JPH0924156A - 遊技媒体洗浄装置 - Google Patents

遊技媒体洗浄装置

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JPH0924156A
JPH0924156A JP17629895A JP17629895A JPH0924156A JP H0924156 A JPH0924156 A JP H0924156A JP 17629895 A JP17629895 A JP 17629895A JP 17629895 A JP17629895 A JP 17629895A JP H0924156 A JPH0924156 A JP H0924156A
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JP
Japan
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water
game medium
cleaning
predetermined height
balls
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JP17629895A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kazunari Kawashima
一成 川嶋
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遊技媒体の表面に付着した汚れを、水によって
簡易に除去するように工夫し、洗浄に伴う粉塵等を発生
させることなく極めて衛生的であり、不快な騒音や静電
気も発生させず、しかもコスト低減が可能な遊技媒体洗
浄装置を提供する。 【構成】洗浄部20で、先ずパチンコ球を受け入れてシ
ャワーヘッド25で水を付与し、水が付着した球を所定
の高さ位置まで螺旋体23により揚送し、次に研磨部3
0で、前記洗浄部20より送り出された球を吸水ベルト
34上に受け、球を所定の高さ位置から自然に流下させ
つつ、前記ベルト34の回転駆動により研磨しながら水
分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機で繰り返し
使用される遊技媒体の表面に付着した汚れを水によって
除去する遊技媒体洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のパチンコ機等を並設して成
る遊技機島では、各パチンコ機で使用されるパチンコ球
の汚れを除去する装置として、いわゆる揚送式研磨装置
が通常設置されていた。揚送式研磨装置は、一般に遊技
機島の下部にて球を貯留する下部タンクより上方に延び
るよう立設された揚送パイプ内に、モータによって回転
駆動する螺旋体を内装するようにして構成されている。
【0003】このような揚送式研磨装置では、揚送パイ
プの下部から導入される球に、プラスチック粒から成る
研磨材を混ぜ合わせ、これを前記螺旋体の回転により混
合しながら研磨し、同時に島上部へと揚送していた。球
の表面に付着していた汚れは研磨材によって除去され、
汚れた研磨材は島上部で球から分離され、再び島下部へ
供給されていた。また、研磨材が球の汚れをかなりの程
度吸着してきたら、定期的に回収されて専用の洗濯機で
洗浄された後、再使用に供されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような揚送式研磨装置では、研磨能力が高く湿気等の
心配がない反面、球と研磨材との混合物を攪拌すること
で研磨材の粉塵や埃等が発生し易く衛生上問題があり、
また、攪拌している際に生じる音がうるさく、騒音とし
て遊技者に対し不快感を与えるという問題点もあった。
【0005】更に、前述した揚送式研磨装置によれば、
研磨材や球が擦れ合う摩擦によって静電気が生じ易く、
遊技機内の電子制御部品に悪影響を及ぼすおそれがあ
り、しかも、汚れを吸着した研磨材の洗浄に専門の設備
や多大な労力が必要であり、コストが嵩むという問題点
もあった。
【0006】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、遊技媒体の表面に付
着した汚れを、水によって簡易に除去するように工夫
し、洗浄に伴う粉塵等を発生させることなく極めて衛生
的であり、不快な騒音や静電気も発生させず、しかもコ
