JPH1157197A - 遊技媒体研磨装置 - Google Patents

遊技媒体研磨装置

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Publication number
JPH1157197A
JPH1157197A JP22621797A JP22621797A JPH1157197A JP H1157197 A JPH1157197 A JP H1157197A JP 22621797 A JP22621797 A JP 22621797A JP 22621797 A JP22621797 A JP 22621797A JP H1157197 A JPH1157197 A JP H1157197A
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JP
Japan
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polishing
game medium
belt
driven
rotator
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Pending
Application number
JP22621797A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kazuyo Sasaoka
和代 笹岡
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技媒体の満遍な研磨、揚送時の騒音の減少、
さらに、破損時には破損個所のみを交換することで維持
費の低減化が可能な遊技媒体研磨装置を提供すること。 【解決手段】遊技機島1内に立設した遊技媒体の揚送手
段10と、それに並設した遊技媒体の研磨手段20と、
揚送手段への遊技媒体の誘導手段30と、を具備し、揚
送手段は全周にその幅方向に遊技媒体を一列に保持可能
な第1整列部12を設けた環状の第1帯状体11を上下
に周回させる第1回転機構を備え、研磨手段は第1整列
部の遊技媒体と接触研磨する多数の研磨体22を全周に
着脱可能に設けた環状の第2帯状体21を上下に周回さ
せる第2回転機構20Rを備え、誘導手段30は揚送手
段の直下に位置し、全周にその幅方向に遊技媒体を一列
に保持し、第1整列部に遊技媒体を供給する第2整列部
32を設けた環状の第3帯状体31を第1帯状体と同一
速度で周回させる第3回転機構30Rを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機を並
設する遊技機島に設け、該遊技機島で使用する遊技媒体
を研磨するための遊技媒体研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の遊技媒体研磨装置として
は、例えば、遊技機島内に立設した円筒体に螺旋部材を
収納し、円筒体の下部から遊技媒体と研磨材(ペレッ
ト)を取り込みながら螺旋部材を回転させることでそれ
らを混合させながら揚送しつつ、遊技媒体と研磨材との
接触により遊技媒体の研磨を行うものである。
【0003】また、搬送ベルト状に張った研磨布により
遊技媒体を研磨するものも有った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のペレットを使用するものでは、遊技媒体とペ
レットとの衝突により発生する音が大きな騒音となり遊
技者に不快感を与えるうえに、ペレットは数日毎に取り
出して洗浄しなければならないという問題点があった。
【0005】一方、研磨布を用いたものでは、遊技媒体
を満遍なく研磨することが難しい上に、研磨によって発
生した粉塵の処理が面倒であるという問題点があった。
また、研磨布が一箇所でも破損すると研磨布をそっくり
交換しなければならず、不経済であるという問題点もあ
った。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、遊技媒体の表面を満遍なく研磨可
能で揚送時の騒音を減少させることができ、さらに、破
損が生じた場合には破損個所を交換することでメンテナ
ンスのコストの低い遊技媒体研磨装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項に存する。
【0008】[1]複数の遊技機(2)を並設する遊技
機島(1)に設け、該遊技機島(1)で使用する遊技媒
体を研磨するための遊技媒体研磨装置(A)において、
