JP2001104236A - スリッパの消毒装置 - Google Patents

スリッパの消毒装置

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JP2001104236A
JP2001104236A JP28925799A JP28925799A JP2001104236A JP 2001104236 A JP2001104236 A JP 2001104236A JP 28925799 A JP28925799 A JP 28925799A JP 28925799 A JP28925799 A JP 28925799A JP 2001104236 A JP2001104236 A JP 2001104236A
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Akira Tateishi
彰 立石
Haruo Uchida
治夫 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で且つコンパクトでランニングコ
ストも低減できるスリッパ消毒装置を提供することを目
的とするものである。 【解決手段】本体ケース1の一方の段部1aの載置孔部
12の下方から入口4にわたってベルトコンベヤ5を配
置し、これに後続してスリッパ6を受け継いで搬送する
チェンコンベヤ10を出口7まで配置する。チェンコン
ベヤ10の中途部には、消毒薬液を噴霧するための入口
4側に近い側の噴霧室13及び噴霧室13に連設して出
口7側に近い側の鎮静室14を、本体ケース1とは別の
箱状に形成して設け、本体ケース1内に備えた超音波加
湿装置46にて噴霧室13内に微粒子状の消毒薬液を噴
霧口41,42を介して噴霧する。噴霧室13の入口部
15と、鎮静室14の出口部16とには、本体ケース1
内の空間と遮断するためのエアカーテンのためのエアノ
ズル36,37を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不特定多数の人が
使用したスリッパを消毒する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院や旅館やゴルフ場における着替え室
等、各種施設に備えているスリッパは、不特定多数の人
により代る代る使用されるのが一般的である。そして、
各人の足の裏にはもともと雑菌等が付着していたり、汗
をかいたまま履いたり等していることから、使用済みの
スリッパの表面(足の裏が直接触れる部分)等に雑菌が
付着しており、不衛生であり、特に、脱衣場等、素足で
スリッパを履く箇所では他人が脱ぎ捨てたスリッパを別
の人が履くことに抵抗があった。
【0003】そこで、従来から各種のスリッパの清掃装
置が考案されている。例えば、特開昭63−24613
1号公報に開示されているものでは、清掃装置の本体ケ
ース内に、横軸を中心に回転する回転体を設け、該回転
体の側面外周部にはスリッパ収納ボックスを複数配置
し、本体ケースにおける入口から搬送手段(搬送コンベ
ヤ)を介して各スリッパ収納ボックスにスリッパを1個
ずつ挿入し、回転体の所定角度の移動後に本体ケースの
出口からスリッパを取り出すように構成する一方、この
各スリッパ収納ボックスには、塵払い手段、殺菌手段、
もしくは乾燥手段を設け、前記移動中に所定の塵払い、
殺菌、乾燥作業を完了できるようにした構成が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、回転体に対して各スリッパ収納ボックス
を姿勢制御するようにして取付ける必要があるし、小さ
い容積のスリッパ収納ボックスに前記塵払い手段、殺菌
手段、もしくは乾燥手段の複数の手段を設けると、構造
が一層複雑になり、装置全体が嵩張って大型になると共
に装置の製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】また、従来の殺菌手段は、消毒薬液を噴霧
状にして対象物品に対して吹きつけるのであるが、その
霧状の消毒薬液の粒子が雑菌の大きさ(略10μm)程
度のもの比べて大き過ぎるため、対象物品の表面全体の
雑菌を殺菌するには、当該対象物品の表面全体が消毒薬
液でほぼ濡れた状態まで吹きつけする必要があり、その
ため必要以上の消毒薬液を消費し、さらに、消毒薬液で
ほぼ濡れた状態の対象物品の表面全体を乾燥するための
余分なエネルギー及び時間を費やすことにより、ランニ