スト低減が可能な遊技媒体洗浄装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、先ず、請求項1記
載の発明では、遊技機(1)で繰り返し使用される遊技
媒体の表面に付着した汚れを水によって除去する遊技媒
体洗浄装置(10,10A)において、供給される遊技
媒体を受け入れて該遊技媒体を水で洗い、水が付着した
遊技媒体を所定の高さ位置まで揚送する洗浄部(20,
20A)と、前記洗浄部(20,20A)より送り出さ
れた遊技媒体を受け、該遊技媒体を前記所定の高さ位置
から流下させつつ、研磨しながら水分を除去する研磨部
(30)と、を具備して成ることを特徴とする遊技媒体
洗浄装置(10,10A)。
【0008】次に、請求項2記載の発明では、前記洗浄
部(20)は、貯水槽(21)と、該貯水槽(21)内
にて所定の高さ位置まで斜め上方に延びるように設けら
れた受板(22)と、該受板(22)上にて回転駆動さ
れ遊技媒体を揚送する螺旋体(23)と、該螺旋体(2
3)の途中に水を噴射するシャワーヘッド(25)と、
を有することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体洗浄
装置(10)。
【0009】また、請求項3記載の発明では、前記洗浄
部(20A)は、貯水槽(27)と、該貯水槽(27)
内にて水に浸る位置から所定の高さ位置まで斜め上方に
延びるよう回転可能に配され、遊技媒体を揚送するコン
ベヤチェーン(29)と、を有することを特徴とする請
求項1記載の遊技媒体洗浄装置(10A)。
【0010】また、請求項4記載の発明では、前記研磨
部(30)は、前記洗浄部(20,20A)より遊技媒
体を受ける所定の高さ位置から斜め下方に延びるように
回転可能に配され、遊技媒体の載置面(34a)側が、
遊技媒体の転動方向とは逆向きの下方から上方へ進行す
るよう駆動される吸水ベルト(34)と、該吸水ベルト
(34)が掛け渡された上下のローラー(31,32)
のうち上方のローラー(31)に対接するよう軸支さ
れ、前記吸水ベルト(34)から水を絞り出す脱水ロー
ラー(33)と、を有することを特徴とする請求項1,
2または3記載の遊技媒体洗浄装置(10,10A)。
【0011】更にまた、請求項5記載の発明では、前記
水は還元水であることを特徴とする請求項1,2,3ま
たは4記載の遊技媒体洗浄装置(10,10A)。
【0012】本発明の作用を説明すると、請求項1に係
る遊技媒体洗浄装置(10,10A)によれば、先ず供
給された遊技媒体は洗浄部(20,20A)に受け入れ
られ、ここで水で洗われる。水で洗うには、例えば遊技
媒体自体を直接水中に浸してもよく、またシャワー等で
水圧のかかった水を遊技媒体に噴射してもよい。何れに
せよ、遊技媒体に水がかかると表面に付着していた汚れ
は浮き上がって除去し易い状態になる。また、洗浄部
(20,20A)によって、水が付着した遊技媒体は所
定の高さ位置まで揚送される。
【0013】次に、前記洗浄部(20,20A)より送
り出された遊技媒体は研磨部(30)に受け入れられ、
前記所定の高さ位置から自重によって自然に流下する
間、研磨されながら水分が除去される。このように本装
置(10,10A)によれは、従来技術の如くプスチッ
ク粒から成る研磨材を用いることなく、水によって粉塵
等を発生させることなく、衛生的かつ簡易に遊技媒体を
洗浄することができ、不快な騒音や静電気の発生も防止
することができる。
【0014】請求項2に係る遊技媒体洗浄装置(10)
によれば、遊技媒体は前記洗浄部(20)をなす貯水槽
(21)内に供給された後、斜め上方に延びる受板(2
2)上にて、螺旋体(23)の回転駆動に伴い所定の高
さ位置まで揚送され、その間、シャワーヘッド(25)
から水が噴射される。
【0015】また、請求項3に係る遊技媒体洗浄装置
(10A)によれば、遊技媒体は貯水槽(27)内に供
給されると、そのまま貯水槽(27)内の水に直接浸さ
れ、かかる位置から所定の高さ位置まで斜め上方に延び
るコンベヤチェーン(29)により揚送される。前記何
れの洗浄部(20,20A)によっても、比較的簡易な
構成により効率良く遊技媒体に水を付与し、かつ揚送す
ることができる。
【0016】また、請求項4に係る遊技媒体洗浄装置
(10,10A)によれば、洗浄部(20,20A)か
ら出た遊技媒体は、研磨部(30)を成す吸水ベルト
(34)の載置面(34a)側をその回転進行方向とは
