JP4252251B2 - 遊技媒体補給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機、例えばスロットマシンやパチンコ機、及び遊技媒体貸機、例えばメダル貸機や玉貸機のような遊技媒体使用機に、遊技媒体、例えばメダルやパチンコ玉を、自動的に補給する遊技媒体補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機や遊技媒体貸機に貯留されている遊技媒体が減少したときに、遊技媒体を自動的に補給するために、遊技媒体補給装置は使用されている。このような補給装置の一例が、例えば特許第2516492号の明細書及び図面に開示視されている。この技術では、コインの補給を行う遊技機まで所定量のコインを搬送して吐出補給するキャリア装置が、各遊技機の上方に配置されている。キャリア装置には、定量のコインが収納され、コイン不足になった遊技機が不足信号を発生すると、その不足信号を発生した遊技機の位置までキャリア装置が走行し、キャリア装置内のコインを、当該遊技機に補給する。キャリア装置が停止する位置は、補給装置に付属しているテンキーやディップスイッチ等の停止一設定手段によって予め設定されている。停止位置の設定は、キャリア装置が通常停止して、待機している待機位置を基準として、この待機位置から各遊技機までキャリア装置が移動する距離を設定することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この自動補給制御装置では、キャリア装置が停止すべき各停止位置、または待機位置からの移動距離を、複数の遊技機に対応させて、ひとつずつ設定しなければならず、非常に煩雑な設定作業を要することになり、設定ミスも発生しやすい。上記の説明は、遊技機のみが設置されている場合について述べたが、遊技機とともに遊技媒体貸機が設けられている場合には、遊技媒体貸機にも遊技媒体の補給が必要であり、同様な問題が生じる。
【0004】
本発明は、各遊技機や遊技媒体貸機のような遊技媒体使用機までの搬送距離や搬送時間を、簡易な操作で設定できる遊技媒体補給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による遊技媒体補給装置では、遊技媒体使用機の並設方向に沿って遊技媒体を搬送する遊技媒体搬送手段が設けられている。この搬送手段は、搬送した前記遊技媒体を、各遊技媒体使用機に対応して配置された複数の分岐排出手段を介して、前記遊技媒体使用機に補給可能とされている。この搬送手段としては、上面で支持して遊技媒体を搬送する無端状走行体や、前記した従来技術に示したキャリア装置を使用することができる。分岐排出手段は、遊技媒体使用機に対応して設けられている。この遊技媒体搬送手段に前記遊技媒体を遊技媒体供給手段が供給する。遊技媒体供給手段は、例えば一定量ずつ遊技媒体を供給するものが望ましい。前記遊技媒体搬送手段の全長を入力する操作部と、前記分岐排出手段の総数を記憶する手段とが設けられている。更に予め設定された前記各遊技媒体使用機の複数の配列パターンから該当する配列パターンを選択する手段も設けられている。制御手段が遊技媒体搬送手段を制御している。この制御において、入力した前記遊技媒体搬送手段の全長と、選択した前記各遊技媒体使用機の配列パターンと、記憶した前記分岐排出手段の総数とを基に、前記遊技媒体供給手段による遊技媒体の供給位置から補給を行う前記遊技媒体使用機に対応する前記分岐排出手段まで、前記遊技媒体を搬送するのに要する距離または時間を自動的に算出している。遊技媒体使用機として、遊技機のみが使用されている場合、遊技機と遊技媒体貸機とが使用されている場合がある。更に、遊技機と遊技媒体使用機との使用の場合でも、遊技機と遊技媒体貸機とが1対1の関係で使用されている場合や、複数の遊技機に対して1台の遊技媒体貸機が使用されている場合等、種々の配列パターンがある。算出された距離または時間に基づい遊技媒体搬送手段を制御している。
【0008】
このように構成した場合、遊技媒体使用機の配列パターンも考慮して、各遊技媒体使用機に対応する分岐排出手段まで搬送するために必要な距離または時間が自動的に決定され、係員が予め各分岐排出手段までの距離を手動で設定する必要が無く、煩雑な設定作業が不要で、また設定ミスも生じない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施形態の遊技媒体補給装置、例えばメダル補給装置2a、2bは、図2に示すように遊技島4ごとに設けられている。