ングコストが高くなるという問題もあった。
【0006】本発明は、これらの従来の問題点を解決す
べくなされたものであって、簡単な構成で且つコンパク
トでランニングコストも低減できるスリッパ消毒装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のスリッパの消毒装置は、本
体ケース内に、一方の入口側から他方の出口側にわたっ
て、スリッパを搭載して搬送するための第1搬送手段
と、該第1搬送手段から前記スリッパを受け継いで搬送
する第2搬送手段とを配置し、前記第2搬送手段の中途
部には、消毒薬液を噴霧するための前記入口側に近い側
の噴霧室及び該噴霧室に連設して前記出口側に近い側の
鎮静室を、前記本体ケースとは別の箱状に形成して設
け、本体ケース内に備えた超音波加湿装置にて前記噴霧
室内に微粒子状の消毒薬液を噴霧するように構成したも
のである。
【0008】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のスリッパの消毒装置において、前記噴霧室の
入口部と、前記鎮静室の出口部とには、本体ケース内の
空間と遮断するためのエアカーテン手段を備えたもので
ある。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のスリッパの消毒装置において、
前記第1搬送手段はベルトコンベヤであり、第2搬送手
段は搬送方向に沿って平行な複数列のチェンコンベヤと
したものである。
【0010】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のスリッパの消毒装置
において、前記噴霧室と鎮静室との間の仕切り壁には、
前記第2搬送手段におけるスリッパ搬送部が通過し得る
通孔を穿設してあり、該通孔の上縁はスリッパの搬送方
向に交叉する方向に延び、且つ一方が高く他方が低くな
るように傾斜状に形成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施の
形態について説明する。図1はスリッパ消毒装置の概略
斜視図、図2はスリッパ消毒装置の側断面図、図3はス
リッパ消毒装置の一部切欠き平断面図、図4は図1のIV
−IV線矢視断面図である。
【0012】スリッパ消毒装置の本体ケース1は略方形
の箱型であり、枠状のフレーム2の外周面のうち天面及
び四周のうちの上側を表面板3にて覆っている。本体ケ
ース1の一方(一側)に設けられた段部1aの箇所に
は、第1搬送手段としてのベルトコンベヤ5に搭載した
スリッパ6を本体ケース1内に導入するための入口4を
開口し、本体ケース1の他方(他側)には出口7を開口
し、該出口7には、消毒済みのスリッパ6を回収籠8に
放出するためのシュータ9が下向き傾斜状に設けられて
いる。
【0013】前記第1搬送手段としてのベルトコンベヤ
5の後端には、第2搬送手段としての複数列(本実施形
態では4列)のチェンコンベヤ10が前記本体ケース内
で入口4側から出口7側にわたって配設されている。
【0014】なお、フレーム2の外周面における四周の
うち下半分の部分には、点検、修理、消毒薬液の補充等
の際に本体ケース1の内部に作業者の手などが届き易い
ようにするための、回動式等の開閉扉11a,11b,
11c,11d,11e,11fが設けられている。
【0015】前記段部1aの上面はスリッパ6をベルト
コンベヤ5上に載置するための載置孔部12が平面視略
矩形状にて切欠き形成されている。ベルトコンベヤ5の
幅及び搬送方向の長さを、前記載置孔部12の平面視形
状より大きくし、且つ載置孔部12の下端縁とベルトコ
ンベヤ5の上面との隙間を小さくして、ベルトコンベヤ
5に載置されたスリッパ6が前記隙間に挟まれたり、不
用意に本体ケース1内に落下しないようになっている。
【0016】前記本体ケース1内には、別途箱状の噴霧
室13と鎮静室14とがスリッパ6の搬送方向に沿って
搬送上流側と下流側とに隣接して配置されている。そし
て、前記噴霧室13の前面には前記入口4に対向した位
置に横長矩形状の入口部15が穿設されており、鎮静室
14の後面には前記出口7に対向した位置に同じく横長
矩形状の出口部16が穿設され、噴霧室13と鎮静室1
4とを前記搬送方向と直交する等交叉状に仕切る仕切り
壁17には、通孔18が穿設されている。
【0017】チェンコンベヤ10におけるスリッパ6の
搬送面側(上側)が、入口部15、通孔18及び出口部
16の各開口を通過するようにするために、当該チェン
コンベヤ10を巻掛けるための前側スプロケット19
は、前記ベルトコンベヤ5における搬送下流側の駆動ロ
ーラ14の下方であって、前記噴霧室13の入口部15
より前方に配置された軸20に取付けられ、チェンコン
ベヤ10の後側スプロケット21は前記シュータ9の上
方に配置された軸22に取付けられ、その下方の軸23
に取付けられた従動スプロケット24及び、前記ベルト
コンベヤ5の下方に駆動軸25に取付けられた駆動スプ
ロケット26にそれぞれチェンコンベヤ10が巻掛けら
れている。軸23及び駆動軸25は図1に示すごとく、
噴霧室13及び鎮静室14の底板27より下方に配置さ
れている。
【0018】そして、前記フレーム2の下方に配置され
た駆動モータ28のピニオンチェンスプロケット29か
ら前記駆動軸25に固定した伝動用チェンスプロケット
30に巻掛けたチェン31を介してチェンコンベヤ10
を図2において時計方向に回動駆動するように構成す
る。
【0019】なお、前記駆動軸25に固定したプーリ3
2から前記ベルトコンベヤ5の駆動軸に固定したプーリ
33に対してタイミングベルト34を巻掛けて、前記1
の駆動モータ28によりチェンコンベヤ10とベルトコ
ンベヤ5とを同期させて駆動するが、ベルトコンベヤ5
による搬送速度よりもチェンコンベヤ10による搬送速
度を若干速くなるように設定することにより、ベルトコ
ンベヤ5からチェンコンベヤ10へのスリッパ6の搬送
受け継ぎ箇所で詰まりが発生しないように構成する。
【0020】また、前記噴霧室13における入口部15
の外面上側と、鎮静室14における出口部16の外面上
側とにそれぞれエアカーテン手段としての空気噴出のエ
アノズル36,37を設け、入口部15及び出口部16
の下端縁には、前記エアノズル36,37から下向きに
吹き出すエアを噴霧室13、鎮静室14内に導くための
ガイド樋38,39が設けられている。前記エアノズル
36,37及びガイド樋38,39は入口部15及び出
口部16の長手方向(チェンコンベヤ10による搬送方
向と直交する方向)に沿って長手に形成されている。
【0021】前記各エアノズル36,37へは、フレー
ム2の下部に配置されたブロワー40から圧縮空気が供
給され、各エアノズル36,37から吹き出すエアによ
り、本体ケース1内と噴霧室13及び鎮静室14との空
間で空気流通が遮断され、噴霧室13及び鎮静室14内
の霧状の消毒薬が外部に漏出しないようになっている。
【0022】さらに、前記噴霧室13には、チェンコン
ベヤ10によるスリッパ6の下面及び上面に向かって消
毒薬液を微粒子状にて噴霧するための噴霧口41,42
が配置されている。そして、フレーム2の下部には合成
樹脂製等の主タンク43と、汲み上げポンプ44と、水
頭を保持するための中間タンク45と、超音波加湿装置
46とを備える。これにより、汲み上げポンプ44にて
取り替え可能な前記主タンク43から中間タンク45へ
消毒薬液を供給して、その液の高さ位置(水頭)を保持
し、中間タンク45から超音波加湿装置46へ消毒薬液
を供給する。
【0023】超音波加湿装置46における液槽にはその
底面に超音波発振装置(圧電素子)を備え、この圧電素
子から液面に向かって所定の波長及び強さ(エネルギ
ー)の超音波を放射することにより、粒子の大きさが1
μm〜10μm程度の霧を発生させることができ、フア
ンにより供給ホース47,47を介して前記噴霧口4
1,42から噴霧室へ消毒薬液を微粒子状にて噴霧する
ものである。なお、通常の雑菌の大きさも1μm〜10
μm程度であるから、前記の大きさの微粒子状の消毒薬
がスリッパ6の表面(底面や足が接触する箇所)にほぼ
一様に付着すれば、少ない消毒薬液量にて、殺菌効果が
得られるのである。
【0024】この場合、小さい容積の噴霧室13にて薬
液噴霧を実行するので、薬液噴霧に関して付与すべきエ
ネルギー及び消毒薬液を少なくした状態で、当該噴霧室
13内では所定の消毒薬液の霧の濃度でスリッパ6の表
面を効率的に覆うことができる一方、それに後続する鎮
静室14内をスリッパ6が通過する間に、当該スリッパ
の表面にうっすらと付着した消毒薬液の微粒子が雑菌を
殺菌する時間的余裕を与えることができ、従来のよう
に、積極的な乾燥手段を必要としないのである。
【0025】消毒薬は、消毒薬や殺菌剤等の液状のもの
を使用し、チェンコンベヤ10の搬送速度は、3m/分
〜4m/分程度とする。前記チェンコンベヤ10上に搭
載されるスリッパ6の爪先部分を覆う前カバー体6bの
