JPH0679059A - パチンコゲーム機 - Google Patents

パチンコゲーム機

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JPH0679059A
JPH0679059A JP16931793A JP16931793A JPH0679059A JP H0679059 A JPH0679059 A JP H0679059A JP 16931793 A JP16931793 A JP 16931793A JP 16931793 A JP16931793 A JP 16931793A JP H0679059 A JPH0679059 A JP H0679059A
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JP
Japan
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balls
pachinko
ball
counting
game machine
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Application number
JP16931793A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kazunari Kawashima
一成 川島
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】機体10aの正面側に、ゲームを行なうための
ゲーム面部11aを有し、パチンコ玉を遊技媒体として
用い、ゲームにおいて遊技客が勝つと、賞としてパチン
コ玉を払いだすパチンコゲーム機10が開示される。こ
のパチンコゲーム機10は、機体10a内より払出され
たパチンコ玉を貯留するための玉皿21、および、パチ
ンコ玉を計数するための計数機構30を一体的に設けて
構成される計数ユニット20と、計数ユニット20で計
数されたパチンコ玉の個数を、記録媒体に記録して出力
する記録媒体発行装置50とを有する。前記玉皿21
は、その底部に、パチンコ玉を下方に排出する流出口2
3を有する。前記計数機構30は、玉皿21の流出口2
3より排出されるパチンコ玉を計数する。 【効果】持玉を計数するために他の場所に持ち運ぶとい
う手間を省くことができる。玉皿や玉計数装置等をゲー
ム機や島に別々に取付ける必要がなく、組み付け工数を
減らしてコストダウンを達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ玉を遊技媒体
とするパチンコゲーム機に関し、特に、ゲーム機内より
遊技客に払出されたパチンコ玉を貯留するための玉皿を
有するパチンコゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコゲーム機において、遊技を終了
した場合、持玉(遊技者がゲームにより獲得したパチン
コ玉)を景品等と交換するため、その個数を数える必要
がある。従来、遊技者は、ゲーム機の玉皿内のパチンコ
玉を玉箱に取入れて、これを、ゲーム機の近くにあるパ
チンコ玉計数装置まで運んで、このパチンコ玉計数装置
により持玉の計数を行なっていた。しかし、このような
遊技客の手間を省くため、パチンコ玉を持ち運びせず
に、計数できるようにした技術として、特公平4ー79
971号公報に記載される技術がある。
【0003】すなわち、この公報に開示される技術は、
遊技機島内の各パチンコ機の玉皿の下に小型の玉計数装
置を設置したものである。さらに具体的に言うと、各パ
チンコ機が配置されているパチンコ島の天板の、各パチ
ンコ機の玉皿の下方の部分に、玉計数装置が取付けられ
ている。玉皿と玉計数装置とは、それらの間に、別途配
設されたシュートやジャバラと呼ばれる、玉を一列に整
列させるための経路部材で接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
技術では、パチンコ機には玉皿を固設し、これとは別に
島の天板部分に玉計数装置を取付け、また、玉皿と玉計
数装置との間には別途シュートやジャバラを配設する必
要がある。このため、組み付け工数が増大し、コストア
ップの要因となるという問題があった。
【0005】また、玉計数装置により持玉を計数する場
合、シュート等で玉を一列に整列させて1個ずつ玉計数
装置に送り込むから、玉の送り速度が遅くなり、多量の
持玉を迅速に計数することができないという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたものである。すなわち、本発
明の目的は、遊技客が持玉を計数するために持ち運ぶと
いう手間を省くことを前提として、組み付け工数を減ら
してコストダウンを達成でき、また、持玉を迅速かつ効
率良く計数することができるパチンコゲーム機を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一態様によれば、機体の正面側に、ゲーム
を行なうためのゲーム面部を有し、パチンコ玉を遊技媒
体として用い、ゲームにおいて遊技客が勝つと、賞とし
てパチンコ玉を払いだすパチンコゲーム機において、機
体内より払出されたパチンコ玉を貯留するための玉皿
と、パチンコ玉を計数するための計数機構とを一体的に
設けて構成される計数ユニットと、計数ユニットで計数
されたパチンコ玉の個数を、記録媒体に記録して出力す
る記録媒体発行装置とを有し、前記玉皿は、その底部
に、パチンコ玉を下方に排出する流出口を有し、前記計
数機構は、玉皿の流出口より排出されるパチンコ玉をを
計数するものであることを特徴とするパチンコゲーム機
が提供される。
【0008】前記計数ユニットは、玉皿の流出口を開閉
するシャッタ部材を有することができる。
【0009】前記計数機構は、玉皿の流出口からのパチ
ンコ玉を、複数列に整列した状態で送る導入径路と、導
入径路の終端に配置され、パチンコ玉の各列に対応して
設けられ、パチンコ玉をそれぞれ計数する複数の計数セ
ンサとを有することができる。
【0010】前記導入径路は、パチンコ玉を、それぞれ
一列に整列した状態で送る、複数列分の整列レールと、
各整列レールの間に設けられた仕切りガイドとを有する
ことができる。
【0011】また、本発明は、前記計数機構によって計
数された玉数を、外部に目視可能に表示する持玉表示部
をさらに有することができる。
【0012】
【作用】機体内より遊技客に払出されるパチンコ玉は、
玉皿に排出されて、貯留される。玉皿内のパチンコ玉
は、必要に応じて玉皿の底部に開設された流出口から下
方に排出され、そのまま玉皿の下側に一体的に設けられ
た計数機構により計数される。それにより、遊技客は、
パチンコ玉を玉皿から取り出して別の場所にある玉計数
装置まで持ち歩く作業を必要としない。
【0013】このように玉皿と計数手段とは、一体的に
設けられて一つの計数ユニットを構成しているから、パ
チンコゲーム機に固設した玉皿とは別に計数装置を取付
ける必要がない。また、玉皿と計数機構との間に、別途
シュートやジャバラを配設する必要もない。単に、パチ
ンコ機に玉皿と計数機構とから成る計数ユニットを装着
すれば足る。したがって、組付け工数を大幅に減らすこ
とができる。
【0014】また、計数機構は、パチンコ玉を複数列に
整列させて1送るようにすれば、玉を迅速かつ効率良く
計数することができる。
【0015】前記計数ユニットに玉皿の流出口を開閉す
るシャッタ部材を設けた場合には、このシャッタ部材が
開いているときだけ流出口からパチンコ玉が計数機構に
導入される。従って、シャッタ部材の開閉により玉皿内
のパチンコ玉の貯留量や、計数機構にパチンコ玉を送る
時を任意に調整することができる。
【0016】パチンコゲーム機が持玉表示部を有する場
合、前記計数機構によって計数された持玉数は、外部に
目視可能に表示される(例えば、デジタル表示等によ
る)。また、記録媒体発行装置を有する場合、遊技客が
ゲームを終了した際等に、記録媒体発行機構によって前
記持玉表示部に表示された持玉数がカ、ードやレシート
等の記録媒体に記録され、該記録媒体が遊技客に払出さ
