JP6345162B2 - 小物清掃装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メダル・コイン又は厚みの薄い小型の金属プレート等の小物の表面及び裏面の汚れ・付着しているゴミ・微粒子等を水で濡らしたブラシのブラシ毛で剥離して除去する小物清掃装置に関する。
使用済みのメダルの投入口を上方に設けたケーシングの下方に形成した環状空間に回転盤を取付け、同回転盤の上面外周領域に多数本の下側ブラシ毛を上向きに植毛し、又同下側ブラシ毛の上方のケーシングに固定された下向に植生された多数本の上側ブラシ毛を設け、又投入口から回転盤に向けて小物及びブラシを濡らす洗滌水を噴出する水噴出装置を設けた回転盤を使用した回転式メダル清掃装置は既に公知となっていて、特許文献1で公知である。
そして、この特許文献1では回転盤式のメダル清掃装置で1次清掃した後更に上下対向した対の回転ブラシを通過させて2次清掃し、2次清掃後メダルを濡らしている洗滌水を拭き取る上下対向した対の吸水ローラを通過させて、メダルの表面を濡らしている水分を吸水ローラで吸水して、メダルの表面の水分を拭き取り、又吸水ローラに吸水した水分を絞りローラで絞り出して吸水ローラの吸水力を維持できるようにし、更に絞りローラ・吸水ローラから絞り出されて排出する水を水回収装置で回収させて、タンクに貯えられるようにしている。この点の構造も特許文献1に開示されて公知である。
しかしながら、2次清掃に使用されている回転ブラシのブラシ毛の先端がメダルとの繰り返し接触によってブラシ毛の毛先端が摩耗によって図9の(b)の如く丸味233(333)を帯びると、メダルの表面の微小な凹凸に付着したゴミ・汚れ・粒状物の剥離力が低下し、装置としての清掃力が弱くなるという問題点があった。又、ブラシ毛の毛先のエッジに汚れ・ゴミ232(332)が固着して離れなくなってもブラシ毛による剥離力が低下していた。
この低下を防ぐため、回転ブラシの交換・洗浄・補修を定期的にしなくてはならなかった。その作業に手間・時間を要していた。
特開2011−019589号公報
本発明が解決しようとする課題は、水分を少量投入しての回転盤式メダル清掃装置と回転ブラシを使用した小物清掃装置において回転ブラシのブラシ毛の毛先がメダル等の小物の表面との繰り返し接触による摩耗によって丸味を帯びて剥離力が低下すること及びブラシ毛の毛先のエッジに汚れ・ゴミが固着することにより剥離力の低下することを防止し、長時間使用しても回転ブラシによる清掃力の低下がない小物清掃装置を提供することにある。又、ブラシ毛に水分が供給させることで清掃力を高め、又摩擦熱が低めにできるものにする。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 使用済みのメダル・コイン又は厚みが薄い偏平な物品である小物の投入口を上方に設けたケーシングの下方に形成した環状空間に回転盤を回動可能に設け、同回転盤の上面外周領域に多数本の下側ブラシ毛を上向に植毛し、同上面外周領域に植毛した上向きの下側ブラシ毛の上方に固定された下向きの上側ブラシ毛を多数本設け、又前記回転盤の上面の中央領域を前記投入口から投入される小物の受面とし、同受面に向けて前記回転盤上方から水又は洗剤を含んだ液体の洗滌水を噴出する水噴出装置を設け、前記投入口から投入される小物を洗滌水で濡した後に前記受面に落下した小物を受けて前記回転盤の下側ブラシ毛と固定の上側ブラシ毛との間の方向に前記回転盤の回転の遠心力でもって移動させて小物を上下のブラシ毛間を通過させて1次的に清掃して搬送路へ送り出す回転盤式1次小物清掃装置を配置し、同回転盤式1次小物清掃装置から送り出された小物の搬送路の下流側に、一対の回転ブラシを対向して1組又は複数組配置し、対向した一対の回転ブラシのブラシ毛間に前記小物が通過するようにして回転ブラシのブラシ毛が通過する小物の表面及び裏面に接触してブラシ毛の毛先で小物の表面に付着したゴミ・汚れ及びその他の付着物を剥離して小物を清掃できるようにし、更に前記回転ブラシの下流側搬送路に吸水性のある素材でロール状に作製された一対の吸水ローラを対向して且つ互にローラ面が接触するように配置した吸水ローラ対を1組又は複数組配置し、しかも前記吸水ローラを加圧して吸水ローラに吸水された水分を絞り出して液体として滴下させる水分絞り出し具を設け、前記水分絞り出し具で絞り出された液体を集める液体受けを設け、同液体受けで集液された汚れた液体を貯えるタンクを備えた、小物清掃装置に於いて、
