JP2001229429A - メダル洗浄装置 - Google Patents

メダル洗浄装置

Info

Publication number
JP2001229429A
JP2001229429A JP2000039965A JP2000039965A JP2001229429A JP 2001229429 A JP2001229429 A JP 2001229429A JP 2000039965 A JP2000039965 A JP 2000039965A JP 2000039965 A JP2000039965 A JP 2000039965A JP 2001229429 A JP2001229429 A JP 2001229429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
medals
medal
detecting
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000039965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3971544B2 (ja
Inventor
Yoshiki Ono
芳樹 大野
Toshiyuki Yoshida
敏幸 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Kiki Co Ltd
Original Assignee
Glory Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Kiki Co Ltd filed Critical Glory Kiki Co Ltd
Priority to JP2000039965A priority Critical patent/JP3971544B2/ja
Publication of JP2001229429A publication Critical patent/JP2001229429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3971544B2 publication Critical patent/JP3971544B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 係員が効率よくメダルを取り出して遊技機に
補給することができ、遊技場のレイアウトの変更にも柔
軟に対応することができるようにすること。 【解決手段】 メダルMを貯留するための下部タンク
と、下部タンクに貯留されているメダルMを上方に搬送
する揚送リフト9と、メダルを洗浄する洗浄機2と、上
方に搬送され及び洗浄されたメダルを貯留する上部タン
ク10と、持ち運び可能であってメダルを収容するため
の第1及び第2のバケット42、44を出し入れ可能に
収容するための第1及び第2のバケット収容部23、2
4と、を具備し、各バケット収容部23、24は、メダ
ル洗浄装置を平面から見てその矩形を成す外壁部の右側
及び左側の各側面18a、18bに対して設けてあり、
上部タンク10に貯留されているメダルを各バケット収
容部23、24に収容されている各バケット42、44
に供給するための分配装置22を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の遊技機が
設置されている遊技場において、遊技機から排出された
遊技媒体であるメダルを洗浄し、持ち運び可能なバケッ
トに供給するメダル洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメダル洗浄装置を図8を参照して
説明する。この図8に示すメダル洗浄装置1は、洗浄機
2、回収コンベア3、回収シュート4、回収リフト5、
及び計数機6等を備えている。なお、メダルMとは、円
形薄板形状の疑似硬貨であり、スロットマシーンゲーム
機等の遊技機7に使用される遊技媒体である。複数の各
遊技機7から溢れて排出されたメダルMは、回収コンベ
ア3により集められ、回収シュート4、及び回収リフト
5を経て、下部タンク8に回収される。また、遊技の結
果、賞として払い出されたメダルMも、計数機6を経て
下部タンク8に回収される。下部タンク8に収容されて
いるメダルは、鉛直方向に配置された揚送リフト9によ
り上方に搬送されて、つまり揚送されて洗浄機2に供給
される。洗浄機2で洗浄されたメダルは、上部タンク1
0に流下して貯留される。この上部タンク10に貯留さ
れているメダルは、メダル払出し機構11により上部タ
ンク10から排出され、メダル誘導路12を通ってバケ
ット収容部13に収容されているバケット14に供給さ
れる。なお、メダルをバケット14に供給するときは、
係員がこの洗浄装置1に設けられている供給スイッチ
(図示せず)を操作することにより行うことができる。
そして、係員は、メダルが収容されているバケット14
をバケット収容部13から取り出して、メダルが不足し
ている遊技機7に運んでメダルを補給することができ
る。このように、遊技機7のメダルが不足する場合とな
るのは、遊技機7の賞としてメダルを払い出す際に、貯
留しているメダルの数が不足するようになったときであ
る。
【0003】図9は、図8に示すメダル洗浄装置1の外
観斜視図である。図9に示すように、このメダル洗浄装
置1の外壁部の右側面1aに対してバケット収容部13
の扉15を設けてある。この扉15は、バケット収容部
13に設けられているバケット14の出し入れ口を開閉
するためのものである。このバケット14は、係員が手
で持って運ぶことができる大きさの容器であり、その形
状に応じてジョッキ又はスコップと呼ばれるものであ
る。また、メダル払出し機構11は、上部タンク10に
設けられているメダルの排出口を開閉するためのシャッ
タ機構から成るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示す従
来のメダル洗浄装置(以下、単に「洗浄装置」と言うこ
ともある。)1では、バケット収容部13が正面から見
て右側面1aに対して1箇所にしか設けられていないの
で、係員がメダル入りのバケット14を取り出すのに余
分な距離を移動する必要があり、これによって余分な時
間も掛かるという問題がある。つまり、例えば図10
(a)の平面配置図に示すように、遊技機7を背中合わ
せにした状態で横に複数台並べて設置して成る遊技機7
の両島16に洗浄装置1を設置する場合は、この両島1
6の端に洗浄装置1を設置することが多い。このように
設置した場合は、洗浄装置1の左右の各側面が遊技機7
列に対して平行する状態となる。ここで、例えば洗浄装
置1のバケット収容部13が設けられていない側の左側
面1bに近い側の列の遊技機7aにメダル不足が発生し
た場合、係員は、遊技機7aから近い左側面1bではな
く、遊技機7aから遠い右側面1aに対して設けられて
いるバケット収容部13に収容されているメダル入りバ
ケット14を取り出して、反対側の遊技機7aに運ぶ必
要がある。
【0005】そして、遊技場では遊技機7、7、・・・
