JP2685366B2 - 写真処理のための集中管理装置 - Google Patents

写真処理のための集中管理装置

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JP2685366B2
JP2685366B2 JP3079135A JP7913591A JP2685366B2 JP 2685366 B2 JP2685366 B2 JP 2685366B2 JP 3079135 A JP3079135 A JP 3079135A JP 7913591 A JP7913591 A JP 7913591A JP 2685366 B2 JP2685366 B2 JP 2685366B2
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【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムを現像
し、現像された写真フィルムを用いて印画紙へ画像を焼
付け、写真フィルムと印画紙とを照合する写真処理のた
めの集中管理装置に関する。
【従来の技術】写真をプリントする際には、従来では全
てを機械に任せることができず、露光補正値をオペレー
タの判断により得るネガ検定工程が必要となっている。
このため、同じネガフィルムを用いてプリントを複数回
行うと、例えば同時プリント時と再注文プリント時とで
は、仕上がり状態が異なる可能性が高かった。これを解
消するために、同時プリント時の露光補正値を何らかの
手段で以後の再注文プリントのために記憶しておくこと
が考えられる。このような手段の一例として特開平2−
29180号公報に開示されているように、ネガフィル
ムを収容するネガ袋(ネガシート)に露光補正値を印字
することが提案されている。これは、ネガフィルムを画
像コマ6コマ毎に切断し、それをネガシートに収容した
際に各画像コマに対応する位置に印字するものである。
ところが、このような方法では、ネガフィルムに直接印
字するのではないので、ネガフィルムをネガシートから
取り出してプリントを行うときにネガシートに印字され
た情報とネガフィルムの各画像コマとの照合が必要とな
り、これが、オペレータへの作業上の負担となる。ま
た、現在のようにネガフィルムを6コマ毎に切断せずに
長尺のまま返却するような場合には、ネガフィルムをパ
トローネのスプールに巻き取って収容することになり、
ネガシートが不要で上記方法が適用不可となる。また、
別の方法として、ネガフィルムに磁気記録層を設け、ネ
ガフィルム上に直接情報を磁気記録することが提案され
ている。この方法では、ネガフィルムと情報の対応がと
れ、照合等の作業が不要となる。すなわち、現在、現像
所(ラボ)においては、露光補正値等のネガフィルムの
検定結果を紙テープやICカード等の記録媒体へ記憶
し、これをネガフィルムの搬送と共に移送して、プリン
タ等に装填することがなされており、依頼されたネガフ
ィルムがラボへ搬入されてから返却するまでの間では、
ほぼ自動化されて各処理を行っている。この紙テープや
ICカードへ記録した情報を前記ネガフィルムの磁気記
録層へ記録しておけば、再注文時には再度ネガ検定等を
行う必要がなく、仕上がり画像を品質を一定にすること
ができる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように情報をネガフィルムへ直接磁気記録する場合、ネ
ガフィルム本来の機能を損ねるものであってはならない
といった理由からその記録容量には物理的に限度があ
り、必要な情報を全て記録することが困難となる。ま
た、顧客へネガフィルムを返却した際に情報の保存を補
償することができず、誤って磁場の強い場所(例えばス
ピーカの脇)に保管された場合には、情報は消されて、
読取ができなくなる恐れがあり、信頼性に欠ける。本発
明は上記事実を考慮し、信頼性の高い情報の記録を行う
ことができ、かつネガフィルムとの照合も容易で、複数
回のプリントを行っても仕上がり状態を一定に維持する
ことができる写真処理のための集中管理装置を得ること
が目的である。
【課題を解決するための手段】請求項1に記載発明は、
写真フィルムが現像済か未現像かを判定して仕分けする
仕分け工程、未現像の写真フィルムを現像する現像工
