JP2551503Y2 - 苗箱洗浄機の洗浄ブラシ取付装置 - Google Patents
苗箱洗浄機の洗浄ブラシ取付装置Info
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、稲その他野菜類などの
育苗に使用する育苗箱を洗浄するところの苗箱洗浄機の
洗浄ブラシ取付装置に関する考案である。
育苗に使用する育苗箱を洗浄するところの苗箱洗浄機の
洗浄ブラシ取付装置に関する考案である。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなものの育苗に使用す
る育苗箱を洗浄するのに、この使用後の育苗箱を苗箱通
過経路を搬送させながら洗浄ブラシの回転と洗浄水とに
よって洗浄する苗箱洗浄機なるものは既に開示されてい
るところである。しかし、この開示されている苗箱洗浄
機にあっては洗浄ブラシを苗箱通過経路から脱して交換
する場合にはロ−ル状の洗浄ブラシと軸とを別体に構成
して軸を洗浄ブラシから挿脱可能にしておいて軸受を取
り外す等の作業行程を要し、その上、洗浄ブラシを変位
させ搬送される苗箱に対して調節するために苗箱通過経
路脇の側壁に開口する洗浄ブラシの軸挿通孔を長孔にし
てあるから、軸と側壁との間に隙間ができて洗浄水が軸
受がわに侵入しそこに水が溜ってしまうなどの欠点があ
る。
る育苗箱を洗浄するのに、この使用後の育苗箱を苗箱通
過経路を搬送させながら洗浄ブラシの回転と洗浄水とに
よって洗浄する苗箱洗浄機なるものは既に開示されてい
るところである。しかし、この開示されている苗箱洗浄
機にあっては洗浄ブラシを苗箱通過経路から脱して交換
する場合にはロ−ル状の洗浄ブラシと軸とを別体に構成
して軸を洗浄ブラシから挿脱可能にしておいて軸受を取
り外す等の作業行程を要し、その上、洗浄ブラシを変位
させ搬送される苗箱に対して調節するために苗箱通過経
路脇の側壁に開口する洗浄ブラシの軸挿通孔を長孔にし
てあるから、軸と側壁との間に隙間ができて洗浄水が軸
受がわに侵入しそこに水が溜ってしまうなどの欠点があ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、この
ような既に公開されているものの欠点とするところを除
去すべく改善せんとするものであって、これによって、
洗浄ブラシの苗箱通過経路からの脱着を容易にして交換
作業を便利なものにし、かつ、洗浄ブラシを変位調節可
能にしながらも洗浄水が軸受がわに侵入しないようにす
るのを目的とするものである
ような既に公開されているものの欠点とするところを除
去すべく改善せんとするものであって、これによって、
洗浄ブラシの苗箱通過経路からの脱着を容易にして交換
作業を便利なものにし、かつ、洗浄ブラシを変位調節可
能にしながらも洗浄水が軸受がわに侵入しないようにす
るのを目的とするものである
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は前項に記載の目
的を遂行するために、苗箱通過経路の両脇に設ける側壁
間にロ−ル状の洗浄ブラシを回転自在に横架して搬送さ
れる苗箱を洗浄ブラシと洗浄水により洗浄するものにお
いて、前記側壁に開口する洗浄ブラシの軸挿通孔をこの
洗浄ブラシを抜き差しするに足る大きさのものにし、側
壁の外側には前記洗浄ブラシの軸が通る長孔を有する取
付板を取着するとともに、該取付板の外側に洗浄ブラシ
の軸より僅かに径大の軸孔をもつカバ−板を介して軸受
を取付け、前記取付板に対して軸受とカバ−板を一体的
に変位可能に構成したことを特徴とするものである。
的を遂行するために、苗箱通過経路の両脇に設ける側壁
間にロ−ル状の洗浄ブラシを回転自在に横架して搬送さ
れる苗箱を洗浄ブラシと洗浄水により洗浄するものにお
いて、前記側壁に開口する洗浄ブラシの軸挿通孔をこの
洗浄ブラシを抜き差しするに足る大きさのものにし、側
壁の外側には前記洗浄ブラシの軸が通る長孔を有する取
付板を取着するとともに、該取付板の外側に洗浄ブラシ
の軸より僅かに径大の軸孔をもつカバ−板を介して軸受
を取付け、前記取付板に対して軸受とカバ−板を一体的
に変位可能に構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】これによって、自動供給装置または手作業によ
り苗箱洗浄機に1個ずつ連続的に供給される使用後の苗
箱は苗箱通過経路を搬送されながらロ−ル状の洗浄ブラ
シの回転と噴射する洗浄水によって洗浄され搬出される
のである。
り苗箱洗浄機に1個ずつ連続的に供給される使用後の苗
箱は苗箱通過経路を搬送されながらロ−ル状の洗浄ブラ
シの回転と噴射する洗浄水によって洗浄され搬出される
のである。
【0006】そして、この洗浄の場合に噴射し飛散する
洗浄水の一部のものは側壁に開口する軸挿通孔から取付
板に設ける長孔による軸と取付板の隙間を通って軸受が
わに侵入しようとするけれども、その水はカバ−板によ
って遮られ苗箱通過経路がわに返される。
洗浄水の一部のものは側壁に開口する軸挿通孔から取付
板に設ける長孔による軸と取付板の隙間を通って軸受が
わに侵入しようとするけれども、その水はカバ−板によ
って遮られ苗箱通過経路がわに返される。
【0007】また、洗浄ブラシの苗箱への摺擦作用が適
当でないときは、軸受とカバ−板を一体的に取付板に対
して変位させることにより洗浄ブラシの軸が軸挿通孔と
長孔内を移動して調節されるのであって、この調節によ
ってもカバ−板が軸受と一緒に変位して飛散する水をカ
バ−板により遮って軸受がわに侵入させないようになる
のである。
当でないときは、軸受とカバ−板を一体的に取付板に対
して変位させることにより洗浄ブラシの軸が軸挿通孔と
長孔内を移動して調節されるのであって、この調節によ
ってもカバ−板が軸受と一緒に変位して飛散する水をカ
バ−板により遮って軸受がわに侵入させないようになる
のである。
【0008】そして、洗浄ロ−ルを側壁間から脱して交
換するときは、軸受とカバ−板諸共取付板を側壁から取
り外すと洗浄ブラシは側壁に開口する軸挿通孔から抜き
出せて別の洗浄ブラシをこの軸挿通孔から差し込むこと
ができ取り外した取付板の側壁への取付によって洗浄作
業が再開される。
換するときは、軸受とカバ−板諸共取付板を側壁から取
り外すと洗浄ブラシは側壁に開口する軸挿通孔から抜き
出せて別の洗浄ブラシをこの軸挿通孔から差し込むこと
ができ取り外した取付板の側壁への取付によって洗浄作
業が再開される。
【0009】
【実施例】以下、考案に関して実施例図を参照し説明す
ると、この例図に示す苗箱洗浄機は「図6」〜「図8」
に記載するように洗浄装置(A)を前行程に水切り消毒
装置(B)を後行程にして一体的に構成され、転輪
(8)を備えた台車(9)上に数本の支脚(10)を介
して載設されている。
ると、この例図に示す苗箱洗浄機は「図6」〜「図8」
に記載するように洗浄装置(A)を前行程に水切り消毒
装置(B)を後行程にして一体的に構成され、転輪
(8)を備えた台車(9)上に数本の支脚(10)を介
して載設されている。
【0010】そして、その機体(D)は前後に長い空洞
となり、洗浄装置(A)の前側に附設の苗箱供給部
(C)から空洞内の横幅方向中央部を後方に至るまで突
起(11a)付き搬送チエン(11)が懸回され、その
搬送チエン(11)の搬送作用がわはガイドレ−ル(1
2)により支承されて駆動モ−タ(13)により駆動し
回行させているのであって、この搬送チエン(11)の
上側が苗箱通過経路(1)になっている。また、この苗
箱通過経路(1)の上側には前後方向に適当の間隔をあ
けて遊転自在のガイドロ−ラ(14)が横架されて搬送
される苗箱(a)の上縁部の左右がわを押えて搬送中の
苗箱(a)が浮上したり揺動することを防止するように
し、苗箱供給部(C)の両側には搬送チエン(11)の
搬送面と略々同高さ位置に苗箱(a)の両サイドを受け