内側(裏面)にも噴霧した消毒薬が進入し易い方向に、
上側の噴霧口41を斜め下向き配置することが好ましい
(図4参照)。
【0026】さらに、噴霧室13と鎮静室14との間の
通孔18のうち上縁18aを、チェンコンベヤ10の搬
送方向と交叉(直交)する方向に延ばし、且つ前記上縁
18aの一方を高い位置とし、他方を低い位置とするよ
うに傾斜状に形成することにより、噴霧室13内の霧状
の消毒薬液が室壁等に結露したときも、その露が前記傾
斜状の上縁18aを伝い降りてチェンコンベヤ10上の
スリッパ6に滴下しないので、スリッパの乾燥時間を短
くすることができる。
【0027】なお、本体ケース1の前側面に嵌め込まれ
た観察窓(ガラス窓)50は、前記噴霧室13内での噴
霧状況等を観察するためのものである(図1及び図4参
照)。噴霧室13及び鎮静室14の裏面側の点検孔5
1,51は通常は蓋板52とボルト54にて閉止されて
いるが(図2〜図4参照)、点検、修理等に際しては、
本体ケース1の裏側面の上側回動扉53,53を開い
て、前記蓋板52を外せば良い。
【0028】また、本体ケース1内の下部には、前記超
音波加湿装置46への電源のためのトランス55及び制
御盤56が配置されている。本体ケース1の前面には、
消毒作業実行のためのスイッチや表示灯等を有する制御
パネル(図示せず)を装着している。
【0029】上記の構成によれば、装置の電源をONに
して、超音波加湿装置46、エアカーテン手段、ベルト
コンベヤ5及びチェンコンベヤ10を作動させ、入口4
の箇所で、載置孔部12のベルトコンベヤ5上に使用済
みのスリッパ6を載置する。ベルトコンベヤ5及びチェ
ンコンベヤ10の回転により、スリッパ6は噴霧室13
内に搬送され、消毒室13内の消毒薬による微粒子霧状
の雰囲気中を通過し、次いで、鎮静室14内の通過中に
スリッパ6の表面の雑菌は殺菌される。消毒室13内に
噴霧されたものは、前記入口部15と出口部16とにお
けるエアカーテン手段としてのエアノズル36,37に
より本体ケース1ないの空間に漏出することが防止でき
ると共に、下側のガイド樋38,39より空気流が消毒
室13及び鎮静室14内で還流し、微粒子霧状の消毒薬
は程よく攪拌されるので、少量の噴霧量で効果的に消毒
殺菌することができる。その後出口7からシュータ9を
介して放出されたした消毒済みのスリッパ6は回収籠8
に収納される。
【0030】本発明は、前記実施形態に限らず、第2搬
送手段の上に搭載したスリッパ6の上下面が露出して、
噴霧された霧状の消毒薬がスリッパ6の上下の表面に付
着し易いようにするため、第2搬送手段としてのチェン
コンベヤの他、金網コンベヤやスラット付きチェンコン
ベヤ等の上下に開放された搬送面となるものを使用して
も良い。
【0031】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載
の発明のスリッパの消毒装置は、本体ケース内に、一方
の入口側から他方の出口側にわたって、スリッパを搭載
して搬送するための第1搬送手段と、該第1搬送手段か
ら前記スリッパを受け継いで搬送する第2搬送手段とを
配置し、前記第2搬送手段の中途部には、消毒薬液を噴
霧するための前記入口側に近い側の噴霧室及び該噴霧室
に連設して前記出口側に近い側の鎮静室を、前記本体ケ
ースとは別の箱状に形成して設け、本体ケース内に備え
た超音波加湿装置にて前記噴霧室内に微粒子状の消毒薬
液を噴霧するように構成したものである。
【0032】このように、本発明のスリッパ消毒装置で
は消毒室内に消毒薬液を噴霧する手段が、超音波加湿装
置であるので、消毒薬液が雑菌の大きさと同じ程度の微
粒子状となるので、少量の消毒薬液にて効果的に殺菌消
毒することができ、且つ容積の小さい噴霧室に噴霧する
だけであるから、消毒薬液の噴霧量も少なく、乾燥手段
がなくても、鎮静室を通過させるだけで、スリッパの表
面を乾燥状態にできると共に、スリッパ消毒装置全体を
コンパクトにできるという効果を奏する。
【0033】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のスリッパの消毒装置において、前記噴霧室の
入口部と、前記鎮静室の出口部とには、本体ケース内の
空間と遮断するためのエアカーテン手段を備えたもので
あるから、噴霧室及び鎮静室内の微粒子状の消毒薬液の
霧が本体ケースやその外に漏出することがなく、請求項
1に記載の発明による効果に加えて、消毒薬液の無駄な
消費を無くすることができ、超音波加湿装置の消費電力