逆向きに所定の高さ位置から斜め下方に緩やかに流下
し、流下するに伴い水分を吸われつつ研磨される。この
場合、吸水ベルト(34)は水を吸った分、次第に吸水
率が低くなるが、かかる吸水ベルト(34)は、該吸水
ベルト(34)が掛け渡された上方のローラー(31)
とこれに対接する脱水ローラー(33)とに挟まれて、
随時水が絞り出されるようになっている。
【0017】更に、請求項5に係る遊技媒体洗浄装置
(10,10A)によれば、水として特に還元水を使用
することにより、球の錆を防止したり、錆を取ったり、
殺菌したり、更にはタバコの臭い等を消臭したりするこ
とも可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1〜図6は本発明の第1の実施の
形態を示している。図1に示すように、遊技媒体洗浄装
置10は、遊技機としてのパチンコ機1で繰り返し使用
される遊技媒体であるパチンコ球の表面に付着した汚れ
を水によって除去するものである。かかる遊技媒体洗浄
装置10は、供給された球を受け入れて球を水で洗い、
水が付着した球を所定の高さ位置まで揚送する洗浄部2
0と、この洗浄部20より送り出された球を受け、球を
所定の高さ位置から流下させつつ、研磨しながら水分を
除去する研磨部30とを具備して成る。
【0019】図2に示すように、遊技媒体洗浄装置10
は、遊技店における遊技機島2内の下部に設置され、遊
技機島2を構成している複数のパチンコ機1,1…や、
台間球貸し機3,3…から排出された球が回収樋4を介
して集められ供給されるようになっている。本装置10
により洗浄・研磨された球は、いったん下部タンク40
内に貯留された後、エアー式搬送装置50によって島上
部に搬送され、再び各パチンコ機1や台間球貸し機3に
供給される。
【0020】図1に示すように洗浄部20は、本実施の
形態の場合、貯水槽21と、該貯水槽21内にて所定の
高さ位置まで斜め上方に延びるように設けられた受板2
2と、該受板22上にて回転駆動され球を揚送する螺旋
体23と、該螺旋体23の途中に水を噴射するシャワー
ヘッド25とを具備して成る。洗浄部20は、貯水槽2
1内に螺旋体23等の構成部品が組み込まれてユニット
として構成されている。
【0021】貯水槽21の一端側の上部には球の供給口
21aが開設されており、その下部には水の排水管21
bが接続されている。受板22は、供給口21aの下方
より貯水槽21の一端側に向って緩やかに斜め上方に延
びており、その随所には図示省略したが、球に付着した
水を貯水槽21の底面部に落下させるためのスリットが
形成されている。
【0022】前記受板22上にて回転駆動される螺旋体
23は、図示した如くスクリュー状の部材から成る。こ
の螺旋体23の上端部は、貯水槽21の他端側上部に固
設されたモーター24の出力軸に連結されている。螺旋
体23は、モーター24の作動によって、受板22の下
方側に供給された球を該受板22の勾配に逆らって所定
の高さ分だけ揚送するように回転駆動される。
【0023】球に水を付与するシャワーヘッド25は、
貯水槽21の上面部にて螺旋体23の中間部よりやや下
方を向くように配設されている。かかるシャワーヘッド
25には、図示省略したが給水管が接続されており、供
給された水はシャワーヘッド25から螺旋体23途中を
揚送されている球に勢いよく噴射されるよう設定されて
いる。
【0024】また、前記受板22の上方側には、螺旋体
23により揚送された球を下方に落下させるための排出
口22aが設けられている。更に排出口22aの傍らに
は、該排出口22aより落下する球を次述する研磨部3
0の吸水ベルト34上に導く一方、余分な水分が研磨部
30にかからないようにするためのガイド板26が配設
されている。
【0025】本実施の形態では、前記洗浄部20にて球
に付与されるのは普通の水ではなく、還元水を用いてい
る。還元水とは、還元作用の強い水であり、一般の水道
水に高周波、低電圧の低電流を所定の回路によって流
し、水を電子的にエネルギーの高い状態に還元させて作
ったものである。還元水の場合は、通常のアルカリイオ
ン電気分解とは異なり、直流電源ではなく交流電源で電
流をかけるため、水分子は電気分解されることなく還元
される。
【0026】このような還元水は、生体内における抗酸
化作用があり、健康飲料水として優れる他、有機物質の
分解作用が強く、錆取り、殺菌、消臭作用もある。かか