及びメダル洗浄装置1のレイアウトを変更することがあ
るが、図9に示す従来の洗浄装置1では、バケット収容
部13の扉15が、例えば建物の壁面17、又は遊技機
7の側面により隠れないように、図2(b)又は図2
(c)のように設置する必要がある。しかし、遊技場に
よっては、図2(d)又は図2(e)のような位置に洗
浄装置1を設置することが必要な場合がある。このよう
な位置に設置しようとすると、既設の洗浄装置1のバケ
ット収容部13の位置を右側から左側に変更するか、又
は左側面にバケット収容部13が設けられている洗浄装
置1を購入する必要があり、費用が掛かるという問題が
ある。
【0006】本発明は、係員が効率よくメダルを取り出
して遊技機に補給することができ、遊技場のレイアウト
の変更にも柔軟に対応することができるメダル洗浄装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、メダルを
上方に搬送するための揚送手段と、前記メダルを洗浄す
るための洗浄手段と、上方に搬送され及び洗浄された前
記メダルを貯留するための貯留手段と、持ち運び可能で
あって前記メダルを収容するためのバケットを出し入れ
可能に収容するためのバケット収容部と、を有するメダ
ル洗浄装置において、前記バケット収容部は、前記メダ
ル洗浄装置を平面から見てその略中心から外方に向か
い、それぞれが所定の角度を成す複数の各方向に位置す
る外壁部に対して設けてあり、前記貯留手段に貯留され
ている前記メダルを前記各バケット収容部に収容されて
いる前記各バケットに供給するための分配手段を具備す
ることを特徴とするものである。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、遊技
機から排出された前記メダルを回収するための回収手段
を有することを特徴とするものである。第3の発明は、
第1又は第2の発明において、前記分配手段は、前記メ
ダルを搬送するための搬送路が略水平に配置されている
ベルトコンベアであって、正転駆動することにより前記
搬送路上のメダルを前記ベルトコンベアの一方の端部側
に搬送して第1のバケット収容部内の第1のバケットに
供給し、逆転駆動することにより前記搬送路上のメダル
を前記ベルトコンベアの他方の端部側に搬送して第2の
バケット収容部内の第2のバケットに供給することを特
徴とするものである。
【0009】第4の発明は、第1、第2、又は第3の発
明において、前記各バケット収容部に設けられている前
記バケットの出し入れ口を開閉するための複数の扉と、
当該各扉の閉状態を検知して閉検知信号を出力する複数
の閉検知手段と、当該閉検知信号を使用して前記分配手
段を動作させて、当該閉検知信号に対応する前記バケッ
トに前記メダルを供給させる制御を行う制御手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0010】第5の発明は、第1、第2、又は第3の発
明において、前記各バケット収容部内に前記バケットが
収容されていることを検知してバケット検知信号を出力
する複数のバケット検知手段と、当該バケット検知信号
を使用して前記分配手段を動作させて、当該バケット検
知信号に対応する前記バケットに前記メダルを供給させ
る制御を行う制御手段と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0011】第6の発明は、第1、第2、又は第3の発
明において、前記各バケット収容部に設けられている前
記バケットの出し入れ口を開閉するための複数の扉と、
該各扉の閉状態を検知して閉検知信号を出力する複数の
閉検知手段と、前記各バケット収容部内に前記バケット
が収容されていることを検知してバケット検知信号を出
力する複数のバケット検知手段と、前記閉検知信号と前
記バケット検知信号を使用して前記分配手段を動作させ
て当該閉検知信号と当該バケット検知信号に対応する前
記バケットに前記メダルを供給させる制御を行う制御手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】第7の発明は、第1、第2、第3、第4、
第5、又は第6の発明において、前記分配手段が前記メ
ダルを供給する動作時間を計時する計時手段と、前記動
作時間が所定の設定時間となったときに前記分配手段に
よる前記メダルの供給動作を停止させる停止手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0013】第1の発明によると、複数の各バケット収
容部を、それぞれが所定の角度を成す複数の各方向の外
壁部に対して設けてあり、分配手段は、これら複数の各
バケット収容部に収容されている各バケットにメダルを
供給することができる。第2の発明によると、遊技機か
ら排出されたメダルを回収手段により回収してこのメダ
ル洗浄装置に受け入れることができる。
【0014】第3の発明によると、分配手段を構成して
いるベルトコンベアを正転駆動すると、メダルをベルト
コンベアの一方の端部側に搬送して第1のバケット収容
部内の第1のバケットに供給することができ、逆転駆動
することによりメダルをベルトコンベアの他方の端部側
に搬送して第2のバケット収容部内の第2のバケットに
供給することができる。
【0015】第4の発明によると、扉を開けてバケット
収容部内に空のバケットを装着し、そして扉を閉じる
と、閉検知手段が閉検知信号を出力し、制御手段がこの
閉検知信号を使用して分配手段を動作させて対応するバ
ケットにメダルを供給する制御を行うことができる。第
5の発明によると、バケット収容部内に空のバケットを
装着すると、バケット検知手段がバケット検知信号を出
力し、制御手段がこのバケット検知信号を使用して分配
手段を動作させて対応するバケットにメダルを供給する
制御を行うことができる。
【0016】第6の発明によると、扉を開けてバケット
収容部内に空のバケットを装着し、そして扉を閉じる
と、閉検知手段が閉検知信号を出力すると共に、バケッ
ト検知手段がバケット検知信号を出力し、制御手段がこ
れら閉検知信号とバケット検知信号を使用して分配手段
を動作させて対応するバケットにメダルを供給する制御
を行うことができる。第7の発明によると、分配手段が
メダルを供給する動作時間を計時手段により計時して、
動作時間が所定の設定時間となったときに分配手段によ
るメダルの供給動作を停止させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係るメダル洗浄装置の一
実施形態を各図を参照して説明する。この実施形態のメ
ダル洗浄装置18は、図6に示すように、平面形状が略
矩形であり、洗浄機2等が収容されている上側部19
と、下部タンク8等が収容されている下側部20とから
成っている。下側部20は、上側部19よりも正面側に
突出しており、その上面に形成されているテーブルに
は、メダルの枚数を計数するための計数機6を載置して
ある。このメダル洗浄装置18は、図10(a)に示す
従来のメダル洗浄装置1と同様に、遊技機7の両島16
の端部に背面を向かわせた状態で設置した例で説明す
る。メダル洗浄装置18は、図5に示すように、回収装
置(第1の回収手段)21と計数機(第2の回収手段)
6が設けられており、下部タンク(第1の貯留手段)
8、揚送リフト(揚送手段)9、洗浄機(洗浄手段)
2、上部タンク(第2の貯留手段)10、分配装置(分
配手段)22、第1及び第2のバケット収容部23、2
4、並びに制御部25を備えている。
【0018】回収装置21は、図5(b)に示すよう
に、各遊技機7からメダルMを回収してメダル洗浄装置
18に搬送するためのものであり、回収コンベア3、回
収シュート4、及び回収リフト5を備えている。回収コ
ンベア3は、両島16に設けられている各遊技機7が備
えているホッパ(図示せず)から溢れ出たメダルMをそ
の搬送路上で受け入れて回収し、この回収したメダルM
を回収シュート4へ搬送するものである。各遊技機7が
備えているホッパは、賞として払い出すメダルMを貯留
したり、遊技のために遊技機7に投入されたメダルMを
貯留するためのものである。回収リフト5は、図5
(b)に示すように、環状のコンベアベルトを駆動側及
び従動側の一対のプーリに掛けてあって、駆動側プーリ
と連結するモータM1 によりコンベアベルトを所定方向
に駆動するようになっている。このコンベアベルトの表
面には、回収シュート4内のメダルMをすくい上げるた
めの合成樹脂製の多数の羽根を溶着してある。そして、
回収リフト5は、略鉛直方向に設けてあり、下部で回収
シュート4内のメダルMをすくい上げるようにこの回収
シュート4と接続している。また、このすくい上げたメ
ダルMを上方に搬送し、上端部に設けてある排出口26
から排出して下部タンク8内に投入するようになってい
る。
【0019】計数機6は、遊技客が獲得したメダルの枚
数を計数するためのものであり、この計数済みのメダル
を計数機シュート27に通して下方の下部タンク8内に
投入するようになっている。下部タンク8は、メダルを
貯留することができるものであり、メダルを受け入れる
ための上側開口部と、この受け入れたメダルを排出する
ための排出口28と、溢流部29と、を備えている。排
出口28は、傾斜面として形成されている底面の最も下
側の位置に設けてある。溢流部29は、排出口28より
も上側の位置に設けてあり、下部タンク8内に貯留され
ているメダルの嵩がこの溢流部29に達したときに、メ
ダルが溢流部29から溢れて下方に配置されている移動
タンク30内に投入されるようになっている。移動タン
ク30は、このメダル洗浄装置18の下側部20に設け
られている扉31を開閉することにより、この下側部2
0に出し入れ可能となっている。移動タンク30は、遊
技機7の設置場所に移動させてこの移動タンク30内の
メダルを遊技機7に補給することができる。
【0020】下部タンク8の排出口28の下方には、図
5に示すように、移送コンベア32を略水平に設けてあ
る。この移送コンベア32は、停止している状態で、移
送コンベア32上のメダルによって下部タンク8内のメ
ダルが排出口28から出てこないようにせき止めるよう
になっており、所定の方向に駆動している状態で搬送路
上のメダルを排出端側に搬送することにより、下部タン
ク8内のメダルを排出口28から順次排出できるように
なっている。移送コンベア32の排出端側に搬送された
メダルは、その排出端の下方に設けられている揚送シュ
ート33内に投入される。この移送コンベア32はモー
タM2 により駆動されており、揚送シュート33内のメ
ダルの量が予め設定されている量以下になったときに、
制御部25により制御されて駆動する。揚送シュート3
3内に投入されたメダルは、揚送リフト9により揚送さ
れるようになっている。この揚送リフト9は、図5
(a)に示すように、環状のコンベアベルトを駆動側及
び従動側の一対のプーリに掛けてあって、駆動側プーリ
と連結するモータM3 によりコンベアベルトを所定方向
に駆動するようになっている。このコンベアベルトの表
面には、揚送シュート33内のメダルをすくい上げるた
めの合成樹脂製の多数の羽根を溶着してある。そして、
揚送リフト9は、略鉛直方向に設けてあり、下部で揚送
シュート33内のメダルをすくい上げるようにこの揚送
シュート33と接続している。また、このすくい上げた
メダルを揚送し、上端の駆動側プーリの反転部でメダル
を排出して洗浄シュート34内に投入するようになって
いる。この洗浄シュート34内に投入されたメダルは、
その排出口から排出されて洗浄機2に供給される。
【0021】洗浄機2は、洗浄シュート34の排出口か
ら排出されたメダルを受け入れる洗浄コンベア(図示せ
ず)を備えており、この洗浄コンベアにより搬送される
メダルに洗浄液を吹きかけて洗浄し、この洗浄液が付着
するメダルをスポンジローラ(図示せず)により拭き取
ることによりメダルを洗浄することができるものであ
る。これら洗浄済みメダルは、排出口35から排出され
て上部タンク10内に供給される。なお、洗浄機2は、
上記以外の構成の従来公知のものを使用してもよい。例
えばメダルをブラシや布等により研磨又は洗浄するもの
を使用してもよい。
【0022】上部タンク10は、メダルMを貯留するこ
とができるものであり、洗浄機2の排出口35から排出
されたメダルを受け入れるための上側開口部と、この受
け入れたメダルを排出するための排出口36と、溢流部
37と、を備えている。排出口36は、傾斜面として形
成されている底面の最も下側の位置に設けてある。溢流
部37は、排出口36よりも上側の位置に設けてあり、
上部タンク10内に貯留されているメダルの嵩がこの溢
流部37に達したときに、メダルが溢流部37から溢れ
出てオーバーフロー通路38を通って下方に配置されて
いる下部タンク8内に投入されるようになっている。上
部タンク10の排出口36の下方には、図5(a)に示
すように、分配装置22を設けてある。分配装置22
は、分配コンベア(ベルトコンベア)39を備えてお
り、この分配コンベア39を排出口36の下方に、その
搬送路40が略水平となるように設けてある。この分配
コンベア39は、停止している状態で、この分配コンベ
ア39上のメダルMによって上部タンク10内のメダル
が排出口36から出てこないようにせき止めるようにな
っている。そして、正転駆動又は逆転駆動している状態
で、搬送路40上のメダルMを図5(a)に示す右側排
出端側又は左側排出端側に搬送することができ、これに
より上部タンク10内のメダルを排出口36から順次排
出できるようになっている。分配コンベア39の右側排
出端側に搬送されたメダルは、右側誘導路41を通って
第1のバケット収容部23に収容されている第1のバケ
ット42内に投入される。そして、分配コンベア39の
左側排出端側に搬送されたメダルは、左側誘導路43を
通って第2のバケット収容部24に収容されている第2
のバケット44内に投入される。この分配コンベア39
はモータM4 により駆動されており、制御部25より正
転駆動信号又は逆転駆動信号が入力したときに正転駆動
又は逆転駆動するようになっている。
【0023】この分配装置22を図1乃至図4を参照し
て更に詳細に説明する。分配コンベア39は、図1に示
すように、合成樹脂製の環状のコンベアベルト46を駆
動側プーリ45と従動側プーリ47に掛け渡したもので
ある。駆動側プーリ45は、動力伝達用ベルト48が掛
けられて互いに連結している2つの動力伝達用プーリ4
9、50を介してモータM4 の回転軸と連結している。
51はテンションローラである。これら駆動側プーリ4
5、従動側プーリ47、テンションローラ51、及びモ
ータM4 は一対の取付板52、52に取り付けてある。
そして、図2及び図3に示すように、一対の取付板5
2、52には一対のガイド壁53、53を設けある。こ
の一対のガイド壁53、53は、搬送路40を形成する
コンベアベルト46の上面と隙間を隔ててその上方に、
コンベアベルト46の横幅よりも少し狭い所定の間隔を
隔てて配置してある。また、各ガイド壁53、53は、
分配コンベア39と略等しい長さであり、分配コンベア
39の搬送方向と平行し、搬送路40に対して垂直に起
立している。この一対のガイド壁53、53は、分配コ
ンベア39の搬送路40上に排出されたメダルMがこの
搬送路40の横幅方向の外側にこぼれ出ないようにせき
止めるためのものである。また、各ガイド壁53、53
には、メダルの直径よりも小さい多数の小孔54を設け
てある。これらの小孔54は、一対のガイド壁53、5
3の間で保持されている多数のメダルがブリッジ現象に
より、又は異物の侵入により詰まった状態となった場合
に、係員がこの小孔54に針金状の部材を挿入してこの
詰まった状態を解消できるようにするためのものであ
る。図4では、多数の小孔54のうちの一部を記載して
ある。
【0024】更に、図4に示すように、一対のガイド壁
53、53の間には、取付位置を上下方向に調整可能な
ように一対の第1の調整板55、55をネジ止めしてあ
る。一対の第1の調整板55、55は、搬送路40を形
成するコンベアベルト46の上面と所定の間隔を隔てて
その上方に、コンベアベルト46の搬送方向に互いに所
定の間隔を隔てて配置してある。また、各第1の調整板
55、55は、分配コンベア39の搬送方向と直交し、
搬送路40に対して垂直に起立している。この一対の第
1の調整板55、55、及び一対のガイド壁53、53
が形成する矩形の開口部56に対して上部タンク10の
排出口(排出口は、開口部と大きさ形状が略等しい。)
36を対向させて、この排出口36を形成する開口縁部
を一対のガイド壁53、53の上部に取り付けてある。
この一対の第1の調整板55、55によると、ネジ(図
示せず)を緩めて取付位置を上下方向に移動させて調整
することにより、各第1の調整板55、55の下縁部と
コンベアベルト46の上面とで形成されているメダルの
左右の各送出し口57、57の高さを変更することがで
きる。左右の各送出し口57、57の高さを変更するこ
とにより、この分配コンベア39により第1又は第2の
バケット42又は44に送り出されるメダルの量(枚
数)を適切な量となるように調整することができる。ま
た、図4に示すように、一対のガイド壁53、53の左
右の各端部にも、第1の調整板55、55と同等の一対
の第2の調整板58、58を取り付けてある。この一対
の各第2の調整板58、58は、第1の調整板55、5
5と同様に、分配コンベア39により第1又は第2のバ
ケット42又は44に送り出されるメダルの量を適切な
量となるように調整することができるものである。
【0025】更に、図4に示すように、一対のガイド壁
53、53の左右の各端部には、メダルの右側誘導路4
1及び左側誘導路43(図4には、左側誘導路43のみ
を示す。)を設けてある。各誘導路41、43は、パイ
プ状部材を屈曲形成したものである。これら右側及び左
側の各誘導路41、43の排出口側の先端部には、柔軟
性を有する複数枚のシート状部材59を取り付けてあ
る。このシート状部材59は、各誘導路41、43の排
出口から排出されるメダルが飛散しないように、確実に
対応する第1又は第2のバケット42又は44に供給す
ることができるようにするためのものである。
【0026】次に、第1及び第2のバケット42又は4
4、並びにこれらを収容可能な第1及び第2のバケット
収容部23、24を説明する。第1のバケット収容部2
3は、図6に示すように、このメダル洗浄装置18の外
壁部を形成する右側面18aの略中央部に設けてあり、
第2のバケット収容部24は、左側面18bの略中央部
に設けてある。第1及び第2の各バケット収容部23、
24は、図1に示すように、メダル洗浄装置18の内側
に形成されている空洞部として形成してあり、第1又は
第2のバケット42又は44を載置するための第1又は
第2のバケット台60、61を備えている。各バケット
台60、61には排出口62、63を設けてあり、第1
及び第2の各バケット42、44に投入されずにこぼれ
落ちたメダルは、この排出口62、63を通って下方に
設けられている下部タンク8内に落下するようになって
いる。第1のバケット台60の先端部には、バネ付リン
ク64を介して揺動部材65を上下方向に揺動自在に設
けてあり、この揺動部材65の下方に第1のバケット検
知部(マイクロスイッチ)66を第1のバケット台60
に固定して設けてある。揺動部材65は、バネにより上
方に向かうように付勢されており、図1(b)に示す上
昇位置で上方への移動を係止部(図示せず)により係止
されている。そして、この揺動部材65上に第1のバケ
ット42の荷重が掛かると、揺動部材65が下方に揺動
して第1のバケット検知部66が作動することにより第
1のバケット検知信号を出力するようになっている。同
様に、第2のバケット台61の先端部には、バネ付リン
ク64を介して揺動部材65を上下方向に揺動自在に設
けてあり、この揺動部材65の下方に第2のバケット検
知部67を固定して設けてある。この第2のバケット検
知部67は、第1のバケット検知部66と同様に、揺動
部材65上に第2のバケット44の荷重が掛かると、第
2のバケット検知部67が作動して第2のバケット検知
信号を出力するようになっている。
【0027】また、図1に示すように、メダル洗浄装置
18の右側面18aには第1の扉68を設けてある。こ
の第1の扉68は、第1のバケット収容部23に対して
形成されているバケット出し入れ口を開閉するためのも
のである。この第1の扉68の開状態及び閉状態を検知
するための第1の閉検知部(マイクロスイッチ)70を
第1のバケット台60の基端部に設けてある。第1の閉
検知部70は、第1の扉68が閉状態のときに閉検知信
号を出力する。同様に、メダル洗浄装置18の左側面1
8bには第2の扉69を設けてある。この第2の扉69
は、第2のバケット収容部24に対して形成されている
バケット出し入れ口を開閉するためのものである。この
第2の扉69の開状態及び閉状態を検知するための第2
の閉検知部71を第1のバケット台60の基端部に設け
てある。第2の閉検知部71は、第2の扉69が閉状態
のときに閉検知信号を出力する。第1及び第2の各バケ
ット42、44は、係員が手で持って運ぶことができる
大きさの把手付の従来と同等のメダルMを収容するため
の容器である。
【0028】図7は、メダル洗浄装置18の電気回路を
示すブロック図である。第1及び第2の各バケット検知
部66、67、第1及び第2の各閉検知部70、71、
タイマ72、モータM1 、M2 、M3 、M4 、洗浄機
2、並びに記憶部73が制御部25に接続している。タ
イマ72は、分配コンベア39のモータM4 の駆動時間
を計測して、その駆動時間が予め設定されている設定時
間となった時に、モータM4 の駆動を停止させるための
ものである。制御部25は、CPUにより構成されてお
り、記憶部73に予め記憶されている所定のプログラム
に従って、洗浄機2の制御、並びに各モータM1 〜M4
の駆動、停止の制御等を行うものであり、第1及び第2
の各バケット42、44に、予め設定されている所定量
のメダルMを供給するように制御を行うことができるも
のである。
【0029】次に、図1及び図7等を参照して分配装置
22が第1及び第2の各バケット42、44にメダルM
を供給する手順を説明する。まず、第1のバケット42
内にメダルを供給する場合について説明する。今、図1
に示す右側の第1のバケット収容部23内には第1のバ
ケット42が収容されていない状態とする。まず、係員
が、第1の扉68を開けて第1のバケット42を第1の
バケット台60上に載置して、第1の扉68を閉じる。
この際、第1のバケット検知部66は、第1のバケット
42を検知して第1のバケット検知信号を制御部25に
出力し、第1の閉検知部70は、第1の扉68が閉じら
れていることを検知して第1の閉検知信号を制御部25
に出力する。制御部25は、第1のバケット検知信号と
第1の閉検知信号が入力すると、分配コンベア39のモ
ータM4 を正転方向に駆動させて、この分配コンベア3
9の搬送路40上のメダルMを図1の右方向に搬送し
て、右側誘導路41を通して空の第1のバケット42内
に供給させることができる。そして、制御部25は、タ
イマ72からの時間データを使用して、モータM4 の駆
動時間を計測し、モータM4の駆動時間が設定時間を経
過した時にモータM4 を停止させることができる。しか
る後に、係員が、第1の扉68を開けて、所定量のメダ
ルが供給された第1のバケット42を取り出すことがで
きる。この時、係員が第1の扉68を閉じると、第1の
バケット収容部23には第1のバケット42が収容され
ていないので、制御部25には、第1の閉検知信号が入
力するが、第1のバケット検知信号が入力していない状
態であり、この状態では、分配コンベア39は駆動せ
ず、停止したままである。このように、第1の収容部内
に第1のバケット42が収容されており、かつ第1の扉
68が閉じられている状態となっているときに、分配コ
ンベア39が正転方向に駆動してメダルを第1のバケッ
ト42内に供給するようになっている。
【0030】次に、第2のバケット44内にメダルを供
給する場合は、上記の場合と同様に、係員が第2の扉6
9を開けて第2のバケット44を第2のバケット台61
上に載置して、第2の扉69を閉じればよい。この際、
第2のバケット検知部67は、第2のバケット44を検
知して第2のバケット検知信号を制御部25に出力し、
第2の閉検知部71は、第2の扉69が閉じられている
ことを検知して第2の閉検知信号を制御部25に出力す
る。制御部25は、第2のバケット検知信号と第2の閉
検知信号が入力すると、分配コンベア39のモータM4
を逆転方向に駆動させて、この分配コンベア39の搬送
路40上のメダルを図1の左方向に搬送して、左側誘導
路43を通して空の第2のバケット44内に供給させる
ことができる。そして、制御部25は、上記と同様に、
モータM4 の駆動時間が設定時間を経過した時にモータ
4 を停止させることができる。しかる後に、係員が、
第2の扉69を開けて、所定量のメダルが供給された第
2のバケット44を取り出すことができる。この時、第
2のバケット収容部24内に第2のバケット44が収容
されていない状態で係員が第2の扉69を閉じても、分
配コンベア39は駆動せず、停止したままである。この
ように、第2のバケット収容部24内に第2のバケット
44が収容されており、かつ第2の扉69が閉じられて
いる状態となったときに、分配コンベア39が逆転方向
に駆動してメダルを第2のバケット44内に供給するよ
うになっている。なお、第1及び第2の両方のバケット
収容部23、24内に空のバケット42、44が収容さ
れており、第1及び第2の両方の扉68、69が閉じら
れたときは、先に扉が閉じられた方のバケットにメダル
を供給し、その供給が終了した後に他方のバケットにメ
ダルを供給するようになっている。
【0031】上記のように構成されたメダル洗浄装置1
8によると、第1及び第2のバケット収容部23、24
を、メダル洗浄装置18の右側面18aと左側面18b
に対して設けてあるので、例えばメダルMを必要とする
遊技機7、又はメダルを必要とする係員の位置に近い位
置に設けられている第1又は第2のバケット収容部23
又は24内に収容されている第1又は第2のバケット4
2又は44を取り出すことができ、これにより、係員が
短時間で、効率よくメダルを遊技機7に補給することが
できる。そして、第1及び第2のバケット収容部23、
24を、メダル洗浄装置18の右側面18aと左側面1
8bに対して設けてあるので、遊技場のレイアウトの変
更にも柔軟に対応することができる。例えばこの実施形
態のメダル洗浄装置18を図10(d)、又は図10
(e)に示す位置に設置して使用することができる。こ
の場合は、一方のバケット収容部を使用できない状態と
なるが、他方のバケット収容部を使用することができ
る。
【0032】そして、図5に示す回収装置21及び計数
機6により回収したメダルを下部タンク8で貯留するこ
とができ、この下部タンク8で貯留されているメダルを
洗浄機2により洗浄することができるので、メダルをそ
の都度回収する手間が掛からず、全てのメダルを満遍な
く洗浄することができる。
【0033】また、1台の分配コンベア39を正転又は
逆転駆動させることにより、2箇所に配置してある第1
及び第2の各バケット42、44にメダルを供給するこ
とができるので、このメダル洗浄装置18の小型化を図
ることができる。そして、分配コンベア39によってメ
ダルを搬送しているので、メダルが何らかの原因で詰ま
った状態となっても、メダルとコンベアベルト46との
滑りにより、メダルに対して無理な搬送力を掛けること
がなく、従って、メダルに傷を付けないようにすること
ができる。
【0034】更に、第1(又は第2)のバケット収容部
23、24内に第1(又は第2)のバケット42、44
を装着して第1(又は第2)の扉68、69を閉じるこ
とにより自動的にメダルMを第1(又は第2)のバケッ
ト42、44内に供給することができるので、係員がバ
ケットにメダルを供給するためにスイッチを操作する余
分な作業が不要であり、作業の簡単化を図ることができ
る。そして、第1(又は第2)のバケット42、44が
第1(又は第2)のバケット収容部23、24内に収容
されていることを自動的に確認してメダルを供給してい
るので、バケットが収容されていない状態でのメダルの
供給というようなミスを防止することができる。そし
て、所定量のメダルがバケットに供給された時点で分配
コンベア39によるメダルの供給動作を自動的に停止さ
せることができるので、係員が分配コンベア39の供給
動作を停止させる手間を解消することができる。
【0035】ただし、上記実施形態では、図5に示すよ
うに、メダル洗浄装置18を遊技機7の両島16の端部
に背面を向かわせた状態で設置した例を示したが、これ
に代えて、遊技機7の両島16から離れた位置に別々に
設置してもよい。この場合は、遊技機7からメダルを回
収するための回収シュート4、及び回収リフト5等を省
略する。そして、上記実施形態では、回収装置21及び
計数機6を通して回収したメダルのうち、上部タンク1
0等から溢れたメダルを移動タンク30を使用して係員
が遊技機7に戻すようにしているが、これに代えて、上
部タンク10等から溢れたメダルを各遊技機7に搬送す
る搬送コンベア(図示せず)を設け、この搬送コンベア
によりメダルが不足している各遊技機7にメダルを自動
的に補給するようにしてもよい。なお、この場合も、分
配装置22により第1及び第2のバケット42、44に
メダルを供給するところは上記実施形態と同等である。
【0036】また、上記実施形態の分配装置22では、
1台の分配コンベア39を正転又は逆転駆動させること
により、第1及び第2の各バケット42、44にメダル
を供給する構成としたが、これに代えて、上部タンク1
0の底に第1と第2の排出口を設け、第1の排出口と右
側誘導路41とを接続管を介して接続し、第2の排出口
と左側誘導路43とを別の接続管を介して接続して、各
排出口に第1及び第2のシャッタ機構をそれぞれ設け、
第1(又は第2)のシャッタ機構を開閉することにより
第1(又は第2)のバケットに所定量のメダルを供給す
る構成としてもよい。勿論、これ以外の構成の分配装置
を使用してもよい。更に、上記実施形態では、下部タン
ク8内のメダルを揚送リフト9により揚送し、しかる後
に上部位置に設けられている洗浄機2によりメダルMを
洗浄する構成としたが、これに代えて、洗浄機2を下部
位置に設け、下部タンク8内のメダルを洗浄機2により
洗浄し、しかる後に揚送リフト9により揚送して上部タ
ンク10に供給する構成としてもよい。そして、上記実
施形態では、第1及び第2のバケット収容部23、24
は、このメダル洗浄装置18の右側及び左側の各側面1
8a、18bに対して設けた構成としたが、これ以外の
2つ以上の箇所に設けてもよい。つまり、メダル洗浄装
置18を平面から見て、その略中心から外方に向かい、
それぞれが所定の角度を成す複数の各方向に位置するこ
のメダル洗浄装置18の側面、正面、背面等の外壁部に
対して設けてもよい。勿論、本発明を、平面形状が矩形
のメダル洗浄装置18に適用したが、平面形状が矩形以
外の、例えば多角形、半円形、円形、楕円形のメダル洗
浄装置に適用してもよい。
【0037】また、上記実施形態では、第1(又は第
2)のバケット検知部66が、第1(又は第2)のバケ
ット42を検知して第1(又は第2)のバケット検知信
号を制御部25に出力すると共に、第1(又は第2)の
閉検知部70が、第1(又は第2)の扉68が閉じられ
ていることを検知して第1(又は第2)の閉検知信号を
制御部25に出力したときに、制御部25が、分配コン
ベア39を駆動させて、メダルMを空の第1(又は第
2)のバケット42内に供給する構成としたが、これに
代えて、第1(又は第2)のバケット検知信号が制御部
25に入力しているか否かに拘わらず、第1(又は第
2)の閉検知信号が制御部25に入力したときに、制御
部25が、分配コンベア39を駆動させて、メダルMを
空の第1(又は第2)のバケット42内に供給する構成
としてもよい。更に、第1(又は第2)の閉検知信号が
制御部25に入力しているか否かに拘わらず、第1(又
は第2)のバケット検知信号が制御部25に入力したと
きに、制御部25が、分配コンベア39を駆動させて、
メダルMを空の第1(又は第2)のバケット42内に供
給する構成としてもよい。
【0038】
【発明の効果】第1の発明によると、複数の各バケット
収容部を、メダル洗浄装置を平面から見てその略中心か
ら外方に向かい、それぞれが所定の角度を成す複数の各
方向の外壁部に対して設けてあるので、例えばメダルを
必要とする遊技機、又はメダルを必要とする係員の位置
に近い位置に設けられているバケット収容部内に収容さ
れているバケットを取り出すことができて、このバケッ
トに収容されているメダルを遊技機に補給することがで
きる。これにより、係員が少ない労力であって短時間
で、効率よくメダルが入っているバケットをバケット収
容部から取り出して遊技機に補給することができる。そ
して、複数の各バケット収容部を、それぞれが所定の角
度を成す複数の各方向の外壁部に対して設けてあるの
で、遊技場のレイアウトの変更にも柔軟に対応すること
ができ、その結果、既設のメダル洗浄装置の構造の変更
や、新規のレイアウトに対応するメダル洗浄装置の購入
の必要性を低減することができる。
【0039】第2の発明によると、遊技機から排出され
たメダルを回収手段により自動的に回収して受け入れる
ことができるので、係員がメダルをその都度回収する手
間が掛からない。
【0040】第3の発明によると、分配手段をベルトコ
ンベアにより構成してあり、このベルトコンベアを正転
又は逆転駆動することにより、メダルを第1のバケット
又は第2のバケットに供給することができる。このよう
に、1台のベルトコンベアを使用して2箇所に配置して
ある第1及び第2の各バケットにメダルを供給すること
ができるので、このメダル洗浄装置の構造の簡単化、小
型化、及び低廉化を図ることができる。そして、ベルト
コンベアによってメダルを搬送しているので、メダルが
何らかの原因で詰まった状態となっても、メダルとコン
ベアベルトとの滑りにより、メダルに対して無理な搬送
力を掛けることがなく、従って、メダルに傷を付けるこ
とがないという効果がある。
【0041】第4の発明によると、バケット収容部内に
バケットを装着して、メダルがこぼれ出ないように扉を
閉じることにより、自動的にメダルをバケット内に供給
することができるので、バケットにメダルを供給させる
ために、係員がスイッチを操作する余分な作業が不要で
あり、メダルをバケットに供給するための労力を軽減す
ることができる。
【0042】第5の発明によると、バケット収容部内に
バケットを装着することにより自動的にメダルをバケッ
ト内に供給することができるので、バケットにメダルを
供給させるために、係員がスイッチを操作する余分な作
業が不要である。そして、バケットがバケット収容部内
に収容されていることを自動的に確認してメダルを供給
しているので、メダルをバケット内に確実に供給するこ
とができる。
【0043】第6の発明は、第4と第5の発明を組み合
わせたものであり、バケット収容部内にバケットを装着
して扉を閉じることにより自動的にメダルをバケット内
に供給することができるので、バケットにメダルを供給
させるために、係員がスイッチを操作する余分な作業が
不要であり、メダルをバケットに供給するための労力を
軽減することができる。バケットがバケット収容部内に
収容されていることを自動的に確認してメダルを供給し
ているので、メダルの供給ミスを確実に防止することが
できる。
【0044】第7の発明によると、所定量のメダルがバ
ケットに供給される時点で分配手段によるメダルの供給
動作を自動的に停止させることができるので、係員が分
配手段の供給動作を停止させる手間が掛からないという
効果がある。そして、分配手段を所定の設定時間だけ動
作させることにより所定量のメダルをバケットに供給し
ているので、メダルの重量を計量する重量センサやメダ
ルを計数する計数機を使用する場合と比較して、所定量
のメダルをバケットに供給するための装置の費用が低廉
であり、故障も少ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の一実施形態に係るメダル洗
浄装置に設けられている分配装置を示す正面図、(b)
は第1のバケット台上に第1のバケットが載置されてい
ない状態を示す断面図である。
【図2】同実施形態の同分配装置の拡大平面図である。
【図3】同実施形態の同分配装置の内部機構を示す拡大
左側面図である。
【図4】同実施形態の同分配装置の拡大分解斜視図であ
る。
【図5】同実施形態に係るメダル洗浄装置の内部機構を
示す図であり、(a)は縦断正面図、(b)は縦断側面
図である。
【図6】同実施形態に係るメダル洗浄装置の斜視図であ
る。
【図7】同実施形態に係るメダル洗浄装置の電気回路を
示すブロック図である。
【図8】従来のメダル洗浄装置の内部機構を示す図であ
り、(a)は縦断正面図、(b)は縦断側面図である。
【図9】従来のメダル洗浄装置の斜視図である。
【図10】(a)〜(e)は従来のメダル洗浄装置と遊
技機の各種レイアウトの例を示す平面図である。
【符号の説明】
2 洗浄機 6 計数機 7 遊技機 8 下部タンク 9 揚送リフト 10 上部タンク 18 メダル洗浄装置 21 回収装置 22 分配装置 23 第1のバケット収容部 24 第2のバケット収容部 39 分配コンベア 42 第1のバケット 44 第2のバケット 66 第1のバケット検知部 67 第2のバケット検知部 68 第1の扉 69 第2の扉 70 第1の閉検知部 71 第2の閉検知部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルを上方に搬送するための揚送手段
    と、前記メダルを洗浄するための洗浄手段と、上方に搬
    送され及び洗浄された前記メダルを貯留するための貯留
    手段と、持ち運び可能であって前記メダルを収容するた
    めのバケットを出し入れ可能に収容するためのバケット
    収容部と、を有するメダル洗浄装置において、 前記バケット収容部は、前記メダル洗浄装置を平面から
    見てその略中心から外方に向かい、それぞれが所定の角
    度を成す複数の各方向に位置する外壁部に対して設けて
    あり、前記貯留手段に貯留されている前記メダルを前記
    各バケット収容部に収容されている前記各バケットに供
    給するための分配手段を具備することを特徴とするメダ
    ル洗浄装置。
  2. 【請求項2】 遊技機から排出された前記メダルを回収
    するための回収手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載のメダル洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記分配手段は、前記メダルを搬送する
    ための搬送路が略水平に配置されているベルトコンベア
    であって、正転駆動することにより前記搬送路上のメダ
    ルを前記ベルトコンベアの一方の端部側に搬送して第1
    のバケット収容部内の第1のバケットに供給し、逆転駆
    動することにより前記搬送路上のメダルを前記ベルトコ
    ンベアの他方の端部側に搬送して第2のバケット収容部
    内の第2のバケットに供給することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のメダル洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記各バケット収容部に設けられている
    前記バケットの出し入れ口を開閉するための複数の扉
    と、当該各扉の閉状態を検知して閉検知信号を出力する
    複数の閉検知手段と、当該閉検知信号を使用して前記分
    配手段を動作させて、当該閉検知信号に対応する前記バ
    ケットに前記メダルを供給させる制御を行う制御手段
    と、を具備することを特徴とする請求項1、2、又は3
    に記載のメダル洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記各バケット収容部内に前記バケット
    が収容されていることを検知してバケット検知信号を出
    力する複数のバケット検知手段と、当該バケット検知信
    号を使用して前記分配手段を動作させて、当該バケット
    検知信号に対応する前記バケットに前記メダルを供給さ
    せる制御を行う制御手段と、を具備することを特徴とす
    る請求項1、2、又は3に記載のメダル洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記各バケット収容部に設けられている
    前記バケットの出し入れ口を開閉するための複数の扉
    と、当該各扉の閉状態を検知して閉検知信号を出力する
    複数の閉検知手段と、前記各バケット収容部内に前記バ
    ケットが収容されていることを検知してバケット検知信
    号を出力する複数のバケット検知手段と、前記閉検知信
    号と前記バケット検知信号を使用して前記分配手段を動
    作させて、当該閉検知信号と当該バケット検知信号に対
    応する前記バケットに前記メダルを供給させる制御を行
    う制御手段と、を具備することを特徴とする請求項1、
    2、又は3に記載のメダル洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記分配手段が前記メダルを供給する動
    作時間を計時する計時手段と、前記動作時間が所定の設
    定時間となったときに前記分配手段による前記メダルの
    供給動作を停止させる停止手段と、を具備することを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6に記載のメ
    ダル洗浄装置。
JP2000039965A 2000-02-17 2000-02-17 メダル洗浄装置 Expired - Fee Related JP3971544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000039965A JP3971544B2 (ja) 2000-02-17 2000-02-17 メダル洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000039965A JP3971544B2 (ja) 2000-02-17 2000-02-17 メダル洗浄装置

Related Child Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006184338A Division JP2006326323A (ja) 2006-07-04 2006-07-04 遊技媒体貯留装置
JP2006184336A Division JP2007000647A (ja) 2006-07-04 2006-07-04 遊技媒体貯留装置
JP2006184337A Division JP2006271994A (ja) 2006-07-04 2006-07-04 遊技媒体貯留装置
JP2006184339A Division JP2006271995A (ja) 2006-07-04 2006-07-04 遊技媒体貯留装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001229429A true JP2001229429A (ja) 2001-08-24
JP3971544B2 JP3971544B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=18563446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000039965A Expired - Fee Related JP3971544B2 (ja) 2000-02-17 2000-02-17 メダル洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3971544B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079299A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Sayama Precision Ind Co メダル振分機構
JP2006081853A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Sayama Precision Ind Co メダル回収機構
JP2007097721A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sayama Precision Ind Co メダル回収洗浄装置
JP2009095407A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Glory Kiki Co Ltd 遊技媒体貯留装置
JP2009095408A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Glory Kiki Co Ltd 遊技媒体貯留装置
JP2013132509A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Kyoraku Sangyo Kk メダル補給装置
JP5668685B2 (ja) * 2009-08-12 2015-02-12 株式会社湯山製作所 薬剤払出装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079299A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Sayama Precision Ind Co メダル振分機構
JP2006081853A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Sayama Precision Ind Co メダル回収機構
JP2007097721A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sayama Precision Ind Co メダル回収洗浄装置
JP2009095407A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Glory Kiki Co Ltd 遊技媒体貯留装置
JP2009095408A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Glory Kiki Co Ltd 遊技媒体貯留装置
JP5668685B2 (ja) * 2009-08-12 2015-02-12 株式会社湯山製作所 薬剤払出装置
JP2013132509A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Kyoraku Sangyo Kk メダル補給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3971544B2 (ja) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001229429A (ja) メダル洗浄装置
JP3983827B2 (ja) 遊技機用コイン補給及び回収装置
JP4549746B2 (ja) メダル補給装置
JP4245622B2 (ja) 遊技媒体補給装置
JP2007159789A (ja) メダル分配装置
JP2008237683A (ja) 遊技媒体補給装置
JP2007000647A (ja) 遊技媒体貯留装置
JP4098983B2 (ja) メダル補給装置
JP5656549B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JP2006271994A (ja) 遊技媒体貯留装置
JP2006271995A (ja) 遊技媒体貯留装置
JP2006326323A (ja) 遊技媒体貯留装置
JP2003190591A (ja) メダル補給装置
JP5656550B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JP2004181003A (ja) 遊技媒体処理装置
JP5191175B2 (ja) 遊技媒体処理システム
JP2003275383A (ja) 遊技媒体補給装置
JP5992672B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JP5730509B2 (ja) 遊技場のメダル補給装置
JP5514090B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JP5191174B2 (ja) 遊技媒体処理システム
JP5922387B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JP5191173B2 (ja) 遊技媒体処理システム
JP6087496B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JP2003284812A (ja) 遊技媒体補給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees