JP2006136607A - メダル研磨装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数台のメダル遊技機を設置した設置島とは別個に専用のメダル研磨装置を設ける必要をなくし、設置島からメダル研磨装置への人手によるメダルの運搬作業をなくすこと。
【解決手段】 本発明では、複数台のメダル遊技機(2)の間で循環使用されるメダル(7)に付着した手垢や金属粉などの塵を研磨除去するメダル研磨装置(1)において、複数台のメダル遊技機(2)を設置した設置島(3)の内部に各メダル遊技機(1)から排出されたメダル(7)をメダル回収箱(6)に搬送するための搬送ベルト(22,62)を収容し、この搬送ベルト(22,62)の直上方に搬送中のメダル(7)の表面を研磨するための研磨ローラ(24,64)を配設することにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明では、複数台のメダル遊技機(2)の間で循環使用されるメダル(7)に付着した手垢や金属粉などの塵を研磨除去するメダル研磨装置(1)において、複数台のメダル遊技機(2)を設置した設置島(3)の内部に各メダル遊技機(1)から排出されたメダル(7)をメダル回収箱(6)に搬送するための搬送ベルト(22,62)を収容し、この搬送ベルト(22,62)の直上方に搬送中のメダル(7)の表面を研磨するための研磨ローラ(24,64)を配設することにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、メダル遊技機で使用するメダルの表面を研磨するためのメダル研磨装置に関するものである。
パチスロ店やゲームセンターなどでは、複数台のメダル遊技機間でメダルを循環して使用しており、メダルに不特定多数の遊技者の手垢やメダル同士の接触によって剥離したメッキ粉が付着してしまうために、メダルの表面を研磨して手垢やメッキ粉を削ぎ落とすためのメダル研磨装置が設置されている。
従来のパチスロ店やゲームセンターなどでは、複数台のメダル遊技機を列状に配置して設置島を形成し、各設置島の内部に各メダル遊技機から排出されたメダルをメダル回収箱に搬送するための搬送ベルトを設け、この搬送ベルトを用いて複数台のメダル遊技機から排出されたメダルを一旦メダル回収箱に回収し、その後、メダル回収箱に回収されたメダルを店内の設置島とは別の場所に設置した専用のメダル研磨装置で研磨していた(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−248853号公報
ところが、上記従来のメダル研磨装置は設置島とは別位置に設けられていたために、設置島の内部で一旦メダルをメダル回収箱に回収し、その後、人手によってメダルをメダル回収箱ごとメダル研磨装置の設置場所まで運搬し、専用のメダル研磨装置を用いてメダルの研磨を行わなければならず、人手による煩雑な作業によって多大な労力や時間やコストを要していた。
しかも、設置島の内部に設置された搬送ベルトは店内に設置島を形成してしまえばそれ以降に交換や清掃されることがほとんどないために、搬送ベルトの表面にメダル同士の接触によって剥離したメッキ粉が付着しており、この搬送ベルトを用いてメダルを回収するときにメダルの表面にメッキ粉が付着してしまい、このメッキ粉をもメダル研磨装置で研磨しなければならず、高機能で高コストのメダル研磨装置を使用せざるを得なかった。
そこで、請求項1に係る本発明では、メダル研磨装置において、複数台のメダル遊技機を設置した設置島の内部に各メダル遊技機から排出されたメダルをメダル回収箱に搬送するための搬送ベルトを収容し、この搬送ベルトの直上方に搬送中のメダルの表面を研磨するための研磨ローラを配設することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記研磨ローラを前記搬送ベルトの表面に当設することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記搬送ベルトと前記研磨ローラとを前記設置島から取出し可能とすることにした。
また、請求項4に係る本発明では、前記請求項1〜請求項3のいずれかに係る本発明において、前記搬送ベルトに貫通孔を形成するとともに、前記搬送ベルトの直下方に回収トレイを配設することにした。
