JPH04311938A - 写真処理方法 - Google Patents

写真処理方法

Info

Publication number
JPH04311938A
JPH04311938A JP7913791A JP7913791A JPH04311938A JP H04311938 A JPH04311938 A JP H04311938A JP 7913791 A JP7913791 A JP 7913791A JP 7913791 A JP7913791 A JP 7913791A JP H04311938 A JPH04311938 A JP H04311938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
prints
size
paper
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7913791A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Hayashi
林 良市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7913791A priority Critical patent/JPH04311938A/ja
Publication of JPH04311938A publication Critical patent/JPH04311938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真処理システムに適用
する写真処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラによって画像が記録されたフィル
ムは以下のように処理される。すなわち、フィルムはパ
トローネに収容された状態でラボへ送られ、現像処理さ
れる。現像処理が終了すると検定作業がなされ、各画像
が目視で検定されて露光条件の補正値が決定される。プ
リンタではフィルムに記録された各画像を露光位置に位
置決めすると共に、前記露光条件の補正値を考慮して露
光量等を決定し、決定した露光条件に基づいて前記位置
決めした画像をペーパへ焼付ける。焼付けが終了しロー
ル状に巻かれたフィルムは、所定コマ(例えば6コマ)
毎にカットされ、ネガシートに収容される。画像が焼付
けられたペーパは、現像処理された後に各プリント毎に
仕上がり等が検定され、ペーパカッタでプリント毎にカ
ットされる。カットされたプリントはソーターで前記検
定結果に応じて仕分けされた後に前記フィルムと照合さ
れてDP袋に収容され、顧客へと返送される。
【0003】ところで、近年縦横の視野の一方を拡大し
たかの様に縦の上下を省いて撮影した所謂パノラマ写真
が広範に普及し、パノラマ撮影専用カメラやさらにパノ
ラマ写真アダプタ等を装着してパノラマ写真撮影を可能
としたカメラも発売されている。このため、カメラ側で
フィルムに記録する画像のサイズを変更し、例えば1本
のネガフィルムにフルサイズまたはハーフサイズの画像
とパノラマサイズの画像とを混在させて撮影されたネガ
フィルムがラボに送られることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記写
真処理システムは1本のフィルムに単一サイズ(フルサ
イズ、ハーフサイズ、パノラマサイズ等)の画像コマの
みが記録されていることを前提にして構成されている。 このため、フルサイズ、ハーフサイズ等の通常サイズの
画像コマとパノラマサイズ等の別サイズの画像コマとが
混在するフィルムを焼付ける場合に、フィルムを2台の
プリンタ、すなわち通常サイズ用のプリンタと別サイズ
用のプリンタとにセットする必要があり、焼付処理に余
計の時間を要した。
【0005】また、2台のプリンタを用いて焼付処理を
行う場合、通常サイズの画像と別サイズの画像とが異な
る印画紙に焼付けされ、これらの印画紙は各々異なるカ
ッタでプリント毎にカットされて異なる箇所に集積され
ることになる。このため、1つのオーダに対応する通常
サイズのプリントと別サイズのプリントとを対応させる
照合作業が煩雑であり、これにも余計の時間を要した。
【0006】これを解決するために、画像コマの焼付サ
イズを順次判断し、サイズに応じて搬送距離、引伸し倍
率、ネガフィルムのマスク領域及び印画紙の焼付範囲を
切換えるようにプリンタを構成することが提案されてい
る。しかし、このプリンタで通常サイズで焼付ける画像
コマと別サイズで焼付ける画像コマとが混在するフィル
ムを焼付ける場合、焼付処理時間に前記マスク領域の切
換え等に要する余計の時間が累積された。
【0007】このように、従来の写真処理システムで通
常サイズ、別サイズ等の異なる焼付サイズの画像コマが
混在するフィルムを処理する場合には焼付処理等の処理
時間が増加し、出荷までに余計の時間を要した。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、異なる焼付サイズの画像コマが混在するフィルムで
も、短時間で処理して出荷できる写真処理方法を得るこ
とが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の写真処理方法は、焼付サイズの異なる画像コ
マが混在している複数オーダのフィルムの各画像コマの
画像を単一の印画紙ロールに同一焼付サイズの画像コマ
毎に順に焼付けると共に、画像が焼付けられた印画紙の
各プリントに各プリントが対応するオーダを識別する情
報を付加し、前記印画紙を各プリント毎に切断すると共
に、切断されたプリントに付加されている前記オーダを
識別する情報を順次読み取って同一サイズのプリントを
同一オーダ毎に分類し、同一オーダに対応するサイズの
異なるプリントを照合し、対応する全てのプリントが揃
ったオーダを順次排出する。
【0010】
【作用】本発明では、焼付サイズの異なる画像コマが混