【0010】
遊技島4は、複数台の遊技媒体使用機、例えば遊技機、具体的にはスロットマシン6を横方向に並設したものである。これらスロットマシン6に挟まれるように、別の遊技媒体使用機、例えば遊技媒体貸出機、具体的にはメダル貸機8が設けられている。メダル貸機8は、1台のスロットマシン6または2台のスロットマシン6に対して1台の割合で設けられている。遊技島4は、図2に示すように両側にスロットマシン6を並べた両島と呼ばれる形態のものと、図示していないが、片側のみにスロットマシン6を並べた片島と呼ばれる形態のものとがある。必要に応じていずれかの形態の遊技島が選択される。パチンコ店では、複数列の遊技島4が設けられることが多い。
【0011】
各遊技島4の一方の端部に、メダル補給装置2a、2bの一方が設けられている。メダル補給装置2aは、メダル計数機10を載置するための載置台12を備えた載置台付きのものであり、メダル補給装置2bは、載置台12を備えていない載置台無しのものである。
【0012】
メダル補給装置2a、2bの前面下部には、下部扉14が設けられている。前面上部には、上部扉16が設けられている。上部扉16の正面上部には、メダル補給装置2a、2bの稼動状況を表示する表示手段、例えば表示ランプ18が設けられている。上部扉16の中段左側には、操作部52に付属する表示装置66を外部から観察するための窓20が設けられている。
【0013】
中央の遊技島4にあるメダル補給装置2bと、その両側の遊技島4にあるメダル補給装置2aとの間には、島渡しコンベヤ22が設けられている。これによって、メダル補給装置2a、2b間でメダルを搬送し、各遊技島4が保有するメダル量をほぼ均等にする。
【0014】
メダル補給装置2aでは、図3に示すように、スロットマシン6とメダル貸機8との下方に、これらの配列方向に沿って回収コンベヤ24が、ほぼ水平に設けられている。回収コンベヤ24は、遊技島4の一端部から他端部まで配置されている。各スロットマシン6からオーバーフローしたメダルは、回収コンベヤ24上に排出され、メダル補給装置2aが配置されている遊技島4の一端部まで搬送される。一端まで搬送されたメダルは、メダル補給装置2aの背面に立設された回収リフト26によって揚送されて、メダル補給装置2a内の下タンク28に投入される。また、遊技者の遊技の結果、スロットマシン4から払い出された賞品であるメダルも、計数機10を経由して下タンク28に投入される。
【0015】
下タンク28に投入されたメダルは、下タンク28の下方に配置された洗浄ユニット30に一定量ずつ投入される。洗浄ユニット30によって洗浄されたメダルは、洗浄ユニット30の背後に立設されたメインリフト32によって揚送されて、メダル補給装置2a内の上タンク34に投入される。上タンク34に投入されたメダルは、上タンク34の下部に設けられた分配装置36によってバケット38または補給リフト40に選択的に払い出される。バケット38は、メダルを収容可能な取っ手付きの容器であって、スロットマシン6やメダル貸機8に手作業でメダルを補給する必要が生じたときに使用するもので、図2に示すようにメダル補給装置2aの側面に設けた扉42を開いて、取り出し可能である。
【0016】
図3に示すように、補給リフト40によって揚送されたメダルは、島渡しコンベヤ22上に放出され、島渡し分岐ユニット43を作動させることによって、隣接するメダル補給装置2bか、または自島4の、遊技媒体供給手段、たとえば補給タンク44に、選択的に搬送される。補給タンク44は、投入されたメダルを貯留すると共に、一定量ずつメダルを補給コンベヤ46に払い出すものである。
【0017】
補給コンベヤ46は、遊技島4において、スロットマシン6及びメダル貸機8の上部に、その配列方向に沿ってほぼ水平に一端部から他端まで配置されている。補給コンベヤ46上には、スロットマシン6及びメダル貸機8に対応させて、ほぼ等間隔に分岐排出手段、例えば分岐ユニット48が配置されている。分岐ユニット48は、作動時に、補給コンベヤ46上を搬送されるメダルを、分岐ユニット48が対応するスロットマシン6またはメダル貸機8に分岐排出する。
【0018】
補給コンベヤ46上には、複数台の中継制御ボックス50が、所定の間隔をおいて配置されている。中継制御ボックス50内には、後述する中継制御部74が設置されている。この中継制御部74は、1台当たり複数台、例えば8台の分岐ユニット48を管理制御する。
