JP2007097721A - メダル回収洗浄装置 - Google Patents

メダル回収洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007097721A
JP2007097721A JP2005289370A JP2005289370A JP2007097721A JP 2007097721 A JP2007097721 A JP 2007097721A JP 2005289370 A JP2005289370 A JP 2005289370A JP 2005289370 A JP2005289370 A JP 2005289370A JP 2007097721 A JP2007097721 A JP 2007097721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medals
roller
medal
cleaning
lift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005289370A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kaneko
昌弘 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sayama Precision Ind Co Ltd
Original Assignee
Sayama Precision Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sayama Precision Ind Co Ltd filed Critical Sayama Precision Ind Co Ltd
Priority to JP2005289370A priority Critical patent/JP2007097721A/ja
Publication of JP2007097721A publication Critical patent/JP2007097721A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】
洗浄手段装置での故障に伴う、二次的被害を最小限に抑えることができる、メダル回収洗浄装置を提供する。
【解決手段】
上方が開口したホッパと、常時稼動状態の第一リフトと、メダルを貯留する上方を開口した下部タンクと、下部タンクから溢れたメダルを貯める上方を開口したオーバーフロータンクと、メダルを定量排出する排出機構と、メダル通過経路が曲折するように複数のブラシローラを配置した洗浄部と、メダルに付着した水分を吸い取る乾燥部を備えた洗浄装置と、洗浄済みメダルを揚送する第二リフトと、洗浄済みメダルを貯留する上方を開口した上部タンクと、洗浄済みメダルを払出す分配路と、メダルを供給するジョッキと、から構成され、洗浄装置をメダル回収洗浄装置の下部に配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は遊技場等の遊技機で使用される円盤状のメダルを回収、洗浄、貯留するメダル回収洗浄装置に関する。
メダル回収洗浄装置としては特許文献1に示すものがある。
この文献に明示されたメダル供給装置は、メダルを使用する複数の遊技機を少なくとも有する遊技機列の上方を通るように設けられたメダル補給手段および遊技機列の下方を通るように設けられたメダル回収手段を備える遊技装置に対し、その側方に配設されており、メダル回収手段にて回収されると共にメダル補給手段へ供給するためのメダルを貯留するためのメインタンク(メダル貯留手段)を備えており、上記メダル回収手段にて回収されたメダルを美化処理し、美化処理したメダルをメインタンクへ供給するメダル美化処理手段と、メダル美化処理手段にて美化処理される前のメダルをメインタンクへ迂回させる迂回手段と、を具備する。
特開2000−296204号
しかし、特許文献1のメダル供給装置では、遊技機より回収されたメダルの汚れを落とすために、液状の水や洗浄液などを使用する洗浄装置(メダル美化処理手段)を、メダル供給装置の上方に備えている。そのため、洗浄装置で使用する洗浄液などが拡散および、漏れを防止する構造となっている。
しかし、洗浄装置で故障などにより、洗浄液が洗浄装置外へと漏れた場合、洗浄装置の下方に配置された他の装置類が濡れて、二次的故障発生の原因となる。
