JP2009148629A - 遊技媒体研磨装置 - Google Patents

遊技媒体研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009148629A
JP2009148629A JP2009092822A JP2009092822A JP2009148629A JP 2009148629 A JP2009148629 A JP 2009148629A JP 2009092822 A JP2009092822 A JP 2009092822A JP 2009092822 A JP2009092822 A JP 2009092822A JP 2009148629 A JP2009148629 A JP 2009148629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
game medium
machine
polishing machine
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009092822A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Doi
薫 土肥
Nariyasu Saito
成康 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Cash Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Cash Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Cash Machine Co Ltd filed Critical Japan Cash Machine Co Ltd
Priority to JP2009092822A priority Critical patent/JP2009148629A/ja
Publication of JP2009148629A publication Critical patent/JP2009148629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】漏水対策を施す必要がなく、洗浄液を定期的に取り替えるというような煩わしい作業も不要な遊技媒体研磨装置を提供する。
【解決手段】外周に乾式の研磨部材5aが設けられ、この研磨部材5aが周回駆動される一方の研磨機5と、外周に乾式の研磨部材6aが設けられ、この研磨部材6aが周回駆動される他方の研磨機6とを有する少なくとも1つの研磨機対4を備え、研磨機対は、少なくとも一方の研磨機の研磨部材が、粘着部材を備え、研磨機対4は、一方の研磨機5の研磨部材5aと他方の研磨機6の研磨部材6aとの間に遊技媒体1を挟持して搬送しながら遊技媒体1を研磨する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、スロットマシンで用いられるメダルなどの遊技媒体を研磨する遊技媒体研磨装置に関するものである。
スロットマシンで用いられるメダルなどの遊技媒体を洗浄して研磨する遊技媒体研磨装置として、従来、2つの研磨部材の間に遊技媒体を挟持して研磨するものが一般に知られている。
例えば、特許文献1には、洗浄液塗布部と研磨部とを備え、研磨部が、遊技媒体を載せて搬送するコンベアと、コンベアに対向し、コンベアとの間に遊技媒体を挟み込む研磨面とを有し、コンベアのベルト面と研磨面とが同じ材質で構成された遊技媒体洗浄装置の技術が開示されている。
特開2002−239188号公報
しかしながら、上述の遊技媒体洗浄装置では、遊技媒体の研磨に際して水などの洗浄液を用いて湿式で研磨、洗浄するので、漏水対策を施さなければならず、構造が複雑となり、製造コストを増加させる原因となっていた。
また、洗浄液を定期的に取り替えるという煩わしい作業が必要なので、装置のメンテナンスが容易でなかった。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、漏水対策を施す必要がない遊技媒体研磨装置を提供することを課題としている。
また、洗浄液を定期的に取り替えるというような煩わしい作業が不要でメンテナンスが容易な遊技媒体研磨装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための本発明は、遊技媒体を研磨する遊技媒体研磨装置であって、外周に乾式の研磨部材が設けられ、この研磨部材が周回駆動される一方の研磨機と、外周に乾式の研磨部材が設けられ、この研磨部材が周回駆動される他方の研磨機とを有する少なくとも1つの研磨機対を備え、上記研磨機対は、少なくとも一方の研磨機の研磨部材が、粘着部材を備え、上記研磨機対は、一方の研磨機の研磨部材と他方の研磨機の研磨部材との間に遊技媒体を挟持して搬送しながら遊技媒体を研磨するものであることを特徴としている。
