JP2736712B2 - フィルムキャリヤおよび感光材料処理装置 - Google Patents
フィルムキャリヤおよび感光材料処理装置Info
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Description
びそれを用いた感光材料処理装置に関するものである。
という)は、カラーネガフィルム、カラーリバーサルフ
ィルムに代表される撮影用感光材料と、カラーペーパ
ー、カラー反転ペーパーに代表されるプリント用感光材
料に大別される。
所においてのみ処理されていたが、近年、ミニラボと呼
ばれる小型自動現像機を用いた小規模用処理システムの
開発により、写真店等の店頭でも処理されるようになっ
てきた。
たカラーネガフィルムを現像処理し、そのカラーネガフ
ィルムからカラーペーパーに露光し、これを現像処理し
てプリント画像を得るという一連の工程を、店頭にて短
時間で行うことができるものである。
ラーネガフィルムを現像処理するフィルムプロセッサー
と、カラーネガフィルムからカラーペーパーに露光し、
これを現像処理するプリンタプロセッサーとで構成され
ている。そして、このフィルムプロセッサーとプリンタ
プロセッサーは、それぞれ独立した装置である。
135サイズのカラーネガフィルム2本を板状のリーダ
ーに平行に並べて取り付け、このリーダーを先導させて
フィルムを牽引し、各処理槽内および乾燥部を順次通過
させて処理する。
前記フィルムプロセッサーにて現像されたネガフィルム
をリーダーから取り外し、露光部に設置されたネガキャ
リヤ(フィルムキャリヤ)と呼ばれる装置により1本の
ネガフィルムをコマ送りしながら検定を行い、検定にパ
スしたフィルムについてその画像をカラーペーパー(印
画紙)に露光し、これを現像処理する。
り付けは、リーダーの後端とネガフィルムの先端とを接
合し、表裏両面に粘着テープを貼ってこれらを連結する
ことによりなされているため、ネガフィルムをプリンタ
プロセッサーに供給する際、ネガフィルムをリーダーか
ら取り外すには、両面の粘着テープを剥す作業を手作業
で行う必要があり、時間と手間がかかるという問題があ
る。
の露光を行なった後は、ネガフィルムを所定長さ、例え
ば6コマ毎に切断し、これをネガシートと呼ばれる袋体
に収納するが、この作業にも時間と手間がかかる。
を依頼する場合もある。このような時には、最初にプリ
ントを依頼したミニラボ店と異なる店にプリントを依頼
する場合があり、プリンタプロセッサーの処理機種が異
なるなどの理由によって、当初プリントされた写真と同
一の写真性が得られないことが多い。
プロセッサーによるプリント作業の能率を向上させ、プ
リント毎の写真性が均一となる感光材料処理装置を提供
することにある。
(1)〜(5)の発明によって達成される。
ィルムが接続された状態で通過させることのできる通過
経路を有するフィルムキャリヤであって、前記フィルム
は、そのフィルム毎の情報を担持するリーダーと接続さ
れており、リーダーに情報を担持させる情報記録機能を
有することを特徴とするフィルムキャリヤ。
る情報読取機能を有する上記(1)のフィルムキャリ
ヤ。 (3)前記リーダーに視認できる情報を担持させる印刷
機能を設けた上記(1)または(2)に記載のフィルム
キャリヤ。
載のフィルムキャリヤには、前記通過経路上に形成され
た露光窓と、この露光窓に対応する位置に回動可能に設
置され、露光領域を規制するマスクとを設け、露光済み
フィルムを搬送処理する第1処理部と、プリント用感光
材料を処理する第2処理部との方向を、露光部で交差す
るように配置し、該露光部に前記フィルムキャリヤを用
い、前記リーダーから読み取った情報に基づいて、感光
材料の処理条件および/または焼付条件を決定すること
を特徴とする感光材料処理装置。
フィルムを現像処理したときの処理情報および/または
処理機情報を含み、これらの情報に基づいて処理条件を
補正する機能を有する上記(4)に記載の感光材料処理
装置。
例えば、最初のフィルム現像条件や、駒毎のプリント条
件などが、フィルムキャリヤの情報記録機能によってリ
ーダーに記録される。その記録された情報は、次にプリ
ントされる際には、フィルムキャリヤの情報読取機能に
よって読み取られ、プリント情報またはペーパーの現像
処理情報として利用される。
感光材料処理装置に、上記情報処理機能をもたせ、ペー
パー処理の際の処理条件を変更可能として、より適正な
処理能力を得ることが可能となる。
付図面に示す好適実施例について詳細に説明する。
構成例を模式的に示す斜視図である。同図には、理解を
容易にするために、本発明の主要な部分のみが示されて
いる。また、同図中のX、YおよびZは、それぞれ互い
に直交する方向を示す。
は、図示しないケーシング内に、撮影用感光材料(以
下、ネガフィルムで代表する)Nを処理する第1処理部
2と、プリント用感光材料(以下、ペーパーで代表す
る)Pを処理する第2処理部3と、ネガフィルムNの像
をペーパーPに露光する露光部4とを有する、好ましく
は一体型の自動現像機である。
2、定着槽23、水洗槽24および乾燥ゾーン25が図
中X方向に並設されている。現像槽21、漂白槽22、
定着槽23および水洗槽24には、それぞれ現像液21
1、漂白液221、定着液231および水洗水241が
それぞれ所定レベルまで入れられている。そして、これ
らの各処理槽21〜24には、処理液の温調、循環、補
充および排液を行う配管系(図示せず)が設けられてい
るのが好ましい。
ーラ(またはスプロケットと搬送ベルト)、ガイド等で
構成されるネガフィルムNの搬送手段(図示せず)が、
好ましくはラックに組立てられた状態で設置されてい
る。
の経路で通過する乾燥室251と、この乾燥室251へ
温風を供給する温風供給源252とで構成され、乾燥室
251内には、前記と同様のネガフィルムNの搬送手段
(図示せず)が設置されている。
ファンが内臓されており、乾燥室251内へ例えば 5
0〜70℃の温風を供給しうるようになっている。
24と乾燥ゾーン25との間には、それぞれクロスオー
バローラ(またはスプロケットと搬送ベルト)、ガイド
等で構成されるクロスオーバローラ手段(図示せず)が
設置されている。
ネガフィルムNは、まず現像槽21内をU字状の経路で
搬送され、この間に現像液211に浸漬されて現像さ
れ、次いでX方向に進み、同様にして漂白槽22、定着
槽23および水洗槽24において順次漂白、定着および
水洗がなされ、さらに乾燥ゾーン25において乾燥がな
される。乾燥ゾーン25から出たネガフィルムNは、さ
らにX方向に進み、後述する露光部4へ送られる。この
ように、第1処理部2におけるネガフィルムNの搬送ラ
インはX方向に延在している。
白・定着槽32、水洗槽33および乾燥ゾーン34が図
中Y方向に並設されている。現像槽31、漂白・定着槽
32および水洗槽33には、それぞれ現像液311、漂
白・定着液321および水洗水331がそれぞれ所定レ
ベルまで入れられている。そして、これらの各処理槽3
1〜33には、処理液の温調、循環、補充および排液を
行う配管系(図示せず)が設けられているのが好まし
い。
ーラ、ガイド等で構成されるペーパーPの搬送手段(図
示せず)が、好ましくはラックに組立てられた状態で設
置されている。
路で通過する乾燥室341と、この乾燥室341へ温風
を供給する温風供給源342とで構成され、乾燥室34
1内には、前記と同様のペーパーPの搬送手段(図示せ
ず)が設置されている。温風供給源342には、ヒータ
および送風ファンが内臓されており、乾燥室341内へ
例えば60〜100℃の温風を供給しうるようになって
いる。
43と乾燥ゾーン34との間には、それぞれクロスオー
バローラ、ガイド等で構成されるクロスオーバローラ手
段(図示せず)が設置されている。
たペーパーPは、まず現像槽31内をU字状の経路で搬
送され、この間に現像液311に浸漬されて現像され、
次いでY方向に進み、同様にして漂白・定着槽32およ
び水洗槽33において順次漂白・定着および水洗がなさ
れ、さらに乾燥ゾーン44において乾燥がなされる。乾
燥ゾーン34から出たペーパーPは、さらにY方向に進
み、所望の位置で切断される。
ーPの搬送ラインは、Y方向、即ち前記ネガフィルムN
の搬送ラインの方向と直交する方向に延在している。
かれた状態で保持され、このロール30より巻き出され
て供給される。この場合、ロール30は、遮光性を有す
るマガジン(図示せず)に収納されているのが好まし
い。
送ラインと処理前のペーパーPの搬送ラインとが交差
(Z方向の投影上で)する位置に設けられている。露光
部4には、少なくとも光源41と、レンズ42と、シャ
ッター44とが設置され、光源41より発せられた光は
ネガフィルムNを透過し、その像がレンズ42によりペ
ーパーP上に結像され、露光される。この場合、露光部
4におけるネガフィルムNとペーパーPとは実質的に平
行に対面し、光源41より発せられた光がペーパーP上
に投光されるまでの光路43は、Z方向となる。即ち、
露光部4をネガフィルムNとペーパーPの交差位置に設
けたことにより、光路43を直線状(Z方向)とするこ
とができ、従来のようにミラー等を設置して光路を屈曲
させる必要がないので、露光部4の構造が簡易なものと
なり、また露光部4のスペースも小さくなる。さらに、
ミラーの収差による像の歪みやぼけも生じない。
Pの搬送は、ネガフィルムNの搬送に同期して行われる
のが好ましい。
4を通過する部分には、フィルムキャリヤ5が設置さ
れ、これにて検定が自動的に行われる。この場合、光路
43がZ方向となっているため、フィルムキャリヤ5を
感光材料処理装置1の設置面(地面)に対し水平に設置
することができる。その結果、フィルムキャリヤ5の操
作や調整における作業性が良く、ネガフィルムNの位置
決め精度も向上し、またネガフィルムのサイズの変更
(例えば、135ネガフィルムから110ネガフィルム
や120ネガフィルムへ)に伴うフィルムキャリヤ5の
交換等も容易に行うことができる。
て詳述する。図2に示されているように、フィルムキャ
リヤ5は、基台51を有し、この基台51には、リーダ
ー6およびネガフィルムNが通過する通過経路を構成す
る溝52が形成されている。
接続されている。このリーダー6は、可撓性を有する板
状の部材である。リーダー6には粘着テープ(スプライ
ステープ)により、ベロ部を切断除去したネガフィルム
Nの先端が接続されている。リーダー6へのネガフィル
ムNの接続は、融着、接着またはホットメルト等の方法
によっても良い。
成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)のよう
なポリエステル、TAC等またはこれらの2以上の積層
体が挙げられる。
ー長手方向に沿って等間隔に方形の孔61が形成されて
いる。この孔61は、後述するエンドレスベルト571
の突起572が挿入されるためのものである。
印刷表示部63が設けられている。本実施例のリーダー
では、情報担持部62は磁気トラックであって、磁気ヘ
ッドによって情報の書き込みと読み取りが行なわれる。
情報担持部62に担持させる情報としては、ネガフィル
ムN現像時の日時、時間、ラボ名、オペレータ名、処理
機機種、プリントサイズ、ペーパーの面積、ネガ種、枚
数等があり、さらに、ネガ種毎のチャンネル条件、駒毎
のプリント条件、ランプ電圧、ペーパーバランス、コン
トロールストリップスの条件、ペーパーのロットNoなど
のプリント条件等が挙げられる。加えて、ネガフィルム
Nの製造情報に合わせて処理条件を変更した場合には、
変更した条件の内容、増感現像処理や報道用迅速処理を
した場合にはその履歴、反転ネガフィルムNでは補正用
CCフィルターの値などを担持させてもよい。情報担持
部62としては、この他バーコードなど光学的に読み取
れる記録媒体であってもよい。
に、表面にシルク印刷加工や筆記層としてジンクホワイ
トやシリカなどが塗布されている。印刷によって担持さ
れる情報としては、現像処理の請求金額、プリント枚
数、プリントした駒No、各画面のトリミングエリアの指
定、ラボ店や客の電話番号、再プリントの案内、販促サ
ービスの内容などが挙げられる。
いても、ネガフィルムNと切り放されず一体で取り扱わ
れ、ネガフィルムN等の情報を担持したまま客に返却さ
れる。再プリントの際にはリーダー6に担持された情報
が利用される。
ルムNとしては、例えばカラーフィルム、カラー反転フ
ィルム、カラーポジフィルム、黒白フィルム等が挙げら
れ、そのサイズは特に限定されず、あらゆるものが可能
である。
3に示されているように露光窓53が形成されている。
この露光窓53は、フィルムキャリヤ5の図中上方に設
置された光源(図1参照)からの光を通過させ、フィル
ムキャリヤ5の図中下方にある印画紙(図1参照)に投
光するためのものである。
ルムNの画面の露光領域を規制する開口を有するマスク
54が回動可能に設置されている。
す。マスク54が閉状態のときには、マスク54の開口
と露光窓53とが重なるようになっている。また、マス
ク54が開状態(離脱状態)のときには、リーダー6が
ここを通過することができる。
設置されたマスク開閉用のモータ55等の機構により行
われる。このモータ55としては、例えば、サーボモー
タ、パルスモータ、シンクロナスモータ、ステッピング
モータやソレノイド機構等が用いられる。
56が設置されている。このソレノイド56は、ネガフ
ィルムNの介挿状態で、マスク54によりネガフィルム
Nを露光窓53に押圧、固定するためのものである。
固定を確実に行うために、マスク54の裏面に、例えば
ゴム、スポンジ、発泡ウレタン等の弾性材料を貼着する
か、あるいはバネ等で付勢された圧着板等を設けるのが
好ましい。このようなマスク54の開閉および圧着は、
レバー541の操作により手動で行ってもよい。
経路に沿って搬送するリーダー送り手段57が設置され
ている。溝52の幅方向の片側端部には、エンドレスベ
ルト通過用の溝(図中表われていない)が形成され、こ
の溝内をエンドレスベルト571が通過する。
ルトの長手方向に沿って、前記リーダー6の孔61と等
しい間隔で突起572が形成されている。この突起57
2は溝52の底面より突出し、リーダー6の孔61に挿
入され、エンドレスベルト571の循環回転に伴ってリ
ーダー6を図1および図2中の矢印Xで示す方向に搬送
する。
は、それぞれローラ573が設置され、このローラ57
3間にエンドレスベルト571が巻き掛けられている。
一方のローラ573(図示では、通過経路出側のロー
ラ)の回転軸は、所定の変速ギヤ(図示せず)等を介し
てモータと連結され、このモータの回転によりエンドレ
スベルト571が所定方向に循環回転するようになって
いる。
通過経路に沿って搬送するネガフィルム送り手段58が
設置されている。ネガフィルム送り手段58は、マスク
54の前後端部に設置されたスプロケット581および
582と、ネガフィルム入側のスプロケット581を回
転するモータ55とで構成されている。この場合、スプ
ロケット581は、ネガフィルムNの両側のパーフォレ
ーションに対応するように一対設置され、スプロケット
582は、溝52のエンドレスベルト571側のパーフ
ォレーションに対応するように設置されている。
るものでも、スプロケット581と連動して回転するも
のでもよく、後者の場合、例えば両スプロケット58
1、582間をエンドレスベルト等で連結する構成(図
示せず)とすればよい。
は、マスク54を閉じたとき、各スプロケット581お
よび582がネガフィルムNのパーフォレーションに噛
み込まれ、モータ55を駆動してスプロケット581を
回転することにより、ネガフィルムNを矢印X方向に搬
送するようになっている。
ムNの上下にネガフィルムNをニップするゴムローラの
ようなローラ対を設置した構造としてもよい。なお、本
発明では、ネガフィルム送り手段はマスク54に設置さ
れた構成に限らず、基台51側に設置されていてもよ
い。
ク50が設置されている。ブロック50の内部には、必
要に応じ、下記のような種々の検出器が設置される。従
って、ブロック50の設置部分を検出部と称す。
のである。例えば、このリーダー検出器によりリーダー
6の先端または後端が検出部を通過したことを検出す
る。リーダー6先端の検出に基づいてマスク54を開
き、またリーダー6後端の検出に基づいてマスク54を
閉じさせることができる。
イクロスイッチ等を用いることができる。
ド等の記号情報を読み取り、これらの信号が担う既述の
プリント条件などの情報を検出するものである。この検
出器で得られた情報に基づいて露光光量の決定、カラー
フィルターの選択等を行い、より適切な露光条件にて露
光することができ、またペーパーの処理条件も適切なも
のとなる。
ド、バーコードリーダー、OCR、マークセンサー等を
用いることができる。
ものである。ここで検出されたネガフィルムNの画面の
位置および前記リーダーー検出器によるリーダーー後端
の位置はメモリー(図示せず)に記憶され、ネガフィル
ムN送り手段58によるネガフィルムNの送り量にフィ
ードバックされる。フレーム検出器としては、光センサ
ー(フォトダイオード、CCDセンサー、MOSセンサ
ー)等を用いることができる。
の検出値を基にしてプリントの際の露光光量を決定す
る。この検出器の構成としては、例えば、検出光を発光
する発光部と、該検出光がネガフィルムNに反射した光
を受光する受光部とからなる構成とし、ネガフィルムN
の搬送に伴なってネガフィルムN幅方向に復動し、ネガ
フィルムNの幅方向濃度変化を連続的に検出するような
構成とすることもできる。濃度の検出方法は、前記反射
光の検出のほか、透過光を検出する方式であってもよ
い。
ク50に内蔵する場合に限らず、他の位置、例えば溝5
2の底部、マスク54または露光窓53の近傍等に設け
られていてもよい。また、ブロック50には、上記以外
の検出器、例えば、検定を行うための検出器、ネガフィ
ルムNスキャナー等が内蔵されていてもよい。
メモリー、制御手段等への電力の供給は、これらへ接続
されたリード線を束ねたコード591およびその先端の
コネクタ592により行われる。
は、ネガフィルムNの後端を検知する後端検知手段とし
てのセンサー70が設けられている。センサー70はネ
ガフィルムN通過時には、ネガフィルムNによって溝5
2の底面に押し込まれており、ネガフィルムNの後端が
通過すると溝52の底面から上方へ突出してセシング動
作をする。センサー70としては、光学的センサーなど
他のセンサーであってもよい。
口側には、ネガフィルムNの巻取回収手段8と、ネガフ
ィルムNの搬送方向を前記巻取回収手段8に切り替える
切替手段7とが配置されている。
1を軸712で支持した構造であって、前記切替ガイド
71内には、搬送されるリーダー6とネガフィルムNが
通過するガイドスリット711が形成されている。該ガ
イドスリット711の入口側はスリット幅が漸増する形
状となっており、搬送されてきたリーダー6が容易にガ
イドスリット711内に案内されるように構成される。
また、ガイドスリット711の出口側には、反転駆動可
能な一対の搬送ローラ91,92からなる搬送手段9が
設けられ、ガイドスリット711から出てきたリーダー
6は直ちに該搬送ローラ91,92に挾持される。
ないし図4に示されているように、ネガフィルムNのル
ープを形成するための空間10が形成されており、該空
間10のさらに搬送方向側には、搬送されてきたリーダ
ー6を収容するリーダー収容部11が設けられている。
リーダー収容部11は、前記溝52と同様の溝110が
設けられ、該溝110内にリーダー6を収容する構成で
あって、前記溝52内に設けられていたリーダー送り手
段57と同様の構成のリーダー送り手段111が設けら
れている。
れてきたリーダーー6が前記リーダーー収容部11の入
口にさしかかると、リーダー6の孔61が前記リーダー
送り手段111の突起に係合して、リーダー収容部11
内へ引き込まれる。
1には、情報記録手段12と、印刷手段13が配置され
ている。情報記録手段12は、リーダー6の情報担持部
62が磁気記録媒体である場合には、磁気ヘッドか用い
られる。情報記録手段12には、最初のネガフィルム現
像の際の現像情報や、各駒毎のプリント情報などを記憶
する記憶部が設けられ、各駒のプリントが全て終了した
時点で、記憶された情報が情報担持部62に一括して記
録される。図4に示されているように、情報記録手段1
2を構成する磁気ヘッドケース120は、アーム121
によってリーダー収容部11上に支持されており、アー
ム121の基端部は前記溝110の下側にリーダー搬送
方向に支持された螺旋軸122と螺合している。螺旋軸
122は正逆転が可能なモータ123により駆動する。
そして、このモータ123の駆動によって、磁気ヘッド
ケース120がスライド移動し、同時に情報が記録され
る構造となっている。
ンタ、感熱プリンタ、インクジェットプリンタなどが挙
げられる。印刷手段13による印刷は、リーダー6側を
前記リーダー送り手段111によってリーダー6を移動
させつつ印刷位置を調節して印字する。
12は正逆転モータ(図示せず)に接続されており、通
常の露光動作を行なっている場合には、切替ガイド71
は、ガイドスリット711の入口が前記溝52の出口側
に対向する位置で固定されている。
として巻取軸83が設けられている。該巻取軸83に
は、ネガフィルムNの後端部を挿入保持するスリット8
31が形成されており、該スリット831にネガフィル
ムNを挿入した状態で巻取軸83を回転させることによ
り、巻取軸83にネガフィルムNが巻き取られる。
は、ネガフィルムNを案内する通路を間に形成するよう
に2枚の板状部材を重ねて構成されたガイド72が設け
られている。
の通過が検知されると、前記正逆転モータが駆動して、
ガイドスリット711内にネガフィルムNを収容したま
ま、入口側が下方の前記ガイド72へ向くように、切替
ガイド71の向きが切り替わる。この時、切替ガイド7
1の下方にはストッパ713が設けられて、切替ガイド
71が正確にガイド72に対向した位置で固定されるよ
うになっている。
設されており、巻取軸83の巻取作用を確実とする。該
押圧ローラ84の軸には、ソレノイド85のプランジャ
86の先端が接続されている。前記スリット831は、
片側から開放しており、巻き取られたネガフィルムN
は、該開放端から取り外される。
付状態で収納するケース87が設けられており、テープ
状の固着具88の一端が引き出された状態でセットされ
る。巻取軸83でネガフィルムNをリーダー6まで巻き
取った後、押圧ローラ84と巻取軸83の間に固着具8
8を挿入して、リーダー6の外側に固着具88を貼着す
る。このように、ネガフィルムNの後端から巻取ると、
巻取られたネガフィルムNの外側をリーダー6が覆った
状態で、ネガフィルムNを回収することができる。
することにより、従来のように、ネガフィルムNを切断
して、袋に入れる手間が省け、分離されたリーダーなど
の廃棄物の発生も少ないといった利点がある。
は、ネガフィルムNの第1処理部2における搬送速度と
露光部4における搬送速度との差を調整するためのネガ
フィルムNのリザーバー(図示せず)が設けられてい
る。また、露光部4と現像槽31との間にも、同様のペ
ーパーPのリザーバー(図示せず)が設けられている。
カットシートの状態で第2処理部3にて処理される構成
としてもよい。
部3における処理槽の構造、種類、設置数、配置順序等
は前述したものに限定されない。また、露光部4を構成
する光学系部品についても同様である。
り開示された特願昭63−97785号、特願平1−2
5132号、特願平1−27034号等に示される複数
の処理室を有する構造とすることができ、これにより感
光材料の処理性の向上、処理液使用量の低減および装置
の小型が図れる。
プリント用感光材料は、上記ネガフィルムおよびペーパ
ーに限定されない。撮影用感光材料としては、例えばカ
ラー反転フィルム、カラーポジフィルム、黒白ネガフィ
ルム等が挙げられ、プリント用感光材料としては、カラ
ー反転ペーパー、黒白ペーパー等が挙げられる。
ば、大型または小型の自動現像機、ネガフィルムプロセ
ッサーとプリンタプロセサーの一体型機、写真プリント
作成コインマシーン、スクールフォト用写真処理機等に
適用することができる。
フィルムキャリヤにおいて、リーダーに担持されている
情報の書込みと読み取りが可能であるため、これらの情
報に基づいて、より正確な処理ができる。特に、ネガフ
ィルム現像と焼付けやペーパー現像が一体として行なわ
れる一体型自現機に使用すると有利である。
既に担持されてる情報に基づいて、適宜処理条件や露光
条件の補正を行ない、均一な処理が可能となる。
る。
ヤの全体斜視図である。
部分側面図である。
す、フィルムキャリヤの一部切欠部分斜視図である。
す、フィルムの巻込回収手段および切替手段を示す部分
側面図である。
ヤの全体斜視図であって、切替ガイドが巻取軸方向に向
いている状態を示す全体斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 情報担持機能を有するリーダーをフィル
ムが接続された状態で通過させることのできる通過経路
を有するフィルムキャリヤであって、 前記フィルムは、そのフィルム毎の情報を担持するリー
ダーと接続されており、 リーダーに情報を担持させる情報記録機能を有すること
を特徴とするフィルムキャリヤ。 - 【請求項2】 さらに、リーダーから情報を読み取る情
報読取機能を有する請求項1のフィルムキャリヤ。 - 【請求項3】 前記リーダーに視認できる情報を担持さ
せる印刷機能を設けた請求項1または2に記載のフィル
ムキャリヤ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のフィル
ムキャリヤには、前記通過経路上に形成された露光窓
と、この露光窓に対応する位置に回動可能に設置され、
露光領域を規制するマスクとを設け、 露光済みフィルムを搬送処理する第1処理部と、プリン
ト用感光材料を処理する第2処理部との方向を、露光部
で交差するように配置し、 該露光部に前記フィルムキャリヤを用い、前記リーダー
から読み取った情報に基づいて、感光材料の処理条件お
よび/または焼付条件を決定することを特徴とする感光
材料処理装置。 - 【請求項5】 前記リーダーが担持する情報には、フィ
ルムを現像処理したときの処理情報および/または処理
機情報を含み、 これらの情報に基づいて処理条件を補正する機能を有す
る請求項4に記載の感光材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3171711A JP2736712B2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | フィルムキャリヤおよび感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3171711A JP2736712B2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | フィルムキャリヤおよび感光材料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04368941A JPH04368941A (ja) | 1992-12-21 |
JP2736712B2 true JP2736712B2 (ja) | 1998-04-02 |
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ID=15928264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3171711A Expired - Fee Related JP2736712B2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | フィルムキャリヤおよび感光材料処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2736712B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP2943561B2 (ja) * | 1993-06-07 | 1999-08-30 | ノーリツ鋼機株式会社 | フィルム自動巻替装置 |
Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
JPS5692534A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | Film type identifying method |
JP2553195B2 (ja) * | 1989-05-12 | 1996-11-13 | 富士写真フイルム株式会社 | フイルムキヤリア |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP3171711A patent/JP2736712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04368941A (ja) | 1992-12-21 |
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