JP2992418B2 - ブラシローラ及び平版印刷版処理装置 - Google Patents

ブラシローラ及び平版印刷版処理装置

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JP2992418B2
JP2992418B2 JP34248492A JP34248492A JP2992418B2 JP 2992418 B2 JP2992418 B2 JP 2992418B2 JP 34248492 A JP34248492 A JP 34248492A JP 34248492 A JP34248492 A JP 34248492A JP 2992418 B2 JP2992418 B2 JP 2992418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版のブ
ラッシングに使用するブラシローラ及び平版印刷版処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴム層をインキ反撥層とする
水なし感光性平版印刷版(以下「水なし平版」という)
には、特公昭44−23042号公報、特公昭46−1
6044号公報に記載されているような基板上に光可溶
性あるいは光不溶化性感光層とシリコーンゴム層を積層
した水なし平版や、特開昭48−94504号公報、特
開昭50−50102号公報に記載されているような、
基板上に光接着性感光層とシリコーンゴム層を積層した
水なし平版が提案されている。これらは、湿し水を用い
ることなく数万枚の印刷が可能である。
【0003】一般に用いられる水なし平版は、アルミ板
等の支持体上の感光層の上面にシリコーンゴム層が形成
され、シリコーンゴム層の表面に保護フィルムが貼付さ
れている。この水なし平版に画像露光を行うと、露光量
に応じて感光層が硬化し、よりシリコーンゴム層に接着
する。この水なし平版の表面に現像液を塗布すると、例
えば未露光部分及び露光量の少ない部分ほど感光層が現
像液によって膨潤しシリコーンゴム層が剥離し易くな
る。このように剥がれ易くなったシリコーンゴム層を支
持体から除去することによって、所望の印刷版を得るこ
とができる。
【0004】水なし平版の表面から剥がれ易くなったシ
リコーンゴム層を除去する方法には、水なし平版の表面
にスプレー等によって高圧の現像水を吹き付ける方法が
あるが、これは装置が大型化してしまう等の欠点があ
り、強力なブラシローラを水なし平版に押し付けながら
高速で回転させることによって水なし平版の表面を擦る
方法が適用されている。
【0005】ところで、ブラシローラによって水なし平
版の表面を擦る場合、強力にブラシングする必要がある
ため、ブラシが抜け落ちてしまう等の問題のない耐久性
の高いブラシローラを使用する必要がある。このような
耐久性のあるブラシローラとしては、実開昭62−16
7253号、実開平4−63447号、実開平4−64
128号の各公報に開示されているような、長尺のいわ
ゆるチャンネルブラシ(帯状ブラシ)を、ローラ本体表
面に螺旋状に巻付けたものが用いられる。しかし、ブラ
シ基部に幅があるため、ブラシをできるだけ密に巻付け
ても、隣接するブラシ間に隙間ができ、また巻付け角度
もローラの回転軸に対し直角に近くなる。したがって、
単にブラシローラを回転させただけでは、この隙間が原
因の植え込みむらに起因する擦りむらが生じることがあ
る。ブラシローラによる擦りむらは、特に300〜90
0線/インチの高精細な網点画像を得ようとする場合、
僅かな擦りむらでも水なし平版の版面に筋状のむらとな
って現れてしまう。
【0006】このブラシローラによる擦りむらの発生を
防止するためには、ブラシローラの回転軸を水なし平版
の搬送幅方向に対して傾けて配置することが考えられる
が、この方法では、ブラシローラの配置スペースを搬送
方向に沿って広く取る必要があること、ブラシローラを
長くする必要があること等、装置の大型化をまねいてし
まう。これに対して、ブラシローラを回転させながら、
さらにブラシローラをその軸方向に揺動させる方法が提
案されている。これによれば、複数本のブラシローラを
回転させながら僅かに揺動させるだけで、網点の周囲の
エッジの切れが良く、筋状の擦りむらの生じることのな
い水なし平版を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数本
のブラシローラを同時に高回転させながら揺動させるた
めには、個々のブラシローラに揺動機構を設ける必要が
あると共に、この揺動機構の発する騒音が作業環境の悪
化をまねいてしまうと言う問題が生じている。
【0008】本発明は、上記事実を考慮してなされたも
のであり、揺動機構を設けることなく平版印刷版の版面
に擦りむらの生じることのないブラシローラを提供する
ことを目的とすると共に、騒音を抑え高精細の画像を得
ることができる平版印刷版処理装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するための
本発明に係るブラシローラは、平版印刷版処理装置に用
いられ平版印刷版の表面をブラッシングするためのブラ
シローラであって、ブラシ素材を厚く束ねた拡幅部分と
少数を束ねたくびれ部分が長手方向に沿って連続しかつ
所定間隔で交互に位置するように基部で固定して作成し
た長尺のチャンネルブラシを、ローラ本体に螺旋状に巻
き付けて固定するときに、前記拡幅部分に挟まれるくび
れ部分の基部に、隣接する周回の拡幅部分の基部を密着
させ、拡幅部分の間に隣接する周回の拡幅部分を入りこ
ませることにより、拡幅部分とくびれ部分とを交互に補
完するように密着巻きしたことを特徴とする。
【0010】本発明に係る平版印刷版処理装置は、画像
が露光された平版印刷版を搬送する搬送手段と、前記平
版印刷版の表面に処理液を供給する処理液供給手段と、
ブラシ素材を厚く束ねた拡幅部分と少なく束ねたくびれ
部分が長手方向に沿って連続しかつ所定間隔で交互に位
置するように基部で固定した長尺チャンネルブラシを、
ローラ本体に螺旋状に密着巻きして固定するときに、前
記拡幅部分に挟まれるくびれ部分の基部に、隣接する周
回の拡幅部分の基部を密着させ、拡幅部分の間に隣接す
る周回の拡幅部分を入りこませることにより、拡幅部分
とくびれ部分とを交互に補完するようにした構成をもつ
ブラシローラと、前記ブラシローラを回転駆動して前記
搬送手段によって搬送される前記平版印刷版の表面をブ
ラッシングするブラシローラ回転駆動手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に記載のブラシローラは、ブラシ素材を
所定間隔でくびれた部分とくびれておらず厚い束となっ
た拡幅部分とが交互に位置するように基部で固定して作
成した長尺のチャンネルブラシを用いており、このチャ
ンネルブラシをローラ本体の外周面に巻付けて固定する
とき、拡幅部分の間に互いに隣接する周回の拡幅部分が
入り込ませることにより、くびれた部分と拡幅部分とを
互いに補完するよう基部を密着させる。
【0012】これにより、隣接するチャンネルブラシの
間の境界がチャンネルブラシの長さ方向に対し蛇行状態
で現れるようにしている。すなわち、多数のブラシ素材
が厚く密状態となった束部分と、ブラシ素材が疎状態の
くびれた部分ををブラシローラの表面に交互に形成して
いる。
【0013】このようなブラシローラを平版印刷版上で
回転させることによって、ブラシローラの表面に実質的
にブラシ素材の植え込みむらが生じないようにすること
ができる。このブラシローラによって平版印刷版の表面
を擦ると、ブラシ素材が疎状態の部分に擦られた平版印
刷版の領域は、ブラシローラの回転によって次に必ずブ
ラシローラが密状態となった部分に接触して擦られ、平
版印刷版の表面に例えば筋状となって擦りむらが現れる
ことがない。
【0014】本発明の平版印刷版処理装置は、請求項1
のブラシローラを用いている。
【0015】このような平版印刷版処理装置では、ブラ
シローラを回転させて平版印刷版の表面を擦ったとき
に、前記した理由により擦りむらが生じることがないか
ら、平版印刷版の表面に生じる擦りむらを防止するため
のブラシローラを軸方向へ往復移動させる揺動機構を用
いる必要がなくなる。また、ブラシローラを複数本備え
た平版印刷版処理装置では、少なくとも1本のブラシロ
ーラの回転方向を他のブラシローラの回転方向と逆にす
れば、平版印刷版のブラッシング効果を向上させること
ができる。
【0016】また、複数本のブラシローラの少なくとも
1本に揺動を加えるだけで、一層、ブラシング効果を高
めることができ、例えば水なし平版の網点の周囲をむら
なく擦りエッジの切れの良い精細な網点画像を得ること
が可能となる。
【0017】
【実施例】図1には、本実施例に適用した水なし平版処
理機200が示されている。露光済の水なし平版12
は、箱形のフィーダ202に積層されており、フィーダ
202の受け台204は、圧縮コイルばね206を介し
てフィーダ202の底部に支持されている。これによっ
て、受け台204に積層された水なし平版12の最上層
の高さは、略一定に保たれるようになっている。
【0018】本実施例に使用する水なし平版12は、ア
ルミニウムの基板上にプライマー層、感光層、シリコー
ンゴム層及び保護フィルムを順次積層したものである。
この水なし平版12は、例えば、ネガフィルムに記録さ
れた画像を密着露光した後、本実施例の水なし平版処理
機200によって処理される。
【0019】フィーダ202の上方には、水なし平版1
2を吸着する吸盤機構部210及びこの吸盤部210を
移動可能に支持するレール部212によって構成される
給版機構部208が配設されている。レール部212に
は、長手方向に沿って長孔214が形成され、吸盤部2
10の基部が軸216を介して移動可能に収容されてい
る。吸盤部210は図示しない駆動手段によって軸21
6が長孔214に沿って移動することにより、吸盤部2
10に吸着したフィーダ202内の最上層の水なし平版
12を水なし平版印刷版処理装置(以下「水なし平版現
像装置10」という)方向へ搬送するようになってい
る。
【0020】また、フィーダ202と水なし平版現像装
置10の間には、ガイド板218、一対のローラ220
及び剥離爪222が備えられており、フィーダ202か
ら水なし平版現像装置10へ水なし平版12が搬送され
るとき、ガイド板218によって案内され、ローラ22
0によって挟持されて水なし平版現像装置10へ送り込
まれる。このとき、剥離爪222が水なし平版12の表
面に貼付してある保護フィルムを剥がすようになってい
る。
【0021】水なし平版現像装置10によって処理の終
了した水なし平版12は、水なし平版現像装置10の排
出側に配置されたオートストッカ226へ案内される。
オートストッカ226は、側壁228と側壁230が略
V字形状に組合せれた構造を有しており、側壁228は
下端部を中心に側壁230側へ回動可能となっている。
水なし平版現像装置10から排出された水なし平版12
は、側壁228と側壁230の間で側壁228に立て掛
けられるように収容され、この後、側壁228が側壁2
30側へ回動することによって、水なし平版12が側壁
230へ順次立て掛けられた状態で積層されてストック
されるようになっている。なお、水なし平版現像装置1
0の上流側のフィーダ202等及び下流側のオートスト
ッカ226は、水なし平版処理機200の構成を限定す
るものではない。
【0022】次に、本発明が適用された水なし平版現像
装置10について説明する。図2に示されるように、水
なし平版現像装置10は、ケーシング10A内に現像部
14、染色部16、ケーシング10B内に水洗部18、
乾燥部20を備えており、画像が焼付けられた水なし平
版12を現像部14で現像処理した後に、検版作業を容
易にするために染色部16で染色処理を行い、さらに、
水洗部18、乾燥部20で水洗及び乾燥処理して仕上げ
るようになっている。なお、染色部16で水なし平版1
2の染色に使用する染色液としては、クリスタルバイオ
レット、アストラゾンレッド等を含む染色液を用いるこ
とができる。
【0023】図3に示されるように、現像部14と染色
部16は、上方が内部ケーシング11によって覆われ、
隔壁11Aによって区画されている。この内部ケーシン
グ11及び隔壁11Aには、搬送される水なし平版12
が挿通可能な開口が設けられている。
【0024】現像部14は逆山形状の現像槽本体22と
浅底の補助槽26によって構成され、現像槽本体22の
底部が現像水を収容する現像水回収槽24となってい
る。補助槽26は現像槽本体の上流側(図3の紙面左
側)に配置され、底部が現像槽本体22側へ向かって次
第に低くなっており、現像水回収槽24の上端に接して
いる。
【0025】この現像水回収槽24に収容する現像水と
して、本実施例では、その成分中に有機物が含まれてお
らず水道水等の単純な水を現像水として現像水回収槽2
6に貯留している。なお、この水に消泡剤を混ぜて、例
えば、現像水を循環させたときの泡の発生を防止しても
よく、キレート剤を混入して、水の硬度を調整してもよ
い。さらに、防腐剤を入れて循環利用の使用回数を増加
させるようにしてもよく、防腐剤と同等の効果を得るこ
とができるオゾン発生装置を装着してもよい。また、紫
外線を照射する水銀灯等により腐敗防止を行ってもよ
く、更に、活性炭、活性石等を用いることもできる。
【0026】現像部14には、補助槽26の上部に水な
し平版12の搬送方向上流側から順に搬送ローラ対2
8、搬送ローラ36、搬送ローラ対30、搬送ローラ3
6が順に配置され、現像槽本体22の上部の上流部及び
下流部に搬送ローラ対32、34が配設されている。こ
れらの搬送ローラ対28、30、32、34及び搬送ロ
ーラ36は、図示しない側板に回転可能に支持されてお
り、搬送ローラ対28、30、32、34は、図示しな
い駆動手段から駆動力が伝達されて回転するようになっ
ている。このため、現像部14へ挿入された水なし平版
12は、現像部14を矢印A方向へ搬送される。このと
き、搬送ローラ36がローラコンベアの役目をして水な
し平版12を略水平状態で下流側へ案内する。
【0027】搬送ローラ対28、30の各々の下流側に
は、スプレーパイプ38、40が配設されている。スプ
レーパイプ38、40は、内部が中空であり水なし平版
12の搬送幅方向に沿って所定間隔で複数の吐出口(図
示省略)が形成されており、後述する現像水供給装置と
連通している。スプレーパイプ38、40は、この現像
水供給装置から供給された現像水を補助槽26の上部を
搬送される水なし平版12の表面に均一に塗布するよう
になっている。
【0028】搬送ローラ対32、34の間には、ブラシ
ローラ42が配設されている。このブラシローラ42
は、搬送ローラ対32及び34による水なし平版12の
搬送速度より早い周速度で図示しない駆動手段の駆動力
によって回転して水なし平版12の表面を擦るようにな
っており、これによって、水なし平版12は補助槽26
の上方でスプレーパイプ38、40から表面に供給され
た現像水によって膨潤したシリコーンゴム層が除去され
る。
【0029】この現像部14のブラシローラ42は、腐
蝕を考慮してSUS304等のステンレス製のローラ本
体(図示せず)の外周面に屈曲のないブラシ素材46が
植えられた長尺のチャンネルブラシ48を密着させて螺
旋状に巻き付けた一般的なブラシローラ42を使用して
いる。図5に示されるように、チャンネルブラシ48
は、ステンレス製(例えばSUS304)の帯板をU字
状の断面をもつように構成した基部50に、所定長さの
ブラシ素材46の中間部を対向させ、このブラシ素材4
6の中間部をステンレス線の芯金52と共に基部50の
スリット状開口へ押し込んで、芯金52とブラシ素材4
6の中間部を覆った後基部50の開口の両端部でブラシ
素材46を挟むように基部50を圧縮する。これによっ
て、ブラシ素材46が抜け落ちることのないチャンネル
ブラシ48が完成する。
【0030】例えば、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)(東レモノフィラメント社製)、直径200ミク
ロンの屈曲のない単糸をブラシ素材46を深さ4mm、幅
3.5mmのU字型断面をもつ基部50に上記のように固
定して毛足の長さ17mmのチャンネルブラシ48を製作
した。このように完成したチャンネルブラシ48をロー
ラ本体に螺旋状に密接して巻付けて直径130mmとなる
ように現像部14に使用するブラシローラ42を仕上げ
た。ブラシ素材46であるポリブチレンテレフタレート
は、乾引張り強度3.0g/d 、乾引張り伸度30.0
%、屈曲回復率75.7%、沸騰水収縮率1.7%、湿
曲げ硬さ3.11gのものを使用し、チャンネル幅D
(図5に示す)は3.5mmとしており、このチャンネル
ブラシ48を螺旋状にかつ互いに隣接する基部50を密
着させて巻付けて固定し、チャンネルブラシ48のブラ
シ素材46の先端をローラ本体の回転軸に対して所定の
寸法に揃えて刈り込んで仕上げたものを使用している。
【0031】なお、本実施例では、後述する染色部16
のブラシローラ190との組み合わせで水なし平版12
の表面を均一にブラシングするようにしている。このブ
ラシローラ42、190の回転の組み合わせは、以下の
通り選択可能である。 (現像部14) (染色部16) ・正転 −−−−− 逆転 ・正転 −−−−− 正転 ・正転揺動 −−−−− 逆転(本実施例の組み合わせ) ・正転揺動 −−−−− 正転 好ましくは、正転−逆転又は正転揺動−逆転であり、後
述する染色部16のブラシローラ190とによってブラ
ッシング効果を向上させているため双方を揺動する必要
はない。なお、ブラシローラ42の正転揺動とは、ブラ
シの接触部が水なし平版の搬送方向と同方向へ相対移動
するように回転させると共に、ブラシローラ42を水な
し平版12の搬送幅方向に沿って往復移動させるもので
あり、本実施例では、ブラシローラ42を毎分415回
転させると共に毎分100往復で揺動幅30mmの揺動を
行っている。
【0032】現像部14にはブラシローラ42の下方に
ローラ54が回転自在に配置されており、また、ローラ
54の下流側に隣接してガイド板56が配置されてい
る。水なし平版12は、ローラ54とブラシローラ42
によって挟持されたとき、ブラシローラ42の回転によ
ってブラッシングされる。このとき、ガイド板56は、
ブラシローラ42とローラ54によって送り出された水
なし平版12を水平状態にして下流側へ案内すると共
に、水なし平版12のケラレ防止の役目も有している。
【0033】このローラ54は、回転自在となっている
ため、ブラシローラ42が回転を停止した状態で水なし
平版12が送り込まれても、ローラ54が水なし平版1
2に移動に伴って従動回転してブラシローラ42とロー
ラ54の間へ水なし平版12を挿入することができるよ
うになっている。このような状態を得ることは、ブラシ
ローラ42によるブラッシング状態、すなわちブラシ幅
を検査するときに有用となっている。
【0034】ブラシ幅の検査は、未露光の水なし平版1
2をブラシローラ42とローラ54の間に挿入し、この
状態でブラシローラ42を回転させて行い、ブラシロー
ラ42の擦り幅が適正か否かを判断する。このとき、ブ
ラシローラ42の回転を停止した状態でも、容易に水な
し平版12をブラシローラ42とローラ54の間から抜
き差しでき、水なし平版12を引き出すときに水なし平
版12上に残ったシリコーンゴム層が剥がれてしまうこ
とがなく、擦り幅を正確に調整することができる。
【0035】ブラシローラ42の周囲には、ブラシロー
ラ42へ向けて複数の吐出口(図示省略)が形成された
スプレーパイプ58がブラシローラ42の上流側上方に
配置され、搬送ローラ対34の上下のローラの間へ向け
て複数の吐出口(図示省略)が形成されたスプレーパイ
プ60がブラシローラ42の下流側上方に配置されてい
る。これらのスプレーパイプ58、60は、現像水供給
装置へ連通されており、現像水供給装置から供給された
現像水をブラシローラ42、搬送ローラ対34へ向けて
噴出し、これによって、ブラシローラ42を介して現像
水を水なし平版12の表面へ均一に塗布するようになっ
ている。また、スプレーパイプ60から噴出された現像
水は搬送ローラ対34の表面を洗浄し、搬送ローラ対3
4の回転によって下流側へ「かす(主に水なし平版12
の表面から除去されたシリコーンゴム層)」が持ち出さ
れるのを防止している。
【0036】なお、搬送ローラ対32の上側のローラの
周面にはブレード33の先端部が接触しており、搬送ロ
ーラ対32の周面に付着した「かす」が搬送ローラ対3
2の回転によって上流側へ持ち出されるのを防止してい
る。また、ブラシローラ42の上方は断面形状が略矩形
状のブラシカバー62で覆われ、現像水等が装置内に飛
散するのを防止している。
【0037】図4に示されるように、現像水供給装置
は、現像水回収層24の底部と循環ポンプ64を連通す
る配管66及び、中間部にフィルタ部68が配置され循
環ポンプ64と各スプレーパイプ38、40、58、6
0を連通する配管70によって構成されている。循環ポ
ンプ64は、流量可変型のポンプで制御装置72によっ
て作動及び吐出流量が制御されている。循環ポンプ64
は配管66を介して現像水回収槽24から吸い込んだ現
像水を配管70へ吐出してスプレーパイプ38、40、
58、60へ供給するようになっている。
【0038】このとき、フィルタ部68は、内部に配置
した図示しないフィルタによって循環ポンプ64から吐
出された現像水中のかす(主に水なし平版12の表面か
ら除去されたシリコーンゴム層からなる現像かす)をろ
過するようになっている。なお、このフィルタの網目は
10μ〜500μ(好ましくは50μ〜300μ)のも
のが使用可能であり、配管70の途中に流量センサ等を
設けて、管路を通過する現像水の流量が所定流量以下と
なったときに、フィルタの目詰まりが生じたと判断し
て、フィルタの交換を行うようにすればよい。流量セン
サとしては、一般的な流量計を用いることが可能である
が、装置の小型化を目的とするときは回転式のものが好
ましい。また、現像水回収槽24の底部の配管66の開
口には、金網フィルタ67を設けており、比較的大きな
「かす」(例えば保護フィルムのかす)が配管66内に
流れ込んでフィルタ部68のフィルタが目詰まりを起こ
すのを抑えている。
【0039】現像水回収槽24内には、オーバーフロー
管76が配設されている。このオーバーフロー管76
は、一端が現像水の液面から所定高さに突出し、他端が
排水管に連結されている。このため、現像水回収槽24
内の現像水の量が増加してオーバーフロー管76の上端
開口に達すると、現像かすの比重は小さいので現像水回
収槽24内で現像水に浮き、最表層の現像水と共に「か
す」がオーバーフロー管76内に流入して排出される。
なお、オーバーフロー管76の上端の現像水回収槽24
の底部からの高さは、現像水回収槽24内に収容する現
像水の最高液面高さに相当している。
【0040】現像部14には、配管78の一端が補助槽
26へ向けて開口されている。この配管78の中間部に
は、バルブ80が配設されており、他端は、水なし平版
現像装置10の機外に引き出され水道配管に接続され
る。このため、バルブ80を開けば、水道水が現像水と
して補助槽26の上方のスプレーパイプ38、40へ供
給可能となり、供給されて現像に寄与した水道水は補助
槽26の底部を流れて現像槽本体22の現像水回収槽2
4へ流れ込む。
【0041】配管78のバルブ80より現像部14側に
は、ソレノイドバルブ82及び調整弁付流量計84が配
設されており、これらは、制御装置72へ接続されてい
る。制御装置72は、調整弁付流量計84によって現像
部14への現像水の供給量を調整すると共にこの供給量
を積算している。この現像水の供給量が所定量を越えた
ときに、現像水回収槽24内の現像水を排水し、フィル
タ部68内のフィルタの交換を行ってもよい。
【0042】また、制御装置72には、水なし平版現像
装置10へ水なし平版12が挿入されたことを検出する
アルミ検出器88(図3にも示す)が接続されており、
このアルミ検出器88が水なし平版12を検出すると、
所定時間(例えば、水なし平版現像装置10での水なし
平版12の処理時間)ソレノイドバルブ82を開いて現
像部14へ現像水を供給すると共に、装置の立ち上げ時
には、現像水回収槽24内の現像水の液面レベルが所定
のレベルになるように水道水を供給する。なお、配管7
8は、バルブ80とソレノイドバルブ82の間でバルブ
86Aを備えた配管86が分岐されている。この配管8
6の開口には、洗浄ホースが取り付け可能となってお
り、水なし平版処理装置10の内部を水道水によって洗
浄することができる。
【0043】また、制御装置72は、アルミ検出器86
として光電管を水なし平版12の搬送幅方向に沿って複
数個配列して水なし平版12の幅寸法を検出すると共
に、水なし平版12の通過を検出している時間を計測し
て水なし平版12の処理量(処理面積)を演算し、積算
できるようになっている。なお、アルミ検出器88は例
えば1個の光電管を備えたものでもよく、制御装置72
は、アルミ検出器88で水なし平版12の長さを検出し
て、予め記憶している幅方向の長さから水なし平版12
の処理量を演算するようにしてもよい。
【0044】なお、現像部14の現像水回収槽24の底
部近傍には、図示しないヒータが配設されており、装置
の稼動中は現像水の液温を25°C〜45°Cの間の設
定温度(例えば35°C±1°C)に維持するようにな
っている。このため、本実施例では、このヒータの能
力、「かす」の排出効率等を考慮し、現像水の供給量を
0.5〜2(l/min) となるように設定している。なお現
像水の供給量は、0.1〜10(l/min) (好ましくは
0.2〜5(l/min) )とすることができる。
【0045】図3に示されるように、現像部14の下流
側の染色部16には、逆山形状で底部が染色液を収容す
る染色液回収槽92を備えた染色槽本体90が配置され
ている。図4に示されるように、この染色液回収槽92
内には、一端が染色液の液面上方に突出して開口された
オーバーフロー管94が配設されている。このオーバー
フロー管94の上端開口は、染色液回収槽92内の染色
液の上限レベルとなっており、染色液の液面レベルが上
昇してオーバーフロー管94の上端開口に達すると、オ
ーバーフロー管94内へ流れ込んで、他端が開口された
廃液タンク74内へ排出される。なお、染色液回収槽9
2の底部近傍には、図示しないヒータが配設されてお
り、装置の稼動中は染色液の液温を25°C〜45°C
の間の設定温度(例えば30°C±1°C)に維持する
ようになっている。
【0046】図3に示されるように、染色槽本体90の
上部には、上流側に搬送ローラ対96、下流側に搬送ロ
ーラ対98が配設されており、これらの搬送ローラ対9
6と98の間に本発明のブラシローラ190が配設され
ている。搬送ローラ対96、98及びブラシローラ19
0は図示しない側板に回転可能に支持され、駆動手段の
駆動力が伝達されると回転し、水なし平版12を挟持搬
送するようになっている。搬送ローラ対96、98の外
周部は一般的なゴム材質で作られており、挟持搬送する
水なし平版12の表面を傷めないようにしている。
【0047】ここで、図6及び図7を用いて染色部16
のブラシローラ190について説明する。
【0048】図6に示されるように、ブラシローラ19
0に用いるチャンネルブラシ192は、直線状のブラシ
素材46を用いている。ブラシ素材46を支持する金属
性の基部194としては、断面形状が略U字状で、長手
方向に沿って所定間隔でくびれ部と拡幅部194Aが交
互に形成されているものを用いる。くびれ部には少量の
ブラシ素材46を、拡幅部194Aにそれより多くのブ
ラシ素材46を配置するように準備し、ブラシ素材46
の中間に芯金52を挟み込むように折って基部194へ
挿入した後、基部194の開口端部を圧縮してブラシ素
材46を基部194へ固定したものである。これによっ
て、チャンネルブラシ192には、長手方向に沿って一
定間隔でブラシ素材が厚く束ねられた部分(以下「ブラ
シ束」という)196が配置された構成となっている。
図7に示したチャンネルブラシ192では、くびれ部分
のブラシ素材46を短く刈り込んだ例である。
【0049】ブラシローラ190は、このようなチャン
ネルブラシ192を金属製(例えばSUS304)のロ
ーラ本体180の外周面に螺旋状に密に巻付けて作られ
ており、このとき、互いに隣接するチャンネルブラシ1
92の基部194のくびれ部分と拡幅部分とが対応して
ローラ本体180の表面で位置を補完するように密着配
置することにより、ブラシ素材46が厚く束ねられたブ
ラシ束196とブラシ素材46が少ないくびれた部分が
隣接するようにしている。これによって、図7に示され
るように、ブラシ束196の境界、すなわちブラシ密度
が疎の部分がチャンネルブラシ192の長さ方向に対し
千鳥状に配置されたブラシローラ190を製作したもの
である。
【0050】前記した如く染色部16では、ブラシの接
触部が水なし平版12の搬送方向と逆方向となるよう、
すなわち、現像部14のブラシローラ42とは逆方向へ
例えば毎分250回転でブラシローラ190を回転する
ようにしている。
【0051】ブラシローラ190の下部にはローラ54
が配設され、ローラ54の上流側にはガイド板56が隣
接配置されている。このため、水なし平版12はガイド
板56によって略水平状態でブラシローラ190とロー
ラ54の間を搬送され、ブラシローラ190によって表
面が擦られて現像部14のブラシローラ42により除去
されるべきであったにもかかわらず除去し残したシリコ
ーンゴム層が取り除かれる。このとき、ガイド板56は
水なし平版12のケラレ防止の役目も有している。
【0052】ブラシローラ190の上部は、断面形状が
略箱型のブラシカバー106に覆われており、このブラ
シカバー106内のブラシローラ190の上部上流側に
はスプレーパイプ102が、上部下流側にはスプレーパ
イプ104が配設されている。スプレーパイプ102に
は、ブラシカバー106の内壁へ向けて複数の吐出口が
形成され、ブラシローラ190の上部下流側のスプレー
パイプ104には、搬送ローラ対98へ向けて複数の吐
出口が形成されている。これらのスプレーパイプ10
2、104は後述する染色液供給装置に連通しており、
この染色液供給装置から供給された染色液を、ブラシカ
バー106の内壁及び搬送ローラ対98の上側のローラ
へ向けて噴出するようになっており、これによって、搬
送ローラ対96と98の間で染色液が水なし平版12の
表面に均一に供給されてブラシローラ190により擦り
込まれ、また、搬送ローラ対98の表面に付着した析出
物や「かす」は、スプレーパイプ104から噴出される
染色液によって洗い落とされる。
【0053】ブラシローラ190の上部のブラシカバー
106は、ブラシローラ190の回転及びスプレーパイ
プ102、104からの染色液が装置内に飛散するのを
防止している。また、搬送ローラ対96の上側のローラ
には、ブレード97の先端部が接触しており、搬送ロー
ラ対96の周面に付着した析出物、「かす」が上流側へ
持ち出されるのを防止している。
【0054】図4に示されるように、スプレーパイプ1
02、104へ染色液を供給する染色液供給装置は、染
色液回収槽92の底部と循環ポンプ108を連通する配
管110、中間部にフィルタ部112を備え循環ポンプ
108と前記スプレーパイプ102、104の間を連通
する配管114によって構成されている。循環ポンプ1
08は制御装置72へ接続されており、制御装置72が
循環ポンプ108を作動させると、染色液回収槽92内
の染色液が配管110へ吸い込まれ、フィルタ部112
を通過して、配管114を介してスプレーパイプ10
2、104へ供給される。
【0055】このとき、フィルタ部112は、内部の図
示しないフィルタを染色液が通過するとき、染色液中の
析出物、「かす」等を濾し取るようになっている。ま
た、染色液回収槽92の底部の配管110の開口には、
金網フィルタ111が設けられており、循環ポンプ10
8の作動によって染色液が吸い込まれるとき、比較的大
きい析出物、「かす」が配管110内へ流れ込まないよ
うにし、フィルタ部112内のフィルタの目詰まりを抑
えるようにしている。
【0056】この染色部16では、水なし平版12の処
理に応じて染色液補充タンク116から染色液の補充を
行うようになっている。染色液補充タンク116内に
は、中間部に補充ポンプ118が設けられた配管120
の一端が開口されており、この配管120の他端は、染
色液補充槽122の上方に開口されている。この染色液
補充槽122は、染色液回収槽92内の染色液の上限レ
ベルより高い位置に配置され、底部に配管124の一端
が開口されている。この配管124は、他端が染色液回
収槽92の底部に開口しており、制御装置72によって
補充ポンプ118が作動すと、染色液補充タンク116
内から染色液補充槽122に供給される染色液が染色液
回収槽92内へ流れ込むようになっている。
【0057】この染色液補充槽122には、配管180
の一端が開口しており、この配管180の他端は、配管
78のソレノイドバルブ82と調整弁付流量計84の間
に接続されており、中間部には、制御装置72に接続さ
れたソレノイドバルブ182と調整弁付流量計184が
設けられている。このため、染色液補充タンク116内
の染色液を染色液補充槽112内で予め設定した比率
(例えば1:0〜1:9但し1:0は希釈無し)で希釈
することができる。
【0058】現像部14、染色部16には、それぞれ液
面測定槽126、128が設けられている。液面測定槽
126は、底部に開口された配管130によって、現像
水回収槽24の底部と連通されており、液面測定槽12
8は、底部に開口された配管132によって染色液回収
槽92の底部と連通されている。液面測定槽126、1
28の現像水、染色水の液面レベルは、現像水回収槽2
4、染色液回収槽92の液面レベルに応じて変化するよ
うになっている。
【0059】液面測定槽126、128の各々には、電
極式の液面センサ134及びフロート式の液面センサ1
36が設けられており、各々制御装置72へ接続されて
いる。電極式の液面センサ134は、液面測定槽12
6、128内の所定の液面レベルを検出し、これより液
面レベルが下がったときに、現像部14、染色部16
へ、現像水、染色液を所定量補充する。また、フロート
式の液面センサ126は、現像水回収槽24、染色液回
収槽92内の最低液面レベルを検出するようになってお
り、これによって、現像水回収槽24、染色液回収槽9
2内の処理液加熱用ヒータの空焚きを防止している。な
お、液面センサ134、136はいずれが電極式であっ
てもよく、フロート式であってもよく、所定の液面レベ
ルを検出するものであれば他の液面センサの適用も可能
である。
【0060】現像部14、染色部16に現像水回収槽2
4、染色液回収槽92と別に液面回収槽126、128
を設けることによって、現像水回収槽24、染色液回収
槽92内の現像水、染色液に泡立ちが生じても、この泡
に影響されることなく正確に液面レベルを検出すること
ができる。
【0061】図3に示されるように、染色部16の下流
側には、水洗部18及び乾燥部20が配設されている。
水洗部18には、逆山形形状で底部が水洗水を収容する
水洗水回収槽140が設けられた水洗槽本体138が配
設されている。水洗水回収槽140の底部近傍には、図
示しないヒータが配設されており、水洗水を所定の温度
(10°Cから30°C内の設定温度、例えば20°
C)に加熱可能となっている。
【0062】この水洗槽本体138の上部には、水なし
平版12の搬送方向上流部に搬送ローラ対142が配設
され、下流部に搬送ローラ対144、146が配設され
ている。これらの搬送ローラ対142、144、146
は各々図示しない側板に回転可能に支持され、駆動源の
駆動力が伝達されることによって回転し、水なし平版1
2を挟持搬送するようになっている。
【0063】搬送ローラ対142と搬送ローラ対144
の間には、串ローラ148が配設されている。串ローラ
148は中空パイプの外周部に円板状の多数のローラを
回転可能に取り付けたものである。この中空パイプは、
上方側に多数の吐出口が形成されたスプレーパイプ15
0を構成している。また、串ローラ148の上方には、
スプレーパイプ152が配設されている。スプレーパイ
プ152には、搬送ローラ対142の上下のローラの
間、搬送ローラ対144の上下のローラの間へ向けて吐
出口(図示省略)が形成されている。
【0064】スプレーパイプ150、152は、水洗水
回収槽140から供給される水洗水を噴出するようにな
っており、これによって、搬送ローラ対144、146
の間を搬送される水なし平版12の表面及び裏面が洗浄
される。なお、串ローラ148は、搬送ローラ対142
から送り出された水なし平版12の下面側を支持して次
の搬送ローラ対144の間へ案内するようになってお
り、搬送ローラ対142、144の間は水洗水の飛散防
止のためにカバー147で覆っている。
【0065】図4に示されるように、スプレーパイプ1
50、152には、中間部に循環ポンプ154が配設さ
れた配管156の一端が連結されており。この配管15
6の他端は、水洗水回収槽140の底部に開口されてお
り、この開口には金網フィルタ157が配設されてい
る。制御装置72によって循環ポンプ154が作動する
と、スプレーパイプ150、152へ水洗水回収槽14
0から水洗水が供給される。
【0066】水洗水回収槽140内には、水洗水の液面
の上方にオーバーフロー管160の一端が開口されてお
り、水洗水回収槽140内の水洗水の液面レベルが上昇
してオーバーフロー管160の上端開口に達すると、オ
ーバーフロー管160から図示しない排出管へオーバー
フローするようになっている。また、水洗水回収槽14
0内には、電極式の液面センサ134及びフロート式の
液面センサ136が配設されており、液面センサ134
によって、水洗水回収槽140内の水洗水の液面レベル
が下降したことを検出すると、水道水を供給するように
なっている。なお、液面センサ136は、水洗水回収槽
140内の水洗水の下限レベルを検出し、ヒータの空焚
きを防止するようになっている。
【0067】水洗槽本体138の上部には、水洗水回収
槽140内へ向けて配管162の一端が開口している。
この配管162は中間部に調整弁付流量計164が配設
されており、他端が前記配管78へソレノイドバルブ8
2と調整弁付流用計84の間に連結されている。したが
って、ソレノイド82が開かれると、水道水が水洗水回
収槽140内へ供給される。このとき調整弁付流量計1
64によって供給量が調整されるようになっている。な
お、水洗水の供給量は、0.2〜20l/min 、好ましく
は0.3〜10l/min とすることができる。
【0068】図3に示されるように、乾燥部20には、
菊ローラ(花形の断面を持つローラ)166、吹出パイ
プ168、菊ローラ対170、吹出パイプ168及び搬
送ローラ対172が、水なし平版12の搬送方向に沿っ
て順に配設されている。菊ローラ166、菊ローラ対1
70及び搬送ローラ対172は、図示しない側板に回転
可能に支持され、駆動手段の駆動力によって回転するよ
うになっており、これによって、水なし平版12を搬送
するようになっている。また、吹出パイプ168は、搬
送される水なし平版12の搬送路の上面及び下面に対向
して配置され、乾燥風発生部174から図示しないダク
トを介して供給される乾燥風を水なし平版12へ吹き付
けるようになっている。したがって、水なし平版12
は、乾燥部20を通過するとき乾燥風によって加熱乾燥
された後、搬送ローラ対172によって機外へ排出され
る。
【0069】乾燥風発生部174では、図示しないファ
ンとヒータによって所定温度に加熱した乾燥風を発生す
る。この温度範囲は、50°C〜70°Cの間で設定可
能となっている(例えば60°C±2°C)。また、菊
ローラ166及び菊ローラ対170は、回転軸に花形の
断面をもつローラを複数個、間をあけて配置したものが
適用でき、搬送ローラ対172としては、水なし平版1
2の表面の水分を拭き取るためにモルトンローラの適用
が可能である。なお、水洗槽本体138の下流部に配置
した搬送ローラ対146もモルトンローラを使用してお
り、水なし平版12を乾燥部20へ送り込む前に表面の
水分を拭い取って乾燥効率を上げている。
【0070】なお、制御装置72は、アルミ検出器88
によって水なし平版12の挿入を検出する毎に予め設定
した水なし平版現像装置10での水なし平版12の処理
時間だけ循環ポンプ64、108、154及びローラ、
ブラシローラの駆動手段186を作動させて水なし平版
12の処理を行うようにし、また、装置の立ち上げ時及
び装置稼動中の所定時間毎に、循環ポンプ64、10
8、154及びローラ、ブラシローラを駆動させて、ロ
ーラ及びブラシローラ42、190の洗浄を行うように
している。
【0071】また、液面センサ134によって、現像水
回収槽24内の現像水、染色液回収槽92内の染色液及
び水洗水回収槽140内の水洗水が所定の液面レベルを
下回ったことを検出するごとに、所定量の水、染色液及
び水洗水の補充を行うようにしている。これらの補充タ
イミングとしては、現像、染色、水洗の各槽とも、立ち
上げ時に液面レベルを測定して、補充を行った後にポン
プ、ローラ、ヒータを作動させるのが好ましい。また、
各槽とも一定時間(例えば2時間)毎に補充を行う液レ
ベル補充を行うことで、液面レベルを維持させることが
できる。
【0072】次に本実施例の作用を説明する。
【0073】図示しない画像焼付装置で画像が焼付けら
れた水なし平版12は、水なし平版処理機200で処理
される。この水なし平版処理機200では、水なし平版
12をその表面の保護フィルムを剥離したのち、水なし
平版現像装置10へ挿入する。
【0074】水なし平版現像装置10に挿入された水な
し平版12は、現像部14内を搬送されながら、スプレ
ーパイプ38、40から噴出された現像水に浸されるこ
とによって未露光部分の感光層が膨潤し表面のシリコー
ンゴム層が剥がれ易くなる。ブラシローラ42は、この
水なし平版12の表面を擦り、剥がれ易くなっているシ
リコーンゴム層を水なし平版12の表面から除去して、
染色部16へ送り込む。染色部16では、ブラシローラ
190によって水なし平版12の表面をさらに擦り、画
像部分のシリコーンゴム層を水なし平版12の表面から
完全に除去すると共に、スプレーパイプ102、104
から噴出する染色液を水なし平版12の表面へ均一に塗
布する。
【0075】これによって、水なし平版12の表面に
は、露光部分(非画像部分)に相当するシリコーンゴム
層が残りポジ画像が形成され、このポジ画像が染色液に
よって明確となっている。
【0076】染色部16から次の水洗部18へ送り込ま
れた水なし平版12は、スプレーパイプ150、152
から噴出される水洗水によって表裏面が洗浄され、余分
な染色液及びかすが洗浄液で洗い落とされる。水洗部1
8を通過した水なし平版12は、乾燥部20で吹出パイ
プ168から吹き出される乾燥風によって表裏面の水分
が除去されて、水なし平版現像装置10から排出され
る。このようにして処理された水なし平版12は、オー
トストッカー226へ順次ストックされる。
【0077】このようにして処理された水なし平版12
は、ブラシローラ42、190によって、未露光部分に
相当するシリコーンゴム層が除去される。このとき、現
像部14のブラシローラ42は、回転しながら揺動して
いるため、実質的にブラシの植え込みムラに起因する筋
状の擦りムラ(現像ムラ)が水なし平版12の表面に現
れることがない。
【0078】また、染色部16のブラシローラ190
は、基部194にくびれ部と拡幅部194Aを交互に形
成したチャンネルブラシ192を、基部194が密着す
るように、ローラ本体180の外周面に螺旋状に巻付け
ているため、ブラシの植え込みムラが実質的に生じてい
ない。このため、ブラシローラ190は、揺動させるま
でもなく回転しながら水なし平版12の表面を擦るだけ
で、水なし平版12の表面に擦りムラを生じさせること
がない。
【0079】ブラシローラ42と同様のチャンネルブラ
シ48をブラシローラ190に適用した場合、ブラシロ
ーラ42によって水なし平版12の表面をムラなく擦っ
ても、染色部16のブラシローラを揺動させないで擦る
と、この染色部16でのブラッシングムラによって水な
し平版12の表面に擦りムラが生じる結果となる。
【0080】これに対して、ブラシローラ190を回転
させて水なし平版12の表面を擦った場合、ブラシロー
ラ190の回転速度が水なし平版12の搬送速度に対し
て速いため、水なし平版12の表面は、ブラシの毛先が
比較的疎となった部分(くびれ部分)が対向すると、次
にブラシの毛先が比較的密となったブラシ束196(厚
い部分)が対向接触して擦られる。これは、水なし平版
12の搬送速度に対してブラシローラ190の回転速度
が速いため、水なし平版12の表面の同一部分に対して
多数回繰り返され、水ない平版12の表面全域にわたっ
てブラッシングが行われる。
【0081】このように、ブラシローラ190は、水な
し平版12の表面を半分宛ずらして配置したブラシ束1
96の列によって水なし平版12の搬送速度対して速く
回転しながら水なし平版12の表面をブラッシングする
ため、水なし平版12の表面には、擦りむらが生じるこ
となく、均一にブラッシングされる。このとき、ブラシ
ローラ190の揺動が不要であるため、装置の騒音を低
減させると共に、装置の部品点数を削減してコストダウ
ンを図ることができる。
【0082】ここで、水なし平版現像装置10での循環
ポンプ及びローラ等を駆動する駆動手段の作動について
図8A及び図8Bのフローチャートを用いて説明する。
【0083】先ず、ステップ250では、図示しない装
置の電源スイッチがオンされると、制御装置72は、所
定時間(例えば5分)各循環ポンプ及び駆動手段を作動
させて、各ローラ及びブラシローラ42、190を回転
駆動させると共に、各スプレーパイプから現像水、染色
液、水洗水を噴出させる立ち上げ作動を行う。これによ
って、装置停止中に乾燥状態となっていた、ブラシロー
ラ42、190及び各ローラが現像水、染色液、水洗水
によって洗浄される。
【0084】立ち上げ作動が終了すると、次のステップ
252では、アルミ検出器88が、現像部14へ水なし
平版12が挿入されたか否かを検出する。アルミ検出器
88が水なし平版12の挿入を検出すると、ステップ2
54へ移行して、所定時間(例えば挿入された水なし平
版12が乾燥部20から排出されるまでの時間)各循環
ポンプ及び駆動手段186を作動させて、現像部14〜
乾燥部20を水なし平版12の処理状態とする(処理作
動)。これによって、現像部14へ挿入された水なし平
版12は、現像、染色、水洗及び乾燥処理が順に行われ
て、水なし平版現像装置10の機外へ排出される。
【0085】水なし平版12が検出されていない場合、
ステップ256へ移行して、循環ポンプ及び駆動手段1
86が停止状態となってから所定時間(例えば30分)
経過したか否かを判断し、経過していた場合には、ステ
ップ258へ移行して循環ポンプ及び駆動手段186を
作動(例えば30秒)させる(間欠作動)。これによっ
て、装置内の各ローラ及びブラシローラ42、190
は、各スプレーパイプから噴出される現像水、染色液、
水洗水によって洗浄が行われる。これによって、水なし
平版12を処理していない状態で、ローラ、ブラシロー
ラ42、190が「かす」が付着した状態で乾くのを防
止することができると共に、常に水なし平版12の処理
が可能な状態に維持することができる。
【0086】ステップ260では、図示しない装置の電
源スイッチがオフされたか否かを判断しており、オフさ
れた場合、循環ポンプ及び駆動手段186を作動させ
て、各ローラ及びブラシローラ42、190の洗浄を行
った後に稼動を停止する(停止作動)。また、図8Bに
示す割込みルーチンでは、アルミ検出器88が、水なし
平版12の挿入を検出する(ステップ264)と、図8
Aのフローチャートのステップ254へ移行するように
している。
【0087】このようにして、水なし平版現像装置10
では、装置の立ち上げ時、処理中、非処理中及び停止時
に、各循環ポンプ及び駆動手段186を作動させている
ため、水なし平版12の非処理状態からすぐに水なし平
版12の処理を開始することができる。また、各ローラ
及びブラシローラ42、190を「かす」が付着してい
ない状態に維持することができローラ、ブラシローラ4
2、190に付着した「かす」が水なし平版12の表面
を傷めることがなく、高精細の網点画像を得ることがで
きる。
【0088】なお、上記実施例では、染色部16に配置
したブラシローラ190を回転駆動のみとして、現像部
14のブラシローラ42を回転駆動と共に揺動駆動した
水なし平版現像装置10について説明したが、現像部1
4のブラシローラ42のチャンネルブラシ48に換え
て、ブラシローラ190と同様のチャンネルブラシ19
2を螺旋状に巻付けた構成とすれば、この現像部14の
ブラシローラを回転駆動のみとしても、水なし平版12
の表面にブラシローラによる擦りむらに起因する現像ム
ラを生じさせることがない。このとき、現像部14及び
染色部16の何れのブラシローラも回転駆動のみで揺動
駆動を行う必要がないため、水なし平版現像装置10の
部品点数を削減し大幅なコストダウンが可能となり、ま
た、装置の騒音を一層低下させることができる。
【0089】また、本実施例に適用したブラシ素材46
の材質等は、本発明が適用されるブラシ素材を限定する
ものではなく、平版印刷版の表面を傷めることなく強い
圧力で擦り上げることができるものであれば他の材質で
あっても適用が可能である。
【0090】例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、ナイロン616、ナイロン12等のポリア
ミド類;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)等のポリエステル類;ポリアク
リロニトリル、ポリ(メタ)アクリル酸アルキル等のポ
リアクリル類;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のポリ
オレフィン類;アセチルセルロース等のセルロース類;
ポリウレタン等のポリウレタン類;馬の毛、豚の毛等の
天然繊維が用いられるが、弾性、剛性、耐摩耗性、耐熱
性、耐薬品性、給水性、吸湿性等を考慮すると、ナイロ
ン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン6
・12、PBTが、より好ましくはナイロン6・12、
PBTが用いられる。
【0091】さらに、本実施例の水なし平版現像装置1
0は、現像部14、染色部16、水洗部18及び乾燥部
20を備えているが、現像部14と染色部16によって
構成され、水洗部18、乾燥部20等を別体にしたもの
であってもよく、また、染色部16から排出した水なし
平版12を自然乾燥によって乾燥するようにしたもので
あってもよい。
【0092】また、本実施例では、水なし平版12をポ
ジ型として説明したが、これはネガ型であっても勿論良
く、本発明によって処理可能な平版印刷版は、水なし平
版に限らず、その他の種類のPS版等の他の平版印刷版
であってもよく、本発明は、それらを処理する一般的な
平版印刷版処理装置に適用が可能である。
【0093】さらに、本実施例では、現像部14と染色
部16にブラシローラ42、190を配置したが、ブラ
シローラの取り付け位置及び数はこれに限定するもので
はない。例えば、現像部14に2本のブラシローラを配
置して、正転揺動−逆転を行うようにしてもよく、水洗
部18にもブラシローラを配置してもよい。これらの場
合、全てのローラを回転させるか、1本のみのブラシロ
ーラに揺動を加えるだけで良く、ブラシローラによる擦
りむらが生じることがないため、複数本のブラシローラ
を揺動させる必要はない。
【0094】また、以上の説明では、水なし平版印刷版
の現像装置あるいは水なし平版印刷版現像用又は染色用
のブラシローラに限られるものではないことは勿論であ
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明した如く本発明のブラシローラ
は、チャンネルブラシの拡幅部分とくびれ部分を相互に
補完するようにチャンネルブラシを巻付けたブラシロー
ラを用いれば、このブラシローラの回転によって平版印
刷版の表面をムラなくブラッシングすることができる。
【0096】また、本発明の平版印刷版処理装置によれ
ば、平版印刷版の表面をムラなくブラッシングすること
ができるブラシローラを用いれば、ブラシローラの揺動
を抑えることができる。これによって、平版印刷版の仕
上がり品質を損ねることなく、装置の騒音の低減、部品
点数の削減とこれに伴う装置の組付け性の向上による大
幅なコストダウンが可能となる優れた効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水なし平版処理機を示す概略構成図である。
【図2】本実施例に適用した水なし平版現像装置の側面
図である。
【図3】本実施例に適用した水なし平版現像装置の概略
構成図である。
【図4】本実施例に適用した水なし平版現像装置の配管
系統図である。
【図5】一般的なブラシローラのチャンネルブラシを示
す要部斜視図である。
【図6】本実施例に適用したチャンネルブラシを示す要
部斜視図である。
【図7】本実施例の染色部に適用したブラシローラを示
す概略斜視図である。
【図8】(A)は本実施例に適用した水なし平版現像装
置の制御装置の作動を示すフローチャート、(B)は
(A)のフローチャートへの割込みルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 水なし平版現像装置(平版印刷版処理装置) 12 水なし平版(平版印刷版) 14 現像部 16 染色部 18 水洗部 20 乾燥部 42 ブラシローラ 46 ブラシ素材 72 制御装置 190 ブラシローラ 192 チャンネルブラシ 196 ブラシ束(拡幅部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平版印刷版処理装置に用いられ平版印刷
    版の表面をブラッシングするためのブラシローラであっ
    て、ブラシ素材を厚く束ねた拡幅部分と少数を束ねたく
    びれ部分が長手方向に沿って連続しかつ所定間隔で交互
    に位置するように基部で固定して作成した長尺のチャン
    ネルブラシを、ローラ本体に螺旋状に巻き付けて固定す
    るときに、前記拡幅部分に挟まれるくびれ部分の基部
    に、隣接する周回の拡幅部分の基部を密着させ、拡幅部
    分の間に隣接する周回の拡幅部分を入りこませることに
    より、拡幅部分とくびれ部分とを交互に補完するように
    密着巻きしたことを特徴とするブラシローラ。
  2. 【請求項2】 画像が露光された平版印刷版を搬送する
    搬送手段と、前記平版印刷版の表面に処理液を供給する
    処理液供給手段と、ブラシ素材を厚く束ねた拡幅部分と
    少なく束ねたくびれ部分が長手方向に沿って連続しかつ
    所定間隔で交互に位置するように基部で固定した長尺チ
    ャンネルブラシを、ローラ本体に螺旋状に密着巻きして
    固定するときに、前記拡幅部分に挟まれるくびれ部分の
    基部に、隣接する周回の拡幅部分の基部を密着させ、拡
    幅部分の間に隣接する周回の拡幅部分を入りこませるこ
    とにより、拡幅部分とくびれ部分とを交互に補完するよ
    うにした構成をもつブラシローラと、前記ブラシローラ
    を回転駆動して前記搬送手段によって搬送される前記平
    版印刷版の表面をブラッシングするブラシローラ回転駆
    動手段と、を備えたことを特徴とする平版印刷版処理装
    置。
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