JP2004073511A - 遊技媒体計数機 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーンユニットの各レーン毎に遊技媒体の流込みを阻止,解除することにより、故障等によって計数動作が不能となったレーンへの遊技媒体の流込みを阻止して計数ミス等の発生を防止し、計数状況等に応じて遊技媒体が流れ込むレーン数を適宜変更して計数速度を任意に調整する。
【解決手段】計数対象となるパチンコ玉が投入されるホッパ2と、ホッパ2から投入されたパチンコ玉が流れ込み、各一列ずつに整列されて所定方向に転動する複数のレーンを有するレーンユニット5と、レーンユニット5の各レーンを転動するパチンコ玉の玉数を、各レーン毎に計数する計数部6と、レーンユニット5の各レーンに対応して設けられ、各レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止する起立底部10と、起立底部10を所定のタイミングで起立させ、各レーンへのパチンコ玉の流込み阻止及びその解除を制御する駆動部11とを備える。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機で使用されるパチンコ玉等、遊技媒体の個数を計数する遊技媒体計数機に関し、特に、ホッパから投入された遊技媒体を整列させるレーンユニットに、各レーン毎に遊技媒体の流込みを阻止,解除する流込み阻止手段と、この流込み阻止手段を各レーン毎に独立して駆動制御する駆動手段を備えることにより、故障等によって計数動作が不能となったレーンへの遊技媒体の流込みを個別に阻止して計数ミス等の発生を防止するとともに、ホールの稼働状況や計数玉量等に応じて遊技媒体が流れ込むレーン数を任意に変更して計数速度を調整することができる遊技媒体計数機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パチンコ機等の遊技機が多数設置される遊技ホール等においては、遊技の結果払い出されるパチンコ玉等の遊技媒体の個数を計数する遊技媒体計数機が備えられている。
この種の遊技媒体計数機では、例えばパチンコ玉計数機の場合、計数対象となるパチンコ玉をホッパに投入することにより、パチンコ玉がホッパ底面の投入口から計数機内部に順次落下,流入し、流れ込んだパチンコ玉が計数機内部に備えられたセンサ等の計数部を通過することで玉数が順次計数されるようになっている。
そして、パチンコ玉計数機での計数結果が、券面(景品引換券)等に表示されて遊技者等に交付され、遊技者等が交付された券面をホール側に提示することで、所定の景品と交換できるようになっている。
このようなパチンコ玉計数機は、例えばパチンコホールの景品交換所やパチンコ島の端部,パチンコ機間,パチンコ機の前面下部等に設置され、遊技機を終えた遊技者等が随時利用できるようになっている。
【0003】
図9は、従来の一般的な遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機)の内部構成を概念的に示した断面側面図である。
同図に示すように、従来のパチンコ玉計数機101は、すり鉢形状のホッパ102と、ホッパ102の底面部に形成された投入口103と、投入口103から落下したパチンコ玉が転動しながら流れる斜面部104aを備えたレーユニット上蓋104と、斜面部104aから流れ込んだパチンコ玉を整列させる複数のレーンからなるレーンユニット105と、レーンユニット105で整列されたパチンコ玉を計数するセンサ等を備える計数部106と、計数されたパチンコ玉を計数機外部に放出する放出口107とを備えている。
【0004】
図10に、パチンコ玉計数機内部に備えられるレーンユニット105の概略斜視図を示す。
同図に示すように、レーンユニット105は、櫛状に形成された複数のレーンを備える傾斜面で、各レーンはパチンコ玉が一列ずつに整列されて転動できる幅を有している。なお、通常のパチンコ玉計数機では、レーン数が16(16レーン)となるレーンユニットが一般的となっている。
このようなレーンユニット105を備えることにより、ホッパ102の投入口103から落下した多数のパチンコ玉は(図9参照)、レーンユニット上蓋104の斜面部104aを転動してレーンユニット105に流れ込み、レーンユニット105の各レーンごとに一列に整列されて計数部106方向へ流される。そして、計数部106において各レーンごとに、一個ずつ玉数が計数されるようになっている。
その後、計数部106で計数されたパチンコ玉は、レーンユニット105に連続する放出口107を介して計数機外部に放出される。
放出口107から玉計数機外部に放出されたパチンコ玉は、玉補給タンク等に受けられてパチンコホール等に回収され、また、景品交換に満たないパチンコ玉が余り玉として遊技者に返却される場合もある。
【0005】
以上のような構成からなる従来のパチンコ玉計数機101では、例えば、遊技を終えた遊技者等が玉箱(いわゆるドル箱)に入れたパチンコ玉をホッパ102に投入すると、パチンコ玉がすり鉢状のホッパ底面部の投入口103から順次落下し、斜面部104aを経由してレーンユニット105に流れ込み、レーンユニット105の各レーン内で一列ずつに整列される。
この整列状態でパチンコ玉が計数部106に流入,通過し、玉数が各レーン毎に逐次計数される。
計数部106における計数結果は、図示しない発券機において、玉数等を示す所定情報が数字やバーコード等によって景品引換券に表示され、遊技者等に発券される。
これにより、景品引換券の発券を受けた遊技者等は、その引換券を景品交換所に提示することで、所望の景品と交換できることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のパチンコ玉計数機等の遊技媒体計数機では、ホッパに投入された多量の遊技媒体(パチンコ玉)は、斜面部,レーンユニットを経由して複数のレーン内に一列ずつ整列されて、各レーン毎に備えられたセンサによって正確な計数が行われるようになっていた。
ところが、このような従来の遊技媒体計数機では、投入された遊技媒体はレーンユニットの複数のレーンに対しすべて均等に流れ込むため、複数のレーンのうち一部のレーンに故障,破損等が生じた場合であっても、その故障レーンに遊技媒体が流れ込んでしまい、誤カウント(誤計数)が生じてしまうという問題が発生した。
【0007】
ここで、従来の遊技媒体計数機では、図11に示すように、パチンコ玉を計数するセンサ106aからのカウント信号を計数処理する計数処理部106bに、計数エラーを検出判定するエラー判定部106cが備えられており、センサ106aの故障やパチンコ玉の逆流等の異常が発生した場合、エラー判定部106cでエラーが検出され、計数表示部108aとともに併設されたエラー表示部108bに異常発生を報知するエラー表示が行われるようになっていた。
しかしながら、このようなエラー表示は、ホールの管理者等がそのエラー表示に気が付かない限りその計数機が使用し続けられてしまうことになり、誤カウント状態が放置されるおそれがあった。
このため、このようなエラー表示のみでは、誤カウントの防止対策としては充分とは言えなかった。
【0008】
また、このようなエラー表示により故障等が認知されたとしても、その計数機は、該当するレーンのセンサ等を修理しない限り、以後、正確な計数処理を行うことはできない。
このため、複数のレーンのうち一部のレーンだけ(例えば1レーンだけ)が故障し、他のレーン(例えば残余の15レーン)は正常に動作している場合でも、その計数機は使用中止にしなければならないことになる。
このような計数機の使用中止は、多数の計数機を備えるホールでは故障が発生した計数機を使用中止にしても他の計数機を使用することで対応は可能である。