る帯状のガイド板(15)が設けられている。
となり、洗浄装置(A)の前側に附設の苗箱供給部
(C)から空洞内の横幅方向中央部を後方に至るまで突
起(11a)付き搬送チエン(11)が懸回され、その
搬送チエン(11)の搬送作用がわはガイドレ−ル(1
2)により支承されて駆動モ−タ(13)により駆動し
回行させているのであって、この搬送チエン(11)の
上側が苗箱通過経路(1)になっている。また、この苗
箱通過経路(1)の上側には前後方向に適当の間隔をあ
けて遊転自在のガイドロ−ラ(14)が横架されて搬送
される苗箱(a)の上縁部の左右がわを押えて搬送中の
苗箱(a)が浮上したり揺動することを防止するように
し、苗箱供給部(C)の両側には搬送チエン(11)の
搬送面と略々同高さ位置に苗箱(a)の両サイドを受け
る帯状のガイド板(15)が設けられている。
【0011】また、機体(D)の天板の数箇所には蓋体
(16)を有する点検窓(17)が設けられ、洗浄装置
(A)の底部がわは洗浄後の水を排水するための漏斗状
の受体(18)となって排水口(19)が開口され、水
切り消毒装置(B)の底部には洗浄後の苗箱(a)から
の水切りによって落下する水と余分な消毒液が溜ったも
のを集合する排出口(20)が開口されている。
(16)を有する点検窓(17)が設けられ、洗浄装置
(A)の底部がわは洗浄後の水を排水するための漏斗状
の受体(18)となって排水口(19)が開口され、水
切り消毒装置(B)の底部には洗浄後の苗箱(a)から
の水切りによって落下する水と余分な消毒液が溜ったも
のを集合する排出口(20)が開口されている。
【0012】前記の洗浄装置(A)は苗箱通過経路
(1)を上下からはさむように数個の洗浄ブラシ(3)
を千鳥状に回転自在に横架し、その洗浄ブラシ(3)の
各軸(3a)の端部にプ−リを軸着してこれらプ−リと
駆動モ−タ(21)により回転する中間軸(22)とに
ベルト(23)を掛け廻して各洗浄ブラシ(3)を矢印
(イ)方向に回転させている。
(1)を上下からはさむように数個の洗浄ブラシ(3)
を千鳥状に回転自在に横架し、その洗浄ブラシ(3)の
各軸(3a)の端部にプ−リを軸着してこれらプ−リと
駆動モ−タ(21)により回転する中間軸(22)とに
ベルト(23)を掛け廻して各洗浄ブラシ(3)を矢印
(イ)方向に回転させている。
【0013】この洗浄ブラシ(3)の上側のものは、
「図3」によりよくわかるように軸(3a)の両側部に
円板(3b)を嵌着しその円板(3b)間の軸部分に6
枚羽根のようにブラシ毛(3c)を植設し、円板(3
b)の内面からも内方に向けてブラシ毛(3d)を植設
して構成され、下側の洗浄ブラシ(3)は軸(3a)か
ら放射状にブラシ毛(3e)を植設したものであって上
下の洗浄ブラシ(3)は共にロ−ル状に形成されてい
る。
「図3」によりよくわかるように軸(3a)の両側部に
円板(3b)を嵌着しその円板(3b)間の軸部分に6
枚羽根のようにブラシ毛(3c)を植設し、円板(3
b)の内面からも内方に向けてブラシ毛(3d)を植設
して構成され、下側の洗浄ブラシ(3)は軸(3a)か
ら放射状にブラシ毛(3e)を植設したものであって上
下の洗浄ブラシ(3)は共にロ−ル状に形成されてい
る。
【0014】そして、(24)は苗箱(a)に洗浄水を
噴射するノズルで、苗箱通過経路(1)の上側と下側に
数個配置され動力ポンプ(25)によって圧送される洗
浄水を噴射するのである。
噴射するノズルで、苗箱通過経路(1)の上側と下側に
数個配置され動力ポンプ(25)によって圧送される洗
浄水を噴射するのである。
【0015】また、水切り消毒装置(B)は苗箱通過経
路(1)を上下からはさんで水切りブラシ(26)が対
設され、そのブラシ(26)の軸(26a)端部に軸着
する各プ−リに前記洗浄装置(A)中の洗浄ブラシ
(3)の軸(3a)からベルト(27)によって伝動さ
れてそれぞれ矢印(ロ)方向に回転されるのである。そ
してこの水切りブラシ(26)の上側のものは軸(26
a)から6枚羽根のようにブラシ毛(26b)が植毛さ
れ、下側のものは放射状に植毛されて共にロ−ル状にな
っている。
路(1)を上下からはさんで水切りブラシ(26)が対
設され、そのブラシ(26)の軸(26a)端部に軸着
する各プ−リに前記洗浄装置(A)中の洗浄ブラシ
(3)の軸(3a)からベルト(27)によって伝動さ
れてそれぞれ矢印(ロ)方向に回転されるのである。そ
してこの水切りブラシ(26)の上側のものは軸(26
a)から6枚羽根のようにブラシ毛(26b)が植毛さ
れ、下側のものは放射状に植毛されて共にロ−ル状にな
っている。
【0016】そして、(28)は消毒液を苗箱(a)に
噴霧するノズルであり、(29)は圧風ファン(30)
に送風パイプ(31)によって連通されたエアノズルで
ある。また、(32)は水や薬液を飛散させないために
機体(D)の天板から苗箱通過経路(1)に垂下した飛
散防止幕である。
噴霧するノズルであり、(29)は圧風ファン(30)
に送風パイプ(31)によって連通されたエアノズルで
ある。また、(32)は水や薬液を飛散させないために
機体(D)の天板から苗箱通過経路(1)に垂下した飛
散防止幕である。
【0017】また、前記の搬送チエン(11)に設ける
突起(11a)は苗箱(a)を苗箱通過経路(1)にそ
って押送させるものであるが、この突起(11a)の後
行するがわに別の突起(11b)を設けて先行する苗箱
(a)と後行する苗箱(a)が接触しないよう間隔をも
たせるようにしている。
突起(11a)は苗箱(a)を苗箱通過経路(1)にそ
って押送させるものであるが、この突起(11a)の後
行するがわに別の突起(11b)を設けて先行する苗箱
(a)と後行する苗箱(a)が接触しないよう間隔をも
たせるようにしている。
【0018】したがって、苗箱供給部(C)に供給され
る使用後の苗箱(a)は両側に設けるガイド板(15)
によって受けられながら搬送チエン(11)に設ける突
起(11a)により苗箱通過経路(1)を後方に向けて
押送されるのであって、その間に洗浄装置(A)内にお
いては洗浄ブラシ(3)の回転による摺擦作用とノズル
(24)から噴射する洗浄水とによって洗浄されるよう
になり、洗浄後の水は受体(18)により集合され排水
口(19)から落下するのである。
る使用後の苗箱(a)は両側に設けるガイド板(15)
によって受けられながら搬送チエン(11)に設ける突
起(11a)により苗箱通過経路(1)を後方に向けて
押送されるのであって、その間に洗浄装置(A)内にお
いては洗浄ブラシ(3)の回転による摺擦作用とノズル
(24)から噴射する洗浄水とによって洗浄されるよう
になり、洗浄後の水は受体(18)により集合され排水
口(19)から落下するのである。
【0019】そして、その洗浄されたものが水切り消毒
装置(B)に搬送されここで前側の水切りブラシ(2
6)の回転とエアノズル(29)からの圧風により苗箱
(a)に付着する水が払拭され、この払拭された苗箱
(a)に薬液が噴霧されて消毒されたのち再度後側の水
切りブラシ(26)とエアノズル(29)からの圧風に
よって苗箱(a)に付着する薬液が払拭され、洗浄・水
切り・消毒・水切りの一連の行程を経た苗箱(a)が後
方から搬出されるのである。また、水切り消毒装置
(B)において底部に溜るところの水切りによって落下
する水と余分な消毒液は排出口(20)から排出される
ようになる。
装置(B)に搬送されここで前側の水切りブラシ(2
6)の回転とエアノズル(29)からの圧風により苗箱
(a)に付着する水が払拭され、この払拭された苗箱
(a)に薬液が噴霧されて消毒されたのち再度後側の水
切りブラシ(26)とエアノズル(29)からの圧風に
よって苗箱(a)に付着する薬液が払拭され、洗浄・水
切り・消毒・水切りの一連の行程を経た苗箱(a)が後
方から搬出されるのである。また、水切り消毒装置
(B)において底部に溜るところの水切りによって落下
する水と余分な消毒液は排出口(20)から排出される
ようになる。
【0020】次に、前記の洗浄装置(A)における洗浄
ブラシ(3)の取付手段について記載すると、「図1」
〜「図5」において、上側の洗浄ブラシ(3)は前述の
ように軸(3a)の両側部に円板(3b)を嵌着してそ
の円板(3b)と円板(3b)間内にブラシ毛(3c)
(3d)が植設され、下側の洗浄ブラシ(3)は軸(3
a)に放射状のブラシ毛(3e)のみが植設されている
のであるから、先ず上側のものの取付手段について記載
する。
ブラシ(3)の取付手段について記載すると、「図1」
〜「図5」において、上側の洗浄ブラシ(3)は前述の
ように軸(3a)の両側部に円板(3b)を嵌着してそ
の円板(3b)と円板(3b)間内にブラシ毛(3c)
(3d)が植設され、下側の洗浄ブラシ(3)は軸(3
a)に放射状のブラシ毛(3e)のみが植設されている
のであるから、先ず上側のものの取付手段について記載
する。
【0021】機体(D)の両側壁(2a)(2b)には
前記円板(3b)よりやや大径にして洗浄ロ−ル(3)
が抜き差し可能の軸挿通孔(4)を開口し、その側壁
(2a)(2b)の外側に洗浄ブラシ(3)の軸(3
a)が挿通する孔を長孔(5a)にするとともに前記軸
挿通孔(4)を余裕をもって閉塞する大きさの取付板
(5)を取着し、この取付板(5)の外側には軸受
(7)を取付けるのであるが、取付板(5)と軸受
(7)との間に軸(3a)より僅かに径大の軸孔(6
a)をもつカバ−板(6)を介在させるようにし、その
軸受(7)とカバ−板(6)は一側に取着孔(33)を
設け他側にこの取着孔(33)を支点とする弧状孔(3
4)を穿設して軸受(7)とカバ−板(6)を重合する
と取着孔(33)と弧状孔(34)が合致するように構
成するのである。
前記円板(3b)よりやや大径にして洗浄ロ−ル(3)
が抜き差し可能の軸挿通孔(4)を開口し、その側壁
(2a)(2b)の外側に洗浄ブラシ(3)の軸(3
a)が挿通する孔を長孔(5a)にするとともに前記軸
挿通孔(4)を余裕をもって閉塞する大きさの取付板
(5)を取着し、この取付板(5)の外側には軸受
(7)を取付けるのであるが、取付板(5)と軸受
(7)との間に軸(3a)より僅かに径大の軸孔(6
a)をもつカバ−板(6)を介在させるようにし、その
軸受(7)とカバ−板(6)は一側に取着孔(33)を
設け他側にこの取着孔(33)を支点とする弧状孔(3
4)を穿設して軸受(7)とカバ−板(6)を重合する
と取着孔(33)と弧状孔(34)が合致するように構
成するのである。
【0022】また、下側の洗浄ブラシ(3)を取付ける
側壁(2a)(2b)部分には放射状に植設するブラシ
毛(3e)の径よりも抜き差しするに足るところの幾分
小径の軸挿通孔(4)を開口するのであって、その外側
に取着する取付板(5)とカバ−板(6)と軸受(7)
は前記上側の洗浄ブラシ(3)の取付けと同様のものに
してある。
側壁(2a)(2b)部分には放射状に植設するブラシ
毛(3e)の径よりも抜き差しするに足るところの幾分
小径の軸挿通孔(4)を開口するのであって、その外側
に取着する取付板(5)とカバ−板(6)と軸受(7)
は前記上側の洗浄ブラシ(3)の取付けと同様のものに
してある。
【0023】これによって、洗浄装置(A)の運転によ
り噴射し飛散する洗浄水の一部は側壁(2a)(2b)
に開口する軸挿通孔(4)から取付板(5)に設ける長
孔(5a)による軸(3a)と取付板(5)の隙間に至
るが、その水はカバ−板(6)によって遮られ軸挿通孔
(4)に返されて側壁(2a)(2b)をつたって落下
するようになり、また、洗浄ブラシ(3)の苗箱(a)
への摺擦作用が適当でないときは、軸受(7)とカバ−
板(6)を一体的に取付板(5)に対して取着孔(3
3)を支点とする回動により変位させることによって洗