該遊技機島(1)内に立設して遊技媒体を前記遊技機島
(1)の下段から上段へと揚送する揚送手段(10)
と、該揚送手段(10)に並設し、前記揚送手段(1
0)によって揚送される遊技媒体を研磨する研磨手段
(20)と、前記揚送手段(10)に遊技媒体を誘導す
るための誘導手段(30)と、を有し、前記揚送手段
(10)は、環状の第1帯状体(11)を上下方向に周
回させる第1回転機構(10R)と、遊技媒体を保持す
るための第1ガイド部材(10G)と、を有して構成さ
れ、前記第1帯状体(11)の全周にわたってその幅方
向に遊技媒体を一列に保持可能な第1整列部(12)を
設け、前記研磨手段(20)は、環状の第2帯状体(2
1)を上下方向に周回させる第2回転機構(20R)を
有し、前記第1整列部(12)に保持された遊技媒体と
接触して研磨する多数の研磨体(22)を前記第2帯状
体(21)の全周にわたって着脱可能に設け、前記誘導
手段(30)は前記揚送手段(10)の下方に位置して
前記第1帯状体(11)と同一速度で環状の第3帯状体
(31)を周回させる第3回転機構(30R)と、遊技
媒体を保持するための第2ガイド部材(30G)と、を
有して構成され、前記第3帯状体(31)の全周にわた
ってその幅方向に遊技媒体を一列に保持し、前記第1整
列部(12)に遊技媒体を供給する第2整列部(32)
を設けたことを特徴とする遊技媒体研磨装置(A)。
【0009】[2]前記揚送手段(10)の前記第1回
転機構(10R)は、前記遊技機島(1)の下段内に配
置されて駆動する第1駆動回転体(13)と、前記遊技
機島(1)の上段内に配置された第1従動回転体(1
4)と、を有し、前記第1帯状体(11)を前記第1駆
動回転体(13)と前記第1従動回転体(14)に掛け
渡し、前記研磨手段(20)の前記第2回転機構(20
R)は、前記遊技機島(1)の下段内に配置された第2
従動回転体(24)と、前記遊技機島(1)の上段内に
配置された駆動する第2駆動回転体(23)と、を有
し、前記第2帯状体(21)を前記第2駆動回転体(2
3)と前記第2従動回転体(24)に掛け渡し、前記誘
導手段(30)は前記揚送手段(10)の直下に位置し
て駆動する第3駆動回転体(33)と、第3従動回転体
(34)と、を有し、前記第3帯状体(31)を前記第
3駆動回転体(33)と前記第3従動回転体(34)に
掛け渡したことを特徴とする項1に記載の遊技媒体研磨
装置(A)。
【0010】[3]前記研磨手段(20)の前記第2駆
動回転体(23)および前記第2従動回転体(24)は
スプロケットを有して成り、前記第2帯状体(21)は
ローラーチェーンであって当該ローラーチェーンを構成
する各チェーン毎に前記研磨体(22)を着脱可能に取
り付けたことを特徴とする項2に記載の遊技媒体研磨装
置(A)。
【0011】[4]前記第2帯状体(21)が前記揚送
手段(10)の前記第1帯状体(11)と相対する側と
反対側に、前記研磨体(22)を浄化するための浄化手
段(50)を設けたことを特徴とする項1、2または3
に記載の遊技媒体研磨装置(A)。
【0012】次に作用を説明する。
【0013】遊技機島(1)に設けられた複数の各遊技
機(2)で使用された遊技媒体は、前記遊技機島(1)
内に立設した遊技媒体研磨装置(A)の遊技機島(1)
の下段内に位置する誘導手段(30)へ送られる。
【0014】前記誘導手段(30)は前記第3回転機構
(30R)の第3駆動回転体(33)と第3従動回転体
(34)とに掛け渡した前記第3帯状体(31)の全周
にわたって設けた第2整列部(32)によって、遊技媒
体を一列ずつ収容し、収容した遊技媒体を前記第2ガイ
ド部材(30G)との間で保持しつつ移送する。
【0015】前記揚送手段(10)の直下まで移送され
た遊技媒体は該揚送手段(10)の前記第1回転機構
(10R)によって前記第3帯状体(31)と同一速度
で周回する前記第1帯状体(11)に設けられた前記第
1整列部(12)に一列ずつ渡される。
【0016】第1整列部(12)に収容された遊技媒体
は前記揚送手段(10)の直下から鉛直上方へ向けて揚
送されるまでは第1ガイド部材(10G)によって保持
されるので第1整列部(12)から落下することなく移
送される。
【0017】遊技媒体が鉛直上方へ向けて揚送される区
間では、揚送手段(10)と並んで立設した前記研磨手
段(20)の第2帯状体(21)に設けた多数の研磨体
(22)と遊技媒体が接触しているので遊技媒体は第1
整列部(12)から落下することなく揚送される。揚送
手段(10)の前記第1帯状体(11)の周回速度と第
2帯状体(21)の周回速度とは異なるので、遊技媒体
と研磨体(22)との間に摩擦が生じ、それによって遊
技媒体が研磨される。
【0018】前記第1整列部(12)が前記揚送手段
(10)の最上部を通過して下降し始めると、遊技媒体
は前記第1整列部(12)から放出され、遊技機島
(1)の各遊技機(2)に補給されるべく送給される。
【0019】一方、前記研磨手段(20)の前記研磨体
(22)は、前記第2帯状体(21)が前記揚送手段
(10)の前記第1帯状体(11)と相対する側と反対
側に設けられた浄化手段(50)によって研磨中に生じ
た粉塵等が除去される。
【0020】このようにして、遊技媒体の研磨に際しペ
レットを使用しないので研磨中に生じる騒音を小さいも
のとすることができる。
【0021】また、前記研磨手段(20)の前記第2駆
動回転体(23)および前記第2従動回転体(24)を
スプロケットとし、前記第2帯状体(21)をローラー
チェーンとして該ローラーチェーンを構成する各チェー
ン毎に前記研磨体(22)を着脱可能に取り付けたもの
の場合、研磨体(22)が破損したときは、その破損し
た研磨体(22)のみを新しいものと交換すればよいの
で、メンテナンスにおけるコストの低減化を実現するこ
とができる。
【0022】なお、前記研磨手段(20)の前記第2帯
状体(21)の周回方向を前記揚送手段(10)の前記
第1帯状体(11)の周回方向と逆にしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。
【0024】図1から図6は本発明の一の実施の形態を
示している。
【0025】本実施の形態で説明する遊技機2は、遊技
媒体であるパチンコ球を遊技盤面内に打ち出して当該パ
チンコ球の入賞口へ入賞により賞出される賞球の獲得を
楽しむパチンコ機である。したがって、以下、遊技機2
をパチンコ機2とし、遊技媒体をパチンコ球として説明
する。
【0026】図2に示すように、遊技媒体研磨装置A
は、複数のパチンコ機2を並設する遊技機島1の中ほど
に遊技機島1内の下段から上段にかけて立設されてい
る。
【0027】図1に示すように、遊技媒体研磨装置Aは
遊技機島1の下段の底部付近から各パチンコ機2で使用
された後に回収樋3を通って下部タンクT1に回収され
たパチンコ球を取り込んで、遊技機島1の上段に配設さ
れた上部タンクT2へ揚送する揚送手段10と、当該揚
送手段10に近接して立設し、揚送手段10によって揚
送される遊技媒体を研磨する研磨手段20と、遊技機島
1の下段の底部付近に配置され、下部タンクT1に貯留
されたパチンコ球を揚送手段10に取り込ませるように
パチンコ球を誘導するための誘導手段30と、を有して
いる。揚送手段10、研磨手段20および誘導手段30
は図示を省略したハウジング内に収納されている。
【0028】図1に示すように、揚送手段10は遊技機
島1に立設した第1回転機構10Rとパチンコ球を保持
するための第1ガイド部材10Gとを備えている。第1
回転機構10Rは、遊技機島1の下段内に配置されて駆
動する第1駆動回転体13と遊技機島1の上段内に配置
された第1従動回転体14とを有し、それらに第1帯状
体11を掛け渡したものである。第1駆動回転体13と
第1従動回転体14はいずれもスプロケットである。
【0029】第1駆動回転体13にはプーリー13Pが
取り付けられており、それと遊技機島1の底部に配設さ
れた駆動モーターMの出力軸に取り付けられたプーリー
MPおよび後に説明する誘導手段30の第3回転機構3
0Rの第3駆動回転体33に取り付けられたプーリー3
3Pとの3つのプーリーにベルトBが掛け渡されてい
る。
【0030】第1帯状体11は、例えばベルト状のもの
の外側全周にわたってその幅方向にパチンコ球を一列に
保持可能な第1整列部12(図3参照)を設けたもので
ある。
【0031】第1帯状体11の内側にはスプロケットで
ある第1駆動回転体13および第1従動回転体14と確
実に係合するように凹凸が形成されている。
【0032】第1整列部12は例えば硬質のゴム材で形
成されている。第1整列部12は第1帯状体11と一体
に成形したものでもよいし、別個に作ったものを第1駆
動回転体13および第1従動回転体14と係合する側の
ベルト状のものに取り付けてもよい。
【0033】第1整列部12は上下の第1整列部12と
の間にパチンコ球を一列に整列させるので、それらの間
隔はパチンコ球の直径より大きく且つ直径の2倍よりも
小さくなるように設けられている。また、第1整列部1
2の高さは、第1整列部12間に収容されたパチンコ球
の一部が出るように、パチンコ球の直径の大きさよりも
小さい値である。
【0034】第1ガイド部材10Gは、第1帯状体11
が第1回転機構10Rの最下端部から上昇し鉛直に上昇
し始めるまでの間に設けられており、第1整列部12が
後に説明する誘導手段30から受け取ったパチンコ球が
落下しないように保持するためのものである。第1ガイ
ド部材10Gは、金属あるいは硬質プラスチック等の自
重や少々の負荷では変形や破損の起こらないものにより
成形されている。
【0035】なお、図示を省略したが、第1整列部12
間に収納したパチンコ球が両側部から零れないように落
下防止部が設けられている。落下防止部は例えば、第1
整列部12の両側部に設けた突起部である。あるいは、
パチンコ球が揚送される側に第1帯状体11に沿うよう
にガイド板を設けてもよい。
【0036】図1および図2に示すように、第1回転機
構10Rの最上部付近には上部タンクT2が配設されて
おり、研磨手段20によって研磨されつつ揚送されたパ
チンコ球が第1回転機構10Rの最上位点を通過して降
下を始めた後、第1整列部12から零れ落ちる所にその
パチンコ球を受ける球受部15が設けられている。球受
部15は分岐して左右の上部タンクT2と連通してい
る。
【0037】上部タンクT2には、遊技機2にパチンコ
球を補給するための補給樋7が連結されており、遊技機
島1の両端部へ向けて下向きに傾斜して延設されてい
る。補給樋7は遊技機島1の両端部で遊技機島1の下段
へ向けてほぼ真下へ下がり、回収樋3の端部と連結され
ている。補給樋7には各遊技機2と個別に連通し、補給
樋7内を流下するパチンコ球を遊技機2に補給するため
のジャバラ8が取り付けられている。
【0038】研磨手段20は揚送手段10に近接して立
設されている。研磨手段20も環状の第2帯状体21を
上下方向に周回させる第2回転機構20Rを具備してい
る。第2回転機構20Rは、遊技機島1の下段内に配置
された第2従動回転体24と、遊技機島1の上段内に配
置された駆動する第2駆動回転体23と、を有し、第2
帯状体21は第2駆動回転体23と第2従動回転体24
に掛け渡されている。
【0039】本実施例においては、第2駆動回転体23
と第2従動回転体24はスプロケットであり、第2帯状
体21は複数本のローラーチェーンを連結したものであ
って当該ローラーチェーンを構成する各チェーンC毎に
パチンコ球を研磨するための研磨体22が着脱可能に取
り付けられている。ローラーチェーンは図示は省略した
が、2枚のローラーリンクプレートの間に2個のローラ
ーを回転可能に挾着したチェーンCをリンクプレートに
よって連結して環状にしたものである。
【0040】第2回転機構20Rは、ローラーチェーン
に取り付けた研磨体22の上面が第1回転機構10Rの
第1整列部12に収容されて鉛直上方に揚送されるパチ
ンコ球に接する間隔を取って配設されている。
【0041】図4に示したように、各チェーンCには1
つの研磨体22を取り付けるための固定板122が取り
付けられており、凸部122aが設けられている。研磨
体22の底面側には固定板122の凸部122aと着脱
可能に嵌着する凹部22aが形成されている。研磨体2
2の上面側にはパチンコ球と接触している間、パチンコ
球に様々な回転運動を起こさせることで満遍なく研磨す
ることができるように多数の突起部22bが形成されて
いる。研磨体22は例えば研磨効果のある樹脂で一体成
形してもよいし、突起部を含めた上面側を研磨材を含有
した層として別個に形成したものを底部側として形成し
たものに貼着する等して固着したものでもよい。
【0042】図4および図5に示したように、研磨体2
2の短辺の長さはチェーンCの全長よりも長いが、ロー
ラーチェーンが直線状になっているときに隣り合う研磨
体22が接触しない程度の長さである。なお、研磨体2
2の短辺の長さはローラーチェーンが直線状になって第
1回転機構10Rの帯状体11と面しているときに、第
1整列部12に収容されたパチンコ球がそこから零れ落
ちなければチェーンCの全長より短くてもよい。
【0043】研磨体22の長辺の長さは、第1回転機構
10Rの帯状体11の第1整列部12の全長とほぼ同じ
である。
【0044】図1に示したように、研磨手段20の第2
帯状体21が揚送手段10の第1帯状体11と相対する
側と反対側には、研磨により研磨体22の上面部に付着
した研磨粉やゴミを取り除くための浄化部50が固設さ
れている。
【0045】浄化部50のハウジング50hには、研磨
体22が通過するときにその上面部を掃くようにブラシ
51が取り付けられている。ハウジング50hのブラシ
51を取り付けた側には、複数の開口(図示せず)が設
けられている。ハウジング50hには集塵機(図示せ
ず)と連通した吸入管52が取り付けられており、前記
の開口と吸入管52とはハウジング50h内の連通路
(図示せず)によって連通している。
【0046】図1に示したように、誘導手段30は揚送
手段10の直下に配設され、第1回転機構10Rの帯状
体11の第1整列部12にパチンコ球を渡すものであ
る。
【0047】図1および図6に示したように、誘導手段
30は揚送手段10の直下に位置して駆動する第3駆動
回転体33と、第3従動回転体34と、それらに掛け渡
した第3帯状体31を有する第3回転機構30Rを具備
している。
【0048】第3帯状体31は全周にわたってその幅方
向に下部タンクT1からのパチンコ球を一列に保持し、
揚送手段10の第1整列部12にパチンコ球を供給する
第2整列部32が設けられている。
【0049】第2整列部32は第1整列部12と同様
に、前後の第2整列部32との間にパチンコ球を一列に
整列させるので、それらの間隔はパチンコ球の直径より
大きく且つ直径の2倍よりも小さくなるように設けられ
ている。また、第2整列部32の高さは、収容したパチ
ンコ球が搬送中に後ろの第2整列部32に移ってしまう
ことのない程度であればよい。
【0050】第3駆動回転体33は第3帯状体31の周
回速度を揚送手段10の第1帯状体11と同一にするた
めに第1駆動回転体13と同一の半径を有し、且つ、プ
ーリー33Pの半径も第1駆動回転体13に取り付けら
れたプーリー13Pの半径と同一である。
【0051】第3従動回転体34は第3駆動回転体33
よりも小さい半径を有し、下部タンクT1の底面部の最
下部に設けられたパチンコ球の排出口6の外側の近くに
配置されている。第3駆動回転体33と第3従動回転体
34との配置における高さの関係は、第3帯状体31が
第3駆動回転体33と第3従動回転体34の上にある緩
み側がほぼ水平あるいはやや上向きの傾斜となり、第3
駆動回転体33と第3従動回転体34の下にある張り側
では第3従動回転体34側から第3駆動回転体33側ヘ
向けて下向きの傾斜となるように配置されている。
【0052】排出口6には当該排出口6から排出される
パチンコ球を受ける板状の第2ガイド部材30Gの一端
が位置している。第2ガイド部材30Gは少なくとも第
3帯状体31と同一の幅を有し、第3駆動回転体33お
よび第3従動回転体34の下方で第3帯状体31の張り
側と一定間隔を保ってほぼ平行となるように配設されて
いる。第2ガイド部材30Gの他端側は、第3駆動回転
体33の中心から鉛直下方に位置する所から前記の間隔
と同一の間隔を保って第3駆動回転体33の外側を円弧
状に延ばされている。第2ガイド部材30Gは揚送手段
10の第1ガイド部材10Gと同様に、金属あるいは硬
質プラスチック等の自重や少々の負荷では変形や破損の
起こらないものにより成形されている。
【0053】なお、図示を省略したが、第2整列部32
間に収納したパチンコ球が両側部から零れないように落
下防止部が設けられている。落下防止部は例えば、第2
整列部32の両側部に設けた突起部である。あるいは、
パチンコ球が揚送される側に第2帯状体31に沿うよう
にガイド板を設けてもよい。
【0054】次に作用を説明する。
【0055】遊技機島1に設けられた複数の各遊技機2
で使用されたパチンコ球は、回収樋3へ送られた後、流
下して下部タンクT1へ投入される。
【0056】下部タンクT1へ投入されたパチンコ球
は、タンクの底部面の傾斜に沿って転がり、排出口6に
至る。排出口6を出ると、遊技媒体研磨装置Aの誘導手
段30が具備する第2ガイド部材30G上に乗り、第2
ガイド部材30Gの傾斜に沿って転がり下がる。第3回
転機構30Rの第3従動回転体34の下方付近に達する
と、第3帯状体31に設けた第2整列部32によって、
一列ずつ整列して収容される。収容されたパチンコ球は
第2ガイド部材30Gとの間で保持しつつ移送される。
【0057】揚送手段10の直下まで移送されたパチン
コ球は揚送手段10の第1回転機構10Rによって第3
帯状体31と同一速度で周回する第1帯状体11に設け
られた第1整列部12に一列を保った状態で渡される。
【0058】第1整列部12に収容されたパチンコ球が
揚送手段10の最下点を通過して鉛直上方へ向けて揚送
される所からは第1ガイド部材10Gがパチンコ球を保