本発明によれば、乾式の研磨部材同士の間に遊技媒体を挟持して研磨するので、水などの洗浄液を必要としない結果、漏水対策を施す必要がなく、装置全体構造の簡素化と製造コストの低減を図ることができる遊技媒体研磨装置を実現することができる。
また、このように遊技媒体の研磨に際して洗浄液を必要としないので、洗浄液を取り替えるような煩わしい作業が不要となる結果、装置のメンテナンスが容易になる。
また、研磨機対の少なくとも一方の研磨機の研磨部材が、粘着部材を備えているので、遊技媒体の汚れを粘着部材に集中的に吸着させることができる結果、この粘着部材を取り替えたり洗浄したりするだけで遊技媒体の汚れを回収することができるようになる。
ここで、上記粘着部材はシリコンゴムからなることが好ましい。
このようにすれば、粘着部材がシリコンゴムからなるので、遊技媒体の汚れをより効果的に吸着させることができる。また、シリコンゴムは、水その他の溶剤で容易に洗浄することができるだけでなく繰り返し再使用することができるので、経済的に遊技媒体の汚れを取り除くことができるようになる。
また、上記研磨機対の一方の研磨機と他方の研磨機とは、それぞれ少なくとも外周に研磨部材が設けられた回転ローラーか、もしくは外周に研磨部材が設けられたベルトコンベアかのいずれかを備えていることが好ましい。
このようにすれば、研磨機対の研磨機が、それぞれ回転ローラーやベルトコンベアで構成されるので、従来の回転駆動装置や搬送の技術を適用することが可能になる結果、構造が簡単で安価な装置とすることができるようになる。
また、上記研磨部材は、研磨機に対して着脱自在に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、研磨部材が、研磨機に対して着脱自在に設けられているので、例えば研磨部材が汚れたり、磨耗したり、損傷したりした場合には、研磨部材をメンテナンスしたり取り替えたりすることができる結果、遊技媒体の表面を常に良好な状態に維持することができるようになる。
ここで、上記研磨部材は、研磨機に対して着脱自在に軸支されるローラー軸の外周に粘着部材が固定されたものであり、このローラー軸を介して研磨機から動力を受けて回転駆動されることが好ましい。
このようにすれば、研磨部材が、研磨機に対して着脱自在に軸支されるローラー軸の外周に粘着部材が固定されたものであり、このローラー軸を介して研磨機から動力を受けて回転駆動されるので、研磨部材の回転駆動、研磨機に対する着脱およびメンテナンスが容易で取り扱いやすい遊技媒体研磨装置を実現することができる。
さらに、上記研磨部材は、耐水性材料あるいは耐溶剤性材料からなることが好ましい。
このようにすれば、研磨部材が、耐水性材料あるいは耐溶剤性材料からなるので、研磨部材を水あるいは溶剤で洗浄してその汚れを取り除くことができるようになる。
以上説明したように、本発明によれば、漏水対策を施す必要がなく、装置全体構造の簡素化と製造コストの低減を図ることができる遊技媒体研磨装置を実現することができる。また、洗浄液を取り替えるような煩わしい作業が不要となり、装置のメンテナンスが容易になるという顕著な効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る遊技媒体研磨装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る遊技媒体研磨装置の内部の構成を示す概念図である。 遊技媒体研磨装置の内部の構成を駆動側から(図2を裏側から)見た概念図である。 遊技媒体の受け入れの状態を示す説明図である。 整列ブラシによる、遊技媒体の整列の状態を示す説明図である。 研磨機対による研磨の状態を示す説明図である。 遊技媒体が、研磨機対の排出の状態を示す説明図である。 第2の実施形態に係る遊技媒体研磨装置の構成を示す説明図である。 第2の実施形態に係る遊技媒体研磨装置の研磨機の構成を示す説明図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る遊技媒体研磨装置10の外観を示す斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る遊技媒体研磨装置10の内部の構成を示す概念図である。
図1と図2とを参照して、図示の本発明の第1の実施形態に係る遊技媒体研磨装置10は、例えば、スロットマシンで用いられるメダルなどの遊技媒体1を研磨する遊技媒体研磨装置10であって、本体2の中に、遊技媒体1を移送するメダル移送手段3(図2)と、研磨部材5a、6aの間に遊技媒体1を挟持して搬送しながら遊技媒体1を研磨する3つの研磨機対4(図2)を備えている(3つの研磨機対4を対A、対B、対Cと区別する)。
上記遊技媒体1は、各種遊技において貨幣に代わる遊技媒体1として用いられる円形コイン状の金属製部材であり、本実施形態においては、スロットマシンに用いられるメダルが対象となっている。
上記本体2は、ステンレスや合成樹脂被覆鋼板などで概ね直方体に組み立てられた箱体である。この本体2は、遊技媒体1を上部に設けた傾斜板2aの上を滑らせるようにして受け入れ、傾斜板2aの下端の下方に設けられたメダル移送手段3に供給するように構成されている。
上記メダル移送手段3は、無端ベルト3aと、この無端ベルト3aが掛け渡された2つの回転ローラ3b、3cとを有している。
ここで、一方の回転ローラ3bは、後述する駆動機構7(図3)のモータ7aにより駆動され、他方の回転ローラ3cは、無端ベルト3aを介して回転ローラ3bに従動するように構成されている。また、回転ローラ3bは、回転ローラ3cよりも高い位置に配されているので、無端ベルト3aは傾斜している。そして、無端ベルト3a上の遊技媒体1を回転ローラ3c側から回転ローラ3b側へ送るように、ローラの回転方向が設定されている。また、この無端ベルト3aの回転ローラ3c側には、傾斜板2aから落下した遊技媒体1を無端ベルト3aから脱落しないように拘束するとともにオーバーフロー量を調整するオーバーフロー調整板2bが設けられている。
また、このメダル移送手段3の回転ローラ3b側には、無端ベルト3aの上側に、回転しながらブラシの先端で上に重なった余分な遊技媒体1を排除する円形放射状の整列ブラシ3dが設けられている。すなわち、この整列ブラシ3dは、遊技媒体1を一枚ずつ通過させることができる間隙を移送手段3との間に設けるように、移送手段3の上方に配置され、図2において反時計回り(送り方向と逆方向)に回転することにより、上に重なった余分な遊技媒体1を排除して、一枚を越える余分な遊技媒体1を無端ベルト3aの後端側に戻すようになっている。
この整列ブラシ3dの後流側は、仕切り板2cで覆われるとともに、その下側には整列ブラシ3dの下を一枚ずつ通過する遊技媒体1を研磨機対4に案内するためのガイド2dが設けられている。
上記研磨機対4は、一方の研磨機5と、他方の研磨機6とを有しており、これら研磨機対4の一方の研磨機5と他方の研磨機6とは、一方の研磨機5の研磨部材5aと他方の研磨機6の研磨部材6aとの間に遊技媒体1を挟持して搬送しながら遊技媒体1を水などの洗浄液を用いないで研磨するようになっている。
ここで、一方の研磨機5は、外周に乾式の研磨部材5aとして研磨ブラシが設けられた回転ローラーで構成され、この研磨部材5aが所定の周速度で周回駆動される。
また、他方の研磨機6も、同じく外周に乾式の研磨部材6aとして研磨ブラシが設けられた回転ローラーで構成され、この研磨部材6aが一方の研磨機5に設定された周速度より速い周速度で周回駆動される。
それ故、研磨機対4が遊技媒体1を挟持して搬送する際、遊技媒体1は、これらの周速度の中間の速度で駆動され、その結果、一方の研磨機5の研磨部材5aと他方の研磨機6の研磨部材6aとが、それぞれ遊技媒体1に対して相対的な運動をして、遊技媒体1を搬送しながら、研磨するように構成されている。
また、複数の研磨機対4の並びにおいて、それぞれの研磨機対4の一方の研磨機5は、隣接する研磨機対4の他方の研磨機6の隣に配置されるとともに、それぞれの研磨機対4の他方の研磨機6は、隣接する研磨機対4の一方の研磨機5の隣に配置されて、遊技媒体1のそれぞれの側が、周速度の遅い一方の研磨機5と周速度の速い他方の研磨機6とにより交互に研磨されるようになっている。
さらに、3つの研磨機対4の間には、遊技媒体1を一方の研磨機5と他方の研磨機6との間に案内するためのガイド4aがそれぞれ一対ずつ計2対設けられている。
なお、上記研磨部材5a、6aは、研磨機5、6に対して着脱自在に軸支されるローラー軸の外周に研磨ブラシが固定されたものであり、このローラー軸を介して研磨機5、6から動力を受けて回転駆動される。そして、この研磨部材5a、6aは、全体が、耐水性材料あるいは耐溶剤性材料で構成され、例えば研磨部材5a、6aが汚れたり、磨耗したり、損傷したりした場合には、研磨部材5a、6aを水あるいは溶剤で洗浄するなどのメンテナンスをしたり、あるいは取り替えたりして、遊技媒体1の表面を常に良好な状態に維持することができるように構成されている。
ここで、図3を参照して、回転ローラ3bと、整列ブラシ3dと、各研磨機対4の研磨機5、6とを駆動させる駆動機構7について説明する。
図3は、遊技媒体研磨装置10の内部の構成を駆動側から(図2を裏側から)見た概念図であり、遊技媒体1は、図3において、左から右へと移送される。
上記駆動機構7は、駆動モータ7aと、ベルト7bとを備えており、駆動モータ7aに設けられた駆動歯車7cが、時計周りに回転することにより、ベルト7bを介して、回転ローラ3b(図2)の歯車3eと整列ブラシ3d(図2)の歯車3fとが図3において時計周りに回転するように構成されている。
そして、回転ローラ3b(図2)が、図2において反時計周りに回転することにより、他方の回転ローラ3c(図2)が、無端ベルト3a(図2)を介して図2において反時計周りに回転する。
また、歯車3eが図3において時計周りに回転することにより、歯車3eに同心に固定された歯車3gを介して研磨機対4(対A)の一方の研磨機5(図2)の歯車5b(A)が反時計周りに、他方の研磨機6の歯車6b(A)が時計周りに回転する。
そして、歯車5b(A)が図3において反時計周りに回転することにより、研磨機対4(対B)の一方の研磨機5の歯車5b(B)が時計周りに、他方の研磨機6の歯車6b(B)が反時計周りに回転する。
また、研磨機対4(対B)の一方の研磨機5の歯車5b(B)が図3において時計周りに回転することにより、研磨機対4(対C)の一方の研磨機5の歯車5b(C)が反時計周りに、他方の研磨機6の歯車6b(C)が時計周りに回転する。
なお、対A、対B、対Cのいずれの対においても歯車5bの方が歯車6bより大径であるので、歯車5bの回転数が歯車6bの回転数より少なくなる。また、一方の研磨機5の研磨部材5aと他方の研磨機6の研磨部材6aとは、略同径であるので、その結果、一方の研磨機5の研磨部材5aの方が、他方の研磨機6の研磨部材6aより周速度が遅くなる。
次に図4〜図7を参照して、本発明の第1の実施形態に係る遊技媒体研磨装置10の作用について説明する。
図4は、遊技媒体1の受け入れの状態を示す説明図であり、図5は、整列ブラシ3dによる、遊技媒体1の整列の状態を示す説明図である。また、図6は、研磨機対4による研磨の状態を示す説明図であり、図7は、遊技媒体1が、研磨機対4の排出の状態を示す説明図である。
図4に示すように、本発明の第1の実施形態に係る遊技媒体研磨装置10においては、図示のように、投入された遊技媒体1は、本体2の傾斜板2aを滑るようにしてメダル移送手段3に与えられる。
また、図5に示すように、メダル移送手段3に与えられた遊技媒体1は、無端ベルト3a上を搬送されていく過程で、整列ブラシ3dにより、1枚ずつに分離され、研磨機対4に供給される。
そして、図6に示すように、研磨機対4の一方の研磨機5と他方の研磨機6との間に噛込まれた遊技媒体1が、研磨部材5a、6aにより研磨され、遊技媒体1に付着している汚れが掻き落とされる。
また、図7に示すように、研磨された遊技媒体1は、研磨機対4から排出された後、案内部材4bを介して本体2の内部に設けたシュータ2hを通って下方に設けられた図略の遊技媒体タンクに回収される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る遊技媒体研磨装置10によれば、乾式の研磨部材5aと研磨部材6aとの間に遊技媒体1を挟持して研磨するので、水などの洗浄液を必要としない結果、漏水対策を施す必要がなく、装置全体構造の簡素化と製造コストの低減を図ることができる遊技媒体研磨装置10を実現することができる。
また、このように遊技媒体1の研磨に際して洗浄液を必要としないので、洗浄液を取り替えるような煩わしい作業が不要となる結果、装置のメンテナンスが容易になる。
さらに、研磨機対4が遊技媒体1を挟持して搬送する際、一方の研磨機5と他方の研磨機6との周速度が異なるために、遊技媒体1は、これらの周速度の中間の速度で駆動されることになる。その結果、一方の研磨機5の研磨部材5aと他方の研磨機6の研磨部材6aとが、それぞれ遊技媒体1に対して相対的な運動をすることになり、遊技媒体1は、それぞれの研磨機から摩擦力を受け、研磨される。このように、本遊技媒体研磨装置10によれば、遊技媒体1をスムースに搬送しながら、しかも遊技媒体1の両方の側を確実に研磨することができるようになる。
また、遊技媒体研磨装置10によれば、研磨部材5aに備えられた研磨ブラシにより、遊技媒体1の表面に凹凸があってもむらなく研磨をすることができるようになる。また、遊技媒体1の表面を傷つけることを防止することができる。
さらに、研磨機対4の研磨機が、それぞれ回転ローラで構成されるので、従来の回転駆動装置や搬送の技術を適用することが可能になる結果、構造が簡単で安価な装置とすることができるようになる。
そして、遊技媒体1のそれぞれの側が、周速度の遅い一方の研磨機5と周速度の速い他方の研磨機6とにより交互に研磨される結果、遊技媒体1の表面をむらなく研磨することができるようになる。
