JP2006034909A - メダル循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機島の高さを低く抑えることができるコンパクトなメダル循環装置を提供する。
【解決手段】 メダル循環装置の主要部は、遊技機10よりオーバーフローして回収されたメダルを貯留する回収タンク21と、回収タンク21内のメダルを搬送する傾斜コンベア23と、搬送されたメダルを揚送する回収リフタ30と、揚送されたメダルを受容して洗浄するメダル洗浄装置40と、洗浄されたメダルを貯留するメインタンク50と、メインタンク50より払い出されたメダルを揚送する補給リフタ60とによって構成されて遊技機島10の一端に配置されるとともに、補給リフタ60は、回収リフタ30より高さが高く構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機島に配設される紙幣搬送装置によって搬送された紙幣を収納するスタッカの設置位置と関連させて、遊技機島の同一端に主要機能を集中的に配設することが可能となるように構成したメダル循環装置に関する。
遊技媒体を使用してゲームを行なう遊技機では、ゲームの進行を妨げず、しかも人手の介在を極力省くようにするために、遊技機島の中で常に遊技媒体が循環するようにした遊技媒体循環装置が採用される。この遊技媒体循環装置に、遊技媒体を清潔に保って遊技客に不快感を与えないようにするための遊技媒体洗浄装置を組み込んだり、遊技機島に、投入紙幣を搬送して収納する紙幣搬送装置を組み込んだりすると、そのままでは、大がかりな装置となってしまう。このような問題の解消を図るために、従来から、小さくまとまった装置とする努力がなされてきた。
スロットマシンのようなメダルを使用する遊技機についてみると、メダル洗浄装置および紙幣搬送装置が組み込まれた従来の遊技機島の一例として、特許文献1に開示されたものが挙げられる。この特許文献1によれば(なお、「コイン」とあるのはすべて「メダル」と読み替える。)、遊技機島の一端に、メダル計数機,メダル洗浄機,メダルタンク,リフタ装置などがまとめて配設されている。遊技機島中には、メダルゲーム機およびメダル交換機にメダルを補給する配送コンベアとメダルを回収する回収コンベアとが架設されて、メダル循環経路を構成している。さらに、遊技機島中には紙幣搬送機が架設されており、該紙幣搬送機のスタッカ装置が、遊技機島のもう一方の端に配設されている。
特開平7−624号公報(図1参照)
最近は、遊技機島の高さを低く抑えることにより遊技客が受ける圧迫感を減少させ、明るく見通しのよい遊技ホールを提供したいというホール店からの要望が高い。また、見通しがよくなることは、防犯の面からも有効である。そして、このような要望に応えるために、メダルの補給コンベアや紙幣搬送装置などの個々の装置について、小型・薄型に改良されたものが開発され、もって高さが低く抑えられた遊技機島の実現が図られてきた。
本発明の目的は、メダル循環装置におけるメダルの回収と補給の主要な機能が遊技機島の一端に集中して配置されていること、しかもその中にはメダル洗浄装置が含まれたものであること、さらに紙幣搬送装置におけるスタッカの配置スペースも遊技機島の同一端に確保されることを満足したうえで、このメダル循環装置が全体としてコンパクトにまとまったものとなっていることにある。
本発明は、上記の如き課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載のメダル循環装置は、横並びに並列された複数の遊技機と、これらの遊技機の間に適宜配置されたメダル貸出機とによって構成される遊技機島には、オーバーフローするメダルを回収するための回収コンベアと、前記遊技機および前記メダル貸出機にメダルを配給するための補給コンベアとが架設されてなるメダル循環装置において、前記遊技機島の一端には、少なくとも、前記回収コンベアによって搬送されるメダルを貯留する回収タンクと、前記回収タンクに貯留されたメダルを搬送する傾斜コンベアと、前記傾斜コンベアによって搬送されたメダルを揚送する回収リフタと、前記回収リフタによって揚送されたメダルを受容して洗浄するメダル洗浄装置と、前記メダル洗浄装置より排出されるメダルを貯留するメインタンクと、前記メインタンクより払い出されるメダルを揚送する補給リフタとによって構成されるメダル循環装置の主要部が配置され、前記補給リフタは、前記回収リフタより高さが高く構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のメダル循環装置において、前記回収タンクと前記傾斜コンベアとは、前記メダル循環装置のその余の主要部を収容させた前記筐体の外に配設されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のメダル循環装置において、前記メダル循環装置の主要部は、前記回収リフタに相応する高さに形成した筐体に収容されるとともに、該筐体の上方に、紙幣搬送装置によって搬送される紙幣を収納するスタッカが配置されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のメダル循環装置において、前記補給リフタと前記補給コンベアとの間には、前記補給リフタから前記補給コンベアへの投入口へとメダルを搬送するためのリフタコンベアが介装されるとともに、前記リフタコンベアに設けられる前記補給コンベアへのメダルの落下口となる開口の位置が、変更可能に構成されていることを特徴とする。
このメダル循環装置において、遊技機よりオーバーフローするメダルを回収して貯留する回収タンクが、補助タンクとしての役割りを負って、遊技機島全体のメダルの数量が多少なりとも多く確保されるようになっている。また、この回収タンクは、傾斜コンベアと共に遊技機列の下部に設置することにより、空きスペースを有効利用するようにしているので、これらを除くメダル循環装置の主要部を収容する筐体を一層コンパクトに設計することができるようになる。
さらに、筐体内におけるメダルの流れも、コンパクト化に沿う経路となるように構成されている。すなわち、回収リフタによって揚送されたメダルが落下していく過程で、メダルに対して洗浄および脱水が施され、その後メインタンクに貯留され、補給要求がなされたときには、メインタンクから遊技機やメダル貸出機に補給される構成となっている。そして、回収リフトについては、補給リフトよりも高さの低い構造としつつ、メダルの流れが途絶えることのない経路を構成している。筐体の高さは、高さの低い回収リフトに合わせるように設定することにより、高さの抑制された筐体を実現させている。
紙幣を収容するスタッカは、筐体の上方に配置される状態で配設されるので、もともとコンパクトな筐体の上に置かれたものであるから目障りとならず、もって圧迫感が小さく、見通しに優れる遊技機島が提供できるようになる。また、メインタンクに対するメダルの補充作業や、スタッカに収容された紙幣の回収作業などが、遊技機島の片側にて行なうことができるので、遊技ホールの店員による作業性の改善が図られる。また、主要な機能が遊技機島の一端に集約されているので、不正に対する防犯カメラや店員による監視の目が行き届きやすくなる。
リフタコンベアは、従来よりも狭小に設計されて自由度の制限された筐体の中で、メダルの流れが継続的な経路を形成するように介装させたものである。また、リフタコンベアには、メダルの落下口となる開口の位置を移動することのできる変更手段を設けたことにより、遊技機島中に架設される補給コンベアの設置位置の相違に自在に対応することが可能となる。
次に、本発明の最良の実施形態について、遊技機から排出されるメダルの流れを追って図を参照しながら説明する。図1は、本発明のメダル循環装置が組み込まれた遊技機島の一端を示す正面図、図2は、図1における補給リフタを取り除いた状態の図、図3は、図1に示した遊技機島の左側面図、図4は、図3に示した遊技機島の平面図、図5は、メダルの流れを説明するための図である。また、図6および図7は、リフタコンベアを表わす図である。
まず、図1〜図5において、遊技機島10には、横並びに並列された複数の遊技機11と、これらの遊技機11の間に適宜配置され、多くの場合は遊技機11の台間ごとに配置されるメダル貸出機12とが備わっている。ここで、遊技機11は、遊技媒体であるメダルを投入することによってゲームが行なわれる機械であり、メダル貸出機12は、遊技客が投入した金額に応じてゲームを行なうためのメダルの払出しを受ける機械である。それゆえ、遊技機11の内部には、ゲームに入賞して払い出されるメダルが貯留され、メダル貸出機12の内部には、貸し出しのためのメダルが貯留されている。遊技機島10の両端部には、遊技機島10の枠体を支えるツマ板13が立設されている。
遊技機11には、入賞したときに払い出すためのメダルを貯溜するホッパータンク(図示せず)が内装されている。しかしながら、払い出すメダルよりも投入されるメダルの数量が多いと、ホッパータンクに貯留しきれなくなって、遂にはホッパータンクから溢れる結果となる。溢れ出たメダルは、オーバフロー接続樋を通じてオーバフロータンク(図示せず)に流出される。遊技機島10にメダル循環装置が組み込まれている場合には、オーバフロータンクの底面に設けた開口を介して、矢印Aの如く、遊技機11の外へと落下するように形成されている。
遊技機島10の下部には、その長手方向に沿って回収コンベア20が架け渡され、ベルト搬送すべく常時一定の方向に向かって作動している。各遊技機11においてオーバーフローして落下したメダルは、回収コンベア20によって受け止められ、矢印Bの如く、遊技機島10の一端に向けて搬送される。回収コンベア20の搬送方向先端部下方には回収タンク21が設置され、矢印Cの如く、搬送されてきたメダルは、回収タンク21の中へと収容される。
回収タンク21の内部には、2つの貯留センサ22が、異なる高さ位置に装着されている。これらの貯留センサ22には、たとえば通電センサが用いられる。この他に、重量センサや位置センサ等を利用することもできる。通電センサは、金属製のメダルがセンサの高さを超えて貯留された場合には、水平方向に対向させて配置した2つの電極の間が、蓄積されたメダル自身によって通電状態となり、逆に貯留するメダルの数量が少ない場合には断線状態となることを利用して、メダルの有無を判断するものである。なお、回収タンク21の下方には、傾斜コンベア23の後端部が配置されている。
2つの貯留センサ22のうちで、回収タンク21の下位に装着される貯留センサ22aは、貯留するメダルの存在の有無を検知するものであり、遊技機島10の全体のメダル処理能力との兼ね合いの中で、装着位置が設定される。ここでは、比較的下部の位置が選定されている。この貯留センサ22aによる検知情報に従って、傾斜コンベア23が起動するようになっている。なお、傾斜コンベア23の起動時には、これに先行する形で、後述する回収リフタ30が作動している状態となるように制御されている。さらに、回収リフタ30の起動時には、これに先行する形で、後述するメダル洗浄装置40が作動状態にあるように制御されている。
2つの貯留センサ22のうちで、回収タンク21の上位に装着されるもう一つの貯留センサ22bは、メダル詰まりなどに起因して異常に増加したメダルの貯留量の発生を検知するものである。このようなときには、たとえば表示手段を通じてメダルが満杯に近づいていることを店員に報知するなどして、問題点の解消を促す。
傾斜コンベア23の作動に伴って、回収タンク21に貯留されているメダルは、矢印Dの如く、傾斜コンベア23によってその先端に向かって搬送される。遊技機島10の同一端には、本メダル循環装置における主要部から、回収タンク21と傾斜コンベア23とを除く以下に順次説明する主要部を収容する筐体14が置かれている。そして、傾斜コンベア23の先端部は、この筐体14の中を覗くように形成されている。搬送されたメダルは、矢印Eの如く、傾斜コンベア23の先端部から落下して、回収リフタ30へと回収リフタ投入樋31を介して送り込まれる。
回収リフタ30の外郭は角筒32状に形成され、筐体14の内部に立設されている。角筒32の内部には、上端から下端に架け渡されたコンベアベルト33が装備されて、一定の方向に周回するよう構成されている。コンベアベルト33には、その外周面に対して垂直方向に突出するバケット34が設けられている。このバケット34は、コンベアベルト33の長さ方向に沿って一定の間隔をおいて設けられており、角筒32によって囲まれる部分とでもってカップ状の空間を形成している。
傾斜コンベア23より回収リフタ投入樋31を通じて送り込まれたメダルは、回収リフタ30の底部に形成されているメダル溜り35よりバケット34によって掻き揚げられ、角筒32との間に形成されたカップ状の空間に保持されながら、矢印Fの如く、真上に向かって揚送される。そして、コンベアベルト33が最上点を越えて方向転換する地点で、メダルは、自然落下によりバケット34から吐き出される。吐き出されたメダルは、矢印Gの如く、洗浄機投入樋36を通じてメダル洗浄装置40に送り込まれる。
本実施例において、メダル洗浄装置40は、湯洗式のメダル洗浄機41とローラー式の脱水機42とによって構成されたものを採用している。また、脱水機42は、脱水コンベア43と脱水ローラー44とによって構成されたものである。また、メダル洗浄機41には洗浄ドラム45が備わっている。メダル洗浄装置40内のメダルは、まず、この洗浄ドラム45に送り込まれる。洗浄ドラム45は円筒状をなす筒体であって、筒体が横置き状態にされて、その軸心を中心としてモータ駆動によって回転するように構成されている。筒体の内周面には、円周方向に一定の間隔をおいて送りプレートが取り付けられて、側面視において放射状をなす突状片を形成している。
メダルは、洗浄ドラム45に浸入させた洗浄液とともに回転し、送りプレートによって攪拌されながら排出口に移動する。この攪拌と移動の過程で、メダルに付着する汚れが洗い流される。そして、矢印Hの如く、排出口より脱水コンベア43へと排出される。排出されたメダルは、矢印Iの如く、脱水コンベア43に載って水切りされながら搬送され、矢印Jの如く、脱水ローラー44に投下される。脱水ローラー44には、対にして並べられた吸水ローラーが複数組組み込まれ、モータ駆動により、対となった吸水ローラー同士の接触点において、メダルを引き込むような方向に、それぞれが逆回転となる回転を与えられている。なお、筐体14の底部には、水サブタンク46が備えられて、洗浄液の不足を予防している。
吸水ローラーは、たとえばスポンジゴムやフェルト繊維のような吸水性と弾力性とを備えた材料で構成される軟質多孔状の弾性部材を外周に被覆して形成されたものである。メダルに残っている洗浄液は、対となった吸水ローラーに挟持されながら通過する過程で拭き取られる。そして、矢印Kの如く、メインタンク50に投下される。
メダル洗浄装置40は、回収タンク21の下位に装着された貯留センサ22aによってメダルの貯留が検知され、かつ、後述するメインタンク50に装着される2つの貯留センサ51のうち、上位に装着される貯留センサ51bによって、タンク内が満杯の状態にないことが検知されている状態で作動するように制御されている。
メインタンク50は、本メダル循環装置において最も多量にメダルを貯留するためのタンクである。そして、このメインタンク50の内部にも、回収タンク21と同様の通電センサからなる貯留センサ51が、上下の2ヶ所の位置に装着されている。そのうち、上位に装着される貯留センサ51bは、タンク内が満杯に近い状態にあるか否かを報知するためのセンサである。満杯に近いことを検知したときには、たとえば表示手段によって店員に報知するなどして、問題点の解消を促す。そのため、メインタンク50下部にはシャッター52が取り付けられている。シャッター52を開けることによって、手作業にてメダルを抜き取ることができる。
メインタンク50の下位に装着された貯留センサ51aは、メダルの不足状態を検知するものであり、不足が検知されたときは、たとえば表示手段によってメダルが不足していることを店員に報知するなどして、問題点の解消を促す。そのため、メインタンク50には、補充扉53が上開きに開閉自在に取り付けられ、手作業にてメダルを補充することができるようになっている。
メインタンク50の下方には、遊技機11またはメダル貸出機12からの補給要求信号に従って起動するメインタンクコンベア54が水平に配設されている。メインタンクコンベア54の起動に伴って、矢印Lの如く、メインタンク50に貯留されたメダルが水平搬送される。そして、矢印Mの如く、補給リフタ60へと補給リフタ投入樋61を通じて送り込まれ、メダル溜り35に貯留される。なお、補給リフタ60は、このメダル循環装置の主要部を収容する筐体14の内部にあって、回収リフタ30と向き合った反対位置に立設されたものである。また、補給要求信号が発信された場合には、メインタンクコンベア54のみならず、以下に述べる補給コンベアまでの総ての装置が作動状態に入る。
補給リフタ60は、既述した回収リフタ30と同じ構造を有するものである。ただし、メダルの経路を連続して構成できるように、補給リフタ60の高さは、回収リフタ30の高さより高く形成されている。従って、補給リフタ60は、ちょうど回収リフタ30を収納できるだけの高さに設定して、コンパクトなサイズとすることを狙いとした筐体14の天板15から、上に突出した形に形成されることになる。
補給リフタ60の上端部には、リフタコンベア投入樋62が隣接されている。メダル溜り35に貯留されたメダルは、バケット34によって掻き集められて、矢印Nの如く、真上に向かって揚送され、コンベアベルト33が最上点を越えて方向転換する地点で、自然落下によりバケット34から吐き出される。吐き出されたメダルは、矢印Oの如く、リフタコンベア投入樋62を通じてリフタコンベア70に送り込まれる。
リフタコンベア70は、筐体14内の最上部に設置されている。補給リフタ60より投下されたメダルは、矢印Pの如く、一定方向に向かって水平搬送される。そして、搬送途中に開設された開口71を通じて、外部に排出される。
ここで、リフタコンベア70の概要について、図6を参照しながら説明する。本図において、駆動モータ72が回転駆動することによって、水平に架け渡されたコンベアベルト73の上面が矢印Pの方向に移動している。補給リフタ投入樋63を介して投下されたメダルは、コンベアベルト73上面の一端部に載置されて、他端に向かって水平搬送される。コンベアベルト73上面の途中には、メダルの行く手を阻む遮蔽板74が進行方向に対して斜めに傾いて取り付けられている。メダルは、遮蔽板74の傾斜面に阻止され、リフタコンベア70の一側面に押しやられる。開口71は、遮蔽板74の取り付け位置に対応して該一側面に設けられるもので、一側面に押しやられたメダルは、ついに開口71からリフタコンベア70の外に排出される。
開口71より排出されるメダルは、後述する補給コンベア80への補給用として排出されるものである。そのために、開口71は、遊技機島10における補給コンベア80の設定位置の相違に対応できるように、取り付け位置を変更することができるようになっている。これに伴って、遮蔽板74についても、リフタコンベア70の両側面に一列に穿設させた複数のボルトの締め付け穴の位置を選択することによって、取り付け位置が変更できるように形成されている。
開口71の位置の変更手段としては、たとえば、開口71が開設される側にあるリフタコンベア70の一側面に比較的長めとなる切欠75を設けて、これを3枚のプレートによって塞ぐという方法がとられる。3枚のプレートのうちの1枚は、開口71を有する開口プレート76aであり、残りの2枚は、長さの異なる調整プレート76b,76cである。図6では、この図の左から順に短い調整プレート76b、開口プレート76a、長い調整プレート76cと並べて組み合わせた構成としている。
図7は、他の実施例を示すもので、この図の左から短い調整プレート76b、長い調整プレート76c、開口プレート76aという順に並べて、図6とは異なる位置に開口71を設けたものである。これに合せて、遮蔽板74の取り付け位置も、変更されている。そして、このような3枚のプレート76の組み合わせによる方法を採用した場合は、その並べ順によって、4つの異なる開口71の位置を得ることができるようになる。4つの組み合わせでもって、遊技機島10における補給コンベア80の設定位置の相違に対して、実用上十分に対応することが可能となる。
次に、開口71より排出されたメダルは、矢印Qの如く、開口71に対応して設置した補給コンベア投入樋77を介して、補給コンベア80の一端に投下される。補給コンベア80は、遊技機11列の背面側に遊技機島10を水平に貫いて設置されるもので、長さの長いコンベアベルト81に弛みが生じないように緊張手段82によってテンションを付加された状態で架け渡されている。補給コンベア80の一端に投下されたメダルは、コンベアベルト81の上面に載置されて、遊技機島10の他端に向かって搬送される。
補給コンベア80には、各遊技機11および各メダル貸出機12のホッパータンクに連絡する投入樋へのメダルの投入口となる開口83が、それぞれに対応させて開設されている。開口83には、補給シュート84が付設されている。
補給シュート84は、ソレノイドによって梃子のように回動するアームの先端部に、遮蔽板85が組み込まれたものである。遊技機11またはメダル貸出機12からメダルの補給要求がなされた場合に、ソレノイドが作動して梃子が回動し、遮蔽板85が、メダルの進行方向を斜めに塞ぐようにしてコンベアベルト81の上面に降りてくる。また、これと同時に、梃子の回動と連動して開くように構成した開口83の蓋が開扉する。そして、搬送中のメダルは、斜めに降りてきた遮蔽板85に行く手を阻まれ、補給シュート84の一側面に押しやられ、ついには、矢印Rの如く、開口83よりホッパータンクに向かって排出される。
両面形式の遊技機島10の場合には、補給シュート84の遮蔽板85の向きによって、メダルは、左右に振り分けられて補給される。補給に利用されないまま最後まで残ったメダルは、補給コンベア80の終端より落下して、回収コンベア20に回収される(図示せず)。このようにして、本メダル循環装置におけるメダルの循環経路が完結している。
一方、遊技機島10には、紙幣搬送装置90が、遊技機島10を貫いて水平に架け渡されている。紙幣搬送装置90は、ゲームを行なうための紙幣を受入れて投入金額に相当するメダルの貸出しをメダル貸出機12に指令する機能を備えている。遊技客によって投入された紙幣は、紙幣搬送装置90によって、メダル循環装置の主要部を収容する筐体14の設置された遊技機島10の一端と同じ側に搬送される。そして、筐体14の天板15に載置またはツマ板13に固定されたスタッカ91に収納される。
以上のように構成されたメダル循環装置は、筐体14がコンパクトに形成されているので、その上方にスタッカ91が配置されたのちも、コンパクトな構成であることに変わりはなく、全体として背が低くて見通しに優れる遊技機島10が出現する。しかも、遊技機島10の同一端にメダル循環装置とスタッカ91とが集中して設置されているので、両端に振り分けて設置したものよりも遊技機島10の全長が短く、省スペースとなっている。また、同一端に主要な機能が集中しているので、遊技ホールの店員による作業性が向上し、防犯上でも効果的である。
本発明のメダル循環装置の構成を説明するための一部正面図である。 図1より補給リフタを取り去った図である。 図1の左側面図である。 図3の平面図である。 メダルの流れを説明するための図である。 本発明のリフタコンベアを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)はその左側面図、(d)は背面図である。 本発明のリフタコンベアの他の実施例を示し、(a)は図6の平面図、(d)は図6の背面図に相当する。
符号の説明
10 遊技機島
11 遊技機
12 メダル貸出機
14 筐体
20 回収コンベア
21 回収タンク
23 傾斜コンベア
30 回収リフタ
31 回収リフタ投入樋
36 洗浄機投入樋
40 メダル洗浄装置
41 メダル洗浄機
42 脱水機
50 メインタンク
54 メインタンクコンベア
60 補給リフタ
61 補給リフタ投入樋
62 リフタコンベア投入樋
70 リフタコンベア
71 開口
74 遮蔽板
75a 開口プレート
75b,75c 調整プレート
77 補給コンベア投入樋
80 補給コンベア
84 補給シュート
90 紙幣搬送装置
91 スタッカ
A〜R メダルの流れを示す矢印

Claims (4)

  1. 横並びに並列された複数の遊技機と、これらの遊技機の間に適宜配置されたメダル貸出機とによって構成される遊技機島には、オーバーフローするメダルを回収するための回収コンベアと、前記遊技機および前記メダル貸出機にメダルを配給するための補給コンベアとが架設されてなるメダル循環装置において、
    前記遊技機島の一端には、少なくとも、前記回収コンベアによって搬送されるメダルを貯留する回収タンクと、前記回収タンクに貯留されたメダルを搬送する傾斜コンベアと、前記傾斜コンベアによって搬送されたメダルを揚送する回収リフタと、前記回収リフタによって揚送されたメダルを受容して洗浄するメダル洗浄装置と、前記メダル洗浄装置より排出されるメダルを貯留するメインタンクと、前記メインタンクより払い出されるメダルを揚送する補給リフタとによって構成されるメダル循環装置の主要部が配置され、
    前記補給リフタは、前記回収リフタより高さが高く構成されていることを特徴とするメダル循環装置。
  2. 前記回収タンクと前記傾斜コンベアとは、前記メダル循環装置のその余の主要部を収容させた前記筐体の外に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のメダル循環装置。
  3. 前記メダル循環装置の主要部は、前記回収リフタに相応する高さに形成した筐体に収容されるとともに、該筐体の上方に、紙幣搬送装置によって搬送される紙幣を収納するスタッカが配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメダル循環装置。
  4. 前記補給リフタと前記補給コンベアとの間には、前記補給リフタから前記補給コンベアへの投入口へとメダルを搬送するためのリフタコンベアが介装されるとともに、前記リフタコンベアに設けられる前記補給コンベアへのメダルの落下口となる開口の位置が、変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のメダル循環装置。
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