JPH10305160A - 遊技媒体の研磨洗浄装置 - Google Patents

遊技媒体の研磨洗浄装置

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Publication number
JPH10305160A
JPH10305160A JP11557497A JP11557497A JPH10305160A JP H10305160 A JPH10305160 A JP H10305160A JP 11557497 A JP11557497 A JP 11557497A JP 11557497 A JP11557497 A JP 11557497A JP H10305160 A JPH10305160 A JP H10305160A
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JP
Japan
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polishing
game medium
tank
cleaning liquid
side wall
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Application number
JP11557497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kazunari Kawashima
一成 川嶋
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】研磨時に遊技媒体への汚れの逆付着がなく、研
磨の際に生じる埃の処理が不要な遊技媒体の研磨を実現
すること。 【解決手段】脱水研磨槽20とそれを回転させるための
回転手段25を具備する遊技媒体の研磨洗浄機10であ
って、脱水研磨槽20は、側壁の口径が底部21aから
最上部21bへ向かって連続的に拡大する回転可能な外
槽21と、外槽21内に配設する遊技媒体と洗浄液を収
容するための内槽22であって、側壁に複数の貫通部A
を形成し、側壁の内面側には研磨部Pを設け、外槽21
の口径より小さい口径で底部22aから最上部22bへ
向かって連続的に拡大する回転可能な内槽22とを有
し、脱水研磨槽20の上部には不回転に配設した遊技媒
体を排出するための遊技媒体排出部23と、不回転に配
設した洗浄液を排出するための洗浄液排出部24とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体の研磨洗
浄機に関し、特に複数の遊技機を並設した遊技島に当該
研磨洗浄機を設けた遊技媒体の研磨洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技媒体の研磨装置には遊技媒体
とプラスチック等で作られた粒状研磨材とを混合して攪
拌し、遊技媒体の汚れを粒状研磨材に付着させる研磨装
置があった。
【0003】また、遊技媒体を研磨材を混入した研磨ベ
ルトあるいは研磨材層を表層に有する研磨ベルトをベル
トコンベア状に回転させる機構を上下に配置して、その
ベルトとベルトの間に遊技媒体を挟んで移送させながら
遊技媒体の汚れを研磨ベルトに付着させる研磨装置もあ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の粒状研磨材を用いる研磨装置では、限られた
量の研磨材で多量の遊技媒体を研磨するので小まめに研
磨材を交換しないと粒状研磨材についた汚れが逆に遊技
媒体に付着してしまうという問題があった。
【0005】また、それに伴い、小まめに研磨材を交換
して洗浄しなければならず、手間がかかることも問題で
あった。
【0006】さらに、研磨によって擦り取られた粒状研
磨材の微粉やかけらの発生も多く、その処置に多くの時
間と労力を必要とするという問題点もあった。
【0007】一方、研磨ベルトを使用する研磨装置にお
いても研磨によって生ずる埃の処置や研磨ベルトの交換
と洗浄に手間が掛かるという問題点が解決されずにあっ
た。本発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、研磨時に逆に遊技媒体に汚れが付くという
ことがなく、さらに研磨の際に生じる埃の処理が不要な
遊技媒体の研磨洗浄装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項に存する。
【0009】[1]脱水研磨槽(20)と当該脱水研磨
槽(20)を回転させるための回転手段(25)を具備
する遊技媒体の研磨洗浄機(10)であって、前記脱水
研磨槽(20)は、側壁の口径が底部(21a)から最
上部(21b)へ向かって連続的に拡大する回転可能な
外槽(21)と、当該外槽(21)内に配設し、投入さ
れた遊技媒体と洗浄液とを遠心分離し、洗浄液の分離さ
れた遊技媒体を遠心力による応力で揚送するとともに研
磨するための内槽(22)であって、側壁に複数の貫通
部(A)を形成し、前記側壁の内面側には研磨部(P)
を設け、前記外槽(21)の口径より小さい口径で底部
(22a)から最上部(22b)へ向かって連続的に拡
大する前記外槽(21)と一体となって回転する内槽
(22)とを有し、前記脱水研磨槽(20)の上部には