また、請求項5に係る本発明では、前記請求項1〜請求項4のいずれかに係る本発明において、前記設置島の内部に複数台の搬送ベルトを収容し、隣接する搬送ベルトの間にメダルを搬送しながら反転させるためのメダル反転機を配設することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る本発明では、複数台のメダル遊技機を設置した設置島の内部に各メダル遊技機から排出されたメダルをメダル回収箱に搬送するための搬送ベルトを収容し、この搬送ベルトの直上方に搬送中のメダルの表面を研磨するための研磨ローラを配設しているために、設置島の内部でメダルを回収しながらメダルの表面の研磨をも自動的に同時に行え、メダルの回収後の研磨作業が不要となり、従来に比べてメダルの研磨作業に要する労力や時間やコストを削減することができる。
また、設置島の内部にメダル研磨装置が収容されることになり、専用のメダル研磨装置を別個設置する必要がなくなり、店内のスペースを有効に利用することができる。
また、請求項2に係る本発明では、研磨ローラを搬送ベルトの表面に当設しているために、メダルの表面を研磨する研磨ローラを用いて搬送ベルトの表面をも清掃することができるので、搬送ベルトの表面に付着したメッキ粉などの塵を除去することができて、塵がメダルに付着してしまうのを未然に防止することができる。
また、請求項3に係る本発明では、搬送ベルトと研磨ローラとを設置島から取出し可能としているために、設置島から搬送ベルトや研磨ローラを取出して清掃や交換などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、請求項4に係る本発明では、搬送ベルトに貫通孔を形成するとともに、搬送ベルトの直下方に回収トレイを配設しているために、メダルの研磨によって発生した研磨粕が搬送ベルトに付着してしまうをのを未然に防止することができるとともに、研磨粕を容易に回収・除去することができる。
また、請求項5に係る本発明では、設置島の内部に複数台の搬送ベルトを収容し、隣接する搬送ベルトの間にメダルを搬送しながら反転させるためのメダル反転機を配設しているために、メダルの表裏を良好に研磨することができる。
本発明に係るメダル研磨装置は、パチスロ店やゲームセンターなどの店内に設置される複数台のメダル遊技機間で循環して使用されるメダルの表面に付着した遊技者の手垢やメダル同士の接触によって剥離したメッキ粉を除去するために使用されるものである。
そして、本発明に係るメダル研磨装置は、複数台のメダル遊技装置で構成される遊技島の内部に収容され、設置島に設置された各メダル遊技機から排出(オーバーフロー)されたメダルをメダル回収箱に回収すると同時に、メダルの表面を研磨できるようにしたものである。
すなわち、パチスロ店やゲームセンターなどの店内には、複数台のメダル遊技機を列状に配列することによって設置島を形成しており、本発明に係るメダル研磨装置は、この設置島の内部に各メダル遊技機から排出されたメダルをメダル回収箱に搬送するための複数台の搬送ベルトを収容するとともに、この搬送ベルトの直上方位置に搬送中のメダルの表面を研磨するための複数個の研磨ローラを配設し、隣接する搬送ベルトの間にメダルを搬送しながら反転させるためのメダル反転機を配設している。
このように、本発明に係るメダル研磨装置では、設置島の内部に搬送ベルトを配設するとともに、この搬送ベルトの直上方に研磨ローラを配設しているために、搬送ベルトによってメダルをメダル回収箱に回収することができるとともに、搬送途中のメダルの表面を研磨ローラによって研磨することができるので、設置島の内部でメダルを回収しながらメダルの表面の研磨をも自動的に同時に行うことができる。
そのため、従来行われていたメダル回収後の研磨作業が不要となり、従来に比べてメダルの研磨作業に要する労力や時間やコストを大幅に削減することができ、店舗の利益増大に寄与することができる。
また、設置島の内部にメダル研磨装置が収容されることになり、専用のメダル研磨装置を設置島とは別個に設置する必要がなくなり、店内の限られたスペースを有効に利用することができる。
特に、本発明に係るメダル研磨装置では、設置島の内部に複数台の搬送ベルトを収容し、隣接する搬送ベルトの間にメダル反転機を配設することによって、メダルの表面及び裏面を良好に研磨することができる。
しかも、本発明に係るメダル研磨装置は、研磨ローラの研磨面を搬送ベルトの表面に接触するように当設配置している。
そのため、搬送ベルトによってメダルを搬送している場合には研磨ローラでメダルの表面を研磨し、搬送ベルト上に搬送するメダルが載置されていない場合には研磨ローラで搬送ベルトの表面を清掃することができ、メダルの表面を研磨する研磨ローラを用いて搬送ベルトの表面をも清掃することができるので、搬送ベルトの表面に付着したメッキ粉などの塵を除去することができて、塵がメダルに付着してしまうのを未然に防止することができる。
また、本発明に係るメダル研磨装置は、搬送ベルトに貫通孔を形成するとともに、搬送ベルトの直下方に回収トレイを配設している。
そのため、搬送ベルト上でメダル同士が接触してメッキ粉が剥離したり、或いは、研磨ローラでメダルを研磨することによって研磨粕が発生しても、これらのメッキ粉や研磨粕が搬送ベルトに形成した貫通孔を通過して回収トレイに回収されるため、搬送ベルトの表面にメッキ粉や研磨粕が付着してしまうをのを未然に防止することができるとともに、メッキ粉や研磨粕を容易に回収・除去することができる。
さらに、本発明に係るメダル研磨装置では、搬送ベルトと研磨ローラとメダル反転機と回収トレイとを基台に設置し、この基台の底部に車輪を配設することによって、搬送ベルトや研磨ローラやメダル反転機や回収トレイを設置島から取出すことができるようにしている。
そのため、設置島から搬送ベルトや研磨ローラやメダル反転機や回収トレイを取出して、これらの清掃や交換などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
以下に、本発明に係るメダル研磨装置の具体的な構造について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、メダル研磨装置1は、12台のメダル遊技機2(ここでは、パチスロ機。)を横一列に配置した設置島3の内側下部に形成された空間内に収容されている。
この設置島3の内側下部には、各メダル遊技機2のメダル排出口に連通するメダル回収樋4が取付けられており、このメダル回収樋4の排出口5の直下方位置にメダル研磨装置1の始端部分を配置する一方、メダル研磨装置1の終端部分にメダル回収箱6を配置して、各メダル遊技機2から排出されたメダル7をメダル回収樋4によってメダル研磨装置1の始端部分に投入し、メダル研磨装置1によってメダル7をメダル回収箱6に搬送すると同時にメダル7の表面を研磨するようにしている。
メダル研磨装置1は、始端側研磨機8と終端側研磨機9とで構成し、終端側研磨機9の始端部分に設けたメダル反転機10で始端側研磨機8から終端側研磨機9に移送されるメダル7を表裏反転させており、これにより、始端側研磨機8で研磨したメダル7の反対側の面を終端側研磨機9で研磨して、メダル7の表裏を共に研磨できるようにしている。
このメダル研磨装置1の具体的な構造について以下に始端側研磨機8と終端側研磨機9とに分けて説明する。
まず、始端側研磨機8の具体的な構造について説明すると、始端側研磨機8は、図3及び図4に示すように、矩形箱枠状の基台11の底部に車輪12を取付けて、移動可能に構成している。
基台11は、矩形枠状の底フレーム13の始端及び終端の上部に門型状の始端フレーム14及び終端フレーム15をそれぞれ取付け、これら始端フレーム14と終端フレーム15の左右角部に左右一対の側部フレーム16,17をそれぞれ取付けている。
そして、始端側研磨機8は、基台11の始端フレーム14の中途部間に従動軸18を回動自在に架設し、この従動軸18の中途部に円筒状の従動ローラ19を取付け、一方、基台11の終端フレーム15の中途部間に駆動軸20を回動自在に取付け、この駆動軸20の中途部に円筒状の駆動ローラ21を取付けており、これらの駆動ローラ21と従動ローラ19との間に無端状の搬送ベルト22を巻回している。
また、始端側研磨機8は、左右の側部フレーム16,17の間に所定の間隔をあけて4本の転動軸23を回動自在に架設し、各転動軸23の中途部に円筒状の研磨ローラ24を取付けている。
さらに、始端側研磨機8は、基台11の終端上部に駆動モータ25を取付け、この駆動源としての駆動モータ25に駆動ローラ21や研磨ローラ24を伝動機構を介して連動連結している。
すなわち、始端側研磨機8は、駆動モータ25のモータ軸26に駆動ギヤ27を取付ける一方、駆動軸20と転動軸23の先端に従動ギヤ28,29をそれぞれ取付け、これら駆動ギヤ27と従動ギヤ28,29との間に伝動チェン30,31を巻回し、さらには、隣接する従動ギヤ29の間にも伝動チェン32を巻回して、駆動モータ25によって駆動ローラ21を回動させ、それに伴って搬送ベルト22を回動させるとともに、駆動モータ25によって研磨ローラ24を回動させるようにしている。
ここで、駆動ローラ21に連動連結した従動ギヤ28と研磨ローラ24に連動連結した従動ギヤ29とでは、ギヤのサイズを異ならせており、駆動ローラ21よりも研磨ローラ24の方が高速で回転するように設定し、それに伴って搬送ベルト22よりも研磨ローラ24の方が高速で動くようにしている。
また、始端側研磨機8は、底フレーム13の上部間に前後一対の門型状の支持フレーム33,34を架設し、これら支持フレーム33,34の上部間に受皿状の回収トレイ35を架設している。
さらに、始端側研磨機8は、側部フレーム16,17の始端側中途部間にヘラ状の規制板36を搬送ベルト22の表面に先端部が突き当たるようにして前後回動自在に架設している。
始端側研磨機8は、上記構成となっており、以下に搬送ベルト22と研磨ローラ24の詳細な構造について説明する。
搬送ベルト22は、図5及び図6に示すように、可撓性を有するゴム製の平ベルト37の表面に前後方向に向けて所定の間隔をあけて仕切り突起38を突設するとともに、平ベルト37の左右端縁に左右一対のサイドガード39,39を突設し、さらには、平ベルト37に所定の間隔をあけて複数の貫通孔40を穿設している。
そして、搬送ベルト22は、前後の仕切り突起38,38と左右のサイドガード39,39とで仕切られた略受皿状のメダル収容部41に複数枚(ここでは、3枚)のメダル7を収容して、始端側研磨機8の始端部から終端部へ向けて搬送するようにしている。
研磨ローラ24は、図7に示すように、転動軸23の中途部に円柱状の押圧ローラ42を取付け、この押圧ローラ42の外周面に表面凹凸状で円筒状の弾性を有するスポンジ43を着脱自在に嵌着し、このスポンジ43の凹凸表面に沿って起毛状のシート44を貼着している。
この研磨ローラ24は、スポンジ43及びシート44の凹凸部分が搬送ベルト22の平ベルト37の表面に突き当たるように配置されている。
そして、研磨ローラ24は、搬送ベルト22で搬送されるメダル7の表面上で回転することによってスポンジ43及びシート44の凸部でメダル7の表面を研磨するようにしている。
次に、終端側研磨機9の具体的な構造について説明すると、終端側研磨機9は、図8及び図9に示すように、概ね始端側研磨機8と同様の構成となっており、矩形箱枠状の基台51の底部に車輪52を取付けて、移動可能に構成している。
基台51は、矩形枠状の底フレーム53の始端及び終端の上部に門型状の始端フレーム54及び終端フレーム55をそれぞれ取付け、これら始端フレーム54と終端フレーム55の左右角部に左右一対の側部フレーム56,57をそれぞれ取付けている。
そして、終端側研磨機9は、基台51の始端フレーム54の中途部間に従動軸58を回動自在に架設し、この従動軸58の中途部に円筒状の従動ローラ59を取付け、一方、基台51の終端フレーム55の中途部間に駆動軸60を回動自在に取付け、この駆動軸60の中途部に円筒状の駆動ローラ61を取付けており、これらの駆動ローラ61と従動ローラ59との間に無端状の搬送ベルト62を巻回している。
また、終端側研磨機9は、左右の側部フレーム56,57の間に所定の間隔をあけて4本の転動軸63を回動自在に架設し、各転動軸63の中途部に円筒状の研磨ローラ64を取付けている。
さらに、終端側研磨機9は、基台51の終端上部に駆動モータ65を取付け、この駆動源としての駆動モータ65に駆動ローラ61や研磨ローラ64を伝動機構を介して連動連結している。
すなわち、終端側研磨機9は、駆動モータ65のモータ軸66に駆動ギヤ67を取付ける一方、駆動軸60と転動軸63の先端に従動ギヤ68,69をそれぞれ取付け、これら駆動ギヤ67と従動ギヤ68,69との間に伝動チェン70,71を巻回し、さらには、隣接する従動ギヤ69の間にも伝動チェン72を巻回して、駆動モータ65によって駆動ローラ61を回動させ、それに伴って搬送ベルト62を回動させるとともに、駆動モータ65によって研磨ローラ64を回動させるようにしている。
ここで、駆動ローラ61に連動連結した従動ギヤ68と研磨ローラ64に連動連結した従動ギヤ69とでは、ギヤのサイズを異ならせており、駆動ローラ61よりも研磨ローラ64の方が高速で回転するように設定し、それに伴って搬送ベルト62よりも研磨ローラ64の方が高速で動くようにしている。
また、終端側研磨機9は、底フレーム53の上部間に前後一対の門型状の支持フレーム73,74を架設し、これら支持フレーム73,74の上部間に受皿状の回収トレイ75を架設している。
また、終端側研磨機9は、側部フレーム56,57の始端側中途部間にヘラ状の規制板76を搬送ベルト62の表面に先端部が突き当たるようにして前後回動自在に架設している。
さらに、終端側研磨機9は、始端フレーム54の中途上部間に左右一対の支持フレーム77,77を取付け、これら支持フレーム77,77の間に前高後低状に傾斜させた状態でメダル反転機10を架設している。
終端側研磨機9は、上記構成となっており、搬送ベルト62と研磨ローラ64の詳細な構造は、始端側研磨機8に設けた搬送ベルト22や研磨ローラ24と同様の構造となっている。
また、終端側研磨機9には、始端側研磨機8とは異なって始端側研磨機8の搬送ベルト22と終端側研磨機9の搬送ベルト62との間にメダル反転機10を取付けている。
このメダル反転機10は、図10に示すように、始端側の傾斜板78と終端側の傾斜板79との間にメダル7の幅程の段差部80を形成している。
そして、メダル反転機10は、始端側の傾斜板78に沿ってメダル7を移動させ、段差部80においてメダル7が前転して、メダル7の表裏が反転し、その後、終端側の傾斜板79に沿ってメダル7を移動させるようになっている。これによって、始端側と終端側とでメダル7の表裏が反転するようにしている。
メダル研磨装置1は、以上のように構成しており、次のようにして搬送と同時にメダル7の表裏を研磨するようにしている。
まず、メダル研磨装置1は、メダル遊技機2から排出されたメダル7がメダル回収樋4を通してメダル回収樋4の排出口5から始端側研磨機8の始端部分の搬送ベルト22の上部に投入される。
そして、始端側研磨機8は、搬送ベルト22によってメダル7を始端から終端へ向けて搬送する。
そのときに、搬送ベルト22の上部に投入されたメダル7は、規制板36の作用で所定枚数(ここでは3枚)ずつ搬送ベルト22のメダル収容部41に収容され、搬送ベルト22とともに移動し、研磨ローラ24によって表面が研磨される。
研磨によって削ぎ落とされた手垢やメッキ粉は、搬送ベルト22に形成した貫通孔40を通って回収トレイ35に回収される。
また、搬送ベルト22のメダル収容部41にメダル7が収容されていないときには、研磨ローラ24によって搬送ベルト22の表面が清掃され、搬送ベルト22の表面に残留した研磨粕も搬送ベルト22の貫通孔40を通って回収トレイ35に回収される。
そして、始端側研磨機8の終端まで搬送されたメダル7は、メダル反転機10を介して終端側研磨機9に移送される。
そのときに、メダル7は、メダル反転機10によって表裏が反転し、始端側研磨機8で研磨された面とは反対側の面が上面となって終端側研磨機9で研磨される。
すなわち、終端側研磨機9は、メダル反転機10から搬送ベルト62の上部に投入されたメダル7を搬送ベルト62によって始端から終端へ向けて搬送し、規制板76の作用で所定枚数(ここでは3枚)ずつ搬送ベルト62に形成されたメダル収容部に収容し、研磨ローラ64によってメダル7の表面を研磨する。
ここでも、研磨によって削ぎ落とされた手垢やメッキ粉は、搬送ベルト62に形成した貫通孔を通って回収トレイ75に回収され、また、搬送ベルト62のメダル収容部にメダル7が収容されていないときには、研磨ローラ64によって搬送ベルト62の表面を清掃し、搬送ベルト62の表面に残留した研磨粕も搬送ベルト62の貫通孔を通って回収トレイ75に回収する。
その後、メダル研磨装置1は、終端側研磨機9の搬送ベルト62の終端部からメダル回収箱6に研磨後のメダル7を搬送する。
以上のようにしてメダル研磨装置1は、メダル遊技装置2からメダル回収箱6へとメダル7を搬送すると同時に、メダル7の表裏に付着した塵を研磨によって除去する。
そして、メダル研磨装置1は、基台11,51に車輪12,52を取付けているために、設置島3の内側下部の空間から外部に容易に移動させることができ、設置島3から取出して回収トレイ35,75に回収された塵の除去や搬送ベルト22,62や研磨ローラ24,64の清掃や交換や駆動モータ25,65の調整などといった各種のメンテナンス作業を行うことができる。
このように、メダル研磨装置1は、設置島3の内部空間を有効利用して収容しているにもかかわらず、各種のメンテナンス作業を設置島3の外部で行うことができるので、メンテナンス作業の作業性を向上させることができる。
1 メダル研磨装置 2 メダル遊技機
3 設置島 4 メダル回収樋
5 排出口 6 メダル回収箱
7 メダル 8 始端側研磨機
9 終端側研磨機 10 メダル反転機
11,51 基台 12,52 車輪
13,53 底フレーム 14,54 始端フレーム
15,55 終端フレーム 16,17,56,57 側部フレーム
18,58 従動軸 19,59 従動ローラ
20,60 駆動軸 21,61 駆動ローラ
22,62 搬送ベルト 23,63 転動軸
24,64 研磨ローラ 25,65 駆動モータ
26,66 モータ軸 27,67 駆動ギヤ
28,29,68,69 従動ギヤ 30,31,70,71 伝動チェン
32,72 伝動チェン 33,34,73,74 支持フレーム
35,75 回収トレイ 36,76 規制板
37 平ベルト 38 仕切り突起
39 サイドガード 40 貫通孔
41 メダル収容部 42 押圧ローラ
43 スポンジ 44 シート
77 支持フレーム 78,79 傾斜板
80 段差部
3 設置島 4 メダル回収樋
5 排出口 6 メダル回収箱
7 メダル 8 始端側研磨機
9 終端側研磨機 10 メダル反転機
11,51 基台 12,52 車輪
13,53 底フレーム 14,54 始端フレーム
15,55 終端フレーム 16,17,56,57 側部フレーム
18,58 従動軸 19,59 従動ローラ
20,60 駆動軸 21,61 駆動ローラ
22,62 搬送ベルト 23,63 転動軸
24,64 研磨ローラ 25,65 駆動モータ
26,66 モータ軸 27,67 駆動ギヤ
28,29,68,69 従動ギヤ 30,31,70,71 伝動チェン
32,72 伝動チェン 33,34,73,74 支持フレーム
35,75 回収トレイ 36,76 規制板
37 平ベルト 38 仕切り突起
39 サイドガード 40 貫通孔
41 メダル収容部 42 押圧ローラ
43 スポンジ 44 シート
77 支持フレーム 78,79 傾斜板
80 段差部
Claims (5)
- 複数台のメダル遊技機を設置した設置島の内部に各メダル遊技機から排出されたメダルをメダル回収箱に搬送するための搬送ベルトを収容し、この搬送ベルトの直上方に搬送中のメダルの表面を研磨するための研磨ローラを配設したことを特徴とするメダル研磨装置。
- 前記研磨ローラを前記搬送ベルトの表面に当設させたことを特徴とする請求項1に記載のメダル研磨装置。
- 前記搬送ベルトと前記研磨ローラとを前記設置島から取出し可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のメダル研磨装置。
- 前記搬送ベルトに貫通孔を形成するとともに、前記搬送ベルトの直下方に回収トレイを配設したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のメダル研磨装置。
- 前記設置島の内部に複数台の搬送ベルトを収容し、隣接する搬送ベルトの間にメダルを搬送しながら反転させるためのメダル反転機を配設したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のメダル研磨装置。
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---|---|---|---|
JP2004330283A JP2006136607A (ja) | 2004-11-15 | 2004-11-15 | メダル研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004330283A JP2006136607A (ja) | 2004-11-15 | 2004-11-15 | メダル研磨装置 |
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JP (1) | JP2006136607A (ja) |
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2004
- 2004-11-15 JP JP2004330283A patent/JP2006136607A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |