JP4133497B2 - 印刷版処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウム等の支持体の表面に感光層を形成した感光性平版印刷版を処理する印刷版処理装置に係り、詳細には、現像液に浸漬した印刷版をブラシローラによってブラッシングする印刷版処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光性平版印刷版(以下、印刷版とする)は、アルミニウム等の薄肉矩形形状の支持体を用い、この支持体の表面に感光層が形成されており、この感光層を露光した後に、現像処理することにより、露光によって不要となった感光層の除去が行われる。
【0003】
この印刷版を現像処理する自動現像装置などの印刷版処理装置(以下、自動現像装置とする)では、印刷版を現像液に浸漬させた状態で搬送し、露光によって不要となった感光層を膨潤させた後、ブラシローラによってブラッシングすることにより除去するようにしている。
【0004】
一方、ブラシローラによって印刷版の表面をブラッシングするときには、擦りムラ等を防止する必要がある。ブラシローラによって印刷版をブラッシングしたときの擦りムラは、印刷版上に形成する網点のエッジの切れを悪くしたり、感光層として光重合層を用いているフォトポリマー版などでは、細かな網点を再現できなくなるなど、現像性の低下を生じさせる。
【0005】
印刷版の高い現像性を得るためには、ブラシローラに用いる毛材の密度(植毛密度)を高くしたり、植毛ムラが擦りムラとして現われないようにブラシローラの回転数を上げる必要がある。ここから、印刷版のブラッシングに好適なブラシローラを形成するための毛材の材質、太さ、長さ、密度と共に、植毛ムラを防止するためのブラシローラの製作方法が各種提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
ところで、印刷版をブラッシングするときには、印刷版を現像液に浸漬してから一定時間が経過した後に行う必要がある。また、支持体をアルミニウム等によって形成した印刷版では、緩やかに湾曲した搬送路を形成する必要があり、この上に装置自体のコンパクト化が要求されている。
【0007】
ここから、印刷版現像装置では、現像液からの印刷版の出口付近にブラシローラを配置するようにし、また、印刷版現像装置では、印刷版の先端部の損傷を防止するために、ブラシローラを搬送方向に対して正転回転するようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−5193号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、毛材の密度の高いブラシローラを用いて、このブラシローラを正転回転させながらブラッシングすると、ブラシローラの毛材が印刷版の表面から離れるときに、ブラシローラ下流側の印刷版表面の現像液を吸い込んでしまい、ブラシローラよりも下流側で、印刷版上方の現像液の液面低下が生じ易くなっている。
【0010】
一方、ブラシローラは、現像液からの印刷版の出口付近に配置されているために、印刷版の搬送路は、ブラシローラの近傍で現像液中の深さが浅くなっている。また、印刷版には、幅寸法が1300mm程度の広幅のものがあり、このような幅広の印刷版を現像液中でブラッシングすると、ブラシによって吸い上げられる現像液の量に対して、印刷版の表面に流れ込む現像液の量が不足してしまい、印刷版の幅方向の中間部が現像液中から露出してしまう。
【0011】
印刷版の表面の一部が現像液から露出している状態で、ブラシローラによるブラッシングを行うと、ブラシローラの毛材が印刷版の表面から離れるときに、空気を吸い込んでしまい、この空気を印刷版の表面に接触するときに吐き出すためにブラッシングする印刷版の表面及び現像液の表面を泡立ててしまうという問題がある。
【0012】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、ブラシローラによって印刷版をブラッシングしながら現像処理を行うときに、現像液の液面低下を抑えて、現像液の泡立ちを生じさせることなく均一な現像性の確保が可能となる印刷版処理装置を提案することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、印刷版を搬送しながら処理液に浸漬すると共に、処理液中で印刷版の感光層をブラシローラによってブラッシングして、処理液処理の進行を促進する印刷版処理装置であって、前記ブラシローラが、毛材の密度が6000本/cm 2 〜24000本/cm 2 の範囲のブラシ素材をローラの外周部に配設して形成され、該ブラシローラが、80rpm〜150rmpの範囲の回転数で前記印刷版の搬送方向に対して正転回転して、印刷版の前記感光層をブラッシングすることを特徴とする。
また、本発明は、前記ブラシ駆動手段によって回転される前記ブラシローラの周速度を、8.8m/ min 〜16.4m/ min としていることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、ブラシ素材の毛材の密度に応じてブラシローラの回転数を設定し、設定した回転数でブラシローラを回転駆動して、印刷版のブラッシングを行う。
【0015】
一般に、ブラシローラより下流側での処理液の液面低下は、ブラシローラの毛先が印刷版の表面から離れるときに、処理液を吸い込むことにより生じる。このときのブラシローラの処理液の吸い込み量は、毛材の密度が高くなるか、ブラシローラの回転数が高くなることにより増加する。
【0016】
ブラシローラによる印刷版の擦り性は、密度ないし回転数を高くなることにより向上するので、毛材の密度に応じて回転数を設定することにより、現像性を損ねることなく、ブラシローラの接触位置近傍での処理液の液面低下による発泡を防止して、印刷版を高品質で仕上げることができる。
【0018】
また、毛材の密度を低くすることにより、ブラッシング時の処理液の吸い込み量を抑えることができる。このときに、ブラシローラの回転数を可能な範囲で高くすることにより、現像性が損ねられるのを防止することができる。
【0019】
なお、毛材の密度を低くしたときに、毛材の剛性が低いと所望の現像性を確保することができなくなる恐れがあるので、このときには、毛材を太くしたり剛性の高い材質で形成することが好ましく、これにより、より一層の現像性向上を図ることができる。
【0020】
ここで、本願発明では、毛材の密度が6000本/cm2〜24000本/cm2の範囲のブラシローラを、80rpm〜150rpmの範囲の回転数で回転させて、印刷版をブラッシングする。
【0021】
これにより、印刷版の表面や処理液の液面での発泡を抑えながら、印刷版に対する適正な現像性を確保することができる。
このときに、印刷版をブラッシングするブラシローラの周速度は、8.8m/ min 〜16.4m/ min となる。
【0022】
このような本発明では、印刷版の搬送方向と直交する方向に沿った寸法である幅寸法が、1300mm以上、好ましくは900mm以上である印刷版の処理を行うときに適用することにより、印刷版を高品質に仕上げることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1には、印刷版処理装置の一例として適用したPS版プロセッサー10の概略構成を示している。このPS版プロセッサー10は、図示しない露光装置によって画像露光された感光性平版印刷版(以下「PS版12」と言う)の現像処理を行う。
【0024】
PS版12は、アルミニウム板等の薄肉矩形平板を支持体として、この支持体の表面に感光層を形成したものである。このようなPS版12としては、原稿フィルムを密着させて露光(密着露光)する所謂コンベンショナル版であっても良く、また、サーマル版や、感光層として光重合層が形成されたフォトポリマー版などのように光ビームを照射して露光(デジタル露光)を行うものであってもよい。さらに、PS版としては、ポジタイプであっても良く、ネガタイプであっても良い。また、PS版12としては、支持体の両面に形成された両面タイプであっても良いが、本実施の形態に適用しているPS版プロセッサー10は、感光層が支持体の一方の面に形成された片面タイプとしている。
【0025】
PS版プロセッサー10は、PS版12を現像液によって処理するための現像部14と、現像液によって処理されたPS版12に水洗水を供給して水洗する水洗部16と、水洗後のPS版12にガム液を塗布して不感脂化処理する不感脂化処理部18と、PS版12を乾燥させる乾燥部20と、が配設されている。
【0026】
PS版プロセッサー10内には、処理タンク22が設けられている。この処理タンク22には、現像部14となる位置に現像槽24が形成され、水洗部16及び不感脂化処理部18となる位置に水洗槽26及び不感脂化処理槽28が形成されている。
【0027】
処理タンク22を覆う外板パネル30には、スリット状の挿入口32が形成され、処理タンク22には、乾燥部20側に排出口34が形成されている。また、処理タンク22を覆うカバー36には、現像部14と水洗部16との間にPS版12を挿入するためのリエントリー用の挿入口(副挿入口)38が設けられている。そのリエントリー挿入口38は、現像部14での処理を除くPS版プロセッサー10での処理を行うためのPS版12の挿入口となっている。
【0028】
挿入口32の外部には、例えば挿入台40が設けられ、現像部14のPS版12の挿入側には、ゴム製の搬送ローラ対42が配設されている。画像が焼付けられたPS版12は、挿入台40に載置されて挿入口32から、矢印A方向に沿って挿入されて、搬送ローラ対42の間に送り込まれる。なお、この矢印A方向がPS版プロセッサー10でのPS版12の搬送方向となっている。
【0029】
搬送ローラ対42は、図示しない駆動手段の駆動力によって回転して、挿入されたPS版12を引き入れ、水平方向に対して約15°から31°の範囲の角度で現像部14へ送り込む。なお、本実施の形態では、支持体の一方の面に感光層を形成した片面タイプのPS版12を用いており、PS版12は、感光層が上方へ向けられた状態で挿入口32からPS版プロセッサー10内へ挿入される。
【0030】
処理タンク22に形成されている現像槽24は、底部中央が下方へ向けて突出された略山形状となっており、PS版12の現像処理を行うための現像液を貯留する。この現像槽24には、PS版12の搬送方向に沿った下側にガイド板44が、底部に沿って配設されている。
【0031】
ガイド板44は、現像槽24の上流部(挿入口32側)に設けられ、自由回転をする複数のコロ(小型のローラ)46が取り付けられている。搬送ローラ対42によって現像部14内に送り込まれたPS版12は、このコロ46によって案内されながらガイド板44上を搬送される。
【0032】
現像槽24には、水洗部16側に、外周がゴム製の搬送ローラ対48が配置されており、現像槽24内を案内搬送されたPS版12は、この搬送ローラ対48によって挟持されて現像槽24から引き出される。
【0033】
PS版12は、このようにして現像槽24内を搬送されるときに現像液に浸漬され、露光画像に応じて不要となる感光層が現像液により膨潤して支持体から剥離することにより除去される。なお、現像槽24内には、スプレーパイプ50が設けられており、図示しないポンプによって吸引した現像槽24内の現像液を、このスプレーパイプ50によってPS版12の感光層面に吹き付け、PS版12の表面に現像液を供給するとともに、現像槽24内の現像液を循環させている。
【0034】
一方、現像槽24内には、PS版12の搬送路の下流部にブラシローラ80が設けられている。このブラシローラ80は、現像液に浸漬されながら搬送されるPS版12の表面に毛材を接触させながら回転することにより、PS版12の表面をブラッシングして、PS版12の表面からの不要な感光層の除去を促進している。
【0035】
現像部14には、下面が現像槽24に貯留される現像液の液面より下方となるように液面蓋52が配置されている。また、現像槽24の壁面及び液面蓋52には、挿入口32側に遮蔽部材54A、54Bが設けられ、水洗部24側に遮蔽部材54C、54Dが取り付けられている。処理タンク22には、排出口34の周囲に遮蔽部材54E、54Fが取り付けられ、カバー36のリエントリー挿入口38には、遮蔽部材54Gが取り付けられている。
【0036】
遮蔽部材54A〜54Gは、シリコンゴム等によって形成されており、現像槽24内は、液面に接触する大容量の液面蓋52、遮蔽部材54A〜54G、搬送ローラ対42、48等によって形成された密閉部内の空間が小さくされて、この空間に閉じ込められた空気の量を少なくすると共に、液面蓋52と遮蔽部材54A〜54G等によって現像液の液面近傍に新鮮な空気が入り込んでくるのが防止され、空気中の炭酸ガスによる現像液の劣化と水分の蒸発が抑えられている。なお、液面蓋52には、PS版12の搬送方向の上流側及び下流側の端部下面に串ローラ52A、52Bが設けられ、現像部14内を搬送されるPS版12が液面蓋52の下面と接触することによる表面(主に感光面)の損傷が防止されている。
【0037】
搬送ローラ対48によって現像槽24から引き出されたPS版12は、搬送ローラ対48によって表面に付着している現像液が絞り落とされながら水洗部16へ送り込まれる。
【0038】
水洗部16には、水洗槽26の上方に搬送ローラ対58、60が配置されており、これにより、PS版12を略水平状態で搬送する搬送路が形成されている。PS版12は、搬送ローラ対58、60に挟持されて水洗槽26の上方を水平搬送される。
【0039】
水洗部16には、搬送ローラ対58、60の間に、スプレーパイプ62A、62Bが設けられている。スプレーパイプ62A、62Bは、PS版12の搬送路を挟んで上下に対で配置されている。
【0040】
また、水洗槽26には、水洗水が貯留されており、水洗部16では、図示しないポンプによって水洗槽26内の水洗水を吸引して、スプレーパイプ62A、62Bへ供給する。
【0041】
スプレーパイプ62A、62Bは、軸方向がPS版12の搬送方向と直交する方向である幅方向に沿って配置され、かつ、軸方向に沿って所定間隔で多数の図示しない吐出孔が形成されている。これにより、水洗槽26からスプレーパイプ62A、62Bへ供給された水洗水は、このスプレーパイプ62A、62Bの吐出孔から噴出される。
【0042】
スプレーパイプ62Aの吐出孔は、例えば搬送ローラ対58の上方側ローラの下部ないしPS版12の表面との接触位置近傍へ向けられ、スプレーパイプ62Bの吐出孔は、搬送ローラ対60の下方側ローラの上部ないしPS版12との接触位置近傍へ向けられている。
【0043】
これにより、スプレーパイプ62A、62Bから噴出される水洗水が、搬送ローラ対58、60の間を搬送されるPS版12の表面に供給される。水洗部16では、この水洗水によってPS版12の表裏面に付着している現像液を洗い流す。
【0044】
また、水洗部16に設けている搬送ローラ対58、60は、ゴム製であり、PS版12を挟持して搬送することにより、PS版12の表裏面に付着していた現像液と共に水洗水を絞り落とす。搬送ローラ対58、60によってPS版12の表裏面から絞り落とされた水洗水は、水洗槽26内に回収される。
【0045】
なお、水洗水の新液は、PS版12の処理量に応じて図示しない手段によって水洗槽26に供給され、これに伴って、PS版12によって持ち込まれた現像液成分を含む水洗水が、オーバーフローされて排出される。
【0046】
また、本実施の形態では、スプレーパイプ62AがPS版12の搬送方向上流側へ水洗水を噴出し、スプレーパイプ62BがPS版12の搬送方向下流側へ向けて水洗水を噴出しているが、水洗水の噴出方向は、これに限らず、PS版12の表裏面の洗浄が可能であれば、任意の向きに水洗水を噴出するものであって良い。
【0047】
不感脂化処理部18には、不感脂化処理槽28の上方に搬送ローラ対56が設けられ、PS版12は、この搬送ローラ対56によって不感脂化処理部18内を搬送された後に、排出口34から送り出される。
【0048】
不感脂化処理部18には、PS版12の搬送路の上方側にスプレーパイプ64が設けられている。スプレーパイプ64は、軸線方向がPS版12の幅方向に沿って配置され、PS版12の搬送路に対向して複数の吐出孔が形成されている。また、不感脂化処理部18には、PS版12の搬送路の下方に、PS版12の幅方向に亘って連続するスリットが形成された吐出ユニット66が配設されている。
【0049】
不感脂化処理槽28には、PS版12の版面保護に用いるガム液が貯留されており、このガム液がPS版12の搬送に同期して作動する図示しないポンプによってスプレーパイプ64及び吐出ユニット66に供給される。スプレーパイプ64は、このガム液をPS版12へ向けて滴下してPS版12の表面に広げて塗布する。また、吐出ユニット66は、PS版12の裏面側がスリット部分に接触しながら通過するときに、スリットから吐出するガム液をPS版12の裏面側の全面に塗布する。
【0050】
PS版12は、表裏面に塗布されるガム液によって保護膜が形成される。なお、スプレーパイプ64からのガム液の吐出方向は、PS版12の搬送方向下流側に限らず、他の方向であってもよい。また、PS版12の搬送路の下側に吐出ユニット66を設けてガム液を塗布するようにしているが、これに限らず、スプレーパイプを設けてガム液を塗布するようにしてもよい。
【0051】
不感脂化処理部18でガム液が塗布されたPS版12は、搬送ローラ対56に挟持されて、表裏面にガム液が若干残った状態で排出口34から送り出され、乾燥部20へ送り込まれる。
【0052】
乾燥部20には、排出口34の近傍にPS版12を支持する支持ローラ68が配設され、乾燥部20内でのPS版12の搬送路の中央部及び排出口70の近傍に、搬送ローラ対72及び搬送ローラ対74が配設され、PS版12は、支持ローラ68及び搬送ローラ対72、74によって乾燥部20内を搬送される。
【0053】
支持ローラ68と搬送ローラ対72との間、及び搬送ローラ対72と搬送ローラ対74との間には、PS版12の搬送路を挟んで対でダクト76A、76Bが配設されている。ダクト76A、76Bは、長手方向がPS版12の幅方向に沿って配設されており、PS版12の搬送路に対向する面にスリット孔78が設けられている。
【0054】
ダクト76A、76Bは、図示しない乾燥風発生手段によって発生された乾燥風が、長手方向の一端側から供給されると、この乾燥風をスリット孔78からPS版12の搬送路へ向けて吐出し、PS版12に吹き付ける。これにより、PS版12は、表裏面に塗布されているガム液が乾燥され、保護膜が形成される。なお、排出口34には、PS版12を処理液によって処理する不感脂化処理部18までのプロセッサ部と乾燥部20とを分離する図示しないシャッタが設けられ、排出口34が不必要に開放されて、乾燥部20内の加熱された空気が不感脂化処理部18へ入り込むのを防止している。
【0055】
ところで、前記した如く、PS版プロセッサー10には、現像槽24内に、PS版12の感光層側の面に対向するようにブラシローラ80が設けられている。このブラジローラ80には、ガイド板44に設けているコロ46が対向しており、ブラシローラ80は、コロ46との間で挟持したPS版12の表面をブラッシングして、現像液に浸漬されることにより膨潤した感光層の除去を促進するようにしている。
【0056】
PS版プロセッサー10では、現像液に一定時間以上浸漬した感光層がブラシローラ80に対向するように、ブラシローラ80を、現像液中からのPS版12の出側近傍に配置している。このために、現像槽24では、ブラシローラ80がPS版12に接触する位置での搬送路の現像液中での深さが浅くなっており、ブラシローラ80の一部が現像液から露出している。現像部14に配置している液面蓋52には、ブラシローラ80に対向する位置に凹部が形成され、液面蓋52と現像液の液面から露出しているブラシローラ80との干渉防止がなされている。
【0057】
また、PS版プロセッサー10では、PS版12の先端がブラシローラ80に接触したときに捲り上げられて損傷してしまうのを防止するために、ブラシローラ80を、PS版12の搬送方向に沿って正転回転するようにしている。すなわち、ブラシローラ80がPS版12と接触したときに、このPS版12を搬送方向に沿って送り出すように回転するようにしている。
【0058】
ここで、図2及び図3を参照しながら、PS版プロセッサー10に用いているブラシローラ80を説明する。図2に示すように、ブラシローラ80は、ローラ164と、ローラ164の周面に巻きつけられた帯状のブラッシング用帯体166(以下、単に「帯体166」とする)と、で構成されている。
【0059】
図3(A)に示すように、帯体166は、シート状の基材である織物168を対向させて保持し、この織物168に掛け渡すように、毛材170を折り込んで形成される。
【0060】
毛材170は、例えば天然繊維または人造繊維材としてのパイルが適用されている。なお、毛材170は、適度な細さであれば、金属であってもよい。また、織物168は、天然繊維、人造繊維に限らず細い金属であってもよい。すなわち、毛材170の材質としては、植物繊維、動物繊維等の天然繊維や、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6・10、ナイロン11等のポリアミド系、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸アルキル等のポリアクリル系、ポリプロピレン、ポリスチレン等の人造繊維及びステンレススチール、真鍮等の金属繊維の適用が可能である。
【0061】
ここで、毛材170を織物168に緊張状態で織り込んだ後、毛材170の中間部をカットすることにより、本実施形態で適用される帯体166(図3(B)参照)が完成する。この帯体166をローラ164の周面に螺旋状に巻き付けた後( 図3(C)参照)、毛材170の長さを均等に整えるようにさらにシャーリングする( 図3(D)参照)。
【0062】
これにより、本実施の形態のPS版プロセッサー10に適用している外径が35mm(φ35mm)のブラシローラ80を得ている。
【0063】
ここで、従来構成のPS版プロセッサーでは、パイル1束当たり210d(デニール)/34f(フィラメント)(28μm/f)の毛材を用い、毛材の密度となるパイル密度が25000本/cm2のブラシローラを用いているのに対して、PS版プロセッサー10のブラシローラ80は、パイル1束当たり140d/34f(4.5μm/f)の毛材170を用いて、パイル密度が15000本/cm2となるように織られた帯体166を用いて製作されている。
【0064】
また、PS版プロセッサー10では、このブラシローラ80を140rpmで回転しながら、搬送方向と直交する方向に沿った寸法である幅寸法が900mmを越えるPS版12のブラッシングを行うようにしている。
【0065】
すなわち、PS版プロセッサー10では、ブラシローラ80のパイル密度に応じて回転数を設定するときに、ブラシローラ80のパイル密度を低くして、このブラシローラ80を、比較的高い回転速度で回転してPS版12のブラッシングを行うようにしている。
【0066】
このように構成されているPS版プロセッサー10では、図示しない焼付装置等によって画像が記録されたPS版12が挿入台40に載置され、挿入口32へ挿入されと、搬送ローラ対42によってこのPS版12を引き入れ、現像部14へ送り込む。なお、PS版プロセッサー10では、挿入口32を通過するPS版12を図示しないセンサによって検出するとタイマーをスタートさせる。このタイマーは、PS版12を搬送するための駆動手段の動作と共に、水洗部16のスプレーパイプ62A、62Bから水洗水を吐出させるタイミングや、不感脂化処理部18におけるガム液の吐出タイミングの計測に用いる。
【0067】
現像部14では、搬送ローラ対42によってPS版12が水平方向に対して15°〜31°の範囲の挿入角度で送りこまれて現像液に浸漬されながら搬送される。また、このPS版12は、17°〜31°の範囲の排出角度で現像液中から送り出される。PS版12は、現像部14で現像液に浸漬されることにより、露光画像に応じて感光層の不要部分が膨潤し、膨潤した感光層が支持体から除去される。このときに、現像槽24内に配置しているブラシローラ80によってPS版12の表面をブラッシングすることにより、PS版12の表面からの不要な感光層の除去を促進するようにしている。
【0068】
このようにして現像液による処理が行われて現像液中から送り出されたPS版12は、搬送ローラ対48によって引き出されて水洗部16へ送られる。このときに、搬送ローラ対48は、PS版12の表裏面に付着している現像液を、PS版12から絞り落としている。
【0069】
水洗部16では、このPS版12を搬送ローラ対58、60によって挟持して略水平状態で搬送しながら、スプレーパイプ62から水洗水を噴出する。また、PS版12の搬送方向の下流側に配置している搬送ローラ対60は、PS版12の表裏面に供給した水洗水を、搬送ローラ対48によって絞り切れずに残った現像液と共に絞り落としながら、このPS版12を不感脂化処理部18へ送り出す。
【0070】
これにより、PS版12は、水洗部16を通過するときに、表裏面に残っている現像液が洗い落とされる。
【0071】
不感脂化処理部18へ送られたPS版12は、スプレーパイプ64と吐出ユニット66の間を通過し、搬送ローラ対56に挟持されることにより、この搬送ローラ対56によって不感脂化処理部18から送り出される。
【0072】
このとき、不感脂化処理部18では、スプレーパイプ64及び吐出ユニット66にガム液を供給し、PS版12の表裏面にガム液を塗布する。搬送ローラ対56は、PS版12を挟持して送り出すことにより、PS版12の表裏面にガム液の薄膜を形成すると共に、余剰となったガム液をPS版12の表裏面から絞り落とす。
【0073】
ガム液が塗布されたPS版12は、搬送ローラ対56によって排出口34から乾燥部20へ送り込まれる。なお、排出口34に設けている図示しないシャッタは、PS版12の処理開始のタイミングないしPS版12が不感脂化処理部18から送り出されるタイミングで作動して排出口34を開き、乾燥部20の乾燥風が不必要に不感脂化処理部18へ入り込んで、搬送ローラ対56にガム液が固着してしまうのを防止すると共に、排出口34から空気が入り込み、現像部14にまで及んで空気中の炭酸ガスにより現像液が劣化するのを防止したり、現像液中の水分や水洗水さらにガム液中の水分が蒸発して排出口34から出てしまうのを防止している。
【0074】
乾燥部20では、支持ローラ68及び搬送ローラ対72、74によってPS版12を搬送しながら、ダクト76A、76Bから乾燥風を吹き付ける。これにより、PS版12は、塗布されているガム液によって保護膜が形成されて排出口70から排出される。
【0075】
ところで、PS版プロセッサー10には、現像槽24内にブラシローラ80を設けて、現像処理の進行したPS版12の感光層側の面をブラッシングすることにより、不要となる感光層の除去を促進している。
【0076】
図4及び図5に示すように、このブラシローラ80は、一部が現像液の液面から露出するように配置されており、また、ブラシローラ80よりも搬送方向(矢印A方向)の下流側では、特に、PS版12の搬送路の現像液中での深さが浅くなっている。すなわち、PS版12では、上面側の現像液の量が少なくなっている。なお、図4及び図5では、2点鎖線で現像液の液面を示している。
【0077】
一方、ブラシローラ80は、正転方向(図4及び図5の矢印B方向)に回転しながら、PS版12をブラッシングする。このとき、図5に示すように、ブラシローラ80に設けている毛材170は、PS版12の表面(上面)に接触するときに圧迫され、搬送方向の下流側でPS版12の表面から離れるときに圧迫から開放される。このときに、ブラシローラ80では、毛材170の間に現像液を吸い込む。
【0078】
これにより、ブラシローラ80によるブラッシング位置を通過したPS版12の上面の液面が低下し、通常は、この液面の低下に合わせて、PS版12の幅方向の両側から、PS版12の表面上に現像液が流れ込むことにより、PS版12の表面が露出してしまうことはない。
【0079】
このとき、PS版12の幅寸法が広いと、同じブラシローラであっても、PS版12の幅寸法の差の分だけ現像液の吸い込み量が増加するが、これに伴うPS版12の表面上に流れ込む現像液の量は略同じである。
【0080】
このために、PS版12の幅寸法が大きくなって、PS版12の表面への現像液の流れ込みが追いつかなくなると、図6に示すように、PS版12の幅方向の中間部が露出してしまう。特に、現像液は、PS版12を現像処理することによりバインダー成分が次第に蓄積され、このバインダー成分によって現像液の粘度が上がる。このために、PS版12の表面上へ現像液が流れ込み難くなり、より一層、PS版12の表面が露出し易くなる。
【0081】
ブラシローラ80は、PS版12の表面が露出すると、毛材170がPS版12の表面から離れるときに、空気を吸引してしまう。この空気は、毛材170が上流側に回り込んでPS版12の表面に接触するときに、毛材170の間から絞り出される。
【0082】
これにより、ブラシローラ80のPS版12への接触部分で現像液中に気泡が発生してしまう。
【0083】
表1及び表2には、ブラシローラ80のパイル密度と回転数を変えてPS版12の処理を行ったときの、発泡性と現像性の試験結果を示している。
【0084】
表1は、パイル1束当たり210d/34fの毛材170(太さ28μm/本)を用いることによりパイル密度(毛材170の密度)が25000本/cm2となるように形成したブラシローラをブラシローラ80として用いたときの試験結果を示し、表2は、パイル1束当たり140d/14fの毛材170(太さ45μm/本)を用いることによりパイル密度(毛材170の密度)が15000本/cm2となるように形成したブラシローラをブラシローラ80として用いたときの試験結果を示している。
【0085】
すなわち、表1は、従来から多用されているパイル密度の高いブラシローラに対する試験結果とし、表2は、パイル密度の低いブラシローラのに対する試験結果としている。
【0086】
また、PS版12としては、幅寸法(搬送方向と直交する方向に沿った寸法)が1300mmのものを用い、ネガ型(ネガシステム)とポジ型(ポジシステム)のそれぞれについて、現像処理を行っている。このときに、ブラシローラ80の回転数を、90rpm、100rpm、110rpm、120rpm及び140rpmの5段階に変化させて処理を行っている。
【0087】
このときの発泡性の判定結果は、
有り:PS版12の仕上りに影響する発泡が発生。
【0088】
無し:発泡していないか、少なくともPS版12の仕上りに影響する発泡が確認されない。
としている。
【0089】
また、現像性(擦り性)の判定結果は、
○:良好な仕上り。
【0090】
×:開かない網点有り。
としている。
【0091】
【表1】
【0092】
【表2】
【0093】
表1に示すように、パイル密度の高いブラシローラの場合、回転数が110rpm以上であると発泡が生じてしまうが、回転数を100rpm以下に下げることにより発泡が抑えられる。しかし、回転数を下げてしまうと現像性が低下して、PS版12を高品質に仕上げることができなくなる。
【0094】
すなわち、現像性が低下しないように、パイル(毛材170など)の材質を選択するなどの処置を施すことにより、このパイル密度の高いブラシローラを用いたときには、その回転数を100rpm以下とすることにより、PS版12の延像処理が可能となる。
【0095】
これに対して、表2に示すように、パイル密度を15000本/cm2と低くしたブラシローラ80を用いたときには、ブラシローラ80の回転数が90rpm〜140rpmの範囲において、発泡が検出されなかった。また、現像性においても良好であり、PS版12を高品質で仕上げることができる。
【0096】
これは、パイル密度を15000本/cm2と下げると共に、パイル1束当たり140d/14fと1本当たりの太さが太い毛材170(太さ43μm/1本)を用いることにより剛性を向上させたので、ブラシローラ80の回転数が低いときにおいても、現像性の低下が生じなかったものと思われ、毛材170の太さが同じ(28μm/1本)であったときには、回転数を110rpm以上とすることにより、良好な現像性が得られる。なお、ポジシステムの場合には、そのシステムの特性上から、パイル密度及び回転数にかかわらず、発泡が生じないと共に、良好な現像性が得られる。
【0097】
このように、ブラシローラ80は、パイル密度が低くなることにより、毛材170がPS版12の表面から離れるときの現像液の吸い込み量が少なくなる。このために、1300mmなどの広幅のPS版12を処理したときにも、PS版12のブラッシング部分が露出して、発泡を生じさせてしまうのを防止することができる。
【0098】
このときに、毛材170の剛性を高くしたり、回転数を上げることにより、良好な現像性が得られる。ただ、ブラシローラ80の回転数に対して制約を受けることが多く、通常は、140rpmで使用されるので、現像性の改善のために、これ以上の回転数が要求されるときには、毛材170の剛性を高めることにより、良好な現像性を得ることができる。
【0099】
一方、表3には、ネガ型のPS版12を例に、ブラシローラ80のパイル密度(毛材170の単位面積当たりの本数)を、4000本/cm2〜25000本cm2の間で段階的に変更し、それぞれの毛材密度において、ブラシローラ80の回転数を60rpm〜150rpmの範囲で段階的に変化させたときの、それぞれの回転数におけるPS版12の現像性と現像液の発泡の試験結果を示している。
【0100】
【表3】
【0101】
表3に示すように、毛材密度が4000本/cm2のときは、ブラシローラ80の回転数にかかわらず、現像液に発泡は生じないが、十分な現像性は得られないが、毛材密度が5000本/cm2のときには、ブラシローラ80の回転数を110rpm以上とることにより、十分な現像性が得られると共に、発泡抑制が可能となる。
【0102】
また、毛材密度を25000本/cm2としたときには、ブラシローラ80の回転数を100rpm以下とすることにより現像液の発泡が抑えられるが、現像性が低下し、110rpm以上とすることにより、現像性は向上されるが、現像液に発泡が生じる。
【0103】
さらに、ブラシローラ80の回転数が70rpm以下のときには、毛材密度にかかわらず、現像性が低下し、ブラシローラ80の回転数が160rpm以上のときには、十分な現像性が得られないか現像液に発泡が生じてしまう。
【0104】
これに対して、毛材密度が6000本/cm2以上で24000本/cm2以下の範囲においては、ブラシローラ80の回転数が80rpm以上で150rpm以下の範囲に限り、十分な現像性が確保されかつ現像液の発泡が抑えられる。
【0105】
ここから、ブラシローラ80として、毛材密度が6000本/cm2〜24000本/cm2の範囲で、ブラシローラ80の回転数が80rpm〜150rpmとすることにより、現像液の発泡を抑えてPS版12を高品質に仕上げることができる。
【0106】
すなわち、ブラシローラ80の毛材の密度(パイル密度)に応じて、最適な現像性と現像液の発泡抑制が可能となるようにブラシローラ80の回転数を設定することにより、現像液の発泡を抑えながら十分な現像性を確保することができる。
【0107】
なお、PS版12の表面での発泡は、ブラシローラ80を正転回転することにより下流側で液面低下が生じることにより発生するもので有ることから、ブラシローラ80を、PS版12の搬送方向に対して逆転回転させることにより防止可能となるが、この場合には、PS版12の搬送方向の先端部がけられ等によって損傷してしまうのを防止する必要がある。
【0108】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、片面タイプのPS版12を処理するPS版プロセッサー10を例に説明したが、本発明は、支持体の両面に感光層を形成している両面タイプのPS版を処理するPS版プロセッサーに適用することも可能である。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ブラシローラを正転回転しながら印刷版をブラッシングするときに、毛材の密度6000本/cm 2 〜24000本/cm 2 のブラシ素材を用いて形成したブラシローラを、80rpm〜150rpmの回転数で正転回転することにより、ブラッシング位置での発泡を抑えながら印刷版を高品質に処理することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したPS版プロセッサーの概略構成図である。
【図2】ブラシローラを製作するときのローラへの帯体の巻き付けを示す概略斜視図である。
【図3】(A)及び(B)はその順で帯体の製造の流れを示す概略図、(C)及び(d)はその順でブラシローラの製造の流れを示す概略図である。
【図4】ブラシローラと印刷版を示す要部の概略斜視図であり、現像液の液面低下が生じていない状態を示している。
【図5】ブラシローラの軸方向側から見たブラシローラと印刷版を示す要部の概略図である。
【図6】ブラシローラと印刷版を示す要部の概略斜視図であり、現像液の液面低下が生じた状態を示している。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー(印刷版処理装置)
12 PS版(印刷版)
14 現像部
24 現像槽(処理槽)
46 コロ
80 ブラシローラ
164 ローラ
166 帯体(ブラシ素材)
168 織物
170 毛材
Claims (2)
- 印刷版を搬送しながら処理液に浸漬すると共に、処理液中で印刷版の感光層をブラシローラによってブラッシングして、処理液処理の進行を促進する印刷版処理装置であって、
前記ブラシローラが、毛材の密度が6000本/cm 2 〜24000本/cm 2 の範囲のブラシ素材をローラの外周部に配設して形成され、
該ブラシローラが、80rpm〜150rmpの範囲の回転数で前記印刷版の搬送方向に対して正転回転して、印刷版の前記感光層をブラッシングすることを特徴とする印刷版処理装置。 - 前記ブラシ駆動手段によって回転される前記ブラシローラの周速度を、8.8m/ min 〜16.4m/ min としていることを特徴とする請求項1に記載の印刷版処理装置。
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