JP3196398U - メダルコインの研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシ毛を水に少し濡らしてメダル・コインを研磨・洗浄する研磨装置に於いて、水・ゴミ・汚れの排出処理を乾式で且つ手間や時間をかけず迅速に行えるメダルコインの研磨装置を提供する。【解決手段】給水パイプ5の散水口下方に水回収容器3を設け、水回収容器内に上下対向した板ブラシを配置し、そのブラシ毛1a、2aの間にメダルの強制送り路3fを形成し、強制送り路より低い位置で容器内水を溢出する排出口3bを設け、排出口に設けた排水シュートのシュート口縁に巻き取り式の吸水性のある布ベルト8を接触して、水回収容器内の水及びゴミ・汚れを布ベルトに吸水・付着させて、吸水・付着面が内側となるようにロール状に巻き取って回収する。【選択図】図3

Description

遊技場で広く使用されているメダル又は硬貨のコインを少量且つ連続的に水を使って、ブラシでメダル又はコイン表面を効率的に研磨して、その後メダル又はコインの表面に付着した水分を除去する装置に関する。「メダル又はコイン」を以下単に「メダル・コイン」又は「メダルコイン」とも称する。
水でブラシ毛を濡らした状態で、上下一対の板ブラシ間に又は上下一対のロールブラシ間にメダル又はコインを通過させ、メダル・コインの表面をブラシ毛で研磨して、メダル・コインの表面に付着したゴミ・汚れを効果的に取り除く研磨・洗條装置は広く使用されている。研磨・洗滌されたメダル・コインはその後布ベルトで表面の水分を吸水されて又は乾燥空気に露して乾燥状態で搬出されている。この技術は、先行技術の特許文献1,2に開示されるように既に公知である。
この従来の引用文献1の研磨・洗滌装置でブラシ毛を濡らす水は、ブラシ毛の上方から放出されてブラシ毛の下方に設けた貯水容器に回収されている。この水が単位時間当り多量に使用されたり、又は単位時間当りの使用水量は少なくても長時間使用されたりすると貯水容器の水量が多くなって、貯水容器内の水は排水管を介して外部の集中排水処理装置に集められて処理される。又は、貯水容器を定期的に取り出して排水処理されて、空の貯水容器を研磨・洗滌装置に装着されて使用される。
前者の排水管により排水させる装置では、排水管の配管設備と集中排水処理装置・浄化槽装置を必要として、設備費が嵩むものである。後者の貯水容器の定期的な排水作業と貯水容器洗條作業は、手間のかかる作業となる。又、水・洗條液で濡れたメダルを布ベルトで吸水させて水分除去する方式は引用文献2に開示されている。
特開2005−80971号公報 特開平07−220134号公報
本考案が解決しようとする課題は、水を使用してブラシ毛によってメダルコインを研磨する装置で発生する使用済みの水及びゴミ・汚れを排水管の配管を必要とせず、及び排水処理装置・浄化槽を使わずに回収処理でき、又貯水容器を引き出して排水作業及びその容器の洗條作業を行わないで使用済みの水・ゴミ・汚れの回収作業が容易且つ迅速にできて、メンテナンスが簡易なメダルコインの研磨装置を提供することにある。
かかる課題を解決した本考案の構成は、
1) ブラシ毛を対向して配置するとともに、対向するブラシ毛の毛先端間にメダル又はコインの強制送り路を設け、ブラシ毛に少量の水分を散布しながら、又はブラシ毛に水分を霧状に噴霧しながら、あるいはブラシ毛を水に濡らすことでブラシ毛表面を水滴で濡らした状態で前記強制送り路に連続的に送られてくるメダル又はコインの表面を前記ブラシ毛で擦ってメダル又はコインの表面を研磨する研磨部と、同研磨部で研磨後のメダル又はコインの表面の水分を除去する水分除去部とを有するメダルコインの研磨装置であって、研磨部で使用された水及びメダル又はコインから剥離したゴミを回収する水回収容器をブラシ毛の下方に設け、同水回収容器内の水・ゴミを少量ずつ排出する排出口の流出端を前記の強制送り路より低い位置に設けるとともに、同排出口の流出端から流出する水・ゴミと接触するように吸水性がある長尺の布ベルトを配置するとともに、同布ベルトの接触させた布面が内側となるように巻きとりながら布ベルトを少しづつ送ってロール状に巻取る巻取り機構を設け、水回収容器から排出する水及びゴミをロール状布ベルトに吸水付着させて、これらを乾式に回収するようにしたことを特徴とする、メダルコインの研磨装置
2) 水回収容器から排出する水・ゴミを吸水付着させる布ベルトの水回収容器の排出口よりベルト送りの上流となる位置で、研磨部から送られてくる研磨されて水に濡れたメダル又はコインの一表面を前記布ベルトに接触させてメダル又はコインの一表面の水分を吸水し、又この布ベルトと対向してメダルとコインの他の表面の水分を吸水する別の巻き取り式の布ベルトを配置して、メダル又はコインの表面の水分を除去する水分除去部を形成するようにした、前記1)記載のメダルコインの研磨装置
3) 研磨部がブラシ毛を上下方向に植毛した上板ブラシと下板ブラシとを対向配置し、対向した上下板ブラシをメダルコインの直径より少し長い巾の上方を開口した箱体内に配置し、上板ブラシの上方に貯水室を設け、同貯水室と上板ブラシのブラシ毛との間には貯水室の水をブラシ毛に少量送る通水孔を貯水部の室底壁及び上板ブラシのブラシ毛を植毛した板材に設け、前記箱体を水回収容器とし、同水回収容器内の上板ブラシのブラシ毛と下板ブラシの各ブラシ毛の毛先端とが近接又は重なる高さ位置の水回収容器の前後壁それぞれにメダル又はコインを通過させる開口部を設け、同開口部間をメダル又はコインの強制送り路とし、同開口部の下縁高さより低い位置に排出口の下方口縁がくるように水回収容器の後壁に水又はゴミを溢出する排出口を設け、同排出口に設けた排水シュートのシュート口縁と接触するように布ベルトを送る構造とした、前記1)又は2)記載のメダルコインの研磨装置
にある。
本考案によれば、水に濡らしてブラシ毛でメダルコインを研磨する研磨作業に使用して回収された貯水容器内の水・ゴミ・汚れは貯水容器の少量ずつ排出される排出口から排出されるが、排出される水・ゴミ・汚れに接触しながらゆっくり送られる吸水性ある布ベルトで吸水及び付着されて水及びゴミ・汚れを内側にしてロール状に巻き取られる。これによって、水分は排水管なく回収でき、又ゴミ・汚れは布ベルトの内側に付着して送られてロール状に巻き取られ、ロール状布ベルト内に封止されるようになる。この水・ゴミ・汚れを充分に吸着したロール状布ベルトは取り外して洗濯処理され、次の乾燥した新しいロール状布ベルトを研磨装置に装着すれば次の研磨作業が開始でき、使用済みの水・剥離したゴミ・汚れの回収が巻き取る布ベルトのみで行えるため装置が簡素化し、又使用済み布ベルトはロール状になっていてその取り外し及び新しい布ベルトへの交換も容易となる。使用済みのロール状布ベルトは洗濯されて再使用可能となり、多数回使用可能である。
又、貯水容器の排出口の排水シュートのシュート口縁と接触する布ベルトの上流部分を、研磨部でブラシ毛で研磨・洗浄されて水に濡れた状態で送り出されたメダルコインの表面と接触させて、メダルコインの表面に残留した水分・ゴミを上流部分の未使用の吸水されていない布ベルトで吸水付着させれば、メダルコインの表面の水分を除去して乾燥させることが一本の布ベルトで可能となる。この吸水吸着した布ベルトはさほど吸水・ゴミ付着しないで、下流側の研磨部の排出口での水の吸水・ゴミ付着に支障がない。
このように、一本の布ベルトでメダルコインの研磨・洗浄に使用した水及びゴミ・汚れの吸水付着回収と、メダルコインの表面の水分の拭き取りとを行うことで、簡単な構造で研磨と水分除去が同時にできるというメリットがある。
更に、水回収容器内にメダルコインの強制送り路を設けるとともに、その強制送り路のメダルコインの出入口となる開口部を水回収容器の前後面に設け、しかもその開口部の下縁位置が水の排出口の流出端位置より高くする構造では、開口部から水は溢出することなく、排出口から溢出する水・ゴミ・汚れのみを布ベルトで吸水・付着させることの処理のみで済む。
図1は実施例1を示す斜視図である。 図2は実施例1の貯水容器の側壁と送りベルトを切欠した一切欠欠斜視図である。 図3は実施例1の要部を示す一部切欠の正面図である。 図4は実施例1の貯水容器と水回収容器と板ブラシを示す分解斜視図である。 図5は実施例1のメダルの流れを示す説明図である。 図6は図5のA−A断面図である。 図7は図5のB−B断面図である。 図8は図5のC−C断面図である。 図9は実施例1のメダル送りを示す説明図である。 図10は本考案のメダル送りを片面ベルト送りとした実施例2を示す斜視図である。 図11は図10に示す実施例2の片面ベルト送りを省略した説明図である。 図12は図11に示す実施例2の布ベルトの送り状態を示す説明図である。 図13は図12のA−A断面図である。 図14は図12のB−B断面図である。
請求項1中の「水回収容器内の水・ゴミを少量ずつ排出する排出口」とは、水回収容器の容器上縁から溢出するように水回収容器内の水・ゴミを徐々に排出する溢出口の如き排出口、又は水回収容器の水底面近くに設けられた排出管から排出される水の流量を、排出管の途中に設けたバルブ又はフィルター等流量低減器材で絞って少量ずつ排出させる構造の排出口をいう。即ち、布ベルトの単位時間当りの送りによって布ベルトが吸水できる吸水量以下となるように、排出口からの排水量を制限するように排出流量を絞り込んだ排出口のことである。
本考案の布ベルトとしては、吸水性がある綿等で厚みがあり吸水量が高い素材のベルトがよく、ベルトの素材中に又はベルトの表面層に高分子吸水剤を含有させて吸水量を高めたものが好ましい。
本考案のブラシ毛間にメダル・コインを送り込む手段としては、メダル・コインを一列に送るように巾を規制したメダルコイン送りの前後のガイド枠を設け、メダルコインを上流側で強制的にガイド枠に沿って移動させる押圧力(推進力)を与えて、上下のブラシ毛の中間をメダルコインを通過させるようにさせる方法が採用できる。その場合、メダル・コインが回転しながらガイド枠又は水回収容器の側壁に沿って移動させるのがブラシ毛によるメダルコインの表面研磨が均一となって好ましい。
又は、メダル・コインの外周縁を露出させ、メダル・コインの送り方向と平行に配置した送り用ベルトに接触させて回転させながら送るようにもできる。メダル・コインの送り方法はこれらに限定するものではない。
(実施例1)
図1〜9に示す遊技場で使用するメダルの研磨装置の実施例1を、図面に基づいて説明する。本実施例1は、上下の板ブラシはともにメダル直径よりやや長い巾の細長の板ブラシであり、上下の板ブラシを上下対向して上方を開口した細長の箱体内に配置し、同箱体内の上板ブラシの上に貯水室を設け、同貯水室の底面と上板ブラシの板材とに少量ずつ貯水室の水をブラシ毛へ流下させる通水孔を設け、そしてこの箱体自体を水回収容器とし、同水回収容器のブラシ毛の先端間の位置の前壁にメダルを通過させるメダル導入口(開口部)を、及び後壁に上方をメダル送出口(開口部)とし、その下方を水回収容器の溢流口の排出口としている。メダル導入口(開口部)及びメダルを送出するメダル送出口(開口部)は、下方の排出口の流出端(下方の口縁)及びその排水シュートの位置より高くなっている。
更に、実施例1では円筒内で回転盤を回転させ、その時発生する遠心力によってメダルを一列で排出するメダルの一列整列装置から排出されるメダルを上方から回転ローラで押圧して回転させながら強制送りをしている。又、実施例1の布ベルトの上流部分は水分除去部のメダル表面の水分・湿気の吸水ベルトとして使用している例である。
(図面の符号の説明)
Gは図1〜9に示す実施例1のメダルの研磨装置で、Kは研磨部、Dは水分除去部である。又、1は上板ブラシ、1aは上板ブラシ1のブラシ毛、1bはブラシ毛1aを多数植毛した上板ブラシ1の細長の板材、1cは同板材に設けた通水孔、2は下板ブラシ、2aは下板ブラシ2のブラシ毛、2bはブラシ毛2aを多数植毛した細長の下板ブラシ2の板材、3は上方を開放して上板ブラシ1と下板ブラシ2を対向して配置し、メダルの直径巾より少し長い巾を有する細長の箱形状をした水回収容器である。3aは水回収容器3の前壁に形成したメダル導入口(開口部)、3eは水回収容器3からのメダル送出口(開口部)であり、3bはメダル導入口3a・メダル送出口3eのメダル搬送路の下縁より低い位置に口縁の下縁となる流出端3bが設けられて、ここから水回収容器3内の水・ゴミが溢出する排出口、3cは同排出口の下縁に設けた下方向に折曲して傾斜した排水シュート、3dは同排水シュートのシュート口縁、3fはメダル導入口3aとメダル送出口3e(排出口3bの上方の開口空間)とを絡ぐメダルMの通過路となる強制送り路、4は上板ブラシ1の上方に設けた貯水室、4aは同貯水室の室底壁、4bは同室底壁4aに設けた水を少量ずつ上板ブラシ1上に流下させる通水孔、5は貯水室4に水を供給する給水パイプ、6は水供給ポンプ、7は水タンク、8は厚手の綿製の布ベルト、9はモータ(図示せず)でゆっくり回動させられている布ベルト8の布ベルト巻取車、10はロール状の布ベルト8の繰り出し車、10aは布ベルト8の案内ローラである。
図中11〜18aは実施例1の水分除去部Dの構造で、11はベルト押え下マット、12はベルト押え上マット、13はベルト押え下マット11とベルト押え上マット12との間のメダル導入口、14はメダル吐出シュート、15は吸水力がある拭取用上布ベルト、16は上布ベルト15の巻取車、17はロール状の上布ベルト15の繰り出し車、18は水分除去部Dのメダルの外周縁に対し縦にした布ベルトを接触させてメダルを強制送りと回転を与える補助無端ベルト、18aは同補助無端ベルトを送る駆動ローラ、19は補助無端ベルト18の対向面に設けたメダルMの外周縁を案内するガイド部材である。
又、図中20はモータ20aによって回転してメダルを回転させながら強制送りする回転ローラ、21は多数のメダルを投入して一枚ずつメダル送りする一列整列装置、21aは筒体21dの底面となる回転盤、21bは同回転盤を回転させるモータ、21cはメダル一枚送りの吐出口、21dはメダル受の筒体、21eは投入シュートである。22は吐出口21cから続くメダル一列送り路のメダル送り枠である。
この実施例1では、使用済みのメダルMは投入シュート21eから投入され、下方のメダル受の筒体21dへ落下し、回転盤21aの回転によってメダルMはメダル受の筒体21dの内周面に沿って動いて遠心力を受け、吐出口21cからメダル1個毎に送り出す。
吐出口21cからのメダルはメダル搬送路のメダル送り枠22に拘束されながら送られ、途中で回転ローラ20によってメダルMは強制的な推進力が与えられて、研磨部Kの上板ブラシ1と下板ブラシ2との上下対向したブラシ毛1a,2a間の水回収容器3のメダル導入口3aに送られ、水回収容器3内に入る。
箱状の水回収容器3内でメダルMは上板ブラシ1と下板ブラシ2の上下のブラシ毛1a,2aの毛先端端間に挿入され、水回収容器3の左右側面に当りながら、ブラシ毛1a,2aで支持されながら、メダルMの上面・下面を擦られて研磨される。一方、水タンク7の水は水供給ポンプ6によって吸上げられて給水パイプ5から貯水室4内へ送られる。同貯水室4内の水はその室底壁4aに設けた通水孔4bから下方に流下し、更に上板ブラシ1の通水孔1cを経て下方のブラシ毛1a,2aへ少量づつ流れてブラシ毛1a,2aを水・湿気で濡らした状態とする。ブラシ毛1a,2aはこの水・湿気によってメダルMの表面のゴミ・汚れを効率的に剥離し、剥離したゴミ・汚れは含水して下方に落下させ易くなる。水及び剥離したゴミ・汚れ・水は水回収容器3内に落下し、そのゴミ・汚れは水面に浮遊することが多くなる。又、水回収容器3内の水は多くなって、その水面の水位は上昇していく。
水回収容器3内の水位が排出口3bの下縁(流出端3b)のレベルを越えると、水回収容器3内の水及びその上に浮遊するゴミ・汚れ量は、この排出口3bの流出端3bから溢出して傾斜した排水シュート3cから流出する。この排出口3bから溢出する水量は、給水パイプ5から給水される水量よりメダルMに付着する分だけ低めとなる。この溢出する水量の調整は水供給ポンプ6の制御及び通水孔1c,4bの孔数・孔径で可能となっている。
この溢出する水・ゴミ・汚れは、排水シュート3cの下端に接触するように送られる布ベルト8に吸水・付着されて布ベルト8のベルト面に回収される。布ベルト8はゆっくり回動されている布ベルト巻取車9によってゴミ・汗を付着した布ベルト面が内側となるように巻き取られる。これによって、排水シュート3cから流下する水・ゴミ・汚れを送られてくる新しい布ベルト面によって吸水・付着される。逆に、布ベルト面が吸水できる流量が排水シュート3cからの流量より大きくなるように、布ベルト8が送り速度は制御されるようにしている。尚、水回収容器3のメダル導入口3aの下縁の高さは、排出口3bの下縁の流出端3bより高くなるように設けられているから、メダル導入口3aから水・ゴミ・汚れが溢出することがないようになっている。
研磨部Kで水回収容器3内の水・ゴミ・汚れを布ベルト8で吸水・吸着した布ベルト8のその上流側布ベルト面では、水分除去部Dのベルト押え下マット11の上に張架されている。又、その上には別の吸水性の上布ベルト15が対面するように配置され、巻取車16によって研磨部Kの方向に間欠的又は遅い速度で連続的に強制送りされている。上布ベルト15の強制送りの速度は、下方の布ベルト8の研磨部Kの方向への送り速度と略同じとなるように各巻取の速度を制御されている。
研磨部Kの排出口3bの上方のメダル送出口3eから吐出されたメダルMは、下の布ベルト8と上の上布ベルト15との間のメダル導入口13へ送り込まれ、上布ベルト15と下方の布ベルト8との間に挟まれるように、しかもベルト送り方向と逆の方向にメダルMは送られる。
メダルMの送りは無端ベルト18のベルト面がメダルMの外周縁に接触し、しかも反対側はガイド部材19に押し付けることでメダルMを送り出し、且つ回転させている。メダルMの表面の水分はメダルの下面と上面に面的に接触する布ベルト8と上布ベルト15に吸水されて、メダルMを乾燥させて、メダル吐出シュート14から排出させるものである。
布ベルト8の吸水量能力は、水回収容器3の排出口3bの溢出水量と水分除去部DでのメダルMの下面の水分の吸水量の和より大きく、又布ベルト巻取車9で布ベルト8を巻き取った圧縮状態でも水分が搾り出されて排出されないように、布ベルトのベルト厚みと吸水能力とベルト送り速度を調整する。
このように、実施例は研磨部Kで使用した水・剥離されたゴミ・汚れを布ベルト8で吸水・吸着してゴミ・汚れが内側となるようにロール状に巻き取るものであるから、研磨部Kで汚れたら取り外せばよい。洗濯して再装着する。排水管・汚水受容器を必要としないので、構造が簡単にできる。又、排水・ゴミ・汚れを布ベルト8で巻き取って処理するので、新しい布ベルトとの交換も容易且つ迅速にできるものとなって、メンテナンスが容易である。尚、吸水・付着した使用済みの布ベルト8,15は、洗濯・乾燥することで再使用できるものである。
(実施例2)
図10,11に示す実施例2は、前の図1〜9に示す実施例1をメダル送りの構造で改良したもので、メダルMを送る回転ローラ20と短い補助無端ベルト18に代え、メダルMを研磨部Kと水分除去部Dとを連続して、メダルMの送りと回転を与える縦の長尺無端ベルト200をメダルMの移動路に沿って平行に設けた例であり、そのため水回収容器3の右側面の排出口3bの下縁より高い位置で且つブラシ毛1a,2aの先端間の強制送り路3fの位置にスリット203を設け、メダルMの外周縁が水回収容器3のスリット203から及び水分除去部Dでも布ベルト8,上布ベルト15の間から露出できるようにし、これに長尺無端ベルト200のベルト面が接触してメダルMの送りと回転を与えている。他は前記実施例1の構造・作用効果と同様である。
この実施例2では送りが一本の長尺無端ベルト200のみで済むので、メダル送り構造が簡素化される。他は実施例1の構造・作用効果と同様であり、共通の構成には胸中の符号を付している。
本考案は、遊技場・遊び・ゲームで使用するメダル・コインでの研磨・洗條に使える他に、コインを多数に取り扱う銀行・商店及び自動販売機で使用されて回収されたコインの研磨・洗浄にも利用可能である。
G 実施例1のメダルの研磨装置
G2 実施例2のメダルの研磨装置
K 研磨部
D 水分除去部
M メダル
1 上板ブラシ
1a ブラシ毛
1b 板材
1c 通水孔
2 下板ブラシ
2a ブラシ毛
2b 板材
3 水回収容器
3a メダル導入口(開口部)
3b 排出口
3b 流出端
3c 排水シュート
3d シュート口縁
3e メダル送出口(開口部)
3f 強制送り路
4 貯水室
4a 室底壁
4b 通水孔
5 給水パイプ
6 水供給ポンプ
7 水タンク
8 布ベルト
9 布ベルト巻取車
10 繰り出し車
10a 案内ローラ
11 ベルト押え下マット
12 ベルト押え上マット
13 メダル導入口
14 メダル吐出シュート
15 拭取用上布ベルト
16 巻取車
17 繰り出し車
18 補助無端ベルト
18a 駆動ローラ
19 ガイド部材
20 回転ローラ
20a モータ
21 一列整列装置
21a 回転盤
21b モータ
21c 吐出口
21d 筒体
21e 投入シュート
22 メダル送り枠
200 長尺無端ベルト
201 駆動ローラ
202 モータ
203 スリット

Claims (3)

  1. ブラシ毛を対向して配置するとともに、対向するブラシ毛の毛先端間にメダル又はコインの強制送り路を設け、ブラシ毛に少量の水分を散布しながら、又はブラシ毛に水分を霧状に噴霧しながら、あるいはブラシ毛を水に濡らすことでブラシ毛表面を水滴で濡らした状態で前記強制送り路に連続的に送られてくるメダル又はコインの表面を前記ブラシ毛で擦ってメダル又はコインの表面を研磨する研磨部と、同研磨部で研磨後のメダル又はコインの表面の水分を除去する水分除去部とを有するメダルコインの研磨装置であって、研磨部で使用された水及びメダル又はコインから剥離したゴミを回収する水回収容器をブラシ毛の下方に設け、同水回収容器内の水・ゴミを少量ずつ排出する排出口の流出端を前記の強制送り路より低い位置に設けるとともに、同排出口の流出端から流出する水・ゴミと接触するように吸水性がある長尺の布ベルトを配置するとともに、同布ベルトの接触させた布面が内側となるように巻きとりながら布ベルトを少しづつ送ってロール状に巻取る巻取り機構を設け、水回収容器から排出する水及びゴミをロール状布ベルトに吸水付着させて、これらを乾式に回収するようにしたことを特徴とする、メダルコインの研磨装置。
  2. 水回収容器から排出する水・ゴミを吸水付着させる布ベルトの水回収容器の排出口よりベルト送りの上流となる位置で、研磨部から送られてくる研磨されて水に濡れたメダル又はコインの一表面を前記布ベルトに接触させてメダル又はコインの一表面の水分を吸水し、又この布ベルトと対向してメダルとコインの他の表面の水分を吸水する別の巻き取り式の布ベルトを配置して、メダル又はコインの表面の水分を除去する水分除去部を形成するようにした、請求項1記載のメダルコインの研磨装置。
  3. 研磨部がブラシ毛を上下方向に植毛した上板ブラシと下板ブラシとを対向配置し、対向した上下板ブラシをメダルコインの直径より少し長い巾の上方を開口した箱体内に配置し、上板ブラシの上方に貯水室を設け、同貯水室と上板ブラシのブラシ毛との間には貯水室の水をブラシ毛に少量送る通水孔を貯水部の室底壁及び上板ブラシのブラシ毛を植毛した板材に設け、前記箱体を水回収容器とし、同水回収容器内の上板ブラシのブラシ毛と下板ブラシの各ブラシ毛の毛先端とが近接又は重なる高さ位置の水回収容器の前後壁それぞれにメダル又はコインを通過させる開口部を設け、同開口部間をメダル又はコインの強制送り路とし、同開口部の下縁高さより低い位置に排出口の下方口縁がくるように水回収容器の後壁に水又はゴミを溢出する排出口を設け、同排出口に設けた排水シュートのシュート口縁と接触するように布ベルトを送る構造とした、請求項1又は2記載のメダルコインの研磨装置。
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