不回転に配設した遊技媒体を排出するための遊技媒体排
出部(23)と、不回転に配設した洗浄液を排出するた
めの洗浄液排出部(24)とを具備し、前記回転手段
(25)による前記脱水研磨槽(20)の前記口径の中
心線が回転の中心線となる回転によって、前記内槽(2
2)に投入された遊技媒体の研磨および研磨した遊技媒
体の前記遊技媒体排出部(23)からの排出と、遊技媒
体からの洗浄液の分離および前記洗浄液排出部(24)
からの排出とが可能なことを特徴とする遊技媒体の研磨
洗浄機(10)。
【0010】[2]前記内槽(22)の側壁の内面側
に、該内槽(22)の回転中に前記遊技媒体が滑り落ち
ることなく前記遊技媒体排出部(23)まで上昇するよ
うに導くためのガイド部(G)を設けたことを特徴とす
る項1に記載の遊技媒体の研磨洗浄機(10)。
【0011】[3]遊技媒体と洗浄液を収容するための
脱水研磨槽(70)と当該脱水研磨槽(70)を回転さ
せるための回転手段(25)を具備する遊技媒体の研磨
洗浄機(60)であって、前記脱水研磨槽(70)は、
側壁の口径を底部(70a)から最上部(70b)へ向
かって連続的に拡大し、該側壁の内面側に上下方向に伸
びるよう形成した複数の凹部(C)と、該側壁の内面を
覆い、前記凹部(C)へ透水可能な研磨部(P)を有
し、前記脱水研磨槽(70)の上部には不回転に配設し
た遊技媒体を排出するための遊技媒体排出部(73)
と、不回転に配設した洗浄液を排出するための洗浄液排
出部(74)とを具備し、前記回転手段(25)による
前記脱水研磨槽(70)の前記口径の中心線が回転の中
心線となる回転によって、前記脱水研磨槽(70)に投
入された遊技媒体の研磨および研磨した遊技媒体の前記
遊技媒体排出部(73)からの排出と、遊技媒体からの
洗浄液の分離および前記洗浄液排出部(74)からの排
出とが可能なことを特徴とする遊技媒体の研磨洗浄機
(60)。
【0012】[4]前記脱水研磨槽(70)の側壁の前
記研磨部(P)側に、該脱水研磨槽(70)の回転中に
前記遊技媒体が滑り落ちることなく前記遊技媒体排出部
(73)まで上昇するように導くためのガイド部(G)
を設けたことを特徴とする項3に記載の遊技媒体の研磨
洗浄機(60)。
【0013】[5]複数の遊技機(M)を並設した遊技
島(I)に設け、遊技媒体の研磨洗浄機(10)と該研
磨洗浄機(10)に洗浄液を還元供給するための洗浄液
還元部(30)とを具備する遊技媒体の研磨洗浄装置
(D)であって、前記研磨洗浄機(10)は脱水研磨槽
(20)と当該脱水研磨槽(20)を回転させるための
回転手段(25)とを具備し、前記脱水研磨槽(20)
は、側壁の口径が底部(21a)から最上部(21b)
へ向かって連続的に拡大する回転可能な外槽(21)
と、当該外槽(21)内に配設し、投入された遊技媒体
と洗浄液とを遠心分離し、洗浄液の分離された遊技媒体
を遠心力による応力で揚送するとともに研磨するための
内槽(22)であって、側壁に複数の貫通部(A)を形
成し、前記側壁の内面側には研磨部(P)を設け、前記
外槽(21)の口径より小さい口径で底部(22a)か
ら最上部(22b)へ向かって連続的に拡大する前記外
槽(21)と一体となって回転する内槽(22)とを有
し、前記脱水研磨槽(20)の上部には不回転に配設し
た遊技媒体を排出するための遊技媒体排出部(23)
と、不回転に配設した洗浄液を排出するための洗浄液排
出部(24)とを具備し、前記回転手段(25)による
前記脱水研磨槽(20)の前記口径の中心線が回転の中
心線となる回転によって、前記内槽(22)に投入され
た遊技媒体の研磨および研磨した遊技媒体の前記遊技媒
体排出部(23)からの排出と、遊技媒体からの洗浄液
の分離および前記洗浄液排出部(24)からの排出とが
可能なことを特徴とする遊技媒体の研磨洗浄装置
(D)。
【0014】[6]前記内槽(22)の側壁の内面側
に、該内槽(22)の回転中に前記遊技媒体が滑り落ち
ることなく前記遊技媒体排出部(23)まで上昇するよ
うに導くためのガイド部(G)を設けたことを特徴とす
る項5に記載の遊技媒体の研磨洗浄装置(D)。
【0015】[7]複数の遊技機(M)を並設した遊技
島(I)に設け、遊技媒体の研磨洗浄機(60)と該研
磨洗浄機(60)に洗浄液を還元供給するための洗浄液
還元部(30)とを具備する遊技媒体の研磨洗浄装置
(D)であって、前記研磨洗浄機(60)は、遊技媒体
と洗浄液を収容するための脱水研磨槽(70)と当該脱
水研磨槽(70)を回転させるための回転手段(25)
とを具備し、前記脱水研磨槽(70)は、側壁の口径を
底部(70a)から最上部(70b)へ向かって連続的
に拡大し、該側壁の内面側に上下方向に伸びるよう形成
した複数の凹部(C)と、該側壁の内面を覆い、前記凹
部(C)へ透水可能な研磨部(P)を有し、前記脱水研
磨槽(70)の上部には不回転に配設した遊技媒体を排
出するための遊技媒体排出部(73)と、不回転に配設
した洗浄液を排出するための洗浄液排出部(74)とを
具備し、前記回転手段(25)による前記脱水研磨槽
(70)の前記口径の中心線が回転の中心線となる回転
によって、前記脱水研磨槽(70)に投入された遊技媒
体の研磨および研磨した遊技媒体の前記遊技媒体排出部
(73)からの排出と、遊技媒体からの洗浄液の分離お
よび前記洗浄液排出部(74)からの排出とが可能なこ
とを特徴とする遊技媒体の研磨洗浄装置(D)。
【0016】[8]前記脱水研磨槽(70)の側壁の前
記研磨部(P)側に、該脱水研磨槽(70)の回転中に
前記遊技媒体が滑り落ちることなく前記遊技媒体排出部
(73)まで上昇するように導くためのガイド部(G)
を設けたことを特徴とする項7に記載の遊技媒体の研磨
洗浄装置(D)。
【0017】次に作用を説明する。
【0018】研磨洗浄機(10)を回転させる。その中
に給水管(33)を介して洗浄液を導入すると、導入さ
れた洗浄液は内槽(22)に入るが、回転による遠心力
により内槽(22)内に張り付けられた研磨部(P)を
通り、さらに内槽(22)に開けられた貫通部(A)か
ら外槽(21)に送り込まれる。外槽(21)に送り込
まれた洗浄液には、引き続き遠心力が作用し、洗浄液は
外槽(21)の内壁を伝って上方に送り出される。そし
て、上部の開口(21b)から遠心力により飛び出す。
その飛び出た洗浄液は洗浄液排出部(24)から排出さ
れ、回収される。
【0019】一方、遊技媒体は螺旋体(42)で押し込
まれ、円筒体(Y)の上向き開口から内槽(22)内に
連続的に導入される。
【0020】導入された遊技媒体は注入されている洗浄
液により濡らされ、遊技媒体の汚れを浮き上がらせ、遠
心分離により遊技媒体から分離され、洗浄液とともに外
槽(21)を介して遊技媒体排出部(23)から排出さ
れる。
【0021】また、遊技媒体は研磨部(P)に擦り付け
られながら上昇するので光沢が発するように研磨され
る。揚送された遊技媒体は外槽(21)の最上部(21
b)より上部に設けた内槽(22)の最上部(22b)
から前記遊技媒体排出部(23)を介して排出される。
【0022】このようにして、遊技媒体は研磨の際に研
磨材によって落とされた汚れが逆に遊技媒体に付着する
ことはなく、さらに研磨の際に生じる埃の処理が不要な
ので人間による清掃の手間が一切省ける。
【0023】項2に記載したように、前記内槽(22)
の側壁の内面側に、ガイド部(G)を設けたものにあっ
ては、該内槽(22)の回転中に前記遊技媒体が内槽
(22)の側壁から滑り落ちることを減少させることが
できるので、前記遊技媒体排出部(23)からの遊技媒
体の排出が促進される。
【0024】項3に記載したものにおいては、回転手段
(25)による前記脱水研磨槽(70)の前記口径の中
心線が回転の中心線となる回転によって、遊技媒体と洗
浄液が回転するように運動を始め、その運動中に遊技媒
体は洗浄液によって汚れが落とされる。さらに、遊技媒
体は前記脱水研磨槽(70)の回転によって生じた遠心
力によって前記脱水研磨槽(70)の側壁の内面側に設
けられた研磨部(P)に押し付けられるようにして擦り
付けられ、洗浄液によっては落とされなかった汚れが落
とされる。
【0025】記脱水研磨槽(70)の側壁は底部(70
a)から最上部(70b)へ向かって口径が連続的に拡
大しているので、脱水研磨槽(70)が回転すると遊技
媒体と洗浄液はそれらに作用する遠心力の側壁の上方に
向かう成分によって側壁に沿って上昇する。さらに洗浄
液は遠心力によって側壁の内面側に設けられた透水可能
な研磨部(P)を通って前記凹部(C)へ送り込まれ
る。前記凹部(C)へ入った洗浄液は遠心力の側壁上向
き方向の分力を受けて該凹部内をさらに上昇して洗浄液
排出部(74)から排出される。遊技媒体はさらに上昇
して前記遊技媒体排出部(73)に至るとそこから排出
されて受入れタンク50に回収される。
【0026】このようにして、遊技媒体は研磨の際に研
磨材によって落とされた汚れが逆に遊技媒体に付着する
ことはなく、さらに研磨の際に生じる埃の処理が不要な
ので人間による清掃の手間が一切省ける。
【0027】項4に記載したものにあっては、前記脱水
研磨槽(70)の側壁の前記研磨部(P)側に、遊技媒
体を前記遊技媒体排出部(73)まで上昇するように導
くためのガイド部(G)を設けてあるので該脱水研磨槽
(70)の回転中に前記遊技媒体が滑り落ちることを減
少させることができるので、前記遊技媒体排出部(7
3)からの遊技媒体の排出が促進される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明である
遊技媒体の研磨洗浄機の各種実施の形態を説明する。
【0029】図1から図5は本発明の第1の実施の形態
を示している。
【0030】図1に示すように、研磨洗浄機10は脱水
研磨槽20と当該脱水研磨槽20を回転させるための回
転手段25とを具備している。
【0031】脱水研磨槽20は、外槽21と内槽22の
2つの槽を有している。外槽21は底部21aから最上
部21bへ向かって口径が連続的に拡大する形状を有し
ている。内槽22は遊技媒体と洗浄液が投入されるもの
であり、外槽21と同様に底部22aから最上部22b
へ向かって口径が連続的に拡大する形状を有している。
【0032】図2および図4(A)に示したように内槽
22の側壁の外側には底部22aから最上部22bまで
外槽21の外壁との間に間隙Sが設けられている。間隙
Sは外槽21および内槽22の底部21a、22aから
側壁の最上部まで設けられているが、外槽21の底部2
1aと内槽22の底部22aとは密着して固定されてい
る。
【0033】図1に示したように内槽22の側壁には内
槽22の内側から間隙Sへ洗浄液のみを流通させるため
の複数の貫通部Aが形成されている。貫通部Aは小孔で
もよいし、また、スリット状に形成してもよい。
【0034】図2および図3に示したように、内槽22
の側壁の内面側には遊技媒体を研磨するための研磨部P
が設けられている。研磨部Pは透水性が高く摩擦に強い
不織布あるいは防弾チョッキに使用されるアラミン繊維
等で作られた布を貼着してある。
【0035】図1に示したように、脱水研磨槽20の上
部には脱水研磨槽20の回転中に上昇してくる遊技媒体
を脱水研磨槽20から排出するための遊技媒体排出部2
3と洗浄液排出部24が脱水研磨槽20の回転にかかわ
らず、所定の位置に固定されるよう不回転に配設されて
いる。内槽22の上部には遊技媒体を遊技媒体排出部2
3へ飛び出させるための排出口21dが形成されてい
る。また、遊技媒体排出部23より下には同様に外槽2
1の回転中に上昇してくる洗浄液を脱水研磨槽20から
排出するための洗浄液排出部24が不回転に配設されて
いる。
【0036】回転手段25は脱水研磨槽20の最上部の
中心に設けたプーリー25aと当該プーリー25aと後
出の駆動モータに渡して掛けられたタイミングベルトB
を有している。
【0037】図4(A)、(B)に図示したように、脱
水研磨槽20の底部の中心には底部を貫通して脱水研磨
槽20内に突き出すように円筒体Yが設けられている。
内槽22の底面と外槽21の底面は、互いに密着固定さ
れ一体化されている。脱水研磨槽20内に突き出した円
筒体Yの側面に沿うように起立した起立部21c、22
cが形成されており、その上に張り付けられた研磨材あ
るいはゴム等のクッション材22a、22cにより、遊
技媒体の投入時の衝撃や音を吸収する。
【0038】外槽21の底部21aの外側には円筒体Y
を囲繞するように3つの薄い円盤状の支持ローラLが回
転自在に取り付けられている。各支持ローラLは一点が
円筒体Yの側面に当接する位置に配置されており、脱水
研磨槽20が回転したときに各支持ローラLも円筒体Y
の側面に当接しながら回転することによって脱水研磨槽
20の回転をスムーズ且つ安定したものにするためのも
のである。なお、ローラLは薄い円盤状ではなく厚みの
あるものでもよく、また、ローラLの数は3つ以上でも
よい。
【0039】図5には内槽22の側壁の内面側に設けた
3つのガイド部Gが示されている。ガイド部Gは内槽2
2の側壁の内面から内槽22の長手方向の中心線に向っ
て突起し、底部22a側から最上部22b側へ延びるよ
うに延設されている。ガイド部Gは脱水研磨槽20の回
転中に遊技媒体が遠心力によって内槽22の側壁の内面
を遊技媒体排出部23まで昇り上がるときに、遠心力を
より強めて効率良く排出させるためのものである。図に
は3つのガイド部Gを直線的に設けたように示してある
が、数は3つに限らず、また、形状も底部22a側を回
転の進行方向とし、底部22a側から最上部22b側へ
近づくに従って内槽22の側壁の内面を後方に向かって
緩い螺旋を描くように形成したものにしてもよく、突起
の方向も長手方向の中心線に向かうものに限られない。
【0040】次に作用を説明する。
【0041】図1において、研磨洗浄機10を回転させ
る。その中に給水管33を介して洗浄液を導入すると、
導入された洗浄液は内槽22に入るが、回転による遠心
力により内槽22内に張り付けられた研磨部Pを通り、
さらに内槽22に開けられた貫通部Aから外槽21に送
り込まれる。外槽21に送り込まれた洗浄液には、引き
続き遠心力が作用し、洗浄液は外槽21の内壁を伝って
上方に送り出される。そして、上部の開口21bから遠
心力により飛び出す。その飛び出た洗浄液は洗浄液排出
部24から排出され、回収される。
【0042】洗浄液には通常、水を使用するが、水を還
元使用する場合は遊技媒体に対する防錆効果を高め、界
面活性効果を高めて洗浄力の高い状態にするため、高周
波電解処理をした水を使用する。
【0043】一方、遊技媒体は螺旋体42で押し込ま
れ、円筒体Yの上向き開口から内槽22内に連続的に導
入される。
【0044】導入された遊技媒体は注入されている洗浄
液により濡らされ、遊技媒体の汚れを浮き上がらせ、遠
心分離により遊技媒体から分離され、洗浄液とともに外
槽21を介して遊技媒体排出部23から排出される。
【0045】また、遊技媒体は研磨部Pに擦り付けられ
ながら上昇するので光沢が発するように研磨される。揚
送された遊技媒体は外槽21の最上部21bより上部に
設けた内槽22の最上部22bから前記遊技媒体排出部
23を介して排出される。
【0046】このようにして、遊技媒体は研磨の際に研
磨材によって落とされた汚れが逆に遊技媒体に付着する
ことはなく、さらに研磨の際に生じる埃の処理が不要な
ので人間による清掃の手間が一切省ける。また、研磨部
Pについた汚れも洗浄水によって洗い落とされるので、
メインテナンスも向上する。なお、研磨部Pは研磨機1
0の動作中に遊技媒体の衝突等によって脱水研磨槽20
内で発生する音を減じる消音効果を発揮する。
【0047】図5に示したように、内槽22の側壁の内
面側に、ガイド部Gを設けたものにあっては、内槽22
の回転中に内槽22の側壁に押し付けられながら上昇す
る遊技媒体がガイド部Gの回転方向側に集まり、押し付
けられるので、上昇途中で滑り落ちることが減少し、遊
技媒体排出部23からの遊技媒体の排出がより促進され
る。
【0048】図6から図7は本発明の第2の形態を示し
ている。
【0049】本実施の形態が前記第1の実施の形態と異
なる特徴を有するのは脱水研磨槽70であるので、回転
手段や底部の円筒体Y、支持ローラL等については図示
及び説明を省略する。
【0050】図6に示した研磨洗浄機60の脱水研磨槽
70は、側壁の口径が底部70aから最上部70bへ向
かって連続的に拡大するように形成されている。
【0051】側壁の内面側には全周に亙って洗浄水を導
くための上下方向に伸びる凹部Cが形成されている。
【0052】側壁の内面には前記実施の形態と同様の透
水姓のある素材で作られた布状体を貼着して作られた研
磨部Pを有している。さらに、研磨部Pの耐久性を高め
るための防護材70pも前記実施の形態と同様に設けら
れている。
【0053】脱水研磨槽70の上部には遊技媒体を排出
するための遊技媒体排出部73が不回転に配設されてお
り、その下位には洗浄液を排出するための洗浄液排出部
74が不回転に配設されている。また、脱水研磨槽70
の側壁の研磨部P側に、脱水研磨槽70の回転中に遊技
媒体が滑り落ちることなく遊技媒体排出部73まで上昇
するように導くために、前記第1の実施の形態を示した
図5に図示されたガイド部Gを設けてもよい。
【0054】次に作用を説明する。
【0055】第1の実施の形態と同様に遊技媒体と洗浄
水が投入された脱水研磨槽70は回転手段25によって
その長手方向の中心線が回転の中心線となる回転が与え
られる。遊技媒体と洗浄水は脱水研磨槽70の回転と同
方向に回転するように運動を始める。遊技媒体はその運
動中に洗浄水によって汚れが落とされる。遊技媒体は遠
心力によって脱水研磨槽70の側壁の内面側に設けられ
た研磨部Pに押し付けられるようにして擦り付けられ、
洗浄水によっては落とされなかった汚れも落とされる。
【0056】脱水研磨槽70の側壁は底部70aから最
上部70bへ向かって口径が連続的に拡大しているの
で、脱水研磨槽70が回転すると遊技媒体と洗浄水はそ
れらに作用する遠心力の側壁の上方に向かう成分によっ
て側壁に沿って上昇する。さらに洗浄液には脱水研磨槽
70の回転に起因する遠心力が働いているので遠心分離
され側壁の内面側に設けられた透水可能な研磨部Pに強
く押され、そこを通過して凹部Cへ侵入する。侵入した
洗浄液は凹部内を上昇して洗浄液排出部74から排出さ
れる。遊技媒体はさらに研磨部P上を上昇して研磨され
ながら脱水研磨槽70の排出口に至ると、そこを経て遊
技媒体排出部73から排出される。
【0057】このようにして、遊技媒体は研磨の際に研
磨材によって落とされた汚れが逆に遊技媒体に付着する
ことはなく、さらに研磨の際に生じる埃の処理が不要な
ので人間による清掃の手間が一切省ける。また、脱水研
磨槽の構造が多重構造ではなく単一構造であるので製造
が容易である。
【0058】なお、第1の実施の形態と同様に、脱水研
磨槽70の側壁の研磨部P側に、遊技媒体を遊技媒体排
出部73まで上昇するように導くためのガイド部Gを設
ければ、脱水研磨槽70の回転中に脱水研磨槽70の側
壁を上昇する遊技媒体が滑り落ちることを減少させるこ
とができるので、遊技媒体排出部73からの遊技媒体の
排出を促進させることができる。
【0059】図8および図9は本発明の複数の遊技機を
並設した遊技島に設ける遊技媒体の研磨洗浄装置であっ
て、上記した遊技媒体の研磨洗浄機を具備するものの一
の実施の形態を示している。
【0060】なお、上記第1の形態と同種の部位には同
一符号を付し、重複した説明を省略する。
【0061】本実施の形態では、遊技機島Iに並設した
遊技機Mはパチンコ機であり、遊技媒体はパチンコ球で
ある。
【0062】図8に示すように、研磨洗浄装置Dは遊技
機島Iの下部で天板Tよりも下位に設けられている。
【0063】研磨洗浄装置Dは、研磨洗浄機10と研磨
洗浄機10に洗浄液を還元供給するための洗浄液還元部
30とを具備している。研磨洗浄機10は既に第1の実
施の形態あるいは第2の実施の形態として説明したもの
と同様であるので詳しい説明はしない。また、洗浄液は
水として説明する。
【0064】研磨洗浄機10の底部にはパチンコ球を脱
水研磨槽20内に導入するためのパチンコ球導入手段4
0が連結されている。
【0065】パチンコ球導入手段40は遊技機島Iの底
部に設置され、遊技に使用されて各パチンコ機Mから排
出されたパチンコ球を回収するための回収樋91の最下
位部に設けられたパチンコ球取込み口41、該取込み口
41から取り込んだパチンコ球を研磨洗浄機10の脱水
研磨槽20の底部の下方まで移送するための球送り螺旋
体42、該球送り螺旋体42を駆動するモータm2およ
び脱水研磨槽20の底部と球送り螺旋体42の端部を連
結する球送り管Yを具備している。ここで、球送り管Y
は前記の実施の態様において円筒体Yと記したものに相
当する。
【0066】洗浄液還元部30は、洗浄水を貯留するた
めの貯留水槽31と、フィルターFと、それらを連結す
る導水管34と、給水ポンプ32と、当該給水ポンプ3
2によって汲み上げられた洗浄水を研磨洗浄機10の脱
水研磨槽20内に導く給水管33と、脱水研磨槽20の
洗浄液排出部24と貯留水槽31とを連結する連結管3
5等を具備している。
【0067】給水ポンプ32は一端が貯留水槽31の底
部近くに連結された導水管34と連結され、貯留水槽3
1と給水ポンプ32の間にはフィルターFが設けられて
いる。
【0068】一端が給水ポンプ32に連結された給水管
33は、もう一端が脱水研磨槽20の上部に設けられた
プーリー25aの中央を通って脱水研磨槽20の内部に
延びている。
【0069】貯留水槽31の上にはまた、補水弁Vが載
設されており、補水弁Vには水を補給するために水道か
ら引いた補水管36が連結されている。貯留水槽31に
は、内部に貯留された洗浄水の量を測るためのレベルセ
ンサLSが取り付けられており、貯留された洗浄水の量
が所定量に達していないことをレベルセンサLSが検知
すると制御手段(図示せず)によって補水弁Vが開か
れ、貯留水槽31内への給水が行われる。
【0070】貯留水槽31の上にはさらに、脱水研磨槽
20を回転させるための駆動モータm2が載設されてい
る。脱水研磨槽20の回転は脱水研磨槽20側に設けら
れたプーリー25aと駆動モータm1の出力軸に設けら
れたプーリー25bとにはタイミングベルトBが架け渡
されている。
【0071】研磨洗浄機10を挟んで貯留水槽31の反
対側には研磨洗浄機10によって研磨洗浄され、遊技媒
体排出部23から排出されたパチンコ球を受け入れる受
入れタンク50が配設されている。受入れタンク50の
内部には、研磨洗浄機10の遊技媒体排出部23から排
出され落下してきたパチンコ球を受け止め、整列させる
ために相対する側壁から互い違いに下向する板状体51
が設けられている。
【0072】受入れタンク50の内部の底部52は緩や
かに下向してパチンコ球排出口53へと続いている。パ
チンコ球排出口53には渦気流でパチンコ球を移送する
移送管54が連結されている。移送管はパチンコ球を各
遊技機Mに供給する遊技機島Iの上部で遊技機島Iの長
手方向に沿って延設された供給樋に揚送する揚送手段
(図示せず)に連結されている。
【0073】受入れタンク50の上部には受け入れたパ
チンコ球を乾燥させ、殺菌するための熱風を送り込む送
風管55が連結されている。
【0074】次に作用を説明する。
【0075】なお、研磨洗浄機10の作用は既に説明し
たので、重複を避けて省略する。
【0076】図8において、遊技中に遊技機Mで使用さ
れたパチンコ球は各遊技機Mに設けられた球計数機(図
示せず)によって計数された後、遊技機島Iの底部近く
に遊技機島Iの長手方向に沿って延設された回収樋91
へ流される。
【0077】パチンコ球は回収樋91をその最下位部に
向かって自然に流れ、そこに設けられたパチンコ球取込
み口41からパチンコ球導入手段40内に取り込まれ
る。取り込まれたパチンコ球は駆動するモータm2によ
って動作する球送り螺旋体42によって研磨洗浄機10
の脱水研磨槽20の底部中心下方に設けられた球送り管
Yまで移送される。球送り管Yまで移送されたパチンコ
球は圧力を掛けて球送り管Yの開いた口から脱水研磨槽
20内に送り込まれる。
【0078】一方、洗浄液還元部30の給水ポンプ32
によって貯留水槽31から導水管34を通して洗浄水が
汲み上げられる。洗浄水は給水ポンプ32に至る前にフ
ィルターFによって濾過され、浄化される。フィルター
Fを通った洗浄水は給水ポンプ32によって給水管33
を通して研磨洗浄機10の脱水研磨槽20の内部へ給水
される。洗浄水の量はパチンコ球が濡れる程度か、多少
浸る程度が適切である。
【0079】給水が済むと前記したように研磨洗浄機1
0によってパチンコ球が研磨洗浄され、洗浄水は洗浄液
排出部24から排出され連結管35を通して貯留水槽3
1に戻される。なお、フィルターFを前記の場所ではな
く、連結管35に設けて洗浄水を濾過洗浄した後に貯留
水槽31に戻すようにしてもよい。
【0080】このような還元使用によって、洗浄水は約
95パーセント回収される。研磨洗浄機10の動作によ
って徐々に減少する洗浄液還元部30内の洗浄水は貯留
水槽31に取り付けられたレベルセンサLSによって貯
留水槽31内の水量を検知し管理される。貯留水槽31
内の水量が所定の水量を切ったことをレベルセンサLS
が検知すると制御手段(図示せず)によって補水弁Vが
開かれ、水道から引いた補水管36を通して貯留水槽3
1内への給水が行われる。
【0081】研磨洗浄機10によって研磨洗浄されたパ
チンコ球は、遊技媒体排出部23から排出され、遊技媒
体排出部23の下方に受入れ口を配置した受入れタンク
50に落下する。受入れタンク50内に落下したパチン
コ球は、側壁から互い違いに下向する板状体51に受け
止められ、その傾斜に従って下方へ転がり落ち、ひとつ
下に設けられた板状体51に受け止められる。これを繰
り返して受入れタンク50の内部の底部52に達する
が、その間、受入れタンク50の上部に設けられた送風
管55から送り込まれる熱風によってパチンコ球は完全
に乾燥されるとともに、殺菌も行われる。
【0082】受入れタンク50の内部の底部52に至っ
たパチンコ球は緩やかに下降してパチンコ球排出口53
へと至る。パチンコ球排出口53を通ると渦気流でパチ
ンコ球を移送する移送管54によって揚送手段(図示せ
ず)まで移送され、揚送手段によって供給樋に供給され
て再度、各遊技機Mに補給される。
【0083】なお、移送管54はパチンコ球導入手段4
0の螺旋体42と同様の機構によってパチンコ球を移送
するものとしてもよい。
【0084】このように研磨洗浄装置Dによれば、洗浄
液を殆ど閉じた循環系で還元使用するので湿式の研磨装
置でありながら洗浄液の殆どが回収され、したがって、
湿気による遊技機および遊技機島への悪影響は皆無であ
る。
【0085】また、研磨によって生じる埃の処理が不要
であり、洗浄水を浄化するためのフィルターの交換ある
いは洗浄も数カ月ごとに行えばよいので、手間がかから
ずメインテナンスに優れている。
【0086】また、洗浄液は洗剤等を混入する必要もな
く、水道水のみでよいので環境汚染のないことも優れた
特徴である。
【0087】また、研磨洗浄の際に生じる音も小さいの
で遊技場内の騒音の原因の一つが解消される。
【0088】
【発明の効果】本発明にかかる研磨洗浄機によれば、研
磨時に逆に遊技媒体に汚れが付くということがなく、さ
らに研磨の際に生じる埃の処理が不要で、環境にも悪影
響を及ぼすことなく遊技媒体の研磨洗浄をすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる遊技媒体の
研磨洗浄機を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる遊技媒体の
研磨洗浄機の脱水研磨槽の二重構造を示す略示図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる遊技媒体の
研磨洗浄機の脱水研磨槽の内側を示す略示図である。
【図4】(A)は本発明の第1の実施の形態にかかる遊
技媒体の研磨洗浄機の脱水研磨槽の底部の一部を示す断
面図である。(B)は本発明の第1の実施の形態にかか
る遊技媒体の研磨洗浄機の脱水研磨槽を略示する平面図
である。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる遊技媒体の
研磨洗浄機の脱水研磨槽のガイド部を示す簡略斜視図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる遊技媒体の
研磨洗浄機を示す簡略斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかる遊技媒体の
研磨洗浄機の脱水研磨槽の二重構造を示す略示図であ
る。
【図8】複数の遊技機を並設した遊技島に設ける遊技媒
体の研磨洗浄装置であって、本発明の実施の形態にかか
る遊技媒体の研磨洗浄機を具備する研磨洗浄装置の正面
図である。
【図9】複数の遊技機を並設した遊技島に設ける遊技媒
体の研磨洗浄装置であって、本発明の実施の形態にかか
る遊技媒体の研磨洗浄機を具備する研磨洗浄装置の平面
図である。
【符号の説明】
10…研磨洗浄機 20…脱水研磨槽 21…外槽 21a…外槽の底部 21b…外槽の最上部 22…内槽 22a…内槽の底部 22b…内槽の最上部 23…遊技媒体排出部 24…洗浄液排出部 25…回転手段 60…研磨洗浄機 70…脱水研磨槽 70a…脱水研磨槽の底部 70b…脱水研磨槽の最上部 73…遊技媒体排出部 74…洗浄液排出部 A…貫通部 C…凹部 D…研磨洗浄装置 G…ガイド部 I…遊技島 M…遊技機 P…研磨部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱水研磨槽と当該脱水研磨槽を回転させる
    ための回転手段を具備する遊技媒体の研磨洗浄機であっ
    て、 前記脱水研磨槽は、側壁の口径が底部から最上部へ向か
    って連続的に拡大する回転可能な外槽と、当該外槽内に
    配設し、投入された遊技媒体と洗浄液とを遠心分離し、
    洗浄液の分離された遊技媒体を遠心力による応力で揚送
    するとともに研磨するための内槽であって、側壁に複数
    の貫通部を形成し、前記側壁の内面側には研磨部を設
    け、前記外槽の口径より小さい口径で底部から最上部へ
    向かって連続的に拡大する前記外槽と一体となって回転
    する内槽とを有し、 前記脱水研磨槽の上部には不回転に配設した遊技媒体を
    排出するための遊技媒体排出部と、不回転に配設した洗
    浄液を排出するための洗浄液排出部とを具備し、 前記回転手段による前記脱水研磨槽の前記口径の中心線
    が回転の中心線となる回転によって、前記内槽に投入さ
    れた遊技媒体の研磨および研磨した遊技媒体の前記遊技
    媒体排出部からの排出と、遊技媒体からの洗浄液の分離
    および前記洗浄液排出部からの排出とが可能なことを特
    徴とする遊技媒体の研磨洗浄機。
  2. 【請求項2】前記内槽の側壁の内面側に、該内槽の回転
    中に前記遊技媒体が滑り落ちることなく前記遊技媒体排
    出部まで上昇するように導くためのガイド部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体の研磨洗浄
    機。
  3. 【請求項3】遊技媒体と洗浄液を収容するための脱水研
    磨槽と当該脱水研磨槽を回転させるための回転手段を具
    備する遊技媒体の研磨洗浄機であって、 前記脱水研磨槽は、側壁の口径を底部から最上部へ向か
    って連続的に拡大し、該側壁の内面側に上下方向に伸び
    るよう形成した複数の凹部と、該側壁の内面を覆い、前
    記凹部へ透水可能な研磨部を有し、 前記脱水研磨槽の上部には不回転に配設した遊技媒体を
    排出するための遊技媒体排出部と、不回転に配設した洗
    浄液を排出するための洗浄液排出部とを具備し、 前記回転手段による前記脱水研磨槽の前記口径の中心線
    が回転の中心線となる回転によって、前記脱水研磨槽に
    投入された遊技媒体の研磨および研磨した遊技媒体の前
    記遊技媒体排出部からの排出と、遊技媒体からの洗浄液
    の分離および前記洗浄液排出部からの排出とが可能なこ
    とを特徴とする遊技媒体の研磨洗浄機。
  4. 【請求項4】前記脱水研磨槽の側壁の前記研磨部側に、
    該脱水研磨槽の回転中に前記遊技媒体が滑り落ちること
    なく前記遊技媒体排出部まで上昇するように導くための
    ガイド部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊
    技媒体の研磨洗浄機。
  5. 【請求項5】複数の遊技機を並設した遊技島に設け、遊
    技媒体の研磨洗浄機と該研磨洗浄機に洗浄液を還元供給
    するための洗浄液還元部とを具備する遊技媒体の研磨洗
    浄装置であって、 前記研磨洗浄機は脱水研磨槽と当該脱水研磨槽を回転さ
    せるための回転手段とを具備し、 前記脱水研磨槽は、側壁の口径が底部から最上部へ向か
    って連続的に拡大する回転可能な外槽と、当該外槽内に
    配設し、投入された遊技媒体と洗浄液とを遠心分離し、
    洗浄液の分離された遊技媒体を遠心力による応力で揚送
    するとともに研磨するための内槽であって、側壁に複数
    の貫通部を形成し、前記側壁の内面側には研磨部を設
    け、前記外槽の口径より小さい口径で底部から最上部へ
    向かって連続的に拡大する前記外槽と一体となって回転
    する内槽とを有し、 前記脱水研磨槽の上部には不回転に配設した遊技媒体を
    排出するための遊技媒体排出部と、不回転に配設した洗
    浄液を排出するための洗浄液排出部とを具備し、 前記回転手段による前記脱水研磨槽の前記口径の中心線
    が回転の中心線となる回転によって、前記内槽に投入さ
    れた遊技媒体の研磨および研磨した遊技媒体の前記遊技
    媒体排出部からの排出と、遊技媒体からの洗浄液の分離
    および前記洗浄液排出部からの排出とが可能なことを特
    徴とする遊技媒体の研磨洗浄装置。
  6. 【請求項6】前記内槽の側壁の内側に、該内槽の回転中
    に前記遊技媒体が滑り落ちることなく前記遊技媒体排出
    部まで上昇するように導くためのガイド部を設けたこと
    を特徴とする請求項5に記載の遊技媒体の研磨洗浄装
    置。
  7. 【請求項7】複数の遊技機を並設した遊技島に設け、遊
    技媒体の研磨洗浄機と該研磨洗浄機に洗浄液を還元供給
    するための洗浄液還元部とを具備する遊技媒体の研磨洗
    浄装置であって、 前記研磨洗浄機は、遊技媒体と洗浄液を収容するための
    脱水研磨槽と当該脱水研磨槽を回転させるための回転手
    段とを具備し、 前記脱水研磨槽は、側壁の口径を底部から最上部へ向か
    って連続的に拡大し、該側壁の内面側に上下方向に伸び
    るよう形成した複数の凹部と、該側壁の内面を覆い、前
    記凹部へ透水可能な研磨部を有し、 前記脱水研磨槽の上部には不回転に配設した遊技媒体を
    排出するための遊技媒体排出部と、不回転に配設した洗
    浄液を排出するための洗浄液排出部とを具備し、 前記回転手段による前記脱水研磨槽の前記口径の中心線
    が回転の中心線となる回転によって、前記脱水研磨槽に
    投入された遊技媒体の研磨および研磨した遊技媒体の前
    記遊技媒体排出部からの排出と、遊技媒体からの洗浄液
    の分離および前記洗浄液排出部からの排出とが可能なこ
    とを特徴とする遊技媒体の研磨洗浄装置。
  8. 【請求項8】前記脱水研磨槽の側壁の前記研磨部側に、
    該脱水研磨槽の回転中に前記遊技媒体が滑り落ちること
    なく前記遊技媒体排出部まで上昇するように導くための
    ガイド部を設けたことを特徴とする請求項7に記載の遊
    技媒体の研磨洗浄装置。
JP11557497A 1997-05-06 1997-05-06 遊技媒体の研磨洗浄装置 Pending JPH10305160A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004208936A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Aruze Corp 遊技機
JP2009261781A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Mitsubishi Electric Corp 遠心脱水装置
JP2012095741A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット、洗浄装置
JPWO2015064158A1 (ja) * 2013-10-30 2017-03-09 新東工業株式会社 遠心バレル機用のバレル槽、その製造方法、及び遠心バレル研磨機

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