れる。それにより、遊技客はパチンコ玉を持ち歩くこと
を必要としない。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例につい
て説明する。
【0018】図1に示すように、本実施例に係るパチン
コゲーム機10は、パチンコ玉を遊技媒体とするパチン
コ玉式スロットマシンである。本実施例では、1つの機
体10aで構成され、これに隣接して、玉貸し機70が
配置される。そして、複数台のパチンコゲーム機10と
複数台の玉貸し機70とを、交互に配列したものを、互
いに背中合わせに、2列に並べて、遊技機島を構成して
いる。通常、遊技場には、この種の遊技機島が、複数、
島状に配置される。また、遊技場には、パチンコゲーム
機10および玉貸し機70を集中管理する、ホール用コ
ンピュータと呼ばれる管理用コンピュータが設置されて
いる(図7符号90参照)。
【0019】パチンコゲーム機10の機体10aの正面
には、ゲームを行なうためのゲーム面部11aがある。
ゲーム面部11aは、表示ディスプレイ11(図8参
照)の表示面である。表示ディスプレイ11としては、
パネルディスプレイ、特に、液晶表示ディスプレイが用
いられる。ゲーム面部11aには、多数の各種絵柄を表
示するスロット表示部11bが設けられている。
【0020】スロット表示部11bは、後述するよう
に、表示コントローラ11cによって、ゲーム面部11
aに表示されて実現される。始動レバー12が押される
と、表示コントローラ11cにより、スロット表示部1
1bに絵柄が回転表示される。この絵柄の表示は、例え
ば、回転ドラムの回転を模擬して表示することにより行
なわれる。すなわち、複数種の絵柄が、その表示位置を
一方向に移動させつつ、順次かつ繰返し表示される。各
スロット表示部11bの絵柄の移動変化は、それぞれ対
応した画面停止スイッチ13により、別々に停止させる
ことができるように設定されている。
【0021】機体10aには、制御装置80が内蔵され
ている。制御装置80は、図7に示すように、遊技機島
の各パチンコゲーム機10や玉貸し機70を集中管理す
るためのホール用コンピユータ90に、通信回線100
を介して接続される。
【0022】制御装置80は、例えば、マイクロコンピ
ユータシステムで構成され、図8に示すように、CPU
(中央処理ユニット)81、ROM(リードオンリーメ
モリ)82、RAM(ランダムアクセスメモリ)83、
インターフェース84および通信制御装置85を有する
構成となっている。ROM82は、CPU81の動作プ
ログラムを格納している。また、RAM83は、外部か
ら入力する計数値、CPU81の処理結果、例えば、持
玉数、取入玉数、累積取入玉数、払出玉数、累積払出玉
数等を格納する。さらに、インフェース84には、表示
コントローラ11c、始動レバー12、画面停止スイッ
チ13、玉取入スイッチ14、精算スイッチ18、持玉
表示部40、掛け設定スイッチ41、ロータリーソレノ
イド26、計数センサ35、玉払出装置61、玉取入装
置62および玉貸し機70が接続される。通信制御装置
85は、通信回線100を介して、ホール用コンピュー
タ90との通信を行なうためのものである。
【0023】持玉表示部40は、本実施例では、玉貸し
機70から玉の貸し出しを受けたときは、その貸しださ
れた玉数を表示し、ゲーム終了時には、精算されたすべ
ての持玉数を表示し、ゲーム中は、賭けに必要な個数と
して、取り入れられた玉数を表示する。なお、最終的な
持玉数のみを表示するようにしてもよい。
【0024】この制御装置80は、画面停止スイッチ1
3によって停止させたスロット表示部11bの各種絵柄
が所定のルールに従って何通りかの当たりライン上で所
定の組み合わせになっているか否かを調べ、特定の組合
せが実現していれば、その組合せについて予め定められ
ている払出率に応じて、玉払出装置61に賞出玉の払出
しを指令する。当りラインの設定は、掛け設定スイッチ
41によって行なう。
【0025】機体10aのゲーム面部11aの下側に
は、パチンコ玉を貯留するための玉皿部21と、その下
側に一体的に設けられた持玉計数機構30とから構成さ
れた計数ユニット20が装着されている。また、機体1
0aの玉皿部21の上方位置に、機体10a内から玉皿
部21に玉を払出すための玉排出口16が開設されてい
る。さらに、機体10aの、玉皿部21の底部22近く
の位置には、ゲームに供する玉を機体10a内に取入れ
るための玉取入口17が開設されている。すなわち、玉
皿部21は、機体10aの、玉排出口16と玉取入口1
7を内包する位置に、固定されている。また、玉排出口
16と玉取入口17とは、玉皿部21の横方向の両端に
分かれて配置される。
【0026】なお、玉取入口17の上方には、玉取入口
17から機体10a内に玉を取込ませるための玉取入ス
イッチ14が設けられている。また、機体10a内に、
玉取入スイッチ14からの信号により起動されて、玉取
り入れを行なう玉取入装置62を有する。玉取入装置6
2は、取り入れ個数を計数するセンサを内蔵している。
そのセンサの出力は、インタフェース84を介してCP
U81に送られる。CPU81は、取り入れ個数を、今
回のゲームに賭ける玉数として、持玉表示部40に表示
させる。持玉数のデータは、RAM83の所定領域に格
納される。
【0027】図2および図3に示すように、玉皿部21
は、玉排出口16側を上流側とし、玉取入口17側を下
流側として、玉が流れるように、その底部22が、玉排
出口16側からに玉取入口17側にかけて底部22が下
方に傾斜するように形成されている。下流側の底部22
には、パチンコ玉を下方に排出するための流出口23が
開設されている。また、下流側の底部22には、流出口
23を開閉するシャッタ部材24が設けられている。
【0028】図4に示すように、シャッタ部材24は、
駆動手段であるロータリーソレノイド26により、閉状
態(図2に示す)と開状態(図3に示す)とに任意に変
位させることができる。なお、シャッタ部材24は、通
常は閉状態になるべく制御されている。これにより、閉
状態の際に、玉皿部21内のパチンコ玉が持玉計数機構
30に落下するのを阻止する役割を果たすものである。
【0029】さらに詳しく言えば、シャッタ部材24
は、流出口23の端縁に固設された保持ブラケット25
により水平方向に摺動(開閉)可能に保持されており、
シャッタ部材24の基端側には遊び溝24aが設けられ
ている。この遊び溝24aには、ロータリーソレノイド
26の回転板27の偏心部に突設されたピン部28が挿
通されている。さらに、ピン部28は、保持ブラケット
25に穿設された左右方向に円弧状に延びるガイド溝2
5aに移動可能に挿通されている。
【0030】なお、本実施例では、シャッタ部材24の
駆動手段としてロータリーソレノイド28を使うが、駆
動手段はこれに限られるものではなく、例えば、単なる
ソレノイドやモータ等であってもよい。
【0031】計数ユニット20の下部を構成する持玉計
数機構30は、図5に示すように、玉皿部21の流出口
23から落下したパチンコ玉を受けるステージ31と、
このステージ31に始端が接続された導入経路32と、
この導入経路32の内側に横4列に並設された各整列レ
ール33,33…と、各整列レール33の終端側にそれ
ぞれ設けられた計数センサ35とを具備して成る。
【0032】導入経路32は、横4列に並列させて配し
た4本の整列レール33,33…と、各整列レール33
の間に設けた仕切りガイド34,34…とを具備して成
る。図5に示すように、各整列レール33,33…は、
その始端側から終端側にかけてパチンコ玉が自然流下す
べく下方に低くなるよう傾斜させて配設されている。各
整列レール33,33…は、それぞれステージ31から
流入した玉を一列に整列した状態にして流下させるもの
である。
【0033】導入経路32の終端側に各整列レール33
毎に設けられている計数センサ35は、受光部35aと
発光部35bとから成る光電スイッチおよびその駆動回
路(図示せず)より構成されるものである。具体的に
は、例えば、発光部35bとして発光ダイオードが用い
られ、受光部35aとしてフォトダイオードが用いられ
る。計数センサ35は、計数信号を制御装置80に出力
すべく接続されている(図8参照)。
【0034】なお、導入経路32の終端は、計数された
玉を島内に還元するために島内の回収用の樋(図示せ
ず)に玉を導入するための排出通路19に接続されてい
る。
【0035】図1に示すように、パチンコゲーム機10
のゲーム面部11aの下端には持玉表示手段40が設け
られている。持玉表示手段40は、前述したように、玉
貸し機から貸し出された玉数の表示を行ない、ゲーム中
は、玉取入口17から機体10a内に取り入れられたパ
チンコ玉の数(持玉数)の表示を行なう。また、持玉表
示手段40は、ゲーム終了時は、持玉計数機構30が玉
を計数した際に、その計数信号に基づく制御装置80か
らの指令により、持玉計数機構30によって計数された
持玉数を、それまでの持玉数に加算した結果を、表示す
るものである。持玉表示部40は、持玉数をデジタル表
示するように、7セグメントLED(発行ダイオード)
等により構成されている。
【0036】パチンコゲーム機10の側方には、玉貸し
機70が並設されている。玉貸し機70の前面部には、
遊技客が紙幣を投入する紙幣投入口71および硬貨投入
口72が設けられている。この玉貸し機70は、投入さ
れた金額に相当する釜数のパチンコ玉を払いだすことを
指令する払出指令信号を、制御装置80に送ると共に、
玉払出装置61に送る。これにより、指定された個数の
パチンコ玉が、玉皿部21に払いだされる。
【0037】この玉貸し機70の下側には、記録媒体発
行装置50が設けられている。記録媒体発行装置50
は、制御装置80に接続されており、遊技客がゲームを
終了すべく精算スイッチ18を押した際に、制御装置8
0からの信号を受信し、持玉表示部40に表示された持
ち玉数を記録媒体に記録し、該記録媒体を記録媒体出入
口51から遊技客に払出すものである。
【0038】なお、玉貸し機70についても、パチンコ
ゲーム機10と同様の制御装置(図示せず)を設けても
よい。
【0039】記録媒体発行装置50が処理する記録媒体
は、持玉数を印字可能なレシートや、磁気的に記録可能
なカード、または、ある一つの温度で持玉数書込み可能
であり、かつ、別の温度で書込まれた持玉数を消去可能
なリサイクルカード、その他、磁気とリサイクルの両方
を兼用したカードで構成されるものである。
【0040】次に、本実施例の動作について説明する。
【0041】本実施例のパチンコゲーム機10は、三つ
のスロット表示部11bにおいて、絵柄が一定の当りラ
インに揃うことで、賞として、予め定められた払出率に
応じた個数のパチンコ玉が遊技客に払いだされる。ま
た、玉貸し機70から玉の貸し出しを受けると、貸し出
された個数分が、遊技客に払いだされる。これらの場合
に、機体10a内より遊技客に払出されるパチンコ玉
は、玉排出口16から計数ユニット20の玉皿部21に
排出される。このとき、図2に示すように、玉皿部21
の底部22の下流側に開設された流出口23は、シャッ
タ部材24により閉じられているから、下側の持玉計数
機構30に落下することなく、玉は、玉皿部21内に貯
留される。ゲーム中は、ゲームを行なうに必要な玉が、
玉取入口17から機体10a内に取り込まれる。
【0042】ゲームの開始にあたり、CPU81は、ま
ず、掛け設定スイッチ41による、当りラインの設定の
受け付けを行なう。そして、CPU81は、玉取入スイ
ッチ14を客が押すと、ゲームに必要な数のパチンコ玉
の取り入れを、玉取入装置62に指示して、パチンコ玉
の取り込みを行なう。なお、玉の取り入れ個数は、玉取
入スイッチ14のオン時間に応じた個数とするか、スイ
ッチを1回オンするごとに、予め決められた個数とする
ことができる。これらの場合、顧客は、賭ける個数に応
じて玉取入スイッチ14を操作すればよい。本実施例で
は、スイッチを1回オンするごとに、5個ずつ取り入れ
られるものとする。
【0043】次に、始動レバー12が押されると、CP
U81は、各スロット表示部11bに、絵柄を回転表示
するよう、表示コントローラ11cに指示する。表示コ