次に、図8と図9とを参照して、本発明の第2の実施形態に係る遊技媒体研磨装置20について詳述する。図8は第2の実施形態に係る遊技媒体研磨装置20の構成を示す説明図であり、図9は、遊技媒体研磨装置20の研磨機25、26の構成を示す説明図である。なお、第1の実施形態に係る遊技媒体研磨装置10と同様の構成については同じ符号を付し、説明の重複を避けるものとする。
図8と図9とを参照して、図示の本発明の第2の実施形態に係る遊技媒体研磨装置20においては、研磨機対24は、一方の研磨機25と、他方の研磨機26とを有しており、これら研磨機対24の一方の研磨機25と他方の研磨機26とは、一方の研磨機25の研磨部材25aと他方の研磨機26の研磨部材26aとの間に遊技媒体1を挟持して搬送しながら遊技媒体1を水などの洗浄液を用いないで研磨するようになっている。
ここで、一方の研磨機25は、ローラー軸25bの外周に乾式の研磨部材25aとして粘着部材25c(図9)が設けられた回転ローラーを備えており、この研磨部材25aが所定の周速度で周回駆動される。
また、他方の研磨機26も、一方の研磨機25と同様にローラー軸26bの外周に乾式の研磨部材26aとして粘着部材26c(図9)が設けられた回転ローラーを備えており、この研磨部材26aが、第1の実施形態に係る遊技媒体研磨装置10と同様に、一方の研磨機25に設定された周速度より速い周速度で周回駆動される。
なお、上記研磨部材25a、26aは、研磨機25、26に対して着脱自在に軸支されるローラー軸25b、26bの外周に粘着部材25c、26cが固定されたものであり、このローラー軸25b、26bを介して研磨機25、26から動力を受けて回転駆動される。そして、この研磨部材25a、26aは、全体が、耐水性材料あるいは耐溶剤性材料で構成されている。
このうち、上記粘着部材25c、26cは弾力性と粘着性とを兼ね備えたシリコンゴムで構成されており、このシリコンゴムの粘着力で遊技媒体1の両面の汚れを吸着して取り除くようになっている。
このように、遊技媒体研磨装置20によれば研磨部材25a、26aが、研磨機25、26に対して着脱自在に設けられているので、例えば研磨部材25a、26aが汚れたり、磨耗したり、損傷したりした場合には、研磨部材25a、26aをメンテナンスしたり取り替えたりすることができる結果、遊技媒体の表面を常に良好な状態に維持することができるようになる。
特に、研磨部材25a、26aが、研磨機25、26に対して着脱自在に軸支されるローラー軸25b、26bの外周に粘着部材25c、26cが固定されたものであり、このローラー軸25b、26bを介して研磨機25、26から動力を受けて回転駆動されるので、研磨部材25a、26aの回転駆動、研磨機25、26に対する着脱およびメンテナンスが容易で取り扱いやすい遊技媒体研磨装置を実現することができる。
さらに、研磨部材25a、26aが、耐水性材料あるいは耐溶剤性材料からなるので、研磨部材25a、26aを水あるいは溶剤で洗浄してその汚れを取り除くことができるようになる。
特に、粘着部材25c、26cがシリコンゴムからなるので、遊技媒体1の汚れをより効果的に吸着させることができる。また、シリコンゴムは、水その他の溶剤で容易に洗浄することができるだけでなく繰り返し再使用することができるので、経済的に遊技媒体1の汚れを取り除くことができる。
このように、遊技媒体研磨装置20によれば、研磨機対24の研磨機25、26の研磨部材25a、26aが、それぞれ粘着部材25c、26cを備えているので、遊技媒体1の汚れを粘着部材25c、26cに集中的に吸着させることができる結果、この粘着部材25c、26cを取り替えたり洗浄したりするだけで遊技媒体1の汚れを回収することができる。
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
例えば、メダル1は、スロットマシンに用いられるメダルに限定されない。また、円形コイン状の金属製部材にも限定されない。各種遊技において遊技媒体として用いられるものであれば、種々の材質、形状のメダルが採用可能である。
本体2も、ステンレスや合成樹脂被覆鋼板などで矩形に組み立てられた箱体に限定されず、材質、形状など種々の設計変更が可能である。
また、メダル移送手段3は、種々の設計変更が可能であるだけでなく、必ずしも必須でない。例えば、傾斜板2aから直接研磨部材5a、6aの間に遊技媒体1を一枚ずつ供給して遊技媒体1を研磨するような構成も採用可能である。
また、一方の研磨機5、25と他方の研磨機6、26とは、必ずしも研磨ブラシや粘着部材が設けられた回転ローラーで構成されたものに限定されない。例えば、2つの回転ローラーに掛け渡された無端ベルトに、研磨ブラシや粘着部材やフェルト生地のような布材の研磨部材を設けたベルトコンベアで構成してもよいなど、種々の乾式研磨部材と研磨機の方式が採用可能である。
この場合、研磨機対4、24の研磨機が、それぞれベルトコンベアで構成されるので、従来の回転駆動装置や搬送の技術を適用することが可能になる結果、構造が簡単で安価な装置とすることができるようになる。
また、本実施形態では、一方の研磨機5、25は、それぞれの研磨機対4、24の間で略同じ周速に設定され、他方の研磨機6、26も、それぞれの研磨機対4、24の間で略同じ周速に設定されているが、必ずしもそのような構成である必要はない。例えば図2、28に示す複数の研磨機対4、24において右(A)の上→右(A)の下→中(B)の下→中(B)の上→左(C)の上→左(C)の下の順番で周速を上げていくような構成でも採用可能である。
また、研磨機対4、24は、例えば一対だけでもよいなど必ずしも図示の数量にも限定されない。
また、駆動機構7も、必ずしも図示の形状に限定されず、例えば回転ローラ3bや整列ブラシ3d、その他を個別にそれぞれの回転速度で駆動するなど、種々の駆動方法が採用可能である。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
1 遊技媒体
4、24 研磨機対
5、25 一方の研磨機
6、26 他方の研磨機
5a、6a、25a、26a 研磨部材
10、20 遊技媒体研磨装置
25b、26b ローラー軸
25c、26c 粘着部材

Claims (6)

  1. 遊技媒体を研磨する遊技媒体研磨装置であって、
    外周に乾式の研磨部材が設けられ、この研磨部材が周回駆動される一方の研磨機と、外周に乾式の研磨部材が設けられ、この研磨部材が周回駆動される他方の研磨機とを有する少なくとも1つの研磨機対を備え、
    上記研磨機対は、少なくとも一方の研磨機の研磨部材が、粘着部材を備え、
    上記研磨機対は、一方の研磨機の研磨部材と他方の研磨機の研磨部材との間に遊技媒体を挟持して搬送しながら遊技媒体を研磨するものであることを特徴とする遊技媒体研磨装置。
  2. 上記粘着部材はシリコンゴムからなることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体研磨装置。
  3. 上記研磨機対の一方の研磨機と他方の研磨機とは、それぞれ少なくとも外周に研磨部材が設けられた回転ローラーか、もしくは外周に研磨部材が設けられたベルトコンベアかのいずれかを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技媒体研磨装置。
  4. 上記研磨部材は、研磨機に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遊技媒体研磨装置。
  5. 上記研磨部材は、上記研磨機に対して着脱自在に軸支されるローラー軸の外周上記粘着部材が固定されたものであり、このローラー軸を介して研磨機から動力を受けて回転駆動されることを特徴とする請求項4に記載の遊技媒体研磨装置。
  6. 上記研磨部材は、耐水性材料あるいは耐溶剤性材料からなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の遊技媒体研磨装置。
JP2009092822A 2005-05-30 2009-04-07 遊技媒体研磨装置 Pending JP2009148629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009092822A JP2009148629A (ja) 2005-05-30 2009-04-07 遊技媒体研磨装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005156951 2005-05-30
JP2009092822A JP2009148629A (ja) 2005-05-30 2009-04-07 遊技媒体研磨装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006119663A Division JP4630840B2 (ja) 2005-05-30 2006-04-24 遊技媒体研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009148629A true JP2009148629A (ja) 2009-07-09

Family

ID=40918463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009092822A Pending JP2009148629A (ja) 2005-05-30 2009-04-07 遊技媒体研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009148629A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340619A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Oizumi Corp 遊技媒体浄化装置
JP2003112133A (ja) * 2001-09-29 2003-04-15 Shizuo Handa コイン研磨装置
JP2003520145A (ja) * 2000-01-19 2003-07-02 ケムファブ コーポレイション 異なる両面を有するカールしない強化複合材膜、製造方法及び用途
JP2003290725A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Nissetsu Sangyo Kiki Co Ltd メダル洗浄装置及びメダル洗浄方法
JP2004187816A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Jetter Co Ltd コイン洗浄研磨装置
JP2004313700A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Oizumi Corp 洗浄処理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003520145A (ja) * 2000-01-19 2003-07-02 ケムファブ コーポレイション 異なる両面を有するカールしない強化複合材膜、製造方法及び用途
JP2001340619A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Oizumi Corp 遊技媒体浄化装置
JP2003112133A (ja) * 2001-09-29 2003-04-15 Shizuo Handa コイン研磨装置
JP2003290725A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Nissetsu Sangyo Kiki Co Ltd メダル洗浄装置及びメダル洗浄方法
JP2004187816A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Jetter Co Ltd コイン洗浄研磨装置
JP2004313700A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Oizumi Corp 洗浄処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5072591B2 (ja) 床処理洗浄システム
WO2018037934A1 (ja) 板ガラス洗浄装置
JP5908753B2 (ja) 遊技球研磨装置、同装置用球搬送ユニットおよび同装置用研磨材カセット
JP5912733B2 (ja) 麻雀牌の自動清掃装置
JP4630840B2 (ja) 遊技媒体研磨装置
JP6561650B2 (ja) クリーニングユニット及び遊技機
JP2009148629A (ja) 遊技媒体研磨装置
JP5395408B2 (ja) 揚送研磨装置
JP2010017658A (ja) 基板端面の洗浄装置及び洗浄方法
JP4690160B2 (ja) メダル洗浄装置
CN104507590A (zh) 印刷配线板用之清扫刷及使用该清扫刷的清扫机
JP2008161576A (ja) パチンコ玉研磨装置
JP4516186B2 (ja) 遊技媒体浄化装置
JP5243927B2 (ja) 研磨布の装着構造
JP5767838B2 (ja) 揚送研磨装置
KR101145776B1 (ko) 기판 세정 장치
JP5192589B2 (ja) ボウリングボール表面処理装置
JP5947991B2 (ja) 遊技球研磨装置
JP4284040B2 (ja) 遊技媒体洗浄装置
JP2023149737A (ja) コイン研磨装置
JP2016118903A (ja) コイン研磨装置
JP5520402B2 (ja) 揚送研磨装置
JP2967414B1 (ja) コイン研磨装置
JP5829050B2 (ja) 遊技球研磨装置
JP2010115355A (ja) 揚送研磨装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120522