程、現像工程によって現像された画像を検定するフィル
ム画像検定工程、写真フィルムの画像を印画紙に焼付け
かつこの印画紙を現像する処理工程、印画紙に焼付けら
れた画像を検定する印画紙画像検定工程及び写真フィル
ムと印画紙とを照合する照合工程を備えた写真処理のた
めの集中管理装置であって、前記仕分け工程において未
現像と判定された写真フィルムにそれぞれの写真フィル
ムを特定する特定符号を記録する特定符号記録手段と、
前記仕分け工程において現像済と判定された写真フィル
ムへの特定符号の記録の有無を検出する検出手段と、前
記検出手段で特定符号無と判定された場合にフィルム画
像検定工程において定められた露光補正値を前記特定符
号に対応させて記憶する記憶手段と、前記処理工程にお
いて写真フィルムに記録された特定符号に対応する露光
補正値を前記記憶手段から読み出す読出手段と、前記印
画紙検定工程において再焼付処理が必要とされた画像に
対応する露光補正値を書換える書換手段と、前記各工程
との信号伝達のためのインターフェイスを備え、該信号
伝達インターフェイスを介して前記特定符号を送受する
と共に、この特定符号の管理を行う制御手段と、を有し
ている。請求項2に記載の発明は、前記請求項3に記載
の発明において、前記印画紙には写真フィルムに記録し
た特定符号と対応する照合符号が記録され、前記照合工
程において前記特定符号と照合符号とに基づいて写真フ
ィルムと印画紙とを照合することを特徴としている。
【作用】請求項1に記載の発明によれば、写真フィルム
は撮影後の未現像の状態で現像及び同時プリントを依頼
する場合と、現像が済んでおりプリントのみを依頼する
場合とがあり、これを仕分け工程において仕分けする。
このとき、特定符号記録手段では、未現像の写真フィル
ムへ特定符号を記録する。一方、現像済の写真フィルム
の場合は、以前に同一の写真処理工程を経た場合には既
に特定符号が記録されおり、他の写真処理工程で現像さ
れた場合は特定符号は記録されていない。この特定符号
の有無を検出手段で検出する。次にフィルム画像検定工
程では、各画像の露光補正値が定められるが、この露光
補正値を前記特定符号と対応させて記憶手段に記録す
る。これにより、以後は特定符号によって該当する露光
補正値を検索することができる。従って、処理工程にお
いて印画紙へ焼付ける場合に、読出手段によってその写
真フィルムに記録された特定符号に基づいて露光補正値
が読み出され、最適な露光条件を得ることができる。ま
た、既に現像済でかつ特定符号が記録された写真フィル
ムの場合は、前回の露光条件と同一の条件で処理するこ
とができ、仕上がり状態を一定とすることができる。さ
らに、本発明の集中制御装置では、印画紙検定工程にお
いて再焼付処理が必要とされた場合に、書換手段によっ
て露光補正値を書換えることができる。このように、写
真処理工程の全般に亘って集中して管理し、露光補正値
の情報を必要な工程へ送出することができ、かつ記憶し
ておくことができるので、信頼性が高く、かつオペレー
タの作業性を低下させることなく、写真処理を円滑に行
うことができる。また、上記各工程で処理される写真フ
ィルムの状態を、インターフェイスを介した特定符号の
送受によって、制御手段で集中して管理しているため、
処理状況等を迅速に把握することができる。請求項2に
記載の発明によれば、印画紙に写真フィルムに記録した
特定符号を対応する照合符号を記録することにより、照
合工程における写真フィルムと印画紙との照合も自動化
され、作業性はさらに向上する。なお、特定符号及び照
合符号は、同一のIDを用いてもよい。
【実施例】図1には、本実施例に係る写真処理システム
の概略図が示されている。ネガフイルム10が収容され
たカートリッジ12或いは既に現像されたネガフィルム
10が収容されたカートリッジ12は、ラボへ送られて
最初に仕分け器14によってネガフィルム10が現像済
か未現像かが仕分けされると共にカートリッジ12と同
時にラボへ送られるマークシート16に記入された情報
が読み取られる。なお、マークシート16は、DP袋1
8に貼付けられている。次に、ネガフィルム10はプロ
セッサ20によって現像処理が行われる。なお、未現像
のネガフィルム10は、スプライサ22によって、複数
のネガフィルム10を接合して、1本のロール状にした
後にプロセッサ20へセットされると共にこのネガフィ
ルム10を特定するID(特定符号)が記入されたチェ
ックシート24(図5参照)がネガフィルム10の先端
部分に貼付けられる。現像工程が終了すると、ネガフィ
ルム10は、ネガ検定機26(以下、ノッチャーパンチ
ャ26という)によって、検定作業がなされる。ノッチ
ャーパンチャ26では、撮影された画像の露光条件の補
正値を決め、コントローラ28へその情報を入力すると
共に各コマに対応してノッチを付すようにしている。こ
の露光条件の補正値の決定は、オペレータの目視による
判断で行い、ノッチの付与は自動的に行っている。ノッ
チャーパンチャ26では、この補正値等をコントローラ
28に記録し、ネガフィルム10がプリンタ30へセッ
トされる。プリンタ30では、ネガフィルム10を1コ
マ毎に搬送すると同時にそれぞれのコマに対応する露光
補正値等の露光条件をコントローラ28から読取り、読
み取られた露光条件に基づいて露光量等が決定され、印
画紙34へプリントされる。ここで、仕分け器14によ
って現像済と判別されて仕分けされたネガフィルム10
は、ストッカー挿入機32で検定済と未検定とに分類さ
れ、それぞれ別々のボックス(図6に示すストッカボッ
クス99A、99B)へ挿入された状態で、再注文、再
焼き専用プリンタ31へと搬送される。このプリンタ3
1は、焼付部、現像等の処理部及び乾燥部が一体となっ
た、所謂プリンタプロセッサ(ミニラボ)と称される装
置であり、カートリッジ12からネガフィルム10を引
き出してそのままの状態で焼付処理が行える機能を有し
ている。なお、ストッカー挿入機32からプリンタ31
へと至るネガフィルム10が同時プリント時に同一のラ
ボでなされている場合は、前記チェックシート24が貼
付けられている。このため、ストッカー挿入機32で
は、このチェックシート24の有無を検出すると共に有
りと判定された場合は、そのIDを読取るようになって
いる。プリント工程が終了したネガフィルム10は、再
度カートリッジ12のスプール36へ巻き取られて収容
される。また、印画紙34は、現像装置38、印画紙検
定装置40及びカッターソータ41を経て各画像毎にカ
ットされ、照合機42でネガフィルム10と照合された
後、ネガカッター43によって1本毎に切断され、カー
トリッジ12に収容された前記ネガフィルム10と共に
DP袋18に収容されて、顧客へと返送される。印画紙
検定装置40では、仕上がり状態をオペレータが検査
し、再焼付が必要なものについては、画像上にマークを
付すと共に新たな露光補正値を入力する。この新たな露
光補正値は、コントローラ28へ送られて、書換えられ
る。以上が顧客が現像等を依頼してから返却されるまで
の写真処理工程であり、以下それぞれの工程に適用され
る装置等の詳細な構成について説明する。 (DP注文用マークシート16) 図2に示される如く、DP注文用マークシート16に
は、顧客の希望する処理内容がマークシート方式により
記入されている。マークシート16には、このマークシ
ート16を識別するためのID番号が、記号表記部10
0とマーク表記部102とにより印刷されている。ま
た、マークシート16には、顧客の名前の記入欄10
4、注文日記入欄106、及び仕上がり希望日記入欄1
08が設けられており、それぞれ顧客の名前、注文日、
仕上がり希望日が記入される。さらに、マークシート1
6には、取次ぎ店名称部110及びこれのマーク表記部
112が印刷されている。なお、マーク表記部102、
112に代えて、バーコードを印刷しておいてもよい。
さらに、マークシート16には、フィルムタイプ記入欄
114と、注文内容記入欄116とが形成されている。
フィルムタイプ記入欄114は、フィルムメーカーマー
ク部118Aから118Dと、フィルム感度のマーク部
120Aから120Dとが印刷されている。注文内容記
入欄116には、同時プリント依頼時にマークするため
の同時プリントマーク部122と、焼き増しプリント依
頼時にマークするための焼き増しプリントマーク部12
4と、フィルム現像のみを依頼するフィルム現像マーク
部126とが配置されている。また、同時プリントマー
ク部122及び焼き増しプリントマーク部124には、
これのプリント枚数を記入するための「各1」、「各
2」、「その他」等の枚数マーク部128、130、1
32及び数字記入欄134が設けられている。同時プリ
