JP2013223703A - 遊技球揚送機 - Google Patents

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捷右 吉川
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Abstract

【課題】研磨布の交換作業が容易に行えるようになるうえ、揚送時に不具合が生じない遊技球揚送機の提供。
【解決手段】遊技球Pの直径に応じて設定された幅を有する幅の狭い研磨材11を採用したので、研磨材11が幅方向に弛むことがなく、その交換作業が容易に行えるようになる。しかも、研磨材11を溝形レール部材15の内部に収納し、遊技球Pを溝形レール部材15で案内するとともに研磨材11に向かって押し付けながら、遊技球Pを移動させるようにしたので、遊技球Pも、溝形レール部材15から外れることがなくなり、遊技球P同士の干渉が防止され、遊技球Pの干渉に起因する搬送ベルト103 及び溝形レール部材15の損傷や、遊技球Pの詰まりが防止され、さらには、揚送動作の故障停止も防止され、従って、不具合の発生を未然に防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、上下に離間して配置された上方ローラ及び下方ローラと、環状に形成された弾性体からなるとともに、前記上方ローラ及び前記下方ローラの間に張力が加えられた状態で架け渡された搬送ベルトと、この搬送ベルトの上昇する部分に対向して設けられた研磨材とを備え、遊技球を研磨しながら上方へ搬送する遊技球揚送機に関するものである。
従来から、遊技領域に向かって遊技球を発射し、遊技球が遊技領域に設けられた入賞口に入ると、所定数の賞球が遊技者に払い出されるパチンコ機等の弾球遊技機が利用されている。一般的な弾球遊技機では、重力を利用して賞球の払出を行っている。
例えば、パチンコ機では、上方から供給される遊技球を、その裏面上部に配置された球貯留タンクで受け、遊技球が入賞口に入ると、重力を利用して、球貯留タンクで受けた遊技球を、その表面下部に配置された上皿に排出し、賞球の払出を行っている。
パチンコ機の遊技媒体として利用される遊技球は、遊技場において、遊技者の手等に触れるため、遊技者の皮脂や汗等による汚れが付着するだけでなく、遊技場の島設備内を循環する間に、島設備を構成する機器の油脂等の汚れや、さらに、遊技場内の喫煙等による空気中の汚れが付着し、そのまま放置すると、汚れが著しく目立つようになる。
このように汚れた遊技球は、遊技場の客である遊技者に不快感を与えるだけでなく、パチンコ機の遊技盤に打たれている釘の機能や性能に悪影響を与えたり、パチンコ機の裏面に設けられている遊技球の送り機構にも悪影響を与えたりする原因となる。
このため、遊技場には、遊技球の汚れを除去するために、チップ状の研磨用樹脂と一緒に遊技球が入れられたバレル槽を回転させる等により、研磨用樹脂で遊技球を研磨して汚れを落とすバレル研磨装置、水やお湯で遊技球の汚れを落とす遊技球洗浄装置、若しくは、島設備に設置されて回収した遊技球をパチンコ機の上方に揚送する遊技球揚送機における遊技球の搬送路に設けられた研磨布で遊技球を研磨して汚れを落とす遊技球研磨装置が設置される。
ここで、遊技球研磨装置が設置されている遊技球揚送機としては、次のような従来例が知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、従来例に係る遊技球揚送機100 は、図4及び図5に示すように、環状に形成されるとともに、上下に離間して配置された一対のローラ101, 102の間を循環する弾性体からなる搬送ベルト103 で、遊技球Pを上方へ搬送するものとなっている。
ここで、一対のローラ101, 102のうち、下方に配置されたものは、図5の如く、駆動モータ104Aの出力軸に結合されて、搬送ベルト103 を駆動するベルト駆動用ローラ101 である。一方、下方に配置されたものは、ベルト駆動用ローラ101 で駆動された搬送ベルト103 に追従して回転する従動ローラ102 である。