在している複数オーダのフィルムの各画像コマの画像を
単一の印画紙ロールに同一焼付サイズの画像コマ毎に順
に焼付ける。このため、焼付処理において搬送距離、引
伸し倍率、フィルムのマスク領域及び印画紙の焼付範囲
の切換え等を行う回数は、前記フィルムに混在している
焼付サイズの数に対応するので、画像コマの焼付サイズ
を順次判断して前記切換えを行う場合と比較して切換え
回数を少なくすることができ、焼付処理を短時間で行う
ことができる。また、各プリントが対応するオーダを識
別する情報を付加したので、同一の情報が付加されたプ
リントを同一オーダに対応するプリントであると判断す
ることができる。これにより、切断されたプリントに付
加されている前記オーダを識別する情報を順次読み取っ
て同一サイズのプリントを同一オーダ毎に分類し、同一
オーダに対応するサイズの異なるプリントを照合するこ
とを容易かつ短時間で行うことができる。また、対応す
る全てのプリントが揃ったオーダを順次排出するように
したので、対応する全てのプリントが揃ったオーダから
順に出荷することができる。このように、本発明では異
なる焼付サイズの画像コマが混在するフィルムでも、短
時間で処理して出荷できる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1には本発明に係る写真処理方法を適用可
能な写真処理システム10が示されている。
【0012】カメラ14によって撮影され画像が記録さ
れたネガフィルム12は、パトローネ16に収容された
状態でラボへ送られ、前記写真処理システム10で処理
される。なお、カメラ14は通常の撮影とパノラマ撮影
とを切替え可能とされ、例として図5に示すように、前
記パトローネ16に収容されたネガフィルム12にはフ
ルサイズの画像コマ12Aとパノラマサイズの画像コマ
12Bとが混じって記録されている。画像コマ12Bは
その縦方向寸法(ネガフィルム12の幅方向寸法)が短
くなっており、面積比がフルサイズの画像コマ12Aの
約1/2コマ分に相当している。
【0013】写真処理システム10において、前記ネガ
フィルム12は複数のパトローネ16に収容されていた
ネガフィルム12が接合され、1本のロール状にされた
後にフィルムプロセッサ18へセットされる。フィルム
プロセッサ18ではネガフィルム12に現像、漂白、定
着、水洗、乾燥の各処理を施す。フィルムプロセッサ1
8で処理されたネガフィルム12はネガ検定機20(以
下、ノッチャーパンチャ20という)によって検定作業
がなされる。
【0014】ノッチャーパンチャ20にはメモリカード
22に情報を書き込む書込み装置24が接続されている
。ノッチャーパンチャ20は、ネガフィルム12に記録
された画像コマのうち画像の焼付けを行う画像コマに対
してノッチを付すと共に、各画像コマの画像を焼付ける
際にカラー補正及び濃度補正等の露光条件の補正が必要
か否かを判断し、補正が必要であると判断した場合には
露光条件の補正値を設定し、書込み装置24を介してメ
モリカード22へその情報を書き込む。また、各画像コ
マのサイズが例えばフルサイズかパノラマサイズかを判
断し、判断結果をメモリカード22へ書き込む。またノ
ッチャーパンチャ20では、各画像コマが対応するオー
ダを識別するためのオーダ毎に異なる件番号を発生させ
、メモリカード22に各画像コマ毎に記録する。以上の
処理により、メモリカード22には例として図6に示す
ようなフォーマットで情報が記録される。
【0015】なお、前記露光条件の補正が必要か否かの
判断及び補正値の設定はオペレータの目視によって行わ
れ、判断結果がメモリカード22へ書き込まれる。また
、各画像コマのサイズの判断はオペレータの目視によっ
て判断してもよく、ネガフィルム12の濃度分布等から
自動的に判断するようにしてもよい。また、撮影時にネ
ガフィルム12にサイズ識別用のマーク等を付し、ノッ
チャーパンチャ20でこのマークを識別してサイズを判
断するようにしてもよい。ノッチャーパンチャ20で検
定されたネガフィルム12はプリンタ30にセットされ
る。プリンタ30には読取装置28が接続されており、
前記セットされるネガフィルム12の露光条件の補正値
等が書き込まれたメモリカード22もネガフィルム12
と共に読取装置28へセットされる。
【0016】図2に示すように、プリンタ30には光源
34、複数枚のフィルタを備えたフィルタ部36、図示
しないシャッタ及びレンズ等を備えた光学系38及び露
光部40が順に配置されている。フィルタ部36、光学
系38及び前記読取装置28は制御回路42に接続され
ている。露光部40近傍には長尺状のペーパ44がロー
ル状に巻取られた状態でセットされている。また露光部
40近傍には、ペーパ44にカットマークを付与するカ
ットマーカ50と、ペーパ44裏面に件番号及びコマ番
号を印字しさらに前記件番号を表すバーコードを付与す
る印字器51が配置されている。このカットマーカ50
及び印字器51は制御回路42に接続されており、さら
に制御回路42にはメモリカード46にデータを書き込
む書込み装置48も接続されている。
【0017】制御回路42はメモリカード22から読み
取った情報に基づいて、最初にネガフィルム12のフル
サイズの画像コマ12Aのみを露光位置に位置決めして
ペーパ44への画像の焼付けを行い、次にネガフィルム
12を巻戻してパノラマサイズの画像コマ12Bを露光
位置に位置決めしてペーパ44への画像の焼付けを行う
。また、ネガフィルム12の露光位置及びペーパ44の
露光位置にはネガマスク37及びペーパマスク39が配
置されており、制御回路42は焼付けを行う画像コマの
サイズ及びペーパ44への焼付けサイズに応じてネガマ
スク37及びペーパマスク39のマスク領域を切り換え
る。これにより図7に示すように、ペーパ44にはフル
サイズのプリント44Aが先端から境界位置まで連続し
て焼付けられ、前記境界位置から後端まではパノラマサ
イズのプリント44Bが連続して焼付けられる。
【0018】ペーパ44に画像を焼付けた後に、制御回
路42はカットマーカ50を作動させ、図7に示すよう
に、プリントとプリントの間のエッジ部にカットマーク
54を付与させると共に、1件分のオーダ毎(ネガフィ
ルム1本毎)にソートマーク55を付与させる。また印
字器51を作動させ、ペーパ44の裏面の各プリントに
対応した部位に各プリントの件番号及びコマ番号を印字
させ、この件番号を表すバーコード52を付与させる。 また制御回路42は、ペーパ44に焼付けた次のカット
マークまでの距離、すなわち各プリントのカットサイズ
を書込み装置48を介してメモリカード46に記録する
。露光位置を通過したネガフィルム12はロール状に巻
き取られる。また、カットマーク54が付与されたペー
パ44はマガジン内に巻き取られペーパプロセッサ32
(図1参照)へ装填され、現像、漂白、定着、水洗、乾
燥処理される。
【0019】図1に示すように、焼付処理が終了しロー
ル状に巻き取られたネガフィルム12はネガカッタ56
へ送られて所定コマ(例えば6コマ)毎にカットされ、
ネガシートに収容される。一方、ペーパプロセッサ32
で各処理が施されロール状に巻き取られたペーパ44は
検定器58へ送られ、再プリントが必要か否か及び不要
プリントか否かがオペレータの目視によって各プリント
毎に判断される。再プリントが必要であると判断された
場合はプリント表面に「再プリント」を表すマークがオ
ペレータにより鉛筆等で描かれる。また不要プリントで
あると判断された場合は「不要」を表すマークが前記と
同様に描かれる。検定工程を終了したペーパ44はペー
パカッタ59にセットされる。
【0020】図3に示すように、ペーパカッタ59はス
プール60を備え、ロール状に巻回されたペーパ44は
スプール60にセットされる。ペーパカッタ59は複数
の搬送ローラ62を備えている。搬送ローラ62はモー
タ64の駆動力で回転され、画像面が上を向くようにペ
ーパ44を案内搬送する。モータ64は制御回路66に
接続されており、制御回路66によって作動が制御され
る。
【0021】搬送されるペーパ44の前記カットマーク
54に対応する位置にはカットマークセンサ70が、ソ
ートマーク55に対応する位置にはソートマークセンサ
71が各々配設されている。カットマークセンサ70及
びソートマークセンサ71は制御回路66に接続されて
おり、各々は例えば各マークを検出したときにオンとな
るマーク検出信号を制御回路66へ出力する。また、ペ
ーパカッタ59には読取装置72が取付けられており、
読取装置72は制御回路66に接続されている。読取装
置72にはメモリカード46がセットされ、メモリカー
ド46に記録された各プリントのカットサイズを読取っ
て制御回路66へ出力する。また、前記カットマークセ
ンサ70に隣接した位置には一対の移動刃74A、74
Bが配設されている。移動刃74A、74Bは制御回路
66に接続されており、制御回路66によって移動され
ペーパ44をペーパ44の幅方向に沿って切断する。カ
ットされたプリントは順次後述するソーター75内部へ
1コマづつ送り込まれる。なお、移動刃74A、74B
の切断位置は前記カットマークセンサ70のカットマー
ク検出位置から距離A1 隔てられている。また、制御
回路66はカットしたプリントのサイズを後述するソー
ター75へ送信する。
【0022】図1に示すように、ペーパカッタ59のペ
ーパ排出側にはソーター75が隣接配置されている。図
4に示すように、ペーパカッタ59から排出されたプリ
ントはソーター75内部に形成されたペーパ搬送路76
へ送り込まれる。ペーパ搬送路76の上方には一対のロ
ーラ78A、78Bが配設されており、一対のローラ7
8A、78Bの間には無端ベルト80が掛け渡されてい
る。ペーパ搬送路76に送り込まれたプリントは無端ベ
ルト80に圧接されて搬送される。ペーパ搬送路76の
途中にはセンサ82及びバーコードリーダ83が設けら
れている。センサ82は前記検定工程で再プリントが必
要である、または不要プリントであると判断されたプリ
ントの表面に描かれるマークを検出する。バーコードリ
ーダ83は各プリント裏面に付与されたバーコード52
を読み取る。センサ82及びバーコードリーダ53は制
御回路84に接続されている。
【0023】またペーパ搬送路76はバーコードリーダ
83配設部位の下流側で2本のペーパ搬送路86A、8
6Bに分岐されており、分岐部には第1の案内カム88
が配置されている。第1の案内カム88はシャフト90
によって回動可能に軸支されており、ドライバ92によ
って図4に実線で示す位置か、または図4に想像線で示
す位置へ移動される。第1の案内カム88は図4に実線
で示す位置に移動された状態で、ペーパ搬送路76を通
過したプリントを上方へ分岐されたペーパ搬送路86A
へ案内し、図4に想像線で示す位置に移動された状態で
、プリントを下方へ分岐されたペーパ搬送路86Bへ案
内する。ドライバ92は制御回路84に接続されており
、制御回路84によって作動が制御される。
【0024】ペーパ搬送路86Aは前記分岐部の下流側
においてペーパ搬送路94、96に分岐されており、分
岐部には前記と同様にドライバ98によって移動される
第2の案内カム100が配置されている。第2の案内カ
ム100は、ペーパ搬送路86Aを通過したプリントを
ペーパ搬送路94またはペーパ搬送路96へ案内する。 ペーパ搬送路94、96は前記分岐部と反対側の端部が
ソーター75の機体外に開口している。また、ペーパ搬
送路86Bもペーパ搬送路102、104に分岐されて
おり、分岐部にはドライバ106によって移動される第
3の案内カム108が配置されている。第3の案内カム
108はペーパ搬送路86Bを通過したプリントをペー
パ搬送路102またはペーパ搬送路104へ案内する。 ペーパ搬送路102、104も前記分岐部と反対側の端
部がソーター75の機体11A外に開口している。また
、ドライバ98、106も制御回路84に接続されてお
り、制御回路84によって各々作動が制御される。
【0025】ペーパ搬送路94、96のペーパ搬送方向
下流側には各々ベルトコンベア116A、116Bが対
応配置されている。ベルトコンベア116A、116B
は一対のローラ110、112及びこの一対のローラ1
10、112の間に掛け渡された無端ベルト114から
成り、ローラ110、112は図1に示すようにソータ
ー75の機体11A外に取付けられた図示しない側板に
軸支されている。ペーパ搬送路94及び96を通過した
プリントはこのベルトコンベア116A、116B上に
案内される。
【0026】また、ベルトコンベア116A、116B
の各々の上方には、ピン124を介して図示しない側板
に軸支されたカム126A、12Bが配置されている。 カム126A、126Bはドライバ128によって図4
に実線で示す位置かまたは図4に想像線で示す位置に移
動される。なお、カム126Aは前記実線で示す位置に
移動された状態でのカム126下端部とローラ110と
の間がフルサイズのプリント44Aの長手方向寸法に対
応するように配置されており、カム126Bは前記実線
で示す位置に移動された状態でのカム126下端部とロ
ーラ110との間がパノラマサイズのプリント44Bの
長手方向寸法に対応するように配置されている。このベ
ルトコンベア116A、116B及びカム126A、1
26Bはペーパ搬送路94または96を通過したプリン
トを収容する収容部を構成している。
【0027】すなわち、カム126A、126Bは前記
実線で示す位置に移動された状態で、ベルトコンベア1
16A、116B上に案内されたプリントの移動を停止
させるストッパとして機能し、プリントはカム126A
、126Bによって移動が停止されてベルトコンベア1
16Aまたは116B上に載置される。またベルトコン
ベア116A、116Bのペーパ搬送方向下流側には各
々ガイド板130、132が配置されており、ガイド板
130、132の下方にはストッカ134が対応配置さ
れている。ストッカ134は内部がベルトコンベア11
6A、116Bからのプリント落下方向に沿って区画さ
れており、多数のプリント収容室134Aが形成されて
いる。ストッカ134はドライバ135によって多数の
プリント収容室134Aのいずれかがガイド板130、
132に対応するように移動される。カム126A、1
26Bが前記想像線で示す位置に移動された状態でベル
トコンベア116Aまたは116Bが駆動されると、プ
リントはカム126A、126B配設部位を通過して搬
送されガイド板130または132を介してガイド板1
30または132に対応しているプリント収容室134
Aに収容される。
【0028】ペーパ搬送路102のペーパ搬送方向下流
側の機体11A外にはペーパ搬送路102を通過したプ
リントを収容する受皿136が取付けられている。また
、ペーパ搬送路104のペーパ搬送方向下流側の機体1
1A外にもペーパ搬送路104を通過したプリントを収
容する受皿138が取付けられており、これらの受皿1
36、138も収容部を構成している。
【0029】また制御回路84は、ペーパカッタ59の
制御回路66に接続されている。制御回路84は搬入さ
れたプリントのサイズを表す情報を制御回路66より受
信する。制御回路84は前記受信した情報及びセンサ8
2の検出結果に応じてドライバ92、98、106を介
して第1の案内カム88、第2の案内カム100及び第
3の案内カム108を移動させ、検定に合格したプリン
トをベルトコンベア116A及び116B上に集積させ
る。また制御回路84は、制御回路66からソートマー
ク55の検出信号に基づくオーダ1件分の終了を表す情
報を受信し、この情報に基づいてベルトコンベア116
A、116Bの作動、カム126A、126Bの移動及
びストッカ134の移動を制御し、前記ベルトコンベア
116A及び116B上に集積させたプリントをストッ
カ134のプリント収容室134Aのいずれかに収容さ
せる。
【0030】検定に合格し収容箱134内に収容された
プリントは、前記ネガシートに収容されたネガフィルム
12と共にDP袋に収容されて顧客へと返送される。
【0031】次に本実施例の作用として、まず図8のフ
ローチャートを参照してプリンタ30の作用を説明する
。なお図8に示すフローチャートは、プリンタ30にネ
ガフィルム12及びメモリカード22がセットされ、焼
付処理の開始が指示されると実行される。ステップ15
0ではネガフィルム12に記録されている順に画像コマ
1コマ分の情報をメモリカード22から読み取る。ステ
ップ152では読み取った画像コマの情報に基づいて、
この画像コマがフルサイズの画像コマ12Aか否か判定
する。ステップ152の判定が否定された場合には、前
記画像コマはパノラマサイズの画像コマ12Bであるの
で、ステップ154でこの画像コマ12Bを先送りする
【0032】ステップ152の判定が肯定された場合に
は、ステップ156以降でフルサイズの焼付処理を行う
。すなわち、ステップ156では前記画像コマ12A及
びペーパ44の未露光部分を露光位置に位置決めする。 なお、このときネガマスク37及びペーパマスク39は
、フルサイズの画像コマ12A及びフルサイズのプリン
ト44Aに対応したマスク領域に切換えられている。次
のステップ158では露光位置に位置決めされた画像コ
マ12Aを測光する。ステップ160では前記測光によ
り得られた測光値に基づいて露光条件を求め、前記メモ
リカード22から読取った情報に露光条件の補正値が含
まれている場合には該補正値を考慮して前記露光条件に
さらにカラー補正または濃度補正を加える。次のステッ
プ162では前記露光条件に応じてフィルタ部36及び
光学系38の作動を制御し、位置決めしたフルサイズの
画像コマ12Aの画像をペーパ44に焼付ける。
【0033】次のステップ164ではカットマーカ50
を作動させ、画像を焼付けたフルサイズのプリント44
Aのカット位置にカットマーク54を付与させる。また
、次の画像コマの情報を先読みし件番号が異なっていた
場合にはソートマーク55も付与させる。また、印字器
51を作動させプリント44Aの裏面に件番号、コマ番
号を印字させると共に、前記件番号を表すバーコード5
2を付与させる。また、プリント44Aのカットサイズ
を書込み装置48を介してメモリカード46に書き込む
。次のステップ166ではフルサイズの焼付処理が終了
したか否か判定する。ステップ166の判定が否定され
た場合にはステップ150へ戻り、ステップ150乃至
ステップ166を繰り返してフルサイズの画像コマ12
Aのみ焼付処理を行う。上記フルサイズの焼付処理でネ
ガフィルム12を後端まで搬送するとステップ166の
判定が肯定され、ステップ168でネガフィルム12を
巻戻す。このときペーパ44には、図7に示す境界位置
までフルサイズのプリント44Aが焼付けられている。 ステップ170ではネガマスク37及びペーパマスク3
9のマスク領域を、パノラマサイズの画像コマ12B及
びパノラマサイズのプリント44Bに対応するよう切り
換える。
【0034】次のステップ172以降では、パノラマサ
イズの画像コマ12Bの焼付処理を前記と同様に行う。 すなわち、ステップ172ではネガフィルム12に記録
されている順に画像コマ1コマ分の情報をメモリカード
22から読み取り、ステップ174では読み取った画像
コマの情報に基づいて、この画像コマがパノラマサイズ
の画像コマ12Bか否か判定する。ステップ174の判
定が否定された場合には、前記画像コマはフルサイズの
画像コマ12Aであるので、ステップ176でこの画像
コマ12Aを先送りする。
【0035】ステップ174の判定が肯定された場合は
、前記画像コマはパノラマサイズの画像コマ12Bであ
るので、ステップ178で前記画像コマ12B及びペー
パ44の未露光部分を露光位置に位置決めし、ステップ
180では画像コマ12Bを測光する。ステップ182
では測光値に基づいて露光条件を求め、前記読取った情
報に露光条件の補正値が含まれている場合には該補正値
を考慮してさらにカラー補正または濃度補正を加える。 次のステップ184では前記露光条件に応じてフィルタ
部36及び光学系38の作動を制御し、位置決めしたパ
ノラマサイズの画像コマ12Bの画像をペーパ44に焼
付ける。
【0036】次のステップ186ではカットマーカ50
を作動させ、画像を焼付けたパノラマサイズのプリント
44Bのカット位置にカットマーク54を付与させる。 また、次の画像コマの情報を先読みし件番号が異なって
いた場合にはソートマーク55も付与させる。また、印
字器51を作動させプリント44Bの裏面に件番号、コ
マ番号を印字させると共に、前記件番号を表すバーコー
ド52を付与させる。また、プリント44Aのカットサ
イズを書込み装置48を介してメモリカード46に書き
込む。次のステップ188ではパノラマサイズの焼付処
理が終了したか否か判定する。ステップ188の判定が
否定された場合にはステップ172へ戻り、ステップ1
72乃至ステップ188を繰り返してパノラマサイズの
画像コマ12Bのみ焼付処理を行う。上記処理でネガフ
ィルム12を後端まで搬送するとステップ188の判定
が肯定され、焼付処理を終了する。
【0037】次に図9のフローチャートを参照してペー
パカッタ59の作用を説明する。なお図9のフローチャ
ートは、ペーパプロセッサ32で現像され検定器58で
各プリントの仕上がりが検定されたペーパ44がセット
された状態で、カット処理の開始が指示されると実行さ
れる。
【0038】ステップ200では搬送ローラ62を駆動
してペーパ44の搬送を行う。ステップ202ではカッ
トマーク54を検出したか否か判定する。ステップ20
2の判定が否定された場合はステップ200へ戻り、ス
テップ202の判定が肯定されるまでペーパ44の搬送
を行う。これにより、ペーパ44先端の不要部分が先送
りされる。ステップ202の判定が肯定されるとステッ
プ204へ移行し、次にカットするプリント(この場合
は先頭のプリント)のカットサイズをメモリカード46
から読み取る。次のステップ206では処理終了か否か
判定する。次のプリントのデータが無い等の場合にこの
判定が肯定される。
【0039】ステップ206の判定が否定されると、ス
テップ208ではペーパ44の搬送を開始すると共にペ
ーパ44の搬送距離のカウントを開始する。ステップ2
10では搬送距離がA1 となったか否か、すなわち検
出されたカットマーク54が移動刃74A、74Bのカ
ット位置に到達したか否か判定する。ステップ210の
判定が否定されている間はペーパ44の搬送を継続する
。 ステップ210の判定が肯定されると、ステップ212
では移動刃74A、74Bを移動させ、ペーパ44を切
断する。これにより、ペーパ44はカットマーク54が
付与された部位で切断され、切断されたプリントはソー
ター75へ搬送される。この搬送と同期して次のステッ
プ214ではカットしたプリントのサイズをソーター7
5へ送信する。なお、カットマーク54が検出され前記
ステップ202の判定が肯定されたときに、同時にソー
トマーク55も検出された場合にはオーダ1件分の終了
を表す情報も送信する。
【0040】ステップ218ではカウントしているペー
パ44の搬送距離が、前記読み取ったカットサイズから
一定値αを減算した長さと等しくなったか否か判定する
。ステップ218の判定が肯定された場合にはステップ
220へ移行し、カットマークセンサ70から出力され
る検出信号を監視し、カットマーク54を検出したか否
か判定する。このステップ218及びステップ220は
、カットするプリントのカットサイズに基づいてカット
マーク54の位置を推定し、推定したカットマーク54
位置の若干手前(一定値αに対応する距離)よりカット
マーク54の検出を開始してカットマーク54を検出す
る処理に相当している。これにより、ペーパ44表面の
前記非検出区間に対応する部位にブランドマーク等が焼
き込まれていてもカットマーク54と誤認することはな
く、カットサイズの異なるプリントが混在しているペー
パ44のカットマーク54を正確に検出することができ
、ペーパ44をプリント毎にカットすることができる。 なお、前記一定値αは小さな値であることが好ましい。
【0041】カットマーク54が検出された場合にはペ
ーパ44の搬送を停止してステップ204へ戻り、次に
カットするプリントのカットサイズをメモリカード46
から読取りステップ206の判定が肯定されるまでステ
ップ204乃至ステップ220を繰り返してペーパ44
をプリント毎にカットし、カットしたプリントを順次ソ
ーター75へ搬送する。ステップ206の判定が肯定さ
れた場合は、検出された最終カットマーク46が付与さ
れた位置でカットするためにステップ222で距離A1
 だけペーパ44を搬送し、ステップ224でペーパ4
4を切断して処理を終了する。
【0042】次に図10のフローチャートを参照してソ
ーター75の作用を説明する。なお、図10のフローチ
ャートはソーター75の電源が投入されると実行される
【0043】ステップ250ではローラ78A、78B
を回転させ無端ベルト80を駆動させる。これにより、
ソーター75内にプリントが搬入されると、このプリン
トはペーパ搬送路76内を搬送される。ステップ251
ではフラグを0にする。このフラグは後述するようにソ
ーター75内に搬入されるプリントのサイズがパノラア
サイズに切り換わると1にされる。次のステップ252
では制御回路66からデータを受信したか否か判定する
。ステップ252の判定が否定された場合には、ステッ
プ252の判定が肯定されるまでステップ252の判定
を繰り返す。前述のようにペーパカッタ59はカットし
たプリントの搬送とこのプリントに関する情報の送信と
を同期させている。このため、ステップ252の判定が
肯定されるとほぼ同時にソーター75内にプリントが搬
入される。
【0044】ステップ252の判定が肯定されるとステ
ップ253へ移行し、搬入されたプリントに付与された
バーコード52をバーコードリーダ83で読取り、バー
コード52で表現されている前記搬入されたプリントの
件番号を記憶する。次のステップ254では、搬入され
たプリント表面にマークが描かれているか否かをセンサ
82の検出結果に基づいて判定する。ステップ254の
判定が否定された場合は、搬入されたプリントが検定に
合格したプリントであると判断し、ステップ256で第
1の案内カム88を下方(図4に実線で示す位置)へ移
動させる。これにより、ペーパ搬送路76を通過したプ
リントはペーパ搬送路86Aへ案内される。次のステッ
プ258では前記受信した情報に基づいて、搬入された
プリントのサイズがパノラマサイズか否か判定する。な
お、前述のようにプリンタ30ではペーパ44に、先端
から図7に示す境界位置までフルサイズのプリント44
Aを焼付け、前記境界位置から後端までパノラマサイズ
のプリント44Bを焼付けている。このため、フルサイ
ズのプリント44Aとパノラマサイズのプリント44B
とが混在して搬入されることはなく、最初はフルサイズ
のプリント44Aのみが搬入され、ステップ258の判
定は否定される。
【0045】ステップ258の判定が否定された場合に
は、ステップ260で第2の案内カム100を下方(図
4に実線で示す位置)へ移動させる。これにより、ペー
パ搬送路86Aを通過したプリントはペーパ搬送路94
へ案内され、ベルトコンベア116A上に載置される。 ステップ260を実行した後はステップ272へ移行す
る。
【0046】一方ステップ254の判定が肯定された場
合はステップ264で第1の案内カム88を上方(図4
に想像線で示す位置)へ移動させる。これにより、ペー
パ搬送路76を通過したプリントはペーパ搬送路86B
へ案内される。次のステップ266ではプリント表面に
描かれているマークが、不要プリントを表すマークか否
か判定する。ステップ266の判定が否定された場合に
はステップ268で第3の案内カム108を下方(図4
に実線で示す位置)へ移動させる。これにより、ペーパ
搬送路86Bを通過したプリントはペーパ搬送路102
へ案内され、受皿136に収容される。ステップ266
の判定が肯定された場合にはステップ270で第3の案
内カム108を上方(図4に想像線で示す位置)へ移動
させる。これにより、ペーパ搬送路86Bを通過したプ
リントはペーパ搬送路104へ案内され、受皿138に
収容される。ステップ268またはステップ270を実
行した後はステップ272へ移行する。
【0047】ステップ272ではオーダ1件分のプリン
トが搬入されたか否か判定する。この判定はオーダ1件
分の終了を表す情報を受信したか否かを判断することに
よって行われる。なお、プリントの搬入が開始されてか
らステップ272の判定が肯定されるまでの間及びステ
ップ272の判定が肯定されてから次に該判定が肯定さ
れるまでの間は同一件番号のプリントがソーター75内
に搬入される。ステップ272の判定が否定された場合
はステップ252へ戻り、ステップ272の判定が肯定
されるまでステップ252乃至ステップ272を繰り返
す。これにより、検定に合格したフルサイズのプリント
44Aがベルトコンベア116A上に集積され、検定で
再プリントが必要であると判断されたフルサイズのプリ
ント44Aが受皿136内に集積され、検定で不要プリ
ントであると判断されたフルサイズのプリント44Aが
受皿138内に集積されることになる。ステップ272
の判定が肯定されると、ステップ274へ移行する。
【0048】ステップ274ではフラグが0か否か判定
する。ステップ274の判定が肯定された場合には、ス
テップ276でベルトコンベア116Aに対応するカム
126Aを図4に想像線で示す位置へ回動させる。ステ
ップ278ではベルトコンベア116Aを駆動する。こ
れによりベルトコンベア116A上に集積された同一件
番号のフルサイズのプリント44Aが搬送され、ストッ
カ134の多数のプリント収容室134Aのうちガイド
板130に対応しているプリント収容室134A内に収
容される。次のステップ280では、前記処理でフルサ
イズプリント44Aを収容したプリント収容室134A
と、ステップ253で記憶した該フルサイズプリント4
4Aの件番号と、を対応させて記憶する。ステップ28
2ではストッカ134を移動させ、ストッカ134の多
数のプリント収容室134Aのうち、まだフルサイズプ
リント44Aを収容していないプリント収容室134A
をガイド板130に対応させる。ステップ284ではカ
ム126Aを図4に実線で示す位置へ復帰させる。
【0049】ステップ284を実行した後はステップ2
52に戻り、上記処理を繰り返す。このようにして、フ
ルサイズのプリント44Aはオーダ1件毎、すなわち同
一件番号のプリント毎に異なるプリント収容室134A
に収容される。
【0050】ペーパカッタ59からパノラマサイズのプ
リント44Bが搬入されるとステップ258の判定が否
定され、ステップ262へ移行する。ステップ262で
は、第2の案内カム100を上方(図4に想像線で示す
位置)へ移動させる。これにより、ペーパ搬送路86A
を通過したプリントはペーパ搬送路96へ案内され、ベ
ルトコンベア116B上に載置される。次のステップ2
63ではフラグを1にする。ステップ263を実行した
後はステップ272へ移行し、1件分の処理が終了する
までステップ252乃至ステップ272を繰り返す。こ
れにより、検定に合格した同一件番号のパノラマサイズ
のプリント44Bがベルトコンベア116B上に集積さ
れ、検定で再プリントが必要であると判断されたプリン
ト44Bが受皿136内に集積され、検定で不要プリン
トであると判断されたプリント44Bが受皿138内に
集積されることになる。
【0051】ステップ272の判定が肯定されるとステ
ップ274へ移行するが、前述のようにフラグを1にし
ているのでステップ274の判定は否定され、ステップ
286へ移行する。ステップ286ではベルトコンベア
116B上に集積されたパノラマサイズのプリント44
Bの件番号に基づいて、同一件番号のフルサイズプリン
ト44Aを収容しているプリント収容室134Aを求め
、このプリント収容室134Aがガイド板132に対応
するようにストッカ134を移動させる。ステップ28
8ではベルトコンベア116Bに対応するカム126B
を図4に想像線で示す位置へ回動させ、ステップ290
ではベルトコンベア116Bを駆動する。これにより、
ベルトコンベア116B上に集積されたパノラマサイズ
のプリント44Bが搬送され、同一件番号のフルサイズ
のプリント44Aを収容しているプリント収容室134
Aに収容される。これにより、特定オーダに対応するフ
ルサイズプリント44Aとパノラマサイズプリント44
Bとが自動的に照合されて対応されたことになる。 フルサイズプリント44Aとパノラマサイズプリント4
4Bとが対応されたオーダは順次後工程へ送られ、ネガ
フィルム12と照合された後に出荷される。次のステッ
プ292ではカム126Bを図4に実線で示す位置へ復
帰させる。ステップ292実行後はステップ252に戻
り、上記処理を繰り返す。
【0052】このように本実施例では、ネガフィルム1
2の画像コマのうち全てのフルサイズの画像コマ12A
の焼付処理を行った後に、パノラマサイズの画像コマ1
2Bの焼付処理を行うので、1本のロール状のネガフィ
ルム12の焼付処理においてネガマスク37及びペーパ
マスク39のマスク領域の切り換え等の回数が1回で済
み、焼付処理を短時間で行うことができる。また、各プ
リントの裏面に各プリントの件番号を表すバーコード5
2を付与するようにしたので、同一のバーコード52が
付与されたプリントを同一件のプリントであると判断す
ることができ、同一件のフルサイズプリント44Aとパ
ノラマサイズプリント44Bとの照合を容易かつ短時間
で行うことができる。従って、フルサイズの画像コマ1
2Aとパノラマサイズの画像コマ12Bとが混在するネ
ガフィルム12を短時間で処理し、出荷することができ
る。
【0053】また、各プリントの裏面に件番号、コマ番
号を印字するようにしたので、人手によって照合作業を
行う場合にも、容易に照合作業を実施できる。
【0054】なお、本実施例では各プリントの裏面に付
与した件番号を表すバーコード52を読み取って処理す
るようにしていたが、印字した件番号を読み取って処理
するようにしてもよい。また、各プリントの裏面に磁気
テープ等を貼付するかまたは磁性材料を塗布して磁気記
録部を設けると共に前記磁気記録部に件番号を磁気記録
し、この件番号を読み取って処理するようにしてもよい
【0055】また、本実施例ではフルサイズの画像コマ
12Aとパノラマサイズの画像コマ12Bとが混在して
いるネガフィルム12を例に説明したが、ハーフサイズ
とパノラマサイズとが混在しているネガフィルムや、前
記3種類のサイズが混在しているネガフィルムを処理す
ることもできる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、焼付サ
イズの異なる画像コマが混在しているフィルムの各画像
コマの画像を単一の印画紙ロールに同一焼付サイズの画
像コマ毎に順に焼付けると共に、画像が焼付けられた印
画紙の各プリントに各プリントが対応するオーダを識別
する情報を付加し、切断されたプリントに付加されてい
る前記オーダを識別する情報を順次読み取って同一サイ
ズのプリントを同一オーダ毎に分類し、同一オーダに対
応するサイズの異なるプリントを照合し、対応する全て
のプリントが揃ったオーダを順次排出するようにしたの
で、異なる焼付サイズの画像コマが混在するフィルムで
も、短時間で処理して出荷できる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理システムの概略構成図である。
【図2】プリンタの概略構成図である。
【図3】ペーパカッタの概略構成図である。
【図4】ソーターの概略構成図である。
【図5】写真処理システムで処理するネガフィルムの例
を示す平面図である。
【図6】メモリカードに記録するデータのフォーマット
を示す概念図である。
【図7】カットマーク、ソートマーク、バーコードが付
与されたペーパの例を示す平面図である。
【図8】プリンタの作用を説明するフローチャートであ
る。
【図9】ペーパカッタの作用を説明するフローチャート
である。
【図10】ソーターの作用を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
12    ネガフィルム 22    メモリカード 30    プリンタ 44    ペーパ 52    バーコード 59    ペーパカッタ 75    ソーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  焼付サイズの異なる画像コマが混在し
    ている複数オーダのフィルムの各画像コマの画像を単一
    の印画紙ロールに同一焼付サイズの画像コマ毎に順に焼
    付けると共に、画像が焼付けられた印画紙の各プリント
    に各プリントが対応するオーダを識別する情報を付加し
    、前記印画紙を各プリント毎に切断すると共に、切断さ
    れたプリントに付加されている前記オーダを識別する情
    報を順次読み取って同一サイズのプリントを同一オーダ
    毎に分類し、同一オーダに対応するサイズの異なるプリ
    ントを照合し、対応する全てのプリントが揃ったオーダ
    を順次排出する写真処理方法。
JP7913791A 1991-04-11 1991-04-11 写真処理方法 Pending JPH04311938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7913791A JPH04311938A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 写真処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7913791A JPH04311938A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 写真処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04311938A true JPH04311938A (ja) 1992-11-04

Family

ID=13681570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7913791A Pending JPH04311938A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 写真処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04311938A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8300243B2 (en) 2000-08-09 2012-10-30 Fujifilm Corporation Print system and method of controlling operation of same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8300243B2 (en) 2000-08-09 2012-10-30 Fujifilm Corporation Print system and method of controlling operation of same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5734463A (en) Print processing method, photographic printer, and print stacking device and method
US5264683A (en) Method of collating photographic prints with photographic film
US5159385A (en) Total photofinishing laboratory system
US6196098B1 (en) Paper cutter for photographic processing system
JPH04311938A (ja) 写真処理方法
JPH04314047A (ja) 写真処理方法
JP2604891B2 (ja) 写真作成装置
JP2991345B2 (ja) 写真照合方法及び装置
JP2604889B2 (ja) 写真作成装置
JPS63311253A (ja) 仕上り印画検定装置
JPH04289842A (ja) ソーター
JP2719461B2 (ja) プリント集積装置及びプリント集積方法
JPH05289184A (ja) プリント写真の作成方法
JP2693052B2 (ja) ペーパカッタ
JP2693054B2 (ja) 写真処理方法
JPH05232671A (ja) ビリング機
JPH05224388A (ja) フイルム収納シート
JP2650230B2 (ja) 写真照合装置及び写真照合装填装置
JPH04289860A (ja) ペーパカッタ
JPH05289182A (ja) 混在コマ写真プリンタ
JPH08152704A (ja) 写真処理システムにおける写真材料間照合方法
JPH04303833A (ja) 写真フィルム検定装置
JPH05289183A (ja) プリント写真の作成方法
JPH06347987A (ja) ペーパカッタ
JPH04318831A (ja) 写真用プリンタプロセッサ