JP2017058968A - ブラシ清掃装置 - Google Patents

ブラシ清掃装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017058968A
JP2017058968A JP2015183369A JP2015183369A JP2017058968A JP 2017058968 A JP2017058968 A JP 2017058968A JP 2015183369 A JP2015183369 A JP 2015183369A JP 2015183369 A JP2015183369 A JP 2015183369A JP 2017058968 A JP2017058968 A JP 2017058968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
box
bristles
cleaning device
polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015183369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6198794B2 (ja
Inventor
大宅 高敏
Takatoshi Oya
高敏 大宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jetter Co Ltd
Original Assignee
Jetter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jetter Co Ltd filed Critical Jetter Co Ltd
Priority to JP2015183369A priority Critical patent/JP6198794B2/ja
Publication of JP2017058968A publication Critical patent/JP2017058968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6198794B2 publication Critical patent/JP6198794B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】 無端ベルトの外側にブラシ毛を多数植毛したブラシベルトコンベヤのブラシ毛の毛先がメダルの表面との繰り返し接触することで、ブラシ毛の毛先が摩耗してエッジが失われて丸味を帯びること及びエッジにゴミ・汚れが付着することでブラシ毛による付着物の剥離力が低下することを防止し、ブラシベルトコンベヤの剥離力・清掃力を高く且つ長時間維持できるようにする。【解決手段】 メダルの搬送路の途中に無端ベルトの外側に多数のブラシ毛を植毛したブラシベルトコンベヤを上下対向して設け、搬送されるメダルを対向する前記ブラシベルトコンベヤのブラシ毛の毛先で清掃するとともに、同ブラシ毛に間欠的にブラシ研磨板81を接触させて、ブラシ毛を研磨して毛先にエッジを回復させ且つこれらに付着したゴミ・汚れも剥離し、剥離物を空気負圧で空気とともに吸引して回収する剥離物回収装置を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、メダル・コイン又は厚みの薄い小型の金属プレート等の小物の表面及び裏面の汚れ・付着しているゴミ・微粒子等を対向した対のブラシベルトコンベヤのブラシ毛で剥離して除去するブラシ清掃装置及びこれを使用した小物清掃装置に関する。
上下対向した円筒状の回転ブラシのブラシ毛の間にメダルを通過させて回転しているブラシ毛でメダルの表面・裏面の汚れ・ゴミ等の付着物を剥離して除去してメダルを清掃する回転ブラシ清掃装置が、特許文献1,2で公知となっている。
この回転ブラシのブラシ毛の先端がメダルとの繰り返し接触によってブラシ毛の毛先端が摩耗によって図7の(b)の如く丸味を帯びると、メダルの表面の微小な凹凸に付着したゴミ・汚れ・粒状物の剥離力が低下し、装置としての清掃力が弱くなるという問題点があった。又、ブラシ毛の毛先のエッジに汚れ・ゴミが固着して離れなくなってもブラシ毛による剥離力が低下していた。
又、回転ブラシのブラシ毛と小物との接触時間が短い為、小物の付着物の剥離・清掃が不充分な場合があった。
特開2011−019589号公報 特開2011−067257号公報
本発明が解決しようとする課題は、ブラシ毛と小物との接触時間が長くできて剥離力・清掃力が基本的に高くでき、それに加えてブラシ毛の毛先がメダル等の小物の表面との繰り返し接触による摩耗によって丸味を帯びて剥離力が低下すること及びブラシ毛の毛先のエッジに汚れ・ゴミが固着することにより剥離力の低下することを防止し、長時間使用してもブラシによる剥離力・清掃力の低下がない長時間メンテナンスフリーのブラシ清掃装置及びこれを使用した小物清掃装置を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) メダル・コイン又は厚みが薄い偏平な物品である小物を搬送する搬送路の途中に、少なくとも一方のリターンローラが強制駆動される二つのリターンローラ間に無端ベルトを張架し、同無端ベルトの外側面にブラシ毛を多数植生して構成された2つのブラシベルトコンベヤを対置するとともに、各ブラシベルトコンベヤの対向した外側面に植毛したブラシの間に小物の搬送路を形成し、前記対向した無端ベルトに植生したブラシの間を通過する小物の表面及び裏面にブラシ毛が接触してブラシ毛の毛先で小物の表面に付着したゴミ・汚れ及びその他の付着物を剥離して小物を清掃するブラシ清掃装置において、前記ブラシにより小物表面から剥離された剥離物を空気とともに吸引して捕捉して除去する空気吸引式剥離物回収装置を設け、対向する一対のブラシベルトコンベヤのブラシのブラシ毛の先端を定期的又は非定期的にブラシ研磨体に接触させてブラシ毛の先端を研磨してこの先端にエッジを回復させるブラシ研磨装置を設け、ブラシ毛の先端をブラシ研磨体によって研磨することでブラシ先端のエッジを回復して付着物の剥離力を高く且つ長時間維持できることを特徴とする、ブラシ清掃装置
2) 前記ブラシ研磨装置は、対向した一対の各ブラシベルトコンベヤのブラシの外側に同ブラシの植生巾以上の巾寸法の研磨層を表面に有する平板状のブラシ研磨体を配置し、同ブラシ研磨体をブラシベルトコンベヤのブラシと接触できるように接離方向に動く構造とした、前記1)記載のブラシ清掃装置
3) ブラシ研磨装置が、ブラシ研磨体をブラシベルトコンベヤのブラシに対し離反又は近接させるように付勢するスプリングと、ブラシ研磨体を同ブラシに対しスプリングの付勢方向と逆方向に動かす電磁ソレノイドとを備え、電磁ソレノイドの通電のON・OFF制御でブラシ研磨体を前記ブラシと接離できるようにした、前記1)又は2)記載のブラシ清掃装置
4) 前記1)〜3)のブラシ清掃装置において、小物の搬送路となる途中位置の装置ケーシングに直方体形状の空所を設け、同空所の直方体形状と略同じ外形状の箱体を別体で設けるとともに、同箱体が装置ケーシングの前記空所に外から脱着可能に嵌合係止できるように箱体受部材を装置ケーシング側に設け、同箱体は装置ケーシング内の搬送路に絡がる小物の導入口と小物の送出口とを箱体側面に有し、同導入口と同送出口を結ぶ小物の箱体内搬送路が箱体内に形成され、しかも同箱体内搬送路に沿って上下対のブラシベルトコンベヤを箱体壁に支持するとともに、各ブラシベルトコンベヤの外側で箱体内にブラシ毛研磨装置を上下それぞれ配置し、上下対となるブラシベルトコンベヤのリターンローラの回転軸を箱体壁面から突出した位置に平ギアを軸着し且つ上下対となるリターンローラの回転軸の前記平ギアとは互に噛合して反対方向に回転させる構造とした箱体装置を別体に備え、又装置ケーシングの空所に嵌合係止した状態の箱体装置の前記回転軸に軸着した平ギアと噛合する駆動平ギアを装置ケーシング側に固設し、同駆動平ギアを装置ケーシングに固定のモータで駆動できるようにし、又箱体装置内のブラシ研磨装置に用いる電源コードのコネクタを装置ケーシング側の供給電源コードのコネクターと接続可能とした、前記1)〜3)記載の回転ブラシ清掃装置
5) リターンローラの各回転軸に軸着した平ギアの中央側寄りとなる回転軸位置にベアリングを装着し、箱体の対向する左右側壁それぞれに上下対のリターンローラの前記ベアリング部分を上から挿入して搬送方向及び左右方向に拘束できる縦溝を複数本設けるとともに、箱体の左右壁の縦溝に上下対の2個のリターンローラのベアリングを挿入して下方のベアリングは縦溝の溝底で受け、上方のベアリングは下方のベアリングの上に載せ、上下対向のブラシベルトのブラシの毛先部分に箱体内搬送路が位置するように溝底の高さを調整し、箱体の内部の下部に下側となる回転ブラシを研磨する前記ブラシ研磨装置を取付け、箱体の天井面となる蓋体を箱体に取り外し自在に設け、同蓋体は前記縦溝に挿入された上下2個のベアリングを上方から押えるベアリング押え片を有し、しかも挿入される上側の回転ブラシのブラシ毛を研磨する上方の前記ブラシ研磨装置を蓋体側に取付けた、前記4)記載の回転ブラシ清掃装置
6) 前記1)〜5)いずれか記載のブラシ清掃装置の小物の前記搬送路の上流側に、回転盤上面の外周領域にブラシ毛を上方向に植毛し、その上方に固定したブラシ毛を下方向に植毛し、回転盤の上面の中央領域の上方に使用済み小物の小物投入口を設け、回転盤の上面の中央領域を同小物投入口から投入される小物の受面とし、落下した小物を回転盤の中央領域で受けて前記回転盤の下側ブラシ毛と固定の上側ブラシ毛との間の方向に前記回転盤の回転の遠心力でもって移動させて小物を上下のブラシ毛間を通過させて1次的に清掃して前記搬送路へ送り出す構造の回転盤式1次小物清掃装置を設け、同回転盤式1次小物清掃装置で小物を1次的に清掃したものを前記ブラシ清掃装置の搬送路へ送り込んで、同ブラシ清掃装置の対向した前記ブラシベルトコンベヤと空気吸引式剥離物回収装置とブラシ研磨装置とで2次清掃する、小物清掃装置
7) 小物が遊技店の遊技機で使用されるメダルである、前記1)〜5)いずれか記載のブラシ清掃装置
8) 小物が遊技店の遊技機で使用されるメダルである、前記6)記載の小物清掃装置
にある。
本発明によれば、一対の対向するブラシベルトコンベヤを使うことでベルト往路・復路長さの長い上下のブラシの間に小物を搬送することで、ブラシ毛と小物の接触時間を長くできて、その剥離力と清掃力を基本的に高める。その上、ブラシ研磨装置を作動させることで、ブラシベルトコンベヤに植生したブラシに定期的又は不定期的にブラシ研磨体を接触させてブラシ毛先端をブラシ研磨体の表面の研磨層に当ててブラシ毛先端を研磨し、ブラシの毛先のエッジ部に付着したゴミ・汚れ等の付着物を引き剥して排除するとともに、丸味を帯びた図7の(b)のブラシ毛の毛先を図7の(c)の如くエッジを作るようにブラシの毛先を研ぎ、ブラシの毛先のエッジを回復して、この回復されるエッジによって小物の表面裏面の凹凸の隅にある汚れ・ゴミ等をよく掻き出して、剥離力の低下を防止し、剥離力を長く維持することでブラシの清掃力を高く長時間維持できるようにする。
更に、ブラシベルトコンベヤとブラシ研磨装置の構成を箱体に装置して別体の箱体装置とし、この箱体装置をブラシ清掃装置の本体側となる装置ケーシングの搬送路の途中の空所に脱着自在に取付けて動力・電源を本体側から伝達できる構造とすれば、ブラシベルトコンベヤ及びブラシ研磨装置の清掃・交換・点検・検査・補修を箱体装置を空所から取り外して行えるので、これらの清掃等の作業が迅速且つ容易に行える。
又、箱体の縦溝にブラシベルトコンベヤのリターンローラ及び中間ローラの軸端のベアリングを挿入して蓋体で軸支できる構造とするものでは、箱体装置を空所から取り外して蓋体を外せばブラシベルトコンベヤ・ブラシ研磨装置が露出できて、これらの部品の清掃・交換・補修・点検が更に迅速且つ容易にできる。
更に、本発明のブラシ清掃装置の小物の搬送路の上流側に回転盤式1次小物清掃装置を設ければ、更に小物の清掃力をより高めることができる。
図1は、実施例1の構造を示す説明図である。 図2は、実施例1の回転盤式1次清掃装置の分解斜視図である。 図3は、実施例1のブラシ清掃装置のブラシベルトコンベヤとその駆動機構を示す説明図である。 図4は、実施例1の研磨体を示す一部切欠分解図である。 図5は、実施例1の研磨体と上下対向するブラシベルトコンベヤとその駆動機構を示す説明図である。 図6は、実施例1のブラシベルトコンベヤのブラシ毛とメダルとの接触状態を示す説明図である。 図7は、実施例1のブラシベルトコンベヤのブラシ毛の毛先端部の状態を示す説明図である。 図8は、実施例1のメダルの清掃状態を示す説明図である。 図9は、実施例2の中間ローラに代え抑え板を使用した変形例を示す説明図である。 図10は、実施例3の小物清掃装置の構造を示す説明図である。 図11は、実施例3の箱体装置を空所より抜き出した状態を示す説明図である。 図12は、実施例3の箱体装置の搬送方向に沿っての縦断面図である。 図13は、実施例3の動力伝達と電源供給を示す説明図である。 図14は、実施例3のブラシベルトコンベヤの分解斜視図である。 図15は、実施例3の箱体装置の分解斜視図である。 図16は、実施例3の箱体装置の組立状態を示す斜視図である。 図17は、実施例3の装置ケーシング側の凹所と動力伝達機構を示す斜視図である。 図18は、実施例3の箱体装置の空所嵌合状態の動力伝達機構を示す説明図である。 図19は、図13におけるX−X断面図である。
ブラシ研磨体としては、以下の実施例で使用したブラシベルトコンベヤの外側に植生されたブラシの復路部分全体を同時に接触させる長い長方形状の研磨板タイプと、ブラシの復路部分の一部とのみ接触する部分研磨板タイプと、又はブラシ毛の方向に接離運動する回転円筒体の表面に研磨層を形成して、ブラシに対して研磨層が回転して搬送されているブラシの毛先を研ぐタイプ等がある。
本発明のブラシ研磨体の板表面に形成する研磨層を形成する研磨材としては、サンドペーパー・ヤスリ・セラミック研磨布・砥石等に使用されている研磨材が使用できる。研磨材の付着の他に、研磨材を固定するベース材に微細な凹凸を設けることも効果的となる。
ブラシ研磨装置が、ブラシ研磨体をブラシベルトコンベヤのブラシのブラシ毛の先端と接触させるタイミングは、定期的又は不定期的に行う。実施例では、ブラシベルトコンベヤの送りの15秒は非接触とし、その後の5秒間ブラシ研磨体に接触させることを繰り返す。これは、タイマーを使用した電子回路でも、又はコンピュータソフトでもって制御することができる。
又、ブラシ研磨体を周回運動しているブラシと接離する運動は、スプリング力・ソレノイド等の電磁吸着力を利用する運動、又は回転カム板で定期的に行うこともできる。その動作機構は種々あるが、実施例の如くスプリングと電磁ソレノイドを使用するのが制御・構造とも簡単で好ましい。
又、ブラシのブラシ毛の長さは図6に示すようにブラシ毛がしなって小物表面に毛先が当るようにするブラシ毛の長さが好ましい。この長さでは、ブラシ毛の先端が小物の表面の凹凸の隅に刺し込むようにして付着物を掻き出して剥離し、又ブラシ毛の曲がりによる弾性力が撥き飛ばす力を生む。
又、対向するブラシベルトコンベヤの配置としては、メダル搬送路が水平方向で上下方向に対向する配置が代表例であるが、メダルの搬送方向を垂直・傾斜した配置のものでもよい。又、各ブラシベルトコンベヤの対向面を小物に向って加圧できるように、ブラシベルトコンベヤの往路(対向面)を加圧する抑え板又は中間ローラを複数設けることがブラシ毛の剥離力を高めるので好ましい。
又、剥離物回収装置は、吸引式の電気掃除機(ゴミはフィルター袋内に収容するタイプ及びサイクロンで捕捉して小室に溜めるタイプ)の構造が採用できる。空気吸引口は対向のブラシ間の空気及びその周囲の空気とともに飛散・浮遊するゴミ・粒子・破片・ブラシの削りカス等の剥離物を空気とともに吸引して、フィルター袋内又はサイクロンの小室に収容し、多く収容されればフィルター袋・小室から排出するようにするのがよい。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。図1〜8に示す実施例1の小物清掃装置Gは請求項(8,6,3,2,1)引用に係る発明の実施例であって、回転盤式1次小物清掃装置10でメダルを1次清掃し、その後請求項(3,2,1)引用のブラシ清掃装置Gで2次清掃する装置例である。
ブラシ清掃装置Gは上下対向のブラシベルトコンベヤ2,3を水平の搬送路1に沿って上下に配置し、フィルター袋7を使用した吸引式剥離物回収装置7を設け、又ブラシ研磨装置8のブラシ研磨体として、復路のブラシと全面的に接触する平板状ブラシ研磨板8を使用している。同ブラシ研磨板8はブラシベルトコンベヤ2,3の上下に配置し、圧縮スプリング8によるブラシ近接方向に動かす付勢力と、ONでブラシ研磨板8に固着した磁性板(鉄片)8に磁力を作用させて離反方向に動かす電磁ソレノイド8の電磁吸着力とをON・OFF通電制御で制御している。ON通電でブラシベルトコンベヤ2,3から15秒だけブラシ研磨板8を遠ざけ、その後5秒間だけOFFしてブラシ研磨板8を圧縮スプリング8でブラシベルトコンベヤ2,3に近づけ、ブラシ毛2,3と接触して、同ブラシ毛2,3の毛先を研磨する。併せて、同ブラシ毛に付着したゴミ・汚れ・破片を同ブラシ毛から分離し、空気中に剥離物として飛散させる。そして、メダルmの第1次清掃装置として、公知でよく使用されている水平な回転盤11上面の外周領域に植生したブラシ毛12の植毛帯と、その上方の固定のブラシ毛14との間を、メダルが回転盤11の回転力による遠心力で通過する際上下のブラシ毛間でメダルを清掃・研磨する回転盤式1次小物清掃装置10を設け、その1次清掃したメダルmを前記ブラシ清掃装置Gの上下対向のブラシベルトコンベヤ2,3のブラシ間のメダル搬送路に沿って送り出す例であり、メダルmは遊技店の遊技機に使用するメダルである。
(実施例の符号の説明)
は実施例1の小物清掃装置で、回転盤式1次小物清掃装置10と2次清掃のブラシ清掃装置Gとからなっている。符号1〜3はブラシ清掃装置Gの構成部分であり、1はメダルの搬送路、2,3はブラシベルトコンベヤ、2,3はブラシベルトコンベヤ2,3の無端ベルト、2,3は同無端ベルトの一対のリターンローラ、221,321は各ブラシベルトコンベヤ2,3の往路と復路の間に介在させたベルト抑えを兼ねた中間ローラ、222,322はリターンローラ2,3の延長部分である回転軸、2,3は無端ベルト2,3の外側ベルト面に多数植毛したブラシ毛、2,3はリターンローラ2,3の回転軸に軸着した平ギアで、上下のリターンローラ2,3の各平ギア2,3は互に噛合していてリターンローラ2,3は互に逆方向に回転する。3はリターンローラ3の回転軸322に軸着したベルト車、3はブラシベルトコンベヤ2,3の駆動用モータ、3は同駆動モータの出力軸に軸着したベルト車、3は搬送路1の終端の排出シュートである。
ブラシベルトコンベヤ2,3の回動機構は図3に示している。モータ3の出力軸に取付けたベルト車3とリターンローラ3に取付けたベルト車3とを伝動ベルト3で伝動し、上下のブラシベルトコンベヤ2,3はその無端ベルト2,3のリターンローラ2,3に軸支した平ギア2,3の噛合で、上下一対のブラシベルトコンベヤ2,3は互に反対方向に周回させている。
又、7は剥離物回収装置であり、7はブラシベルトコンベヤ2,3の下流側の位置に設けた空気吸引口、7は同空気吸引口に負圧を発生させるためのファンと吸引した剥離物収容用フィルター袋7を中間に脱着自在に備えたよく知られた掃除機の構造と同じであるので詳細は省略した回収装置本体部、7は排気口、7は空気吸引口と回収装置本体部7とを連通する空気路、7は空気路7の空気圧を負圧にするファン、7は剥離物回収のフィルター袋で、詳細図面は省略している。
8はブラシ研磨装置であり、8はブラシ研磨体であるブラシ研磨板、812は同ブラシ研磨板の表面に形成された研磨層、8はブラシ研磨板8を固定フレーム8に対し上下動自在に取付けるブラシ研磨板8に取付けた上下案内ピン、8は固定フレーム、8は欠番、8はブラシ研磨板8をブラシベルトコンベヤ2,3の方向へ付勢する圧縮スプリング、8は固定フレーム8の中央部に設けた電磁ソレノイド、8はブラシ研磨板8の裏面の中央に取付けた磁性板(鉄片)、電磁ソレノイド8は15秒通電されて作動して磁性板8を吸着し、ブラシ研磨板8を回転ブラシ2,3から遠くに離す。その後5秒非通電して電磁吸着力をなくして、ブラシ研磨板8を圧縮スプリング8の付勢力でブラシベルトコンベヤ2,3に接触させ、ブラシ毛を5秒間接触させるようにしているその電気制御部(図示せず)を有している。
図中、10は第1段目の回転盤式1次小物清掃装置、11はその回転盤、11は回転盤11の中央領域のメダル受面、11は回転盤11の回転軸、12は回転盤11の上面の外周領域に上方に向けて植毛された環状のブラシ毛、13は装置ケーシング、13はメダルmのメダル投入口、13は回転盤上面の外周領域の上側のブラシ毛を下方向に向けて植生する固定フレーム、13は回転盤11を収める環状ケーシング部、14は同固定フレームの下面に下向きに植生されたブラシ毛、15は回転盤11の回転軸11を回転させるモータ、15は伝動ベルト、16は装置ケーシング13の環状ケーシング部13の一部を開口して搬送路1にメダルmを送り込むメダル送出口である。
(実施例の動作)
実施例の小物清掃装置Gでは、使用されたメダルmは回転盤式1次小物清掃装置10のメダル投入口13からランダムに投入される。投入されたメダルmは回転盤11の中央領域のメダル受面11で受けられる。回転盤11はモータ15で高速回転していて回転盤11のメダル受面11及びその外周領域に置かれたメダルmは回転による遠心力が作用し、メダルmは半径方向に(螺旋的軌跡でもって)加速されて、回転盤11のブラシ毛12と固定フレーム13のブラシ毛14とのブラシ毛間を通過して又環状ケーシング部13の内面に拘束されて、ブラシ毛12,14によってブラッシングを受けて一次的に清掃され、適当なタイミングでメダル送出口16からメダルを搬送路1へ送り出す。
この回転盤式1次小物清掃装置10によってメダルmは1次的にかなり清掃される。
回転盤式1次小物清掃装置10からブラシ清掃装置Gの搬送路1に送り込まれたメダルmは上下対向のブラシベルトコンベヤ2,3のブラシ毛間の搬送路1を通過する過程で、上下のブラシ毛2,3によってメダルmの表面・裏面の凹凸の隅までブラシ毛2,3の先端が刺し込まれて1次清掃で除去されないで残っているゴミ・汚れ・粒子をブラシ毛2,3の毛先で掻き出してこれら付着物をメダルmから剥離し、又そのブラシ毛2,3の変形による弾性力で剥離物を外周へ飛散・放出させる。その状態を図6に説明している。
この上下のブラシベルトコンベヤ2,3のブラシ毛2,3は搬送路1に沿って長くなることで充分に2次清掃を行う。
又、無端ベルト2,3の中間に回転自在な中間ローラ221,321を設けているので、通過するメダルmによって無端ベルト2,3が上下に変位するのを同中間ローラがその変位を抑えて、ブラシ毛2,3をメダルmの方向に押し付けてブラシ毛によるメダルmの付着物の剥離力を高める。
ブラシベルトコンベヤ2,3のブラシ毛2,3は、使用開始時は図7(a)の如くブラシ毛2,3の毛先はブラシ毛を直角に切断面を有し、エッジ231,331を有しているが、使用していると図7(b)の如くエッジ231,331にゴミ・汚れ232,332が付着したり、又丸味233,333を帯びてきてブラシ毛2,3の剥離力が低下する。
本実施例では、ブラシ清掃装置Gの電気制御部(図示せず)は15秒間電磁ソレノイド8に通電し、電磁ソレノイド8の吸磁力を発生させて、ブラシ研磨板8に固着した磁性板(鉄片)8を圧縮スプリング8の付勢力に抗して固定フレーム8側に引き寄せてブラシ研磨板8をブラシベルトコンベヤ2,3のブラシ毛2,3の毛先と接触しないように遠ざける。15秒間遠ざけた後、電気制御部は電磁ソレノイド8への通電をOFF(停止)して約5秒間程非通電とすることを繰り返す。これによって、電磁吸着力が失われてブラシ研磨板8は圧縮スプリング8の付勢力でブラシ研磨板8の研磨層812が回転しているブラシ毛2,3の毛先に5秒間程接触し、ブラシ毛2,3のエッジ231,331に付着したゴミ・汚れ232,332を剥離除去する。又、ブラシ毛2,3の丸味233,333を帯びたエッジ231,331を研磨してエッジ231,331を回復して図7(c)の如くエッジを有する状態にする。
これによって、ブラシ毛2,3の毛先の付着物の除去とエッジの回復によってブラシ毛の剥離力を高く維持できる。
ブラシベルトコンベヤ2,3でメダルmの表面に付着したゴミ・汚れ・粒子は、ブラシ毛2,3の毛先とブラシのしなりによって付着物を剥離して空気中に飛散させるが、このブラシベルトコンベヤ2,3の下方位置に剥離物回収装置7の空気吸引口7があり、ファン7によって負圧にされているので、ブラシベルトコンベヤ2,3によって空気中に浮遊・飛散している剥離物、又はブラシ毛等に軽く再付着した剥離物は空気吸引口7の負圧によって空気とともに吸引され、回収装置本体7の内部にあるフィルター袋7によって収容され、空気のみ排気口7から大気へ戻される。フィルター袋7の収集された剥離物が満杯となればフィルター袋7とともに外されて捨てられ、新しい空のフィルター袋7と交換される。
この実施例1の小物清掃装置Gは前段に回転盤式1次小物清掃装置10による1次清掃があるので、2段階の清掃を行うこと及び往復路長さが長いブラシベルトコンベヤ2,3を採用したこと及びブラシ研磨装置8でブラシ毛にエッジを確保できることで、長時間メンテナンスフリーで長時間高い剥離力・清掃力を維持できる。又、ブラシの交換・ブラシの洗滌等の作業が大巾に省略できるようになった。
図9に示す実施例2は、図1〜8に示す実施例1においてブラシベルトコンベヤ2,3の中間ローラ221,321で無端ベルトの中央位置においてブラシ毛2,3をメダルmに押圧することに代え、板状の抑え板5でもって行わせる例としたものである。他の構造・作用効果は図1〜8に示す実施例Gと略同様である。又、符号も共通としている。
図10〜19に示す実施例Gは、前記実施例Gにおいて上下対のブラシベルトコンベヤ2,3及び上下にあるブラシ研磨装置8を一つの箱体18内に装置した別体の箱体装置19とし、この箱体装置19をブラシ清掃装置の装置ケーシング13の小物の搬送路途中の空所17に脱着自在に嵌合することで前記実施例と同じ構造にでき、又嵌合によってブラシベルトコンベヤ2,3の動力も装置ケーシング側に固定的に設けたモータ動力がブラシベルトコンベヤ側に伝動できるようにし、又ブラシ研磨装置8も電源がコネクタで接続することで作動できるようにした例である。又、実施例1同様に空気吸引式の剥離物回収装置7及び回転盤式1次小物清掃装置10を設けた例である。
この例では、箱体装置19はブラシ清掃装置の装置ケーシング13の空所17から脱着自在であり、しかも各ブラシベルトコンベヤ2,3も箱体18から簡単に取り出し、露出できることでブラシベルトコンベヤ2,3の交換・清掃・補修も容易に行える。又、ブラシ研磨装置8も箱体18と蓋体18との取り外しで容易に露出して点検・補修・交換が容易となる。又、実施例Gと同じ回転盤式1次小物清掃装置10も上流側に設けている。この構造・動作は実施例1と同様であるので省略している。又、空気吸引式の剥離物回収装置7の構造・動作も実施例1と同様であるので省略している。
(符号の説明)
図10〜19中、符号17は装置ケーシング13に設けた空所、18は箱体、18は箱体18の搬送路上流側となる前壁に設けた導入口、18は箱体18の後壁に設けた送出口、18は導入口18と送出口18を結ぶ箱体内搬送路、18は箱体の左右側壁に設けた縦溝、18は欠番、18はブラシベルトコンベヤ2,3のリターンローラ2,3の左右端の延長部分の回転軸222,322に軸着したベアリング、18は箱体18の天井面を閉鎖する蓋体、1828は同蓋体の外周下方に取付けたベアリング押え片、19は箱体18に上下のブラシ研磨装置8,ブラシベルトコンベヤ2,3,平ギア2,3,ベアリング18等を装置したカセット式の箱体装置、20は装置ケーシング13側に立設された平ギアスタンド21に取付けられた駆動平ギアであって、箱体装置19を空所17に嵌合した状態で、リターンローラ2,3に軸着した下方側の平ギア3と噛合するようになる位置に同駆動平ギアは設けられている。18はブラシ研磨装置8の電源線のコネクタ、25はブラシ研磨装置8への装置ケーシング13に設けた供給電源コードの接続コネクタである。他の構成で実施例1のものと同じものに対しては、実施例1と共通の符号を使用している。
箱体18の左右側壁の構造は、図15に示すように鋼製の2枚の側面板1820をベアリング18の厚みより少し長い寸法の間隔で配置し、その間に縦長のスペーサ1821を5個所配置する。スペーサ1821間の間隔は、ベアリング18の直径よりやや長い寸法とする。これらスペーサ1821を2枚の側面板1820に複数のネジ(図示せず)でもって固着して、スペーサ1821間に回転ブラシ2,3のベアリング18を落し込める4個所の縦溝18を形成している。そして、同縦溝18に面する各側面板1820にはリターンローラ2,3の回転軸2,3を貫通できるが、ベアリング18の外径よりかなり短い巾でその上方で開放された縦スリット1822を開口している。そして、縦溝18の下部には下方のベアリング18を所定高さで支えるベアリング受部材1823が2枚の側面板1820間に配置され、ネジで固定されている。