浄ブラシ(3)の軸(3a)が軸挿通孔(4)と長孔
(5a)内を移動して調節されるのであって、この調節
によってもカバ−板(6)が軸受(7)と一緒に変位し
て飛散する水をカバ−板(6)により遮って軸受(7)
がわに侵入させないのである。
り噴射し飛散する洗浄水の一部は側壁(2a)(2b)
に開口する軸挿通孔(4)から取付板(5)に設ける長
孔(5a)による軸(3a)と取付板(5)の隙間に至
るが、その水はカバ−板(6)によって遮られ軸挿通孔
(4)に返されて側壁(2a)(2b)をつたって落下
するようになり、また、洗浄ブラシ(3)の苗箱(a)
への摺擦作用が適当でないときは、軸受(7)とカバ−
板(6)を一体的に取付板(5)に対して取着孔(3
3)を支点とする回動により変位させることによって洗
浄ブラシ(3)の軸(3a)が軸挿通孔(4)と長孔
(5a)内を移動して調節されるのであって、この調節
によってもカバ−板(6)が軸受(7)と一緒に変位し
て飛散する水をカバ−板(6)により遮って軸受(7)
がわに侵入させないのである。
【0024】そして、洗浄ロ−ル(3)を側壁(2a)
(2b)間から抜き出して交換するときは、軸受(7)
とカバ−板(6)諸共取付板(5)を側壁(2a)(2
b)から取り外すと洗浄ブラシ(3)は軸挿通孔(4)
から抜き出せて別の洗浄ブラシ(3)をこの軸挿通孔
(4)から差し込むことができ取り外した取付板(5)
の側壁(2a)(2b)への取付によって交換され洗浄
作業が再開されるのである。
(2b)間から抜き出して交換するときは、軸受(7)
とカバ−板(6)諸共取付板(5)を側壁(2a)(2
b)から取り外すと洗浄ブラシ(3)は軸挿通孔(4)
から抜き出せて別の洗浄ブラシ(3)をこの軸挿通孔
(4)から差し込むことができ取り外した取付板(5)
の側壁(2a)(2b)への取付によって交換され洗浄
作業が再開されるのである。
【0025】なお、以上の記載では洗浄ブラシ(3)の
取付装置に基づいて説明したのであるが、同様の手段を
水切り消毒装置(B)における水切りブラシ(26)の
取付けに用いてもよい結果をもたらすのである。
取付装置に基づいて説明したのであるが、同様の手段を
水切り消毒装置(B)における水切りブラシ(26)の
取付けに用いてもよい結果をもたらすのである。
【0026】
【考案の効果】本考案による洗浄ブラシの取付装置は以
上の説明から明らかなように、苗箱通過経路(1)の両
脇に設ける側壁(2a)(2b)間にロ−ル状の洗浄ブ
ラシ(3)を回転自在に横架して搬送される苗箱(a)
を洗浄ブラシ(3)と洗浄水により洗浄するものにおい
て、前記側壁(2a)(2b)に開口する洗浄ブラシ
(3)の軸挿通孔(4)をこの洗浄ブラシ(3)を抜き
差しするに足る大きさのものにし、側壁(2a)(2
b)の外側には前記洗浄ブラシ(3)の軸(3a)が通
る長孔(5a)を有する取付板(5)を取着するととも
に、該取付板(5)の外側に洗浄ブラシ(3)の軸(3
a)より僅かに径大の軸孔(6a)をもつカバ−板
(6)を介して軸受(7)を取付け、前記取付板(5)
に対して軸受(7)とカバ−板(6)を一体的に変位可
能に構成したことを特徴とするものであるから、洗浄ブ
ラシ(3)の苗箱通過経路(1)からの脱着を容易にし
て交換作業を便利なものにし、かつ、洗浄ブラシ(3)
を変位調節可能にしながらも洗浄水が軸受(7)がわに
侵入しないようになる効果がある。
上の説明から明らかなように、苗箱通過経路(1)の両
脇に設ける側壁(2a)(2b)間にロ−ル状の洗浄ブ
ラシ(3)を回転自在に横架して搬送される苗箱(a)
を洗浄ブラシ(3)と洗浄水により洗浄するものにおい
て、前記側壁(2a)(2b)に開口する洗浄ブラシ
(3)の軸挿通孔(4)をこの洗浄ブラシ(3)を抜き
差しするに足る大きさのものにし、側壁(2a)(2
b)の外側には前記洗浄ブラシ(3)の軸(3a)が通
る長孔(5a)を有する取付板(5)を取着するととも
に、該取付板(5)の外側に洗浄ブラシ(3)の軸(3
a)より僅かに径大の軸孔(6a)をもつカバ−板
(6)を介して軸受(7)を取付け、前記取付板(5)
に対して軸受(7)とカバ−板(6)を一体的に変位可
能に構成したことを特徴とするものであるから、洗浄ブ
ラシ(3)の苗箱通過経路(1)からの脱着を容易にし
て交換作業を便利なものにし、かつ、洗浄ブラシ(3)
を変位調節可能にしながらも洗浄水が軸受(7)がわに
侵入しないようになる効果がある。
【図1】上側の洗浄ブラシ取付手段の分解図である。
【図2】同洗浄ブラシ取付部の側面図である。
【図3】同取付部の縦断面図である。
【図4】下側の洗浄ブラシ取付部の側面図である。
【図5】同取付部の縦断面図である。
【図6】苗箱洗浄機の内部を示す側面図である。
【図7】同洗浄機全体の外観側面図である。
【図8】同洗浄機の平面図である。
1 苗箱通過経路 2a 側壁 2b 側壁 a 苗箱 3 洗浄ブラシ 3a 軸 4 軸挿通孔 5 取付板 5a 長孔 6 カバ−板 6a 軸孔 7 軸受
Claims (1)
- 【請求項1】 苗箱通過経路(1)の両脇に設ける側壁
(2a)(2b)間にロ−ル状の洗浄ブラシ(3)を回
転自在に横架して搬送される苗箱(a)を洗浄ブラシ
(3)と洗浄水により洗浄するものにおいて、前記側壁
(2a)(2b)に開口する洗浄ブラシ(3)の軸挿通
孔(4)をこの洗浄ブラシ(3)を抜き差しするに足る
大きさのものにし、側壁(2a)(2b)の外側には前
記洗浄ブラシ(3)の軸(3a)が通る長孔(5a)を
有する取付板(5)を取着するとともに、該取付板
(5)の外側に洗浄ブラシ(3)の軸(3a)より僅か
に径大の軸孔(6a)をもつカバ−板(6)を介して軸
受(7)を取付け、前記取付板(5)に対して軸受
(7)とカバ−板(6)を一体的に変位可能に構成した
ことを特徴とする苗箱洗浄機の洗浄ブラシ取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086286U JP2551503Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 苗箱洗浄機の洗浄ブラシ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086286U JP2551503Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 苗箱洗浄機の洗浄ブラシ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641447U JPH0641447U (ja) | 1994-06-03 |
JP2551503Y2 true JP2551503Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=13882597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992086286U Expired - Fee Related JP2551503Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 苗箱洗浄機の洗浄ブラシ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551503Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP1992086286U patent/JP2551503Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641447U (ja) | 1994-06-03 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |