JP2010259602A - ゴルフボール洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴルフボール同士の擦れ合いによる損傷を防止できるとともに、ゴルフボールの投入量に関わらず精度良く洗浄することができるゴルフボール洗浄装置を提供する。
【解決手段】ゴルフボール洗浄装置100は、ゴルフボールBを搬送する収容体110と、搬送されたゴルフボールBの上側部と下側部とをそれぞれ洗浄する上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bとを備えている。収容体110は、複数の収容プレート111を搬送帯状に連結して構成されている。収容プレート111には、ゴルフボールBの上側部および下側部を露出させた状態で1つのゴルフボールBが嵌る大きさの収容部112が複数形成されている。上側の収容体110の下方には、収容部112内に嵌った状態のゴルフボールBを転がしながら支持するボール支持プレート103が設けられている。上側回転ブラシ121aはゴルフボールBの進入を規制する。
【選択図】 図1
【解決手段】ゴルフボール洗浄装置100は、ゴルフボールBを搬送する収容体110と、搬送されたゴルフボールBの上側部と下側部とをそれぞれ洗浄する上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bとを備えている。収容体110は、複数の収容プレート111を搬送帯状に連結して構成されている。収容プレート111には、ゴルフボールBの上側部および下側部を露出させた状態で1つのゴルフボールBが嵌る大きさの収容部112が複数形成されている。上側の収容体110の下方には、収容部112内に嵌った状態のゴルフボールBを転がしながら支持するボール支持プレート103が設けられている。上側回転ブラシ121aはゴルフボールBの進入を規制する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主としてゴルフ練習場などにおいてゴルフボールを繰り返し使用するために、使用されたゴルフボールを洗浄してゴルフボールの表面に付着した汚れを除去するゴルフボール洗浄装置に関する。
従来から、ゴルフ練習場においては、ゴルフボールを繰り返し使用するためにゴルフボールの使用ごとにゴルフボールの表面に付着した汚れを除去する洗浄作業が行われている。この場合、ゴルフボールの洗浄は、一般に、短時間に多数のゴルフボールの洗浄が可能なゴルフボール洗浄装置によって行なわれている。例えば、下記特許文献1には、傾斜したボール通路の上方に円盤状の回転ブラシをボール通路に沿って複数配置したゴルフボール洗浄装置が開示されている。このゴルフボール洗浄装置においては、ボール通路上に多数のゴルフボールを詰めて(換言すれば、ボール通路上に多数のゴルフボールを充填)存在させることによりゴルフボールの送り速度、すなわち、洗浄時間を調整しながらゴルフボールの洗浄を行なっている。
しかしながら、ゴルフ練習場におけるゴルフボール洗浄装置へのゴルフボールの投入量は、プレーヤによるゴルフボールのショット数に応じて常に変化する。このため、ゴルフボール洗浄装置へのゴルフボールの投入量が少ない場合には、ゴルフボール洗浄装置におけるボール通路上にゴルフボールが充填されず散在した状態となるため、ゴルフボールの送り速度(すなわち、洗浄時間)の調整が困難となる。また、ゴルフボールが自由に変位可能な状態にあるため、回転する回転ブラシにゴルフボールが接触するとゴルフボールが弾かれたり、回転ブラシの接線方向に飛ばされたりして回転ブラシによるゴルフボールの表面のブラッシングが正しく行なわれ難くなる。これらの結果、ボール通路上にゴルフボールが散在する場合においては、ゴルフボールの洗浄効果や洗浄効率が低下するという問題があった。
また、ゴルフボール洗浄装置におけるボール通路上にゴルフボールが充填されている場合であっても、ゴルフボール同士が互いに擦れ合いながら送られていくため、ゴルフボールの洗浄処理によってゴルフボール同士が傷付け合って表面が損傷することがあるという問題もあった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、ゴルフボール同士の擦れ合いによる損傷を防止できるとともに、ゴルフボールの投入量に関わらず精度良く洗浄することができるゴルフボール洗浄装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明の特徴は、ゴルフボールを受け入れる受入部と、受入部に受け入れられたゴルフボールを洗浄する洗浄手段と、洗浄手段により洗浄されたゴルフボールを排出するための排出部とを備えたゴルフボール洗浄装置において、受入部に受け入れられたゴルフボールの表面の一部を露出させた状態で同ゴルフボールが嵌る収容部を有した収容体を受入部から排出部に向う送り方向に変位させてゴルフボールを搬送する搬送手段と、収容部内に嵌ったゴルフボール以外のゴルフボールの洗浄手段への進入を規制する進入規制手段とを備えたことにある。
このように構成した請求項1に係る本発明の特徴によれば、ゴルフボール洗浄装置におけるゴルフボールの受入部に投入されたゴルフボールは、ゴルフボールの表面の一部が露出した状態で収容体に収められて搬送手段により洗浄手段に搬送される。この場合、洗浄手段へは進入規制手段を介してゴルフボールが搬送されるため、収容体に収められたゴルフボールのみが搬送され、収容体に収まっていないゴルフボールは搬送されることがない。すなわち、ゴルフボール洗浄装置の受入部に投入されたゴルフボールは、収容体に収められることにより強制的に洗浄手段に搬送されて洗浄手段を通過する。したがって、ゴルフボール洗浄装置の受入部に投入されたゴルフボールは、ゴルフボールの投入量に関わらず確実に洗浄手段に搬送される。また、洗浄手段に導かれたゴルフボールは収容体に嵌った状態であるため、洗浄手段に対して位置が略固定された状態で洗浄が行われる。これにより、ゴルフボールの洗浄中においてゴルフボールが洗浄手段に対してずれることがない。これらの結果、ゴルフボールの洗浄を精度良く行なうことができる。また、収容体の1つの収容部に嵌められるゴルフボールの数を少なくすれば、ゴルフボール同士が擦れ合う頻度が少なくなるため、ゴルフボールの洗浄処理におけるゴルフボール表面の損傷を防止することができる。
また、請求項2に係る本発明の他の特徴は、前記ゴルフボール洗浄装置において、収容部は、ゴルフボールの上側部および下側部がそれぞれ露出して嵌るように形成されており、収容部内に嵌ったゴルフボールの下側部に接触して、同ゴルフボールを収容部内にて転がす転動生起体を備えることにある。
このように構成した請求項2に係る本発明の他の特徴によれば、ゴルフボール洗浄装置における受入部に投入されたゴルフボールは、ゴルフボールの上側部および下側部が露出した状態で収容体に収められて搬送手段により洗浄手段に搬送される。そして、この場合、収容体に収められたゴルフボールは、転動生起体によって転がされることにより収容部内におけるゴルフボールの向きが変化する。すなわち、洗浄手段に対向するゴルフボールの表面が変化する。これにより、ゴルフボールの表面全体を満遍なく洗浄することができゴルフボールの洗浄効果を向上させることができる。
また、請求項3に係る本発明の他の特徴は、前記ゴルフボール洗浄装置において、収容体は、収容部をゴルフボールが1つずつ嵌る複数の孔で構成するとともに搬送帯状に形成されていることにある。
このように構成した請求項3に係る本発明の他の特徴によれば、ゴルフボールを収容する収容体は、収容部をゴルフボールが1つずつ嵌る複数の孔で構成するとともに搬送帯状に形成されている。これにより、大量のゴルフボールがゴルフボール洗浄装置に投入された場合であっても、洗浄中におけるゴルフボール同士の擦れ合いを防止しながら大量のゴルフボールを効率的に洗浄手段に搬送して洗浄することができる。
また、請求項4に係る本発明の他の特徴は、前記ゴルフボール洗浄装置において、洗浄手段は、回転ブラシであることにある。
このように構成した請求項4に係る本発明の他の特徴によれば、洗浄手段は、回転ブラシで構成されている。これにより、ゴルフボールの表面に強固に付着した汚れも効果的に除去することができゴルフボールの洗浄精度を向上させることができる。
また、請求項5に係る本発明の他の特徴は、前記ゴルフボール洗浄装置において、回転ブラシは、収容部内に嵌ったゴルフボールを介して対向配置されるとともに同対向配置された一対の回転ブラシがゴルフボールの送り方向に沿って複数配置され、進入規制手段は、ゴルフボールの送り方向に沿って複数配置された回転ブラシのうちの同送り方向における最上流側に位置する回転ブラシであることにある
このように構成した請求項5に係る本発明の他の特徴によれば、ゴルフボールは、ゴルフボールを介して対向配置された一対の回転ブラシで複数回(段)に亘って繰り返し洗浄される。これにより、ゴルフボールの表面に強固に付着した汚れも効果的に除去することができゴルフボールの洗浄効果を向上させることができる。また、進入規制手段が、複数配置された回転ブラシのうちの最上流側に位置する回転ブラシで構成されている。すなわち、洗浄手段へのゴルフボールの進入規制とゴルフボールの洗浄とを1つの回転ブラシが兼用している。これにより、ゴルフボール洗浄装置の構成を簡単かつコンパクトに構成することができる。
また、請求項6に係る本発明の他の特徴は、前記ゴルフボール洗浄装置において、一対の回転ブラシは、一方の回転ブラシが他方回転ブラシに対してゴルフボールの送り方向の上流側または下流側にずれて配置されていることにある。
このように構成した請求項6に係る本発明の他の特徴によれば、前記一対の回転ブラシは、一方の回転ブラシが他方回転ブラシに対してゴルフボールの送り方向の上流側または下流側にずれて配置されている。これにより、ゴルフボールに対して回転ブラシが接触する時間および頻度が増加するため、ゴルフボールの表面に強固に付着した汚れも効果的に除去することができゴルフボールの洗浄効果を向上させることができる。
また、本発明は、ゴルフボール洗浄装置として実施できるばかりでなく、ゴルフボールの洗浄方法の発明としても実施できるものである。
以下、本発明に係るゴルフボール洗浄装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るゴルフボール洗浄装置100の全体構成を模式的に示す側面断面図である。なお、本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。このゴルフボール洗浄装置は、主としてゴルフ練習場(所謂打ちっ放し)において、ゴルフボールを繰り返し使用するために使用されて回収されたゴルフボールを洗浄してゴルフボールの表面に付着した汚れを除去するものである。
(ゴルフボール洗浄装置100の構成)
ゴルフボール洗浄装置100は、図示左右方向に延びる箱型の筐体101の上面における図示左側に受入部102を備えている。筐体101は、ゴルフボール洗浄装置100を構成する部品や機器を収納する直方体状の箱体であり、鋼板を板金加工することにより成形されている。受入部102は、ゴルフ練習場のプレイグラウンドから回収されたゴルフボールB、すなわち、洗浄の対象となるゴルフボールBをゴルフボール洗浄装置100内に導入するための鋼板製の投入口である。この受入部102は、図示上方および図示左方に向かってそれぞれ開口する略L字状の筒体で構成されている。受入部102の下方には、収容体110が設けられている。
ゴルフボール洗浄装置100は、図示左右方向に延びる箱型の筐体101の上面における図示左側に受入部102を備えている。筐体101は、ゴルフボール洗浄装置100を構成する部品や機器を収納する直方体状の箱体であり、鋼板を板金加工することにより成形されている。受入部102は、ゴルフ練習場のプレイグラウンドから回収されたゴルフボールB、すなわち、洗浄の対象となるゴルフボールBをゴルフボール洗浄装置100内に導入するための鋼板製の投入口である。この受入部102は、図示上方および図示左方に向かってそれぞれ開口する略L字状の筒体で構成されている。受入部102の下方には、収容体110が設けられている。
収容体110は、受入部102内に投入されたゴルフボールBを搬送するために無端ベルト状に形成されており、多数の収容プレート111によって構成されている。収容プレート111は、図2に示すように、図示上下方向に延びる厚さ約5mmのステンレス製の長尺板材の表面に複数の孔からなる収容部112が形成されて構成されている。収容部112は、受入部102内に投入されたゴルフボールBを嵌めるための貫通孔であり、長尺板状の収容プレート111の長手方向に沿って千鳥状に配列されて形成されている。この収容部112の孔径は、ゴルフボールBの直径(約43mm)より若干大きい孔径で形成されている。本実施形態においては、孔径が約46mmの収容部112を収容プレート111の長手方向に沿って片側に7個ずつ計14個千鳥状に配置している。なお、収容プレート111に形成する収容部112の数は、ゴルフボールBの処理量などに応じて適宜決定されるものであり、本実施形態に限定されるものではない。
この収容プレート111は、一対の環状チェーン113a,113b(図1において図示せず)の間に等間隔に架設された状態で各収容プレート111における長手方向の両端部が各環状チェーン113a,113bにそれぞれ固定されている。すなわち、一対の環状チェーン113a,113bに多数の収容プレート111が固定されることにより、搬送帯状の収容体110が構成されている。この収容体110は、筐体101内における長手方向両端部分に設けられたスプロケット114a,114bに一対の環状チェーン113a,113bがそれぞれ掛けられて支持されている。これにより、収容体110は、筐体101内において、筐体101の長手方向に沿って複数の収容プレート111が水平に並んだ状態で配置される。
スプロケット114a,114bは、筐体101内に設けられた図示しない支持フレームによって回転可能な状態で支持されている。スプロケット114a,114bのうち、スプロケット114bは、筐体101の底部に設置された駆動モータ115によって回転駆動するように構成されている。すなわち、収容体110は、駆動モータ115の回転駆動により、筐体101内において図示時計回りに回転する(図示矢印参照)。これらの収容体110を変位させるスプロケット114a,114bおよび駆動モータ115が、本発明に係る搬送手段に相当する。
搬送帯状の収容体110における上側の収容体110の下方には、ボール支持プレート103が設けられている。ボール支持プレート103は、主として、受入部102から導かれたゴルフボールBを受けて支持するとともに、収容プレート111の収容部112内に嵌った状態のゴルフボールBを同収容部112内にて転がすためのステンレス製のプレートである。このボール支持プレート103は、収容体110の長手方向に沿って延びて形成されるとともに、収容部112内に嵌った状態のゴルフボールBの上側部および下側部が収容プレート111の上面および下面からそれぞれ所定量だけ露出するような高さ方向の位置で配置され固定されている。本実施形態においては、ボール支持プレート103は、収容プレート111の上面および下面からゴルフボールBの上側部および下側部がそれぞれ約19mmの突出量で露出するように上側の収容体110の下方に配置され固定されている。
また、このボール支持プレート103には、図3に示すように、その表面に所定の間隔を介して6つの開口部103aがそれぞれ設けられているとともに、同開口部103aの図示右側に多数の貫通孔からなるパンチング孔103bがそれぞれ形成されている。開口部103aは、後述する6つの上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bのブラシ先端部を露出させるための長方形状の貫通孔であり、これらの上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bのピッチに対応する位置にそれぞれ形成されている。一方、パンチング孔103bは、洗浄されたゴルフボールBに付着した洗浄水を除去するための水切り用の孔である。
前記上側の収容体110の上方およびボール支持プレート103の下方には、上下で一対を成す上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bがそれぞれ設けられている。本実施形態においては、受入部102側から図示右側に向って各1つずつの上側回転ブラシ121a,下側回転ブラシ122aおよび各5つずつの上側回転ブラシ121b,下側回転ブラシ122bがそれぞれ設けられており、総てで6つの対を構成している。これらの上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bは、軸体の外側に固定された円筒体の表面に樹脂製のブラシが放射状に設けられてそれぞれ構成されている。
これらの上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bのうち、最も受入部102側に配置された上側回転ブラシ121aは、主として収容プレート111における収容部112内に嵌らず収容部111上に存在するゴルフボールBをボール受入部101側に押返すためのブラシであり、上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bを構成するブラシより若干軟質の樹脂製ブラシで構成されている。なお、この上側回転ブラシ121aは、ゴルフボールBの表面を擦って同表面に付着した汚れなどの付着物を除去する機能も有している。
この上側回転ブラシ121aの下方に配置され、同上側回転ブラシ121aと対を成す下側回転ブラシ122aは、主として、収容部112内に嵌ったゴルフボールBの下側面に接触して液体の洗浄剤を塗布するためのブラシであり、上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122bよりも高密度かつ軟質のブラシで構成されている。すなわち、下側回転ブラシ122aは、より多くの洗浄剤を保持可能な密度および硬さで構成されている。なお、この下側回転ブラシ122aも、ゴルフボールBの表面を擦って同表面に付着した汚れなどの付着物を除去する機能を有している。
一方、これらの上側回転ブラシ121aおよび下側回転ブラシ122aの図示右側に配置された5つの対を構成する上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bは、ゴルフボールBの表面を擦って同表面に付着した汚れなどの付着物を除去するためのブラシ群であり、硬質の樹脂製ブラシで構成されている。
これらの上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bは、収容部112内に嵌ったゴルフボールBの上側面および下側面に対して各ブラシの先端部の2〜10mmが接触する高さ方向の位置に配置され固定されている。この場合、下側回転ブラシ122a,122bは、対を構成する上側回転ブラシ121a,121bより図示右側に若干ずらして配置されている。本実施形態においては、下側回転ブラシ122a,122bは、上側回転ブラシ121a,121bに対して図示右側に約10mmだけずらして配置している。
そして、これらの上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bは、筐体101の底部に設置された駆動モータ123によって回転駆動するように構成されている。この場合、上側回転ブラシ121a,121bは、図示時計回りに回転するように構成されるとともに、下側回転ブラシ122a、122bは、図示反時計回りに回転するように構成されている(図示矢印参照)。すなわち、上側回転ブラシ121a,121bと下側回転ブラシ122a、122bとは、互いに反対方向に回転するように構成されている。
上側回転ブラシ121bの上方には、上側回転ブラシ121bの長手方向に沿って配水管124がそれぞれ設けられている。配水管124は、5つの上側回転ブラシ121bに対して洗浄水(水)を噴射(図において破線で示す)するための配管であり、上流側が、図示しない給水弁を介して水道管に接続されている。一方、下側回転ブラシ122aの下方には、洗浄剤槽125が設けられている。洗浄剤槽125は、下側回転ブラシ122aを介してゴルフボールBに塗布される液体の洗浄剤が貯留された容器であり、下側回転ブラシ122aにおける下側に位置するブラシが常に浸漬可能な位置に配置され固定されている。これらの上側回転ブラシ121a,121b、下側回転ブラシ122a,122b、駆動モータ123、配水管124および洗浄剤槽125が、本発明に係る洗浄手段に相当する。
また、下側回転ブラシ122bの下方には、受水パン104が設けられている。受水パン104は、ゴルフボールBの洗浄に用いられて汚れた洗浄剤や洗浄水などの廃水を受けるための容器である。この受水パン104は、図示しない排水管に接続されており、ゴルフボールBの洗浄により生じた廃水をゴルフボール洗浄装置100の外へ排出するようになっている。
上側回転ブラシ121bの図示右側における収容体110の上方には、送風ファン105が設けられている。送風ファン105は、収容プレート111の収容部112内に嵌った状態のゴルフボールBに対して風を吹き付けるための送風機であり、収容体110に向けて上方から風を送り込む向きで配置され固定されている。また、収容体110の図示右側端部には、排出部106が隣接して設けられている。排出部106は、収容体110によって搬送されたゴルフボールBを受けてゴルフボール洗浄装置100の外に導くための鋼板製の排出口である。この排出部106は、略樋状に形成されており、一方の端部が収容体110の図示右側端部に配置されるとともに、他方の端部側が筐体101の図示右側壁を貫通して図示しない洗浄済みボールの受入口に配置されている。
また、このゴルフボール洗浄装置100は、駆動モータ115,123および送風ファン105の作動を制御するための図示しない制御装置を備えている。制御装置は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータによって構成されているとともに、作業者からの操作を受付けるための図示しない操作子および作業者に対してゴルフボール洗浄装置100の作動状況を表示するための図示しない表示装置などをそれぞれ備えている。
(ゴルフボール洗浄装置100の作動)
次に、このように構成されたゴルフボール洗浄装置100の作動について説明する。まず、作業者は、ゴルフボール洗浄装置100の電源スイッチを投入する。これにより、ゴルフボール洗浄装置100によるゴルフボールの洗浄が可能な状態となる。次に、作業者は、図示しない前記制御装置を操作してゴルフボール洗浄装置100の作動条件、具体的には、駆動モータ115,123の回転速度をそれぞれ設定する。本実施形態においては、収容体110の搬送速度を1000mm/分、上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bの回転数を120回転/分に設定する。なお、これらの作動条件は、洗浄するゴルフボールBの量や汚れ具合などに応じて適宜設定するものであることは当然である。
次に、このように構成されたゴルフボール洗浄装置100の作動について説明する。まず、作業者は、ゴルフボール洗浄装置100の電源スイッチを投入する。これにより、ゴルフボール洗浄装置100によるゴルフボールの洗浄が可能な状態となる。次に、作業者は、図示しない前記制御装置を操作してゴルフボール洗浄装置100の作動条件、具体的には、駆動モータ115,123の回転速度をそれぞれ設定する。本実施形態においては、収容体110の搬送速度を1000mm/分、上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bの回転数を120回転/分に設定する。なお、これらの作動条件は、洗浄するゴルフボールBの量や汚れ具合などに応じて適宜設定するものであることは当然である。
次に、作業者は、ゴルフボール洗浄装置100の作動を開始させてゴルフボールBの洗浄作業を開始する。具体的には、作業者は、制御装置を操作して駆動モータ115,123の作動を開始させるとともに、配水管124に洗浄水を供給するための給水弁(図示せず)を開く。これにより、収容体110および上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bが前記設定した各速度で回転を開始するとともに(図示矢印参照)、配水管124から上側回転ブラシ121bに向けて洗浄水が噴射される。そして、作業者は、ゴルフ練習場におけるプレイグラウンドからゴルフボールBを回収してゴルフボール洗浄装置100の受入部102に供給する図示しないゴルフボール供給機の作動を開始させる。
これにより、ゴルフボール洗浄装置100における受入部102にゴルフ練習場のプレイグラウンドから回収されたゴルフボールBが投入される。受入部102に内に投入されたゴルフボールBは、受入部102内を落下しながら回転駆動する収容体110に導かれる。収容体110に導かれたゴルフボールBは、その一部が収容プレート111に形成された収容部112内に嵌るとともに、他の一部が収容プレート111上に位置した状態で上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122b側に向って搬送される。この場合、収容プレート111の収容部112に嵌った状態のゴルフボールBは、ボール支持プレート103上を転がりながら搬送される。
そして、上側回転ブラシ121aの下方に達したゴルフボールBは、まず最初に上側回転ブラシ121aに接触する。この場合、上側回転ブラシ121aは、図示時計回りに回転しているため、収容部112に嵌った状態のゴルフボールBおよび収容プレート111上に位置するゴルフボールBを受入部102側に押返す。しかし、収容部112に嵌った状態のゴルフボールBは受入部102側への変位が不能であるため、上側回転ブラシ121aによってゴルフボールBの上部側がブラッシングされる。一方、収容プレート111上に位置するゴルフボールBは、変位が自由な状態にあるため受入部102側に押返される。これにより、収容プレート111の収容部112内に嵌った状態にあるゴルフボールBのみが上側回転ブラシ121aよりも下流側、すなわち、上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122b側に搬送される。
また、上側回転ブラシ121aに達したゴルフボールBのうち、収容部112に嵌った状態にあるゴルフボールBは、上側回転ブラシ121aに接触した直後、下側回転ブラシ122aに接触する。この場合、下側回転ブラシ122aは、図示反時計回りに回転しているため、洗浄剤槽125に浸漬された後、ゴルフボールBの下部側に接触する。これにより、ゴルフボールBの下部側に洗浄剤が塗布される。なお、この場合、収容部112に嵌った状態にあるゴルフボールBは、ボール支持プレート103に形成された開口部103aに上に位置しており、ボール支持プレート103によって支持されていない状態となる。しかし、ボール支持プレート103に形成された開口部103aからは下側回転ブラシ122aの上側部が突出しているため、収容部112内からゴルフボールBが落下することはない。また、上側回転ブラシ121aと下側回転ブラシ122aとが互いに反対方向に回転しているため、収容部122内のゴルフボールBは略回転せずに嵌った状態に維持される。
次に、上側回転ブラシ121aおよび下側回転ブラシ122aを通過したゴルフボールBは、上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bに搬送される。この場合、収容部122内に嵌った状態のゴルフボールBは、ボール支持プレート103を転がりながら上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bに向って搬送される。これにより、収容部112内におけるゴルフボールBの向きが変化して収容プレート111の上面および下面から露出するゴルフボールBの表面部の位置が変わる。そして、上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bに搬送されたゴルフボールBは、最初に上側回転ブラシ121bが接触した後、直ちに下側回転ブラシ122bが接触する。これにより、ゴルフボールBにおける収容プレート111の上面および下面からそれぞれ露出した部分がそれぞれブラッシングされる。また、この場合、上側回転ブラシ121bに対して遅れて下側回転ブラシ122bがゴルフボールBに接触するため、ゴルフボールBに対して回転ブラシが接触する時間および頻度が増加するため、ゴルフボールBの表面に強固に付着した汚れが効果的に除去される。
この場合、上側回転ブラシ121bには、配水管124から洗浄水が噴射されている。これにより、上側回転ブラシ121b、ゴルフボールBおよび下側回転ブラシ122bにそれぞれ付着した汚れなどの付着物が洗い流される。また、この場合、前記と同様に、上側回転ブラシ121bと下側回転ブラシ122bとが互いに反対方向に回転しているため、収容部122内のゴルフボールBは略回転せずに嵌った状態で洗浄される。これにより、ゴルフボールBの表面は上側回転ブラシ121bと下側回転ブラシ122bとによってそれぞれ擦られ、付着物が効果的に除去さえる。そして、ゴルフボールBから除去された付着物は、ゴルフボールBの洗浄に用いられた洗浄剤及び洗浄水とともに受水パン104によって受けられるとともに回収されてゴルフボール洗浄装置100の外へ排出される。
このようにして、他の4つの対の各上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bによってゴルフボールBの洗浄が実行される。この場合、各対の上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bに搬送される間、収容部122内に嵌った状態のゴルフボールBは、ボール支持プレート103を転がりながら搬送される。したがって、ゴルフボールBは、各対の上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bに搬送されるごとに収容プレート111の上面および下面から露出する部分が変化する。これにより、ゴルフボールBの表面全体が満遍なくブラッシングされて洗浄される。
次に、5つの対を構成する上側回転ブラシ121bおよび下側回転ブラシ122bを通過したゴルフボールBは、ボール支持プレート103上を転がりながら送風ファン105の下方を通過する。これにより、ゴルフボールBは、表面に付着した水分が吹き飛ばされて乾燥される。この場合、ゴルフボールBの表面から除去された水分は、ボール支持プレート103上に形成されたパンチング孔103bを介して受水パン104に導かれ、前記廃水とともにゴルフボール洗浄装置100の外に排出される。そして、送風ファン105の下方を通過したゴルフボールBは、排出部106内に放出される。排出部106内に放出されたゴルフボールBは、ゴルフボール洗浄装置100の外に導かれて洗浄済みボールの受入口に投入される。この後、ゴルフボールBは、ゴルフ練習場におけるプレーヤの利用に供される。
このようにして、ゴルフ練習場におけるプレイグラウンドから回収されたゴルフボールBは、ゴルフボール洗浄装置100によって連続的に洗浄処理される。そして、ゴルフボールBの洗浄処理を終了する場合には、作業は、ゴルフボール洗浄装置100内に投入されたゴルフボールBを総て洗浄して排出したことを確認した上で、駆動モータ115,123の作動を停止させるとともに配水管124に洗浄水を供給するための給水弁(図示せず)を閉じた後、ゴルフボール洗浄装置100の電源を切る。これにより、ゴルフボールBの洗浄作業が終了する。なお、ゴルフボール洗浄装置100内にゴルフボールBが存在した状態でゴルフボール洗浄装置100の作動を停止させることもできる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、ゴルフボール洗浄装置100における受入部102に投入されたゴルフボールBは、ゴルフボールBの表面の一部が露出した状態で収容体110に収められて上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bからなる洗浄手段に搬送される。この場合、上側回転ブラシ121aを介してゴルフボールBが搬送されるため、収容体110に収められたゴルフボールBのみが搬送され、収容体110に収まっていないゴルフボールBは搬送されることがない。すなわち、ゴルフボール洗浄装置100の受入部102に投入されたゴルフボールBは、収容体110に収められることにより強制的に洗浄手段に搬送されて洗浄手段を通過する。したがって、ゴルフボール洗浄装置100の受入部102に投入されたゴルフボールBは、ゴルフボールBの投入量に関わらず確実に洗浄手段に搬送される。また、洗浄手段に導かれたゴルフボールBは収容体110に嵌った状態であるため、洗浄手段に対して位置が略固定された状態で洗浄が行われる。これにより、ゴルフボールBの洗浄中においてゴルフボールBが洗浄手段に対してずれることがない。これらの結果、ゴルフボールBの洗浄を精度良く行なうことができる。また、収容体111の収容部112に嵌められるゴルフボールBの数は1つであるため、ゴルフボールB同士が擦れ合うことがなく、ゴルフボールBの洗浄処理におけるゴルフボールB表面の損傷を防止することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、下記の変形例において参照する各図においては、上記実施形態と同様の部分に同じ符号を付している。
例えば、上記実施形態においては、収容体110は、複数の収容プレート111を並べて搬送帯状に構成した。しかし、収容体110は、ゴルフボールBの表面の一部を露出させた状態で同ゴルフボールBが嵌る収容部112を有した構成であれば、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、1枚のゴム製の帯状シートの両端を接合した無端シート(環状シート)で構成し、この無端シートの表面に収容部112を形成して収容体110を構成してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、収容部112は、1つのゴルフボールBが嵌るように構成した。しかし、収容部112に嵌るゴルフボールBの数は、上記実施形態に限定されるものではなく、2つ以上のゴルフボールBが嵌るように構成してもよい。この場合、収容部112は、例えば、図4に示すように、ゴルフボールBの搬送方向に直交する方向にゴルフボールBが嵌るように構成するとよい。これによれば、ゴルフボールBが収容部112内に入り易くなるとともに、1つの収容部112に嵌ったゴルフボールB同士の擦れ合いを少なくすることができる。なお、図4においては、収容部112は、1つの収容部112内に2つのゴルフボールBを収容可能である。
また、上記実施形態においては、収容部112は、ゴルフボールBの上側部および下側部が露出するように構成した。しかし、ゴルフボールBの表面の一部を露出できる形状であれば、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、収容プレート111の表面および裏面からゴルフボールBの表面の一部が露出可能な状態で収容部112の孔径をゴルフボールBの外径よりも小さく形成することもできる。これによれば、収容部112からゴルフボールBが落下することを確実に防止した状態でゴルフボールBを搬送することができる。また、例えば、収容部112の内側壁面を収容プレート111の上面に向って広がる錘状に形成することもできる。これによれば、ゴルフボールBが収容部112内に入り易くなり処理効率が向上する。この場合、収容部112の孔径は、ゴルフボールBの外径よりも大きく形成してもよいし、同ゴルフボールBの外径よりも小さく形成してもよい。さらに、また、収容部112を収容プレート111の上面上において貫通孔ではない窪んだ形状に形成することもできる。この場合、ゴルフボールBを洗浄する洗浄手段は、上側回転ブラシ121a,121bのみで構成すればよい。
また、上記実施形態においては、上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bをゴルフボールBを洗浄する洗浄手段として採用した。しかし、洗浄手段は、ゴルフボールBの表面に付着した付着物を除去できるものであれば、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、樹脂製のブラシに代えて、または加えて布切れやゴム切れをブラシとした回転ブラシによって洗浄手段を構成することもできる。また、収容体110によって搬送されるゴルフボールBに対して水、空気または微細な粉などを吹き付けることによりルフボールBの表面に付着した付着物を除去することができる構成の洗浄手段であってもよい。これらによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、上側回転ブラシ121aを洗浄手段に導かれるゴルフボールBを規制する進入規制手段とした。しかし、進入規制手段は、収容部112に嵌ったゴルフボール以外のゴルフボールBの洗浄手段への進入を規制する構成であれば、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上側回転ブラシ121aに代えて、洗浄手段に進入可能な高さ(例えば、収容部112内に嵌ったゴルフボールBの上端部の高さ)を規定するバー(棒体)で進入規制手段を構成することもできる。
また、上記実施形態においては、上側回転ブラシ121a,121bと下側回転ブラシ122a,122bとを互いに反対方向に回転するように構成した。しかし、上側回転ブラシ121a,121bと下側回転ブラシ122a,122bとを互いに同じ方向に回転させてゴルフボールBを洗浄することも可能である。また、上側回転ブラシ121a,121bと下側回転ブラシ122a,122bとで互いに異なる回転速度で回転させることも可能である。また、さらに、ゴルフボールBの洗浄中において上側回転ブラシ121a,121bおよび下側回転ブラシ122a,122bの回転数を変えることもできる。
また、上記実施形態においては、上側回転ブラシ121a,121bに対して下側回転ブラシ122a,122bをゴルフボールの送り方向の下流側にずらして配置した。しかし、上側回転ブラシ121a,121bに対して下側回転ブラシ122a,122bをゴルフボールの送り方向の上流側にずらして配置しても上記実施形態と同様の効果が期待できる。また、上側回転ブラシ121a,121bと下側回転ブラシ122a,122bとを同一直線上に配置することも可能である。これによれば、ゴルフボール対して略同時に上側回転ブラシ121a,121bと下側回転ブラシ122a,122bとが接触するため、収容部112内におけるゴルフボールBの向きの変化を抑えて洗浄することができる。
また、上記実施形態においては、ゴルフボール洗浄装置110は、配水管124、洗浄剤槽125および送風ファン105を備えて構成されている。しかし、配水管124、洗浄剤槽125および送風ファン105は、ゴルフボールBの洗浄精度や洗浄品質を高めるために採用したもので、本発明に必須の構成ではない。したがって、配水管124、洗浄剤槽125および送風ファン105を省略してゴルフボール洗浄装置110を構成することもできる。また、例えば、配水管124を下側回転ブラシ122bに設けることにより下側回転ブラシ122bに付着した汚れを積極的に除去できるように構成してもよいし、上側回転ブラシ121a上に洗浄剤を供給するように構成して上側回転ブラシ121aからもゴルフボールBに対して洗浄剤を塗布するように構成してもよい。これらによれば、さらに、ゴルフボールBの洗浄効果を高めることができる。
また、上記実施形態においては、収容部112に嵌った状態のゴルフボールBの向きを変えるためにボール支持プレート103を用いた。しかし、収容部112に嵌った状態のゴルフボールBの向き変更しない構成であっても、ゴルフボールBを所定の精度で洗浄することは可能である。また、上側回転ブラシ121a,121bと下側回転ブラシ122a,122bの回転数を調整することによって、収容部112に嵌った状態のゴルフボールBの向きを変えることもできる。すなわち、ボール支持プレート103を省略してゴルフボール洗浄装置100を構成することもできる。なお、この場合、収容部112は、嵌ったゴルフボールBが落下しないように前記錘状形状などに形成しておく。また、ボール支持プレート103を採用する場合にあっては、ボール支持プレート103の表面に不規則な凹凸や傾斜面を形成しておくことにより収容部112に嵌った状態のゴルフボールBの向きを不規則に変化させることができる。また、ボール支持プレート103を収容体110の下方に加えて上方に設けることもできる。これによれば、収容部112からのゴルフボールBの飛び出しや洗浄中のゴルフボールBからの汚水の被着を防止することができる。
B…ゴルフボール、100…ゴルフボール洗浄装置、101…筐体、102…受入部、103…ボール支持プレート、103a…開口部、103b…パンチング孔、104…受水パン、105…送風ファン、106…排出部、110…収容体、111…収容プレート、112…収容部、113a,113b…一対の環状チェーン、114a,114b…スプロケット、115,123…駆動モータ、121a,121b…上側回転ブラシ、122a,122b…下側回転ブラシ、124…配水管、125…洗浄剤槽。
Claims (6)
- ゴルフボールを受け入れる受入部と、
前記受入部に受け入れられた前記ゴルフボールを洗浄する洗浄手段と、
前記洗浄手段により洗浄された前記ゴルフボールを排出するための排出部とを備えたゴルフボール洗浄装置において、
前記受入部に受け入れられた前記ゴルフボールの表面の一部を露出させた状態で同ゴルフボールが嵌る収容部を有した収容体を前記受入部から前記排出部に向う送り方向に変位させて前記ゴルフボールを搬送する搬送手段と、
前記収容部内に嵌った前記ゴルフボール以外のゴルフボールの前記洗浄手段への進入を規制する進入規制手段とを備えることを特徴とするゴルフボール洗浄装置。 - 請求項1に記載したゴルフボール洗浄装置において、
前記収容部は、前記ゴルフボールの上側部および下側部がそれぞれ露出して嵌るように形成されており、
前記収容部内に嵌った前記ゴルフボールの下側部に接触して、同ゴルフボールを前記収容部内にて転がす転動生起体を備えることを特徴とするゴルフボール洗浄装置。 - 請求項1または請求項2に記載したゴルフボール洗浄装置において、
前記収容体は、前記収容部を前記ゴルフボールが1つずつ嵌る複数の孔で構成するとともに搬送帯状に形成されていることを特徴とするゴルフボール洗浄装置。 - 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載したゴルフボール洗浄装置において、
前記洗浄手段は、回転ブラシであることを特徴とするゴルフボール洗浄装置。 - 請求項4に記載したゴルフボール洗浄装置において、
前記回転ブラシは、前記収容部内に嵌ったゴルフボールを介して対向配置されるとともに同対向配置された一対の回転ブラシが前記ゴルフボールの送り方向に沿って複数配置され、
前記進入規制手段は、前記ゴルフボールの送り方向に沿って複数配置された回転ブラシのうちの同送り方向における最上流側に位置する回転ブラシであることを特徴とするゴルフボール洗浄装置。 - 請求項5に記載したゴルフボール洗浄装置において、
前記一対の回転ブラシは、一方の回転ブラシが他方回転ブラシに対して前記ゴルフボールの送り方向の上流側または下流側にずれて配置されていることを特徴とするゴルフボール洗浄装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009112257A JP2010259602A (ja) | 2009-05-01 | 2009-05-01 | ゴルフボール洗浄装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101482175B1 (ko) | 2013-10-31 | 2015-01-14 | 에이스골프 주식회사 | 골프공 무게중심 자동화 마킹 시스템 |
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-
2009
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