又、箱体18の前後壁は側面の隅に配置された前記スペーサ1821間に面板1824を配置して、前記隅のスペーサ1821にネジで固定されて形成されている。この面板1824に搬送路の小物を通過させる水平スリット状の導入口18,送出口18が開口されている。又、送出口18の下に水平な空気吸引用スリット1826が開口されている。更に側面板1820,面板1824及びスペーサ1821,ベアリング受部材1823とネジ止めしている底板1827を設けている。
箱体18の蓋体18の左右辺の下方に箱体18の前記縦溝18に挿入できるベアリング押え片18を各辺に4体垂設している。又、蓋体18の裏面にはブラシ研磨装置8が取付けられている。
この蓋体18は箱体の上部の筒ナット1830にボルト1829で連結される。
箱体装置は、上記構造の箱体18内の下部にブラシ研磨装置8を取付け、上下対のリターンローラ2,3のそのベアリング18を箱体18の縦溝18に落し込んで、そのベアリング18を側面板1820とスペーサ1821とベアリング受部材1823で拘束する。これに蓋体18のベアリング押え片1828を挿入し、ボルト1829によって箱体18に連結して組立てられる。
ベアリング18は上記側面板1820とスペーサ1821とベアリング受部材1823と蓋体18のベアリング押え片1828によって拘束されて固定状態となる。
このような構造の箱体装置19を空所17の境界を形成する装置ケーシング13の部材である箱体受部材17に嵌合する。リターンローラ2,3に取付けた平ギア2,3は平ギアスタンド21に取付けた駆動平ギア20と噛合する。そして、駆動平ギア20に連結されたベルト車23をモータ22の伝動ベルト24が回動することで、上下対のブラシベルトコンベヤ2,3は互に反対方向に回転させる。
一方、箱体18内の上下のブラシ研磨装置8は接続コネクタ18,25の接続連結によって、電源が電源装置26から給電して、そのブラシ研磨板8を上下作動させ、ブラシベルトコンベヤ2,3のブラシ毛2,3を研磨する。
又、箱体装置19を嵌合する装置ケーシング13の箱体受部材17は、図13に示すように装置ケーシング13の空所17の境界を形成する前後及び左右の垂直壁及び剥離物回収装置の上面壁から構成され、これらによって箱体18の前後方向(搬送路方向)・左右方向及び下方向の拘束面として嵌合した箱体装置19を装置ケーシング13に固定している。
しかも、箱体18の側壁より突出した上下対の回転軸2,3に軸着した平ギア2,3は互に噛合する。しかも、下側の平ギア3は平ギアスタンド21に軸支された駆動平ギア20と噛合する。そして、この駆動平ギア20にはベルト車23も軸着され、固定のモータ22の回転力を伝動ベルト24を介してベルト車23を回動し、駆動平ギア20を回動させる。
この駆動平ギア20の回転は、これと噛合する箱体装置19の平ギア2,3を介してブラシベルトコンベヤのリターンローラ2,3を回転させる。箱体装置19内の上下のブラシ研磨装置8は装置ケーシング13に設けた電源コードのコネクタ25と箱体装置側の電源線のコードのコネクター18を電気的にコネクター接続すれば、ブラシ研磨装置8は装置ケーシング13側にある制御回路(図示せず)によって制御される。ブラシベルトコンベヤのブラシ毛をブラシ研磨板8で15秒周期で1〜5秒の間隔でブラシ研磨できるようになっている。
この実施例3では、ブラシベルトコンベヤの交換・点検・清掃・整備及びブラシ研磨板の清掃・補修・交換も箱体装置19を空所17から外して別の場所で交換・点検・清掃できるので、これら作業が迅速且つ容易にできる。しかもその完了後機能を回復した箱体装置19を空所17へ嵌合すれば、装着されて直ちに使用可能となる。
又、この実施例3ではリターンローラ2,3のベアリング18は箱体18の縦溝18に落し込んで蓋体18のベアリング押え片1828で押え、その後蓋体18をボルト1829で箱体18と脱着自在に固定するものであるので、ブラシベルトコンベヤ2,3のみの取り外し・挿入がきわめて迅速且つ容易である。
本発明は、遊技店で使うメダル又はコイン硬貨の他に、薄板の表面に凹凸・彫れ込みがある小型金属板の工業製品の清掃にも使用できる。
ブラシ清掃装置
実施例1の小物清掃装置
実施例2の小物清掃装置
実施例3の小物清掃装置
m 小物であるメダル
1 搬送路
2,3 ブラシベルトコンベヤ
,3 無端ベルト
,3 リターンローラ
21,321 中間ローラ
22,322 リターンローラの回転軸
,3 ブラシ毛
31,331 エッジ
32,332 エッジの付着ゴミ・汚れ
33,333 丸味
,3 平ギア
ベルト車
モータ
ベルト車
伝動ベルト
排出シュート
5 抑え板
7 剥離物回収装置
空気吸引口
回収装置本体
排気口
空気路
ファン
フィルター袋
8 ブラシ研磨装置
ブラシ研磨板(ブラシ研磨体)
12 研磨層
上下案内ピン
固定フレーム
欠番
圧縮スプリング
電磁ソレノイド
磁性板(鉄片)
10 回転盤式1次小物清掃装置
11 回転盤
11 メダル受面
11 回転軸
12 ブラシ毛
13 装置ケーシング
13 投入口
13 固定フレーム
13 環状ケーシング部
14 ブラシ毛
15 モータ
15 伝動ベルト
16 メダル送出口
17 空所
17 箱体受部材
18 箱体
18 導入口
18 送出口
18 箱体内搬送路
18 縦溝
18 欠番
18 ベアリング
18 蓋体
18 ブラシ研磨装置の電源コードのコネクタ
1820 側面板
1821 スペーサ
1822 縦スリット
1823 ベアリング受部材
1824 面板
1825 小物中間受部材
1826 スリット
1827 底板
1828 ベアリング押え片
1829 ボルト
1830 筒ナット
19 箱体装置
20 駆動平ギア
21 平ギアスタンド
22 モータ
23 ベルト車
24 伝動ベルト
25 接続コネクタ
26 電源装置

Claims (8)

  1. メダル・コイン又は厚みが薄い偏平な物品である小物を搬送する搬送路の途中に、少なくとも一方のリターンローラが強制駆動される二つのリターンローラ間に無端ベルトを張架し、同無端ベルトの外側面にブラシ毛を多数植生して構成された2つのブラシベルトコンベヤを対置するとともに、各ブラシベルトコンベヤの対向した外側面に植毛したブラシの間に小物の搬送路を形成し、前記対向した無端ベルトに植生したブラシの間を通過する小物の表面及び裏面にブラシ毛が接触してブラシ毛の毛先で小物の表面に付着したゴミ・汚れ及びその他の付着物を剥離して小物を清掃するブラシ清掃装置において、前記ブラシにより小物表面から剥離された剥離物を空気とともに吸引して捕捉して除去する空気吸引式剥離物回収装置を設け、対向する一対のブラシベルトコンベヤのブラシのブラシ毛の先端を定期的又は非定期的にブラシ研磨体に接触させてブラシ毛の先端を研磨してこの先端にエッジを回復させるブラシ研磨装置を設け、ブラシ毛の先端をブラシ研磨体によって研磨することでブラシ先端のエッジを回復して付着物の剥離力を高く且つ長時間維持できることを特徴とする、ブラシ清掃装置。
  2. 前記ブラシ研磨装置は、対向した一対の各ブラシベルトコンベヤのブラシの外側に同ブラシの植生巾以上の巾寸法の研磨層を表面に有する平板状のブラシ研磨体を配置し、同ブラシ研磨体をブラシベルトコンベヤのブラシと接触できるように接離方向に動く構造とした、請求項1記載のブラシ清掃装置。
  3. ブラシ研磨装置が、ブラシ研磨体をブラシベルトコンベヤのブラシに対し離反又は近接させるように付勢するスプリングと、ブラシ研磨体を同ブラシに対しスプリングの付勢方向と逆方向に動かす電磁ソレノイドとを備え、電磁ソレノイドの通電のON・OFF制御でブラシ研磨体を前記ブラシと接離できるようにした、請求項1又は2記載のブラシ清掃装置。
  4. 請求項1〜3のブラシ清掃装置において、小物の搬送路となる途中位置の装置ケーシングに直方体形状の空所を設け、同空所の直方体形状と略同じ外形状の箱体を別体で設けるとともに、同箱体が装置ケーシングの前記空所に外から脱着可能に嵌合係止できるように箱体受部材を装置ケーシング側に設け、同箱体は装置ケーシング内の搬送路に絡がる小物の導入口と小物の送出口とを箱体側面に有し、同導入口と同送出口を結ぶ小物の箱体内搬送路が箱体内に形成され、しかも同箱体内搬送路に沿って上下対のブラシベルトコンベヤを箱体壁に支持するとともに、各ブラシベルトコンベヤの外側で箱体内にブラシ毛研磨装置を上下それぞれ配置し、上下対となるブラシベルトコンベヤのリターンローラの回転軸を箱体壁面から突出した位置に平ギアを軸着し且つ上下対となるリターンローラの回転軸の前記平ギアとは互に噛合して反対方向に回転させる構造とした箱体装置を別体に備え、又装置ケーシングの空所に嵌合係止した状態の箱体装置の前記回転軸に軸着した平ギアと噛合する駆動平ギアを装置ケーシング側に固設し、同駆動平ギアを装置ケーシングに固定のモータで駆動できるようにし、又箱体装置内のブラシ研磨装置に用いる電源コードのコネクタを装置ケーシング側の供給電源コードのコネクターと接続可能とした、請求項1〜3記載の回転ブラシ清掃装置。
  5. リターンローラの各回転軸に軸着した平ギアの中央側寄りとなる回転軸位置にベアリングを装着し、箱体の対向する左右側壁それぞれに上下対のリターンローラの前記ベアリング部分を上から挿入して搬送方向及び左右方向に拘束できる縦溝を複数本設けるとともに、箱体の左右壁の縦溝に上下対の2個のリターンローラのベアリングを挿入して下方のベアリングは縦溝の溝底で受け、上方のベアリングは下方のベアリングの上に載せ、上下対向のブラシベルトのブラシの毛先部分に箱体内搬送路が位置するように溝底の高さを調整し、箱体の内部の下部に下側となる回転ブラシを研磨する前記ブラシ研磨装置を取付け、箱体の天井面となる蓋体を箱体に取り外し自在に設け、同蓋体は前記縦溝に挿入された上下2個のベアリングを上方から押えるベアリング押え片を有し、しかも挿入される上側の回転ブラシのブラシ毛を研磨する上方の前記ブラシ研磨装置を蓋体側に取付けた、請求項4記載の回転ブラシ清掃装置。
  6. 請求項1〜5いずれか記載のブラシ清掃装置の小物の前記搬送路の上流側に、回転盤上面の外周領域にブラシ毛を上方向に植毛し、その上方に固定したブラシ毛を下方向に植毛し、回転盤の上面の中央領域の上方に使用済み小物の小物投入口を設け、回転盤の上面の中央領域を同小物投入口から投入される小物の受面とし、落下した小物を回転盤の中央領域で受けて前記回転盤の下側ブラシ毛と固定の上側ブラシ毛との間の方向に前記回転盤の回転の遠心力でもって移動させて小物を上下のブラシ毛間を通過させて1次的に清掃して前記搬送路へ送り出す構造の回転盤式1次小物清掃装置を設け、同回転盤式1次小物清掃装置で小物を1次的に清掃したものを前記ブラシ清掃装置の搬送路へ送り込んで、同ブラシ清掃装置の対向した前記ブラシベルトコンベヤと空気吸引式剥離物回収装置とブラシ研磨装置とで2次清掃する、小物清掃装置。
  7. 小物が遊技店の遊技機で使用されるメダルである、請求項1〜5いずれか記載のブラシ清掃装置。
  8. 小物が遊技店の遊技機で使用されるメダルである、請求項6記載の小物清掃装置。
JP2015183369A 2015-09-16 2015-09-16 ブラシ清掃装置 Active JP6198794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183369A JP6198794B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 ブラシ清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183369A JP6198794B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 ブラシ清掃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017058968A true JP2017058968A (ja) 2017-03-23
JP6198794B2 JP6198794B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=58391600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015183369A Active JP6198794B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 ブラシ清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6198794B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113838366A (zh) * 2021-09-26 2021-12-24 秦皇岛职业技术学院 一种环保的旅游景区用旅游指示牌
CN114146968A (zh) * 2021-12-08 2022-03-08 肖磊 一种电气工程用线路板快速清洁除尘设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08152690A (ja) * 1994-09-29 1996-06-11 Noritsu Koki Co Ltd 除塵装置
JP2001334453A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Sekisui Chem Co Ltd 化粧板の粗面化工程における粗面化方法およびその装置。
JP2011067257A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Jetter Co Ltd 乾式メダル清掃装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08152690A (ja) * 1994-09-29 1996-06-11 Noritsu Koki Co Ltd 除塵装置
JP2001334453A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Sekisui Chem Co Ltd 化粧板の粗面化工程における粗面化方法およびその装置。
JP2011067257A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Jetter Co Ltd 乾式メダル清掃装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113838366A (zh) * 2021-09-26 2021-12-24 秦皇岛职业技术学院 一种环保的旅游景区用旅游指示牌
CN114146968A (zh) * 2021-12-08 2022-03-08 肖磊 一种电气工程用线路板快速清洁除尘设备
CN114146968B (zh) * 2021-12-08 2023-08-25 国网安徽省电力有限公司枞阳县供电公司 一种电气工程用线路板快速清洁除尘设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6198794B2 (ja) 2017-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6345161B2 (ja) 回転ブラシ清掃装置
EP1666238A3 (en) Apparatus and method for cleaning corrugated boards in a box finishing machine
JP6198794B2 (ja) ブラシ清掃装置
JP5520264B2 (ja) 搬送穀粒中の粉塵除去方法および横送り穀粒搬送装置
JP2003077987A (ja) 基板保持ステージ清掃装置およびその清掃方法
JP6215377B2 (ja) メダル類の研磨装置
JP5718257B2 (ja) ネジ類供給装置における空気噴射による清浄機構
JP5912733B2 (ja) 麻雀牌の自動清掃装置
JP2011160874A (ja) 箸洗浄装置
KR101629634B1 (ko) Emi 실드용 버 제거 브러쉬장치
JP2011067257A (ja) 乾式メダル清掃装置
JP5191785B2 (ja) クリーニング装置およびクリーニング方法
JP6345162B2 (ja) 小物清掃装置
JP6134031B1 (ja) メダル類の研磨装置
JP6215378B2 (ja) メダル類の研磨装置
JP2006130372A (ja) シート清掃装置及びシート加工機
JP2002282517A (ja) 異物除去機構およびメダル洗浄装置
JP4516186B2 (ja) 遊技媒体浄化装置
JPS592196A (ja) 遊戯用コインの研掃装置
JP6473491B1 (ja) メダル類の研磨装置
CN211246935U (zh) 一种碎石物料除铁装置
JP2023149737A (ja) コイン研磨装置
JP5802881B2 (ja) 汚れ除去装置
JP2006136607A (ja) メダル研磨装置
KR20020018737A (ko) 훼라이트코어의 간극연마장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6198794

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03