ントマーク部122及び焼き増しプリントマーク部12
4には、これら注文時に、これらの内容を更に細かく指
定するための、プリントサイズ指定マーク部136と、
「光沢」、「絹目」等のプリント面種を指定するための
プリント面種指定マーク部138とが設けられている。
また、焼き増しプリントマーク部124には、コマ番号
を指定するためのコマ番号マーク部140と、マークし
たコマのプリント枚数を指定する枚数マーク部142
と、さらには、焼き増しプリントの枚数マーク部で指定
できない枚数を記入したり、サイズや面種を記入したり
するための、記入部144、146、148が設けられ
ている。 (仕分け器14) 図3に示される如く、仕分け器14には、スリット状の
溝44が形成されており、DP袋18が挿入可能となっ
ている。この溝44内には、マークシート読取制御部4
6が配設されている。マークシート読取制御部46は、
マークシート光学読取センサ48とデコーダ50とで構
成され、各処理内容が鉛筆等により塗り潰されたマーク
シート16が溝44に挿入されると、マークシート16
のマーク部分を光学読取センサ48で読取り、これをデ
コーダ50に送る。また、マークシート読取制御部46
には、マークシート16の溝44内へのセットを検出す
るシートセンサ52と、シートセンサ52がセットされ
た時駆動されるシート送りローラ対54、56とが接続
されている。デコーダ50は、マークシート16の各マ
ーク検出信号を処理内容信号やID番号信号に変換し、
これを制御部28へ出力する構成となっている。制御部
57へ供給されたマークシート16に記載されたデータ
は、コントローラ28へ送られる。図4に示される如
く、コントローラ28は、マイクロコンピュータ58を
含んで構成されている。マイクロコピュータ58は、C
PU60、RAM62、ROM64、入出力ポート66
及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等
のバス68によって構成されている。入出力ポート66
には、それぞれインターフェース70Aから70Gを介
して上記写真処理工程の機器の制御部と接続されてい
る。 (スプライサ22) 図5に示される如く、スプライサ22には、カートリッ
ジ12を並べておく収容部72が形成され、順次ネガフ
ィルム搬送経路に対応させるようになっている。ネガフ
ィルム搬送経路上には、ネガフィルム10を接合するた
めのスプライシングテープ74が収容されたスプライシ
ングテープボックス(図示省略)が配設され、ネガフィ
ルム10の接合部76が対応すると、制御部78からの
信号でスプライシングテープ74が短尺にカットされ
て、ネガフィルム10の幅方向両端部に貼付けられてい
る。スプライシングテープボックスの上流側には、制御
部78に接続されたチェックシート貼付部80が配設さ
れている。このチェックシート貼付部80では、ネガフ
ィルム10を特定するIDが印字されたチェックシート
24を各ネガフィルム10の先端部分に貼付けるように
なっている。さらに、チェックシート貼付部80の上流
側には、制御部78に接続されたカッタ84が配設され
ており、ネガフィルム10がカートリッジ12から全て
引き出された時点でカットされるようになっている。ま
た、ネガフィルム10に搬送力を付与するローラ対86
も、制御部78からの信号に基づいて駆動されている。 (ストッカー挿入機32) 図6に示される如くストッカー挿入機32は、カートリ
ッジ12を並列に収容する収容溝91が形成されたベー
ス93が設けられている。収容溝91に配設されたカー
トリッジ12は、エアシリンダ95のロッド95Aの先
端部に取付けられた押圧板97によって、順次図6の矢
印X方向へ押圧移動されるようになっている。ここで、
ベース93の図6左端に配設された現像済のネガフィル
ム10の先端部分が制御部88に接続された一対のロー
ラ90の駆動によってカートリッジ12から引き出さ
れ、制御部88に接続されたセンサ92によって、チェ
ックシート24(図5参照)の有無が検出されるように
なっている。このため、ネガ検定が不要なネガフィルム
10とネガ検定が必要なネガフィルム10とに分類され
てストックされる。すなわち、ベース93の図6左端に
連続して、検定済用ストッカボックス99A、未検定用
ストッカボックス99Bが併設されており、ベース93
に近い側の検定済用ストッカボックス99A上には、補
助ベース101が配設されている。この補助ベース10
1は、図6矢印Y方向へ移動可能となっており、その背
面にソレノイド103の移動ロッド105に取付けら
れ、ソレノイド103が導通されると、ストッカボック
ス99A上に配設され、未検定のネガフィルム10が収
容されたカートリッジ12を補助ベース101を介して
未検定用ストッカボックス99Bへ案内することができ
る。また、ソレノイド103への導通が遮断されると、
ストッカボックス99A上から退避され、検定済のネガ
フィルム10が収容されたカートリッジ12を検定済用
ストッカボックス99Aへ案内することができる。ま
た、ストッカー挿入機32では、マークシート16(図
2参照)に記録された情報を読取り、チェックシート2
4に記録されたIDと対応させて、制御部88を介して
コントローラ28へ送出している。このストッカー挿入
機32には、前記スプライサ22に適用されたチェック
シート貼付部80と同一構成のチェックシート貼付部9
4が配設され、制御部88では、センサ92によってチ
ェックシート無と判定されたネガフィルム10のみに新
規のIDが記録されたチェックシート24を貼付け、マ
ークシート16に記録された情報と共にコントローラ2
8へ送出するようになっている。ここで、チェックシー
ト24が有りと判定されたネガフィルム10はプリンタ
へ直接搬送され、チェックシート貼付部94によってチ
ェックシート24が貼付けられたネガフィルム10は、
ノッチャパンチャ26へ搬送され、焼増しする画像の検
定を行う。 (ノッチャーパンチャ26) 図7に示される如く、ノツチヤパンチヤ26には、長尺
状ネガフイルムの装填台150の中央部に処理ステージ
152が形成されている。処理ステージ152の図7の
左側には、層状に巻き取られた未処理(ノツチ付与前)
の長尺状ネガフイルム10が装填された送り出しリール
154が設置されている。送り出しリール154に層状
に巻き取られたネガフイルム10は、その最外周の先端
部が巻掛ローラ156、テンシヨンローラ158を介し
て、処理ステージ152へと案内されている。処理ステ
ージ152には、案内溝160が形成され、ネガフイル
ム10は送り込みローラ162に巻掛られた後、この案
内溝160へと至るようになっている。一方、処理ステ
ージ152の図7の右側には、処理後のネガフイルム1
0を層状に巻取る巻き取りリール164が設置されてお
り、処理ステージ152の最下流に取り付けられた送り
出しローラ166に巻掛られて、案内溝160から引き
出されたネガフイルム10を順次巻取るようになってい
る。処理ステージ152の送り込みローラ162の下流
側には、画像読取部168が設置されている。この画像
読取部168では、ネガフイルム10の濃淡を検出する
機能を有している。検出されたネガフイルム10の濃淡
は制御部170へ供給され、制御部170では撮影され
た画像コマのエツヂを判別するようになっている。この
画像コマのエツヂを検出することにより、後述するネガ
フイルム検定/ノツチ付与部172での正確な位置決め
が行えるようになっている。ネガフイルム検定/ノツチ
付与部172の裏面には、光源(図示省略)が設置さ
れ、この光源からの光線によって1コマ分の画像コマを
透過させるようになっている。また、ネガフイルム検定
/ノツチ付与部172には、透明板材で形成されたゲー
ジ174が配設され、画像コマの中心を正確に得ること
ができるようになっている。光線によって透過された画
像コマは、作業員の目視によりネガ補正情報(以下デー
タという)が定められ、そのデータは、キーボード17
6のキー操作によってキー入力されるようになってい
る。キー入力されたデータは、制御部170へ供給さ
れ、さらにコントローラ28へ送出されるようになって
いる。ネガフィルム検定/ノツチ付与部172には、ネ
ガフイルム10に半円形のノツチを付与するパンチヤ
(図示省略)が配設されている。 (プリンタ30) 図8に示される如く、プリンタ30の光源202から照
射される光線の焼付光路Lには、その最上方にプリント
マスク204が配置され、ロール状印画紙34の一部を
挟持して、焼付位置へ固定している。ロール状印画紙3
4は、その両方が回転軸208、210に層状に巻き取
られており、プリントマスク204の下流側には、一対
の搬送ローラ212が設置され、印画紙34を挟持して
いる。搬送ローラ212は、モータ214の駆動力で図
8の矢印A方向へ回転され、一方の層状巻取部(図8の
左側層状巻取部)の外周から印画紙先端を引き出して、
他方の回転軸210へ巻取る構成である。巻き出し用回
転軸208とプリントマスク204との間の印画紙34
は、テンシヨンローラ216に巻掛けられている。ま
た、搬送ローラ212の下流側にも、テンシヨンローラ
218が配設され、印画紙34が巻掛けられている。こ
れらのテンシヨンローラ216、218はその軸直角方
向へ移動可能とされており、印画紙搬送時のテンシヨン
を一定に保持するようにしている。プリントマスク20
4の下方の焼付光路L上には、ネガキヤリア220が配
設され、長尺状のネガフイルム10の一部を挟持して、
所定位置へ固定している。ネガフイルム10は、その両
方が、回転軸224、226に層状に巻き取られてお
り、ネガキヤリア220の下流側には、一対の搬送ロー
ラ228が設置され、ネガフイルム10を挟持してい
る。搬送ローラ228は、モータ232の駆動力で図8
の矢印B方向へ回転され、一方の層状巻取部(図8の左
側巻取部)の外周からネガフイルム10を引き出して、
他方の回転軸226へ巻取る構成である。巻き出し用回
転軸224とネガキヤリア220との間のネガフイルム
10は、テンシヨンローラ234に巻掛けられている。
また、搬送ローラ228の下流側にも、テンシヨンロー
ラ236が配設され、ネガフイルム10が巻掛けられて
いる。これらのテンシヨンローラ234、236はその
軸直角方向へ移動可能とされており、ネガフイルム10
の搬送時のテンシヨンを一定に保持するようにしてい
る。ネガキヤリア220とプリントマスク204との間
には、焼付用レンズ237とブラツクシヤツタ238と
が配置されている。ブラツクシヤツタ238は、ドライ
バ240からの駆動信号に応じて光路L上に挿入又は離
脱可能とされている。また、レンズ237は、ドライバ
239からの駆動信号に応じて光路Lに沿って移動可能
となっている。これにより、引伸倍率を変更することが
できる。ネガキヤリア220と光源202との間には、
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色
のカツトフイルタ242、244、246が配設されて
いる。これらのカツトフイルタ242、244、246
はそれぞれドライバ248、250、252からの信号
に応じて、光路L上へ挿入又は離脱されるようになって
いる。ネガキヤリア220の斜め上方には、受光器25
4が配設されている。受光器254はネガキヤリア22
0に位置決めされているネガフイルム10に撮影された
画像の濃度情報を検出し、その検出値を制御部256へ
供給するようになっている。制御部256では、この濃
度情報に基づいて露光量が演算され、この演算結果に応
じて前記ブラツクシヤツタ238及びカツトフイルタ2
42、244、246を制御している。また、印画紙3
4の裏面に対応して、記録部258が配設されている。
この記録部258では、装填されるネガフィルム10と
同一のIDが印画紙34の各画像に対応して印字される
ようになっている。 (印画紙検定装置40) 図9に示される如く、印画紙検定装置40は、仕上がり
印画紙34を回転軸260に巻き取って装填する供給部
262を備えており、制御部264からの信号で回転軸
260が回転されると、印画紙34はその最外周から引
き出されて搬送されるようになっている。この供給部2
62から引き出される印画紙34は巻取部266の回転
軸268に巻き取られるようになっている。巻取部26
6の回転軸268は制御装置264からの信号に応じて
回転される。供給部262と巻取部266との間には、
検定部270が配設されている。この検定部270で
は、次々の搬送されてくる印画紙34の仕上がり状態が
オペレータによって検査され、再焼付の要否が判断され
る。印画紙検定装置40には、キーボード272が配設
され、再焼付が必要な印画紙34の新たな露光補正値が
入力され、印画紙34に記録されたIDと共に制御部2
64を介してコントローラ28へ送出されるようになっ
ている。このため、コントローラ28では、該当する露
光補正値が書換えられることになる。 (照合機42) 図10に示される如く、照合機42には、カートリッジ
12に収容されたネガフィルム10と各画像毎にカット
された印画紙34とが送り込まれるようになっている。
ネガフィルム10は、一対のローラ271に挟持されて
カートリッジ12からその先端部分が引き出され、チェ
ックシート24に記録されたIDが制御部272に接続
された読取部274によって読み取られるようになって
いる。一方、印画紙34は、1件毎にカセット276に
装填されている。カセット276の載置台278は、板
ばね280を介してカセット本体282に支持されてい
る。カセット276の装填位置には、外周の一部がカッ
トされたローラ284(半月ローラ)が配設され、前記
板ばね280の付勢力により、最上層の印画紙34がこ
のローラ284が1回転する毎に搬送力を受け、一対の
ローラ286に挟持されて所定の搬送経路に沿って搬送
されるようになっている。この搬送経路途中には印画紙
34の裏面に対応して制御部272に接続された読取部
288が配設され、印画紙34の裏面に印字されたID
(照合符号)が読み取られるようになっている。搬送経
路の下流側には、印画紙34のストック台290が配設
され、照合が完了した印画紙34がストックされる構成
となっている。ここで、コントローラ28では、ネガフ
ィルム10から読み取ったID(特定符号)と印画紙3
4から読み取ったID(照合符号)とが照合され、一致
していることが確認されたものが、顧客へと返却され
る。以下に、本実施例の作用を図11のコントローラ2
8における集中管理制御フローチャートに基づいて説明
する。ステツプ300では、仕分け器14でマークシー
ト16上から読み取られたデータを取り込み、次いでス
テツプ302でスプライサ22へネガフィルム10に貼
付けるチェックシート24に印字すべきIDを供給す
る。次のステツプ304では、ノッチャーパンチャ26
によって検定された露光補正値を取り込み、IDと対応
させて記憶して、ステツプ306へ移行する。ステツプ
306では、ストッカー挿入機32へ、現像済かつ当該
ラボへの最初の搬入であるネガフィルム10に貼付ける
チェックシート24に印字すべきIDを供給する。次の
ステツプ308では、ストッカー挿入機32から、現像
済かつチェックシート貼付済のネガフィルム10から読
み取られIDが取り込まれ、次のステツプ310で取り
込まれたIDに基づいてRAM62に記憶されている同
時プリント時の露光補正値が検索される。次のステツプ
312では、プリンタ30へID及び露光補正値が供給
され、プリンタ30では、セットされるネガフィルムI
Dに基づいて各画像コマの露光補正値が検索され、プリ
ント処理がなされる。プリンタでプリントされた印画紙
34は、印画紙検定装置40によって検定されることに
なるが、この検定によって再焼付けが必要とされた場
合、露光補正値が変更されることがある。この変更され
た露光補正値をステツプ314において取り込み、現在
記憶された露光補正値を書換える(ステツプ316)。
次のステツプ318では、照合機42からのIDを取り
込み、写真処理が終了し、顧客へ返却されたことを認識
し、次いでステツプ320では、所定期間が過ぎたID
に対応するデータを抹消する等、ID管理処理を行う。
次のステツプ322では、処理が終了したか否かが判断
され、否定判定の場合は、ステツプ300へ移行し、肯
定判定された場合は処理は終了する。このように、本実
施例では、ネガフィルム10に付与するIDに基づいて
各写真処理工程での処理条件等を集中管理することがで
きる。また、このIDに基づいて露光補正値等をラボで
記憶しておくことができるので、再注文時に改めて露光
補正値を検定する必要がなくなり、同時プリント時と同
一の仕上がりを得ることができると共にオペレータによ
る作業も軽減することができる。さらに、ネガフィルム
10に情報を磁気記録しておくのに比して、信頼性が増
す。本実施例では、露光補正値等のデータをコントロー
ラ28のRAM62、すなわちハードディスクに記憶し
ておくようにしたため、約1か月分に処理されるネガフ
ィルム10のデータを記憶しておくことができる。これ
は、約8000Kバイトの容量に匹敵し、現在の処理実
績から勘案すると、この容量を越えたデータは古い順に
抹消しても、支障はない。なお、RAM62から抹消す
るデータをフロッピーディスクに保存するようにしても
よい。また、本実施例では、同時プリントを行うプリン
タ30と、再注文及び再焼きを行うプリンタ31とを別
個に設けたが、再注文及び再焼きのネガフィルム10を
カートリッジ12から分離し、再度長尺のロール状に巻
き取って処理するようにすれば、同時プリント時のプリ
ンタ30を共用することができる。
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真処理
のための集中管理装置は、信頼性の高い情報の記録を行
うことができ、かつネガフィルムとの照合も容易で、複
数回のプリントを行っても仕上がり状態を一定に維持す
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理工程の全体構成図である。
【図2】DP袋に貼付けられたマークシートの正面図で
ある。
【図3】仕分け器の内部を示す斜視図である。
【図4】コントローラのブロック図である。
【図5】スプライサの概略構成図である。
【図6】ストッカーの概略構成図である。
【図7】ノッチャパンチャの斜視図である。
【図8】プリンタの概略構成図である。
【図9】印画紙検定機の斜視図である。
【図10】照合機の概略構成図である。
【図11】制御フローチャートである。
【符号の説明】
10 ネガフィルム 14 仕分け器 16 マークシート 20 プロセッサ 22 スプライサ 24 チェックシート 26 ノッチャーパンチャ 28 コントローラ 30 プリンタ 32 ストッカー挿入機 34 印画紙 38 現像装置 40 印画紙検定装置 42 照合機 57、78、88、170、256、264、272
制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムが現像済か未現像かを判定
    して仕分けする仕分け工程、未現像の写真フィルムを現
    像する現像工程、現像工程によって現像された画像を検
    定するフィルム画像検定工程、写真フィルムの画像を印
    画紙に焼付けかつこの印画紙を現像する処理工程、印画
    紙に焼付けられた画像を検定する印画紙画像検定工程及
    び写真フィルムと印画紙とを照合する照合工程を備えた
    写真処理のための集中管理装置であって、 前記仕分け工程において未現像と判定された写真フィル
    ムにそれぞれの写真フィルムを特定する特定符号を記録
    する特定符号記録手段と、 前記仕分け工程において現像済と判定された写真フィル
    ムへの特定符号の記録の有無を検出する検出手段と、 前記検出手段で特定符号無と判定された場合にフィルム
    画像検定工程において定められた露光補正値を前記特定
    符号に対応させて記憶する記憶手段と、 前記処理工程において写真フィルムに記録された特定符
    号に対応する露光補正値を前記記憶手段から読み出す読
    出手段と、 前記印画紙検定工程において再焼付処理が必要とされた
    画像に対応する露光補正値を書換える書換手段と、 前記各工程との信号伝達のためのインターフェイスを備
    え、該信号伝達インターフェイスを介して前記特定符号
    を送受すると共に、この特定符号の管理を行う制御手段
    と、 を有する写真処理のための集中管理装置。
  2. 【請求項2】 前記印画紙には写真フィルムに記録した
    特定符号と対応する照合符号が記録され、前記照合工程
    において前記特定符号と照合符号とに基づいて写真フィ
    ルムと印画紙とを照合することを特徴とする請求項1記
    載の写真処理のための集中管理装置。
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JPH0786651B2 (ja) * 1987-02-18 1995-09-20 富士写真フイルム株式会社 焼増写真焼付方法
JPH0743530B2 (ja) * 1987-08-07 1995-05-15 富士写真フイルム株式会社 写真現像装置
JPH0229734A (ja) * 1988-07-20 1990-01-31 Fuji Photo Film Co Ltd 印画紙の焼き直し方法

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