る還元水を球の洗浄水として用いることにより、球の錆
を防止したり、錆を取ったり、殺菌したり、更にはタバ
コの臭い等を消臭したりするという効果を得ることがで
きる。
【0027】図1中では図示省略したが、図2に示すよ
うに研磨部30も、研磨槽30a内に組み込まれてユニ
ットとして構成されている。かかる研磨部30は、前記
した洗浄部20から送り出された球を自然に流下させつ
つ、研磨しながら水分を除去する吸水ベルト34と、該
吸水ベルト34から水分を絞り出す脱水ローラー33と
を有する。なお、吸水ベルト34の上方部は貯水槽30
a(図2参照)より延出し、洗浄部20の貯水槽21内
にて、受板22の排出口22aの下方を臨むように配さ
れている。
【0028】吸水ベルト34は、前記洗浄部20側に位
置する上方の駆動ローラー31と、該駆動ローラー31
から離隔した下方に位置する従動ローラー32とに掛け
渡されており、球を受ける所定の高さ位置から斜め下方
に延びるよう回転可能に配されている。かかる吸水ベル
ト34は、球が載る載置面34a側が、球が自重で転が
る転動方向とは逆向きである下方から上方へと進行する
よう駆動されるものである。吸水ベルト34は、例えば
強度を保つためのゴムや合成樹脂製のベース層に、吸水
性の高い繊維層を積層して成るものである。
【0029】また、脱水ローラー33は、上方に位置す
る駆動ローラー31に下側から対接するよう軸支されて
おり、吸水ベルト34の載置面34aの終端に続くゆる
み側の始端から水を絞り出すように配置されている。な
お、駆動ローラー31と脱水ローラー33とに挟まれ吸
水ベルト34から絞り出された水分は、前記洗浄部20
の貯水槽21内に溜るようになっている。
【0030】吸水ベルト34の下方部の下側には、該吸
水ベルト34の載置面34a側をその進行方向に逆らっ
て流下してきた球を受け入れ貯留するための下部タンク
40が設けられている。下部タンク40内には、ダンパ
ーの役目を果しかつ球をタンク内にほぼ均等に貯留する
ための斜めの棚板41,42が設けられている。また、
下部タンク40内にはヒーター43が設けられている。
このヒーター43は、前記研磨部30において完全に吸
収できなかった球の湿気を除去するためのものである。
【0031】また、下部タンク40の底部には、球を1
列に整列させる簀の子44が例えば4本設けられてお
り、簀の子44上をスムーズに流下した球はそのままエ
アー式搬送装置50の搬送パイプ52に導入されるよう
に構成されている。なお、下部タンク40自体は研磨槽
30a(図2参照)内に前記吸水ベルト34等と共に一
体的に組み込まれている。
【0032】エアー式搬送装置50は、前記下部タンク
40の簀の子44を流下してきた球を渦巻状の吸引気流
が流れる搬送パイプ52を通して、遊技機島2内の上部
に設置された上部補給タンク5に搬送するための装置で
ある。かかるエアー式搬送装置50は、図2及び図3に
示すように、搬送パイプ52の終端口52bを、装置本
体51内にて緩やかに湾曲するよう形成された減速パイ
プ53の入口53aに接続し、該減速パイプ53の出口
53bを、減速された球を装置本体51の下方に設置さ
れた上部補給タンク5まで導く払出パイプ54の始端口
54aに接続して成る。
【0033】装置本体51は円筒状のケースから構成さ
れ、その上端開口部には密閉蓋55が取付けられてい
る。密閉蓋55には吸気スリット55aが形成され、該
密閉蓋55の上面側には吸気スリット55aを丁度覆う
形で変流気流室56が設けられている。変流気流室56
には吸気パイプ57が連通接続され、図2に示すように
吸気パイプ57は集合吸気パイプ58を介して島下部に
設置された吸気ユニット59に接続されている。
【0034】搬送パイプ52は、通常の管材の他に可撓
性を備えたホース等から形成されるものである。搬送パ
イプ52の内径は、パチンコ球の径より僅かに大きい程
度に設定されており、また長さは、前記遊技媒体洗浄装
置10と搬送先との距離に応じて適宜定めればよいもの
である。減速パイプ53は、前記装置本体51内にて緩
やかに湾曲するよう螺旋状に形成されており、その内部
に導入された球を適度に減速させる部材である。減速パ
イプ53には、その長手方向にほぼ当間隔で調圧孔53
cが複数連設されている。各調圧孔53cは、減速パイ
プ53内と減圧された前記装置本体51内との圧力を等
しくするためのものである。
【0035】減速パイプ53の入口53a付近には吸引
スリット53dが設けられ、該吸引スリット53dの傍
らに前記吸気スリット55aが開口しており、前記搬送
パイプ52内に渦巻状に回転しながら進行する吸引気流
が発生するよう設定されている。なお、上部補給タンク
5内に延ばされた払出パイプ54の終端口54bには、
通常は自重で閉まる開閉自在なシャッター54cが設け
られている。
【0036】図2に示すように、上部補給タンク5は、
遊技機島2内のパチンコ機1の列に沿って長手方向に連
なるように配設されており、その一端側上部に前記エア
ー式搬送装置50の装置本体51が配設されている。図
4〜図6に示すように、タンク本体5a内には、斜め下
方に延びるサブ底板7Aや、タンク底板7Bが配設され
ており、更に球をタンク本体5a内にて均等に収納する
ための中樋6Aも配設されている。
【0037】中樋6Aの両端縁には、球落下用の孔が複
数形成されている。また、上部補給タンク5の下側に
は、各パチンコ機1や台間球貸し機3に球を供給する補
給樋6Bが斜め下方に延びるよう連通接続されている。
なお、図2に示すように、補給樋6Bの途中は、シュー
ト8を介して各パチンコ機1や台間球貸し機3に接続さ
れており、かかるシュート8により球は補給されるよう
になっている。
【0038】また、以上に説明した遊技媒体洗浄装置1
0の洗浄部20で使用する還元水は、不足分を店員が補
給するようにしてもよいが、遊技店内の一部に市販され
ているいわゆるミネラル還元水製造機を設置し、かかる
還元水製造機から給配水管を介して洗浄部20に還元水
が自動的に供給されるように構成するとよい。配水も同
一場所、或は近くに配水設備のある場所で配水するよう
にすれば、常に新鮮な還元水で球の洗浄・研磨ができる
ので衛生上は最高である。なお、配水されて洗浄に供さ
れた還元水は、フィルターを使って塵等を濾過した後、
再使用するようにしてもよい。
【0039】次に作用を説明する。図2において、遊技
機島2の各パチンコ機1や各台間球貸し機3で使用され
た球は島下方へ排出され、回収樋4を流下して遊技媒体
洗浄装置10へ集められる。球は貯水槽21の供給口2
1aから洗浄部20の内部に供給され、受板22の下方
端側に載ると、回転駆動される螺旋体23によって、受
板22上をその勾配に逆らって上方端側へと所定の高さ
分だけ揚送される。
【0040】揚送中の球にはシャワーヘッド25から還
元水が勢いよく噴射され、それにより、球の汚れはある
程度洗い流され、また球の表面に付着していた頑固な汚
れも浮き上がって除去し易い状態になる。このように洗
浄部20によって、球は水で洗浄された後、球は水が付
着した状態のまま所定の高さ位置まで揚送される。な
お、球は揚送される過程で水分が除去されることが望ま
しい。また、余分な水は受板22にあるスリットから下
方に落下し、貯水槽21に蓄えられ、排水管21bより
随時排出される。
【0041】揚送された球は、受板22の排出口22a
より落下して、そのまま研磨部30の吸水ベルト34上
に導入される。球は吸水ベルト34の載置面34aを、
その進行方向とは逆向きに自重で転がり下り、その間に
研磨されながら水分が除去される。このように本装置1
0によれば、従来技術の如くプスチック粒から成る研磨
材を一切使うことなく、水によって粉塵等を発生させる
ことなく、衛生的かつ簡易に球を洗浄することができ、
不快な騒音や静電気の発生も防止することができる。
【0042】表面に水分が付着していた球は、吸水ベル
ト34で水分を吸われつつ転がり下りるのであるが、最
も水分を吸って吸水率が少なくなった載置面34aの終
端に続くゆるみ側の始端は、駆動ローラー31と脱水ロ
ーラー33とに挟まれて水分が絞り出される。このよう
な箇所にて水分を絞り取ることにより、吸水ベルト34
はエンドレスベルトでありながら、載置面34aの始端
側においては再び水分の吸収が最高レベルで行なえるよ
うになっている。なお、吸水ベルト34から絞り出され
た水分は、前記洗浄部20の貯水槽21内に溜められ
る。
【0043】前記吸水ベルト34の載置面34a上を転
がり下りた球は、そのまま下部タンク40に受け入れら
れて貯留される。下部タンク40内での球は、棚板4
1,42上を流下する途中でヒーター43により湿気が
除去され、球を整列させる4本の簀の子44,44…上
をスムーズに流下した後、そのままエアー式搬送装置5
0の搬送パイプ52に導入される。球は搬送パイプ52
を通って、遊技機島2の上部に配設された装置本体51
側に搬送される。
【0044】図3に示すように、装置本体51内は、変
流気流室56と吸気パイプ57とを介して連通された吸
気ユニット59(図2参照)によって減圧されるが、吸
気スリット55aと吸引スリット53dとの位置関係に
より、前記搬送パイプ52内には渦巻状に回転しながら
比較的低速で進行する吸引気流が発生する。
【0045】それにより、球は搬送パイプ52内にて、
渦巻状の吸引気流に巻き込まれるようにして半浮遊状態
で搬送されるため、搬送パイプ52の内壁面に強く衝突
するようなことはなく、搬送パイプ52の耐久性が向上
する。更に、このような渦巻状の吸引気流によれば、装
置本体51に導入される際の衝撃も、直進状吸引気流に
より搬送する場合に比べて十分に緩和させることができ
る。
【0046】搬送パイプ52より送り出された球は、装
置本体51内に直に放出されるわけではなく、そのまま
螺旋状の減速パイプ53内に導入されて速度が適度に減
速されるため、球の衝撃力は緩和され、装置本体51自
体の破損や不快な騒音の発生を防止できる。なお、減速
パイプ53内を通過する間に減速された球は、結局、払
出パイプ54を介して島上部の上部補給タンク5へと送
り出されて貯留され、必要に応じて補給樋6Bを流下し
つつ、シュート8によって各パチンコ機1等へ供給され
る。
【0047】図7は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。本実施の形態に係る遊技媒体洗浄装置10Aは、
前述した遊技媒体洗浄装置10と研磨部30は共通する
が、洗浄部20Aの構成が異なる。すなわち、遊技媒体
洗浄装置10Aの洗浄部20Aは、貯水槽27と、球を
揚送するコンベヤチェーン29とを具備して成る。コン
ベヤチェーン29は、その隙間に球を掛止することがで
きるものであり、駆動スプロケット28Aや4個の従動
スプロケット28B〜28Eに掛け渡されている。
【0048】コンベヤチェーン29は、従動スプロケッ
ト28C,28D間に渡り貯水槽27の底部にて水に浸
る浸水部位29aと、従動スプロケット28D、駆動ス
プロケット28A間に渡り水に浸る位置から所定の高さ
位置まで斜め上方に延びる上がる揚送部位29bとによ
り、供給口27aから落下する球を研磨部30へと送る
ようになっている。なお、コンベヤチェーン29に引っ
掛かっていた球は、駆動スプロケット28Aの手前で下
方に落下し、研磨部30の吸水ベルト34上に導入され
るように構成されている。
【0049】本実施の形態によれば、洗浄部20Aにて
球は貯水槽27内の水に直接浸され、かかる位置から所
定の高さ位置までコンベヤチェーン29により揚送され
る際の振動等により、表面に付着していた汚れが除去さ
れる。また、貯水槽27の上部に前記第1の実施の形態
のシャワーヘッド25を設けたりしてもよい。研磨部3
0については第1の実施の形態と同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
【0050】なお、遊技機島を構成する遊技機はパチン
コ機に限られるものではなく、スロットマシン等であっ
てもよい。この場合、遊技媒体はパチンコ球ではなくメ
ダルやコインとなり、それに応じて遊技媒体洗浄装置は
メダル等を洗浄研磨するように設定される。
【0051】また、前記各実施の形態ではパチンコ球を
還元水で洗浄する場合を説明したが、還元水ではなく通
常の水道水や、その他の各種ミネラルウォーター等を用
いてもよいものである。その他、本発明に係る遊技媒体
洗浄装置は図示した実施の形態に限定されるものではな
い。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る遊技媒体洗浄装置によれ
ば、洗浄部で遊技媒体を受け入れ水で洗い、水が付着し
た遊技媒体を所定の高さ位置まで揚送し、続いて研磨部
で前記洗浄部から送り出された遊技媒体を受け、該遊技
媒体を所定の高さ位置から流下させつつ、研磨しながら
水分を除去するから、プラスチック粒から成る研磨剤を
使用せず、水により遊技媒体の表面に付着した汚れを簡
易に除去することができ、洗浄に伴う粉塵等を発生させ
ることなく極めて衛生的であり、不快な騒音や静電気も
発生させず、しかも研磨剤の再処理設備等が不要であ
り、コストを低減することができる。特に、水として還
元水を使用すれば、遊技媒体の錆を防止したり、錆を取
ったり、殺菌したり、更にはタバコの臭い等を消臭した
りすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る遊技媒体洗浄
装置を概略的に示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る遊技媒体洗浄
装置を装備した遊技機島の全体構造を示す正面図であ
る。
【図3】遊技機島に装備されるエアー搬送装置の要部を
示す斜視図である。
【図4】遊技機島に装備される上部補給タンクを示す側
面図である。
【図5】遊技機島に装備される上部補給タンクを示す平
面図である。
【図6】遊技機島に装備される上部補給タンクを示す正
面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る遊技媒体洗浄
装置を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機(遊技機) 2…遊技機島 5…上部補給タンク 10,10A…遊技媒体洗浄装置 20,20A…洗浄部 21…貯水槽 22…受板 23…螺旋体 29…コンベヤチェーン 30…研磨部 34…吸水ベルト 40…下部タンク 50…エアー式搬送装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機で繰り返し使用される遊技媒体の表
    面に付着した汚れを水によって除去する遊技媒体洗浄装
    置において、 供給される遊技媒体を受け入れて該遊技媒体を水で洗
    い、水が付着した遊技媒体を所定の高さ位置まで揚送す
    る洗浄部と、 前記洗浄部より送り出された遊技媒体を受け、該遊技媒
    体を前記所定の高さ位置から流下させつつ、研磨しなが
    ら水分を除去する研磨部と、 を具備して成ることを特徴とする遊技媒体洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記洗浄部は、貯水槽と、該貯水槽内にて
    所定の高さ位置まで斜め上方に延びるように設けられた
    受板と、該受板上にて回転駆動され遊技媒体を揚送する
    螺旋体と、該螺旋体の途中に水を噴射するシャワーヘッ
    ドと、を有することを特徴とする請求項1記載の遊技媒
    体洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記洗浄部は、貯水槽と、該貯水槽内にて
    水に浸る位置から所定の高さ位置まで斜め上方に延びる
    よう回転可能に配され、遊技媒体を揚送するコンベヤチ
    ェーンと、を有することを特徴とする請求項1記載の遊
    技媒体洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記研磨部は、前記洗浄部より遊技媒体を
    受ける所定の高さ位置から斜め下方に延びるように回転
    可能に配され、遊技媒体の載置面側が、遊技媒体の転動
    方向とは逆向きの下方から上方へ進行するよう駆動され
    る吸水ベルトと、該吸水ベルトが掛け渡された上下のロ
    ーラーのうち上方のローラーに対接するよう軸支され、
    前記吸水ベルトから水を絞り出す脱水ローラーと、を有
    することを特徴とする請求項1,2または3記載の遊技
    媒体洗浄装置。
  5. 【請求項5】前記水は還元水であることを特徴とする請
    求項1,2,3または4記載の遊技媒体洗浄装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012157532A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット
JP2012157533A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット
CN104117495A (zh) * 2013-04-27 2014-10-29 深圳市凯中精密技术股份有限公司 螺旋式输送清洗装置
CN104117494A (zh) * 2013-04-27 2014-10-29 深圳市凯中精密技术股份有限公司 螺旋式输送清洗工艺
CN109303998A (zh) * 2018-09-25 2019-02-05 安徽省玉龙消防有限公司 一种消防水带清洗装置

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