そこで本発明は、このような従来の問題点に鑑み、メダルの汚れを落とす複数のブラシローラを配置した、洗浄装置をメダル供給装置の下部に配置することにより、洗浄液が、拡散および漏れた場合にでも、他の装置類への被害を最小限に食い止め、二次的故障発生を防止することが可能な、メダル回収洗浄装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係わるメダル回収洗浄装置は、複数の遊技機を並列に配置した遊技場等において、前記遊技機の下方に設置された遊技機から溢れたメダルを回収する常時稼動状態の回収樋から回収されたメダルを受ける上方が開口したホッパと、前記ホッパに接続されたメダルを揚送する、上下に掛け渡したベルトにメダルを載せる多数の積載部を設けた常時稼動状態の第一リフトと、前記第一リフトにより揚送されたメダルを貯留する上方を開口した下部タンクと、前記下部タンク下方に配置された下部タンクから溢れたメダルを貯める上方を開口したオーバーフロータンクと、前記下部タンク下部に設けたメダルを定量排出する排出機構と、前記排出機構に接続された、メダル通過経路が曲折するように複数のブラシローラを配置した洗浄部と、メダルに付着した水分を吸い取る乾燥部を備えた洗浄装置と、前記洗浄装置と接続された洗浄済みメダルを揚送する上下に掛け渡したベルトにメダルを載せる多数の積載部を設けた第二リフトと、前記第二リフトにより揚送された洗浄済みメダルを貯留する最上部に位置する上方を開口した上部タンクと、前記上部タンク底部に配置された洗浄済みメダルを払出す分配路と、前記分配路から排出されたメダルを供給するジョッキと、から構成されたことを特徴とするものである。
メダル回収洗浄装置は、遊技機より回収されたメダルの汚れを落とす複数のブラシローラを配置した構造とした洗浄装置を、メダル回収洗浄装置の下部に配置することにより、洗浄装置で故障などにより洗浄液が洗浄装置外へ漏れた場合にでも、洗浄装置の下方に他の装置類を配置しないことで、洗浄液で他の装置が濡れることがなく、被害を最小限に食い止めると共に、二次的故障発生を防止することが可能である。
以下、本発明の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1および図2は、スロットゲーム遊技施設に適した実施の形態の全体構造を示す図である。
遊技機2を横方向に並べた遊技島1において、遊技機1の下方に各遊技機から溢れたメダルを回収する常時稼動状態の回収樋3が延び、島端に設けられたメダル回収洗浄装置4に接続している。
メダル回収洗浄装置4は下部に回収樋3からのメダルを受ける、上方を開口し底部を傾斜させ排出口を有したホッパ5を備え、回収樋3はホッパ5の上方に開口する。回収樋3を経てホッパ5で回収されたメダルは、ホッパ5の排出口に接続された常時稼動状態の第一リフト6により揚送される。該第一リフト6により揚送されたメダルは、メダル回収洗浄装置4のほぼ中央付近に配置した上方を開口し底部を傾斜させ排出口を有した下部タンク7へ貯留される。
前記下部タンク7に貯留されたメダルは下部タンク7の底部に設置したメダルを定量ずつ排出する排出機構8により該排出機構8の下方に接続された洗浄装置20へ排出される。
また、前記下部タンク7下方には該下部タンク7から溢れたメダルを貯留するオーバーフロータンク9が備わる。
前記洗浄装置20で洗浄、乾燥されたメダルは、第二リフト10に受け渡され、メダル回収洗浄装置4の最上部に設置した上方を開口して底部を傾斜させ排出口を有した、上部タンク11へ揚送されて貯留される。
前記上部タンク11底部の排出口下部に分配路12を配置し、前記上部タンク11に貯留されている洗浄済みメダルを前記分配路12を介し、メダル回収洗浄装置4の左右側面に設けてあるジョッキセット部13につながっている。前期分配路12で所定量ずつのメダルを払出して、前記ジョッキセット部13にセットされたジョッキ14を満たすようになっている。
メダルが満たされたジョッキ14をジョッキセット部13から取り出して、補給が必要な遊技機2またはメダル貸機2aへ運び、投入することにより、清浄なメダルが供給されることになる。
なお、メダル回収洗浄装置4には、遊技機2で賞品として払出されたメダルを計数するメダル計数装置(不図示)を設置することが可能である。前記メダル計数装置(不図示)に投入されたメダルは、下部タンク7へ排出し貯留される。
第一リフト6及び、第二リフト10は、例えば上下に掛け渡したベルト10aにメダルを積載可能な桟10bを多数設け、桟10bにメダルを掬って持ち上げる。
排出機構8の詳細について説明する。図3は排出機構8の断面図である。
排出機構8は、例えば、下部タンク7で貯留されているメダルを受入れる流入口8aと、メダルを排出する排出口8bを設けた、円筒体8c内に、回動可能な状態で挿入された螺旋体8dと、この螺旋体8dの中心部分に固定された回転軸8eとを備え、回転駆動部8fにより回転される前記回転軸8eと一体に前記螺旋体8dを回転させてメダルを螺旋体8dにより前記円筒体8c内を移送させ、洗浄装置20の洗浄能力に合せて定量ずつ排出させる。
メダル回収洗浄装置4において、前記排出装置8以降のメダルの移送経路で不具合が生じた場合には、排出機構8を停止させる。この時前記下部タンク7には、常時稼動している第一リフト6から揚送されたメダルを貯留するが、下部タンク7で貯留可能なメダル枚数を超えた場合には、該下部タンク7に設けたオーバーフロー排出口7aより溢れ出す。溢れ出したメダルは下部タンク7下方に設けた上方を開口した箱状のオーバーフロータンク9に排出され貯留される。該オーバーフロータンク9の外側底部に複数のキャスター9a等を設けることにより、オーバーフロータンク9内にメダルが貯留されている状態であっても、容易に移動が可能となっている。
つぎに分配路12の詳細について説明する。図4は分配路12の断面図である。
分配路12は、上部タンク11の底部に配置され、前記上部タンク11内に貯留されている洗浄済みメダルを、上部タンク11底部の排出口より受けて搬送するための水平に配置されているベルトコンベヤ12aであって、前記ベルトコンベヤ12aは、ベルトやギヤを介して駆動部12bにより駆動させる。前記駆動部12bを正転駆動することにより、メダルをベルトコンベヤ12aにて一方の端部側に搬送してジョッキセット部13のジョッキ14内に供給し、駆動部12bを逆転駆動することにより、メダルをベルトコンベヤ12aにて他方の端部側に搬送してジョッキセット部13内のジョッキ14内に供給する構成としている。このように略水平に配置したベルトコンベヤ12aを正逆回転駆動することにより、左右に設置されているジョッキ内にそれぞれ自動的に供給することが出来る。
洗浄部20の詳細について説明する。図5は洗浄部の斜視図、図6は断面図である。
洗浄部20は長四角形状のケース21内に、その長手方向に傾斜して設置されたコンベア26を備える。洗浄コンベア26はそのフレーム27をケースの側壁22aに支持されている。なお、図5にはケース21の手前側の側壁22aに支持されている。なお、図5にはケース21の手前側の側壁22aを切り欠いて示している。
洗浄コンベア26のベルト29は、モータ75で駆動される不図示のエンドプーリに支持されて、図5に矢印Aで示す方向へ回転される。メダルMは第一リフト6からベルト29上の図5中右側の低い側に供給され、洗浄コンベヤ26の高端部に向かって搬送される。
洗浄コンベア26の高端部の下方に、洗浄ローラ30が配置されている。
洗浄ローラ30に続いて、洗浄コンベヤ26に対して折り返し方向にかつ洗浄コンベヤ26の傾斜に概略そう形で、順次移送ローラ40(40a、40b)と洗浄液吸着ローラ50(50a、50b)が洗浄コンベヤ26の低い側へ向かって配置される。
各洗浄液吸着ローラ50の後述するローラ組の下側のローラ53には、それぞれ洗浄液絞りローラ60が付設されている。
洗浄コンベヤ26の高端部近傍で、洗浄ローラ30の上方には、パイプ状の洗浄ノズル70が配置され、管壁に設けられた多数の小孔72から洗浄液を洗浄ローラ30上に散布するようになっている。
洗浄液ノズル70はケース21の側壁22a、22bに支持されており、また、洗浄ローラ30、移送ローラ40、洗浄液吸着ローラ50、および洗浄液絞りローラ60もケースの側壁22a、22bに回転可能に支持されている。
ケース21の底壁23には、下流側の洗浄液吸着ローラ50bの下に、第二リフト10と連通する穴24が開口している。
洗浄ローラ30は、図7に拡大して示すように、それぞれ軸部32から放射状に延びるブラシ33を備える3つのブラシローラ31a、31b、31cから構成されている。ほぼ同じ高さに並べられた左右2つのブラシローラ31a、31bは、その対向点F1において回転時にそれぞれのブラシ先端が描く外周円が互いに接するように初期設定され、洗浄コンベヤ26の高端部から落下するメダルMを当該2つのブラシローラ31a、31bの間に受けるように位置設定される。上記外周円の直径はメダルMの直径の約2倍程度である。
3つ目のブラシローラ31cは2つのブラシローラ31a、31bの下側に設けられ、当該下側のブラシローラ31cと右側のブラシローラ31bとの対向点F2において、回転時にそれぞれのブラシ先端が描く外周円が互いに接するように初期設定されている。
一方、右側のブラシローラ31bのまわりで互いに隣接している下側のブラシローラ31cと左側のブラシローラ31cと左側のブラシローラ31aとは、例えばメダルMの厚み分など、極く近接するが接触はしないように設定されている。
右側のブラシローラ31bは洗浄液吸着ローラ50に近い側であり、後述するように、上記左右2つのブラシローラ31a、31bの対向点F1および下側のブラシローラ31cと右側のブラシローラ31bの対向点F2はメダルMが洗浄液吸着ローラ50側へ向けて通過する通過経路Tを形成する。
移送ローラ40は、図8に示すように、ローラ本体42の外周面に軸方向所定間隔でリング溝43を備え、そのリング溝43にゴムなどの弾性リング44(44a、44b)を嵌めこんで、弾性リング44がローラ本体42の外周面から突出した突条となっている。
ローラ本体42はメダルMの直径と同程度の直径とされ、弾性リング44の上記所定間隔はメダルMの直径寸法よりも小さく設定されている。さらに、一方の移送ローラ40aの弾性リング44aが軸方向において他方の移送ローラ40bの弾性リング44bの間に位置して互い違いになるように設定されている。
移送ローラ40a、40b同士のローラ本体42間の間隙は、図8に示されるように、軸方向から見たとき、両移送ローラの弾性リング44a、44bが重なる程度に、極く小さく設定されている。
また、ブラシローラ31cとこれに隣接する移送ローラ40aとの間隔も、移送ローラ40aの弾性リング44aがブラシローラ31cのブラシ33に重なる程度に設定されている。
図5、図6に示すように、移送ローラ40は3つ目のブラシローラ31cに並んで洗浄コンベヤ26の低い側へ向かって2連に設けられている。すなわち、各移送ローラ40a、40bは洗浄コンベヤ26からの距離が3つ目のブラシローラ31cとほぼ同じとなっている。
図5、図6に示すように、洗浄液吸着ローラ50は、相互に圧接するように付勢された上下一対のローラ52、53からなるローラ組を2連設けてある。各ローラ52、53の吸着層55は吸水性と弾性を有する材料により形成される。
各ローラ組の下側のローラ53は、洗浄コンベヤ26からの距離において移送ローラ40とほぼ同じ距離(高さ)に並べられている。
洗浄液絞りローラ60は、図9に示すように、ローラ本体62の外周面に螺旋状の突条64が形成され、各下側のローラ53に圧接されている
各ローラは、ケースの側壁22bに取り付けられたモータ75により、側壁22bの裏面側に配置された不図示の起動機構を介して洗浄コンベヤ26とともに回転される。各ローラの回転方向は次のとおりである。
洗浄ローラ30のほぼ同じ高さに並べられた2つのブラシローラ31a、31bは、互いに逆方向に回転する。すなわち、図6おいて左側のブラシローラ31aは時計方向に、右側のブラシローラ31bは反時計方向に回転して、洗浄コンベヤ26から落下するメダルMを両者の間に挟んで下方へ送る。
下側のブラシローラ31cは時計方向であり、右側のブラシローラ31bと逆方向になる。これにより、2つのブラシローラ31a、31bにより送られてくるメダルMは下側のブラシローラ31cにより右方向へ偏向され、右側のブラシローラ31bと下側のブラシローラ31cの間に挟まれて、移送ローラ40側へ送られる。
ここで、左側および下側のブラシローラ31a、31cの回転速度の絶対値はそれぞれ右側のブラシローラ31bの回転速度よりも大きく設定されている。
2連の移送ローラ40は、それぞれ図6中時計方向に回転して、洗浄ローラ30から送り出されたメダルMを洗浄液吸着ローラ50へ送る。
2連の洗浄液吸着ローラ50は、各ローラ組において、上側のローラ52は反時計方向、下側のローラ53は時計方向に回転し、上下のローラ52,53間に移送ローラ40からのメダルMを挟んで下流側へ送る。上下のローラ52,53の回転速度は同じである。
洗浄液絞りローラ60は、洗浄液吸着ローラ50の下側のローラ53と逆の反時計方向に回転し、相互の接触面の速度がほぼ同じとなるように設定されている。
そして、洗浄コンベヤ26および洗浄ローラ30、移送ローラ40、洗浄液吸着ローラ50にわたる各ローラの回転速度は、全体としてメダルMをほぼ一定速度で送るように設定され、送り速度の違いによって途中でメダルが詰まることがないようになっている。
つぎに上記洗浄部20におけるメダル洗浄の作用について説明する。
各ローラは常時上述のように回転しており、洗浄コンベヤ26に運ばれてその高端部から落下したメダルMは、洗浄液ノズル70から洗浄液が散布されている洗浄ローラ30の2つのブラシローラ31a、31bの間(対向点F1)に入る。
ここで、メダルMは2つのブラシローラ31a、31bの間を送られる間、左側のブラシローラ31aの回転速度が右側のブラシローラ31bの回転速度よりも大きく、送り量が相対的に異なるために、2つのブラシローラ31a、31bの間でこじられるとともに、その後さらに下側のブラシローラ31cに案内されて向きを変え、右側のブラシローラ31bと下側のブラシローラ31cの間(対向点F2)へ入る。
図10に示すように、この方向転換の間、メダルMは左側のブラシローラ31aと下側のブラシローラ31cにより右側のブラシローラ31bに押し付けられることになる。
すなわち、メダルMの一方の面に右側のブラシローラ31bのブラシ33が強く接触し、他方の面には左側のブラシローラ31aのブラシと下側のブラシローラ31cのブラシが強く接触する。この結果、メダルMは洗浄液に濡れた状態で両面ともにブラシローラのブラシ33によって充分に擦られ、確実に汚れが落とされる。
洗浄ローラ30を通過したメダルMは移送ローラ40上に送出される。移送ローラ40の弾性リング44の間隔はそれぞれメダルMの直径寸法よりも小さく、また隣り合う移送ローラ44a、44bの弾性リング44a、44bが互い違いになって軸方向から見たとき重なり合っているから、メダルMは移送ローラ40a、40b間の間隙に落ち込むことなく、弾性リング44に乗って洗浄液吸着ローラ50へ確実に運ばれる。この際、メダルMは細い弾性リング44に支持されているだけであるから、メダルMに付着した洗浄液の一部は滴下して除去される。
つぎに、洗浄液吸着ローラ50下側のローラ53は移送ローラ40とほぼ同じ高さに設置されているので、移送ローラ40上を運ばれたメダルMは、下側のローラ53と上側のローラ52との間に導かれる。
メダルMに付着した洗浄液は、相互に付勢されて上下から両面に押し付けられた吸水性の吸着層55によって吸着され、除去される。
2連の洗浄液吸着ローラ50によって2段階に洗浄液が除去されたメダルMは、洗浄液吸着ローラ50を通過した後落下して、ケースの底壁23の穴24を通って第二リフト10により揚送される。
メダルMから洗浄液を吸着した洗浄液吸着ローラ50は、各下側のローラ53に圧接された洗浄液絞りローラ60の螺旋状の突条64がその回転に従って下側のローラ53との圧接位置が軸方向に移動していくので、これにより、吸着していた洗浄液を絞り取られる。なお、洗浄液絞りローラ60は洗浄液吸着ローラの上側のローラ52に対しても設けることが好ましいが、下側ローラ53についてだけ設けても、上下のローラ52,53は相互に圧接方向に付勢されているので、下側ローラ53の洗浄液が絞り取られれば、上側のローラ52吸着された洗浄液は、その自重も加わって、下側のローラ53へ吸い取られ、最終的に絞り取られることになる。
実施形態は以上のように構成され、とくにメダルMを洗浄液の供給下で洗浄ローラ30により洗浄する洗浄部20において、洗浄ローラ30が各軸を互いに平行とした3つのブラシローラ31a〜31cからなり、右側のブラシローラ31bと左側のブラシローラ31aとの対向点F1と、右側のブラシローラ31bと下側のブラシローラ31cとの対向点F2を順次メダルの通過経路Tとして、その通過経路Tが2つの対向点F1,F2の間で曲折しているものとしたで、とくに方向転換の間、メダルMは通過経路T両側のブラシローラに押し付けられて各ブラシローラのブラシ33が両面に強く接触し、充分に擦られて、確実に汚れが落とされる。
しかも、メダルMは方向転換時の姿勢変化によってその両面に各ブラシローラのブラシ33が押し付けられるので、ブラシ33が相当磨耗しても通過経路Tの対向点F1,F2におけるブラシローラ間の間隙は厳しく管理する必要がなく、管理工程が低減するという効果を有する。
さらに、通過経路Tをなす対向点F1,F2で対向するブラシローラは互いに回転方向が逆で、回転速度の絶対値を異ならせてあるので、メダルMはその両面のブラシローラによる送り量が相対的に異なるためにこじられて、汚れ落としの効果をいっそう高めている。
また、移送ローラ40は、円柱の外周面に軸方向所定間隔で弾性リング44を備えているので、弾性リング44に乗ったメダルMから洗浄液が滴下しやすく、洗浄液の除去が促進される。
洗浄ローラ30は、メダルMの通過経路Tの最初の対向点F1を形成する左右2つのブラシローラ31a、31bの当該対向点F1が、洗浄コンベヤ26の高端部から落下するメダルを受ける位置に設定され、移送ローラ40や洗浄液吸着ローラ50も洗浄コンベヤ26の下方に配置されて折り返し状態とされ、洗浄液ノズル70は洗浄コンベヤ26の高端部近傍に配置されているので、洗浄部20の長さが短縮され、コンパクトに構成される。
なお、実施形態では洗浄ローラ30を3つのブラシローラ31a〜31cで構成し、メダルMの通過経路Tがブラシローラ間の対向点2つを含んで、当該2つの対向点F1,F2間で通過経路Tが曲折しているものとしたが、洗浄ローラ30のブラシローラは3つに限定されず、さらにブラシローラ数を増して通過経路の増大した対向点間を曲折させることにより、いっそう洗浄効果を高めることができる。
