JP4060896B2 - 遊技機管理単位体とその玉還元処理システム - Google Patents

遊技機管理単位体とその玉還元処理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機管理単位体において玉を貯溜する各タンクや玉の搬出入に係る構造と、玉の処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、遊技機、例えば複数のパチンコ台を並設したパチンコ島は、遊技場(ホール)内に複数列をなしており、各パチンコ島に玉を供給するシステムとして、ホール内ではこのパチンコ島とは別の場所に玉研磨室が設けられ、研磨された玉はこの玉研磨室から天井内配管を経て各パチンコ島に供給還元される。
斯かる供給還元システムでは、玉計数器が研磨室に隣接して設けられる、換言すればパチンコ島と離れた場所に玉計数器が設けられる為、遊技者(客)にとって使い勝手が良いものとなっていない。
【0003】
又天井内配管による供給還元は、配管詰りなどに起因した玉の落下事故が生じたり、この落下事故を未然に防ぐ為のメンテナンスもより以上必要となる。
さらにホール内にはパチンコ島と別個に研磨室が設けられているので、ホール内有効利用の観点からは好ましくない。この観点を重要視してホール内に地下室を設け、所謂地下ピットに玉を搬入して研磨を行うことも考えられるが、パチンコ島に設けた玉計数器からの搬送が大掛りとなる為、実用的な点からは十分なものではなかった。
【0004】
一方近年パチンコ島単位でパチンコ玉の供給還元を行う方法も採用されている。この方法はパチンコ島に研磨塔と玉計数器とを設けたものであって、玉計数器から投入された玉もパチンコ台に供給して島単位でパチンコ玉の供給還元を行うものである。
斯かる島還元方法では、玉計数器の処理能力と研磨塔における搬送(研磨)能力、すなわち玉計数器と研磨塔の時間当り処理個数に差があるとホールの運営にも支障が出る。
例えば玉計数器の処理能力が研磨塔の能力よりも大きいとパチンコ島内に複数の研磨塔を設けて対応すれば良いが、島内にその為のスペースが必要となり、島自体を大型化させることになる。
【0005】
又研磨塔の能力を基準にして玉計数器の処理能力(速度)を規制すれば、頻繁に使用停止の警告を出さなければならない。
従ってパチンコ島の玉容量を大きくすることができず、最近の様に出玉の多いパチンコ台に対応したシステムとは言えない。
【0006】
そこで本発明はパチンコ島内に貯溜用のタンクを複数設け、玉計数器と研磨塔との間において、この貯溜タンクによる玉の搬出入を制御することで1基の研磨塔によっても、玉計数器の能力を規制することなく最大の処理能力を発揮させ得るパチンコ玉の還元処理システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決する為案出されたものである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、成した遊技機列を所定の間隔をもって配置し、その一端に玉計数器を配備するとともに、前記間隔内に玉を上方に搬送しながら研磨するための研磨塔を配置し、該研磨塔の上方に研磨された玉を貯溜するための上部タンクを、又この上部タンクの下方に、上部タンクから溢れた玉を受入れる中タンクを夫々設け、前記研磨塔が配置された間隔の両側にFタンクとRタンクを設け、前記玉計数器が配備された側の間隔にはJタンクが設けられたものであって、前記玉計数器の玉出口と研磨塔の下部に設けた玉入口とをアウトレールにて接続することで、前記玉出口からの玉を研磨塔の玉入口に搬入し、前記研磨塔の玉出口を上部タンク内に開口させるとともに、該上部タンクに貯溜した玉を遊技機に補給する為の補給トユを介して上部タンクと各遊技機とを接続し、前記中タンクに上吐出口と下吐出口とを設け、前記上吐出口に前記Fタンクを、前記下吐出口に前記Rタンクを、夫々玉搬送路を通じて接続して、前記上部タンクから前記中タンクへ溢れ出た玉が、該中タンクの前記下吐出口から前記Rタンクへ搬送され、該Rタンクが満杯になり該Rタンクに接続する玉搬送路にも玉が詰まると前記下吐出口より上方の前記上吐出口から溢れ出して前記Fタンクへ搬送される構成として、Rタンク,Fタンクの順に各タンク内に貯溜されるようにし、前記Fタンクと前記Rタンクは底部で連通し、該Fタンクに配備されたFリフターを介して該タンク内の玉をアウトレールに搬出し、前記Jタンクは、玉計数器の玉出口からの玉の一部を受け入れるとともに、該タンク内の玉をJリフターを介してアウトレールに搬出することを特徴とする遊技機管理単位体に係るものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の遊技機管理単位体の玉還元処理システムにおいて、玉計数器に投入された玉の一部はアウトレールを介して研磨塔に搬送され、残りの玉はJタンクに貯溜されるとともに、該Jタンクに貯溜された玉はFタンクの貯溜量が所定量を超えない場合にJリフターによりアウトレールに搬出され、前記研磨塔に搬送された玉は、上部タンク内に貯溜されて補給トユを介して各遊技機に補給されるとともに、遊技機からの使用玉はアウトレールを介して研磨塔に搬送され、前記遊技機への補給玉が満杯になりかつ上部タンクの貯溜量が所定量を超えたことを該上部タンク内のセンサが検出すると、Fタンクの玉をアウトレールに搬出させる為のFリフターが停止し、該上部タンクの玉が中タンクへ溢れてRタンク,Fタンクの順に貯溜され、Rタンクが満杯になりFタンクの貯溜量が所定量を超えたことを該Fタンク内のセンサが検出すると、Jタンクのリフターが停止し、Jタンクの貯溜量が所定量を超えたことを該Jタンク内のセンサが検出すると、玉計数器に使用停止の表示がなされ、次いで各遊技機から出玉が生じて上部タンクの貯溜量が所定量より減少したことを該上部タンク内のセンサが検出すると、Fリフターが稼動し該FリフターによってFタンク,Rタンクの順にタンク内の玉がアウトレールに搬出され、Fタンクの貯溜量が所定量より減少したことを該Fタンク内のセンサが検出すると、JリフターによりJタンクの玉がアウトレールに搬出されるとともに、前記使用停止の表示が解消されることを特徴とする玉還元処理システムに係るものである。
請求項3に記載の発明は、前記Fリフターのうち玉計数器側に設けられたFリフターによる玉の搬出動作は、該玉計数器側に設けられたJリフターが動作している間は停止していることを特徴とする請求項2記載の玉還元処理システムに係るものである。
請求項4に記載の発明は、複数の遊技機を並設して構成した遊技機列を所定の間隔をもって配置し、その遊技機列内に玉計数器を配備するとともに、前記間隔内に、玉を上方に搬送しながら研磨する為の研磨塔を配置し、該研磨塔の上方に研磨された玉を貯溜するための上部タンクを、又この上部タンクの下方に、上部タンクから溢れた玉を受入れる中タンクを設け、前記研磨塔が配置された間隔の両側にFタンクとRタンクとJタンクとを設けたものであって、前記FタンクとJタンクの夫々に設けたリフターと研磨塔の下部に設けた玉入口とをアウトレールにて接続することで、該アウトレールに搬入された玉を研磨塔の玉入口まで搬入し、前記研磨塔の玉出口を上部タンク内に開口させるとともに、該上 部タンクに貯溜した玉を遊技機に補給するための補給トユを介して上部タンクと各遊技機とを接続し、前記補給トユとは別に上部レールを設けて、該上部レールを介して前記上部タンクと前記Jタンクとを接続し、前記玉計数器から投入された玉はFタンク又はRタンクに貯溜され、前記中タンクに上吐出口と下吐出口とを設け、前記上吐出口に前記Fタンクを、前記下吐出口に前記Rタンクを、夫々玉搬送路を通じて接続して、前記上部タンクから前記中タンクへ溢れ出た玉が、該中タンクの前記下吐出口から前記Rタンクへ搬送され、該Rタンクが満杯になり該Rタンクに接続する玉搬送路にも玉が詰まると前記下吐出口より上方の前記上吐出口から溢れ出して前記Fタンクへ搬送される構成として、Rタンク,Fタンクの順に各タンク内に貯溜されるようにし、前記Fタンクと前記Rタンクは底部で連通し、該Fタンクに配備されたFリフターを介して該タンク内の玉をアウトレールに搬出することを特徴とする遊技機管理単位体に係るものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は請求項4記載の遊技機管理単位体において、前記上部タンクには他の遊技機管理単位体へ玉を搬出する為の島渡し出口と、他の遊技機管理単位体からの玉を搬入する為の島渡し入口が形成されているとともに、該島渡し出口が高く該島渡し入口が低くなるような高低差を有して配置されていることを特徴とする遊技機管理単位体に係るものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の遊技機管理単位体において、前記上部タンクに設けられた島渡し入口には、搬入された玉を中タンクに搬入する為の落し込みガイドが設けられており、他の遊技機管理単位体からの玉が該落し込みガイドを通じて直接中タンク内へ搬入され、該中タンクから前記Fタンクまたは前記Rタンクを通じて前記研磨塔へ案内されることを特徴とする遊技機管理単位体に係るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に示す遊技機管理単位体すなわちパンチンコ島100は、本発明の一実施例を示すものである。