搬送ベルト103 は、ウレタンゴム製のものであり、強いテンションで張られた状態で、ベルト駆動用ローラ101 及び従動ローラ102 の間に掛け渡されている。
この搬送ベルト103 における上昇部分の内側には、図4及び図5の如く、当該搬送ベルト103 の内側の面に沿って複数のベルト滑動ローラ104 が所定の間隔をおいて配列されている。
一方、搬送ベルト103 における上昇部分の外側には、搬送ベルト103 の下端近傍部分から上端近傍部分まで、遊技球Pを案内する二つのガイド板105, 106が設けられている。
これらのガイド板105, 106の各々は、図6及び図7に示すように、幅方向に並んだ複数の遊技球Pを一つずつ仕切る山部分と、二つの山部分の間で遊技球Pを案内する谷部分とが形成された断面形状を備えたものとなっている。
このようなガイド板105, 106は、それぞれが搬送ベルト103 との間に遊技球に応じた間隔をあけて、当該搬送ベルト103 と平行に上下に配列されている。
図4及び図5に戻って、搬送ベルト103 の下端部分が巻き付けられているベルト駆動用ローラ101 の近傍には、ベルト駆動用ローラ101 の下側の外周に沿うように湾曲した入口側ガイド板107 が設けられている。この入口側ガイド板107 は、搬送ベルト103 との間に遊技球Pに応じた間隔をあけて配置されている。
搬送ベルト103 の上端部分が巻き付けられているベルト駆動用ローラ101 の近傍には、ベルト駆動用ローラ101 の上側の外周に沿うように湾曲した出口側ガイド板108 が、搬送ベルト103 との間に遊技球Pに応じた間隔をあけて配置されている。
ここで、ガイド板105, 106、入口側ガイド板107 及び出口側ガイド板108 のそれぞれと搬送ベルト103 との間隔は、遊技球Pの直径よりも若干小さく設定されている。
これにより、入口側ガイド板107 の端部から進入した遊技球Pが、搬送ベルト103 の下部に到達すると、搬送ベルト103 と入口側ガイド板107 との間に遊技球Pが挟持され、搬送ベルト103 に加えられている強いテンションの作用で、遊技球Pには、入口側ガイド板107 に向かって当該遊技球Pを押圧する押圧力が加わり、この押圧力の反力で、遊技球Pと搬送ベルト103 との間には、大きな摩擦力が生じる。
この大きな摩擦力が生じた状態で、搬送ベルト103 が移動するので、遊技球Pは、ガイド板105, 106へ向かって搬送され、さらに、ガイド板105, 106に順次到達する。
なお、図4では、後述する研磨布111 とガイド板105 との間に隙間が示され、研磨布111 とガイド板105 とが離隔しているように記されているが、実際には、研磨布111 及びガイド板105 は、互いに密着している。
ガイド板105 に到達した遊技球Pは、図6に示すように、ガイド板105 と搬送ベルト103 との間に挟持され、入口側ガイド板107 を通過する時と同様に、搬送ベルト103 に加えられている強いテンションの作用で、ガイド板105 に向かって押圧され、その反力によって、搬送ベルト103 との間に大きな摩擦力が生じ、これにより、上昇する搬送ベルト103 に追従して、ガイド板106 に向かって上方へ搬送される。
なお、図6では、ベルト滑動ローラ104 と搬送ベルト103 との間、遊技球Pと後述する研磨布111 との間、及び、研磨布111 とガイド板105 との間にそれぞれ隙間が示され、それぞれ離隔しているように記されているが、実際には、ベルト滑動ローラ104 及び搬送ベルト103 、遊技球P及び研磨布111 、並びに、研磨布111 及びガイド板105 は、それぞれ互いに密着している。
そして、遊技球Pは、ガイド板106 に到達した後も、図7に示すように、ガイド板106 と搬送ベルト103 との間に挟持されるので、ガイド板105 を通過する時と同様にして、上方へ搬送される。
なお、図7では、ベルト滑動ローラ104 と搬送ベルト103 との間、並びに、遊技球Pとガイド板106 との間にそれぞれ隙間が示され、離隔しているように記されているが、実際には、ベルト滑動ローラ104 及び搬送ベルト103 、並びに、遊技球P及びガイド板106 は、それぞれ互いに密着している。
図5に戻って、前述のような遊技球揚送機100 には、ガイド板105 と搬送ベルト103 との間に介装された研磨布111 によって、搬送される遊技球Pを研磨して汚れを落とす遊技球研磨装置110 が設置されている。
すなわち、遊技球研磨装置110 に設置されている研磨布としては、図5の如く、幅広の帯状に形成されるとともに長く延びている研磨布111 が採用されている。この研磨布111 は、一端側が予め送り出しロール112 に巻き付けられ、他端側が巻き取りロール113 側に巻き取られ、送り出しロール112 及び巻き取りロール113 の間の部分で遊技球Pの汚れを落とようになっている。
そして、所定時間の経過毎に、研磨布111 は、長手方向に弛みが生じないように、ある程度強いテンションが加えられた状態で、徐々に巻き取りロール113 側に巻き取られ、これにより、遊技球Pの汚れが付着したために汚れた面から、汚れていない新しい面へ移行するようになっている。
このような遊技球研磨装置110 を遊技球揚送機100 に設けておけば、遊技球揚送機100 で遊技球Pを搬送する際に、遊技球Pの汚れを落とすことができ、汚れを除去する研磨作業を専ら行う時間が不要となるうえ、遊技球Pを島設備の外部に取り出す準備作業、及び、汚れを除去した遊技球Pを島設備に戻す事後作業の両方が不要となるので、汚れを除去する際の手間と時間とを省くことができる。
特開2010−115355号公報
しかしながら、従来例に係る遊技球揚送機100 では、汚れた研磨布111 を巻き取った巻き取りロール113 を取り外し、新しい空の巻き取りロール113 を取り付け、汚れていない新しい研磨布111 を新しい空の巻き取りロール113 にセットするにあたり、幅広の帯状に形成された研磨布111 を幅方向に弛みなく巻き取りロール113 に巻き付ける必要があるが、幅広の帯状に形成されている研磨布111 は、巻き取りロール113 に弛みなくセットするのに熟練を要するうえ、このような研磨布111 を弛みなく巻き取りロール113 にセットする作業は煩わしい。このため、研磨布111 の交換作業を容易に行えるようにしたい、という要望がある。
また、巻き取りロール113 に巻き取られた研磨布111 が、その幅方向に少しでも弛みを生じると、研磨布111 の幅方向に沿った各部分のテンションが均一とならず、研磨布111 は、遊技球を研磨している部分でも弛みが生じやすくなり、ガイド板105 の谷部分の中で研磨布111 が弛むと、研磨布111 の弛みによって、遊技球Pが谷部分から押し出されて山部分を超え、隣の谷部分を進行中の他の遊技球Pと干渉し、搬送ベルト103 、ガイド板105 及び研磨布111 を損傷させたり、遊技球Pが詰まって揚送動作を停止させたりするという不具合を生じさせる、という問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、研磨布の交換作業が容易に行えるようになるうえ、揚送時に不具合が生じない遊技球揚送機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上下に離間して配置された上方ローラ(102) 及び下方ローラ(101) と、環状に形成された弾性体からなるとともに、前記上方ローラ(102) 及び前記下方ローラ(101) の間に張力が加えられた状態で架け渡された搬送ベルト(103) と、この搬送ベルト(103) の上昇する部分に対向して設けられ、遊技球(P)の直径に応じた幅寸法の溝形断面を有するとともに、遊技球(P)の搬送方向に延びる複数の溝形レール部材(15)とを備え、前記搬送ベルト(103)と前記溝形レール部材(15)との間に遊技球(P)を挟持させ、この状態で、前記搬送ベルト(103) を駆動することで、遊技球(P)を上方へ搬送する遊技球揚送機であって、各前記溝形レール部材(15)の内部には、遊技球(P)の搬送方向と直行する寸法が遊技球(P)の直径に応じて設定された研磨材(11)が収納されており、搬送される遊技球(P)が研磨材(11)に接触するように形成されていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、研磨材として、遊技球の搬送方向と直行する寸法が遊技球の直径に応じて設定されたものを採用したので、研磨材が幅の狭い線条の部材となって、幅方向に弛むことがなくなり、従って、遊技球揚送機にセットする際に、研磨材が幅方向に弛むおそれがなく、その交換作業が容易に行えるようになる。
