JP4690160B2 - メダル洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、遊技施設で使用される円盤状のメダルを洗浄するメダル洗浄装置に関する。
遊技施設で使用されるメダルを洗浄する従来のメダル洗浄装置として、例えば特開2002−320756号公報に開示されたものがある。
これは、図8に示すように、遊技施設で使用されたメダルを移送するコンベヤに対して、コンベヤ80のベルト81上面との間にメダルMの一枚分のクリアランスを設けてブラシを備える洗浄ローラ82が設置され、洗浄ローラ82の上方付近に配置された洗浄液散布装置83から洗浄液を散布するようになっていて、洗浄ローラ82をベルト81の回転方向に逆らう方向に回転させてブラシで洗浄液に濡れたメダルMの表面を洗浄する。
コンベヤ80のベルト端近傍には、表面が吸水性材料で形成され相互に押し付け合う一対の洗浄液吸着ローラ84が設けられ、コンベヤ80により移送されてくる洗浄後のメダルMを回転する洗浄液吸着ローラ84間に挟んで、メダルに付着した洗浄液を吸着する。洗浄液を吸着した洗浄液吸着ローラ84には洗浄液絞りローラ85、86が圧接され、洗浄液が搾り取られる。
特開2002−320756号公報
しかし上記従来のメダル洗浄装置では、コンベヤ80のベルト上を移送されてくるメダルMに洗浄ローラ82が適切に接触して当該メダルを洗浄するために、洗浄ローラ82とベルト81上面間の間隙をメダルMの厚さに対応させた所定量に正確に設定する必要がある。しかも、洗浄ローラ82のブラシは洗浄を重ねるにつれて磨耗していくので、上記間隙の維持管理に手間がかかるという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、洗浄ローラの間隙の維持管理に手間をかけないでも適切にメダルを洗浄できるようにしたメダル洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、メダルを洗浄液の供給下で洗浄ローラにより洗浄するメダル洗浄装置において、洗浄ローラが各軸を互いに平行とした少なくとも3つのブラシローラからなり、ひとつのブラシローラと他の隣接する2つのブラシローラとの対向点を順次メダルの通過経路とし、この通過経路が上記対向点の間で曲折しているものとした。
ブラシローラの対向点を順次メダルの通過経路として、その通過経路が2つの対向点の間で曲折しているものとしたので、通過経路にそったメダルの方向転換の間、メダルは通過経路両側のブラシローラに押し付けられて各ブラシローラのブラシが両面に強く接触し、充分に擦られて、確実に汚れが落とされる。
そして、メダルは方向転換時の姿勢変化によってその両面に各ブラシローラのブラシが押し付けられるので、ブラシが相当磨耗しても通過経路の対向点におけるブラシローラ間の間隙は厳しく管理する必要がない。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、スロットゲーム遊技施設に適用した実施の形態の全体構造を示す図である。
遊技台2を横方向に並べた遊技島1において、遊技台1の下方に各遊技台からオーバーフローしたメダルを回収する回収樋3が延びている。島端に設けられたメダル洗浄装置4に接続している。
メダル洗浄装置4は下部にホッパ5を備え、回収樋3はホッパ5の上方に開口する。回収樋3を経てホッパ5に回収されたメダルは、ホッパ5に接続された揚送機6により上部に設置した洗浄部20へ運び上げられる。揚送機6は、例えば上下に掛け渡したベルトに多数の桟を設け、桟にメダルを掬って持ち上げる。
洗浄部20の下には、洗浄されて洗浄部から落下するメダルを一旦受けるタンク7が設けられ、タンク7の底部はさらに分配路8を介してジョッキセット部9につながっている。そして、ジョッキセット部9では、所定量ずつのメダルを払出して、セットされたジョッキ10を満たすようになっている。
メダルが満たされたジョッキ10をジョッキセット部9から取り出して、補給が必要な遊技台または不図示の補給タンクへ運び、投入することにより、清浄なメダルが供給されることになる。
なお、メダル洗浄装置にはさらに回収タンク12が設けられ、揚送機6で洗浄部20へ運び上げられたメダルのうち、後述する洗浄コンベヤのベルトに載せ切れなかった余剰のメダルを戻し路11を経て回収タンク12へ回収するようになっている。回収タンク12のメダルは底部の戻し口13からホッパ5へ供給され、再び揚送機6により洗浄部20へ運び上げられる。
回収タンク12へはさらに外部からも汚れたメダルを投入できる。
さらに回収タンク12は、その下にセットした受け箱カート15に必要に応じて回収タンク12内のメダルを払出す払出し口14も供えている。
つぎに、洗浄部20の詳細について説明する。図2は洗浄部の斜視図、図3は断面図である。
洗浄部20は長四角形状のケース21内に、その長手方向に傾斜して設置された洗浄コンベヤ26を備える。洗浄コンベヤ26はそのフレーム27をケースの側壁22aに支持されている。なお、図2にはケース21の手前側の側壁22aを切り欠いて示している。
洗浄コンベヤ26のベルト29は、モータ75で駆動される不図示のエンドプーリに支持されて、図2に矢印Aで示す方向へ回転される。メダルMは揚送機6からベルト29上の図2中右側の低い側に供給され、洗浄コンベヤ26の高端部に向かって搬送される。
洗浄コンベヤ26の高端部の下方に、洗浄ローラ30が配置されている。
洗浄ローラ30に続いて、洗浄コンベヤ26に対して折り返し方向にかつ洗浄コンベヤ26の傾斜に概略そう形で、順次移送ローラ40(40a、40b)と洗浄液吸着ローラ50(50a、50b)が洗浄コンベヤ26の低い側へ向かって配置されている。
各洗浄液吸着ローラ50の後述するローラ組の下側のローラ53には、それぞれ洗浄液絞りローラ60が付設されている。
洗浄コンベヤ26の高端部近傍で、洗浄ローラ30の上方には、パイプ状の洗浄液ノズル70が配置され、管壁に設けられた多数の小孔72から洗浄液を洗浄ローラ30上に散布するようになっている。
洗浄液ノズル70はケース21の側壁22a、22bに支持されており、また、洗浄ローラ30、移送ローラ40、洗浄液吸着ローラ50、および洗浄液絞りローラ60もケースの側壁22a、22bに回転可能に支持されている。
ケース21の底壁23には、下流側の洗浄液吸着ローラ50bの下に、タンク7と連通する穴24が開口している。
洗浄ローラ30は、図4に拡大して示すように、それぞれ軸部32から放射状に延びるブラシ33を備える3つのブラシローラ31a、31b、31cから構成されている。ほぼ同じ高さに並べられた左右2つのブラシローラ31a、31bは、その対向点F1において回転時にそれぞれのブラシ先端が描く外周円が互いに接するように初期設定され、洗浄コンベヤ26の高端部から落下するメダルMを当該2つのブラシローラ31a、31bの間に受けるように位置設定される。上記外周円の直径はメダルMの直径の約2倍程度である。
3つ目のブラシローラ31cは2つのブラシローラ31a、31bの下側に設けられ、当該下側のブラシローラ31cと右側のブラシローラ31bとの対向点F2において、回転時にそれぞれのブラシ先端が描く外周円が互いに接するように初期設定されている。
一方、右側のブラシローラ31bのまわりで互いに隣接している下側のブラシローラ31cと左側のブラシローラ31aとは、例えばメダルMの厚さ分など、極く近接するが接触はしないように設定されている。
右側のブラシローラ31bは洗浄液吸着ローラ50に近い側であり、後述するように、上記左右2つのブラシローラ31a、31bの対向点F1および下側のブラシローラ31cと右側のブラシローラ31bの対向点F2はメダルMが洗浄液吸着ローラ50側へ向けて通過する通過経路Tを形成する。
移送ローラ40は、図5に示すように、ローラ本体42の外周面に軸方向所定間隔でリング溝43を備え、そのリング溝43にゴムなどの弾性リング44(44a、44b)を嵌めこんで、弾性リング44がローラ本体42の外周面から突出した突条となっている。