【0019】
スロットマシン6やメダル貸機8に排出されずに、補給コンベヤ46の終端(遊技島4の他端)まで搬送されたメダルは、回収コンベヤ24に戻され、再びメダル補給装置2aに向かって搬送される。
【0020】
載置台無しメダル補給装置2bには、載置台12が存在しない点等の相違点がメダル補給装置2aとにあるが、その相違は本願発明と直接に関連しないので、詳細な説明は省略する。
【0021】
いずれのメダル補給装置2a、2bでも、上部扉16を開くと、中段左側に操作部52が設けられている。操作部52は、図4に示すように、操作子群53を有し、更に文字表示可能な表示部、例えば表示装置66を有している。この表示装置66が、上述した窓20から観察可能である。メダル補給装置2a、2bを動作させるために必要な設定を、操作子群53を操作して行う場合、表示装置66の表示を参照しながら行う。また、表示装置66には、メダル補給装置2a、2bの動作状態が随時表示される。
【0022】
図4に示すような制御部68が、各メダル補給装置2a、2bに設けられている。これら制御部68は、自島のスロットマシン6、メダル貸機8およびメダル計数機10からのメダル回収及び補給、洗浄ユニット30によるメダルの洗浄、他の島へのメダル補給などを制御する。制御部68は、CPUやメモリからなる。制御部68は、回収コンベヤ24、回収リフト26、洗浄ユニット30、メインリフト32、分配装置36、補給リフト40、島渡しコンベヤ22、島渡し分岐ユニット43、補給コンベヤ46等の駆動手段からなる駆動手段群70を、これらに設けられたセンサからなるセンサ群72からの信号を受けて、制御する。同時に制御部68は、動作状態を監視し、異常に対する処理も行う。制御部68には、操作部52の操作子群53及び表示装置66が接続され、各種条件の設定やエラーメッセージ等の表示を行う。
【0023】
更に、制御部68は、各中継制御部74と双方向通信を行い、各スロットマシン6及びメダル貸機8へのメダル補給制御を行う。そのため、各中継制御部74には、当該中継制御部74が統括管理するスロットマシン6及びメダル貸機8から、これらのメダルの貯留量が少なくなったときに、補給要求指令、例えばエンプティ信号が供給される。このエンプティ信号を基に、後述するように中継制御部74が統括管理するスロットマシン6及びメダル貸機8に対応する分岐ユニット48の制御が行われる。
【0024】
図5は、メダル補給装置2aの動作を示す状態遷移図である。同図において、メダル供給装置2aに電源が供給されると、イニシャル処理(ステップS2)が実行される。イニシャル処理中に、操作子群53の所定のスイッチが操作されると、動作確認処理(ステップS4)が実行される。これら処理は、本願発明に直接に関連しないので、詳細な説明は省略する。
【0025】
イニシャル処理に続いて、初期設定処理(ステップS6)が実行される。この初期設定処理では、操作子群53と表示装置66とを使用して、中継制御部74の設定、補給枚数の設定、補給タンク44から各分岐ユニット48までの距離または時間の設定等が行われる。
【0026】
中継制御部74は、遊技島4の両側にある同一台数、例えばそれぞれ8台、合計16台のスロットマシン6及びメダル貸機8を管理可能であるので、上記中継制御部74の設定では、各中継制御部74が管理するスロットマシン6及びメダル貸機8の識別番号とその配置が設定される。
【0027】
上記補給枚数の設定では、1回の補給処理で、スロットマシン6及びメダル貸機8に補給されるメダル枚数が設定される。制御部68は、設定された補給枚数のメダルを補給タンク44から補給コンベヤ46に払い出す。
【0028】
また、各スロットマシン6や各メダル貸機8にメダルを補給するためには、補給タンク44から各スロットマシン6や各メダル貸機8に対応する各分岐ユニット48までの距離を設定する必要がある。この距離の設定としては、補給コンベヤ46の長さL(図1(a)乃至(c)参照)を基に自動的に設定する自動設定と、1台1台個別に設定する手入力設定とがあり、これらのいずれによって設定するかの選択が、この初期設定によって行われる。また、自動設定が選択された場合、後述する配列パターンの選択、補給コンベヤ46の長さの入力が、この初期設定によって行われる。
【0029】
この初期設定処理が終了すると、待機中処理(ステップS8)に移行する。この待機中処理では、制御部68は、回収リフト26を動作させ、回収リフト26が正常に動作していると、回収コンベヤ24を動作させる。そして、状況の変化に応じて、洗浄処理(ステップS10)、バケット払い出し処理(ステップS12)、補給タンク補充処理(ステップS14)、補給処理(ステップS16)、島渡し処理(ステップS18)、係員操作処理(ステップS20)、停止処理(ステップS22)のいずれかを実行する。
【0030】
なお、メダル補給装置2bでは、洗浄ユニット30を有しないので、洗浄処理が実行されない。また、遊技島4同士のメダルの受け渡しは、メダル補給装置2aにおいて制御するので、島渡し処理もメダル補給装置2bでは実行されない。後は、メダル補給装置2bでも、メダル補給装置2aと同一の処理が行われている。
【0031】
これら各処理のうち、本発明に直接関連するのは、補給処理であるので、これについて説明し、他の処理についての説明は省略する。なお、ステップS20の係員操作処理は、初期設定処理において行った設定を、メダル補給装置4a、4bを稼動させた後に、変更する必要が生じた場合に行うものである。
【0032】
スロットマシン6及びメダル貸機8には、メダルの貯留量を検出するセンサが設けられており、貯留量が予め定めた量よりも少なくなると、エンプティ信号をスロットマシン6、メダル貸機8が、対応する中継制御部74に送信する。中継制御部74は、これを制御部68に送信する。制御部68は、待機中処理の状態において、エンプティ信号を受信すると、補給処理(ステップS16)を実行する。
【0033】
補給処理(ステップS16)では、補給コンベヤ46を動作させ、その後に補給タンク44内の所定量のメダルを補給コンベヤ46に排出させる。エンプティ信号を発信したスロットマシン6またはメダル貸機8にメダルが到達するのに必要な距離だけ補給コンベヤ46が走行する時間より若干短い時間の経過後に、エンプティ信号を発信したスロットマシン6またはメダル貸機8に対応する分岐ユニット48を駆動し、当該スロットマシン6またはメダル貸機8にメダルを補給する。上記時間の経過後に補給コンベヤ46を停止させる。
【0034】
このようにメダルの補給を行うには、補給タンク44から払い出されたメダルが、補給コンベヤ46によって、目的のスロットマシン6またはメダル貸機8に対応する分岐ユニット48まで搬送される必要がある。そのために、初期設定に関連して述べたように、排出タンク44から各分岐ユニット48までの距離を設定する必要があり、この設定には、自動設定と手入力設定とがある。
【0035】
自動設定では、補給コンベヤ46の長さLを操作部52によって入力することによって、既に記憶している分岐ユニット48の数や、スロットマシン6やメダル貸機8の配列パターンから、分岐ユニット48間の距離を概算する。これによって、分岐ユニット48の間隔を一台ずつ入力する手間を省くことができる。
【0036】
手入力設定は、各分岐ユニット48ごとに1台前の分岐ユニット48からの距離を操作部52によって入力するものである。これは、分岐ユニット48が不規則な間隔で配置されている場合に対応するためのものである。これら2つの設定方法がメダル補給装置2a、2bにおいて採用されているのは、メダル補給装置2a、2bが設置される遊技島4の構成が、必ずしも図2に示したような構成に定まっていないからである。
【0037】
遊技島4におけるスロットマシン6やメダル貸機8は、特定の配列パターンで配列されることが多い。例えば図1(a)に示すように、スロットマシン6を等間隔で配列する場合や、同図(b)に示すように2台のスロットマシン6の間に1台のメダル貸機8を配置した組み合わせを基本パターンとして、複数の基本パターンを並べたものや、図示していないが、1台のスロットマシン6と1台のメダル貸機8との組み合わせを基本パターンとして、複数の基本パターンを並べたものがある。
【0038】
このように規則的に配列されたスロットマシン6やメダル貸機8の上方に設けられる分岐ユニット48は、補給コンベヤ46上に等間隔に配置することができる。図1(b)に示すように2台のスロットマシン6の間に1台のメダル貸機8を配置した基本パターンを用いるものでは、分岐ユニット48とスロットマシン6、メダル貸機8の設置位置には、ずれが生じる。しかし、各分岐ユニット48からスロットマシン6やメダル貸機8に、メダル流下用の可撓性ホース(図示せず)を設けて、このホースの取付姿勢を調整することによって、設置位置のずれは吸収できる。
【0039】
図1(a)に示すようなスロットマシン6のみを配列した配列パターンでは、遊技島4に、例えば片側に6台、両側合計12台のスロットマシン6が並列されている。遊技島4の一端にメダル補給装置2aまたは2bが配置され、スロットマシン6の並設方向に沿って補給コンベヤ46が配置されている。メダル補給装置2aまたは2bの補給タンク44から補給コンベヤ46上に一定量のメダルが、補給要求があったときに払い出される。補給コンベヤ46上には、上述したように分岐ユニット48が各スロットマシン6にそれぞれ対応して等間隔に配置されている。遊技島4は両島であり、配列方向の両側に対応して存在する1対のスロットマシン6に1台の分岐ユニット48が対応し、この分岐ユニット48は、1対のスロットマシン6の一方に選択的にメダルを分岐補給することができる。
【0040】
このパターンでは、補給コンベヤ46の長さLが判明していると、分岐ユニット48の総数は、中継制御部74に対する設定によって分かっているので、補給タンク44から各分岐ユニット48までの距離を、制御部68において自動的に算出できる。例えば補給タンク44に最も近い分岐ユニット48までの距離d1は、分岐ユニット48間の距離d2の1/2であることは事前に分かっているので、補給コンベヤ46の長さLと分岐ユニットの総数である6とによって、d1がL/12、d2がL/6と算出でき、これを基に各分岐ユニット48の位置を算出できる。
【0041】
例えばメダル補給装置2aまたは2bから見て2番目の位置にあるスロットマシン6がエンプティ信号を発生すると、移動距離としてd1+d2(=3L/12)と決定する。そして、補給コンベヤ46が一定速度Vで走行するので、補給コンベヤ46を走行させる時間tは、(3L/12)/Vと算出でき、この時間tから、補給コンベヤ46を走行させる時間や、分岐ユニット48を駆動するタイミングを算出する。
【0042】
図1(b)に示す2台のスロットマシン6の間に1台のメダル貸機8が配置された基本パターンが3回繰り返される配列パターンの場合、補給タンク44から最も近い分岐ユニット48までの距離d1が、分岐ユニット48間の距離d2の1/2と予め判明しているので、補給コンベヤ46の長さL、分岐ユニット48の総数9とから、d1=L/18、d2=L/9が算出でき、上述したのと同様にして、エンプティ信号を発生したスロットマシン6またはメダル貸機8に対応する分岐ユニット48までの補給タンク44からの距離が算出でき、補給コンベヤ46の走行時間や分岐ユニット48の駆動タイミングも算出できる。
【0043】
図1(a)に示すようなスロットマシン6のみを等間隔に配置した配列パターンをパターンAとし、図1(b)に示すような2台のスロットマシン6間に1台のメダル貸機8を配置した基本パターンを繰り返す配列パターンをパターンBとし、図示していない1台のスロットマシン6と1台のメダル貸機8とを配置した基本パターンを繰り返す並列パターンをパターンCとして、制御部68に予め設定しておく。そして、自動設定の場合、例えば、初期設定処理(ステップS6)において、これら配列パターンのうち遊技島4が該当する配列パターンを選択し、補給コンベヤ46の長さLを設定すれば、エンプティ信号を発生する分岐ユニットまでの距離または時間を、上述したようにして算出することができる。
【0044】
図1(a)、(b)のパターンでは、分岐ユニット48は、全て等間隔に配置されている。しかし、同図(c)に示すように、スロットマシン6とメダル貸機8の配列パターンは同図(b)の場合と同様であるが、分岐ユニット48が等間隔に配置されていない場合でも、自動的に補給タンク44からの距離または時間を算出することができる。即ち、図1(c)から明らかなように、スロットマシン6の幅は規格化されており、いずれのスロットマシン6においても同一であり、同様にメダル貸機8の幅もいずれも同一である。例えばスロットマシン6の幅は、メダル貸機8の4倍に設定されている。各分岐ユニット48は、スロットマシン6、メダル貸機8それぞれの幅方向の中央に配置されている。制御部68には、上記スロットマシン6とメダル貸機8の幅の関係も予め記憶させておく。そして、初期設定において、配列パターンとしてパターンCを選択し、補給コンベヤ46の長さLを設定すると、分岐ユニット48の全数も予め制御部68に設定されているので、補給タンク44から最も近い分岐ユニット48までの距離d1は4L/54と、スロットマシン6とメダル貸機8とが隣接している箇所の分岐ユニット48の距離d2は5L/54と、スロットマシン6同士が隣接している箇所の分岐ユニット48同士の距離d3は8L/54と計算できる。
【0045】
補給コンベヤ46の全長Lが、6台のスロットマシン6と3台のメダル貸機8との幅を併せたものに相当し、スロットマシン6の幅はメダル貸機8の幅の4倍であるので、メダル貸機8の幅はL/27、スロットマシン6の幅は4L/27である。d1は、スロットマシン6の幅の1/2に相当するので、4L/54である。d2は、スロットマシン6の幅の半分(4L/54)とメダル貸機8の幅の半分(L/54)とを加算したものであるので、5L/54である。d3は、スロットマシン6の幅の半分同士を加算したものであるので、8L/54となる。
【0046】
例えば補給タンク44から見て3番目の遊技媒体使用機であるスロットマシン6からエンプティ信号が発生すると、このスロットマシンに対応する分岐ユニット48までの補給タンク44からの距離はd1+d2+d2によって算出することができる。
【0047】
このように、配列パターンを選択し、補給コンベヤ46の長さを設定すると、エンプティ信号を発生したスロットマシン6またはメダル貸機8までの距離または搬送時間が自動的に演算されるので、分岐ユニット48ごとに距離を設定する必要が無い。
【0048】
なお、メダル補給装置2a、2bが設置される遊技島4における配列パターンが予め決定されている場合には、配列パターンの選択は不要であり、補給コンベヤ46の長さを設定するだけでよい。
【0049】
上記の実施の形態及びその変形例では、遊技機としてスロットマシン6を使用したが、これに限ったものではなく、パチンコ機を使用することもできる。この場合、メダル貸機8に替えて、パチンコ玉貸機が使用される。また、上記の実施の形態及びその変形例では、遊技島4には、スロットマシン6とメダル貸機8とを混在させたが、これに限ったものではなく、スロットマシン6またはパチンコ機だけが設置されることもある。
【0050】
上記の実施の形態及びその変形例では、遊技媒体搬送手段として補給コンベヤ46を採用したが、所定量のメダルを搬送して吐出するキャリア装置を遊技媒体搬送手段として採用してもよい。この場合、分岐排出手段は、各遊技媒体使用機に対応して設けられるメダルの排出口となる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、各遊技媒体使用機用の分岐排出手段までの搬送時間または搬送距離を分岐排出手段ごとに設定する必要が無く、自動的に算出されるので、設定に要する係員の労力を低減することができると共に、設定ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のメダル補給装置が設置される遊技島に置けるスロットマシンやメダル貸機の配列パターンである。
【図2】図1のメダル補給装置を備えた遊技島の斜視図である。
【図3】図2の遊技島のうち載置台付きメダル補給装置を備えたものの縦断側面図である。
【図4】図1のメダル補給装置のブロック図である。
【図5】図1のメダル補給装置の状態遷移図である。
【符号の説明】
2a 2b メダル補給装置
6 スロットマシン(遊技媒体使用機)
8 メダル貸機(遊技媒体使用機)
44 補給タンク(遊技媒体供給手段)
48 分岐ユニット(分岐排出手段)
68 制御部(制御手段)

Claims (1)

  1. 遊技媒体使用機の並設方向に沿って遊技媒体を搬送すると共に、搬送した前記遊技媒体を、前記各遊技媒体使用機に対応して設けた複数の分岐排出手段を介して、前記各遊技媒体使用機に補給可能とした遊技媒体搬送手段と、
    この遊技媒体搬送手段に前記遊技媒体を供給する遊技媒体供給手段と、
    前記遊技媒体搬送手段の全長を入力する操作部と、
    予め設定された前記各遊技媒体使用機の複数の配列パターンから該当する配列パターンを選択する手段と、
    前記分岐排出手段の総数を記憶する手段と、
    入力した前記遊技媒体搬送手段の全長と、選択した前記各遊技媒体使用機の配列パターンと、記憶した前記分岐排出手段の総数とを基に、前記遊技媒体供給手段による前記遊技媒体の供給位置から補給を行う前記遊技媒体使用機に対応する前記分岐排出手段まで、前記遊技媒体を搬送するのに要する距離または時間を自動的に算出し、算出された距離または時間に基づいて前記遊技媒体搬送手段を制御する制御手段とを、
    具備する遊技媒体補給装置。
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