も少ないから、全体としてランニングコストも著しく低
減できるという効果を奏する。
【0034】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のスリッパの消毒装置において、
前記第1搬送手段はベルトコンベヤであるので、作業者
がスリッパを入口側で載置し易くなり、第2搬送手段は
搬送方向に沿って平行な複数列のチェンコンベヤとした
ものであるから、スリッパの上下の表面を同時に微粒子
状の消毒薬液の霧に接触させて殺菌消毒させ易くなると
いう効果を奏する。
【0035】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のスリッパの消毒装置
において、前記噴霧室と鎮静室との間の仕切り壁には、
前記第2搬送手段におけるスリッパ搬送部が通過し得る
通孔を穿設してあり、該通孔の上縁はスリッパの搬送方
向に交叉する方向に延び、且つ一方が高く他方が低くな
るように傾斜状に形成されているものであるので、噴霧
室や鎮静室で結露したものが通孔の上縁に溜まると、前
記傾斜状の上縁に沿って下方(第2搬送手段から外れた
箇所)に降り露が移動するので、通孔箇所を通過するス
リッパ6上に露滴が滴ることがなく、後続する鎮静室内
で乾燥むらもなく迅速に乾燥させることができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリッパ消毒装置の全体斜視図である。
【図2】図1のII−II線矢視側断面図である。
【図3】スリッパ消毒装置の一部切欠き平断面図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a 段部 4 入口 5 第1搬送手段としてのベルトコンベヤ 6 スリッパ 7 出口 10 第2搬送手段としてのチェンコンベヤ 12 載置孔部 13 消毒室 14 鎮静室 15 入口部 16 出口部 18 通孔 28 駆動モータ 36,37 エアノズル 41,42 噴霧口 46 超音波加湿装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C058 AA08 BB07 CC03 CC04 CC07 EE01 EE02 EE22 EE23 EE26 JJ06 JJ24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース内に、一方の入口側から他方
    の出口側にわたって、スリッパを搭載して搬送するため
    の第1搬送手段と、該第1搬送手段から前記スリッパを
    受け継いで搬送する第2搬送手段とを配置し、前記第2
    搬送手段の中途部には、消毒薬液を噴霧するための前記
    入口側に近い側の噴霧室及び該噴霧室に連設して前記出
    口側に近い側の鎮静室を、前記本体ケースとは別の箱状
    に形成して設け、本体ケース内に備えた超音波加湿装置
    にて前記噴霧室内に微粒子状の消毒薬液を噴霧するよう
    に構成したことを特徴とするスリッパの消毒装置。
  2. 【請求項2】 前記噴霧室の入口部と、前記鎮静室の出
    口部とには、本体ケース内の空間と遮断するためのエア
    カーテン手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のスリッパの消毒装置。
  3. 【請求項3】 前記第1搬送手段はベルトコンベヤであ
    り、第2搬送手段は搬送方向に沿って平行な複数列のチ
    ェンコンベヤであることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のスリッパの消毒装置。
  4. 【請求項4】 前記噴霧室と鎮静室との間の仕切り壁に
    は、前記第2搬送手段におけるスリッパ搬送部が通過し
    得る通孔を穿設してあり、該通孔の上縁はスリッパの搬
    送方向に交叉する方向に延び、且つ一方が高く他方が低
    くなるように傾斜状に形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスリッパの消
    毒装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102349826A (zh) * 2011-10-25 2012-02-15 李放 拖鞋清洗机
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