ローラ本体42はメダルMの直径と同程度の直径とされ、弾性リング44の上記所定間隔はメダルMの直径寸法よりも小さく設定されている。さらに、一方の移送ローラ40aの弾性リング44aが軸方向において他方の移送ローラ40bの弾性リング44bの間に位置して互い違いになるように設定されている。
移送ローラ40a、40b同士のローラ本体42間の間隙は、図4に示されるように、軸方向から見たとき、両移送ローラの弾性リング44a、44bが重なる程度に、極く小さく設定されている。
また、ブラシローラ31cとこれに隣接する移送ローラ40aとの間隙も、移送ローラ40aの弾性リング44aがブラシローラ31cのブラシ33に重なる程度に設定されている。
図2、図3に示すように、移送ローラ40は3つ目のブラシローラ31cに並んで洗浄コンベヤ26の低い側へ向かって2連に設けられている。すなわち、各移送ローラ40a、40bは洗浄コンベヤ26からの距離が3つ目のブラシローラ31cとほぼ同じとなっている。
図2、図3に示すように、洗浄液吸着ローラ50は、相互に圧接するように付勢された上下一対のローラ52、53からなるローラ組を2連に設けてある。各ローラ52、53の吸着層55は吸水性と弾性を有する材料により形成される。
各ローラ組の下側のローラ53は、洗浄コンベヤ26からの距離において移送ローラ40とほぼ同じ距離(高さ)に並べられている。
洗浄液絞りローラ60は、図6に示すように、ローラ本体62の外周面に螺旋状の突条64が形成され、各下側のローラ53に圧接されている。
各ローラは、ケースの側壁22bに取り付けられたモータ75により、側壁22bの裏面側に配置された不図示の駆動機構を介して洗浄コンベア26とともに回転される。各ローラの回転方向は次のとおりである。
洗浄ローラ30のほぼ同じ高さに並べられた2つのブラシローラ31a、31bは、互いに逆方向に回転する。すなわち、図3において左側のブラシローラ31aは時計方向に、右側のブラシローラ31bは反時計方向に回転して、洗浄コンベヤ26から落下するメダルMを両者の間に挟んで下方へ送る。
下側のブラシローラ31cは時計方向であり、右側のブラシローラ31bと逆方向になる。これにより、2つのブラシローラ31a、31bにより送られてくるメダルMは下側のブラシローラ31cにより右方向へ偏向され、右側のブラシローラ31bと下側のブラシローラ31cの間に挟まれて、移送ローラ40側へ送られる。
ここで、左側および下側のブラシローラ31a、31cの回転速度の絶対値はそれぞれ右側のブラシローラ31bの回転速度よりも大きく設定されている。
2連の移送ローラ40は、それぞれ図3中時計方向に回転して、洗浄ローラ30から送り出されたメダルMを洗浄液吸着ローラ50へ送る。
2連の洗浄液吸着ローラ50は、各ローラ組において、上側のローラ52は反時計方向、下側のローラ53は時計方向に回転し、上下のローラ52、53間に移送ローラ40からのメダルMを挟んで下流側へ送る。上下のローラ52、53の回転速度は同じである。
洗浄液絞りローラ60は、洗浄液吸着ローラ50の下側のローラ53と逆の反時計方向に回転し、相互の接触面の速度がほぼ同じとなるように設定されている。
そして、洗浄コンベヤ26および洗浄ローラ30、移送ローラ40、洗浄液吸着ローラ50にわたる各ローラの回転速度は、全体としてメダルMをほぼ一定速度で送るように設定され、送り速度の違いによって途中でメダルが詰まることがないようになっている。
つぎに上記洗浄部20におけるメダル洗浄の作用について説明する。
各ローラは常時上述のように回転しており、洗浄コンベヤ26に運ばれてその高端部から落下したメダルMは、洗浄液ノズル70から洗浄液が散布されている洗浄ローラ30の2つのブラシローラ31a、31bの間(対向点F1)に入る。
ここで、メダルMは2つのブラシローラ31a、31bの間を送られる間、左側のブラシローラ31aの回転速度が右側のブラシローラ31bの回転速度よりも大きく、送り量が相対的に異なるために、2つのブラシローラ31a、31bの間でこじられるとともに、その後さらに下側のブラシローラ31cに案内されて向きを変え、右側のブラシローラ31bと下側のブラシローラ31cの間(対向点F2)へ入る。
図7に示すように、この方向転換の間、メダルMは左側のブラシローラ31aと下側のブラシローラ31cにより右側のブラシローラ31bに押し付けられることになる。
すなわち、メダルMの一方の面には右側のブラシローラ31bのブラシ33が強く接触し、他方の面には左側のブラシローラ31aのブラシと下側のブラシローラ31cのブラシが強く接触する。この結果、メダルMは洗浄液に濡れた状態でその両面がともにブラシローラのブラシ33によって充分に擦られ、確実に汚れが落とされる。
洗浄ローラ30を通過したメダルMは移送ローラ40上に送出される。移送ローラ40の弾性リング44の間隔はそれぞれメダルMの直径寸法よりも小さく、また隣り合う移送ローラ40a、40bの弾性リング44a、44bが互い違いになって軸方向から見たとき重なり合っているから、メダルMは移送ローラ40a、40b間の間隙に落ち込むことなく、弾性リング44に乗って洗浄液吸着ローラ50へ確実に運ばれる。この際、メダルMは細い弾性リング44に支持されているだけであるから、メダルMに付着した洗浄液の一部は滴下して除去される。
つぎに、洗浄液吸着ローラ50の下側のローラ53は移送ローラ40とほぼ同じ高さに設置されているので、移送ローラ40上を運ばれたメダルMは、下側のロー53ラと上側のローラ52との間に導かれる。
メダルMに付着した洗浄液は、相互に付勢されて上下から両面に押し付けられた吸水性の吸着層55によって吸着され、除去される。
2連の洗浄液吸着ローラ50によって2段階に洗浄液が除去されたメダルMは、洗浄液吸着ローラ50を通過した後落下して、ケースの底壁23の穴24を通ってタンク7に貯留される。
メダルMから洗浄液を吸着した洗浄液吸着ローラ50は、各下側のローラ53に圧接された洗浄液絞りローラ60の螺旋状の突条64がその回転に従って下側のローラ53との圧接位置が軸方向に移動していくので、これにより、吸着していた洗浄液を絞り取られる。なお、洗浄液絞りローラ60は洗浄液吸着ローラの上側のローラ52に対しても設けることが好ましいが、下側のローラ53についてだけ設けても、上下のローラ52、53は相互に圧接方向に付勢されているので、下側のローラ53の洗浄液が絞り取られれば、上側のローラ52に吸着された洗浄液は、その自重も加わって、下側のローラ53へ吸い取られ、最終的に絞り取られることになる。
実施の形態は以上のように構成され、とくにメダルMを洗浄液の供給下で洗浄ローラ30により洗浄する洗浄部20において、洗浄ローラ30が各軸を互いに平行とした3つのブラシローラ31a〜31cからなり、右側のブラシローラ31bと左側のブラシローラ31aとの対向点F1と、右側のブラシローラ31bと下側のブラシローラ31cとの対向点F2を順次メダルの通過経路Tとして、その通過経路Tが2つの対向点F1、F2の間で曲折しているものとしたので、とくに方向転換の間、メダルMは通過経路T両側のブラシローラに押し付けられて各ブラシローラのブラシ33が両面に強く接触し、充分に擦られて、確実に汚れが落とされる。
しかも、メダルMは方向転換時の姿勢変化によってその両面に各ブラシローラのブラシ33が押し付けられるので、ブラシ33が相当磨耗しても通過経路Tの対向点F1、F2におけるブラシローラ間の間隙は厳しく管理する必要がなく、管理工数が低減するという効果を有する。
さらに、通過経路Tをなす対向点F1、F2で対向するブラシローラは互いに回転方向が逆で、回転速度の絶対値を異ならせてあるので、メダルMはその両面のブラシローラによる送り量が相対的に異なるためにこじられて、汚れ落としの効果をいっそう高めている。
また、移送ローラ40は、円柱の外周面に軸方向所定間隔で弾性リング44を備えているので、弾性リング44に乗ったメダルMから洗浄液が滴下しやすく、洗浄液の除去が促進される。
洗浄ローラ30は、メダルMの通過経路Tの最初の対向点F1を形成する左右2つのブラシローラ31a、31bの当該対向点F1が、洗浄コンベヤ26の高端部から落下するメダルを受ける位置に設定され、移送ローラ40や洗浄液吸着ローラ50も洗浄コンベヤ26の下方に配置されて折り返し状態とされ、洗浄液ノズル70は洗浄コンベヤ26の高端部近傍に配置されているので、洗浄部20の長さが短縮され、コンパクトに構成される。
なお、実施の形態では洗浄ローラ30を3つのブラシローラ31a〜31cで構成し、メダルMの通過経路Tがブラシローラ間の対向点2つを含んで、当該2つの対向点F1、F2間で通過経路Tが曲折しているものとしたが、洗浄ローラ30のブラシローラは3つに限定されず、さらにブラシローラ数を増して通過経路の増大した対向点間を曲折させることにより、いっそう洗浄効果を高めることができる。
また、洗浄ローラ30ではブラシローラの対向点F1、F2においてブラシ先端が描く外周円が互いに接するように初期設定されるものとしたが、これに限定されず、各対向点において所定の間隙を持つように設定してもよい。ただし、その際の間隙はメダルの厚さより小さい範囲とするのが好ましい。
さらに、洗浄液絞りローラ60は外周面に螺旋状の突条64を有するものとしたが、突条64の代わりに螺旋状の溝としてもよい。
実施の形態の全体構造を示す図である。 洗浄部の構成を示す斜視図である。 洗浄部の構成を示す断面図である。 洗浄ローラの構成を示す拡大断面図である。 移送ローラの構成を示す拡大平面図である。 洗浄液絞りローラの構成を示す拡大平面図である。 洗浄ローラにおける洗浄作用を示す説明図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 遊技島
2 遊技台
3 回収樋
4 メダル洗浄装置
5 ホッパ
6 揚送機
7 タンク
8 分配路
9 ジョッキセット部
10 ジョッキ
11 戻し路
12 回収タンク
13 戻し口
14 払出し口
15 受け箱カート
20 洗浄部
21 ケース
22a、22b 側壁
23 底壁
24 穴
26 洗浄コンベヤ(コンベア)
27 フレーム
29 ベルト
30 洗浄ローラ
31a、31b、31c ブラシローラ
32 軸部
33 ブラシ
40、40a、40b 移送ローラ
42 ローラ本体
43 リング溝
44a、44b 弾性リング
50a、50b 洗浄液吸着ローラ
52、53 ローラ
55 吸着層
60 洗浄液絞りローラ
62 ローラ本体
64 突条
70 洗浄液ノズル
72 小孔
75 モータ
F1、F2 対向点
M メダル
T 通過経路

Claims (5)

  1. メダルを洗浄液の供給下で洗浄ローラにより洗浄するメダル洗浄装置において、
    前記洗浄ローラが各軸を互いに平行とした少なくとも3つのブラシローラからなり、ひとつのブラシローラと他の隣接する2つのブラシローラとの対向点を順次メダルの通過経路とし、該通過経路が前記対向点の間で曲折していることを特徴とするメダル洗浄装置。
  2. 前記通過経路をなす対向点で対向するブラシローラは互いに回転方向が逆で、
    回転速度の絶対値を異ならせてあることを特徴とする請求項1記載のメダル洗浄装置。
  3. 前記洗浄ローラの下流に、洗浄液吸着ローラが設けられ、
    該洗浄液吸着ローラは、それぞれ吸水性と弾性を有する表面層を備えて互いに付勢され、前記ブラシローラと平行な、少なくとも一対のローラ組からなっていることを特徴とする請求項1または2記載のメダル洗浄装置。
  4. 前記洗浄ローラと洗浄液吸着ローラの間に、前記ブラシローラと平行な移送ローラが設けられ、
    該移送ローラは、円柱の外周面に軸方向所定間隔で弾性リングを備えていることを特徴とする請求項3記載のメダル洗浄装置。
  5. 下部位置から上方へメダルを搬送するコンベアを備え、
    前記洗浄ローラは、メダルの前記通過経路の最初の対向点を形成する2つのブラシローラの当該対向点が前記コンベアの高端部から落下するメダルを受ける位置に設定され、
    前記コンベヤの高端部近傍で、前記洗浄ローラの上方には洗浄液を供給する洗浄液ノズルが配置され、
    前記洗浄液吸着ローラまたは移送ローラは前記コンベアの下に配置されていることを特徴とする請求項3または4記載のメダル洗浄装置。
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