JP2904152B2 - 焦電式画像形成装置 - Google Patents

焦電式画像形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像形成体として
焦電層を用い、加熱手段によって焦電層に潜像を形成す
る焦電式の画像形成装置に関し、特に、潜像形成体と潜
像形成体に潜像を形成する加熱手段との間にベルト状の
中和手段を介在させた焦電式画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、潜像形成体として焦電層を用
い、この焦電層を加熱して電荷を発生させて潜像を形成
し、その後この潜像をトナーにより現像,転写して記録
紙に画像を形成する焦電式の画像形成装置が知られてい
る。このような焦電式画像形成装置は、フィルム状,板
状あるいは円筒状のフッ化ポリビニリデン(PVDF)
等の焦電材からなる層を形成した潜像形成体と、この潜
像形成体を加熱して電荷を発生させるサーマルヘッド,
ヒータ等の加熱手段とを備え、潜像形成体に形成された
潜像にトナーを付着させて現像し、これを記録用紙に転
写,記録していた。
【0003】図3は、この種の従来の焦電式画像形成装
置を示す要部断面側面図である。同図において、100
は潜像形成体で、円筒の導電性ドラム101と、この円
筒の導電性ドラム101に焦電材を薄膜状にコーティン
グした焦電層(焦電材薄層)102とからなり、図面矢
印方向に回転可能になっている。103はスタイラスヘ
ッドで、表面を導電性耐摩耗層で覆い、焦電層102上
の任意の部分の電位をアースに落とす複数の電極を備え
ている。
【0004】104は加熱手段としての遠赤外線ヒータ
で、焦電層102とスタイラスヘッド103の近傍にあ
って非接触によって焦電層102を一定面積加熱する。
105は、加熱された焦電層の冷却を兼ねている絶縁イ
ンク105である。また、108は、絶縁インク105
によるドット転写後の焦電層102の表面に残った電荷
を取り去り、焦電層102を導電性ドラム101と等し
い電位に初期化するイニシャライズドラムである。
【0005】このような構成からなる従来の焦電画像形
成装置によれば、焦電層102を円筒状に巻いた導電性
ドラム101が回転し、遠赤外線ヒータ104によって
一様に加熱されると、焦電効果によって焦電層102に
分極が形成される。そして、焦電層102の浮遊電荷
が、スタイラスヘッド103によって選択的に除電さ
れ、焦電層102に潜像が形成される。
【0006】形成された焦電層102上の潜像部分に
は、絶縁インク105が静電引力によって付着し、現像
ドット部が形成される。形成されたドット部は、プラテ
ンローラ106に回動された記録紙107に転写され
る。
【0007】なお、焦電層102は疎水性を有してお
り、絶縁インク105が接触しても、焦電層102の電
荷を生じていない箇所には付着しないようになってい
る。このような従来の焦電式画像形成装置としては、特
開平4−46360号公報記載のプリンタがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、上述したように焦電層と焦電層を
除電するスタイラスヘッドとが直接接触するので、スタ
イラスヘッド側に絶縁インクや埃が付着したり、スタイ
ラスヘッドとの直接接触が繰り返されることによって焦
電層自体が劣化するおそれがあった。特に、スタイラス
ヘッドに絶縁インクや埃が付着して残留した場合、この
残留インクの付着したスタイラスヘッドによって焦電層
に傷が入ったり、画像が部分的に劣化するという問題が
あった。
【0009】なお、スタイラスヘッドに残留インク等を
除去するクリーニング機構を設けることで、このような
不具合を軽減することは可能であったが、構造が複雑化
しコスト上昇を招く等の問題があることから、これまで
そのような技術は実用化されていない。
【0010】さらに、このような従来の画像形成装置で
は、焦電層に電荷を生じさせるための加熱手段として遠
赤外線ヒータを用いていたが、この遠赤外線ヒータは焦
電層に対して非接触によって加熱を行なっていた。この
ため、焦電層は空気を媒介して熱せられることになり、
焦電層の場所によって温度が異なってくるという事態が
生じ、焦電層の分極が均一に発生しなくなり、その結果
現像品質が安定しないという問題も生じた。
【0011】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、潜像形成
体と加熱手段の間にベルト状の中和手段を介在させるこ
とによって、焦電層の劣化,損傷を防止して、安定した
画像提供を実現するとともに、中和手段をクリーニング
可能かつ繰り返し使用可能な構成とすることで、コスト
の低減をも図る焦電式画像形成装置の提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の焦電式画像形成装置は、表面に
静電潜像を形成する焦電層を備えた潜像形成体と、この
潜像形成体を加熱して分極を生じさせる加熱手段と、前
記加熱手段の加熱により潜像形成体に生じた浮遊電荷を
除去し、当該潜像形成体に潜像電荷を形成する中和手段
とを備え、前記潜像形成体の潜像電荷にトナーを付着し
て現像し、記録紙に画像を転写する焦電式画像形成装置
であって、前記中和手段を、送りローラと巻き取りロー
ラによって搬送可能なベルト状に形成するとともに、こ
のベルト状の中和手段を、前記潜像形成体と加熱手段の
間に介在して配設した構成としてある。
【0013】そして、特に、前記中和手段を、送りロー
ラと巻き取りローラが対称形状をなすカセット状に構成
し、中和手段全体を反転することにより送りローラを巻
き取りローラとし、巻き取りローラを送りローラとして
使用することができる構成としてある。
【0014】また、請求項2記載の焦電式画像形成装置
は、前記ベルト状の中和手段の表面に当接し、当該中和
手段に付着した汚れを除去するブレードと、当該ブレー
ドによって除去された汚れを回収するトナー回収容器と
からなるクリーニング手段を備えた構成としてある。
【0015】さらに、請求項3記載の焦電式画像形成装
置は、前記潜像形成体の近傍に、当該潜像形成体に付着
した残留トナーを除去する残留トナー除去部と、当該残
留トナー除去部により除去されたトナーを回収するトナ
ー回収容器とからなるクリーニング手段を備えるととも
に、このトナー回収容器を前記中和手段のトナー回収容
器と共用した構成としてある。
【0016】このような構成からなる本発明の焦電式画
像形成装置によれば、介在するベルト状の中和手段によ
って焦電層と加熱手段が直接接触しないため、焦電層上
の残留トナーや埃が加熱手段に付着することがなく、ま
た、従来のように焦電層と直接接触が繰り返される部分
は存在せず、焦電層が劣化するようなこともない。
【0017】また、ベルト状の中和手段は、ローラによ
り回動して搬送可能なので、中和手段の同じ部分が連続
して加熱手段の熱を受けず、熱による損傷等が生じない
一方、加熱手段は中和手段を間にして焦電層に間接的に
接触できるので、加熱手段による安定した潜像形成が可
能となる。
【0018】さらに、中和手段の焦電層側面に付着する
残留トナーや埃等はクリーニング手段により除去される
ため、汚れの無い状態を維持して中和手段を繰り返し使
うことができるとともに、カセット状の中和手段を上下
反転させて入れ替えるだけで、迅速かつ容易に画像形成
装置の継続的使用が実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の焦電式画像形成装
置の実施の形態について、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の焦電式画像形成装置の
第一の実施形態について、図1を参照して説明する。図
1は、本実施形態の焦電式画像形成装置を示す概略構成
図である。同図において、10は潜像形成体として構成
された焦電ベルトで、本実施形態ではエンドレス型のベ
ルト状に形成してある。
【0020】そして、この焦電ベルト10は、図示を省
略してあるが、外面側に静電潜像を形成する焦電層を備
えるとともに、内面側に導電性部材からなる導電性基層
を備え、潜像形成体を構成している。ここで、焦電ベル
ト10の焦電層は、本実施形態においては、素材として
フッ化ポリビニリデン(PVDF)をベースとするポリ
マー材料が使用されている。
【0021】11,12は焦電ベルト10を張架すると
ともに所定速度で回動力を付与する一対のローラであ
り、11がプラテンローラ、12が転写ローラとなって
いる。ここで、静電潜像を均一に形成するには、プラテ
ンローラ11の位置精度が重要になることから、位置ず
れを防止するためのゴムローラが用いられている。ま
た、転写ローラ12についても、トナーTを用紙Pに転
写する部分であり、位置精度が重要になることから、同
様に位置ずれを防止するためゴムローラが用いられてい
る。
【0022】13,14は画像転写後の焦電ベルト10
に付着した残留トナーを除去するクリーニング手段であ
り、13は焦電ベルト10に付着しているトナーを掻き
取るブレードで、14はブレード13で掻き取られたト
ナーを回収するトナー回収容器である。
【0023】20は加熱手段として構成された熱式印刷
ピンであり、焦電ベルト10の焦電層に対向し、かつ当
接(又は近接)して、焦電層に分極を生じさせて静電潜
像を形成するようになっている。ここで、この熱式印刷
ピン20としては、種々のものが用いられるが、本実施
形態ではサーマルヘッドを用いている。
【0024】そして、この熱式印刷ピン20と焦電ベル
ト10の間に中和手段30が介在して配設されている。
中和手段30は、熱式印刷ピン20が焦電ベルト10を
加熱して分極を形成する際に浮遊電荷を除去し焦電ベル
ト10上に潜像電荷を形成するベルト状の中和手段で、
アースに電荷を落とす役割を果たしている。
【0025】すなわち、中和手段30は、図1に示すよ
うに、ベルト状に形成されたベルト部31と、ベルト送
り側の送りローラ32とベルト巻き取り側の巻き取りロ
ーラ33とを備えたカセット状に形成されており、送り
ローラ32と巻き取りローラ33が、モータ34の駆動
によってベルト部31を張架しつつ送りローラ32から
巻き取りローラ33へベルト部31を巻き取っていき、
焦電ベルト10と同期してベルト部31を搬送するよう
になっている。
【0026】そして、このような中和手段30のベルト
部31が、焦電ベルト10と熱式印刷ピン20の間に介
在して配設され、焦電ベルト10と熱式印刷ピン20が
このベルト部31を介して間接的に接触するようになっ
ている。
【0027】ここで、ベルト部31は、素材としてアラ
ミド樹脂をベースとして導電性材料がコートされたもの
を用いている。そして、このコートされた導電性材料
が、焦電ベルト10上に熱式印刷ピン20の熱により分
極された浮遊電荷を接触により取り去り、焦電ベルト1
0表面上に潜像電荷を発生させる。
【0028】また、この中和手段30は、送りローラ3
2と巻き取りローラ33が対称形状をなすカセット状に
形成されており、カセット全体を反転することによっ
て、送りローラ32を巻き取りローラとし、巻き取りロ
ーラ33を送りローラとして何度でも使用できるように
なっている。
【0029】また、図1に示すように、本実施形態で
は、中和手段30のクリーニング機構として、ブレード
35が熱式印刷ピン20と巻き取りローラ33の間に位
置してベルト部31と接触しており、その下方にトナー
回収容器36が配設してある。
【0030】このブレード35はウレタンをベースに形
成してあり、このブレード35がベルト部31と接触
し、ベルト部31に付着した残留トナーや埃が掻き取ら
れてトナー回収容器36に回収されることによって、中
和手段のクリーニングが行なわれるようになっている。
【0031】さらに、このような中和手段30が配設さ
れた熱式印刷ピン20の下流側には、現像手段40,転
写手段50及び定着手段60が、順次装備されている。
現像手段40は、本実施形態では、図1に示すように、
4個の現像部41,42,43,44によって構成され
ており、各現像部41〜44の相互間には、ガイドロー
ラ41b,42b,43bが介在して実装してある。ま
た、各現像部41,42,43,44の先端側には、そ
れぞれ現像ローラ41a,42a,43a,44aが備
えられている。
【0032】そして、この各現像部41〜44は個別に
往復移動し、焦電ベルト10に当接及び離間可能となっ
ている。ここで、この現像部41〜44は、実際には、
いずれか一つが図示しない制御手段に選択されて焦電ベ
ルト10側に突出するように駆動され、その現像ローラ
部分が焦電ベルト10上の潜像を現像するのに適した位
置に配設されるようになっている。図1に示す本実施形
態では、現像部41が選択されて駆動制御され、現像ロ
ーラ41aが潜像を現像するようになっている。
【0033】なお、現像手段40から焦電ベルト10に
供給されるトナーは、本実施形態では非磁性トナーが用
いられている。また、転写手段50及び定着手段60に
ついては、従来の一般的な画像形成装置に用いられるも
のと同様のものを使用している。
【0034】次に、このような構成からなる本実施形態
の焦電式画像形成装置の動作について説明する。まず、
装置を稼動状態に設定すると、プラテンローラ11と転
写ローラ12とが回転して焦電ベルト10を図面矢印方
向に回動させる。同時に、図示しない制御手段に駆動制
御され、現像手段40の一の現像部41が突出動作を開
始し、図1のように現像可能位置に設定される。
【0035】この現像部41の動作と相前後して巻き取
りローラ33がモータ34により駆動され、中和手段3
0のベルト部31が張架される。そして、熱式印刷ピン
20によって焦電ベルト10上に熱が印加されると、焦
電効果によって焦電ベルト10上に分極が発生し、同時
に浮遊電荷がベルト部31側に移動してアースに電荷が
落とされる。
【0036】なお、熱式印刷ピン20が動作中、ベルト
部31は常に巻き取りローラ33によって巻き取られて
おり、熱式印刷ピン20による熱によりダメージを受け
るようなことはない。また、ベルト部31は、ブレード
35により残留トナーが掻き取られるので、トナーが付
着することなく巻き取りローラ33に巻き取られる。
【0037】このようにして焦電ベルト10上に形成さ
れた静電潜像は、現像手段40で現像され、転写ローラ
12と対向する転写手段50によって用紙Pに転写さ
れ、さらに、用紙Pに転写されたトナーTの像が定着手
段60によって定着されて外部に排出される。なお、中
和手段30のベルト部31が全て巻き取られた場合に
は、中和手段30のカセット全体を上下反転させて入れ
替えることにより、再び画像形成装置を使用することが
できる。
【0038】以上のように本実施形態の焦電式画像形成
装置によれば、中和手段は同じ部分が連続して、熱式印
刷ピンにより熱を受けることなく巻き取られ、巻き取り
途中にクリーニングされるため、汚れ,熱によるダメー
ジを受けない。このため、中和フィルムの繰り返し使用
が可能となり、ランニングコストの低減を図ることがで
きる。
【0039】また、熱式印刷ピンと焦電ベルトの間に中
和手段が介在することによって、従来例で生じる残留ト
ナーの熱式印刷ピンへの影響を軽減することができる。
これによって、熱式印刷ピンによる静電潜像形成動作、
現像及び転写の各動作を長期にわたって正常に維持する
ことができ、これによって、安定した印字動作を行なう
ことができる。
【0040】さらに、カセット状の中和手段を上下反転
させて入れ替えるだけで、迅速かつ容易に画像形成装置
の継続的使用が実現できる。
【0041】[第二実施形態]次に、本発明の第二の実
施形態について図2を参照して説明する。図2は、本実
施形態の焦電式画像形成装置を示す概略構成図である。
同図に示すように、本実施形態の焦電式画像形成装置
は、上述した第一の実施形態の変形例であり、転写ロー
ラ12と熱式印刷ピン20の間に焦電ベルト10の電荷
を除去する除電器15を設けてあり、これによって転写
後の焦電ベルト10の残留トナーを除去,回収するよう
にしてある。
【0042】そして、本実施形態では、図2に示すよう
に、中和手段30が、上記第一の実施形態と逆にプラテ
ンローラ11の手前側に巻き取りローラ33及びモータ
34が配設してあり、焦電ベルト10と逆方向に搬送さ
れるようになっている。
【0043】さらに、中和手段のクリーニング手段につ
いても、ベルト部31に接触するブレード35がモータ
34側に配設してあるとともに、トナー回収のためのト
ナー回収容器37がブレード35の下方のみでなく、除
電器15の下方迄のびており、これによって、このトナ
ー回収容器37が、中和手段30のものと焦電ベルト1
0のものとで共用されるようになっている。
【0044】なお、本実施形態においては、除電器15
により除去されなかった焦電ベルト10上の残留トナー
について、ベルト部31に付着させて回収するため、図
2に示すように、ベルト部31をプラテンローラ11側
に押し付けるように付勢するシャフト38を設けてあ
る。また、除電器15を設けたことによって、第一実施
形態における焦電ベルト10のクリーニング手段である
ブレード13とトナー回収容器14は設けられていな
い。
【0045】このような本発明の第二の実施形態によれ
ば、上述した第一の実施形態の効果に加えて、焦電ベル
ト10のクリーニング手段の構成を中和手段30のクリ
ーニング手段のものと共用することができ、装置全体の
構成の簡略化を図ることができるという効果もある。
【0046】また、本実施形態では、熱式印刷ピン20
の前において、ベルト部31と焦電ベルト10が接触す
るため、巻き取られるベルト部31によって焦電ベルト
10の残留トナーを回収することができ、熱式印刷ピン
20が焦電ベルト10上の残留トナーの影響を受けるこ
となく良好な潜像を形成することができるという効果も
有する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の焦電式画像
形成装置によれば、潜像形成体と加熱手段の間にベルト
状の中和手段を介在させることによって、焦電層の劣
化,損傷を防止して、安定した画像提供を実現するとと
もに、中和手段をクリーニング可能かつ繰り返し使用可
能な構成とすることで、ランニングコストの低減をも図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焦電式画像形成装置の第一の実施形態
を示す概略構成図である。
【図2】本発明の焦電式画像形成装置の第二の実施形態
を示す概略構成図である。
【図3】従来の焦電式画像形成装置を示す要部断面側面
図である。
【符号の説明】
10 焦電ベルト 11 プラテンローラ 12 転写ローラ 13 ブレード 14 回収容器 15 除電器 20 熱式印刷ピン 30 中和手段 31 ベルト部 32 送りローラ 33 巻き取りローラ 34 モータ 35 ブレード 36 トナー回収容器 37 トナー回収容器 40 現像手段 50 転写手段 60 定着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/385 G03G 15/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像を形成する焦電層を備え
    た潜像形成体と、 この潜像形成体を加熱して分極を生じさせる加熱手段
    と、 前記加熱手段の加熱により潜像形成体に生じた浮遊電荷
    を除去し、当該潜像形成体に潜像電荷を形成する中和手
    段とを備え、 前記潜像形成体の潜像電荷にトナーを付着して現像し、
    記録紙に画像を転写する焦電式画像形成装置であって、 前記中和手段を、送りローラと巻き取りローラによって
    搬送可能なベルト状に形成し、このベルト状の中和手段
    を、前記潜像形成体と加熱手段の間に介在して配設する
    とともに、 この中和手段を、送りローラと巻き取りローラが対称形
    状をなすカセット状に構成して、中和手段全体を反転す
    ることにより送りローラを巻き取りローラとし、巻き取
    りローラを送りローラとして使用可能に構成した ことを
    特徴とする焦電式画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルト状の中和手段の表面に当接
    し、当該中和手段に付着した汚れを除去するブレード
    と、当該ブレードによって除去された汚れを回収するト
    ナー回収容器とからなるクリーニング手段を備えた請求
    項1記載の焦電式画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記潜像形成体の近傍に、当該潜像形成
    体に付着した残留トナーを除去する残留トナー除去部
    と、当該残留トナー除去部により除去されたトナーを回
    収するトナー回収容器とからなるクリーニング手段を備
    えるとともに、このトナー回収容器を前記中和手段のト
    ナー回収容器と共用した請求項2記載の焦電式画像形成
    装置。
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