JP2003284812A - 遊技媒体補給装置 - Google Patents

遊技媒体補給装置

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JP2003284812A
JP2003284812A JP2002090610A JP2002090610A JP2003284812A JP 2003284812 A JP2003284812 A JP 2003284812A JP 2002090610 A JP2002090610 A JP 2002090610A JP 2002090610 A JP2002090610 A JP 2002090610A JP 2003284812 A JP2003284812 A JP 2003284812A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各分岐ユニットまでの搬送時間または距離を
個別に設定する必要が無く、設定に要する係員の労力を
低減し、設定ミスを防止する。 【解決手段】 スロットマシン6やメダル貸機8の並設
方向に沿ってメダルを補給コンベヤ46で搬送する。搬
送メダルを、分岐ユニット48を介してスロットマシン
6やメダル貸機8に供給する。補給コンベヤ46にメダ
ルをメダル補給装置2a、2bの補給タンク44から供
給する。メダル補給装置2a、2bの制御部68が、補
給コンベヤ46の全長と、分岐ユニット48の総数とを
基に、補給を行うスロットマシン6やメダル貸機8に対
応する分岐ユニット48までメダルを搬送するのに要す
る距離または時間を算出し、補給コンベヤ46を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機、例
えばスロットマシンやパチンコ機、及び遊技媒体貸機、
例えばメダル貸機や玉貸機のような遊技媒体使用機に、
遊技媒体、例えばメダルやパチンコ玉を、自動的に補給
する遊技媒体補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機や遊技媒体貸機に貯留されている
遊技媒体が減少したときに、遊技媒体を自動的に補給す
るために、遊技媒体補給装置は使用されている。このよ
うな補給装置の一例が、例えば特許第2516492号
の明細書及び図面に開示視されている。この技術では、
コインの補給を行う遊技機まで所定量のコインを搬送し
て吐出補給するキャリア装置が、各遊技機の上方に配置
されている。キャリア装置には、定量のコインが収納さ
れ、コイン不足になった遊技機が不足信号を発生する
と、その不足信号を発生した遊技機の位置までキャリア
装置が走行し、キャリア装置内のコインを、当該遊技機
に補給する。キャリア装置が停止する位置は、補給装置
に付属しているテンキーやディップスイッチ等の停止一
設定手段によって予め設定されている。停止位置の設定
は、キャリア装置が通常停止して、待機している待機位
置を基準として、この待機位置から各遊技機までキャリ
ア装置が移動する距離を設定することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この自動補給
制御装置では、キャリア装置が停止すべき各停止位置、
または待機位置からの移動距離を、複数の遊技機に対応
させて、ひとつずつ設定しなければならず、非常に煩雑
な設定作業を要することになり、設定ミスも発生しやす
い。上記の説明は、遊技機のみが設置されている場合に
ついて述べたが、遊技機とともに遊技媒体貸機が設けら
れている場合には、遊技媒体貸機にも遊技媒体の補給が
必要であり、同様な問題が生じる。
【0004】本発明は、各遊技機や遊技媒体貸機のよう
な遊技媒体使用機までの搬送距離や搬送時間を、簡易な
操作で設定できる遊技媒体補給装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様による遊
技媒体補給装置では、遊技媒体使用機の並設方向に沿っ
て遊技媒体を搬送する遊技媒体搬送手段が設けられてい
る。この搬送手段は、搬送した前記遊技媒体を、各遊技
媒体使用機に対応して配置された複数の分岐排出手段を
介して、前記遊技媒体使用機に補給可能とされている。
この搬送手段としては、上面で支持して遊技媒体を搬送
する無端状走行体や、前記した従来技術に示したキャリ
ア装置を使用することができる。分岐排出手段は、遊技
媒体使用機に対応して設けられているが、その設置間隔
は、ほぼ均等になる。この遊技媒体搬送手段に前記遊技
媒体を遊技媒体供給手段が供給する。遊技媒体供給手段
は、例えば一定量ずつ遊技媒体を供給するものが望まし
い。遊技媒体搬送手段を制御手段が制御するが、その制
御では、前記遊技媒体搬送手段の全長と、前記分岐排出
手段の総数とを基に、前記遊技媒体供給手段による遊技
媒体の供給位置から補給を行う前記遊技媒体使用機に対
応する前記分岐排出手段まで、前記遊技媒体を搬送する
のに要する距離または時間を算出している。
【0006】このように構成された遊技媒体補給装置で
は、制御手段は、各遊技媒体使用機に対応した分岐排出
手段まで遊技媒体を搬送するために必要な搬送距離また
は搬送時間を、遊技媒体搬送手段の全長と、前記分岐排
出手段の総数とを基に自動的に決定している。従って、
係員が予め各分岐排出手段までの距離を手動で設定する
必要が無く、煩雑な設定作業が不要で、また設定ミスも
生じない。
【0007】本発明の他の態様の遊技媒体補給装置は、
上記の態様と同様に、遊技媒体搬送手段と、遊技媒体供
給手段を有し、制御手段が遊技媒体搬送手段を制御して
いる。この制御において、前記遊技媒体搬送手段の全長
と、前記各遊技媒体使用機の配列パターンと、前記分岐
排出手段の総数とを基に、前記遊技媒体供給手段による
遊技媒体の供給位置から補給を行う前記遊技媒体使用機
に対応する前記分岐排出手段まで、前記遊技媒体を搬送
するのに要する距離または時間を算出している。遊技媒
体使用機として、遊技機のみが使用されている場合、遊
技機と遊技媒体貸機とが使用されている場合がある。更
に、遊技機と遊技媒体使用機との使用の場合でも、遊技
機と遊技媒体貸機とが1対1の関係で使用されている場
合や、複数の遊技機に対して1台の遊技媒体貸機が使用
されている場合等、種々の配列パターンがある。
【0008】このように構成した場合、遊技媒体使用機
の配列パターンも考慮して、各遊技媒体使用機に対応す
分岐排出手段まで搬送するために必要な距離または時間
が自動的に決定され、係員が予め各分岐排出手段までの
距離を手動で設定する必要が無く、煩雑な設定作業が不
要で、また設定ミスも生じない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態の遊技媒体補
給装置、例えばメダル補給装置2a、2bは、図2に示
すように遊技島4ごとに設けられている。
【0010】遊技島4は、複数台の遊技媒体使用機、例
えば遊技機、具体的にはスロットマシン6を横方向に並
設したものである。これらスロットマシン6に挟まれる
ように、別の遊技媒体使用機、例えば遊技媒体貸出機、
具体的にはメダル貸機8が設けられている。メダル貸機
8は、1台のスロットマシン6または2台のスロットマ
シン6に対して1台の割合で設けられている。遊技島4
は、図2に示すように両側にスロットマシン6を並べた
両島と呼ばれる形態のものと、図示していないが、片側
のみにスロットマシン6を並べた片島と呼ばれる形態の
ものとがある。必要に応じていずれかの形態の遊技島が
選択される。パチンコ店では、複数列の遊技島4が設け
られることが多い。
【0011】各遊技島4の一方の端部に、メダル補給装
置2a、2bの一方が設けられている。メダル補給装置
2aは、メダル計数機10を載置するための載置台12
を備えた載置台付きのものであり、メダル補給装置2b
は、載置台12を備えていない載置台無しのものであ
る。
【0012】メダル補給装置2a、2bの前面下部に
は、下部扉14が設けられている。前面上部には、上部
扉16が設けられている。上部扉16の正面上部には、
メダル補給装置2a、2bの稼動状況を表示する表示手
段、例えば表示ランプ18が設けられている。上部扉1
6の中段左側には、操作部52に付属する表示装置66
を外部から観察するための窓20が設けられている。
【0013】中央の遊技島4にあるメダル補給装置2b
と、その両側の遊技島4にあるメダル補給装置2aとの
間には、島渡しコンベヤ22が設けられている。これに
よって、メダル補給装置2a、2b間でメダルを搬送
し、各遊技島4が保有するメダル量をほぼ均等にする。
【0014】メダル補給装置2aでは、図3に示すよう
に、スロットマシン6とメダル貸機8との下方に、これ
らの配列方向に沿って回収コンベヤ24が、ほぼ水平に
設けられている。回収コンベヤ24は、遊技島4の一端
部から他端部まで配置されている。各スロットマシン6
からオーバーフローしたメダルは、回収コンベヤ24上
に排出され、メダル補給装置2aが配置されている遊技
島4の一端部まで搬送される。一端まで搬送されたメダ
ルは、メダル補給装置2aの背面に立設された回収リフ
ト26によって揚送されて、メダル補給装置2a内の下
タンク28に投入される。また、遊技者の遊技の結果、
スロットマシン4から払い出された賞品であるメダル
も、計数機10を経由して下タンク28に投入される。
【0015】下タンク28に投入されたメダルは、下タ
ンク28の下方に配置された洗浄ユニット30に一定量
ずつ投入される。洗浄ユニット30によって洗浄された
メダルは、洗浄ユニット30の背後に立設されたメイン
リフト32によって揚送されて、メダル補給装置2a内
の上タンク34に投入される。上タンク34に投入され
たメダルは、上タンク34の下部に設けられた分配装置
36によってバケット38または補給リフト40に選択
的に払い出される。バケット38は、メダルを収容可能
な取っ手付きの容器であって、スロットマシン6やメダ
ル貸機8に手作業でメダルを補給する必要が生じたとき
に使用するもので、図2に示すようにメダル補給装置2
aの側面に設けた扉42を開いて、取り出し可能であ
る。
【0016】図3に示すように、補給リフト40によっ
て揚送されたメダルは、島渡しコンベヤ22上に放出さ
れ、島渡し分岐ユニット43を作動させることによっ
て、隣接するメダル補給装置2bか、または自島4の、
遊技媒体供給手段、たとえば補給タンク44に、選択的
に搬送される。補給タンク44は、投入されたメダルを
貯留すると共に、一定量ずつメダルを補給コンベヤ46
に払い出すものである。
【0017】補給コンベヤ46は、遊技島4において、
スロットマシン6及びメダル貸機8の上部に、その配列
方向に沿ってほぼ水平に一端部から他端まで配置されて
いる。補給コンベヤ46上には、スロットマシン6及び
メダル貸機8に対応させて、ほぼ等間隔に分岐排出手
段、例えば分岐ユニット48が配置されている。分岐ユ
ニット48は、作動時に、補給コンベヤ46上を搬送さ
れるメダルを、分岐ユニット48が対応するスロットマ
シン6またはメダル貸機8に分岐排出する。
【0018】補給コンベヤ46上には、複数台の中継制
御ボックス50が、所定の間隔をおいて配置されてい
る。中継制御ボックス50内には、後述する中継制御部
74が設置されている。この中継制御部74は、1台当
たり複数台、例えば8台の分岐ユニット48を管理制御
する。
【0019】スロットマシン6やメダル貸機8に排出さ
れずに、補給コンベヤ46の終端(遊技島4の他端)ま
で搬送されたメダルは、回収コンベヤ24に戻され、再
びメダル補給装置2aに向かって搬送される。
【0020】載置台無しメダル補給装置2bには、載置
台12が存在しない点等の相違点がメダル補給装置2a
とにあるが、その相違は本願発明と直接に関連しないの
で、詳細な説明は省略する。
【0021】いずれのメダル補給装置2a、2bでも、
上部扉16を開くと、中段左側に操作部52が設けられ
ている。操作部52は、図4に示すように、操作子群5
3を有し、更に文字表示可能な表示部、例えば表示装置
66を有している。この表示装置66が、上述した窓2
0から観察可能である。メダル補給装置2a、2bを動
作させるために必要な設定を、操作子群53を操作して
行う場合、表示装置66の表示を参照しながら行う。ま
た、表示装置66には、メダル補給装置2a、2bの動
作状態が随時表示される。
【0022】図4に示すような制御部68が、各メダル
補給装置2a、2bに設けられている。これら制御部6
8は、自島のスロットマシン6、メダル貸機8およびメ
ダル計数機10からのメダル回収及び補給、洗浄ユニッ
ト30によるメダルの洗浄、他の島へのメダル補給など
を制御する。制御部68は、CPUやメモリからなる。
制御部68は、回収コンベヤ24、回収リフト26、洗
浄ユニット30、メインリフト32、分配装置36、補
給リフト40、島渡しコンベヤ22、島渡し分岐ユニッ
ト43、補給コンベヤ46等の駆動手段からなる駆動手
段群70を、これらに設けられたセンサからなるセンサ
群72からの信号を受けて、制御する。同時に制御部6
8は、動作状態を監視し、異常に対する処理も行う。制
御部68には、操作部52の操作子群53及び表示装置
66が接続され、各種条件の設定やエラーメッセージ等
の表示を行う。
【0023】更に、制御部68は、各中継制御部74と
双方向通信を行い、各スロットマシン6及びメダル貸機
8へのメダル補給制御を行う。そのため、各中継制御部
74には、当該中継制御部74が統括管理するスロット
マシン6及びメダル貸機8から、これらのメダルの貯留
量が少なくなったときに、補給要求指令、例えばエンプ
ティ信号が供給される。このエンプティ信号を基に、後
述するように中継制御部74が統括管理するスロットマ
シン6及びメダル貸機8に対応する分岐ユニット48の
制御が行われる。
【0024】図5は、メダル補給装置2aの動作を示す
状態遷移図である。同図において、メダル供給装置2a
に電源が供給されると、イニシャル処理(ステップS
2)が実行される。イニシャル処理中に、操作子群53
の所定のスイッチが操作されると、動作確認処理(ステ
ップS4)が実行される。これら処理は、本願発明に直
接に関連しないので、詳細な説明は省略する。
【0025】イニシャル処理に続いて、初期設定処理
(ステップS6)が実行される。この初期設定処理で
は、操作子群53と表示装置66とを使用して、中継制
御部74の設定、補給枚数の設定、補給タンク44から
各分岐ユニット48までの距離または時間の設定等が行
われる。
【0026】中継制御部74は、遊技島4の両側にある
同一台数、例えばそれぞれ8台、合計16台のスロット
マシン6及びメダル貸機8を管理可能であるので、上記
中継制御部74の設定では、各中継制御部74が管理す
るスロットマシン6及びメダル貸機8の識別番号とその
配置が設定される。
【0027】上記補給枚数の設定では、1回の補給処理
で、スロットマシン6及びメダル貸機8に補給されるメ
ダル枚数が設定される。制御部68は、設定された補給
枚数のメダルを補給タンク44から補給コンベヤ46に
払い出す。
【0028】また、各スロットマシン6や各メダル貸機
8にメダルを補給するためには、補給タンク44から各
スロットマシン6や各メダル貸機8に対応する各分岐ユ
ニット48までの距離を設定する必要がある。この距離
の設定としては、補給コンベヤ46の長さL(図1
(a)乃至(c)参照)を基に自動的に設定する自動設
定と、1台1台個別に設定する手入力設定とがあり、こ
れらのいずれによって設定するかの選択が、この初期設
定によって行われる。また、自動設定が選択された場
合、後述する配列パターンの選択、補給コンベヤ46の
長さの入力が、この初期設定によって行われる。
【0029】この初期設定処理が終了すると、待機中処
理(ステップS8)に移行する。この待機中処理では、
制御部68は、回収リフト26を動作させ、回収リフト
26が正常に動作していると、回収コンベヤ24を動作
させる。そして、状況の変化に応じて、洗浄処理(ステ
ップS10)、バケット払い出し処理(ステップS1
2)、補給タンク補充処理(ステップS14)、補給処
理(ステップS16)、島渡し処理(ステップS1
8)、係員操作処理(ステップS20)、停止処理(ス
テップS22)のいずれかを実行する。
【0030】なお、メダル補給装置2bでは、洗浄ユニ
ット30を有しないので、洗浄処理が実行されない。ま
た、遊技島4同士のメダルの受け渡しは、メダル補給装
置2aにおいて制御するので、島渡し処理もメダル補給
装置2bでは実行されない。後は、メダル補給装置2b
でも、メダル補給装置2aと同一の処理が行われてい
る。
【0031】これら各処理のうち、本発明に直接関連す
るのは、補給処理であるので、これについて説明し、他
の処理についての説明は省略する。なお、ステップS2
0の係員操作処理は、初期設定処理において行った設定
を、メダル補給装置4a、4bを稼動させた後に、変更
する必要が生じた場合に行うものである。
【0032】スロットマシン6及びメダル貸機8には、
メダルの貯留量を検出するセンサが設けられており、貯
留量が予め定めた量よりも少なくなると、エンプティ信
号をスロットマシン6、メダル貸機8が、対応する中継
制御部74に送信する。中継制御部74は、これを制御
部68に送信する。制御部68は、待機中処理の状態に
おいて、エンプティ信号を受信すると、補給処理(ステ
ップS16)を実行する。
【0033】補給処理(ステップS16)では、補給コ
ンベヤ46を動作させ、その後に補給タンク44内の所
定量のメダルを補給コンベヤ46に排出させる。エンプ
ティ信号を発信したスロットマシン6またはメダル貸機
8にメダルが到達するのに必要な距離だけ補給コンベヤ
46が走行する時間より若干短い時間の経過後に、エン
プティ信号を発信したスロットマシン6またはメダル貸
機8に対応する分岐ユニット48を駆動し、当該スロッ
トマシン6またはメダル貸機8にメダルを補給する。上
記時間の経過後に補給コンベヤ46を停止させる。
【0034】このようにメダルの補給を行うには、補給
タンク44から払い出されたメダルが、補給コンベヤ4
6によって、目的のスロットマシン6またはメダル貸機
8に対応する分岐ユニット48まで搬送される必要があ
る。そのために、初期設定に関連して述べたように、排
出タンク44から各分岐ユニット48までの距離を設定
する必要があり、この設定には、自動設定と手入力設定
とがある。
【0035】自動設定では、補給コンベヤ46の長さL
を操作部52によって入力することによって、既に記憶
している分岐ユニット48の数や、スロットマシン6や
メダル貸機8の配列パターンから、分岐ユニット48間
の距離を概算する。これによって、分岐ユニット48の
間隔を一台ずつ入力する手間を省くことができる。
【0036】手入力設定は、各分岐ユニット48ごとに
1台前の分岐ユニット48からの距離を操作部52によ
って入力するものである。これは、分岐ユニット48が
不規則な間隔で配置されている場合に対応するためのも
のである。これら2つの設定方法がメダル補給装置2
a、2bにおいて採用されているのは、メダル補給装置
2a、2bが設置される遊技島4の構成が、必ずしも図
2に示したような構成に定まっていないからである。
【0037】遊技島4におけるスロットマシン6やメダ
ル貸機8は、特定の配列パターンで配列されることが多
い。例えば図1(a)に示すように、スロットマシン6
を等間隔で配列する場合や、同図(b)に示すように2
台のスロットマシン6の間に1台のメダル貸機8を配置
した組み合わせを基本パターンとして、複数の基本パタ
ーンを並べたものや、図示していないが、1台のスロッ
トマシン6と1台のメダル貸機8との組み合わせを基本
パターンとして、複数の基本パターンを並べたものがあ
る。
【0038】このように規則的に配列されたスロットマ
シン6やメダル貸機8の上方に設けられる分岐ユニット
48は、補給コンベヤ46上に等間隔に配置することが
できる。図1(b)に示すように2台のスロットマシン
6の間に1台のメダル貸機8を配置した基本パターンを
用いるものでは、分岐ユニット48とスロットマシン
6、メダル貸機8の設置位置には、ずれが生じる。しか
し、各分岐ユニット48からスロットマシン6やメダル
貸機8に、メダル流下用の可撓性ホース(図示せず)を
設けて、このホースの取付姿勢を調整することによっ
て、設置位置のずれは吸収できる。
【0039】図1(a)に示すようなスロットマシン6
のみを配列した配列パターンでは、遊技島4に、例えば
片側に6台、両側合計12台のスロットマシン6が並列
されている。遊技島4の一端にメダル補給装置2aまた
は2bが配置され、スロットマシン6の並設方向に沿っ
て補給コンベヤ46が配置されている。メダル補給装置
2aまたは2bの補給タンク44から補給コンベヤ46
上に一定量のメダルが、補給要求があったときに払い出
される。補給コンベヤ46上には、上述したように分岐
ユニット48が各スロットマシン6にそれぞれ対応して
等間隔に配置されている。遊技島4は両島であり、配列
方向の両側に対応して存在する1対のスロットマシン6
に1台の分岐ユニット48が対応し、この分岐ユニット
48は、1対のスロットマシン6の一方に選択的にメダ
ルを分岐補給することができる。
【0040】このパターンでは、補給コンベヤ46の長
さLが判明していると、分岐ユニット48の総数は、中
継制御部74に対する設定によって分かっているので、
補給タンク44から各分岐ユニット48までの距離を、
制御部68において自動的に算出できる。例えば補給タ
ンク44に最も近い分岐ユニット48までの距離d1
