JP2004187816A - コイン洗浄研磨装置 - Google Patents

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高敏 大宅
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Abstract

【課題】洗浄研磨後のコイン表裏面に付着している水滴を確実に吸水除去する低コストの機構を備えたコイン洗浄研磨装置を提供する。
【解決手段】キャビネット1のコイン落下口1a下方に固定の上ブラシ盤2aとモータ2gで回転する下ブラシ盤2dを対向配置したコイン洗浄研磨部2を設け、搬送コンベヤ3fの搬送面にコインの厚さと同じ高さか又はそれより低い高さの突起3gを形成するとともに上方に搬送方向と逆回転するブラシロール3jをブラシ毛端が搬送面からコインの厚さと略同じ高さとなるように軸支したコイン整列部3を設け、上下一対の吸水ローラ4b,4dを押接状態で軸支したコイン吸水部4を設けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技用メダル・硬貨(以下コインという)の表面を洗浄研磨して油・脂・ゴミ・汚れを除去する装置に関し、詳しくは洗浄研磨後のコイン表裏面の水滴を確実に吸水除去する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技設備で使用されるコインは汚染が著しい為、表面を機械的に効率的に洗浄研磨するコイン洗浄研磨装置が開発され、実用に供している。このコイン洗浄研磨装置としては、例えば外周を囲んだケーシング内で相対的に回転する一対のブラシ盤を設け、投入されたコインを対向するブラシ盤間に送り、相対的に回転するブラシ毛間でコインを研磨しながら円周方向に移動させてケーシングから外部へ排出するようにした構成が公知である。
【0003】
ところで、このような装置で洗浄研磨されたコインの表面には洗浄水の水滴が付着しており、除去する必要がある。除去方法としては、例えばスポンジを用いた回転自在な吸水ローラをコインの表面に押接して吸水する方法や熱風ドライヤーで熱風を吹き付けて乾燥させる方法がある。しかし、前者の方法はコイン同士が重なった状態では重合面の水滴が吸水除去できない問題があり、後者の方法では装置に多額のコストや電力を要する問題があり、いずれも満足できるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、洗浄研磨後のコイン表裏面に付着している水滴を確実に吸水除去する低コストの機構を備えたコイン洗浄研磨装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 洗浄水を用いてコインを洗浄研磨する洗浄研磨手段を設け、同洗浄研磨手段で洗浄研磨されたコインを一対の吸水ローラ間に通過させて表裏面の水滴を吸水除去する吸水手段を設けたコイン洗浄研磨装置
2) 洗浄研磨手段で洗浄研磨されたコインを1枚ずつ並べて整列させる整列手段を設け、同整列手段で整列されたコインを一対の吸水ローラ間に通過させるようにした前記1)記載のコイン洗浄研磨装置
3) 整列手段が、洗浄研磨手段の下方に落下したコインを水平方向又は斜め上方へ搬送する搬送面が平坦な搬送コンベヤを設け、同搬送コンベヤの搬送面にコインの厚さと同じ高さか又はそれより低い高さの突起を搬送方向はコインの直径より大きい間隔で搬送コンベヤの幅方向はコインの直径より小さい間隔をおいて縦横に複数設け、コインを1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送できるようにしたものである前記2)記載のコイン洗浄研磨装置
4) 搬送コンベヤの上方にコインを搬送方向と逆方向へ送るように回転するロールをそのロール面が搬送面からコインの厚さと略同じ高さとなるように設け、搬送コンベヤ上で重なった上側のコインを前記ロールで後方へ払去後1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送できるようにしたものである前記3)記載のコイン洗浄研磨装置
5) ロールが横長の円筒状で、外周に多数本のブラシ毛を植毛したブラシロールである前記4)記載のコイン洗浄研磨装置
6) 搬送コンベヤの上方にゲートをその下端が搬送面からコインの厚さと略同じ高さとなるように設け、搬送コンベヤ上で重なった上側のコインを前記ゲートで遮蔽して1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送できるようにしたものである前記3)記載のコイン洗浄研磨装置
7) 洗浄研磨手段がブラシの動きによる摩擦で洗浄研磨するものである前記1)〜6)いずれか記載のコイン洗浄研磨装置
8) 上方にコイン投入口と側面にコイン排出口を備えたケーシング内に中央部が開口された上ブラシ盤と下ブラシ盤を各ブラシ面が対向するように所定間隔おいて配置し、上ブラシ盤又は下ブラシ盤を回転させる駆動手段を設け、ケーシング内に洗浄水を吐水する洗浄水吐水手段を設け、コイン投入口に投入したコインを上ブラシ盤の開口を通して各ブラシ面間に落下させて洗浄水及びブラシ面との摩擦により表面を洗浄研磨できるようにした前記7)記載のコイン洗浄研磨装置
9) 吸水手段が、上下一対の吸水ローラをその回転軸に対して偏心しながら回転するように軸支し、各吸水ローラ間を通過するコインに吸水ローラ面を押接して水滴を吸水除去できるようにしたものである前記1)〜8)いずれか記載のコイン洗浄研磨装置
10) 吸水ローラの吸水した洗浄水を紋出する絞りローラを設けた前記1)〜9)いずれか記載のコイン洗浄研磨装置
11) 洗浄研磨手段及び吸水手段から排水された洗浄水を回収する回収タンクを設け、同回収タンク内の洗浄水を洗浄研磨手段に送水するポンプを設け、洗浄水を循環させて再利用できるようにした前記1)〜10)いずれか記載のコイン洗浄研磨装置
にある。
【0006】
【作用】
本発明によれば、洗浄研磨後のコインを整列手段で1枚ずつ並べて整列させるから、上下一対の吸水ローラでコイン表裏面の水滴を確実に吸水除去できるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の整列手段としては、洗浄研磨手段の下方に落下したコインを水平方向又は斜め上方へ搬送する搬送面が平坦な搬送コンベヤを設け、同搬送コンベヤの搬送面にコインの厚さと同じ高さか又はそれより低い高さの突起を搬送方向はコインの直径より大きい間隔で搬送コンベヤの幅方向はコインの直径より小さい間隔をおいて縦横に複数設け、搬送コンベヤの上方にコインを搬送方向と逆方向へ送るように回転するロールをそのロール面が搬送面からコインの厚さと略同じ高さとなるように設けたものが、搬送コンベヤ上で重なった上側のコインを前記ロールで後方へ払去後1枚ずつ突起で保持され、低コストでシンプルな構造ながらコインを確実に整列させた状態で吸水手段へ搬送できる。
【0008】
また、他の整列手段としては、洗浄研磨手段の下方に落下したコインを水平方向又は斜め上方へ搬送する搬送面が平坦な搬送コンベヤを設け、同搬送コンベヤの搬送面にコインの厚さと同じ高さか又はそれより低い高さの突起を搬送方向はコインの直径より大きい間隔で搬送コンベヤの幅方向はコインの直径より小さい間隔をおいて縦横に複数設け、搬送コンベヤの上方にゲートをその下端が搬送面からコインの厚さと略同じ高さとなるように設け、搬送コンベヤ上で重なった上側のコインを前記ゲートで遮蔽して1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送できるようにしたものもある。
【0009】
洗浄研磨手段としては、上方にコイン投入口と側面にコイン排出口を備えたケーシング内に中央部が開口された上ブラシ盤と下ブラシ盤を各ブラシ面が対向するように所定間隔おいて配置し、上ブラシ盤又は下ブラシ盤を回転させる駆動手段を設け、ケーシング内に洗浄水を吐水する洗浄水吐水手段を設け、コイン投入口に投入したコインを上ブラシ盤の開口を通して各ブラシ面間に落下させて洗浄水及びブラシ面との摩擦により表面を洗浄研磨できるようにしたものが、洗浄研磨能力が高くて好ましい。
【0010】
吸水手段としては、上下一対の吸水ローラをその回転軸に対して偏心しながら回転するように軸支したものが、各吸水ローラ間を通過するコインに吸水ローラ面を押接して水滴を効率的に吸水除去でき、特に通過するコインの厚さがそれぞれ異なっても偏心により常時適当な押接力で確実に吸水除去できる。また、吸水ローラの吸水した洗浄水を紋出する絞りローラを設けると、吸水ローラの飽和状態を防止して吸水能力を維持できて好ましい。
【0011】
また、洗浄研磨手段及び吸水手段から排水された洗浄水を回収する回収タンクを設け、同回収タンク内の洗浄水を洗浄研磨手段に送水するポンプを設けると、洗浄水を循環させて再利用できるようにして装置単独で給水手段のない場所に移動して使用できる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。図1は実施例のコイン洗浄研磨装置の斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は実施例のコイン洗浄研磨部の斜視図、図4は実施例のコイン洗浄研磨部の分解斜視図、図5は実施例のコイン整列部の斜視図、図6は実施例のコイン吸水部の斜視図、図7は実施例のコイン整列部とコイン吸水部の駆動機構を示す一部切欠斜視図、図8は実施例のコイン洗浄研磨装置の使用状態を示す説明図、図9は実施例のコインの整列を示す説明図である。
【0013】
図中、1はキャビネットであって、図2に示すように上面にコーン状のコイン落下口1aを形成し、一側面に排出口1bを形成して下方へ傾斜するシュート1cを取り付け、下面四隅にキャスター1dを取り付けて移動可能に構成している。
【0014】
2はコイン洗浄研磨部であって、図3,4に示すように中央部にコイン投入口2bを形成するとともに下面にブラシ毛2cを植毛した固定の上ブラシ盤2aと、中心部に回転軸2fを軸着するとともに上面にブラシ毛2eを植毛した回転自在な下ブラシ盤2dとをキャビネット1のコイン落下口1aの下方に対面配置し、回転軸2fとモータ2gの出力軸2hとの間に駆動ベルト2iを掛架し、各ブラシ盤2a,2dを収容するケーシング2jに排水口2kを形成し、同排水口2kから排水された洗浄水を下方へ案内する排水路2mを配管している。2nは洗浄研磨されたコインを吐出する吐出口、2pはコイン落下口1aと上ブラシ盤2aのコイン投入口2bを接続するアダプタリングである。
【0015】
3はコイン整列部であって、図5に示すようにコイン洗浄研磨部2の下方に駆動側が上方となるように駆動ベルト車3aと従動ベルト車3bを所定間隔おいて軸支し、同駆動ベルト車3aと従動ベルト3bの間にゴム製の平坦な搬送ベルト3eを掛架して搬送コンベヤ3fを構成し、搬送ベルト3eの表面に図9に示すようにコインの厚さHよりやや低い高さの突起3gを搬送方向はコインの直径より大きい間隔で搬送コンベヤ3fの幅方向はコインの直径より小さい間隔をおいて縦横に突設し、従動ベルト車3b側の搬送ベルト3e上方に洗浄研磨されたコインを搬送ベルト3e上に案内して落下させる突起3gの逃げ凹所3iが形成された案内路3hを配管し、駆動ベルト車3a側の搬送ベルト3e上方に搬送方向と逆方向にコインを送るように回転する幅広のブラシロール3jをそのブラシ毛端が搬送ベルト3e面からコインの厚さと略同じ高さとなるように軸支している。
【0016】
4はコイン吸水部であって、図6に示すように搬送コンベヤ3fの終端とキャビネット1の排出口1bの間に途中を開口した滑板4aを排出口1b側へシュート1cと連続するように傾斜させて設け、同滑板4aの各開口上下にスポンジからなる吸水ローラ4b,4dを対向する一部が変形するように互いに押接させた状態で軸支し、硬質なプラスチックからなる小径の絞りローラ4fを下側の各吸水ローラ4dにその一部が変形するように押接させた状態で軸支している。
【0017】
5は駆動機構であって、図7に示すように搬送コンベヤ3fの駆動ベルト車3aの回転軸3cとブラシロール3jの回転軸3kそれぞれにギヤ5a〜5dを軸着し、各吸水ローラ4b,4dの各回転軸4c,4eと各絞りローラ4fの各回転軸4gそれぞれにギヤ5e〜5hを軸着して歯合し、ギヤ5iをギヤ5bと所定間隔おいて軸支するとともにギヤ5iにギヤ5jを軸着してギヤ5gと歯合し、搬送コンベヤ3f上にギヤ5nを出力軸5mに軸着したモータ5kを配置し、ギヤ5aとギヤ5n間,ギヤ5cとギヤ5d間,ギヤ5bとギヤ5i間,各ギヤ5h間にそれぞれ駆動チェーン5pを掛架している。
【0018】
6は洗浄水循環部であって、図2に示すように搬送コンベヤ3fと各絞りローラ4fの下方に排水又は紋出された洗浄水を下方へ注ぐ回収漏斗6aを設けるとともにその注ぎ口下端に回収した洗浄水を一時的に貯水する回収タンク6bを設け、同回収タンク6b内の洗浄水を送り出すポンプ6cを設け、同ポンプ6cで送り出された洗浄水をキャビネット1のコイン落下口1aのコーン面に給水する給水路6dを配管している。Cはコイン、Wは洗浄水である。
【0019】
本実施例では、図8に示すように回収タンク6b内に洗浄水Wを所定量貯水させた状態でポンプ6cを作動させると、洗浄水Wが給水管6dでキャビネット1のコイン落下口1aのコーン面に給水され、同給水された洗浄水Wは各ブラシ盤2a,2d間を通ってケーシング2jの排水口2kから排水され、同排水された洗浄水Wは排水路2mで回収漏斗6aに案内されて回収タンク6bに回収され、再びポンプ6cで送り出すことで循環する。
【0020】
モータ2gとモータ5kを作動させて下ブラシ盤2dと搬送コンベヤ3fとブラシロール3jと各吸水ローラ4b,4dと各絞りローラ4fを回動させた後、使用して汚れた多数枚のコインCをキャビネット1の落下口1aに投入すると、各コインCは上ブラシ盤2aのコイン投入口2bを通って各ブラシ盤2a,2d間に落下し、下ブラシ盤2dの回転で対向する各ブラシ毛2c,2eの摩擦と流れる洗浄水Wにより各コインCの外面が洗浄研磨され、ケーシング2jの吐出口2nから案内路3hで下方に案内される。
【0021】
次に、前記案内路3hで下方へ案内された各コインCは搬送コンベヤ3fの搬送ベルト3e上に落下し、突起3gによる支持又は摩擦で右上方へ搬送される。ここで、多数枚のコインCはランダムに落下して来るから、コインC同士が上下に重なった状態で搬送される場合があり、その重合面の水滴が上下一対の吸水ローラ4b,4dで吸水除去できなくなることがある。しかし、図9(a)に示すように逆回転するブラシロール3jがそのブラシ毛で届く範囲すなわち突起3gで支持されたコインC以外の重なる他の各コインC全てを搬送方向と逆方向へ払去し、突起3gには1枚のコインCのみが残って払去されたコインCが図9(b)に示すように後方の空いた突起3gで支持されることとなる。
【0022】
その後、搬送コンベヤ3fの終端まで整列状態で搬送された各コインCは図6に示すように滑板4aで下方へ移行し、上下一対の吸水ローラ4b,4d間を通過することで表裏面の水滴が吸水除去され、シュート1cでキャビネット1の排出口1bより排出される。
【0023】
本実施例はこのように構成したから、搬送コンベヤ上で重なった上側のコインをブラシロールで後方へ払去後1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送するようにしたことで、上下一対の吸水ローラで表裏面の水滴を確実に吸水除去でき、装置も熱風ドライヤー等と比較して低コストで省電力なものとなった。
【0024】
図10,11に示すのは、コイン整列部の他の例である。図10は実施例の他の例のコイン整列部の斜視図、図11は実施例の他の例のコインの整列を示す説明図である。図中、3mはゲートである。
【0025】
実施例の他の例では、図10に示すようにゲート3mをその下端がコインCの厚さと略同じ高さとなるように立設することで、図11(a),(b)に示すように上下方向に重なった上側のコインCがゲート3mで遮蔽されて1枚ずつ並べた状態で搬送される。従って、実施例と比較して作動箇所が減少するから、構造がシンプルになって安価にできる。その他、符号、構成は実施例と同じである。
【0026】
図12に示すのは、吸水ローラがバネの反発力で回転軸に対して偏心しながら回転するように構成した実施例のコイン吸水部の他の例である。図12は実施例の他の例のコイン吸水部の説明図である。図中、4hはバネである。
【0027】
実施例の他の例では、図12に示すように各吸水ローラ4b,4dを環状に形成してその回転軸4c,4eと離隔した外周に配置し、吸水ローラ4b,4dと回転軸4c,4eとの間にバネ4hを放射状に5体取り付けている。従って、コインCが通過すると、その厚さ分各吸水ローラ4b,4dが外側に偏心し、バネ4hの反発力で吸水面をコインCの表裏面に押接して水滴が吸水除去される。
【0028】
この例は通過するコインCの厚さがそれぞれ異なっても吸水ローラ4b,4dの偏心により常時適当な押接力で水滴が確実に吸水除去できるものである。また、各吸水ローラ4b,4dのローラ面同士を予め直接押接するように軸支しておくと、ローラ面が摩耗してもコインCの表裏面をバネ4hの反発力により常時一定圧で押接して、吸水能力を長期に渡って維持できるとともに、各吸水ローラ4b,4d間の隙間調整を不要にできる。その他、符号、構成は実施例と同じである。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば洗浄研磨後のコイン表裏面に付着している水滴を確実に吸水除去し得る低コストの機構を備えたコイン洗浄研磨装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコイン洗浄研磨装置の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】実施例のコイン洗浄研磨部の斜視図である。
【図4】実施例のコイン洗浄研磨部の分解斜視図である。
【図5】実施例のコイン整列部の斜視図である。
【図6】実施例のコイン吸水部の斜視図である。
【図7】実施例のコイン整列部とコイン吸水部の駆動機構を示す一部切欠斜視図である。
【図8】実施例のコイン洗浄研磨装置の使用状態を示す説明図である。
【図9】実施例のコインの整列を示す説明図である。
【図10】実施例の他の例のコイン整列部の斜視図である。
【図11】実施例の他の例のコインの整列を示す説明図である。
【図12】実施例の他の例のコイン吸水部の説明図である。
【符号の説明】
1 キャビネット
1a コイン落下口
1b 排出口
1c シュート
1d キャスター
2 コイン洗浄研磨部
2a 上ブラシ盤
2b コイン投入口
2c ブラシ毛
2d 下ブラシ盤
2e ブラシ毛
2f 回転軸
2g モータ
2h 出力軸
2i 駆動ベルト
2j ケーシング
2k 排水口
2m 排水路
2n 吐出口
2p アダプタリング
3 コイン整列部
3a 駆動ベルト車
3b 従動ベルト車
3c,3d 回転軸
3e 搬送ベルト
3f 搬送コンベヤ
3g 突起
3h 案内路
3i 逃げ凹所
3j ブラシロール
3k 回転軸
3m ゲート
4 コイン吸水部
4a 滑板
4b 吸水ローラ
4c 回転軸
4d 吸水ローラ
4e 回転軸
4f 絞りローラ
4g 回転軸
4h バネ
5 駆動機構
5a〜5j ギヤ
5k モータ
5m 出力軸
5n ギヤ
5p 駆動チェーン
6 洗浄水循環部
6a 回収漏斗
6b 回収タンク
6c ポンプ
6d 給水路
C コイン
W 洗浄水

Claims (11)

  1. 洗浄水を用いてコインを洗浄研磨する洗浄研磨手段を設け、同洗浄研磨手段で洗浄研磨されたコインを一対の吸水ローラ間に通過させて表裏面の水滴を吸水除去する吸水手段を設けたコイン洗浄研磨装置。
  2. 洗浄研磨手段で洗浄研磨されたコインを1枚ずつ並べて整列させる整列手段を設け、同整列手段で整列されたコインを一対の吸水ローラ間に通過させるようにした請求項1記載のコイン洗浄研磨装置。
  3. 整列手段が、洗浄研磨手段の下方に落下したコインを水平方向又は斜め上方へ搬送する搬送面が平坦な搬送コンベヤを設け、同搬送コンベヤの搬送面にコインの厚さと同じ高さか又はそれより低い高さの突起を搬送方向はコインの直径より大きい間隔で搬送コンベヤの幅方向はコインの直径より小さい間隔をおいて縦横に複数設け、コインを1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送できるようにしたものである請求項2記載のコイン洗浄研磨装置。
  4. 搬送コンベヤの上方にコインを搬送方向と逆方向へ送るように回転するロールをそのロール面が搬送面からコインの厚さと略同じ高さとなるように設け、搬送コンベヤ上で重なった上側のコインを前記ロールで後方へ払去後1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送できるようにしたものである請求項3記載のコイン洗浄研磨装置。
  5. ロールが横長の円筒状で、外周に多数本のブラシ毛を植毛したブラシロールである請求項4記載のコイン洗浄研磨装置。
  6. 搬送コンベヤの上方にゲートをその下端が搬送面からコインの厚さと略同じ高さとなるように設け、搬送コンベヤ上で重なった上側のコインを前記ゲートで遮蔽して1枚ずつ突起で保持して整列させた状態で吸水手段へ搬送できるようにしたものである請求項3記載のコイン洗浄研磨装置。
  7. 洗浄研磨手段がブラシの動きによる摩擦で洗浄研磨するものである請求項1〜6いずれか記載のコイン洗浄研磨装置。
  8. 上方にコイン投入口と側面にコイン排出口を備えたケーシング内に中央部が開口された上ブラシ盤と下ブラシ盤を各ブラシ面が対向するように所定間隔おいて配置し、上ブラシ盤又は下ブラシ盤を回転させる駆動手段を設け、ケーシング内に洗浄水を吐水する洗浄水吐水手段を設け、コイン投入口に投入したコインを上ブラシ盤の開口を通して各ブラシ面間に落下させて洗浄水及びブラシ面との摩擦により表面を洗浄研磨できるようにした請求項7記載のコイン洗浄研磨装置。
  9. 吸水手段が、上下一対の吸水ローラをその回転軸に対して偏心しながら回転するように軸支し、各吸水ローラ間を通過するコインに吸水ローラ面を押接して水滴を吸水除去できるようにしたものである請求項1〜8いずれか記載のコイン洗浄研磨装置。
  10. 吸水ローラの吸水した洗浄水を紋出する絞りローラを設けた請求項1〜9いずれか記載のコイン洗浄研磨装置。
  11. 洗浄研磨手段及び吸水手段から排水された洗浄水を回収する回収タンクを設け、同回収タンク内の洗浄水を洗浄研磨手段に送水するポンプを設け、洗浄水を循環させて再利用できるようにした請求項1〜10いずれか記載のコイン洗浄研磨装置。
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