斯かるパチンコ島100は、複数の遊技機(以下パチンコ台という)101を並設して遊技機列を形成し、この遊技機列を背中合せにし、かつ所定の間隔をもって配置したものである。遊技機列のなす間隔内には直立した状態に研磨塔102が配置されている。
【0009】
この研磨塔102の上方にはパチンコ玉を各パンチンコ台101に補給する為の上部タンク103が設けられており、さらにこの下方には中タンク104が設けられている。
中タンク104の上部には上部タンク103から溢れたパチンコ玉を該中タンク104内に受入れる為のオーバーフロー入口104aが形成されている。
【0010】
又、研磨塔102を中央にして間隔内左右には、研磨塔102から島端に向ってFタンク105、Rタンク106、Jタンク107の順に各貯溜タンクが設けられている。
このFタンク105とRタンク106とは底部が連通しており、後述の如くFタンク105内のパチンコ玉が減少するとRタンク106内の玉がFタンク105に流入する構造となっている。
【0011】
一方本例においてはパチンコ島100の少なくともいずれか一方の端部に玉計数器108が配備されている。
次に、パチンコ台101,研磨塔102,各貯溜タンクの接続状態を説明する。
図例の如く研磨塔102の搬送部102aは玉出口102bを介して上部タンク103に連通されており、後述の如く玉入口102cから搬入された玉は搬送部102aにおいて研磨されながら上昇し、玉出口102bから上部タンク103内に搬入される。又上部タンク103の底部とパチンコ台101の上部とを玉補給可能な状態で補給トユ109が接続されている。
【0012】
さらに中タンク104とFタンク105,Rタンク106との接続においても同様に、玉補給可能な状態でレール・ホースが接続されている。
すなわち中タンク104の上吐出口104cとFタンク105とはフレキホース110で、又中タンク104の下吐出口104bとRタンク106とは島中レール111並びにフレキホース112により夫々接続されている。
【0013】
一方玉計数器108の玉出口108aにアウトレール113の一端113aが、又他端113bに研磨塔102の玉入口102cがそれぞれ接続されている。
そしてこのアウトレール113は、Jタンク107内に玉を自然搬入させる為の搬入口113cが設けられている。
さらにFタンク105には、アウトレール113に対してタンク内の玉を搬入させるべくFリフター105aが配備され、同様にJタンク107にもJリフター107aが配備されている。
上記構成のパチンコ島100における玉の還元処理システムを以下に説明する。
【0014】
まず玉計数器108に投入された客の玉(出玉)は、玉出口108aを経てアウトレール113に搬出される。
この玉のうち一部は搬入口113cからJタンク107に落ち、残りは常時稼働している研磨塔102の玉入口102c内に搬送される。
研磨塔102では玉を研磨しながら上昇させて玉出口102bから上部タンク103内に落下させる。
【0015】
上部タンク103内の玉は補給トユ109に運ばれ、シュート109aを介して各パチンコ台101に供給される。又客がパチンコ台101に打込んだ玉はアウトボックス109bを介してアウトレール113に放出される。
斯かるパチンコ台101においてその台の保有玉数が満杯になると補給トユ109内も玉で満され、上部タンク103の玉はパチンコ台101に供給されることなく、タンク内は順次研磨塔102から搬送された玉により満されてゆく。
【0016】
上部タンク103内が玉で満されると図中のセンサS1 ,S2 がONして後述の如くFリフター105aからのアウトレール113に対する玉の搬出は停止される。
そしてさらに貯溜された玉量が所定量を超えると、すなわち上部タンク103内でオーバーフロー入口104aより高くなるとこのオーバーフロー入口104aから中タンク104内へ玉は溢れ落下してゆく。
【0017】
中タンク104に落下した玉は、下吐出口104bから島レール111,フレキホース112を経てRタンク106内に搬送される。
このRタンク106が満杯になるとフレキホース112,島中レール111にも玉が詰る。その為中タンク104に落下した玉は、下吐出口104bより上方の上吐出口104cからフレキホール110を経てFタンク105内に貯溜される。
【0018】
このままFタンク105内に玉が貯溜されてゆき所定量を超えると、例えばセンサS3 ,S4 が共に又はいずれか一方がONになるとJタンク107内の玉をアウトレール113に搬出する為のJリフター107aが停止する。
尚Jリフター107aが稼働している間は、Jタンク107側(図中研磨塔の左側に配置されている)のFリフター105aは、稼働を停止している。
【0019】
このJリフター107aによる玉の搬出が停止すると、Jタンク107内に次第に玉が貯溜され所定量を超えて満杯になると、センサS5 からの検出信号により、玉計数器108から使用停止パネル108bが出され、客による玉計数器108の使用が停止される。
一方上記停止の状態から、各パチンコ台101において客の出玉数が多くなると、それにともない補給トユ109,シュート109a内の玉もなくなり、究極には上部タンク103内に貯溜されていた玉も減る。
そしてセンサS1 又はS2 がOFFになるとその信号を受けてFリフター105aが稼働し、Fタンク105内の玉がアウトレール113に搬出され、前述の如く研磨塔102にて上部タンク103へ補給される。
【0020】
このとき、Fタンク105とRタンク106とは底部が連通しているので、まずはFタンク105内の玉が搬出され、次いでRタンク106内の玉がFタンク105内に流れて前記同様Fリフター105aにより搬出されることになる。
以上の様にFタンク105から玉が搬出されると、それがセンサS3 ,S4 をOFFさせることになり、このOFF信号によってJタンク107から玉を搬出するJリフター107aが稼働する。
【0021】
この場合前述したと同様に、Jタンク107側に設けられているFタンク105のFリフター105aは稼働を停止する。
そしてJリフター107aの稼働によりJタンク107内の玉が減ると、すなわちセンサS5 がOFFすると使用停止パネル108bが引き戻されて玉計数器108の使用が可能となる。
【0022】
以上、説明した通り、各パチンコ台101の保有玉数が満杯になり、かつ各貯溜タンクも満杯になると研磨塔を除いて各リフターによる玉の搬出も停止されさらには玉計数器の使用も停止される。
しかし本発明のパチンコ島100では島の上方に上部タンク,中タンクを、下方にはF,R,Jタンクを設け、これらによって貯溜総量が大幅に上昇したので、研磨塔を常時運転させておくこともでき、さらに玉計数器が使用停止状態になることは大幅に減少する。
【0023】
図2は本発明の他の実施例によるパチンコ島200を説明する図である。
この実施例にいては、前述の実施例と基本的な構成並びに玉還元処理システムに変りはない。
すなわち各パチンコ台201からなる遊技機列を併設し、その間隔内に研磨塔202、上方に上部タンク203、その下方に中タンク204を夫々配備し、又島下方には研磨塔202を中心にして左右にFタンク205,Rタンク206,Jタンク207を設けたものである。
【0024】
異なる点は、玉計数器208が島端ではなく遊技機列中に設けられて、この玉計数器208からの玉がF又はRタンクに投入されるところにあり、従ってJタンク207には上部レール210を介して上部タンク203の玉が送り込まれる構成となっている。
尚図例では、Jタンク207,Rタンク206,Fタンク205の各リフター205a,207aから搬出された玉を研磨塔202の玉入口202cに送り込む為のアウトレールが省略されている。
上記図1,図2に示したパチンコ島100,200においては同一島内での玉還元処理システムを説明した。
【0025】
しかしホール内ではこのパチンコ島が所定間隔で並置されており、ホール全体の玉還元システムを考える場合は、隣接する島との玉供給還元を考慮する必要がある。
そこで図3の、所謂突込み形式に示す如く、上部タンク103(203)に島渡し出口103aと島渡し入口103bを設け、これら出口,入口を、図示しない島渡しレールを用いて隣接するパチンコ島の上部タンクに設けた島渡し入口と島渡し出口に夫々接続させるものである。この島渡しレールは一方の島の島渡し出口を高く、他方の島の島渡し入口を低くした所謂勾配レールとなっている。
【0026】
上述の如く研磨塔の玉出口102bから上部タンク103内に落下する玉はその一部が島渡し出口103aに入り、島渡しレールを介して他の島の島渡し入口を経てその島の上部タンクに貯溜される。
このとき他の島の上部タンクでは、その島渡し入口の高さまで玉が満されていないことが条件になる。
【0027】
一方上部タンク103では前述の如く(図1参照)補給トユ109にも玉が詰まり貯溜玉が増加してセンサS1 ,S2 をONさせるとFリフター105aの稼働は停止し、さらに玉が増えるとオーバーフロー入口104aから中タンク104へ溢れてゆく。
その後の玉還元処理については前述の通りである。
【0028】
又図4は図3によるものをさらに改良した所謂落し形式のものである。
この形式では、他の島の島渡し出口より低位に形成された島渡し入口103bに落し込みガイド103cを設けたものである。
この落し込みガイド103cは、島渡し入口103bを覆うガイド筒形式のもので、該入口103bから入り込む玉を直接中タンク104内に導くものである。
そして中タンク104内では落し込みガイド103cの下端を下吐出口104bに略連続させることで、Rタンク106まで玉を落し込むことができる。
これにより他の島の玉を直接Rタンク106に受入れることになり、ホール全体の玉還元処理を円滑に運行させることが可能となる。
【0029】
【発明の効果】
上記構成の遊技機管理単位体並びに玉還元処理システムでは、島以外に研磨室を設けることなく玉の還元処理並びに貯溜が可能となる。
しかも島の下方に各貯溜タンクが設けられるので上部タンクの玉が満杯になっても島全体の重心は低く、島を揺動等させることなく安定した状態に定置できる。その上貯溜タンクに応じて貯溜できる玉量も大幅に増加し、その還元処理も各タンクを有効に使用するものであるから、研磨塔を常時運転していても玉計数器を最大限稼働させかつ使用停止になることが少い。
さらに天井配管等を用いることなく島間での玉還元処理も可能となり、多い出玉を期待する客に対応した最近のホール運営に寄与することは大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機管理単位体の実施例を説明する図である。
【図2】同他の実施例を説明する図である。
【図3】上部タンクを説明する図である。
【図4】他の上部タンクを説明する図である。
【符号の説明】
100 遊技機管理単位体(パチンコ島) 101 遊技機(パチンコ台)
102 研磨塔 103 上部タンク
103a 島渡し出口 103b 島渡し入口
103c 落し込みガイド 104 中タンク
104a オーバーフロー入口 105 Fタンク
106 Rタンク 107 Jタンク
108 玉計数器 108b 使用停止パネル
109 補給トユ 110 フレキホース
111 島中レール 112 フレキホース
113 アウトレール

Claims (6)

  1. 複数の遊技機を並設して構成した遊技機列を所定の間隔をもって配置し、その一端に玉計数器を配備するとともに、前記間隔内に玉を上方に搬送しながら研磨するための研磨塔を配置し、該研磨塔の上方に研磨された玉を貯溜するための上部タンクを、又この上部タンクの下方に、上部タンクから溢れた玉を受入れる中タンクを夫々設け、前記研磨塔が配置された間隔の両側にFタンクとRタンクを設け、前記玉計数器が配備された側の間隔にはJタンクが設けられたものであって、
    前記玉計数器の玉出口と研磨塔の下部に設けた玉入口とをアウトレールにて接続することで、前記玉出口からの玉を研磨塔の玉入口に搬入し、
    前記研磨塔の玉出口を上部タンク内に開口させるとともに、該上部タンクに貯溜した玉を遊技機に補給する為の補給トユを介して上部タンクと各遊技機とを接続し、
    前記中タンクに上吐出口と下吐出口とを設け、前記上吐出口に前記Fタンクを、前記下吐出口に前記Rタンクを、夫々玉搬送路を通じて接続して、前記上部タンクから前記中タンクへ溢れ出た玉が、該中タンクの前記下吐出口から前記Rタンクへ搬送され、該Rタンクが満杯になり該Rタンクに接続する玉搬送路にも玉が詰まると前記下吐出口より上方の前記上吐出口から溢れ出して前記Fタンクへ搬送される構成として、Rタンク,Fタンクの順に各タンク内に貯溜されるようにし、
    前記Fタンクと前記Rタンクは底部で連通し、該Fタンクに配備されたFリフターを介して該タンク内の玉をアウトレールに搬出し、
    前記Jタンクは、玉計数器の玉出口からの玉の一部を受け入れるとともに、該タンク内の玉をJリフターを介してアウトレールに搬出することを特徴とする遊技機管理単位体。
  2. 請求項1記載の遊技機管理単位体の玉還元処理システムにおいて、
    玉計数器に投入された玉の一部はアウトレールを介して研磨塔に搬送され、残りの玉はJタンクに貯溜されるとともに、該Jタンクに貯溜された玉はFタンクの貯溜量が所定量を超えない場合にJリフターによりアウトレールに搬出され、
    前記研磨塔に搬送された玉は、上部タンク内に貯溜されて補給トユを介して各遊技機に補給されるとともに、遊技機からの使用玉はアウトレールを介して研磨塔に搬送され、前記遊技機への補給玉が満杯になりかつ上部タンクの貯溜量が所定量を超えたことを該上部タンク内のセンサが検出すると、Fタンクの玉をアウトレールに搬出させる為のFリフターが停止し、該上部タンクの玉が中タンクへ溢れてRタンク,Fタンクの順に貯溜され、Rタンクが満杯になりFタンクの貯溜量が所定量を超えたことを該Fタンク内のセンサが検出すると、Jタンクのリフターが停止しJタンクの貯溜量が所定量を超えたことを該Jタンク内のセンサが検出すると、玉計数器に使用停止の表示がなされ、次いで各遊技機から出玉が生じて上部タンクの貯溜量が所定量より減少したことを該上部タンク内のセンサが検出すると、Fリフターが稼動し該FリフターによってFタンク,Rタンクの順にタンク内の玉がアウトレールに搬出され、Fタンクの貯溜量が所定量より減少したことを該Fタンク内のセンサが検出すると、JリフターによりJタンクの玉がアウトレールに搬出されるとともに、前記使用停止の表示が解消されることを特徴とする玉還元処理システム。
  3. 前記Fリフターのうち玉計数器側に設けられたFリフターによる玉の搬出動作は、該玉計数器側に設けられたJリフターが動作している間は停止していることを特徴とする請求項2記載の玉還元処理システム。
  4. 複数の遊技機を並設して構成した遊技機列を所定の間隔をもって配置し、その遊技機列内に玉計数器を配備するとともに、前記間隔内に、玉を上方に搬送しながら研磨する為の研磨塔を配置し、該研磨塔の上方に研磨された玉を貯溜するための上部タンクを、又この上部タンクの下方に、上部タンクから溢れた玉を受入れる中タンクを設け、前記研磨塔が配置された間隔の両側にFタンクとRタンクとJタンクとを設けたものであって、
    前記FタンクとJタンクの夫々に設けたリフターと研磨塔の下部に設けた玉入口とをアウトレールにて接続することで、該アウトレールに搬入された玉を研磨塔の玉入口まで搬入し、前記研磨塔の玉出口を上部タンク内に開口させるとともに、該上部タンクに貯溜した玉を遊技機に補給するための補給トユを介して上部タンクと各遊技機とを接続し、
    前記補給トユとは別に上部レールを設けて、該上部レールを介して前記上部タンクと前記Jタンクとを接続し、
    前記玉計数器から投入された玉はFタンク又はRタンクに貯溜され、
    前記中タンクに上吐出口と下吐出口とを設け、前記上吐出口に前記Fタンクを、前記下吐出口に前記Rタンクを、夫々玉搬送路を通じて接続して、前記上部タンクから前記中タンクへ溢れ出た玉が、該中タンクの前記下吐出口から前記Rタンクへ搬送され、該Rタンクが満杯になり該Rタンクに接続する玉搬送路にも玉が詰まると前記下吐出口より上方の前記上吐出口から溢れ出して前記Fタンクへ搬送される構成として、Rタンク,Fタンクの順に各タンク内に貯溜されるようにし、
    前記Fタンクと前記Rタンクは底部で連通し、該Fタンクに配備されたFリフターを介して該タンク内の玉をアウトレールに搬出することを特徴とする遊技機管理単位体。
  5. 請求項1又は請求項4記載の遊技機管理単位体において、
    前記上部タンクには他の遊技機管理単位体へ玉を搬出する為の島渡し出口と、他の遊技機管理単位体からの玉を搬入する為の島渡し入口が形成されているとともに、該島渡し出口が高く該島渡し入口が低くなるような高低差を有して配置されていることを特徴とする遊技機管理単位体。
  6. 請求項5記載の遊技機管理単位体において、
    前記上部タンクに設けられた島渡し入口には、搬入された玉を中タンクに搬入する為の落し込みガイドが設けられており、他の遊技機管理単位体からの玉が該落し込みガイドを通じて直接中タンク内へ搬入され、該中タンクから前記Fタンクまたは前記Rタンクを通じて前記研磨塔へ案内されることを特徴とする遊技機管理単位体。
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