しかも、研磨材が溝形レール部材の内部に収納されるようにしたので、研磨材を線条に形成しても、研磨材が遊技球の揚送軌道から外れることがなく、且つ、溝形レール部材の内部に収納した研磨材に向かって遊技球を押し付けながら、遊技球を移動させれば、遊技球も、溝形レール部材から外れることがなくなり、遊技球を揚送しながら、遊技球を確実に研磨・清掃することができる。
また、研磨材が幅方向に弛むことがないので、研磨布の弛みによって遊技球が溝形レール部材から逸脱することもなく、従って、研磨布の弛みに起因する遊技球同士の干渉が防止される。このため、遊技球同士の干渉に起因する搬送ベルト及び溝形レール部材の損傷や、遊技球の詰まりが防止され、さらには、遊技球の詰まりに起因する揚送動作の故障停止も防止され、従って、搬送ベルト及び溝形レール部材の損傷、並びに、揚送動作の故障停止等の不具合が生じことがなくなり、これにより、前記目的が達成される。
本発明の一実施形態に係る遊技球研磨装置を示す斜視図である。 図1のII−II線における拡大断面図である。 前記実施形態に係る溝形レール部材を示す拡大断面図である。 従来例の概略構成を示す側面図である。 従来例の概略構成を示す分解斜視図である。 図5のVI−VI線における拡大断面図である。 図5のVII−VII線における拡大断面図である。 従来例における遊技球の揚送研磨状態を示す概略図である。 本発明の実施形態における遊技球の揚送研磨状態を示す概略図である。
以下に、本発明を実施するための形態である一実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、既に説明した部材や部位には、同じ符号を付し、その説明を省略又は簡略にする。
図1ないし図3には、本実施形態の要部が示されており、本実施形態は、前記従来例における幅の広い帯状に形成された研磨布111 を、幅の狭い線条に形成された研磨材11としたものである。
すなわち、本実施形態に係る遊技球研磨装置110Aは、図1に示すように、遊技球Pを揚送する搬送ベルト103 と、この搬送ベルト103 に対向して配置されたガイド保持板10と、ガイド保持板10設けられているとともに、幅の狭い溝形状の断面を有する複数の溝形レール部材15と、溝形レール部材15の内部に配置されているとともに、幅の狭い線条に形成された複数の研磨材11と、研磨材11が巻き付けられた複数の送り出しボビン12と、研磨材11を巻き取る巻き取りロール13とを備えている。
研磨材11は、ナイロン等のポリアミド系繊維を利用した不織布を断面長方形状の線条に形成したものであり、搬送ベルト103 の上昇する部分に対向して設けられている。
以上において、本実施形態に係る遊技球揚送機100 は、搬送ベルト103 と溝形レール部材15との間に遊技球Pを挟持させ、この状態で、搬送ベルト103 を駆動することで、遊技球Pを上方へ搬送する自動機械である。
送り出しボビン12は、図示しない巻き取り芯と、この巻き取り芯の両側に配置されるとともに円形に形成された一対の鍔12A とを備え、一対の鍔12A の間に研磨材11が巻き付けられたものとなっている。
そして、送り出しボビン12は、他の送り出しボビン12と同軸に配置されるとともに、他の送り出しボビン12と同一の回転軸12B に固定されている。このような送り出しボビン12は、他の送り出しボビン12とともに回転し、他の送り出しボビン12とともに巻き付けられた研磨材11を送り出すように形成されている。
巻き取りロール13は、軸方向の長さ寸法が研磨材11の幅寸法に比べて著しく長い巻き取り芯13C と、この巻き取り芯13C の両側に配置されるとともに、円形に形成された一対の鍔13A とを備え、一本の巻き取り芯13C に複数の研磨材11を同時に巻き取っていくものとなっている。
そして、巻き取りロール13は、駆動モータ14に駆動される回転軸13B に固定され、駆動モータ14が作動すると、研磨材11を自動的に巻き取るように形成されている。
以上において、遊技球研磨装置110Aに設けられている複数の研磨材11は、それぞれ一端側が予め対応する送り出しボビン12に巻き付けられ、長手方向に弛みが生じないように、ある程度強いテンションが加えられた状態で、他端側が巻き取りロール13側に巻き付けられ、送り出しボビン12及び巻き取りロール13の間の部分で、揚送される遊技球Pの汚れを落とようになっている。
そして、研磨材11は、所定時間の経過毎に、駆動モータ14が作動し、徐々に巻き取りロール13側に巻き取られ、これにより、遊技球Pの汚れが付着したために汚れた面から、汚れていない新しい面へ移行するようになっている。
ガイド保持板10は、幅の広い溝形状の断面を有する部材であり、溝形状の開口が搬送ベルト103 側に向けられた状態で、溝形状の底面部が搬送ベルト103 と平行となるように配置されている。
また、上述の如く、このようなガイド保持板10の開口内部には、図2にも示すように、幅の狭い溝形状の断面を有する複数の溝形レール部材15が設けられている。
溝形レール部材15は、図2及び図3に示すように、搬送ベルト103 に対向する底板部15A と、この底板部15A の両側縁から搬送ベルト103 へ向かって突出する側壁部15B とを有する溝形状の断面を備えるとともに、遊技球Pの搬送方向に延びた部材である。
この溝形レール部材15の幅寸法は、遊技球Pの直径に応じた寸法とされている。
また、溝形レール部材15における遊技球Pの搬送方向に沿った長さ寸法は、ガイド保持板10における遊技球Pの搬送方向に沿った長さ寸法に応じた寸法となっている。
このような溝形レール部材15のそれぞれの内部には、上述の如く、その全長に渡って研磨材11が収納されている。換言すると、各研磨材11は、溝形レール部材15の内部に収納され、且つ、溝形レール部材15の内部に収納された状態で、溝形レール部材15の内部を巻き取りロール13へ向かって移動するように形成されている。
ここで、溝形レール部材15に設けられている一対の側壁部15B は、それぞれの先端部分が互いに離れる方向に折れ曲がっている。これにより、溝形レール部材15の開口内部には、側壁部15B の先端部分が漏斗状に開いた漏斗状部15C と、この漏斗状部15C よりも底部側に位置するとともに、漏斗状部15C よりも幅の狭い直方体状に形成された狭隘部15D とが設けられている。
このうち、溝形レール部材15の漏斗状部15C は、搬送ベルト103 に駆動される遊技球Pが予め設定された軌道を逸脱しないように、遊技球Pに接触して遊技球Pを案内する部位となっている。そして、漏斗状に拡がっている漏斗状部15C は、研磨材11の据わりが良く、研磨材11を案内するのに都合の良い形状の部位となっている。
一方、狭隘部15D は、内部に研磨材11を収納する部位となっている。
ここで、漏斗状部15C に接して搬送される遊技球Pは、図3の如く、一部が狭隘部15D 側にはみ出し、研磨材11に接して研磨されるようになっている。
以上のような溝形レール部材15に案内されることによって、遊技球Pは、予め設定された軌道を逸脱することなく、研磨材11に研磨されながら揚送されるようになっている。
また、本実施形態では、遊技球Pは、搬送ベルト103と溝形レール部材15との間に挟持される。そのため、遊技球Pは、図9(a)及び(b)に示すb線の位置で溝形レール部材15と接触し、この溝形レール部材15上を回転しながら揚送されることとなる。また、遊技球Pは、図9(a)及び(b)に示すc線の位置で研磨材11と接触し、この研磨材11により表面が研磨される。
これに対して、従来の揚送研磨装置では、遊技球Pは、搬送ベルト103と研磨布111との間に挟持され、図8(a)及び(b)に示すa線の位置で研磨布111と接触し、この研磨布111により表面が研磨されつつ、回転しながら揚送されることとなる。
すなわち、従来の揚送研磨装置では、遊技球Pは、研磨布111の表面を回転しながら揚送されるが、遊技球Pの表面が研磨布111上を移動する距離は、遊技球Pの外周(円周)が回転した距離に一致する。換言すれば、遊技球Pは、単に研磨布111の表面を移動したに過ぎないこととなる。
これに対し本実施形態では、遊技球Pは、溝形レール部材15上(b線上)を回転しながら揚送されるが、遊技球Pが溝形レール部材15上を移動する距離は、遊技球Pにおけるb線断面の円の外周が回転した距離に一致する。その一方で、遊技球Pの表面が研磨材11上を移動する距離は、遊技球Pの外周(円周)が回転した距離に相当するため、遊技球Pが溝形レール部材15上を移動する距離と、遊技球Pの表面が研磨材11上を移動する距離とは異なることとなる。そして、この距離の差分だけより多く、遊技球Pの表面が研磨材11により研磨されることとなるため、本実施形態では、従来の揚送研磨装置よりも遊技球Pの研磨性能が向上することとなる。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、遊技球Pを研磨する研磨材として、遊技球Pの搬送方向と直行する寸法が遊技球Pの直径に応じて設定された研磨材11を採用したので、研磨材11が幅の狭い線条の部材となって、幅方向に弛むことがなくなり、従って、遊技球揚送機100 の遊技球研磨装置110Aにセットする際に、研磨材11が幅方向に弛むおそれがなく、その交換作業を容易にすることができる。
しかも、研磨材11が溝形レール部材15の内部に収納されるようにしたので、研磨材11を線条に形成しても、研磨材11が遊技球Pの揚送軌道から外れることがなく、且つ、溝形レール部材15の内部に収納した研磨材11に向かって遊技球Pを押し付けながら、遊技球Pを移動させるようにしたので、遊技球Pも、溝形レール部材15から外れることがなくなり、遊技球Pを揚送しながら、遊技球Pを確実に研磨・清掃することができる。
また、研磨材11が幅方向に弛むことがないので、研磨布11の弛みによって遊技球Pが溝形レール部材15から逸脱することもなく、従って、研磨布11の弛みに起因する遊技球P同士の干渉が防止される。
このため、遊技球P同士の干渉に起因する搬送ベルト103 及び溝形レール部材15の損傷や、遊技球Pの詰まりが防止され、さらには、遊技球Pの詰まりに起因する揚送動作の故障停止も防止され、従って、搬送ベルト103 及び溝形レール部材15の損傷、並びに、揚送動作の故障停止等の不具合の発生を未然に防止することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
すなわち、研磨材としては、ポリアミド系繊維を利用した不織布からなるものに限らず、ピアノ線等の線条材を心線とし、尿素樹脂を発泡させた発泡被覆材で、前述の心線の周囲を被覆した研磨材を採用してもよい。
また、研磨材としては、断面が長方形状のものに限らず、柔軟性を有する材質からなるものであれば、断面が他の形状、例えば、円形のものでもよく、要するに、溝形レール部材15の狭隘部15D の内部に収納されると、狭隘部15D の形状に倣って変形し、長方形の断面となれば、研磨材の断面形状は実施にあたり適宜選択できる。
11 研磨材
15 溝形レール部
100 遊技球揚送機
101 下方ローラ
102 上方ローラ
103 搬送ベルト
P 遊技球

Claims (1)

  1. 上下に離間して配置された上方ローラ及び下方ローラと、環状に形成された弾性体からなるとともに、前記上方ローラ及び前記下方ローラの間に張力が加えられた状態で架け渡された搬送ベルトと、この搬送ベルトの上昇する部分に対向して設けられ、遊技球の直径に応じた幅寸法の溝形断面を有するとともに、遊技球の搬送方向に延びる複数の溝形レール部材とを備え、前記搬送ベルトと前記溝形レール部材との間に遊技球を挟持させ、この状態で、前記搬送ベルトを駆動することで、遊技球を上方へ搬送する遊技球揚送機であって、
    各前記溝形レール部材の内部には、遊技球の搬送方向と直行する寸法が遊技球の直径に応じて設定された研磨材が収納されており、搬送される遊技球が研磨材に接触するように形成されていることを特徴とする遊技球揚送機。
JP2012179781A 2012-03-21 2012-08-14 遊技球揚送機 Pending JP2013223703A (ja)

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