は、分岐ユニット48間の距離d2の1/2であること
は事前に分かっているので、補給コンベヤ46の長さL
と分岐ユニットの総数である6とによって、d1がL/
12、d2がL/6と算出でき、これを基に各分岐ユニ
ット48の位置を算出できる。
【0041】例えばメダル補給装置2aまたは2bから
見て2番目の位置にあるスロットマシン6がエンプティ
信号を発生すると、移動距離としてd1+d2(=3L
/12)と決定する。そして、補給コンベヤ46が一定
速度Vで走行するので、補給コンベヤ46を走行させる
時間tは、(3L/12)/Vと算出でき、この時間t
から、補給コンベヤ46を走行させる時間や、分岐ユニ
ット48を駆動するタイミングを算出する。
【0042】図1(b)に示す2台のスロットマシン6
の間に1台のメダル貸機8が配置された基本パターンが
3回繰り返される配列パターンの場合、補給タンク44
から最も近い分岐ユニット48までの距離d1が、分岐
ユニット48間の距離d2の1/2と予め判明している
ので、補給コンベヤ46の長さL、分岐ユニット48の
総数9とから、d1=L/18、d2=L/9が算出で
き、上述したのと同様にして、エンプティ信号を発生し
たスロットマシン6またはメダル貸機8に対応する分岐
ユニット48までの補給タンク44からの距離が算出で
き、補給コンベヤ46の走行時間や分岐ユニット48の
駆動タイミングも算出できる。
【0043】図1(a)に示すようなスロットマシン6
のみを等間隔に配置した配列パターンをパターンAと
し、図1(b)に示すような2台のスロットマシン6間
に1台のメダル貸機8を配置した基本パターンを繰り返
す配列パターンをパターンBとし、図示していない1台
のスロットマシン6と1台のメダル貸機8とを配置した
基本パターンを繰り返す並列パターンをパターンCとし
て、制御部68に予め設定しておく。そして、自動設定
の場合、例えば、初期設定処理(ステップS6)におい
て、これら配列パターンのうち遊技島4が該当する配列
パターンを選択し、補給コンベヤ46の長さLを設定す
れば、エンプティ信号を発生する分岐ユニットまでの距
離または時間を、上述したようにして算出することがで
きる。
【0044】図1(a)、(b)のパターンでは、分岐
ユニット48は、全て等間隔に配置されている。しか
し、同図(c)に示すように、スロットマシン6とメダ
ル貸機8の配列パターンは同図(b)の場合と同様であ
るが、分岐ユニット48が等間隔に配置されていない場
合でも、自動的に補給タンク44からの距離または時間
を算出することができる。即ち、図1(c)から明らか
なように、スロットマシン6の幅は規格化されており、
いずれのスロットマシン6においても同一であり、同様
にメダル貸機8の幅もいずれも同一である。例えばスロ
ットマシン6の幅は、メダル貸機8の4倍に設定されて
いる。各分岐ユニット48は、スロットマシン6、メダ
ル貸機8それぞれの幅方向の中央に配置されている。制
御部68には、上記スロットマシン6とメダル貸機8の
幅の関係も予め記憶させておく。そして、初期設定にお
いて、配列パターンとしてパターンCを選択し、補給コ
ンベヤ46の長さLを設定すると、分岐ユニット48の
全数も予め制御部68に設定されているので、補給タン
ク44から最も近い分岐ユニット48までの距離d1は
4L/54と、スロットマシン6とメダル貸機8とが隣
接している箇所の分岐ユニット48の距離d2は5L/
54と、スロットマシン6同士が隣接している箇所の分
岐ユニット48同士の距離d3は8L/54と計算でき
る。
【0045】補給コンベヤ46の全長Lが、6台のスロ
ットマシン6と3台のメダル貸機8との幅を併せたもの
に相当し、スロットマシン6の幅はメダル貸機8の幅の
4倍であるので、メダル貸機8の幅はL/27、スロッ
トマシン6の幅は4L/27である。d1は、スロット
マシン6の幅の1/2に相当するので、4L/54であ
る。d2は、スロットマシン6の幅の半分(4L/5
4)とメダル貸機8の幅の半分(L/54)とを加算し
たものであるので、5L/54である。d3は、スロッ
トマシン6の幅の半分同士を加算したものであるので、
8L/54となる。
【0046】例えば補給タンク44から見て3番目の遊
技媒体使用機であるスロットマシン6からエンプティ信
号が発生すると、このスロットマシンに対応する分岐ユ
ニット48までの補給タンク44からの距離はd1+d
2+d2によって算出することができる。
【0047】このように、配列パターンを選択し、補給
コンベヤ46の長さを設定すると、エンプティ信号を発
生したスロットマシン6またはメダル貸機8までの距離
または搬送時間が自動的に演算されるので、分岐ユニッ
ト48ごとに距離を設定する必要が無い。
【0048】なお、メダル補給装置2a、2bが設置さ
れる遊技島4における配列パターンが予め決定されてい
る場合には、配列パターンの選択は不要であり、補給コ
ンベヤ46の長さを設定するだけでよい。
【0049】上記の実施の形態及びその変形例では、遊
技機としてスロットマシン6を使用したが、これに限っ
たものではなく、パチンコ機を使用することもできる。
この場合、メダル貸機8に替えて、パチンコ玉貸機が使
用される。また、上記の実施の形態及びその変形例で
は、遊技島4には、スロットマシン6とメダル貸機8と
を混在させたが、これに限ったものではなく、スロット
マシン6またはパチンコ機だけが設置されることもあ
る。
【0050】上記の実施の形態及びその変形例では、遊
技媒体搬送手段として補給コンベヤ46を採用したが、
所定量のメダルを搬送して吐出するキャリア装置を遊技
媒体搬送手段として採用してもよい。この場合、分岐排
出手段は、各遊技媒体使用機に対応して設けられるメダ
ルの排出口となる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各遊技
媒体使用機用の分岐排出手段までの搬送時間または搬送
距離を分岐排出手段ごとに設定する必要が無く、自動的
に算出されるので、設定に要する係員の労力を低減する
ことができると共に、設定ミスを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のメダル補給装置が設置さ
れる遊技島に置けるスロットマシンやメダル貸機の配列
パターンである。
【図2】図1のメダル補給装置を備えた遊技島の斜視図
である。
【図3】図2の遊技島のうち載置台付きメダル補給装置
を備えたものの縦断側面図である。
【図4】図1のメダル補給装置のブロック図である。
【図5】図1のメダル補給装置の状態遷移図である。
【符号の説明】 2a 2b メダル補給装置 6 スロットマシン(遊技媒体使用機) 8 メダル貸機(遊技媒体使用機) 44 補給タンク(遊技媒体供給手段) 48 分岐ユニット(分岐排出手段) 68 制御部(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体使用機の並設方向に沿って遊技
    媒体を搬送すると共に、搬送した前記遊技媒体を、各遊
    技媒体使用機に対応して配置された複数の分岐排出手段
    を介して、前記遊技媒体使用機に補給可能とした遊技媒
    体搬送手段と、 この遊技媒体搬送手段に前記遊技媒体を供給する遊技媒
    体供給手段と、 前記遊技媒体搬送手段の全長と、前記分岐排出手段の総
    数とを基に、前記遊技媒体供給手段による遊技媒体の供
    給位置から補給を行う前記遊技媒体使用機に対応する前
    記分岐排出手段まで、前記遊技媒体を搬送するのに要す
    る距離または時間を算出し、前記遊技媒体搬送手段を制
    御する制御手段とを、具備する遊技媒体補給装置。
  2. 【請求項2】 遊技媒体使用機の並設方向に沿って遊技
    媒体を搬送すると共に、搬送した前記遊技媒体を、前記
    各遊技媒体使用機に対応して設けた複数の分岐排出手段
    を介して、前記各遊技媒体使用機に補給可能とした遊技
    媒体搬送手段と、 この遊技媒体搬送手段に前記遊技媒体を供給する遊技媒
    体供給手段と、 前記遊技媒体搬送手段の全長と、前記各遊技媒体使用機
    の配列パターンと、前記分岐排出手段の総数とを基に、
    前記遊技媒体供給手段による遊技媒体の供給位置から補
    給を行う前記遊技媒体使用機に対応する前記分岐排出手
    段まで、前記遊技媒体を搬送するのに要する距離または
    時間を算出し、前記遊技媒体搬送手段を制御する制御手
    段とを、具備する遊技媒体補給装置。
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