前記回転ブラシのブラシ毛の先端を定期的又は非定期的にブラシ研磨体に接触させて、ブラシ毛の先端にエッジを回復させるブラシ研磨装置を設けて、ブラシ毛を研磨してブラシ毛の先端のエッジを維持できて、回転ブラシの付着物の剥離力を高く且つ長時間保持できることを特徴とし、更に前記ブラシ研磨装置が、ブラシ研磨体を回転ブラシに対し離反又は近接させるように付勢するスプリングと、ブラシ研磨体を回転ブラシに対しスプリングの付勢方向と逆方向に動かす電磁ソレノイドとを備え、電磁ソレノイドの通電のON・OFF制御でブラシ研磨体を回転ブラシと接離できるようにした、小物清掃装置
2) 前記回転ブラシが、ブラシ毛を植生する回転ローラの外周面にブラシ毛を所定巾をもって植生し且つその巾がローラ軸方向に螺旋状となるように形成されたものである、前記1)記載の小物清掃装置
3) 前記水分絞り出し具が、前記吸水ローラの一部外周部を加圧圧縮して吸水ローラに含まれた水分を絞り出す硬質回転筒体である、前記1)記載の小物清掃装置
4) 前記回転ブラシが、ブラシ毛を植生する回転ローラの外周面にブラシ毛を所定巾をもって植生し且つその巾がローラ軸方向に螺旋状となるように形成されたものである、前記3)記載の小物清掃装置
5) 前記タンクに貯えられた汚れた液体を、フィルター等の水浄化器を介して浄化された液体を、前記水噴出装置の洗滌水として供給するようにした、前記1)〜4)いずれか記載の小物清掃装置
6) 水噴出装置にその作動を停止して洗滌水が噴出できないようにできる操作部を有する、前記1)〜5)いずれか記載の小物清掃装置
にある。
本発明によれば、小物の2次清掃に使用されている対向して回転している回転ブラシに定期的又は不定期的にブラシ研磨体を接触させてブラシ毛先端をブラシ研磨体の表面の研磨層に当ててブラシ毛先端を研磨し、ブラシの毛先のエッジ部に付着したゴミ・汚れ等の付着物を引き剥して排除するとともに、丸味を帯びた図9の(b)のブラシ毛の毛先を図9の(c)の如くエッジを作るようにブラシの毛先を研ぎ、ブラシの毛先のエッジを回復して、この回復されるエッジによって小物の表面裏面の凹凸の隅にある汚れ・ゴミ等をよく掻き出して、剥離力の低下を防止し、剥離力を長く維持することで回転ブラシの清掃力を高く長時間維持できるようにして、清掃力を高く且つ長時間メンテナンスフリーで清掃力を保持できる。
図1は、本発明の実施例1の構造を示す説明図である。 図2は、実施例の回転盤式1次小物清掃装置の構造を示す分解斜視図である。 図3は、実施例の回転ブラシ・吸水ローラ及び絞りローラの駆動機構を示す説明図である。 図4は、実施例のブラシ研磨装置を示す分解斜視図である。 図5は、実施例のメダルを研磨している状態を示す説明図である。 図6は、実施例の回転ブラシを示す側面図である。 図7は、実施例の回転ブラシを示す正面図である。 図8は、実施例の回転ブラシのブラシ毛によるメダル研磨状態を示す説明図である。 図9(a),(b),(c)は、実施例のブラシ毛の先端状態を示す説明図である。
本発明のブラシ研磨体の表面に形成する研磨層を形成する研磨材としては、サンドペーパー・ヤスリ・セラミック研磨布・砥石等に使用されている研磨材が使用できる。研磨材の付着の他に、研磨材を固定するベース材に微細な凹凸を設けることも効果的となる。ブラシ研磨体は、平板・円筒面の接触面に研磨層を形成するのが多い。
ブラシ研磨装置が、ブラシ研磨体を回転ブラシのブラシ毛の先端と接触させるタイミングは、定期的又は不定期的に行うことができる。実施例では、回転ブラシの15秒回転後5秒間ブラシ研磨体に接触させている。これは、タイマーを使用した電子回路でも、又はコンピュータソフトでもって制御することができる。
又、ブラシ研磨体を回転ブラシと接離する運動は、スプリング力・ソレノイド等の電磁吸着力を利用する運動、又は回転カム板で定期的に行うこともできる。その動作機構は種々あるが、実施例の如くスプリングと電磁ソレノイドを使用するのが制御・構造とも簡単で好ましい。
又、回転ブラシのブラシ毛の長さは図8に示すようにブラシ毛がしなって小物表面に毛先が当るようにするブラシ毛の長さが好ましい。この長さでは、ブラシ毛の先端が小物の表面の凹凸の隅に刺し込むようにして付着物を掻き出して剥離し、又ブラシ毛の曲がりによる弾性力が撥き飛ばす力を生む。
又、対向する一対の回転ブラシとしては、メダル搬送路が水平方向で上下方向に対向する回転ブラシ配置が代表例であるが、メダル搬送路が垂直・傾斜したものでもよい。水平方向に左右対向する回転ブラシでもよいし、対向方向が傾斜していてもよい。
(実施例1)
以下、本発明の実施例の小物清掃装置Gは、1次清掃として回転盤式小物清掃装置10を有し、2次清掃として回転ブラシ清掃装置Gを設けた例である。以下、この実施例を図面に基づいて説明する。図1〜10に示す実施例1の回転ブラシ清掃装置Gは上下対向の回転ブラシ2,3を3組メダルの搬送路1に沿って配置し、回転ブラシを上下対向した回転ブラシ清掃装置Gを設け、その回転ブラシ2,3の上下位置にブラシ研磨装置8を設けている。ブラシ研磨装置8のブラシ研磨板8は回転ブラシ2,3の上下に配置し、圧縮スプリング8による回転ブラシ方向の近接方向に動かす付勢力と、ONで離反方向にブラシ研磨板8を動かす電磁ソレノイド8のON・OFF通電制御で、15秒回転毎に5秒間だけブラシ研磨板8を回転ブラシ2,3と接触して、ブラシ毛2,3の毛先を研磨する。併せて、同ブラシ毛に付着したゴミ・汚れ・破片を同ブラシ毛から分離し、空気中に剥離物として飛散させる。そして、メダルmの第1次清掃装置として、水を加えて洗滌する回転盤式1次小物清掃装置10を設けている。その構造は、公知の水平な回転盤上面の外周領域に植生した回転するブラシ毛の植毛帯と、固定のその上方のブラシ毛帯との間を、メダルが回転盤の回転力による遠心力の力を受けて半径方向に移動通過する際上下のブラシ毛間でメダルを清掃・研磨する。その1次清掃したメダルmを回転ブラシ清掃装置Gの上下対向の回転ブラシ間のメダルの搬送路1に沿って送り出す例である。噴射する洗滌水はゴミ・汚れ・粒子の水の粘性と流速で剥離力を高め、又ブラシ毛の摩擦熱による発熱を防ぐことにある。Gは回転ブラシ清掃装置であり、下記1〜6の構成を有する。
(実施例1の符号の説明)
は実施例1の小物清掃装置、1はメダルの搬送路、2,3は上下対向した回転ブラシ、2,3は回転ブラシ2,3の植毛される円筒ロール、2,3は回転ブラシ2,3の回転軸、2,3は円筒ロール2,3の外周面に一定の巾で且つその巾が螺旋状となるように多数本植毛されたブラシ毛、2,3は回転軸2,3の軸着された平ギアで、互に噛合して回転軸2,3を反対方向に回転させる。2は回転軸2に軸着されたベルト車、4はモータ5の動力をベルト車2,5,510へ伝達する伝動ベルト、5は回転ブラシ2,3を回動させるモータ、6は搬送路1の排出シュート部である。
(吸水ローラ関係)
回転ブラシ清掃装置Gは、メダルmの表面の水の乾燥・吸水のための吸水ローラが設けられている。
,5は2組(2列)設けた上下対向した吸水ローラ、5,5は同吸水ローラの回転軸に軸着した平ギア、5,5は各組の吸水ローラ5に圧接して吸水ローラ5から水分を絞り出す硬質絞り円筒体、5,5は同硬質絞り円筒体の回転軸に軸着した平ギアである。5,510は同硬質絞り円筒体の回転軸に軸着したベルト車である。吸水ローラ5,5,硬質絞り円筒体5,5の回動は、モータ5の伝動ベルトが回転ブラシ2,3の平ギア2のベルト車2,ベルト車5,510に掛かっていることから、モータ5の回動力はベルト車2,5,510及び上下噛合した平ギア2,3,5,5,5,5を介して回転ブラシ2,3,吸水ローラ5,5,硬質絞り円筒体5,5が互に逆方向に回転するようになっている。
(水回収装置と水噴出装置)
吸水ローラによって吸水された水を絞り出して、吸水ローラが常に吸水力を保持できるように、水回収装置が設けられている。吸水ローラ5,5に吸水された汚れた水は、硬質絞り円筒体5,5で絞り出され、下方に滴下する。これを水回収シュート9で集め、水管9でタンク9へ送られ、同タンク9に一時貯えられる。そして、タンク9内の水は交換式フィルターを用いた水浄化器9を介して電動のポンプ9によって、メダルmの投入口13へ給水管9を経てその先端のノズル9から投入口13に向けて噴水できるようになっている。ポンプ9は起動・停止のポンプ操作ボタン(図示せず)があり、水を使用しない作動も可能としている。
(ブラシ研磨装置)
8は本発明の要部であるブラシ研磨装置であり、8は平板状のブラシ研磨体であるブラシ研磨板、812は同ブラシ研磨板の表面に形成された研磨層、8はブラシ研磨板8を固定フレーム8に対し上下動自在に取付けるブラシ研磨板8に取付けた上下案内ピン、8は固定フレーム、8は欠番、8はブラシ研磨板8を回転ブラシ2,3の方向へ付勢する圧縮スプリング、8は固定フレーム8の中央部に設けた電磁ソレノイド、8はブラシ研磨板8の中央に固着した磁性板(鉄片)、電磁ソレノイド8は15秒通電されて作動して磁性板8を吸着し、ブラシ研磨板8を回転ブラシ2,3から遠くに離す。その後5秒非通電して電磁吸着力をなくして、ブラシ研磨板8を圧縮スプリング8の付勢力で回転ブラシ2,3に接触させ、ブラシ毛を5秒間接触させるようにしている。その電気制御部は図示していない。
図中、10は1次清掃の回転盤式1次小物清掃装置、11はその回転盤、11は回転盤11の中央領域のメダル受面、11は回転盤11の回転軸、12は回転盤11の上面の外周領域に上方に向けて植毛された環状の下側のブラシ毛、13は装置ケーシング、13はメダルmの投入口、13は回転盤上面の外周領域の上側のブラシ毛14を下方向に向けて植生する固定フレーム、14は同固定フレームの下面に下向きに植生された上側ブラシ毛、15は回転盤11の回転軸11を回転させるモータ、15は伝動ベルト、16は装置ケーシング13の環状ケーシング部13の一部を開口して搬送路1にメダルmを送り込むメダル送出口である。
(実施例1の動作)
実施例1では、使用されたメダルmは回転盤式1次小物清掃装置10の投入口13からランダムに投入する。投入されたメダルmは回転盤11の中央領域のメダル受面11で受けられる。回転盤11はモータ15で高速回転していて回転盤11のメダル受面11及びその外周領域に置かれたメダルmは回転による遠心力が作用し、メダルmは半径方向に(螺旋的軌跡でもって)加速されて、回転盤11の下側のブラシ毛12と固定フレーム13の上側のブラシ毛14との間を通過して又環状ケーシング部13の内面に拘束されて、ブラシ毛12,14によってブラッシングを受けて一次的に清掃され、適当なタイミングでメダル送出口16からメダルを速度をもって搬送路1へ送り出される。
この回転盤式1次小物清掃装置10によってメダルmは1次的にかなり清掃される。
回転ブラシ清掃装置Gの回転ブラシ2,3の回動は図3に示している。モータ5の出力軸に取付けたベルト車2と回転軸2又は3に取付けたベルト車2とを伝動ベルト4で伝動し、上下の回転ブラシ2,3はその円筒ロール2,3の回転軸2,3に軸着した平ギア2,3の噛合で、上下一対の回転ブラシ2,3は互に反対方向に回転させている。
搬送路1に送り込まれたメダルmは上下対向の回転ブラシ2,3のブラシ毛間の搬送路1を通過する過程で、上下のブラシ毛2,3によってメダルmの表面・裏面の凹凸の隅までブラシ毛の先端が刺し込まれてこの隅にある1次清掃で除去されないで残っているゴミ・汚れ・粒子をブラシ毛2,3の毛先で掻き出してこれら付着物をメダルmから剥離し、又そのブラシ毛2,3の変形による弾性力で剥離物を外周へ飛散・放出させる。
この上下の回転ブラシ2,3は搬送路1に沿って水分で濡れていて、水を洗滌水としてメダルmの清掃力を高める。
回転ブラシ2,3のブラシ毛2,3は、使用開始時は図9(a)の如くブラシ毛2,3の毛先はブラシ毛を直角に切断面を有し、エッジ231,331を有しているが、使用していると図9(b)の如くエッジ231,331にゴミ・汚れが付着したり、又丸味を帯びてきてブラシ毛2,3の剥離力が低下する。
本実施例では、電気制御部(図示せず)は15秒間電磁ソレノイド8に通電し、電磁ソレノイド8の吸磁力を発生させて、ブラシ研磨板8に固着した磁性板(鉄片)8を圧縮スプリング8の付勢力に抗して固定フレーム8側に引き寄せてブラシ研磨板8を回転ブラシ2,3のブラシ毛2,3の毛先と接触しないように遠ざける。15秒間遠ざけた後、電気制御部は電磁ソレノイド8への通電を停止して約5秒間程非通電とする。これによって、電磁吸着力が失われてブラシ研磨板8は圧縮スプリング8の付勢力でブラシ研磨板8の研磨層812が回転しているブラシ毛2,3の毛先に5秒間程接触し、ブラシ毛2,3のエッジ231,331に付着したゴミ・汚れを剥離除去する。15秒ONし、5秒OFFを繰り返し行う。これによって、ブラシ毛2,3の丸味233,333を帯びたエッジを研磨して、エッジ231,331を回復して図9(c)の如く鋭いエッジ231,331を有する状態にする。
これによって、ブラシ毛2,3の毛先の付着物232,332の除去とエッジ231,331の回復によってブラシ毛の剥離力を高く且つ長時間維持できる。
3組の回転ブラシ2,3でメダルmの表面に付着したゴミ・汚れ・粒子は、ブラシの毛先とブラシのしなりによって付着物を剥離する。剥離物に水分が付着して剥離物同士が水で連結していく。
回転盤式小物清掃装置10による1次、回転ブラシ2,3による2次の清掃されたメダルmはその搬送路1の下流に送られるが、表面は水分で濡れている。
このメダルmは2組の上下のスポンジで吸水力を有する素材の吸水ローラ5,5の間に送られ、メダルmの表面を濡らしている水分は2組の上下対の吸水ローラ5,5によって吸水され、メダルmは水拭きされて排出シュート部6から排出される。
そして、下方側の吸水ローラ5,5は使用されて水分を多く含むようになるが、下方の吸水ローラ5,5は硬質絞り円筒体5,5によって加圧されて、吸水ローラ5,5に含んだ水はこの硬質絞り円筒体5,5のローラの加圧によって水分が絞り出され、下方に水が滴下する。これを水回収シュート9が受け入れて、水管9を介してタンク9へ送り込む。
このように、吸水ローラ5,5の吸水された水分は、常時(1回転毎に)硬質絞り円筒体5,5により脱水されるので、吸水率は低い状態となってメダルmの表面の水分を吸水ローラ5,5は吸水できる状態にする。尚、上下対向する吸水ローラ5,5は上下互に接触していることで、水分は乾燥した下方の吸水ローラ5,5へ移動し、上下ともに吸水率は低く抑えられ、吸水可能に維持できる。
集められたタンク9の水はフィルター等の浄水器(図示せず)を介してポンプ9で揚げられ、水噴出装置9の給水管9・ノズル9を介してメダルmの投入口13へ噴出できるようにして、水の循環使用を可能としている。
本発明は、遊技店で使うメダル又はコイン硬貨の他に、薄板の表面に凹凸・彫れ込みがある小型金属板の工業製品の清掃にも使用できる。
実施例1の小物清掃装置
回転ブラシ清掃装置
m 小物であるメダル
1 搬送路
2,3 回転ブラシ
,3 円筒ロール
,3 回転軸
,3 ブラシ毛
31,331 エッジ
32,332 ゴミ・汚れ
,3 平ギア
ベルト車
4 伝動ベルト
5 モータ
,5 吸水ローラ
,5 平ギア
,5 硬質絞り円筒体
,5 平ギア
,510 ベルト車
6 排出シュート部
8 ブラシ研磨装置
ブラシ研磨板
12 研磨層
上下案内ピン
固定フレーム
欠番
圧縮スプリング
電磁ソレノイド
磁性板(鉄片)
9 水噴出装置
水回収シュート
水管
タンク
ポンプ
給水管
ノズル
水浄化器
10 回転盤式1次小物清掃装置
11 回転盤
11 メダル受面
11 回転軸
12 ブラシ毛
13 装置ケーシング
13 投入口
13 固定フレーム
13 環状ケーシング部
14 ブラシ毛
15 モータ
16 メダル送出口

Claims (6)

  1. 使用済みのメダル・コイン又は厚みが薄い偏平な物品である小物の投入口を上方に設けたケーシングの下方に形成した環状空間に回転盤を回動可能に設け、同回転盤の上面外周領域に多数本の下側ブラシ毛を上向に植毛し、同上面外周領域に植毛した上向きの下側ブラシ毛の上方に固定された下向きの上側ブラシ毛を多数本設け、又前記回転盤の上面の中央領域を前記投入口から投入される小物の受面とし、同受面に向けて前記回転盤上方から水又は洗剤を含んだ液体の洗滌水を噴出する水噴出装置を設け、前記投入口から投入される小物を洗滌水で濡した後に前記受面に落下した小物を受けて前記回転盤の下側ブラシ毛と固定の上側ブラシ毛との間の方向に前記回転盤の回転の遠心力でもって移動させて小物を上下のブラシ毛間を通過させて1次的に清掃して搬送路へ送り出す回転盤式1次小物清掃装置を配置し、同回転盤式1次小物清掃装置から送り出された小物の搬送路の下流側に、一対の回転ブラシを対向して1組又は複数組配置し、対向した一対の回転ブラシのブラシ毛間に前記小物が通過するようにして回転ブラシのブラシ毛が通過する小物の表面及び裏面に接触してブラシ毛の毛先で小物の表面に付着したゴミ・汚れ及びその他の付着物を剥離して小物を清掃できるようにし、更に前記回転ブラシの下流側搬送路に吸水性のある素材でロール状に作製された一対の吸水ローラを対向して且つ互にローラ面が接触するように配置した吸水ローラ対を1組又は複数組配置し、しかも前記吸水ローラを加圧して吸水ローラに吸水された水分を絞り出して液体として滴下させる水分絞り出し具を設け、前記水分絞り出し具で絞り出された液体を集める液体受けを設け、同液体受けで集液された汚れた液体を貯えるタンクを備えた、小物清掃装置に於いて、
    前記回転ブラシのブラシ毛の先端を定期的又は非定期的にブラシ研磨体に接触させて、ブラシ毛の先端にエッジを回復させるブラシ研磨装置を設けて、ブラシ毛を研磨してブラシ毛の先端のエッジを維持できて、回転ブラシの付着物の剥離力を高く且つ長時間保持できることを特徴とし、更に前記ブラシ研磨装置が、ブラシ研磨体を回転ブラシに対し離反又は近接させるように付勢するスプリングと、ブラシ研磨体を回転ブラシに対しスプリングの付勢方向と逆方向に動かす電磁ソレノイドとを備え、電磁ソレノイドの通電のON・OFF制御でブラシ研磨体を回転ブラシと接離できるようにした、小物清掃装置。
  2. 前記回転ブラシが、ブラシ毛を植生する回転ローラの外周面にブラシ毛を所定巾をもって植生し且つその巾がローラ軸方向に螺旋状となるように形成されたものである、請求項1記載の小物清掃装置。
  3. 前記水分絞り出し具が、前記吸水ローラの一部外周部を加圧圧縮して吸水ローラに含まれた水分を絞り出す硬質回転筒体である、請求項1記載の小物清掃装置。
  4. 前記回転ブラシが、ブラシ毛を植生する回転ローラの外周面にブラシ毛を所定巾をもって植生し且つその巾がローラ軸方向に螺旋状となるように形成されたものである、請求項記載の小物清掃装置。
  5. 前記タンクに貯えられた汚れた液体を、フィルター等の水浄化器を介して浄化された液体を、前記水噴出装置の洗滌水として供給するようにした、請求項1〜4いずれか記載の小物清掃装置。
  6. 水噴出装置にその作動を停止して洗滌水が噴出できないようにできる操作部を有する、請求項1〜いずれか記載の小物清掃装置。
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