また、洗浄ローラ30ではブラシローラの対向点F1,F2においてブラシ先端が描く外周円が互いに接するように初期設定されるものとしたが、これに限定されず、各対向点において所定の間隔を持つように設定してもよい。ただし、その際の間隙はメダルの厚さより小さい範囲とするが好ましい。
さらに、洗浄液絞りローラ60は外周面に螺旋状の突条64を有するものとしたが、突条64の代わりに螺旋状の溝としてもよい。
以上のような構成により、メダル回収洗浄装置4は洗浄装置20での故障により洗浄液が前記洗浄装置20外へ漏れたとしても、他の装置への被害を最小限に食い止めることができ、二次的故障発生を防ぐことが可能となる。また、上記構成の洗浄装置20を備えることにより、メンテナンス作業の軽減も可能となる。
本発明のメダル回収洗浄装置は、メダルを洗浄する洗浄液などの漏れによる、新たな故障の発生を最小限に食い止めることができ、洗浄部のメンテナンス作業が軽減されるメダル回収洗浄装置としての利用が可能である。
本発明に係わるメダル回収洗浄装を示す斜視図である。 本発明に係わるメダル回収洗浄装を示す斜視図である。 本発明に係わる排出機構を示す断面図である。 本発明に係わる分配路を示す断面図である。 本発明に係わる洗浄部の構成を示す斜視図である。 本発明に係わる洗浄部の構成を示す断面図である。 本発明に係わる洗浄ローラの構成を示す拡大断面図である。 本発明に係わる移送ローラの構成を示す拡大平面図である。 本発明に係わる洗浄液絞りローラの構成を示す拡大平面図である。 本発明に係わる洗浄ローラにおける洗浄作用を示す説明図である。
符号の説明
1 遊技島
2 遊技機
2a メダル貸機
3 回収樋
4 メダル回収洗浄装置
5 ホッパ
6 第一リフト
7 下部タンク
7a オーバーフロー排出口
8 排出機構
8a 流入口
8b 排出口
8c 円筒体
8d 螺旋体
8e 回転軸
8f 回転駆動部
9 オーバーフロータンク
9a キャスター
10 第二リフト
10a ベルト
10b 桟
11 上部タンク
12 分配路
12a ベルトコンベヤ
12b 駆動部
13 ジョッキセット部
14 ジョッキ
20 洗浄部
21 ケース
22a、22b 側壁
23 底壁
24 穴
26 洗浄コンベヤ
27 フレーム
29 ベルト
30 洗浄ローラ
31a、31b、31c ブラシローラ
32 軸部
33 ブラシ
40、40a、40b 移送ローラ
42 ローラ本体
43 リング溝
44a、44b 弾性リング
50a、50b 洗浄液吸着ローラ
52、53 ローラ
55 吸着層
60 洗浄液絞りローラ
62 ローラ本体
64 突条
70 洗浄液ノズル
72 小孔
75 モータ
F1,F2 対向点
M メダル
T 通過経路

Claims (1)

  1. 複数の遊技機を並列に配置した遊技場等において、
    前記遊技機の下方に設置された遊技機から溢れたメダルを回収する常時稼動状態の回収樋から回収されたメダルを受ける上方が開口したホッパと、
    前記ホッパに接続されたメダルを揚送する、上下に掛け渡したベルトにメダルを載せる多数の積載部を設けた常時稼動状態の第一リフトと、
    前記第一リフトにより揚送されたメダルを貯留する上方を開口した下部タンクと、
    前記下部タンク下方に配置された下部タンクから溢れたメダルを貯める上方を開口したオーバーフロータンクと、
    前記下部タンク下部に設けたメダルを定量排出する排出機構と、
    前記排出機構に接続された、メダル通過経路が曲折するように複数のブラシローラを配置した洗浄部と、メダルに付着した水分を吸い取る乾燥部を備えた洗浄装置と、
    前記洗浄装置と接続された洗浄済みメダルを揚送する上下に掛け渡したベルトにメダルを載せる多数の積載部を設けた第二リフトと、
    前記第二リフトにより揚送された洗浄済みメダルを貯留する最上部に位置する上方を開口した上部タンクと、
    前記上部タンク底部に配置された洗浄済みメダルを払出す分配路と、
    前記分配路から排出されたメダルを供給するジョッキと、
    から構成されたことを特徴とするメダル回収洗浄装置。
JP2005289370A 2005-09-30 2005-09-30 メダル回収洗浄装置 Pending JP2007097721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005289370A JP2007097721A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 メダル回収洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005289370A JP2007097721A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 メダル回収洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007097721A true JP2007097721A (ja) 2007-04-19

Family

ID=38025252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005289370A Pending JP2007097721A (ja) 2005-09-30 2005-09-30 メダル回収洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007097721A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062136A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Oizumi Corp 遊技媒体管理システム
JP2001229429A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Glory Kiki Co Ltd メダル洗浄装置
JP2002143386A (ja) * 2000-11-14 2002-05-21 Oizumi Corp 遊技媒体管理システム
JP2003190380A (ja) * 2001-12-27 2003-07-08 Glory Kiki Co Ltd メダル補給装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062136A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Oizumi Corp 遊技媒体管理システム
JP2001229429A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Glory Kiki Co Ltd メダル洗浄装置
JP2002143386A (ja) * 2000-11-14 2002-05-21 Oizumi Corp 遊技媒体管理システム
JP2003190380A (ja) * 2001-12-27 2003-07-08 Glory Kiki Co Ltd メダル補給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101679624B1 (ko) 애벌 일체형 식판 전용 세척시스템
US9028619B2 (en) System and method for cleaning tokens
KR20130065347A (ko) 김 건조용 발장 처리장치
JP4690160B2 (ja) メダル洗浄装置
JP2011067257A (ja) 乾式メダル清掃装置
JP2007097721A (ja) メダル回収洗浄装置
JP2010259602A (ja) ゴルフボール洗浄装置
JP3437788B2 (ja) メダル供給装置
JP7195637B2 (ja) 島設備
JP7195638B2 (ja) メンテナンス装置
JP4643036B2 (ja) 遊技媒体洗浄装置
JP3135872B2 (ja) 洗浄処理装置
JP7112105B2 (ja) メンテナンス装置
JP2001118110A (ja) メダル用汚れ除去装置及びメダル遊技設備
JP4700650B2 (ja) メダル遊技設備
KR102570554B1 (ko) 표피 제거부를 구비한 목재 자동 가공 장치
JP2009248067A (ja) コイン洗浄装置
JP2005125026A (ja) 遊技媒体洗浄装置およびそれに用いる洗浄ドラム
JPH02119885A (ja) パチンコ球の揚送装置
JP2007089937A (ja) メダル脱水装置
JPH1157197A (ja) 遊技媒体研磨装置
JP3196398U (ja) メダルコインの研磨装置
JP2004065453A (ja) 遊技媒体洗浄装置
JPH06154362A (ja) ボール洗浄装置
JP4573371B2 (ja) 連続式コイン洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080930

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110412