ントローラ11cは、各スロット表示部11bに、それ
ぞれにおいて、あたかもドラムが回転しているかのよう
に、絵柄を順次移動させつつ繰返し表示する。
【0044】この状態で、画面停止スイッチ13が各ス
ロット表示部11bごとに押されると、CPU81は、
対応するスロット表示部11bにおける絵柄の移動を停
止するよう表示コントローラ11cに指示する。
【0045】CPU81は、画面停止スイッチ13によ
って、すべてのスロット表示部11bの絵柄の移動が停
止されると、各種絵柄が、掛け設定スイッチ41によっ
て設定された当たりライン上で、所定のルールに従っ
て、所定の組み合わせになっているか否かを調べる。こ
れは、例えば、停止された時点で、表示コントローラ1
1cから各スロット表示部11bに出力されている絵柄
の種類を示す情報と、その表治一を示す情報とを比較す
ることにより行なうことができる。特定の組合せが実現
していれば、その組合せについて予め定められている払
出率と賭けた個数とに応じて、玉払出装置61に、賞と
して玉の払出しを指令する。
【0046】玉払出装置61は、払出指令を受けて、玉
排出口16から所定数のパチンコ玉を、玉皿部21に払
いだす。
【0047】ゲームの終了に当たり、玉皿部21内に玉
が残っている場合に、遊技客が精算スイッチ18を押す
と、CPU81は、これを受けて、駆動手段であるロー
タリーソレノイド28に対して、作動を指令する。これ
により、シャッタ部材24が閉状態から開状態に変位す
る。それにより、図3に示すように、玉皿部21の流出
口23が開口して、玉皿部21内の玉が持玉計数機構3
0のステージ31に落下する。
【0048】ステージ31に落下した玉は、そのまま導
入経路32の各整列レール33,33…上に流れ込む。
ステージ31からランダムに重なって入り込んできた玉
は、後続する玉に押されて導入経路32の終端に進む
と、ごく自然に左右の整列レール33に振分けられる。
【0049】すなわち、導入経路32内のパチンコ玉
は、レール間の仕切りガイド34によって振分けられ
る。そして、パチンコ玉は、各整列レール33,33…
毎に一列に整列した状態で、導入経路32の終端側に多
列状に流下する。それにより、多量のパチンコ玉が横4
列をなして各整列レール33,33…毎に設けられた計
数センサ35まで送られる。ここで、パチンコ玉は、計
数センサ35の発光部35bと受光部35aとの間を通
過して、発光部35bから受光部35aに入射する光を
遮断する。これにより、受光部35aにおいて、パチン
コ玉の存在が検知される。
【0050】このようにして、本実施例では、一度に複
数のパチンコ玉を円滑かつ迅速に計数することができ
る。計数された玉は、導入経路32の終端から排出さ
れ、排出通路19を介して回収用の樋(図示せず)等に
入り、島内に還元される。
【0051】このように、玉皿部21と持玉計数機構3
0とは、一体的に設けられて、一つの計数ユニット20
を構成しているから、パチンコゲーム機10に固設した
玉皿部21とは別に島に玉計数装置を取付ける必要がな
い。さらに、玉皿部21と玉計数装置との間に、別途シ
ュートやジャバラを配設する必要もなく、単に、パチン
コゲーム機10に、玉皿部21と持玉計数機構30とか
ら成る計数ユニット20を装着すれば足りる。従って、
本実施例によれば、パチンコゲーム機の組付け工数を大
幅に減らすことができる。
【0052】持玉計数機構30が玉を計数した際、各計
数センサ35から計数信号が制御装置80に出力され
る。そして、持玉計数機構30からの計数信号を入力し
た制御装置80の指示に従って、計数された持玉数が持
玉表示部40により、外部に目視可能にデジタル表示さ
れる。
【0053】続いて、自動的に或は遊技客の操作によ
り、制御部80から記録媒体発行装置50に信号が送ら
れて、その信号に基づいてゲーム終了時点における遊技
客の持玉数のデーターやその他必要なデータが、カード
やレシート等の記録媒体に加熱や印字或は磁気的に記録
される。記録媒体は、記録媒体出入口51から払出され
る。遊技客は、そのカードやレシート等の記録媒体を景
品交換場へ持って行き、景品と交換できる。それによ
り、遊技客は、余分なパチンコ玉を持ち歩く作業を必要
としない。なお、記録媒体が発行されると、持玉数のデ
ータは、RAM83から消去される。したがって、持玉
表示部40の持玉数の表示は、0となる。
【0054】遊技客がゲームを中断する際や、他のゲー
ム機に移動する際にも、同様に、玉皿部21内の玉をす
べて持玉計数機構30で計数してしまい、全持玉数をカ
ード等の記録媒体に記録して精算する。そして、その記
録媒体を別のゲーム機に挿入することにより、再びゲー
ムを行なうようにすることができる。この場合、玉貸し
機70の記録媒体発行機50に、カードに記録されてい
る玉数を読み取る読み取り機能を設けておけばよい。そ
して、読み取った持ち玉数のデータを、CPU81が取
り込んで、玉払出装置61に、持ち玉数分のパチンコ玉
を払いだすように指示する。なお、この場合、持ち玉数
のすべてを払いだすと玉皿部21がオーバーフローする
ことがありうるので、その場合は、オーバーフローする
分は、払いださずに、持ち玉として、その玉数をRAM
83に記憶させておく。この場合、持ち玉表示部40
に、この持ち玉数を表示させる。また、この状態でゲー
ムを行なって、玉の取り入れ数より賞として払い出され
る数の方が多い場合には、賞として玉を払いだすことは
せず、その分を持ち玉に加算しておく。これにより、玉
皿部21のオーバーフローを防止できる。
【0055】なお、前記実施例では、玉皿部と持玉計数
手段とから構成された計数ユニットは、パチンコゲーム
機の機体の外面に装着するものであるが、計数ユニット
の構成および装着態様はこれに限るものではなく、計数
ユニットの持玉計数手段の部分のみをパチンコゲーム機
の機体内部に配設する構成でもよい。この場合であれ
ば、機体の外面に装着する玉皿部に対してその下側の持
玉計数手段を機体の内部に取込ませるように奥に曲げ、
玉皿部に平行して機体の内部に配設すればよい。また、
前記実施例では、パチンコゲーム機の玉皿は前皿のみで
あり下皿はないが、玉皿が前皿および下皿の二つある場
合には、下皿と計数手段とを一体的に設けて計数ユニッ
トを構成すればよい。
【0056】上述した実施例は、パチンコゲーム機10
と、玉貸し機70とを別に設けているが、玉貸し機70
の機能をパチンコゲーム機10に内蔵させてもよい。
【0057】また、上述した実施例では、記録媒体発行
装置50を玉貸し機70内に設けているが、これをパチ
ンコゲーム機10内に設けることもできる。
【0058】
【発明の効果】本発明に係るパチンコゲーム機によれ
ば、玉皿の底部にパチンコ玉を下方に排出する流出口を
開設し、該流出口より排出されるパチンコ玉を計数する
持玉計数手段を前記玉皿の下側に一体的に設けて計数ユ
ニットを構成したから、遊技客が持玉を計数するために
他の場所に持ち運ぶという手間を省くことができる。ま
た、玉皿や玉計数装置等をゲーム機や島に別々に取付け
る必要がなく、組み付け工数を減らしてコストダウンを
達成でき、また、持玉を迅速かつ効率良く持玉を計数す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパチンコゲーム機の斜
視図である。
【図2】本発明の一実施例に係るパチンコゲーム機の計
数ユニットを示す概略正面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るパチンコゲーム機の計
数ユニットを示す作用説明図である。
【図4】本発明の一実施例に係るパチンコゲーム機の計
数ユニットに設けたシャッタ部材の平面図である。
【図5】本発明の一実施例に係るパチンコゲーム機の計
数ユニットを構成する持玉計数手段の平面図である。
【図6】図5のVI線矢視図である。
【図7】パチンコゲーム機および玉貸し機に搭載される
制御装置と、ホール用コンピュータとの接続関係を示す
ブロック図である。
【図8】パチンコゲーム機に搭載される制御装置のハー
ドウエアシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…パチンコゲーム機 11…表示ディスプレイ 11a…ゲーム面部 11b…スロット表示部 20…計数ユニット 21…底部 30…計数機構 40…持玉表示部 50…記録媒体発行装置 70…玉貸し機 80…制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、計数機構は、パチンコ玉を複数列に
整列させて送るようにすれば、玉を迅速かつ効率良く計
数することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】パチンコゲーム機が持玉表示部を有する場
合、前記計数機構によって計数された持玉数は、外部に
目視可能に表示される(例えば、デジタル表示等によ
る)。また、記録媒体発行装置を有する場合、遊技客が
ゲームを終了した際等に、記録媒体発行機構によって前
記持玉表示部に表示された持玉数がカ−ドやレシート等
の記録媒体に記録され、該記録媒体が遊技客に払出され
る。それにより、遊技客はパチンコ玉を持ち歩くことを
必要としない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】CPU81は、画面停止スイッチ13によ
って、すべてのスロット表示部11bの絵柄の移動が停
止されると、各種絵柄が、掛け設定スイッチ41によっ
て設定された当たりライン上で、所定のルールに従っ
て、所定の組み合わせになっているか否かを調べる。こ
れは、例えば、停止された時点で、表示コントローラ1
1cから各スロット表示部11bに出力されている絵柄
の種類を示す情報と、その表示位置を示す情報とを比較
することにより行なうことができる。特定の組合せが実
現していれば、その組合せについて予め定められている
払出率と賭けた個数とに応じて、玉払出装置61に、賞
として玉の払出しを指令する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の正面側に、ゲームを行なうためのゲ
    ーム面部を有し、パチンコ玉を遊技媒体として用い、ゲ
    ームにおいて遊技客が勝つと、賞としてパチンコ玉を払
    いだすパチンコゲーム機において、 機体内より払出されたパチンコ玉を貯留するための玉皿
    と、パチンコ玉を計数するための計数機構とを一体的に
    設けて構成される計数ユニットと、 計数ユニットで計数されたパチンコ玉の個数を、記録媒
    体に記録して出力する記録媒体発行装置とを有し、 前記玉皿は、その底部に、パチンコ玉を下方に排出する
    流出口を有し、 前記計数機構は、玉皿の流出口より排出されるパチンコ
    玉を計数するものであることを特徴とするパチンコゲー
    ム機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記計数ユニットに、
    玉皿の流出口を開閉するシャッタ部材を設けたことを特
    徴とするパチンコゲーム機。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記計数機構は、 玉皿の流出口からのパチンコ玉を、複数列に整列した状
    態で送る導入径路と、 導入径路の終端に配置され、パチンコ玉の各列に対応し
    て設けられ、パチンコ玉をそれぞれ計数する複数の計数
    センサとを有するパチンコゲーム機。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記導入径路は、パチ
    ンコ玉を、それぞれ一列に整列した状態で送る、複数列
    分の整列レールと、 各整列レールの間に設けられた仕切りガイドとを有する
    パチンコゲーム機。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4において、前記計数
    機構によって計数された玉数を、外部に目視可能に表示
    する持玉表示部をさらに有するパチンコゲーム機。
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