持し、パチンコ球は第1整列部12から落下することな
く移送される。
【0059】パチンコ球が鉛直上方へ向けて揚送される
区間では、揚送手段10と並んで立設した研磨手段20
の第2帯状体21に設けた多数の研磨体22がパチンコ
球に接触しているのでパチンコ球は第1整列部12から
落下することなく揚送される。
【0060】揚送手段10の第1帯状体11の周回に対
して第2帯状体21の周回は、研磨体22がパチンコ球
の揚送とともに上昇する方向とするときは、第1帯状体
11の周回速度と異なる速度とする。すると第1帯状体
11と第2帯状体21の周回速度の差によってパチンコ
球が研磨体22と接触しながら第1整列部12内で回転
し、それによってパチンコ球は研磨体22によって研磨
される。研磨体22の上面部には図5に示したような多
数の突起部22bが形成されているので、パチンコ球は
複雑な回転をして球表面が満遍なく研磨される。
【0061】第1整列部12が揚送手段10の最上部を
通過して下降し始めると、パチンコ球は第1整列部12
から零れ落ち、球受部15に投入される。球受部15は
分岐しているので、パチンコ球は上部タンクT2に適宜
振り分けられて貯留される。上部タンクT2からは補給
樋7によって遊技機島1の各遊技機2に補給されるべく
送給される。
【0062】研磨手段20の研磨体22は、第2帯状体
21が揚送手段10の第1帯状体11と相対する側と反
対側に設けられた浄化手段50の前を通過するときに、
浄化手段50のブラシによって上面部を掃かれるので研
磨中に生じて付着した粉塵等が除去される。除去された
粉塵等は、ブラシの取り付け部分に形成された開口から
ハウジング50h内に吸引され、吸入管52を通って集
塵機に集塵される。
【0063】このようにして、パチンコ球の研磨に際し
ペレットを使用しないので研磨中に生じる騒音を小さい
ものとすることができる。
【0064】また、研磨手段20の第2駆動回転体23
および第2従動回転体24をスプロケットとし、第2帯
状体21をローラーチェーンとしてローラーチェーンを
構成する各チェーン毎に研磨体22を着脱可能に取り付
けたものの場合、研磨体22が破損したときは、その破
損した研磨体22のみを新しいものと交換すればよいの
で、メンテナンスにおけるコストの低減化を実現するこ
とができる。
【0065】なお、研磨手段20の第2帯状体21の周
回方向を揚送手段10の第1帯状体11の周回方向と逆
にしてもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明にかかる遊技媒体研磨装置によれ
ば、遊技媒体を満遍なく研磨できるとともに、研磨時の
騒音が小さいので、遊技者に騒音による不快感を与える
ことがなく、したがって、遊技者は快適にゲームを楽し
むことができる。
【0067】また、研磨体が破損したときは、その破損
した研磨体のみを新しいものと交換すればよく、さら
に、一個の研磨体は製造が容易で製造コストが低いので
メンテナンスにおけるコストの低減化を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる遊技媒体研磨装
置の主要部を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態にかかる遊技媒体研磨装
置を備えた遊技機島示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態にかかる遊技媒体研磨装
置の揚送手段の一部を示した部分斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態にかかる遊技媒体研磨装
置の研磨手段が具備する研磨体を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施の形態にかかる遊技媒体研磨装
置の研磨手段が具備する研磨体を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態にかかる遊技媒体研磨装
置の誘導手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…遊技機島 2…遊技機 6…排出口 10…揚送手段 10G …第1ガイド部材 10R …第1回転機構 11…第1帯状体 12…第1整列部 13…第1駆動回転体 13P…プーリー 14…第1従動回転体 15…球受部 20…研磨手段 20R…第2回転機構 21…第2帯状体 22…研磨体 23…第2駆動回転体 24…第2従動回転体 30…誘導手段 30G…第2ガイド部材 30R…第3回転機構 31…第3帯状体 32…第2整列部 33…第3駆動回転体 33P…プーリー 34…第3従動回転体 50…浄化手段 50h…ハウジング 51…ブラシ 52…吸引管 A…遊技媒体研磨装置 B…ベルト C…チェーン M…駆動モーター MP…プーリー T1…下部タンク T2…上部タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊技機を並設する遊技機島に設け、
    該遊技機島で使用する遊技媒体を研磨するための遊技媒
    体研磨装置において、 該遊技機島内に立設して遊技媒体を前記遊技機島の下段
    から上段へと揚送する揚送手段と、該揚送手段に並設
    し、前記揚送手段によって揚送される遊技媒体を研磨す
    る研磨手段と、前記揚送手段に遊技媒体を誘導するため
    の誘導手段と、を有し、 前記揚送手段は、環状の第1帯状体を上下方向に周回さ
    せる第1回転機構と、遊技媒体を保持するための第1ガ
    イド部材と、を有して構成され、前記第1帯状体の全周
    にわたってその幅方向に遊技媒体を一列に保持可能な第
    1整列部を設け、 前記研磨手段は、環状の第2帯状体を上下方向に周回さ
    せる第2回転機構を有し、前記第1整列部に保持された
    遊技媒体と接触して研磨する多数の研磨体を前記第2帯
    状体の全周にわたって着脱可能に設け、 前記誘導手段は前記揚送手段の下方に位置して前記第2
    帯状体と同一速度で環状の第3帯状体を周回させる第3
    回転機構と、遊技媒体を保持するための第2ガイド部材
    と、を有して構成され、前記第3帯状体の全周にわたっ
    てその幅方向に遊技媒体を一列に保持し、前記第1整列
    部に遊技媒体を供給する第2整列部を設けたことを特徴
    とする遊技媒体研磨装置。
  2. 【請求項2】前記揚送手段の前記第1回転機構は、前記
    遊技機島の下段内に配置されて駆動する第1駆動回転体
    と、前記遊技機島の上段内に配置された第1従動回転体
    と、を有し、前記第1帯状体を前記第1駆動回転体と前
    記第1従動回転体に掛け渡し、 前記研磨手段の前記第2回転機構は、前記遊技機島の下
    段内に配置された第2従動回転体と、前記遊技機島の上
    段内に配置された駆動する第2駆動回転体と、を有し、
    前記第2帯状体を前記第2駆動回転体と前記第2従動回
    転体に掛け渡し、 前記誘導手段は前記揚送手段の直下に位置して駆動する
    第3駆動回転体と、第3従動回転体と、を有し、前記第
    3帯状体を前記第3駆動回転体と前記第3従動回転体に
    掛け渡したことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体
    研磨装置。
  3. 【請求項3】前記研磨手段の前記第2駆動回転体および
    前記第2従動回転体はスプロケットを有して成り、前記
    第2帯状体はローラーチェーンであって当該ローラーチ
    ェーンを構成する各チェーン毎に前記研磨体を着脱可能
    に取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の遊技媒
    体研磨装置。
  4. 【請求項4】前記第2帯状体が前記揚送手段の前記第1
    帯状体と相対する側と反対側に、前記研磨体を浄化する
    ための浄化手段を設けたことを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の遊技媒体研磨装置。
JP22621797A 1997-08-22 1997-08-22 遊技媒体研磨装置 Pending JPH1157197A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013056044A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Kyowa Kagaku:Kk 遊技球揚送装置
CN111546225A (zh) * 2020-05-11 2020-08-18 上海裕继金属制品有限公司 一种金属垫圈去毛刺机构
CN114734335A (zh) * 2022-04-28 2022-07-12 御美津电子(昆山)有限公司 一种机电器塑料外壳全自动加工设备

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