ、別サイズのプリントが混在しているオーダも
効率よく処理することができる写真処理方法を得ること
が目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の写真処理方法は、通常サイズでプリントする
画像コマのみが記録された第1のフィルムと、通常サイ
ズでプリントする画像コマ及び別サイズでプリントする
画像コマが混在するように記録された第2のフィルム
と、を処理するための写真処理方法であって、処理する
フィルムに記録された各画像コマのプリントサイズを判
断し、前記通常サイズでプリントする画像コマのプリン
トを行うための第1のラインにおいて、前記判断結果に
基づ前記第1のフィルムについては各画像コマを順に
プリントすると共に前記第2のフィルムについては前記
通常サイズでプリントする画像コマのみをプリントした
後に、前記別サイズでプリントする画像コマのプリント
を行うための前記第1のラインと異なる第2のライン
に、前記判断結果に基づき前記第2のフィルムのみをセ
ットし、前記第2のラインにおいて、前記判断結果に基
前記第2のフィルムの前記別サイズでプリントする
画像コマをプリントすることを特徴としている。
【0008】また、第1のラインでプリントを行ったフ
ィルムを所定数の画像コマ毎に複数のフィルムピースに
カットし、前記判断結果に基づき、第2のフィルムのう
ち別サイズでプリントする画像コマが含まれているフィ
ルムピースのみを第2のラインにセットすることが好ま
しい。
【0009】また、第2のラインでプリントする画像コ
マに関する情報は、プリントする画像コマが記録された
第2のフィルムを識別する情報を指定することにより、
第1のラインでの処理結果に基づいて自動的に編集作成
することが好ましい。
【0010】
【作用】本発明では、処理するフィルムの各画像コマの
プリントサイズを判断し、まず第1のラインにおいて、
フルサイズ、ハーフサイズ等の通常サイズでプリントす
る画像コマのみが記録された第1のフィルムについては
各画像コマを順にプリントすると共に、通常サイズでプ
リントする画像コマ及びパノラマサイズ等の別サイズで
プリントする画像コマが混在するように記録された第2
のフィルムについては前記通常サイズでプリントする画
像コマのみをプリントする。このプリント処理が終了す
ると通常サイズのプリントのみで構成されるオーダを出
荷することができる。このため、通常サイズのプリント
のみで構成されるオーダの処理時間に別サイズのプリン
トの処理時間が加わることはなく、通常サイズのプリン
トのみで構成されるオーダを短時間で処理し出荷するこ
とができる。
【0011】また、第1のラインにおいて、通常サイズ
でプリントする画像コマのみをプリントした後に、別サ
イズでプリントする画像コマのプリントを行うための前
記第1のラインと異なる第2のラインに第2のフィルム
のみをセットし、この第2のラインにおいて、第2のフ
ィルムの別サイズでプリントする画像コマをプリントす
るので、通常サイズのプリントと別サイズのプリントを
異なるプリンタで行うことになり、プリント処理におけ
る搬送距離、引伸し倍率、ネガフィルムのマスク領域及
び印画紙の焼付範囲の切換え等は不要になる。 また、第
2のフィルムのみを第2のラインにセットするので、第
1のフィルム及び第2のフィルムを各々第2のラインに
セットする場合と比較して、第2のラインにセットした
フィルムにおける、別サイズでプリントする画像コマの
出現頻度が高くなる。従って、第2のラインにおいて、
別サイズでプリントする画像コマ効率よくプリント
ることができ、別サイズのプリントが混在しているオー
ダも効率よく処理することができる。また、複雑な制御
も不要になる。
【0012】また、第1のラインでプリントを行ったフ
ィルムを所定数の画像コマ毎に複数のフィルムピースに
カットし、第2のフィルムのうち別サイズでプリントす
る画像コマが含まれているフィルムピースのみを第2の
ラインにセットするようにすれば、第2のラインにセッ
トしたフィルム中における、別サイズでプリントする画
像コマの出現頻度が更に向上するので、別サイズでプリ
ントする画像コマを更に効率よくプリントすることがで
きる。
【0013】また、第2のラインでプリントする画像コ
マに関する情報、例えばプリントする画像コマを指定す
る情報や該画像コマの露光条件の補正値等の情報を、プ
リントする画像コマが記録された第2のフィルムを識別
する情報を指定することによって第1のラインでの処理
結果に基づいて自動的に編集作成するようにすれば、第
2のラインで再度画像コマの検定等を行う必要がなくな
るので、より効率よく処理することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には本発明の写真処理方法を適用可能
な写真処理システム10の概略図が示されている。
【0015】カメラによって撮影され画像が記録された
ネガフィルム12は、パトローネ14に収容されてラボ
へ送られ、前記写真処理システム10で処理される。な
お、写真処理システム10で処理されるネガフィルム1
2は、フルサイズの画像コマのみが記録されたネガフィ
ルム12と、例として図6に示すように、フルサイズの
画像コマ12Aとパノラマサイズの画像コマ12Bとが
混じって記録されたネガフィルム12と、が混在してい
る。パノラマサイズの画像コマ12Bはその縦方向寸法
(ネガフィルム12の幅方向寸法)が短くなっており、
面積比がフルサイズの画像コマ12Aの約1/2分に相
当している。
【0016】写真処理システム10に送られたネガフィ
ルム12は、最初に受付作業が施される。すなわち、パ
トローネから所定量引き出されてその先端部にチェック
テープ16が貼付され、さらにチェックテープ16に各
ネガフィルム12を識別するためのバーコード18が印
字される。受付作業が完了した複数本のネガフィルム1
2は順次スプライサ20へ送られ、パトローネ14から
引き出された後に接合されて1本のロール状にされる。
【0017】スプライサ20で処理されたネガフィルム
12はフィルムプロセッサ22へセットされ、フィルム
プロセッサ22で現像、定着、水洗、乾燥の各処理が施
される。フィルムプロセッサ22で処理されたネガフィ
ルム12は、ネガ検定機24(以下、ノッチャーパンチ
ャ24という)によって検定作業がなされる。
【0018】図2に示すように、ノッチャーパンチャ2
4はロール状のネガフィルム12を搬送ローラ58の搬
送力で引き出して搬送し、検定を行った後にロール状に
巻き取る構成である。搬送ローラ58は制御回路60に
接続されており、制御回路60によって作動が制御され
る。ネガフィルム搬送路上流側にはラインセンサ62が
配置されている。ラインセンサ62はネガフィルム12
の幅方向に沿って配列された多数の濃度センサから成
り、各濃度センサはネガフィルム12の対応する部位の
濃度を検出し、検出結果を制御回路60へ出力する。制
御回路60はラインセンサ62から出力された信号に基
づいてネガフィルム12の各画像コマ毎の濃度分布を判
断し、各画像コマがフルサイズの画像コマ12Aかパノ
ラマサイズの画像コマ12Bかを判定する。また、ライ
ンセンサ62の隣にはバーコードリーダ64が配設され
ている。バーコードリーダ64は前記受付作業でネガフ
ィルム12に付与されたバーコード18を読取り、制御
回路60へ出力する。
【0019】ネガフィルム搬送路上の検定位置にはネガ
マスク66が配置されている。ネガマスク66にはネガ
フィルム12にノッチを付すための図示しないノッチャ
ーが取付けられている。ネガマスク66の下方には制御
回路60によってオンオフされ検定位置に位置決めされ
た画像コマに光を照射する光源68が配設されており、
オペレータは前記検定位置に位置決めされた画像コマを
プリントするか否か及び露光条件の補正が必要か否かを
目視によって判断すると共に、濃度補正値、カラー補正
値等の露光条件の補正値を設定し、判断結果及び露光条
件の補正値をキーボード70を介して入力する。また、
制御回路60は前記画像コマのサイズを判断した結果に
基づいてネガマスク66を、検定位置に位置決めされる
画像コマがフルサイズの場合にはフルサイズの画像コマ
12Aに対応するマスク領域に、前記位置決めされる画
像コマがパノラマサイズの場合にはパノラマサイズの画
像コマ12Bに対応するマスク領域に切換える。これに
より、画像コマ以外の部分がマスクに覆われ、オペレー
タによる画像コマの検定を容易にしている。また、オペ
レータによってプリントする画像コマであると判断さ
れ、この検定結果が入力されると、制御回路60は前記
ノッチャーを作動させ前記画像コマにノッチを付す。
【0020】また、制御回路60にはメモリカード72
に情報を記録する記録装置74が接続されている。制御
回路60は記録装置74を介してメモリカード2に、
各画像コマ毎のコマ番号、サイズ、露光条件の補正が必
要であると判断された場合には入力された露光条件の補
正値等の情報を前記読み取ったバーコード18と対応さ
せて記録する(図7参照)。
【0021】ノッチャーパンチャ24で検定されたネガ
フィルム12はフルサイズ用プリンタ26にセットされ
る。図3に示すように、プリンタ26には読取装置76
が接続されており、前記セットされるネガフィルム12
の露光条件の補正値等が記録されたメモリカード72も
ネガフィルム12と共に読取装置76へセットされる。
プリンタ26には光源78、複数枚のフィルタを備えた
フィルタ部80、フルサイズの画像コマ12Aに対応し
たマスク領域を有するネガマスク82、図示しないシャ
ッタ及びレンズ等を備えた光学系84及びフルサイズの
プリントに対応したマスク領域を有するペーパマスク8
6が順に配置されている。フィルタ部80、光学系84
及び読取装置76は制御回路88に接続されている。ネ
ガマスク82配設部位はネガフィルム12の露光位置と
されている。前記プリンタ26にセットされたネガフィ
ルム12は搬送ローラ90によって搬送力が付与されて
搬送され、ネガマスク82を通過した後にロール状に巻
き取られる。また、ネガマスク82よりもフィルム搬送
方向上流側にはバーコードリーダ92が配設されてい
る。バーコードリーダ92は前記チェックテープ16に
付与されたバーコード18を読取り、読取った結果を制
御回路88へ出力する。
【0022】また、ペーパマスク86近傍には長尺状の
ペーパ28がロール状に巻回された状態でセットされ、
ペーパマスク86配設部位はペーパ28の露光位置とさ
れている。ペーパ28は搬送ローラ94によって搬送力
が付与されて搬送され、ペーパマスク86を通過した後
にロール状に巻き取られる。また、ペーパマスク86よ
りもペーパ搬送方向下流側にはカットマーカ96が取付
けられている。カットマーカ96は制御回路88に接続
されており、制御回路88によってペーパ28に記録さ
れた各画像コマの各々のカット位置にカットマークを付
与する。
【0023】制御回路88は、メモリカード72から画
像コマに関する情報をネガフィルム12に記録された画
像コマの順に読み取り、画像コマのサイズがフルサイズ
の場合にはネガフィルム12を搬送して該画像コマをネ
ガマスク82に位置決めすると共に、ペーパ28を搬送
して未露光のペーパ28をペーパマスク86に位置決め
する。なお、画像コマのサイズがパノラマサイズの場合
にはネガフィルム12を搬送し、該画像コマをネガマス
ク82を通過させる。次に、画像コマ濃度を考慮して露
光条件を求め、前記読取った情報に前記露光条件の補正
値が含まれている場合には該補正値を考慮して前記露光
条件にさらにカラー補正または濃度補正を加え、この露
光条件に応じてフィルタ部80及び光学系84の作動を
制御して前記位置決めした画像コマの画像をペーパ28
にプリントする。これによりペーパ28には、フルサイ
ズの画像コマ12Aに対応する画像のみが記録される。
ペーパ28に画像をプリントした後に、制御回路88は
カットマーカ96を作動させ、プリントした画像コマの
カット位置にカットマークを付与する。
【0024】プリント工程を終了しロール状に巻き取ら
れたネガフィルム12は、カットインサータ30にセッ
トされる。図4に示すように、カットインサータ30の
制御回路98には読取装置100が接続されており、カ
ットインサータ30にセットされるネガフィルム12の
情報が記録されたメモリカード72が読取装置100に
セットされる。カットインサータ30にセットされたネ
ガフィルム12は搬送ローラ102によって搬送力が付
与されて搬送される。ネガフィルム搬送路上にはネガフ
ィルム搬送路を挟んで一対の移動刃104が配置されて
いる。移動刃104は制御回路98に接続されており、
制御回路98からの信号によって移動され、ネガフィル
ム12を6画像コマ毎にカットする。ネガフィルム搬送
路下流側にはネガフィルムシート106が配置されてい
る。ネガフィルムシート106は複数の保護袋106A
が連続して形成されて構成されており、各々の保護袋1
06Aはカットされたネガフィルム12を収容可能とさ
れている。ネガフィルムシート106は図示しない移動
装置によって移動され、複数の保護袋106Aのいずれ
かがネガフィルム搬送路に対応される。6画像コマ毎に
カットされたネガフィルム12は搬送ローラ102によ
って搬送され、ネガフィルム搬送路に対応している保護
袋106A内に収容される。
【0025】また、カットインサータ30のネガフィル
ム搬送路上にはバーコードリーダ108が配置されてい
る。バーコードリーダ108は制御回路98に接続され
ており、ネガフィルム12のチェックテープ16に印字
されたバーコード18を読み取って制御回路98へ出力
する。また、制御回路98はデータ記録器40とオンラ
インで接続されている。制御回路98は読み取られたバ
ーコード18に基づいてカットしているネガフィルム1
2を特定し、メモリカード72に記憶されている情報の
うちバーコード18に対応される情報を読取り、6画像
コマ毎にカットした位置を表す情報を付加してデータ記
録器40へ転送する。データ記録器40は磁気ディスク
42を備えており、カットインサータ30から転送され
た情報を磁気ディスク42に記憶する。
【0026】一方、画像がプリントされたペーパ28は
ペーパプロセッサ32に装填される(図1参照)。ペー
パプロセッサ32ではペーパ28に現像、定着、水洗、
乾燥の各処理を施す。ペーパプロセッサ32で処理され
たペーパ28は、次に検定器34へ送られて各プリント
の仕上がりがオペレータによって検定される。検定で不
合格とされたプリントは表面に鉛筆等で不合格を表すマ
ークが描かれる。検定工程を終了したペーパ28はバッ
クプリンタ36にセットされ、各プリントに対応する裏
面にコマ番号が印字された後にカッターソータ38にセ
ットされる。
【0027】カッターソータ38は図示しないカットマ
ークセンサを備えており、前記ペーパ28の各プリント
のカット位置に付与されたカットマークを検出してカッ
トマークが付与された部位でペーパをカットする。これ
によりペーパ28は各プリント毎に切断される。また、
カッターソータ38は前記検定で不合格とされたプリン
ト表面に描かれたマークを検出するセンサ(図示省略)
を備え、このマークが付与されたプリントとマークが付
与されていないプリントとを分離して集積させる。な
お、マークが付与されたプリントは再度プリントされ
る。
【0028】検定に合格しマークが付与されなかったプ
リントは、仕分け工程で前記ネガフィルムシート106
に収容されたネガフィルム12と照合されると共に、フ
ルサイズでのプリントのみで構成されたオーダに対応す
るネガフィルム12及びプリントと、フルサイズでのプ
リントとパノラマサイズでのプリントとが混在している
オーダに対応するネガフィルム12及びプリントと、に
仕分けされる。フルサイズでのプリントのみで構成され
たオーダに対応するネガフィルム12及びプリントはD
P袋に収容されて顧客へ出荷される。一方、フルサイズ
でのプリントとパノラマサイズでのプリントとが混在し
ているオーダに対応するプリントは一旦蓄積され、前記
オーダに対応するネガフィルム12、すなわちパノラマ
サイズの画像コマ12Bが記録されたネガフィルム12
はプリントコマ指定器44に送られる。
【0029】図5に示すように、プリントコマ指定器4
4にはネガフィルム12がネガフィルムシート106に
収容された状態でセットされる。ネガフィルムシート1
06の各保護袋106Aに収容されたネガフィルム12
は、図示しないネガフィルム取り出し機構によって順次
保護袋106Aから取り出される。取り出されたネガフ
ィルム12は搬送ローラ112によって搬送力が付与さ
れて搬送される。搬送ローラ112配設部位よりもネガ
フィルム搬送方向下流側には、スプライサ112が配設
されている。スプライサ112は制御回路114に接続
されており、順次保護袋106Aより取り出されて搬送
される多数のネガフィルム12を接合するよう制御され
る。接合されたネガフィルム12はさらに搬送され、ロ
ール状に巻き取られる。
【0030】また、ネガフィルム12搬送路上にはバー
コードリーダ116が配設されている。バーコードリー
ダ116は接合されたネガフィルム12のチェックテー
プ16に印字されたバーコード18を読取って制御回路
114に出力する。制御回路114はデータ記録器40
とオンラインで接続されており、またメモリカード11
8に情報を記録する記録装置120が接続されている。
制御回路114は読取られたバーコード18に基づいて
接合されたネガフィルム12を特定し、データ記録器4
0の磁気ディスク42に記憶された前記ネガフィルムに
関する情報を転送するようデータ記録器40に指示す
る。そして転送された情報を前記図7のフォーマットと
同様の形式でメモリカード118に書き込む。
【0031】なお、バーコードリーダ116をネガフィ
ルムシート106上に配置し、ネガフィルムシート10
6の各保護袋106Aに収容されたネガフィルム12の
チェックテープ16に印字されたバーコード18を読み
取るように構成すれば、パノラマ画像コマ12Bが記録
されたネガフィルム12のピース(6画像コマ分のネガ
フィルム12)のみを接合することもできる。
【0032】接合されてロール状にされたネガフィルム
12及び前記メモリカード118はパノラマサイズ用プ
リンタ46にセットされる。このプリンタ46はネガマ
スク及びペーパマスクのマスク領域がパノラマサイズ用
とされているものの、他はフルサイズ用のプリンタ26
と同様の構成であり、詳細な説明は省略する。プリンタ
46ではメモリカード118に記録された情報に基づい
て、ネガフィルム12に記録されたパノラマサイズの画
像コマ12Bのみをネガマスクの露光位置に位置決め
し、ペーパ48にパノラマサイズの画像をプリントす
る。
【0033】プリント工程を終了したネガフィルム12
はカットインサータ50にセットされ、再度6画像コマ
毎に切断されてネガフィルムシート106に収容された
後に仕分け工程へ送られる。
【0034】一方、パノラマサイズの画像がプリントさ
れたペーパ48はペーパプロセッサ52で、現像、定
着、水洗、乾燥された後に、検定器54で前記と同様に
各プリントの仕上がりが検定され、バックプリンタ56
で各プリントの裏面にコマ番号が印字されてカッターソ
ータ38へ送られてプリント毎に切断される。仕分け工
程へ送られたネガフィルム12及びプリントは、前記仕
分け工程で蓄積されているフルサイズでのプリントとパ
ノラマサイズでのプリントとが混在しているオーダに対
応するフルサイズのプリントと照合され、照合が完了し
たネガフィルム12及びプリントはDP袋に収容されて
顧客へ出荷される。
【0035】次に本実施例の作用を説明する。ラボへ送
られる多数のネガフィルム12には、フルサイズの画像
コマのみが記録されたネガフィルム12と、フルサイズ
の画像コマ12Aとパノラマサイズの画像コマ12Bと
が混じって記録されたネガフィルム12と、が混在して
いる。受付作業で先端部にチェックテープ16が貼付さ
れバーコード18が印字された各ネガフィルム12は、
スプライサ20で接合されて1本のロール状にされた後
にフィルムプロセッサ22で現像される。現像されたネ
ガフィルム12はノッチャーパンチャ24で各画像コマ
毎にサイズ及び露光条件の補正が必要か否かが判断さ
れ、コマ番号、サイズ及び露光条件の補正が必要である
と判断された場合には入力された露光条件の補正値等の
情報がメモリカード72に前記バーコード18と対応さ
れて記録される。
【0036】フルサイズ用プリンタ26ではメモリカー
ド72に記録された前記情報に基づいて、ロール状とさ
れたネガフィルム12のフルサイズの画像コマ12Aの
みのプリントを行う。これにより、フルサイズのプリン
トのみのオーダ、すなわち1本にフルサイズの画像コマ
のみが記録されたネガフィルム12のプリント処理が終
了し、ネガフィルム12がカットインサータ30で処理
され、ペーパ28がペーパプロセッサ32、検定器3
4、バックプリンタ36、カッターソータ38で処理さ
れた後に照合されて出荷される。従ってフルサイズのプ
リントのみのオーダの処理時間にパノラマサイズのプリ
ント処理時間が加算されることはないので、フルサイズ
のプリントのみのオーダを短時間で出荷することができ
る。
【0037】一方、カットインサータ30はカットした
ネガフィルム12に関する情報をメモリカード72から
読取り、6画像コマ毎にカットした位置を表す情報を付
加してデータ記録器40へ転送する。転送した情報はデ
ータ記録器40の磁気ディスク42に記憶される。この
情報はパノラマサイズのプリントを行う際にプリントコ
マ指定器44へ転送され、プリントコマ指定器44で編
集された後にメモリカード118に記録される。パノラ
マサイズ用プリンタ46ではメモリカード118に記録
された情報に基づいて、フルサイズのプリントとパノラ
マサイズのプリントとが混在しているオーダに対応する
ネガフィルム12のパノラマサイズの画像コマ12Bの
プリントのみを行う。このため、各画像コマのサイズを
再度判断する必要がなく、またプリンタ46にセットさ
れるネガフィルム12にはフルサイズのプリントのみの
オーダに対応するネガフィルム12が含まれていないた
めパノラマサイズの画像コマ12Bの数の割合が高く、
パノラマサイズのプリント処理を効率よく行うことがで
きる。
【0038】また、プリントコマ指定器44を、ネガフ
ィルムシート106の各保護袋106Aに収容されたネ
ガフィルム12のチェックテープ16に印字されたバー
コード18を読み取って、パノラマ画像コマ12Bが記
録されたネガフィルム12のピース(6画像コマ分のネ
ガフィルム12)のみを接合するよう構成すれば、接合
されたネガフィルム12に含まれるパノラマサイズの画
像コマ12Bの数の割合がより高くなるので、パノラマ
サイズのプリント処理を効率よく行うことができる。
【0039】パノラマサイズのプリント処理が終了した
後は、ネガフィルム12がカットインサータ50で処理
され、ペーパ48がペーパプロセッサ52、検定器5
4、バックプリンタ56、カッターソータ38で処理さ
れた後に照合され、蓄積されているフルサイズのプリン
トと共にDP袋に収容されて出荷される。
【0040】このように、本実施例ではノッチャーパン
チャ24でロール状のネガフィルム12の各画像コマの
サイズを判断し、フルサイズ用プリンタ26でフルサイ
ズの画像コマ12Aのみをプリントした後に、パノラマ
サイズ用プリンタ46でパノラマサイズの画像コマ12
Bをプリントするようにしたので、フルサイズのプリン
トのみで構成されるオーダを短時間で処理し出荷するこ
とができ、パノラマサイズのプリントが混在しているオ
ーダも効率よく処理することができる。
【0041】また、ネガフィルム1本毎にバーコード1
8を付与するようにしたので、各工程でネガフィルム1
2を容易に識別することができ、ネガフィルム12と該
ネガフィルム12に関する情報とを容易に対応させるこ
とができる。
【0042】なお、本実施例のメモリカード72、11
8に代えて、フロッピーディスク、磁気テープ、紙テー
プ等の記録媒体を用いてもよい。
【0043】また、本実施例のチェックテープ16及び
バーコード18に代えて磁気テープを貼付し、バーコー
ド18に対応する情報を磁気記録するようにしてもよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、第1の
ラインにおいて、通常サイズでプリントする画像コマの
みが記録された第1のフィルム及びパノラマサイズ等の
別サイズでプリントする画像コマが混在するように記録
された第2のフィルムの各々の通常サイズでプリントす
る画像コマのみをプリントした後に、第2のラインに前
記第2のフィルムのみをセットし、該第2のラインにお
いて、前記第2のフィルムの前記別サイズでプリントす
る画像コマをプリントするので、通常サイズのプリント
のみで構成されるオーダを短時間で出荷することがで
き、別サイズのプリントが混在しているオーダも効率よ
く処理することができる、という優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る写真処理システムの概略構成を
示すブロック図である。
【図2】ノッチャーパンチャの概略構成図である。
【図3】プリンタの概略構成図である。
【図4】カットインサータの概略構成図である。
【図5】プリントコマ指定器の概略構成図である。
【図6】フルサイズの画像コマとパノラマサイズの画像
コマが混在しているネガフィルムの例を示す平面図であ
る。
【図7】メモリカードに記録するデータ形式を示す概念
図である。
【符号の説明】 12 ネガフィルム 12A フルサイズの画像コマ 12B パノラマサイズの画像コマ 18 バーコード 26 プリンタ 28 ペーパ 46 プリンタ 48 ペーパ 72 メモリカード 118 メモリカード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常サイズでプリントする画像コマのみ
    が記録された第1のフィルムと、通常サイズでプリント
    する画像コマ及び別サイズでプリントする画像コマが混
    在するように記録された第2のフィルムと、を処理する
    ための写真処理方法であって、 処理するフィルムに記録された各画像コマのプリントサ
    イズを判断し、前記通常サイズでプリントする画像コマのプリントを行
    うための第1のラインにおいて、 前記判断結果に基づ
    前記第1のフィルムについては各画像コマを順にプリン
    トすると共に前記第2のフィルムについては前記通常サ
    イズでプリントする画像コマのみをプリントした後に、前記別サイズでプリントする画像コマのプリントを行う
    ための前記第1のラインと異なる第2のラインに、前記
    判断結果に基づき前記第2のフィルムのみをセットし、 前記第2のラインにおいて、 前記判断結果に基づ前記
    第2のフィルムの前記別サイズでプリントする画像コマ
    をプリントすることを特徴とする写真処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のラインでプリントを行ったフ
    ィルムを所定数の画像コマ毎に複数のフィルムピースに
    カットし、前記判断結果に基づき、前記第2のフィルム
    のうち前記別サイズでプリントする画像コマが含まれて
    いるフィルムピースのみを前記第2のラインにセットす
    ことを特徴とする請求項1記載の写真処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のラインでプリントする画像コ
    マに関する情報は、前記プリントする画像コマが記録さ
    れた第2のフィルムを識別する情報を指定することによ
    り、前記第1のラインでの処理結果に基づいて自動的に
    編集作成することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の写真処理方法。
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