しかし、例えば計数機が数台(例えば1〜2台)しかない小規模ホールのような場合、故障した計数機を直ちに使用中止にすることはホール運営上きわめて困難であり、結果として、代替機が搬入されるまでの間は、誤カウントするのが分かっていながら、その計数機を使用するしかないという事態が発生していた。
【0009】
さらに、このような従来の遊技媒体計数機では、ホッパに投入された遊技媒体が複数のレーンに均一に流れ込み、全レーンで計数処理が行われるため、計数速度は常に一定であり、例えばパチンコ玉計数機の場合、投入されるパチンコ玉の数量やホール内のパチンコ玉補給システムの処理能力等に応じて計数速度,計数能力を変更,調整することができないという問題もあった。
一般に、パチンコ玉計数機で計数処理されたパチンコ玉は、放出口から放出された後、玉補給タンク等に回収され、研磨処理等を経て各パチンコ機に再度供給されるため、パチンコ玉補給システム(パチンコ島)に搬送,循環されるようになっている。このようなパチンコ玉補給システムでは、パチンコ玉の研磨処理や玉補給タンクの収容処理,各パチンコ機への供給処理等の各種処理が行われつつパチンコ玉が搬送,循環されることから、パチンコ玉の搬送速度がパチンコ玉計数機におけるパチンコ玉の計数速度(計数終了したパチンコ玉の放出速度)より遅くなることがある。
このため、例えば、ホールの稼働状況等によっては、パチンコ玉計数機における計数速度がパチンコ玉補給システムの搬送速度より大きくなり過ぎ、計数処理されたパチンコ玉が計数機外に円滑に放出されず、計数機内部で滞留して玉詰まり等を起こすという問題が発生した。
【0010】
なお、このようなパチンコ玉補給システムとパチンコ玉計数機の玉の搬送速度差によって生ずる問題を解消するために、特開2001−224829号公報には、レーンユニットの複数のレーンのうち、所定のレーンに対してパチンコ玉が流れ込むことを遮断,解除する規制手段を備えた「パチンコ玉計数機」が提案されている。
しかし、この公報記載のパチンコ玉計数機は、計数機における計数速度を変更(遅延)させるために、レーンユニットの複数のレーンユニットのうち、左右両端側に位置する数レーンについて、パチンコ玉が流れ込むのを遮断するようにしたものであり、パチンコ玉の流込みが遮断,解除されるレーンは、予め定められた数レーン(レーンユニットの左右両端側の数レーン)に固定されていた。
このため、計数機での計数速度をパチンコ玉補給システムの処理速度に合わせて遅くすることは可能であったが、上述したような個別のレーンが計数動作不能となった場合に、その故障レーンのみについてパチンコ玉の流込みを遮断,阻止するようなことは不可能であった。
このため、センサ等の故障により一部に計数不能レーンが発生した場合の従来のパチンコ玉計数機の問題を有効に解決することはできなかった。
【0011】
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、ホッパから投入された遊技媒体を整列させるレーンユニットに、各レーン毎に遊技媒体の流込みを阻止,解除する流込み阻止手段と、この流込み阻止手段を各レーン毎に独立して駆動制御する駆動手段を備えることにより、故障等によって計数動作が不能となったレーンへの遊技媒体の流込みを個別に阻止して計数ミス等の発生を防止するとともに、ホールの稼働状況や計数玉量等に応じて遊技媒体が流れ込むレーン数を、各レーン独立に任意に更して計数速度を調整することができる、特にパチンコ玉計数機に好適な遊技媒体計数機の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の遊技媒体計数機は、計数対象となる遊技媒体が投入されるホッパと、このホッパから投入された遊技媒体が流れ込み、各一列ずつに整列されて所定方向に転動する複数のレーンを有するレーンユニットと、このレーンユニットの各レーンを転動する遊技媒体の数を、各レーン毎に計数する計数部と、前記レーンユニットの各レーンに対応して設けられ、各レーンへの遊技媒体の流込みをそれぞれ阻止する流込み阻止手段と、この流込み阻止手段を所定のタイミングで駆動し、前記各レーンへの遊技媒体の流込み阻止及びその解除を制御する駆動手段と、を備える構成としてある。
【0013】
このような構成からなる本発明の遊技媒体計数機によれば、計数対象となるパチンコ玉等の遊技媒体を各列一列に整列させるレーンユニットに、各レーン毎に遊技媒体の流込みを阻止,解除する流込み阻止手段を設け、この流込み阻止手段を、ソレノイドやモータ等からなる駆動手段で各レーン毎に独立して駆動することにより、各レーンについて、独立して遊技媒体の流込み及び流込み阻止を制御することができるようになる。
これにより、例えば、センサの故障によって特定のレーンのみが計数動作不能となった場合には、その故障したレーンについてのみ、流込み阻止手段を駆動して遊技媒体の流込みを阻止することができる。また、故障の発生等に拘わらず、一又は二以上の任意のレーンについて流込み阻止手段を駆動することで、特定のレーンへの遊技媒体の流込みを阻止してレーン全体の遊技媒体の流込み速度を遅くし、計数機の計数速度を抑制,調整することができる。
従って、本発明の遊技媒体計数機によれば、故障等によって計数動作が不能となったレーンへ遊技媒体が流れ込むことによる誤カウント等の発生を防止でき、また、ホールの稼働状況や計数量等に応じて遊技媒体計数機の計数速度を任意に調整することが可能となる。
【0014】
具体的には、特に請求項2では、前記流込み阻止手段が、前記レーンユニットの底面部の少なくとも一部からなり、前記各レーンの遊技媒体の進入部に倒立自在に起立することにより、当該レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する起立底部からなり、前記駆動手段が、前記起立底部を所定のタイミングで起立及び起立解除することにより、当該レーンへの遊技媒体の流込み阻止及びその解除を制御する構成としてある。
【0015】
このような構成からなる本発明の遊技媒体計数機によれば、各レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する流込み阻止手段として、遊技媒体が転動するレーンユニットの底面部を起立自在に形成した起立底部によって実現することができる。
このような起立底部によれば、通常時には、起立状態を解除して既存のレーンユニットにおける底面部と同様とし、遊技媒体の流込みを阻止する場合には、該当するレーンの起立底部のみを駆動手段によって起立駆動させることで遊技媒体の進入部を塞ぎ、所望の各レーンへの遊技媒体の流込みを容易かつ確実に阻止することができる。
これにより、レーンユニットの底面部を起立自在に構成し、これをソレノイドやモータ等の駆動手段で起立駆動させるのみで、本発明に係る遊技媒体の流込み阻止手段を実現することができ、複雑な装置や機構等を別途必要とすることなく、簡易かつ小型,軽量で低コストな構成のみによって本発明に係る遊技媒体計数機を提供することが可能となる。
【0016】
一方、請求項3記載の遊技媒体計数機では、前記流込み阻止手段が、前記各レーンの遊技媒体の転動空間に進退自在に挿入されることにより、当該レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する進退挿入部からなり、前記駆動手段が、前記進退挿入部を所定のタイミングで進退駆動することにより、当該レーンへの遊技媒体の流込み阻止及びその解除を制御する構成としてある。
【0017】
このような構成からなる本発明の遊技媒体計数機によれば、各レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する流込み阻止手段として、遊技媒体が流れ込む転動空間に進退自在に挿入される薄板状部材,棒状部材等からなる進退挿入部によって実現することができる。
このような進退挿入部によれば、通常時には、各レーンの遊技媒体の転動空間から後退させて、レーンユニットを既存のレーンユニットと同様に使用し、遊技媒体の流込みを阻止する場合には、該当するレーンに向かって進退挿入部を前進,進出させることで遊技媒体の転動空間を塞ぎ、所望の各レーンへの遊技媒体の流込みを容易かつ確実に阻止することができる。
これにより、各レーン内に挿入可能な板状部材や棒状部材を進退自在に配設し、これをソレノイドやモータ等の駆動手段で進退駆動させるのみで、本発明に係る遊技媒体の流込み阻止手段を実現することができ、複雑な装置や機構等を別途必要とすることなく、簡易かつ小型,軽量で低コストな構成のみによって本発明に係る遊技媒体計数機を提供することが可能となる。
【0018】
そして、請求項4記載の遊技媒体計数機では、前記計数部が、前記各レーン毎に計数異常の有無を検出するエラー判定部を備え、前記駆動手段が、前記エラー判定部からのエラー信号を入力することにより、計数異常が検出されたレーンに対応する流込み阻止手段を駆動し、当該レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する構成としてある。
【0019】
このような構成からなる本発明の遊技媒体計数機によれば、各レーンにおける計数異常を検出するエラー判定部を備えることにより、エラー判定部から出力されるエラー信号に基づいて、該当するレーンの流込み阻止手段を駆動させることができる。
これにより、計数異常のエラーが検出されたレーンについては、エラー信号によって自動的に流込み阻止手段を駆動して遊技媒体の流込みを阻止することができ、センサの故障等のエラーが発生した場合、直ちに該当するレーンへの遊技媒体の流込みを阻止することができる。
従って、本発明では、センサの故障等による誤カウント等の発生を更に容易かつ確実,迅速に防止することができ、より信頼性の高い遊技媒体計数機を実現することが可能となる。
【0020】
また、請求項5記載の遊技媒体計数機は、前記駆動手段が、予め設定された所定の駆動態様で各レーン毎に流込み阻止手段を駆動し、当該レーンへの遊技媒体の流込み及び流込み阻止を制御する構成としてある。
【0021】
このような構成からなる本発明の遊技媒体計数機によれば、設定部等を介して予め所定の設定を行うことにより、各レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する流込み阻止手段を所望の駆動態様で駆動させることができる。
これにより、流込み阻止手段を任意のタイミングで駆動させることができ、設定内容に応じて所望の一又は二以上のレーンへの遊技媒体の流込みを自由に阻止又は解除することができる。例えば、ホールの営業時間や稼働状況等に合わせて定期的に所定の駆動手段を駆動させることで、ある時間帯には遊技媒体が流れ込むレーン数を減少させ、ある時間帯には増加させることが可能となる。
従って、本発明では、顧客数や計数玉量,計数頻度等に応じて計数機の計数速度を自動的に調整することが可能となり、より汎用性,拡張性に優れた遊技媒体計数機を提供できるようになる。
【0022】
さらに、請求項6記載の遊技媒体計数機は、前記駆動手段が、外部から所定のON/OFF信号を入力することにより、各レーン毎に対応する流込み阻止手段を駆動し、当該レーンへの遊技媒体の流込み及び流込み阻止を制御する構成としてある。
【0023】
このような構成からなる本発明の遊技媒体計数機によれば、操作ボタン等を介してON/OFF信号を入力することにより、各レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する流込み阻止手段を、所望のタイミングでその都度駆動させることができる。
すなわち、本発明によれば、操作ボタン等のON/OFF操作によって所望の一又は二以上のレーンへの遊技媒体の流込みを自由に阻止又は解除することができ、流込み阻止手段を任意のタイミングで随時駆動させることが可能となる。
これにより、例えばホールの稼働状況や計数量等に応じて、遊技媒体が流れ込むレーン数をボタン操作等のみで簡単に変更して計数速度を調整することができ、より汎用性,拡張性に優れた遊技媒体計数機を実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技媒体計数機の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
まず、図1〜図5を参照して、本発明に係る遊技媒体計数機の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る遊技媒体計数機を示す概略外観斜視図であり、図2は、図1に示す遊技媒体計数機の内部構成を概念的に示す断面側面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る遊技媒体計数機は、パチンコ機の遊技媒体であるパチンコ玉を計数するためのパチンコ玉計数機1であり、すり鉢形状のホッパ2と、ホッパ2の底面部に形成された投入口3と、投入口3から落下したパチンコ玉が転動,流入する斜面部4aを備えたレーンユニット上蓋4と、斜面部4aに連続するレーンユニット5と、レーンユニット5を流れるパチンコ玉を計数する計数部6と、計数されたパチンコ玉を計数機外部等に放出する放出口7と、計数部6における計数結果を表示する表示部8等を備えている。
【0025】
ホッパ2は、計数対象となるパチンコ玉を受ける玉受け部であり、図1に示すように、パチンコ玉が底面部に向かって転動可能なすり鉢形状に形成されている。
ホッパ2の底面部には、パチンコ玉が落下する投入口3が備えられている。
ここで、ホッパ2は、一定量のパチンコ玉が投入可能な大きさ,深さを有し、パチンコ玉が投入口3に向かって転動可能な形状であれば、どのような構成としてもよいが、一般には、計数機の玉計数速度等に対応した玉容量となるように形成されている。例えば、毎分約14,000個〜20,000個程度の玉計数速度を有する計数機の場合、ホッパ2は、約6,000個〜8,000個程度のパチンコ玉容量を有する大きさ,形状とすることが好ましい。
また、ホッパ2は、計数機の保守,点検等が容易に行えるように、通常、計数機本体に対して組立自在,着脱自在となるように構成されるが、着脱構造等は特に限定されるものではない。
【0026】
投入口3は、ホッパ2に投入されたパチンコ玉が落下する孔部であり、図1に示すように、本実施形態では、ホッパ2のすり鉢形状の底部ほぼ中心に、ホッパ長手方向に沿って開口する長方形状に形成されている。これによって、ホッパ2に大量のパチンコ玉が投入されても、複数のパチンコ玉が同時に落下,流入できるようになっている。
なお、投入口3の形状,大きさについても、ホッパ2と同様、計数機の玉計数速度等に応じた態様に設定することができる。そして、この投入口3の下側の計数機内部に、レーンユニット上蓋4及びレーンユニット5によってパチンコ玉の流路が形成されている。
【0027】
レーンユニット上蓋4は、後述するように上面に開口した箱状(筐体状)に形成されたレーンユニット5の上方に搭載,係合する蓋状部材であり、図2に示すように、投入口3に連続する開口を有するとともに、この投入口3及び開口から落下したパチンコ玉を所定方向に転動,流入させ、レーンユニット5まで導く斜面部4aを備えている。
このような斜面部4aを有するレーンユニット上蓋4を備えることで、図2に示すように、ホッパ2に投入されたパチンコ玉は、一旦レーンユニット5の傾斜方向と異なる方向に転動した後、レーンユニット5上を転動するようになり、ホッパ2から放出口7までの間にほぼ「Z」字状に続くパチンコ玉流路が構成されようになる。これによって、ホッパ1から放出口7までの距離が段階的に構成され、投入口3から例えばジグ等を挿入しても、計数部6のセンサ等を直接操作することができず、計数結果を実際の玉数より多くするような不正行為が排除されるようになっている。
【0028】
そして、このレーンユニット上蓋4の斜面部4aを流れることにより、投入口3から落下したパチンコ玉は、計数機の入口部分(投入口3)の最初から流入路全体に均等に分散され、レーンユニット5に流れ込むことになる。
なお、このように斜面部4aを備えたレーンユニット上蓋4は、例えば、金属板等を折り曲げ加工,溶接加工等を用いて蓋状に形成することができ、本実施形態では、筐体状のレーンユニット5に一体的に係合してユニット化されるようにしてある。このように、レーンユニット上蓋4をレーンユニット5とともにユニット化することで、計数機本体に対する着脱等も容易となり、パチンコ玉計数機1の組立や保守,管理等も容易,迅速に行えるようになる。
なお、レーンユニット上蓋4は、ホッパ2の投入口3の下側に連続する斜面部4aを配設,支持するものである限り、レーンユニット5と一体的にユニット化される本実施形態に係る蓋状の構成以外の構成であっても良い。例えば、斜面部4aのみを単独で投入口3の下側に配設,固定することもできる。
【0029】
そして、このような斜面部4aを有するレーンユニット上蓋4の下側にレーンユニット5が備えられている。
図3は、本実施形態に係るレーンユニット5を示す概略外観斜視図である。
同図に示すように、レーンユニット5は、レーンユニット上蓋4の斜面部4aの下側に位置し、斜面部4aの傾斜方向と反対方向(他方向)に傾斜する傾斜面を構成している。
具体的には、レーンユニット5は、通常のパチンコ玉計数機に備えられるレーンユニットと同様(図10参照)、上面及び計数部6側に開口したほぼ箱状(筐体状)に構成され、箱内の底面部に複数の仕切り板が所定間隔で列設してある。この複数の仕切り板によって複数のレーンが櫛状に形成されるようになっている。
【0030】
仕切り板で形成される複数のレーンは、各レーンがそれぞれ、パチンコ玉が一列ずつに整列されて転動できる幅を有しており、本実施形態では、図5に示すように、16レーンが形成されるようになっている。
ここで、各レーンを仕切る仕切り板は、整列,転動されるパチンコ玉が隣接するレーンに乗り越えない高さを有しており、本実施形態では、図3に示すように、パチンコ玉の進入部側及び放出部側に低く、中央部が高くなるほぼ山形状の仕切り板となっている。
なお、仕切り板によって形成されるレーン数は、本実施形態で示す16レーンに限定されるものではなく、任意のレーン数(nレーン)とすることができることは言うまでもない。
【0031】
このように複数のレーンを有するレーンユニット5によって、斜面部4aから落下,転動したパチンコ玉は、各レーンごとに一列に整列されて計数部6方向へ流され、各レーンごとに備えられた計数部6によって、一個ずつ玉数が計数されることになる。
なお、本実施形態では図示していないが、レーンユニット5には、通常、複数のレーンの上面を一体的に覆う押さえ板が備えられるようになっている。この種の押さえ板は、複数のレーンの上面に配設される一枚の板状部材からなり、放出口7側において軸部等によって回動自在に支持され、レーン内に整列されるパチンコ玉を上方から押圧して各レーンからのパチンコ玉の脱落や玉詰まり等を防止する押圧手段として機能するものである。
【0032】
そして、本実施形態では、このレーンユニット5に、複数の各レーンに対応して設けられ、各レーンへのパチンコ玉の流込みをそれぞれ阻止する流込み阻止手段となる起立底部10(10a〜10n)と、この起立底部10a〜10nを所定のタイミングで駆動して、各レーンへのパチンコ玉の流込み阻止及びその解除を制御する駆動手段となる駆動部11(11a〜11n)を備えている。
まず、起立底部10(10a〜10n)は、レーンユニット5の底面部の少なくとも一部によって構成されており、各レーンのパチンコ玉の進入部に倒立自在に起立することにより、当該レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止するようになっている。
【0033】
具体的には、起立底部10a〜10nは、レーンユニット5の底面部が、各レーンに対応して分割形成されており、本実施形態では、16レーンに対応して16分割されている(起立底部10a〜10p)。
各分割部分は、パチンコ玉の進入部側の端部から、各レーンを仕切る仕切り板の山形状の最高部に対応する位置までの部分が、各レーン幅に対応して分割されている。また、分割された各底面部は、各仕切り板と平行に対向する側面部分を有しており、図3に示すように、全体として、断面ほぼ扇形の箱状(筐体状)に形成されている。
さらに、このように分割された各底面部が、それぞれ、レーンユニット5のパチンコ玉の進入部側で回動自在に支持,軸着されている。
このような起立底部10a〜10nを備えることにより、各起立底部10a〜10nが起立した状態では、そのレーンはパチンコ玉の転動空間が塞がれることになり(図3に示す10a及び10j参照)、当該レーンへのパチンコ玉の流込みが阻止されるようになる。
【0034】
そして、この各起立底部10a〜10nが、後述する駆動部11a〜11nによって、レーンユニット5の底面の高さから仕切り板の最高部の高さまで、回動自在に起立及び解除され、各レーンへのパチンコ玉の流込みが阻止及び解除されることになる。
なお、このように各レーンのパチンコ玉の転動空間に倒立自在に起立する起立底部10a〜10nは、本実施形態では、レーンユニット5の底面部を、各レーンの長手方向(パチンコ玉の転動方向)の一部まで(レーンのほぼ中間部分まで)分割することによって形成してあるが、これをレーン全部にわたる底面部によって形成することも勿論可能である。
すなわち、起立底部10a〜10nは、各レーンへのパチンコ玉の進入を阻止できる限り、レーンユニット5の底面部のどの部分を分割形成することによっても実現できるものである。
【0035】
駆動部11(11a〜11n)は、起立底部10(10a〜10n)を所定のタイミングで起立させ又は起立解除することにより、当該レーンへのパチンコ玉の流込み阻止及びその解除を制御する駆動手段である。
具体的には、駆動部11は、各起立底部10a〜10nに対応して備えられるようになっており、本実施形態では、図3に示すように、各起立底部10a〜10pの下側に配設されるソレノイドによって構成されている(図3に示す駆動部11a参照)。なお、図3では、起立底部10aに対応する駆動部11aのみを示してあり、他の駆動部11b〜11n(11b〜11p)については図示を省略してあるが、駆動部11aと同様のソレノイドが、他の起立底部10b〜10n(10b〜10p)に対応して備えられることになる。
この駆動部11a〜11nによって、各起立底部10a〜10nはそれぞれ独立して起立駆動され、各レーン内の空間で回動自在に起立及び解除されることになる。
なお、駆動部11a〜11nは、本実施形態ではソレノイドによって構成するようにしてあるが、特にソレノイドのみに限定されるものではなく、各起立底部10a〜10nを独立して起立駆動できる駆動手段であれば、例えば、ソレノイドの他、モータ等の任意の構成を採用することができる。
【0036】
そして、駆動部11a〜11nは、計数部6における計数状態等に応じて所定のタイミングで駆動され、起立底部10a〜10nを起立させ、又はその解除を行うようになっている。
図4は、本実施形態のパチンコ玉計数機1に備えられる計数部6と流込み阻止手段となる起立底部10,駆動部11,エラー表示部8b等の関係を示す概略ブロック図である。
まず、駆動部11は、各レーンでの計数異常が検出された場合に、そのレーンの起立底部10を自動機手に起立させるようになっている。
【0037】
図4に示すように、本実施形態では、パチンコ玉の計数処理を行う計数部6が、各レーン毎に玉詰まりや逆流等の計数異常の有無を検出するエラー判定部6cを備えている。そして、駆動部11a〜11nは、エラー判定部6cからのエラー信号を入力することにより、計数異常が検出されたレーンに対応する起立底部10a〜10nを駆動して、当該レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止するようになっている。
このようにエラー判定部6cから出力されるエラー信号に基づいて、該当するレーンの起立底部10a〜10nを駆動させることにより、玉詰まりや逆流等の計数異常のエラーが検出されたレーンについては、エラー信号によって自動的にパチンコ玉の流込みを阻止することができ、センサの故障等のエラーが発生した場合、直ちに該当するレーンへのパチンコ玉の流込みを阻止することができるようになっている。
【0038】
また、駆動部11は、予め設定された所定の駆動態様(駆動タイミング)で制御され、その設定内容に応じて各レーン毎に流込み阻止手段を駆動して、各レーンへのパチンコ玉の流込み及び流込み阻止を制御できるようになっている。
具体的には、図4に示すように、本実施形態の駆動部11には、設定部12が接続されており、この設定部12に対して、駆動部11の所定の駆動態様を設定できるようになっている。
このように設定部12を介して駆動部11の駆動態様を予め設定することで、各レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止する起立底部10を所望の駆動態様で駆動させることが可能となり、例えばホールの営業時間や稼働状況等に合わせて、ある時間帯にはパチンコ玉が流れ込むレーン数を減少させ、ある時間帯には増加させることができるようになる。
【0039】
このように、本実施形態のパチンコ玉計数機1では、顧客数や計数玉量,計数頻度等に応じて計数機の計数速度を任意に調整できるようになっている。
ここで、起立底部10a〜10nを起立又は解除させる設定は、起立底部10a〜10nが起立するレーンと起立しないレーンとが均等となるように設定し、レーンユニット5の複数のレーンで均一に計数処理が行われるようにすることが好ましい。例えば、16レーン中8レーンで起立底部10a〜10nを起立させる場合には、1レーンおきに起立底部を起立させるように設定することが望ましい。
なお、設定部12は、所望の設定内容を入力する入力手段,入力された設定内容を記憶する記憶手段,記憶された設定内容を制御するプログラム等によって構成することができ、各駆動部11の駆動態様を記憶,制御できる限りどのような設定手段を用いることも可能である。
【0040】
さらに、本実施形態では、駆動部11a〜11nが、外部から所定のON/OFF信号を入力することにより、各レーン毎に対応する起立底部10a〜10nを駆動して、当該レーンへのパチンコ玉の流込み及び流込み阻止を制御するようになっている。
具体的には、本実施形態では、図4に示すように、駆動部11a〜11nにON/OFF信号を入力する操作ボタン13(13a〜13n)が接続されている。
この操作ボタン13a〜13nは、各駆動部11a〜11nに対応してそれぞれ設けられており(図5に示す操作ボタン13a〜13p参照)、所望のレーンに対応した駆動部11a〜11nの操作ボタン13a〜13nを独立してON/OFF操作できるようになっている。
ここで、本実施形態では、操作ボタン13a〜13nを、図5に示すように、後述する表示部8のレーンLEDに対応させて備えるようにしてあり(図5に示す操作ボタン13a〜13p)、各レーンに対応する操作ボタンとレーンLEDとを一目で判別して容易に操作できるようにしてある。
【0041】
このような操作ボタン13a〜13nを介してON/OFF信号を入力することで、各レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止する起立底部10a〜10nを任意のタイミングで随時駆動させることができ、所望の一又は二以上のレーンへのパチンコ玉の流込みを自由に阻止又は解除することができる。
これにより、例えばホールの稼働状況や計数玉量等に応じて、パチンコ玉が流れ込むレーン数を適宜変更して計数速度を任意に調整することができる。
例えば、ホールの従業員等が操作ボタン13a〜13nのうち、任意のボタンをON/OFFすることで、特定の起立底部10a〜10nを起立させ、また、起立している起立底部10a〜10nを解除することができ、ホールの稼働状況や計数機の使用頻度等を見て、その都度、計数機の計数速度を調整することができ、設定部12の設定内容を途中で変更することもできるようになる。
なお、起立底部10a〜10nを操作ボタン13a〜13nによって個別に起立又は解除させる場合にも、上述した設定部12における設定内容の場合と同様、複数のレーンにわたって起立底部10a〜10nが起立しているレーンと起立していないレーンとが均等になるように操作することが好ましい。
【0042】
計数部6は、図2に示すように、レーンユニット5の各レーンを通過するパチンコ玉を一個ずつ計数する計数手段である。
計数部6は、例えば、フォトセンサや磁気センサ,電磁センサ,近接センサ等からなるセンサ部6aと、センサ部6aからのセンサ信号を入力して所定の計数処理を行う計数処理部6b、及びセンサ部6aからの信号によって各レーンの計数異常を検出,判定するエラー判定部6cを備えている(図4参照)。
ここで、本実施形態に係るセンサ部6a、各レーンを流れるパチンコ玉の逆流を検出できるように、パチンコ玉の流込む方向に沿って二つのセンサが連続して配設される二連のセンサ(デュアル・センサ)で構成されるようになっている。
このようにセンサ部6aをパチンコ玉の流方向に沿って配設される二連のセンサによって構成することで、各レーン内でパチンコ玉が逆方向に流れる逆流等の異常や、二連のセンサの両方が同時にOFFとなる玉詰まり等の異常、二連のセンサの一方のセンサが作動しない故障等の異常を検出できるようになる。
【0043】
そして、このセンサ部6aからの信号により、エラー判定部6cで、各レーン毎の玉詰まりや逆流等の計数異常の有無が検出,判定され、エラー判定部6cからのエラー信号が駆動部11に入力されるようになっている。
これにより、エラー信号によって駆動部11が駆動制御され、計数異常が検出されたレーンに対応する起立底部10を起立駆動させ、当該レーンへのパチンコ玉の流込みが阻止されるようになっている。
なお、計数部6での計数処理の結果は、表示部8に表示されるようになっており、計数されたパチンコ玉の総数や景品数,余り数が計数表示部8aに表示されるとともに、エラー判定部6cでエラーが検出された場合には、所定のエラー表示がエラー表示部8bに表示されるようになっている。
【0044】
計数部6で計数処理されたパチンコ玉は、その後、レーンユニット5に連続する放出口7を介して計数機外部に放出される(図2参照)。
放出口7は、既存のパチンコ玉計数機におけるものと同様、計数部6を通過してレーンユニット5の各レーンから転動,放出されるパチンコ玉を一箇所に集めて外部に放出できるようになっている。
この放出口7から玉計数機外部に放出されたパチンコ玉は、玉箱や玉補給タンク等に受けられてパチンコホール等に回収され、また、必要に応じて遊技者に余り玉が返却されることになる。
【0045】
表示部8は、図5に示すように、計数部6における計数処理結果(図5に示す総数,景品数,余り数)を表示する計数表示部8aと、計数部6のエラー判定部6cで検出されたエラーを表示するエラー表示部8bを備えている。
ここで、本実施形態では、エラー表示部8bとして、図5に示すように、各レーンに対応して点灯するレーンLEDと、エラー内容に応じて点灯するエラーLEDとを備えている。
レーンLEDは、各レーン毎に備えられ(図5に示すL−1〜L−16)、パチンコ玉がセンサ部6aを通過するたびに点灯し、また、当該レーンに玉詰まりや逆流が発生した場合に点灯するようになっている。なお、レーンLEDの下側近傍には、上述したように、対応する操作ボタン13a〜13pが配設されている。
エラーLEDは、本実施形態では、図5に示すように、4種類のLEDを備えており(図5に示すE−1,E−2,E−3,E−4)、エラー1〜エラー4の4種類のエラーを表示できるようになっている。
【0046】
具体的には、E−1はエラー1を表示し、各レーン毎に、逆方向に所定数以上のパチンコ玉(例えば64個以上)が流れたときに点灯するようになっており、パチンコ玉の逆流等の異常を示すようになっている。
E−2はエラー2を表示し、各レーン毎に、二連のセンサ(デュアル・センサ)の両方が同時に変化したときに点灯するようになっており、レーン内でのパチンコ玉の玉詰まり,滞留等の異常を示すようになっている。
E−3は、エラー3を表示し、各レーン毎に、二連のセンサのいずれか一方のセンサのみが、所定回数以上(例えば50回以上)連続して変化し続けた場合に点灯するようになっており、いずれかのセンサの断線,故障等の異常を示すようになっている。
さらに、E−4は、エラー4を表示し、センサ部6aと内部基板の断線,接続不良が生じた場合に点灯するようになっており、センサ部6aと基板間のコネクタや接続ケーブルの抜けや接続不良,断線等の異常を示すようになっている。このエラー4は、各レーン毎の異常ではなく、センサ部6a全体のエラーとなる場合である。
【0047】
そして、このエラーLEDとレーンLEDの組合せにより、いずれのレーンにどのようなエラーが発生したかが判別できるようになっている。
例えば、レーンLEDの15とエラーLEDのE−1が点灯したときには、レーン15でエラー1(逆流等)が発生したことになる。
同様に、レーンLEDの8とエラーLEDのE−3が点灯したときには、レーン8でエラー3(センサの故障等)が発生したことになる。
また、エラーLEDのE−4が点灯したときには、個別のレーンの状態に関わりなく、センサ部6aの接続不良等のエラー4が発生したことになる。
なお、エラーLEDで示されるエラーは、計数部6で検出,判定される計数異常の一例であり、特にエラー1〜4の4種類のエラーのみに限定されるものではない。すなわち、センサ部6aからの信号により検出,判定可能な異常状態であれば、上述したエラー1〜4以外の計数異常をエラーとして表示させることができることは言うまでもない。例えば、通常は発生しにくいため本実施形態では省略してあるが、センサ部6aの二つのセンサが同時に故障等した場合のエラーを表示することも勿論可能である。
【0048】
以上のような本実施形態に係るパチンコ玉計数機1について上述した各部の他は、既存の遊技媒体計数機(パチンコ玉計数機)における構成,機能とほぼ同様となっており、使用方法,計数処理システム等もほぼ同様である。
従って、詳細な説明は省略したが、本実施形態に係るパチンコ玉計数機1は、計数結果等を表示した券面(景品引換券)を発行する発券機や、会員カード等の挿入口,各種操作ボタン等、通常の遊技媒体計数機に備えられる各構成部分が備えられている(図1参照)。
また、以上説明した本実施形態に係るパチンコ玉計数機1は、図1に示したように、横型の計数機を構成しているが、本発明の適用対象となる計数機は、横型の計数機に限定されるものではない。
例えば、図6に示すような縦型の計数機とすることもできる。
【0049】
一般に、横型の計数機は、縦型のものと比較して小型で、設置場所を選ばずに任意の箇所に設置することができ、例えば遊技ホールの景品交換所やホール入口等に設置されるカウンター据置型、遊技機(パチンコ機)の前面下部に設置される遊技機一体型として用いられる。一方、縦型の計数機は、遊技機とほぼ同様の大きさに形成され、遊技機島(パチンコ島)の端部や遊技機間等、遊技機と並列に設置される島内設置型として用いられる。
本発明に係る遊技媒体計数機は、上述したように、計数機内部のレーンユニット5に、各レーンに対応して起立底部10a〜10n及び駆動部11a〜11nを備える構成に特徴を有するものであり、計数機の外形,態様等は特に限定されるものではなく、縦型,横型のいずれのタイプの計数機であっても良い。
【0050】
次に、以上のような構成からなる本実施形態のパチンコ玉計数機1を用いてパチンコ玉の計数を行う場合の動作について説明する。
まず、設定部12に対して、駆動部11a〜11nの駆動態様を設定する場合には、ホールの営業開始前等に、予め所定の設定操作を行っておく。
パチンコ玉計数機1を用いて計数を行う場合、ホッパ2に計数対象となるパチンコ玉を投入する。
ホッパ2に投入されたパチンコ玉は、ホッパ底面部の投入口3に向かって流れ、投入口3から計数機内部に落下する。
そして、落下したパチンコ玉は、図10(a)に示すように、投入口3の下側に位置するレーンユニット上蓋4の斜面部4a上を転動し、斜面部4aの傾斜方向に沿って流れていく。
斜面部4a上を転動するパチンコ玉は、パチンコ玉流路内を満遍なく均等に流入し、斜面部4aの斜面先端部から落下し、下側に位置するレーンユニット5に流れ込む。
レーンユニット5に流入したパチンコ玉は、図2に示すように、レーンユニット5の傾斜に沿って図面右方向に転動する。
【0051】
これにより、大量のパチンコ玉が流入した場合でも、パチンコ玉は各レーンごとに一列一段ずつ計数部6に送られ、パチンコ玉が計数部6を通過することにより、各レーンごとに玉数が計数されることになる。
そして、本実施形態では、各レーン毎に、計数異常が検出された場合や、予め設定された設定内容に応じて、又は、個別に操作ボタン13a〜13pがONされることにより、起立底部10a〜10nが駆動部11a〜11nによって起立駆動され、当該レーンへのパチンコ玉の進入が阻止される。
すなわち、起立底部10が起立されたレーンにはパチンコ玉が流れ込まず、計数処理は起立底部10が起立されていない残余のレーンによって行われることになる。
【0052】
まず、各レーンのいずれかでパチンコ玉の逆流や玉詰まり,センサの故障とが発生した場合、計数部6のセンサ部6aからの信号により、エラー判定部6cが該当する異常(例えば、上述したエラー1〜エラー4)を検出,判定する。
エラーが検出されると、エラー判定部6cから該当する駆動部11a〜11nにエラー信号が入力される。
このエラー信号によって駆動部11a〜11nが駆動され、対応する起立底部10a〜10nを起立させる。これにより、起立底部10が起立されたレーンへのパチンコ玉の流込みが阻止される。
このとき、エラーが発生したレーンについては、表示部8のエラー表示部8bに所定のエラー表示が表示されることになる。
【0053】
また、設定部12に所定の設定がなされている場合には、その設定内容に応じて所定のタイミングで駆動部11a〜11nが駆動され、特定の起立底部10a〜10nが起立(又は起立解除)され、一定時間経過後に、当該起立底部10a〜10nが起立解除(又は起立)される。
従って、この場合には、その一定時間内、一部のレーンへのパチンコ玉の流込みが阻止(又はその解除)され、計数機の計数速度が遅く(速く)なる。
例えば、ホールの営業時間中でパチンコ補給システムが繁忙となる特定の時間帯が設定された場合、その時間帯のみ、16レーン中特定のレーン(例えば4レーン)へのパチンコ玉の流込みを阻止させる場合、設定部12への設定により、その設定時間帯になると起立底部10a〜10nが起立され、その時間帯は計数機の計数速度が抑制される。そして、設定時間の経過後は、その特定レーンの起立底部10a〜10nの起立が解除され、全16レーンで計数可能な状態に復帰されることになる。
【0054】
さらに、ホールの従業員等が操作ボタン13a〜13nの任意のボタンをONにすることで、その特定のボタンに対応する起立底部10a〜10nを起立させ、また、起立している起立底部10a〜10nを解除し、計数機の計数速度を個別に調整することができる。これにより、ホールの稼働状況や計数機の使用頻度等を見て、その都度、計数機の計数速度を調整することができ、また、設定部12の設定内容を途中で変更することができる。
このようにして、レーンユニット5の各レーンのうち、起立底部10a〜10nの起立が解除されたレーンの計数部6によってパチンコ玉が計数処理され、計数処理されたパチンコ玉は放出口7から計数機外部に放出される。
計数結果は、図示しない発券機において、玉数等を表示した景品引換券として遊技者等に発券され、発券を受けた遊技者等は、その引換券を景品交換所に提示することで、所望の景品と交換することができる。
【0055】
以上説明したように、本実施形態に係る遊技媒体計数機によれば、計数対象となるパチンコ玉を各列一列に整列させるレーンユニット5に、各レーン毎にパチンコ玉の流込みを阻止,解除する流込み阻止手段となる起立底部10a〜10nを設け、この起立底部10a〜10nを、ソレノイドやモータ等からなる駆動手段となる駆動部11a〜11nで各レーン毎に独立して駆動することにより、対応する各レーンに対して、独立してパチンコ玉の流込み及び流込み阻止を各レーン毎に独立に制御することができる。
これにより、例えば、計数部6のセンサ6aの故障によって特定のレーンのみが計数動作不能となった場合でも、その故障レーンについて起立底部10a〜10nを起立させてパチンコ玉の流込みを阻止することができる。
【0056】
また、故障の発生等に拘わらず、一又は二以上の任意のレーンについて起立底部10a〜10nを起立駆動することで、特定のレーンへのパチンコ玉の流込みを阻止してレーン全体のパチンコ玉の流込み速度を遅くし、計数機の計数速度を抑制,調整することができる。
従って、本実施形態のパチンコ玉計数機1によれば、故障等によって計数動作が不能となったレーンへパチンコ玉が流れ込むことによる誤カウント等の発生を防止できるとともに、ホールの稼働状況や計数玉量等に応じてパチンコ玉計数機全体の計数速度を任意に調整することが可能となる。
【0057】
また、特に本実施形態では、各レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止する流込み阻止手段として、パチンコ玉が転動するレーンユニット5の底面部を起立自在に形成した起立底部10a〜10nによって実現してあるので、簡易で小型,軽量な構成により本実施形態に係るパチンコ玉計数機1を実現することができる。
レーンユニット5の底面部を分割して構成した起立底部10a〜10nによれば、通常時には、起立状態を解除して既存のレーンユニット5における底面部と同様とし、パチンコ玉の流込みを阻止する場合には、該当するレーンの起立底部10a〜10nのみを駆動部11a〜11nによって起立駆動させることでパチンコ玉の進入部を塞ぎ、所望の各レーンへのパチンコ玉の流込みを容易かつ確実に阻止することができる。
これにより、レーンユニット5の底面部を起立自在に構成し、これをソレノイドやモータ等の駆動部11a〜11nで起立駆動させるのみで、本実施形態に係るパチンコ玉の流込み阻止手段を実現することができ、複雑な装置や機構等を別途必要とすることなく、簡易かつ小型,軽量で低コストな構成のみによって本実施形態に係るパチンコ玉計数機を提供することが可能となる。
【0058】
[第二実施形態]
次に、本発明にかかる遊技媒体計数機の第二実施形態について、図7及び図8を参照しつつ説明する。
図7は、本発明の第二実施形態に係る遊技媒体計数機に備えられるレーンユニットを示す概略外観斜視図である。
また、図8は、本実施形態に係る遊技媒体計数機の内部構成を概念的に示す断面側面図である。
これらの図に示す本実施形態の遊技媒体計数機は、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、各レーンへの遊技媒体(パチンコ玉)の流込みを阻止する流込み阻止手段として、第一実施形態における起立底部10a〜10nに換えて進退挿入部20a〜20nを備えるようにしたものである。
従って、その他の構成部分は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0059】
具体的には、本実施形態に係る遊技媒体計数機は、パチンコ玉を計数するパチンコ玉計数機1であって、流込み阻止手段が、各レーンのパチンコ玉の転動空間に進退自在に挿入されることにより、当該レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止する進退挿入部20(20a〜20n)からなり、この進退挿入部20a〜20nの駆動手段となる駆動部(図示省略)が、進退挿入部を所定のタイミングで進退駆動することにより、当該レーンへのパチンコ玉の流込み阻止及びその解除を制御する構成としてある。
進退挿入部20a〜20nは、各レーンに対応して備えられた板状部材(棒状部材,筐体状部材等)からなり、本実施形態では、16レーンに対応して16個の板状部材によって構成されている(進退挿入部20a〜20p)。
各板状部材は、各レーン内に進退自在に挿入される矩形状に形成され、レーン内に挿入された状態で、パチンコ玉の進入部側の端部から、各レーンを仕切る仕切り板の山形状の最高部に対応する位置までの部分を塞ぐようになっている。
【0060】
また、本実施形態のレーンユニット5は、各進退挿入部20a〜20nがレーンユニット外部から進退,挿入できるように、パチンコ玉の進入部側の壁面に、進退挿入部20a〜20nが挿抜される開口が形成してある。
このような各進退挿入部20a〜20n(図7に示す20a〜20p)が、図示しない駆動部によって、レーンユニット5の底面の高さから仕切り板の最高部の高さまで、位置することで、各進退挿入部20a〜20nが挿入された状態では、そのレーンはパチンコ玉の転動空間が塞がれることになり(図7に示す20a及び20j参照)、当該レーンへのパチンコ玉の流込みが阻止されるようになる。
なお、本実施形態では、進退挿入部20を進退駆動する駆動部の図示を省略してあるが、第一実施形態の場合と同様、ソレノイドやモータ等の既存の駆動手段を使用することができる。
【0061】
このような構成からなる本実施形態の遊技媒体計数機によれば、各レーンへのパチンコ玉の流込みを阻止する流込み阻止手段として、パチンコ玉が流れ込む転動空間に進退自在に挿入される薄板状部材,棒状部材等からなる進退挿入部20a〜20nによって実現することができる。
このような進退挿入部20a〜20nによれば、通常時には、各レーンのパチンコ玉の転動空間から後退させて、レーンユニット5を既存のレーンユニットと同様に使用し、パチンコ玉の流込みを阻止する場合には、該当するレーンに向かって進退挿入部20a〜20nを前進,進出させることでパチンコ玉の転動空間を塞ぎ、所望の各レーンへのパチンコ玉の流込みを容易かつ確実に阻止することができる。
【0062】
これによって、本実施形態では、各レーン内に挿入可能な板状部材や棒状部材を進退自在に配設し、これをソレノイドやモータ等の駆動手段で進退駆動させるのみで、上述した第一実施形態の場合と同様に、複雑な装置や機構等を別途必要とすることなく、簡易かつ小型,軽量で低コストな構成のみによってパチンコ玉の流込み阻止手段を備えたパチンコ玉計数機1を実現することができる。
なお、本実施形態に係る進退挿入部20a〜20nは、レーンユニット5のパチンコ玉の進入部側から各レーンに向かう前後方向に進退する構成となっているが、この進退挿入部20の進退方向は、特に本実施形態の場合にのみ限定されるものではない。すなわち、進退挿入部20は、各レーンのパチンコ玉の転動空間に進退自在に挿入されて特定のレーンへのパチンコ玉の流込みを阻止できる限り、どのように進退移動する構成であっても良い。
例えば、本実施形態で示したパチンコ玉の流入方向の前後に沿って進退移動する場合だけでなく、レーンユニットの底面側又は上面側から対応するレーンに向かって昇降移動することで各レーン内に挿抜される構成とすることも可能である。
【0063】
以上、本発明の遊技媒体計数機について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る遊技媒体計数機は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した第一及び第二実施形態では、本発明の遊技媒体計数機の一例としてパチンコ玉計数機を示したが、本発明はパチンコ玉の計数機に限らず、他の遊技媒体の計数機であっても良い。すなわち、本発明に係る遊技媒体計数機で計数できる遊技媒体は、斜面を転動しつつセンサ部を通過することで計数処理されるものであれば、特にパチンコ玉のみに限定されるものではなく、他の遊技媒体であっても良い。
また、上述した各実施形態では、流込み阻止手段(起立底部又は進退挿入部)を駆動させる駆動手段の制御として、▲1▼計数部から出力されるエラー信号によるもの、▲2▼設定部に設定した設定内容によるもの、▲3▼操作ボタンのON/OFF操作によるものの三つを同時に備える場合を示したが、これら▲1▼〜▲3▼は、例えば、▲1▼と▲2▼や、▲1▼と▲3▼等、適宜必要に応じて任意に組み合わせることができる。
また、これら▲1▼,▲2▼,▲3▼をそれぞれ単独で用いることもできる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遊技媒体計数機によれば、ホッパから投入された遊技媒体を整列させるレーンユニットに、各レーン毎に遊技媒体の流込みを阻止,解除する流込み阻止手段と、この流込み阻止手段を各レーン毎に独立して駆動して遊技媒体の流込み及び流込み阻止を制御する駆動手段を備えることにより、故障等によって計数動作が不能となったレーンへの遊技媒体の流込みを個別に阻止して計数ミス等の発生を防止することができるとともに、ホールの稼働状況や計数量等に応じて遊技媒体が流れ込むレーン数を任意に変更して計数速度を調整することができる。
これによって、誤カウントのない確実な計数処理が行え、計数速度も任意に変更できる、信頼性が高く、汎用性,拡張性に優れた、パチンコ玉計数機に好適な遊技媒体計数機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る遊技媒体計数機を示す概略外観斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る遊技媒体計数機の内部構成を概念的に示す断面側面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る遊技媒体計数機に備えられるレーンユニットを示す概略外観斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る遊技媒体計数機に備えられる計数部と流込み阻止手段,駆動手段,エラー表示部の関係を示す概略ブロック図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係る遊技媒体計数機に備えられるエラー表示部を示す概略外観正面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る遊技媒体計数機を示す概略外観斜視図である。
【図7】本発明の第二実施形態に係る遊技媒体計数機に備えられるレーンユニットを示す概略外観斜視図である。
【図8】本発明の第二実施形態に係る遊技媒体計数機の内部構成を概念的に示す断面側面図である。
【図9】従来の遊技媒体計数機の内部構成を概念的に示す断面側面図である。
【図10】従来の遊技媒体計数機に備えられるレーンユニットを示す概略斜視図である。
【図11】従来の遊技媒体計数機に備えられる計数部とエラー表示部の関係を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ玉計数機
2 ホッパ
3 投入口
4 斜面部
5 レーンユニット
6 計数部
6a センサ
6b 計数処理部
6c エラー判定部
7 放出口
8 表示部
8a 計数表示部
8b エラー表示部
10(10a〜10p) 起立底部
11(11a〜11p) 駆動部
20(10a〜10p) 進退挿入部

Claims (6)

  1. 計数対象となる遊技媒体が投入されるホッパと、
    このホッパから投入された遊技媒体が流れ込み、各一列ずつに整列されて所定方向に転動する複数のレーンを有するレーンユニットと、
    このレーンユニットの各レーンを転動する遊技媒体の数を、各レーン毎に計数する計数部と、
    前記レーンユニットの各レーンに対応して設けられ、各レーンへの遊技媒体の流込みをそれぞれ阻止する流込み阻止手段と、
    この流込み阻止手段を所定のタイミングで駆動し、前記各レーンへの遊技媒体の流込み阻止及びその解除を制御する駆動手段と、を備えることを特徴とする遊技媒体計数機。
  2. 前記流込み阻止手段が、前記レーンユニットの底面部の少なくとも一部からなり、前記各レーンの遊技媒体の進入部に倒立自在に起立することにより、当該レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する起立底部からなり、
    前記駆動手段が、前記起立底部を所定のタイミングで起立及び起立解除することにより、当該レーンへの遊技媒体の流込み阻止及びその解除を制御する請求項1記載の遊技媒体計数機。
  3. 前記流込み阻止手段が、前記各レーンの遊技媒体の転動空間に進退自在に挿入されることにより、当該レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する進退挿入部からなり、
    前記駆動手段が、前記進退挿入部を所定のタイミングで進退駆動することにより、当該レーンへの遊技媒体の流込み阻止及びその解除を制御する請求項1記載の遊技媒体計数機。
  4. 前記計数部が、前記各レーン毎に計数異常の有無を検出するエラー判定部を備え、
    前記駆動手段が、前記エラー判定部からのエラー信号を入力することにより、計数異常が検出されたレーンに対応する流込み阻止手段を駆動し、当該レーンへの遊技媒体の流込みを阻止する請求項1,2又は3記載の遊技媒体計数機。
  5. 前記駆動手段が、予め設定された所定の駆動態様で各レーン毎に流込み阻止手段を駆動し、当該レーンへの遊技媒体の流込み及び流込み阻止を制御する請求項1,2,3又は4記載の遊技媒体計数機。
  6. 前記駆動手段が、外部から所定のON/OFF信号を入力することにより、各レーン毎に対応する流込み阻止手段を駆動し、当該レーンへの遊技媒体の流込み及び流込み阻止を制御する請求項1,2,3,4又は5記載の遊技媒体計数機。
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